JPH06108452A - 二重管ロッドによる薬液注入装置 - Google Patents

二重管ロッドによる薬液注入装置

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JPH06108452A
JPH06108452A JP24345592A JP24345592A JPH06108452A JP H06108452 A JPH06108452 A JP H06108452A JP 24345592 A JP24345592 A JP 24345592A JP 24345592 A JP24345592 A JP 24345592A JP H06108452 A JPH06108452 A JP H06108452A
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JP
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chemical
chemical liquid
injection
ejection
pipe
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JP24345592A
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Shigeharu Arima
重治 有馬
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HEISEI TECHNOS KK
Kyokado Engineering Co Ltd
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HEISEI TECHNOS KK
Kyokado Engineering Co Ltd
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  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 瞬結性の薬液を上段から、また緩結性の薬液
を下段から同時地山に注入できる簡単な構成の二重管ロ
ッドによる薬液注入装置である。 【構成】 二重管ロッドの先端部5における上段部に薬
液注入時のみ内外両管内と連通できる薬液混合噴出孔11
を有する瞬結用の薬液噴出片10が配設され、かつ前記先
端部5の下段部に緩結用の薬液噴出部16が設けられると
ともに、この二重管ロッドの先端部5の内部には、掘削
時に内管3側の下端部を開いて掘削減摩液のみが送ら
れ、薬液注入時に前記内管3側の下端部を閉じて内外両
管2,3内を連通させ、内管3側供給薬液と外管2側供
給薬液とを混合させて前記下段部の緩結用の薬液噴出部
16に通じるようにされる弁子21を有する制御弁20が形成
され、前記上段部の薬液噴出片10に設けられる薬液混合
噴出孔11での噴出薬液の内外両管2,3からの供給両薬
液の混合比と、前記下段部に設けられる緩結用の薬液噴
出部16での噴出薬液の内外両管2,3からの供給両薬液
の混合比とが異なるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は地盤の強化・土質改良の
ために施工される2液混合による薬液注入操作を二重管
型の注入管ロッドを用いて合理的に実施できる二重管ロ
ッドによる薬液注入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】軟弱な地盤の強化や掘削工事に伴う漏水
または湧水を阻止する目的で、所要の区域の地盤に対し
て薬液を注入して土質の安定化を図る薬液注入工法に用
いられる薬液注入装置については、既に種々の技術が開
発されて実用に供されている。このような薬液注入装置
として通常凝結主剤液(例えば珪酸ソーダ、以下A液と
言う)と硬化剤(例えば塩化カルシウム,硫酸+珪酸ソ
ーダ,硫酸+有機塩類など、以下B液と言う)とを二重
管型の注入管ロッドを用いて別個に送り込んで、その注
入管ロッドに設けられる噴射ノズル部で混合させて地中
に噴射注入させるようになっている。その一例は本発明
者の先発明にかかるものとして特公昭63−23326
号公報によって知られている。
【0003】また、前述の薬液注入工法として瞬結性の
薬液と緩結性の薬液とを用いて行う複合の薬液注入工法
は効果的であることが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
先発明の薬液注入装置では、A液とB液とを噴射ノズル
部で混合させてそのまま地山中に噴出させる薬液注入方
式のもので、そのA液とB液との混合比はほぼ一定条件
のままで行われている。また、公知の前記複合の薬液注
入工法では瞬結性の薬液と緩結性の薬液との取り扱いが
別個になされているので、この複合の薬液注入工法を実
施するのに多くの手数を要し、かつ均衡を保って薬液注
入作業を行うには不都合である。特に、瞬結性の薬液に
比べて緩結性の薬液は浸透性が高いので、浸透し易い地
層や注入管ロッドの周囲に生じる緩んだ部分を通って予
定外の部分に注入されることがあり、また、掘削推進さ
れた注入管ロッドの周囲が緩むために注入薬液が上噴し
て周囲への薬液注入を阻害するなどの問題点が生じる。
【0005】そこで、本発明にては先発明にかかる二重
管型の薬液注入装置の問題点を解決して、瞬結性の薬液
を上段から、また緩結性の薬液を下段から同時注入でき
て複合注入操作ができる簡単な構成の二重管ロッドによ
る薬液注入装置の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために本発明は、二重管ロッドの先端部における上段
部に薬液注入時のみ内外両管路と連通できる薬液混合噴
出孔を有する瞬結用の薬液噴出片が配設され、かつ前記
先端部の下段部に緩結用の薬液噴出部が設けられるとと
もに、この二重管ロッドの先端部の内部には、掘削時に
内管側の下端部を開いて掘削減摩液のみが送られ、薬液
注入時に前記内管側の下端部を閉じて内外両管内を連通
させ、内管側供給薬液と外管側供給薬液とを混合させて
前記下段部の緩結用の薬液噴出部に通じるようにされる
弁子を有する制御弁が設けられ、前記上段部の薬液噴出
片に設けられる薬液混合噴出孔での噴出薬液の内外両管
からの供給両薬液の混合比と、前記下段部に設けられる
緩結用の薬液噴出部での噴出薬液の内外両管からの供給
両薬液の混合比とが異なるように構成されていることを
特徴とする。
【0007】
【作用】このように構成される本発明の二重管ロッドに
よる薬液注入装置によれば、削孔操作時には外管側に掘
削減摩液を送り込むと先端部の制御弁の弁子が上位に保
たれて削孔部に供給され、掘削を容易にさせる。そし
て、薬液注入操作時は、内管に供給される硬化剤液(B
液)の供給圧力によって制御弁の弁子が押し下げられる
ことにより、外管側の削孔部への流れを閉じるととも
に、内外両管からの供給薬液が下段部では前記制御弁の
弁子内部で混合されて緩結用の薬液噴出部から、また上
段部では薬液噴出片に設けられる薬液混合噴出孔から、
同時に地山中にそれぞれ薬液が噴出される。この薬液の
噴出注入に際して、上段部では内外両管からの各供給薬
液が瞬結性を与えられるような混合比に、また下段部で
は内外両管からの各供給薬液が緩結性を与えられる混合
比となるようにされて、個々に制御することなく一定比
率での両薬液の供給によって、自動的に上段部からの瞬
結性薬液注入によって下段部からの緩結性薬液注入のパ
ッカーの役目を果たし、前記緩結性薬液の上噴を防止し
て広範囲にわたり効果的に緩結性薬液の浸透注入ができ
る。
【0008】
【実施例】次に、本発明の二重管ロッドによる薬液注入
装置について、その一実施例を図面に基づき説明する。
図1に示されるのは本発明の二重管ロッドによる薬液注
入装置の要部を示す縦断面図であり、図2は図1におけ
るII−II視拡大平断面図であり、図3は図1におけるII
I −III 視拡大平断面図である。
【0009】これらの図において、二重管型の注入管ロ
ッド1(二重管ロッドに対応)は外管2と内管3とが従
来のものと同様に組み合わされ、この注入管ロッド1の
先端部5において内部に制御弁20が設けられている。ま
た、この注入管ロッド1の先端部5の上段部には瞬結用
の薬液噴出片10が配設され、下段部には緩結用の薬液噴
出部16が設けられている。なお、図中符号6は削孔部
で、7は切削刃である。
【0010】瞬結用の薬液噴出片10は内管3と外管2と
に跨るようにして注入管ロッド1の軸中心から半径方向
に1個または複数個固設され、外向きに開口される有底
の薬液混合噴出孔11に対して外管2内部と内管3内部と
に各々連通する極小径の噴射ノズル12,13が配設されて
いる。特に内管3側に設けられる噴射ノズル13は薬液混
合噴出孔11の軸線方向に穿設されている。そして、使用
前は前記薬液混合噴出孔11に閉止栓15が挿入されて各噴
射ノズル12,13を閉じるようにされている。なお、前記
各噴射ノズル12,13は外管2と内管3とからの供給薬液
の割合に応じた孔径に予め設定されている。
【0011】緩結用の薬液噴出部16は、外管2の周面に
切込み溝17が設けられて、注入管ロッド1の軸中心から
放射状に複数の薬液噴出孔18がその切込み溝17に向けて
穿設され、かつ前記切込み溝17の上側を適宜量軸線方向
に彫り込んで、この切込み溝17の外周面に沿わせて弾性
体にてなるスリーブ19を被嵌させてあり、この弾性体、
例えばゴム製のスリーブ19は前記薬液噴出孔18側からの
薬液の噴出に際してのみ押し開かれる逆止弁の働きをで
きるようにされている。なお、前記切込み溝17における
上側の彫り込み部17a は前記スリーブ19の上縁部が移動
することなく保持されるためのものである。
【0012】制御弁20は、内管3側の先端部から削孔部
6に通じる部分に設けられ、内管3部で上下方向に摺動
自在な弁子21を有している。この弁子21は上部21a を太
い直径にして下半部21b を細径のピストン状にされ、上
部21a から下半部21b の下端までの中心部には軸線に沿
って流通路22が形成され、頂部に内管3側に通じる噴射
ノズル23が設けられるとともに、上部21a 内側の空間部
22a に前記噴射ノズル23に対しての逆止弁24が設けられ
る。さらに、この弁子21の下半部21b には図1で示され
るように液吐出孔25が軸線に交差する方向に複数個穿設
され、これら液吐出孔25はこの弁子21が最下位に移動さ
れたときに前記注入管ロッド1の下段部の薬液噴出部16
における薬液噴出孔18位置とほぼ合致するように配され
ている。また、この弁子21の上部21a の下段部分に内側
の流通路22に連通される小径の噴射ノズル32が設けられ
る。さらに、弁子21の下端21c はその弁子21の下側の削
孔部6の内にてボス26にて上下動自在に支持される副弁
子27の弁座27a との接触で内管3側が閉止できるように
関係付けられている。なお、この副弁子27は弁軸28にコ
イルバネ29が被嵌されて通常時押し上げられ、弁座27a
と前記弁子21の下端21c との間に適宜寸法の空間が形成
されるようになされている。さらにまた、制御弁20を構
成する注入管ロッド1の先端部5内での弁殻構成部で、
内管3連接部3aの下端と弁子21の下半部21b 挿入部上端
との間に外管2側との連通路31が形成されている。
【0013】このように構成された本発明の二重管ロッ
ドによる薬液注入装置は、従来と同様に図示されない掘
削機によって目的改良地盤に対して注入管ロッド1を回
転させながら挿入させる。この掘削時には、外管2内側
に掘削減摩液(例えば水)を送り込むと、図4で示され
るように先端部5内部に設けられている制御弁20におい
て、その掘削減摩液が図中矢印で示されるように外管2
内を通って連通路31から弁子21の液吐出孔25を経てこの
弁子21の流通路22内から削孔部6内部に送り出されて切
削刃7による掘削を無理なく行わせ得る。この際、上段
部の薬液噴出片10では、薬液混合噴出孔11内に閉止栓15
が嵌挿されて噴射ノズル12,13を閉じているので外部並
びに内管3内部に掘削減摩液が漏出されることはない。
また、前記弁子21の上部側面に設けられる噴射ノズル32
から流通路22に噴出される際に大きい抵抗を受けるの
で、このピストン状の弁子21がその上部21a の直径と下
半部21b の直径との差、すなわち上部21a と下半部21b
との面積差でこの弁子21が上方に押し上げられ連通路31
から流入されて低圧で弁子21下端21c から削孔部6内に
吐出される。この時掘削減摩液が逆止弁24によって内管
3側へは流入されない。さらに、先端部5における薬液
噴出部16では弾性体によるスリーブ19によって逆止弁を
形成されているので、掘削部に送られる掘削減摩液と掘
削部で生じるスライムなどが当該位置に逆流するのを防
止できる。
【0014】掘削が終わって薬液注入を行うには、内管
3側にB液(硬化剤液)を、外管2側にA液(凝結主剤
液)をそれぞれ所要の圧力(ほぼ20Kg/cm2 程度)を
保持できるようにして所要流量ずつ供給すれば、制御弁
20における弁子21はその上部21a と下半部21b との双方
に働く押し力の差によって押し下げられる。すると、図
5で示されるように、この弁子21の下端21c が副弁子27
の弁座27a に接触して、弁子21の流通路22が閉じられ
る。この動作に連動して弁子21の頂部の噴射ノズル23か
ら逆止弁24を押し開いて内管3側のB液が空間部22a 内
に流入され、外管2側のA液が噴射ノズル32からこの弁
子21の流通路22内に流入され、この流通路22内が混合室
となってA,B両薬液が混合されて、下段部の薬液噴出
部16における薬液噴出孔18位置とほぼ合致する液吐出孔
25から逆止弁の働きをしている弾性体のスリーブ19を押
し開いて地山中に向かって噴出される。
【0015】この下段部の薬液噴出部16からの薬液の注
入と同時に、上段部における薬液噴出片10内の薬液混合
噴出孔11に嵌挿されている閉止栓15が内管3側に供給さ
れるB液の圧力で噴射ノズル13から噴出注入されること
によって地山中に放出される。その結果、当該薬液混合
噴出孔11内には外管2側から噴射ノズル12を通じてA液
が噴出されて噴射ノズル13からのB液とが、この薬液混
合噴出孔11内で混合されて地山中に噴出注入される。な
お、前述の下段部の薬液噴出部16からの薬液注入部では
一斉に弾性体にてなるスリーブ19を押し開いて薬液が噴
出されることになるので、この部分で供給される薬液の
保有圧力は低下して、弁子21上部21a は押し下げられた
状態に保持され、この弁子21に作用する一次側での薬液
の保有圧力は常に高く保たれている。
【0016】このようにして上段部の薬液混合噴出孔11
から噴出注入される薬液は、A,B両薬液の混合比が瞬
結性を与えられる状態で地山中に噴出注入されるので、
急速にゲル化してパッカーの役目を果たし、下段部の薬
液噴出部16からの薬液注入におけるA,B両薬液の混合
比が緩結性を与えられる状態で噴出注入されるので上噴
するのを防止でき、その緩結性の薬液を地山中に広く浸
透させることができる。なお、この下段部の薬液噴出部
16では前述のように弾性体で形成されるスリーブ19を全
周で押し開いて薬液が噴出されるので、この注入管ロッ
ド1の周囲にほぼ均等に薬液の注入ができる。
【0017】このようにして1箇所での注入が終われ
ば、状況に応じてこの注入管ロッド1を所要距離段階的
に引き上げて多段階に薬液の注入ができる。そして、薬
液注入作業が終了したら、洗浄水を内外管内に送って内
部の洗浄を行い、その後は外管2側にのみ水を送って制
御弁20の弁子21を持ち上げ、分解掃除を行うことなく引
き続いて削孔作業ができるのである。
【0018】この薬液注入の一実施例を挙げれば、 (実施例1)上段部の薬液噴出片10における外管2側の
噴射ノズル12の口径が1.0mm ×2,内管3側の噴射ノズ
ル13の口径が1.0mm ,弁子21の噴射ノズル32の口径が2.
0mm ,弁子21の頂部に設けられる噴射ノズル23の口径が
2.0mm として、表1に示される無機系薬液を A液 10 l/ min, B液 10 l/min で注入され
る場合、管内圧力はA液側18Kg/cm2 程度に、B液側
は20Kg/cm2 程度に保持され、上段部の薬液混合噴出
孔11からは A:B=3.33 l/min :2.0 l/min ≒83:5
0 の割合で混合されて噴出注入される。そして、この噴出
注入される薬液のゲル化タイムは1〜2秒である。同時
に、下段部の薬液噴出部16からは A:B=6.67 l/min :8.0 l/min ≒50:6
0 の割合で混合されて噴出注入される。そして、この噴出
注入される薬液のゲル化タイムは2〜3時間である。こ
のようにして目的の複合薬液注入が円滑に行える。
【0019】
【表1】
【0020】(実施例2)注入される薬液のA液は実施
例1と同じで、B液に有機系の薬液(例えばグリオキザ
ール7l+稀硫酸10lと水 183l)を使用し、上段部の
薬液噴出片10における内管3側の噴射ノズル13の口径が
1.0mm ×2、もしくはその1.0mm ×2に相当する噴射ノ
ズル口径とする(A液<B液の時瞬結となるので)。そ
の他は実施例1と同様にして、上段部の薬液混合噴出孔
11からは A:B=1:1.66の割合で混合されて噴出注入され
る。そして、この噴出注入される薬液のゲル化タイムは
1〜2秒である。同時に、下段部の薬液噴出部16からは A:B=60:40の割合で混合されて噴出注入され
る。そして、この噴出注入される薬液のゲル化タイムは
約1時間である。このようにして目的の複合薬液注入が
円滑に行える。
【0021】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、注入管
ロッドにおける外管と内管とに所定の割合でA,B両薬
液を送り込むと、上段側での薬液噴出注入部では瞬結性
を与えられ、同時に下段側での薬液噴出注入部では緩結
性を与えられるように自動的に調整されて、一度に薬液
の注入される範囲の地山の上層にパッカーが形成され、
下段側で注入される緩結性の薬液が注入管ロッドに沿っ
ての上噴を防止できるとともに、緩結性の薬液の浸透が
広範囲に行われるようになり、瞬結と緩結との薬液の同
時注入が簡単に行えるようになって、地盤改良作業が合
理的に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の二重管ロッドによる薬液注入装置の要
部を示す縦断面概要図である。
【図2】図1におけるII−II視平断面図である。
【図3】図1におけるIII −III 視平断面図である。
【図4】本発明の二重管ロッドによる薬液注入装置で削
孔操作時の態様を示す要部縦断面図である。
【図5】本発明の二重管ロッドによる薬液注入装置で薬
液注入操作時の態様を示す要部縦断面図である。
【符号の説明】
1 注入管ロッド 2 外管 3 内管 5 注入管ロッドの先端部 6 注入管ロッドの削孔部 10 薬液噴出片 11 薬液混合噴出孔 12,13,23,32 噴射ノズル 15 閉止栓 16 薬液噴出部 17 切込み溝 18 薬液噴出孔 19 弾性体にてなるスリーブ 20 制御弁 21 弁子 21a 弁子の上部 21b 弁子の下半部 22 弁子の流通路 24 逆止弁 25 液吐出孔 27 副弁子 27a 弁座 31 連通路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二重管ロッドの先端部における上段部に
    薬液注入時のみ内外両管路と連通される薬液混合噴出孔
    を有する瞬結用の薬液噴出片が配設され、かつ前記先端
    部の下段部に緩結用の薬液噴出部が設けられるととも
    に、この二重管ロッドの先端部の内部には、掘削時に内
    管側の下端部を開いて掘削減摩液のみが送られ、薬液注
    入時に前記内管側の下端部を閉じて内外両管内を連通さ
    せ、内管側供給薬液と外管側供給薬液とを混合させて前
    記下段部の緩結用の薬液噴出部に通じるようにされる弁
    子を有する制御弁が設けられ、前記上段部の薬液噴出片
    に設けられる薬液混合噴出孔での噴出薬液の内外両管か
    らの供給両薬液の混合比と、前記下段部に設けられる緩
    結用の薬液噴出部での噴出薬液の内外両管からの供給両
    薬液の混合比とが異なるように構成されていることを特
    徴とする二重管ロッドによる薬液注入装置。
  2. 【請求項2】 前記薬液噴出部は二重管ロッドの先端部
    周面に切込み溝が形成され、この切込み溝に対して軸心
    から放射状に複数の薬液噴出孔が連通されて、前記切込
    み溝に弾性体でなるスリーブが被嵌されて逆止弁の働き
    をするように構成されている請求項1に記載の二重管ロ
    ッドによる薬液注入装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116066152A (zh) * 2023-04-04 2023-05-05 华北有色工程勘察院有限公司 用于矿井巷道的双管注浆装置

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