JPH06107644A - 特異的対アニオンを有するテトラゾリウム塩及びそれを用いる試験具の製造方法 - Google Patents

特異的対アニオンを有するテトラゾリウム塩及びそれを用いる試験具の製造方法

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JPH06107644A
JPH06107644A JP5140344A JP14034493A JPH06107644A JP H06107644 A JPH06107644 A JP H06107644A JP 5140344 A JP5140344 A JP 5140344A JP 14034493 A JP14034493 A JP 14034493A JP H06107644 A JPH06107644 A JP H06107644A
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ジョエル・エム・ブラット
Robert P Hatch
ロバート・ピー・ハッチ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】体液中のグルコース濃度測定用の指示薬として
用いられる、特異的対アニオンを有するテトラゾリウム
塩を提供する。 【構成】次式のテトラゾリウム塩ならびに、当該テトラ
ゾリウム塩を担体マトリックス中に分散させて乾式分析
試験具を製造する方法。 〔式中Xは、式R−S(O)あるいは式R−P
(O)(Oで表される対イオンであり;RはC
1〜7アルキル、フェニルを;R,Rはフェニル
を;Rはフェニル、2−チアゾリルを示す〕 【効果】極性溶媒に対して高い溶解性を示し、特に乾式
分析試験具における酸化還元指示薬として好適に用いら
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】2−(4−ヨードフェニル)−3
−(4−ニトロフェニル)−5−フェニルテトラゾリウ
ム(INT)のようなテトラゾリウム塩は、その対応す
るホルマザンへの還元を比色法的手段により正確に測定
することができるため、等濃度のNADHに換算しうる
分析対象物の測定に極めて有用である。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】体液中
のグルコース濃度の測定のための典型的試薬系は、ヘキ
ソキナーゼ(HK)、アデノシン三リン酸(ATP)、
グルコ−ス−6−リン酸デヒドロゲナーゼ(G−6−P
DH)、ジアホラーゼ、ニコチンアミドアデニンジヌク
レオチド(NAD)を主成分とし、テトラゾリウム塩を
指示薬として用いる還元反応に基づくものである。操作
において、ヘキソキナ−ゼが、グルコースの存在下で、
ATPからリン酸基を1つ取りアデノシン二リン酸(A
DP)に変換することにより、グルコース−6−リン酸
を生成する反応を触媒し、グルコース−6−リン酸がN
ADとG−6−PHDの存在下で酸化されることによ
り、NADが還元されてNADHとなる。NADHは、
電子受容体としてのジアホラーゼの存在下で、無色のテ
トラゾリウム塩をその対応する有色ホルマザンに還元す
ることにより検知可能な応答を与える。下記の反応式に
示すように、反応工程は、NADHの測定が試験試料中
のグルコース濃度測定のための間接的手段であることを
表している。
【0003】
【化9】
【0004】かかる分析対象物の測定系におけるテトラ
ゾリウム塩の有用性は、その水又は好適な有機溶媒に対
する溶解性に比例する。これは、乾式試薬診断試験具
(例えば、テトラゾリウム塩を、紙又はポリマーマトリ
ックスのような担体マトリックスに含浸させるために極
性有機溶媒中に溶解するか、又はゼラチンのような成膜
性ポリマーの水性溶液に溶解したもの)において特に顕
著である。テラゾリウム塩指示薬は、典型的には、ゼラ
チンフィルム及び発色工程において仲介試薬又はジアホ
ラーゼを用いるその他の乾式試薬配合物と共に用いられ
る。グルコースのような分析対象物の流入に由来する還
元性等価物を完全に消費するのに適切な量の試薬を存在
させることが必要である。多くの場合、適度な薄さの成
膜性ポリマーの塗膜を得、かつ多孔性マトリックス内に
十分な量の指示薬を供給するためには、指示薬の濃度は
0.05M 〜0.15M の範囲又はそれ以上でなければ
ならない。
【0005】米国特許第1,892,019号には、メ
タン−もしくはエタン−スルホン酸のようなアルキルス
ルホン酸との反応後、対応する塩を形成させることによ
って水溶性の改良されたベンジルモルフィンが開示され
ている。米国特許第4,334,071号には、17−
シクロブチルメチル−3−ヒドロキシ−8β−メチル−
6−メチレンモルフィナンの溶解性を、その塩化物を対
応するメタンスルホン酸塩に変換することにより向上さ
せることが開示されている。
【0006】米国特許第3,655,382号には、そ
の対アニオンが、塩素、ヨウ素、臭素、チオシアネー
ト、チオスルフェート、スルフェート、パラトルエンス
ルホネート、メチルスルフェート、エチルスルフェー
ト、ニトレート、アセテート、パークロレート、パーボ
レート、スルファイト、ヒドロキシド又はカーボネート
であるテトラゾリウム塩、チアゾリウム塩が開示されて
いる。
【0007】米国特許第4,221,864号の特許権
所有者等は、その発明の目的の一つとして、テトラゾリ
ウム化合物を含有する新規な光感受性写真材料を提供す
ることを挙げている。かかる目的ならびにその他の目的
は、支持体に少なくとも1の光感受性ハロゲン化銀層と
別の親水性コロイド層とを被覆して成り、どちらか一方
の層にテトラゾリウム塩が含まれる写真材料を製造する
ことによって達成し得ることが指摘されている。また、
テトラゾリウム化合物の塩が非拡散性成分として用いら
れる場合は、かかる塩は、選択された化合物を非拡散性
にすることができるアニオンをテトラゾリウムカチオン
と反応させることによって合成可能であることが指摘さ
れている。高級アルキルベンゼンスルホン酸、例えば、
ドデシルベンゼンスルホン酸、又は高級アルキル硫酸エ
ステル、例えば、ラウリル硫酸から誘導し得るもののよ
うな対アニオンが開示されている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明には、極性溶媒に
対して予想外に高い溶解性を示すある種のテトラゾリウ
ム化合物の塩が包含される。これらの塩には、次式:
【0009】
【化10】
【0010】の対アニオンが含まれる。上記式中、Rは
水性又は非水性極性溶媒に対するテトラゾリウム塩の溶
解性の向上に好適な有機基を表す。Rは、好ましくは炭
素原子数1〜7の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル又はフ
ェニルである。
【0011】また、1以上のテトラゾリウムスルホネー
ト及び/又はテトラゾリウムホスホネートを含有する担
体マトリックスに組み込まれた試薬系を含む診断試験具
も、本発明の範囲に含まれる。
【0012】本発明のテトラゾリウム塩は、次式:
【0013】
【化11】
【0014】で示され得る。上記式中、X- は上記の対
アニオンを表し;R1 及びR3 はフェニル基を表し;R
2 はフェニル基又は2−チアゾリル基を表す。フェニル
基及び場合によりチアゾリル基は、置換又は非置換であ
ってよい。更に詳しくは、R1 及びR3 ならびに場合に
よりR2 は次式によって示されるが、これに制限される
ものではない。
【0015】
【化12】
【0016】上記式中、一連のY基(Y1 、Y2 、Y3
及びY4 )は、同一又は異なって、例えばアルコキシ、
アリールオキシ、アルキル、アミド、アルキルアミド、
アリールアミド、アルキルチオ、アリールチオ、ハロゲ
ン、水素、ヒドロキシ、カルバモイル、カルボアルコキ
シ、カルボキシル、シアノ、ニトロ、スルホ、スルホン
アミド、スルファモイル、トリアルキルアンモニウム又
はウレイドを表すか、Y2 とY3 が一緒になってメチレ
ンジオキシを表す。
【0017】R2 がチアゾリル基の場合は、それは置換
又は非置換であってよい。例えば、そのチアゾリル基が
次式:
【0018】
【化13】
【0019】で示される場合には、R4 及びR5 は水素
又はその他の置換基を表す。本発明の好ましい実施態様
においては、テトラゾリウム塩のR1 及びR3 基は上記
のものを表し;R2 は、R4 とR5 が一緒になって置換
もしくは非置換ベンゼン環を形成しているチアゾリル基
を表すか;R4 は水素、アルキル、カルボキシル、カル
ボアルコキシ、カルバモイルもしくはシアノを表し、R
5 はアルキルもしくはクロロを表すか;R4 はアルキル
もしくはアリールを表し、R5 はカルボキシル、カルボ
アルコキシ、カルボアリールオキシ、カルバモイルもし
くはシアノを表すか;R4 はジ−もしくはトリフルオロ
アルキルを表し、R5 はクロロを表すか;あるいは、R
4 及びR5 の一方又は両方が置換又は非置換フェニルを
表し、一方のみが置換フェニルである場合には、他方は
水素又はアルキルを表す。本発明において特に有用なテ
トラゾリウムカチオンは、R4 とR5 が一緒になってベ
ンゼン環を形成し、次式:
【0020】
【化14】
【0021】のベンゾチアゾリル基を与えるものであ
る。上記式中、 (i) R6 とR7 、又はR7 とR8 、又はR8 とR9
は、一緒になってベンゼン環又はシクロヘキサン環を形
成し、該環は非置換又はアルコキシ、アリールオキシ、
アルキル、アミド、アルキルアミド、アリールアミド、
アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、カルバモイル、
カルボアルコキシ、シアノ、ハロゲン、ヒドロキシル、
スルホ、スルホンアミド、スルファモイル、トリアルキ
ルアンモニウムもしくはウレイドで置換されており;そ
の他の基は、同一又は異なって、水素、アルコキシ、ア
リールオキシ、アルキル、アミド、アルキルアミド、ア
リールアミド、アルキルチオ、アリールチオ、アミノ、
カルバモイル、カルボアルコキシ、シアノ、ハロゲン、
ヒドロキシル、スルホ、スルホンアミド、スルファモイ
ル、トリアルキルアンモニウムもしくはウレイドを表す
が、R7 とR8 が一緒になってベンゼン環もしくはシク
ロヘキサン環を形成する場合は、R6 は水素以外のもの
を表す。
【0022】あるいは、 (ii) R6 、R7 、R8 及びR9 の1以上が、アル
コキシ、アリールオキシ、アルキル、アミド、アルキル
アミド、アリールアミド、アルキルチオ、アリールチ
オ、アミノ、カルバモイル、カルボアルコキシ、シア
ノ、ハロゲン、ヒドロキシル、スルホ、スルホンアミ
ド、スルファモイル、トリアルキルアンモニウム又はウ
レイドを表し、その他の基は、もし存在すれば、水素を
表す。
【0023】本発明の塩は、より溶解性の低いテトラゾ
リウム化合物の塩にアニオン交換樹脂を相互作用させ
て、そのアルキル−もしくはベンゼン−スルホネートも
しくは−ホスホネートの形態に変換することによって製
造するのが便宜上最も好ましい。この手順は、当技術に
よる精製の容易さのため、イオン交換樹脂の存在下で行
うのが好ましい。したがって、イオン交換樹脂を用いる
ことにより、テトラゾリウム塩を樹脂スラリー中で単に
撹拌し、ろ過、濃縮、結晶化するだけで純粋な塩として
得ることができる。別な手順として、より溶解性の低い
テトラゾリウム塩を、アルキル−もしくはベンゼン−ス
ルホン酸もしくは−ホスホン酸又はそれらの塩と共に撹
拌する方法を用いることもできる。しかしながら、イオ
ン交換樹脂を用いる場合には、過剰のスルホン酸もしく
はホスホン酸テトラゾリウム塩が樹脂に付着し、反応混
合物からろ過により分離することができる。
【0024】本発明のテトラゾリウム塩の一般的製造方
法ならびにかかる塩を用いた分析試験具の製造方法を、
下記の実施例により説明する。
【0025】
【実施例】
例I A.イオン交換樹脂(RSO3~形態)の製造 水60ml中のアンバーライトIRA−400(−OH)
イオン交換樹脂20gに、pH1.5になるまでスルホン
酸を加えた。得られた混合物をろ過した後、水100ml
で洗浄してからメタノール100mlで再び洗浄した。
【0026】B.テトラゾリウムスルホネートの製造 テトラゾリウム塩(例えば、テトラフルオロ硼酸塩)
5.5g と湿潤樹脂50g のスラリーを、メタノール3
00ml中で2〜4時間撹拌した。テトラゾリウム塩の溶
解性が乏しいために交換作用が進行しない場合は、混合
物を40℃に暖めた。混合物をろ過し、次いで濃縮する
ことによりゴム状の残渣が得られ、酢酸エチルと共に撹
拌すると生成物の沈澱が得られた。
【0027】C.テトラゾリウムブロミドの製造 テトラフルオロ硼酸テトラゾリウム2g のスラリーを、
48%臭化水素酸50mlと共に一晩撹拌した。得られた
混合物をろ過し、次いで水200mlで洗浄するとテトラ
ゾリウムブロミドが得られた。
【0028】 D.テトラフルオロ硼酸テトラゾリウム類の製造 適切なホルマザンを、酢酸中48%フルオロ硼酸の存在
下で硝酸イソアミルと共に撹拌し、生成物をろ過するこ
とによって表記の塩類を製造した。場合により、生成物
が沈澱しないときは、エーテルを加えて沈澱させた。同
様にして、フルオロ硼酸の非存在下で硝酸塩を製造し
た。
【0029】E.溶解性試験 テトラゾリウム塩約10mgを秤量し、塩が溶解するまで
溶媒を25μl ずつ添加した。その特定の化合物がわず
かしか溶解しないことが明らかになったら、溶媒の添加
量を50μl ずつに増やし、次いで100μl ずつに増
やした。
【0030】溶解性試験の結果を表Iに示す。表中、下
記の略号を用いた。 INT 2−(4−ヨードフェニル)−3−(4−ニ
トロフェニル)−5−フェニルテトラゾリウム MTT 〔2−(4,5−ジメチルチアゾール−2−
イル)−3,5−ジフェニルテトラゾリウム DCT 2−(4−ジフルオロメチル−5−クロロチ
アゾ−ル−2−イル)−3−(3,4,5−トリメトキ
シフェニル)−5−(3,4−メチレンジオキシフェニ
ル)テトラゾリウム DCMT 2−(4−ジフルオロメチル−5−クロロチ
アゾール−2−イル)−3−(2−メトキシフェニル)
−5−(3,4−メチレンジオキシフェニル)テトラゾ
リウム MTM 2−(5−メトキシナフト〔1,2−d〕チ
アゾール−2−イル)−3−(3,4,5−トリメトキ
シフェニル)−5−(4−メトキシフェニル)テトラゾ
リウム Me メチル Et エチル Pr プロピル Bu ブチル Pe ペンチル Bz ベンゼン
【0031】
【表1】
【0032】表Iに示したデータから、INTの塩素塩
をそのメタンスルホン酸塩に変換すると、その水溶性が
10倍以上高められることがわかる。臭化MMTをその
メタンスルホン酸塩に変換すると、それよりさらに水溶
性が高められると共に、この塩のメタノールに対する溶
解性も高められる。DCTの場合は、臭化物、テトラフ
ルオロ硼酸塩及び硝酸塩は、水及びメタノールに対して
はわずかに可溶性であるにすぎないのに対して、そのメ
タンスルホン酸塩は両者に対して高い溶解性を示す。ア
ルキル鎖が長くなるにつれて、水溶性は低くなるが、メ
タノールに対する溶解性は高まる。これらの塩の向上し
た水溶性は、ゼラチンのような水溶性ポリマーの薄膜中
への適量のテトラゾリウム塩の導入を容易にするので重
要である。メタノールに対するベンゼンスルホン酸塩の
高い溶解性もまた重要である。前記の担体マトリックス
フィルムの製造において、非水溶媒の使用は、液層が検
知可能な応答を得るために用いられる試薬系に関して非
溶媒である非水溶液から、指示薬をマトリックスに付着
させることができるので、重要である。典型的な担体マ
トリックスとしては、ろ紙のような吸水性材料、又は重
合物質の皮膜のような非吸水性材料やそれらの組み合わ
せが挙げられる。したがって、MTMのメタノールに対
する溶解性が、これをメタンスルホン酸塩又はプロパン
スルホン酸塩に変換することにより実質的に高められる
ことは重要である。このテトラゾリウム化合物の溶解性
は、ベンゼンスルホン酸塩に変換した場合には低くなる
が、それでも硝酸塩よりはかなり高い。逆に、これらの
テトラゾリウム化合物のパラトルエンスルホン酸塩及び
ナフタレンスルホン酸塩については、メタノールに対す
る溶解性の向上は見られなかった。
【0033】更に、表Iを見ればわかるように、DCM
Tの水及びメタノールに対する溶解性は、その臭化物又
はテトラフルオロ硼酸塩をその対応するメタンスルホン
酸塩に変換することにより大きく向上する。アルキル鎖
が長くなるにつれて、水溶性は低くなるが、メタノール
に対する溶解性は実質的に変わらない。
【0034】本発明のテトラゾリウム塩は、作成すべき
特定の試験具に適合するようにその溶解性を調整可能で
あるため、前記のような分析試験具において特に好適に
用いられる。例えば、担体マトリックス又はゼラチンフ
ィルムにテトラゾリウム塩を水性溶液から含浸させたい
場合、必要な親水性を有するテトラゾリウム塩を得るに
は、有機基、つまり上記一般式中のRは、低級アルキ
ル、好ましくはメチルである。各種試薬を、テトラゾリ
ウム塩を担持させる場合に用いる溶液とは異なる溶液か
ら担持させることが望まれるような分析試験具の製造に
おいては、該塩が他の試薬にとっては良溶媒ではない極
性有機溶媒に対して可溶となるようなR基を選び、それ
によりその他の試薬をその水性溶液から基材に担持させ
る前又は後にテトラゾリウム指示薬をその極性有機溶媒
の溶液から担持させることを容易にする。このようにし
て、対アニオンを選択された溶媒系に適合させることに
より、単一溶媒系において試薬系とテトラゾリウム塩と
が予め混合されることが避けられる。メタノールは、対
アニオンのR基がフェニルであるようなテトラゾリウム
指示薬にとって、特に良溶媒となる。
【0035】本発明のテトラゾリウム塩を用いるポリマ
ーマトリックスを有する分析試験具の製造を下記の例に
より説明する。
【0036】例II 0.75% のクレモフォア(Cremophor )界面活性剤を
含む2−(4−ジフルオロメチル−5−クロロチアゾー
ル−2−イル)−3−(3,4,5−トリメトキシフェ
ニル)−5−(3,4−メチレンジオキシフェニル)テ
トラゾリウムベンゼンスルホネートの80mMメタノール
溶液を調製した。長さ500フィート、厚さ6ミル、幅
8.625インチのストリップ状双性イオン帯電ナイロ
ン布に、4L のテトラゾリウム塩溶液を含浸飽和させ
た。この布をメタノールで抽出し、指示薬の濃度をHP
LC分光分析法により測定したところ、4〜5μmole/
平方インチの濃度で存在することが判明した。このスト
リップを、乾燥後、100 mM アデノシン三リン酸を含
む水性溶液5.5L で処理した。水性の含浸の後、1L
の水性溶液が残り、それには処理膜から抽出されたテト
ラゾリウム塩が3mM含有されていることがわかった。該
溶液はホルマザンをも少量含んでいたが、これについて
は定量を行わなかった。ホルマザンの量も3mMであると
仮定した場合、水性の含浸中に膜から抽出されたテトラ
ゾリウム塩6mMに相当する量が回収されたことになり、
これは1.87%の損失を示す。すなわち:
【0037】4L × 0.08mole/L = 0.
32mole(一回目の処理中に膜中に含浸されたテトラゾ
リウム塩の量) 1L × 0.006mole/L = 0.006mole
(水性の含浸処理中に抽出された量) 0.006/0.320 = 1.875%
【0038】膜中のATP量は、理論値の82〜92%
の間であることが判明した。
【0039】対アニオンがニトレート又はテトラフルオ
ロボレートである指示薬の、メタノール性、エタノール
性又はその他のアルコール性溶液による布の含浸は、こ
れらの塩のアルコールに対する溶解性が低いために成功
しなかった。メタノールを用いて得られたと同等のこれ
らの塩の濃度が、ジメチルホルムアミドとメタノールの
1:1混合物を用いることによって得られた。しかしな
がら、ジメチルホルムアミドは、肝臓及び腎臓毒である
ことが知られているため、工業的生産規模で用いるのは
望ましくない。その上、テトラゾリウム塩をそのメタノ
ール溶液から担持させることにより、この指示薬を第一
の浸漬操作において担持させ、すでに付着されたテトラ
ゾリウム塩を再び水和することなく、酵素類及び試薬系
の他の水溶性成分をその水性溶液から第二の浸漬操作に
おいて担持させるための二回の浸漬手順の使用を容易に
する。メタンスルホネートのような、より親水性の高い
有機基を選択すれば、テトラゾリウム塩を水溶性にする
ことができるので、指示薬を含む試薬系全体を一回の浸
漬操作で担持させることができる。試薬系を基材に担持
させる工程中の試薬間の相互作用を極力少なくするため
には、この例のように別々の浸漬液から各試薬を担持さ
せる方が好ましい。
【0040】上記データは、アルキル−及びベンゼン−
スルホン酸塩とした場合に溶解性が高められることを示
すものであるが、対応するホスホン酸塩によっても同様
の結果が得られる。これは、亜リン酸基上の酸素原子が
スルホネート上のそれらと同様にして水素結合により水
溶性を高めるからである。ホスホネート上の有機基はス
ルホネートのアルキル又はフェニル基と同様であり、同
様に操作して各種溶媒における該塩の溶解性を向上させ
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07F 9/38 Z 7537−4H G01N 33/52 A 7055−2J B 7055−2J 33/66 B 7055−2J (72)発明者 ロバート・ピー・ハッチ アメリカ合衆国、インデイアナ州、46514、 エルクハート、フィルバート・ウェイ 1807

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テトラゾリウム化合物のスルホン酸塩又
    はホスホン酸塩において、アニオンが、次式: 【化1】 (式中、Rは水又は非水極性溶媒に対するテトラゾリウ
    ム塩の溶解性の向上に好適な有機基を表す)で示される
    ことを特徴とする塩。
  2. 【請求項2】 Rが、炭素原子数1〜7の直鎖もしくは
    分岐鎖アルキル又はフェニルである請求項1記載のテト
    ラゾリウム塩。
  3. 【請求項3】 テトラゾリウム塩が、次式: 【化2】 〔式中、X- は対アニオンを表し;R1 及び R3 はフ
    ェニル基を表し;R2 はフェニル基又は2−チアゾリル
    基を表し;ここでフェニル基は非置換であるか又は次
    式: 【化3】 (式中、一連のY基は、同一又は異なって、アルコキ
    シ、アリールオキシ、アルキル、アミド、アルキルアミ
    ド、アリールアミド、アルキルチオ、アリールチオ、ハ
    ロゲン、水素、ヒドロキシ、カルバモイル、カルボアル
    コキシ、カルボキシル、シアノ、ニトロ、スルホ、スル
    ホンアミド、スルファモイル、トリアルキルアンモニウ
    ム又はウレイドを表すか、Y2 とY3 が一緒になってメ
    チレンジオキシを表す)で示されるように置換されてい
    る〕で示される請求項1記載のテトラゾリウム塩。
  4. 【請求項4】 アニオンが、次式: 【化4】 で示される請求項1記載のテトラゾリウム塩。
  5. 【請求項5】 R2 が、次式: 【化5】 (式中、R4 及びR5 は一緒になって置換又は非置換の
    ベンゼン環を形成するか;R4 は水素、アルキル、カル
    ボキシル、カルボアルコキシ、カルバモイル又はシアノ
    を表し、R5 は水素、アルキル又はクロロを表すか;R
    4 はアルキル又はアリールを表し、R5 はカルボキシ
    ル、カルボアルコキシ、カルボアリールオキシ、カルバ
    モイル又はシアノを表すか;R4 はジ−又はトリフルオ
    ロアルキルを表し、R5 はクロロを表すか;あるいは、
    4 及びR5 の一方又は両方が置換フェニルを表し、一
    方のみが置換フェニルである場合には他方は水素又はア
    ルキルを表す)で示される非置換又は置換チアゾールで
    あることを特徴とする請求項3記載のテトラゾリウム
    塩。
  6. 【請求項6】 R4 がジフルオロメチルであり、R5
    クロロを表す請求項5記載のテトラゾリウム塩。
  7. 【請求項7】 R4 及びR5 が一緒になってベンゼン環
    を形成し、次式: 【化6】 〔式中、 (i) R6 とR7 、又はR7 とR8 、又はR8 とR9
    は、一緒になってベンゼン環又はシクロヘキサン環を表
    し、該環は非置換又はアルコキシ、アリールオキシ、ア
    ルキル、カルバモイル、カルボアルコキシ、シアノ、ハ
    ロゲン、ヒドロキシル、スルホ、スルホンアミド、スル
    ファモイル、トリアルキルアミノ又はウレイドで置換さ
    れており;その他の基は、同一又は異なって、水素、ア
    ルコキシ、アリールオキシ、アルキル、アミド、アルキ
    ルアミド、アリールアミド、アルキルチオ、アリールチ
    オ、アミノ、カルバモイル、カルボアルコキシ、シア
    ノ、ハロゲン、ヒドロキシル、スルホ、スルホンアミ
    ド、スルファモイル、トリアルキルアンモニウム又はウ
    レイドを表すが、R7 とR8 が一緒になってベンゼン環
    又はシキロヘキサン環を形成する場合は、R6 は水素以
    外のものを表すか;あるいは (ii) R6 、R7 、R8 及びR9 の1以上が、アル
    コキシ、アリールオキシ、アルキル、アミド、アルキル
    アミド、アリールアミド、アルキルチオ、アリールチ
    オ、アミノ、カルバモイル、カルボアルコキシ、シア
    ノ、ハロゲン、ヒドロキシル、スルホ、スルホンアミ
    ド、スルファモイル、トリアルキルアンモニウム又はウ
    レイドを表す〕で示されるベンゾチアゾリル基である請
    求項5記載のテトラゾリウム塩。
  8. 【請求項8】 2−(4−ジフルオロメチル−5−クロ
    ロチアゾール−2−イル)−3−(3,4,5−トリメ
    トキシフェニル)−5−(3,4−メチレンジオキシフ
    ェニル)テトラゾリウム塩である請求項1記載のテトラ
    ゾリウム塩。
  9. 【請求項9】 2−(4−ジフルオロメチル−5−クロ
    ロチアゾール−2−イル)−3−(2−メトキシフェニ
    ル)−5−(3,4−メチレンジオキシフェニル)テト
    ラゾリウム塩である請求項1記載のテトラゾリウム塩。
  10. 【請求項10】 テトラゾリウム塩を担体マトリックス
    に担持させる方法であって、次式: 【化7】 (式中、Rは水又はアルコールに対するテトラゾリウム
    塩の溶解性の向上に好適な有機基を表す)で示されるア
    ニオンを有するテトラゾリウム塩の水性溶液又はアルコ
    ール溶液に担体マトリックスを接触させ、液体キャリア
    を蒸発させることにより、該テトラゾリウム塩を担体マ
    トリックス中に分散させることを特徴とする方法。
  11. 【請求項11】 Rが、炭素原子数1〜7の直鎖もしく
    は分岐鎖アルキル又はフェニルである請求項10記載の
    方法。
  12. 【請求項12】 テトラゾリウム塩が、2−(4−ジフ
    ルオロメチル−4−クロロチアゾール−2−イル)−3
    −(3,4,5−トリメトキシフェニル)−5−(3,
    4−メチレンジオキシフェニル)テトラゾリウムベンゼ
    ンスルホネート又は2−(4−ジフルオロメチル−5−
    クロロチアゾール−2−イル)−3−(2−メトキシフ
    ェニル)−5−(3,4−メチレンジオキシフェニル)
    テトラゾリウムベンゼンスルホネートである請求項11
    記載の方法。
  13. 【請求項13】 乾式分析試験具の製造方法であって、 a) マトリックス材料に、次式: 【化8】 (式中、Rは炭素原子数1〜7の直鎖もしくは分岐鎖ア
    ルキル又はフェニルを表す)で示されるアニオンを有す
    るテトラゾリウム塩のアルコール溶液を接触させ; b) 該アルコールを蒸発させ; c) 得られたテトラゾリウム塩を担持するマトリック
    スに、分析対象物と接触すると一連の反応を惹起し、結
    果としてテトラゾリウム塩を還元してその対応するホル
    マザンを生じる試薬系の水性溶液を接触させることによ
    り、有意量のテトラゾリウム塩をマトリックスから溶出
    させることなく試薬溶液中の個々の成分をマトリックス
    材料上に付着させ、乾燥することにより、分析対象物を
    含む溶液と接触すると無色のテトラゾリウム塩が還元さ
    れてその対応する有色ホルマザンとなることによって検
    知可能な応答を与える指示薬/試薬系を得ることを特徴
    とする方法。
  14. 【請求項14】 マトッリクス材料がナイロン布であ
    り、試薬系がアデノシン三リン酸を含む請求項13記載
    の方法。
  15. 【請求項15】 Rがフェニルであり、アルコールがメ
    タノールである請求項13記載の方法。
  16. 【請求項16】 テトラゾリウム塩と共に、所定の分析
    対象物の存在下で酸化還元反応を惹起することにより、
    テトラゾリウム塩を還元してその有色ホルマザンを生じ
    る試薬混合物を含む指示薬/試薬系を担体マトリックス
    に担持させる方法であって、 a)マトリックスをテトラゾリウム化合物のベンゼンス
    ルホン酸塩のメタノール溶液と接触させ、メタノールを
    蒸発させることにより担体マトリックス上にテトラゾリ
    ウム塩を残存させ; b)該マトリックスを試薬混合物の水性溶液と接触させ
    て、有意量のテトラゾリウム塩をマトリックスから溶出
    させることなく該混合物を担体マトリックス上に付着さ
    せ; c)該マトリックスを乾燥することによりテトラゾリウ
    ム塩と試薬混合物とを含有する乾式分析試験具を得るこ
    とを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 試薬混合物が、アデノシン三リン酸を
    含む請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 テトラゾリウム塩が、2−(4−ジフ
    ルオロメチル−5−クロロチアゾール−2−イル)−3
    −(3,4,5−トリメトキシフェニル)−5−(3,
    4−メチレンジオキシフェニル)テトラゾリウムベンゼ
    ンスルホネート又は2−(4−ジフルオロメチル−5−
    クロロチアゾール−2−イル)−3−(2−メトキシフ
    ェニル)−5−(3,4−メチレンジオキシフェニル)
    テトラゾリウムベンゼンスルホネートである請求項17
    記載の方法。
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