JPH061073U - 油圧機器用リザーバ - Google Patents

油圧機器用リザーバ

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JPH061073U
JPH061073U JP4194792U JP4194792U JPH061073U JP H061073 U JPH061073 U JP H061073U JP 4194792 U JP4194792 U JP 4194792U JP 4194792 U JP4194792 U JP 4194792U JP H061073 U JPH061073 U JP H061073U
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喜典 田中
敦 中島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁弁の出口に連なる流入孔、と送出通路に
連なる流出孔との間に気泡の分離を促す長い流路を形成
しつゝリザーバのコンパクト化を図る。 【構成】 制御ユニット1の接続孔132 に油密に嵌合
する接続ボス122 をリザーバ3底面に突設し、この接
続ボス122 に電磁弁の出口に連通する流入孔292
送出通路5に連通する流出孔30とを設け、流入孔29
2 に連なる1次流路19と、この1次流路19の出口か
ら流出孔30に至る2次流路20とを形成する隔壁18
をリザーバ3内に設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車のアンチロック制動装置等の油圧機器用リザーバに関し、特 に、電磁弁を有する制御ユニットに取付けられ、各電磁弁の出口に連なる流入孔 及び制御ユニットの送出通路に連なる流出孔を有するものゝ改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
かゝるリザーバは、例えば実開平3−11974号公報に開示されているよう に、既に知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来のリザーバでは、制御ユニットの電磁弁から流入孔を経てリザ ーバ内部に流入した作動油中の気泡を分離して、作動油のみを流出孔から制御ユ ニットの送出通路へ送り出すために、流入孔及び流出孔を極力離隔して配置して いる。
【0004】 しかしながら、こうしたものでは、リザーバのコンパクト化を図ろうとすると 、流入孔及び流出孔間を大きく離隔させることが困難となり、したがって作動油 からの気泡の分離に支障を来たすことになる。
【0005】 本考案は、かゝる事情に鑑みてなされたもので、流入孔及び流出孔間に気泡の 分離を促す長い流路を形成しつゝリザーバのコンパクト化を図ることを目的とす る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、リザーバ底壁に、制御ユニットの接続 孔に油密に嵌合する接続ボスを突設し、この接続ボスには、電磁弁の出口をリザ ーバ内部に連通する流入孔と、リザーバ内部を送出通路に連通する流出孔とを設 け、これら流入孔及び流出孔間を仕切って流入孔に連なる1次流路と、この1次 流路の出口から流出孔に至る2次流路を形成する隔壁をリザーバ内部に設置した ことを第1の特徴とする。
【0007】 また本考案は、上記特徴に加えて、接続ボスの底面に環状溝と、この環状溝を 流入溝と流出溝とに区画する仕切壁とを設け、上記流入溝を介して電磁弁の出口 を流入孔に、また上記流出溝を介して流出孔を送出通路にそれぞれ連通したこと を第2の特徴とする。
【0008】
【実施例】
以下、図面により本考案の一実施例について説明する。
【0009】 先ず、図1において、自動車用アンチロックブレーキ装置の制御ユニット1は 並列4個の電磁弁21 〜24 を内蔵している。これら電磁弁21 〜24 は、制動 時、それぞれ対応する左前輪ブレーキ、右前輪ブレーキ、左後輪ブレーキ、右後 輪ブレーキへの油圧の供給、保持、排出を行い、各車輪のロック状態を未然に回 避するものである。
【0010】 制御ユニット1の上部には作動油を貯留するリザーバ3が取付けられ、各電磁 弁21 〜24 から排出される作動油が該リザーバ3に還流する。また制御ユニッ ト1の一側には、該リザーバ3内の作動油を油圧ポンプ6の吸入口へ誘導する送 出通路5が設けられる。
【0011】 図1及び図2に示すように、リザーバ3は平面視で方形の溜り部7と、この溜 り部7の底壁一側部を一段下げて形成されて前記電磁弁21 〜24 の配列方向に 延びる流路部8とを有し、この流路部8の一端部は溜り部7の一側面から突出し て突出端部8aを形成している。このリザーバ3は、それぞれ合成樹脂により個 別に形成された上部リザーバ半体3a及び下部リザーバ半体3bを相互に溶着に より接合して構成される。
【0012】 上部リザーバ半体3aの上壁には給油口9が設けられており、この給油口9に は注入される作動油を濾過する円筒状のフィルタ10が装着され、そして通常は キャップ11が施されている。
【0013】 また下部リザーバ半体3bには、流路部8底壁から下方へ突出する一対の接続 ボス121 ,122 が一体に形成されており、一方の接続ボス121 は前記給油 口9の直下に配置され、他方の接続ボス122 は流路部8の突出端部8aに配置 される。これら接続ボス121 ,122 は、制御ユニット1上面の一対の有底接 続孔131 ,132 にシール部材14,14を介して油密に嵌合される。
【0014】 各接続ボス131 ,132 には有底円筒状の補強金具151 ,152 が埋設さ れており、給油口9直下の補強金具151 はビス161 により接続孔131 の底 壁に固着される。その際、該ビス16は給油口9に挿入した工具により操作され る。また流路部8の突出端部8aには取付片17が一体成形されており、これが ビス162 により制御ユニット1に固着される。こうしてリザーバ3は制御ユニ ット1に取付けられる。
【0015】 流路部8は、その底壁から起立する隔壁18により狭幅の1次流路19と広幅 の2次流路20とに区画される。隔壁18は、流路部8の突出端部8a側内端壁 から始まり反対側内端壁近傍で終っており、この隔壁18の終端で両流路19, 20は相互に連通する。
【0016】 1次流路19の上面は覆い板21で閉じられる。この覆い板21は流路部8の 両側壁にそれぞれ形成された段部22,23(図3参照)に両側端を嵌合される 。この嵌合状態を保持するために、図1ないし図3に示すように覆い板21に一 体成形された3本の支柱241 〜243 と、上部リザーバ半体3aに一体成形さ れた3本の支柱251 〜253 とが溶着される。その溶着は両リザーバ半体3a ,3bの溶着と同時に行われる。
【0017】 図1及び図4において、接続ボス121 ,122 の下面には環状溝26,27 がそれぞれ形成され、且つ後者の接続ボス122 にはその環状溝27内を優弧状 の流入溝27aと劣弧状の流出溝27bとに区画する一対の仕切壁28,28が 形成される。そして環状溝26、流入溝27aを前記1次流路19に連通すべく 流入孔291 ,292 が接続ボス121 ,122 にそれぞれ設けられ、また流出 溝27bに前記2次流路20を連通すべく流出孔30が接続ボス122 に設けら れる。
【0018】 再び図1において、制御ユニット1には、前記電磁弁21 〜24 の出口に連な る出口室311 〜314 が設けられ、一側で隣接する一対の出口室311 ,31 2 は、前記環状溝26と連通するように前記接続孔131 の底面にそれぞれ一部 を開口させてある。また他側で隣接する一対の出口室313 ,314 は前記流入 溝27aと連通するように前記接続孔132 の底面にそれぞれ一部を開口させて ある。
【0019】 更に図1及び図3に示すように、前記送出通路5は前記流出溝27bと連通す るように接続孔132 の底面に開口させてある。而して、接続孔132 において 前記流入溝27a及び流出溝27b相互の連通を阻止するように、接続ボス12 2 の仕切壁28,28は接続孔132 の底面に密着している。
【0020】 次にこの実施例の作用について説明する。
【0021】 片側一対の電磁弁21 ,22 から出口室311 ,312 へそれぞれ排出された 作動油は一方の接続ボス121 の環状溝26及び流入孔291 を経て1次流路1 9へ流入し、また他の片側一対の電磁弁23 ,24 から出口室313 ,314 へ それぞれ排出された作動油は他方の接続ボス122 の流入溝27a及び流入孔2 92 を経て同じく1次流路19へ流入する。そして、図2に矢印で示すように、 作動油は1次流路19をその出口、即ち隔壁18の終端に向って流れ、次いで上 記終端を回って2次流路20に移り、それを下って上記終端から最も遠い接続ボ ス122 の流出孔30から流出溝27bを経て送出通路5へ流出し、油圧ポンプ 6により吸入、加圧されて、各車輪ブレーキの制御用圧油に供される。
【0022】 ところで、電磁弁21 〜24 から排出される作動油は比較的高圧であるため、 出口室311 〜314 で作動油の激しい攪拌が起こり、多量の気泡が発生する。 したがって、1次流路19に流入する作動油は多量の気泡を含んでいるが、その 作動油が上述のように1次及び2次流路19,20からなる長い流路を通過する 間に気泡が作動油から分離し、分離した気泡は溜り部7の油面上へと浮上し、キ ャップ11の図示しないエアベントから外部へ放出していく。
【0023】 その際、1次流路19は覆い板21により上面を閉じられているから、1次流 路19で分離した気泡は、流出孔30から最も離れた1次流路19の出口に到達 したとき覆い板21から解放されることになり、したがって両流路19,20が 隣接しているにも拘らず、1次流路19を流れる気泡が2次流路20側へ侵入す るのを阻止し得る。
【0024】 かくして、1次及び2次流路において、作動油中から気泡を効果的に分離し、 気泡を含まない作動油を送出通路へ送り出すことができる。
【0025】 しかも、流入孔292 及び流出孔30は同一接続ボス122 に設けられるので 、リザーバ3のコンパクト化に大いに寄与し得る。
【0026】 さらに、接続ボス122 の環状溝27は仕切壁28により流入溝27aと流出 溝27bに区画されるので、同一接続ボス122 において気泡を含む作動油と気 泡を分離した作動油との受渡しを可能にし、両作動油の混合を防ぐことができる 。
【0027】
【考案の効果】 以上のように本考案の第1の特徴によれば、リザーバ底壁に、制御ユニットの 接続孔に油密に嵌合する接続ボスを突設し、この接続ボスには、電磁弁の出口を リザーバ内部に連通する流入孔と、リザーバ内部を送出通路に連通する流出孔と を設け、これら流入孔及び流出孔間を仕切って流入孔に連なる1次流路と、この 1次流路の出口から流出孔に至る2次流路を形成する隔壁をリザーバ内部に設置 したので、同一接続ボスへの流入孔及び流出孔の形成によりリザーバのコンパク ト化を図ると共に、流入孔及び流出孔間を接続する1次及び2次流路において作 動油から気泡を有効的に分離させることができる。
【0028】 また本考案の第2の特徴によれば、接続ボスの底面に環状溝と、この環状溝を 流入溝と流出溝とに区画する仕切壁とを設け、上記流入溝を介して電磁弁の出口 を流入孔に、また上記流出溝を介して流出孔を送出通路にそれぞれ連通したので 、同一接続ボスにおいて、電磁弁からの流入孔へ向う気泡を含む作動油と流出孔 から送出通路へ向う気泡を分離した作動油との混合を簡単、確実に防止すること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す縦断側面図
【図2】図1の2−2線断面図
【図3】図1の3−3線断面図
【図4】図1におけるリザーバの底面図
【符号の説明】
1 制御ユニット 23 ,24 電磁弁 3 リザーバ 5 送出通路 122 接続ボス 132 接続孔 18 隔壁 19 1次流路 20 2次流路 27 環状溝 292 流入孔 30 流出孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁弁(23 ,24 )を有する制御ユニ
    ット(1)に取付けられ、各電磁弁(23 ,24 )の出
    口に連なる流入孔(292 )及び制御ユニット(1)の
    送出通路(5)に連なる流出孔(30)を有する油圧機
    器用リザーバにおいて、 リザーバ底壁に、制御ユニット(1)の接続孔(1
    2 )に油密に嵌合する接続ボス(122 )を突設し、
    この接続ボス(122 )には、電磁弁(23 ,24)の
    出口をリザーバ内部に連通する流入孔(292 )と、リ
    ザーバ内部を送出通路(5)に連通する流出孔(30)
    とを設け、これら流入孔(292 )及び流出孔(30)
    間を仕切って流入孔(292 )に連なる1次流路(1
    9)と、この1次流路(19)の出口から流出孔(3
    0)に至る2次流路(20)を形成する隔壁(18)を
    リザーバ内部に設置したことを特徴とする油圧機器用リ
    ザーバ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、 接続ボス(122 )の底面に環状溝(27)と、この環
    状溝(27)を流入溝(27a)と流出溝(27b)と
    に区画する仕切壁(28)とを設け、上記流入溝(27
    a)を介して電磁弁(23 ,24 )の出口を流入孔(2
    2 )に、また上記流出溝(27b)を介して流出孔
    (30)を送出通路(5)にそれぞれ連通したことを特
    徴とする、油圧機器用リザーバ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016150639A (ja) * 2015-02-17 2016-08-22 日信工業株式会社 リザーバタンクおよびこれを備えた車両用ブレーキシステム

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