JPH0610703U - 炭火焼こんろ - Google Patents
炭火焼こんろInfo
- Publication number
- JPH0610703U JPH0610703U JP4742192U JP4742192U JPH0610703U JP H0610703 U JPH0610703 U JP H0610703U JP 4742192 U JP4742192 U JP 4742192U JP 4742192 U JP4742192 U JP 4742192U JP H0610703 U JPH0610703 U JP H0610703U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- charcoal
- box body
- upper opening
- water tray
- Prior art date
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- Pending
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- Baking, Grill, Roasting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 携帯性に優れて屋内での使用が可能であり、
かつ後始末が簡単な炭火焼こんろを提供する。 【構成】 上方に開口する直方体をなす箱体1に、空気
孔4および引出し口12を形成するとともに、箱体1の
内部に棚部5を形成して本体16を構成する。本体16
の底部に引出し口12より引出し可能な水皿2を設け
る。空気孔4を開閉する遮蔽板3を設ける。棚部5に、
炭を載置するための火格子を載置する。本体16の上方
開口部には一対の金棒を平行な状態で載置する。この金
棒に焼鳥等の串を載せて焼く。消火蓋を本体16の上方
開口部にかぶせて、遮蔽板3で空気孔4を閉じることに
より炭火が消火される。調理の際、生じる灰や脂は水皿
2に張った水上に落下する。使用後は、水皿2を洗えば
灰や焼滓を除去できるため、後始末が簡単である。
かつ後始末が簡単な炭火焼こんろを提供する。 【構成】 上方に開口する直方体をなす箱体1に、空気
孔4および引出し口12を形成するとともに、箱体1の
内部に棚部5を形成して本体16を構成する。本体16
の底部に引出し口12より引出し可能な水皿2を設け
る。空気孔4を開閉する遮蔽板3を設ける。棚部5に、
炭を載置するための火格子を載置する。本体16の上方
開口部には一対の金棒を平行な状態で載置する。この金
棒に焼鳥等の串を載せて焼く。消火蓋を本体16の上方
開口部にかぶせて、遮蔽板3で空気孔4を閉じることに
より炭火が消火される。調理の際、生じる灰や脂は水皿
2に張った水上に落下する。使用後は、水皿2を洗えば
灰や焼滓を除去できるため、後始末が簡単である。
Description
【0001】
この考案は、木炭その他の固形燃料を燃焼させ、屋内で炭火焼による調理が可 能な炭火焼こんろに関し、特に肉、魚や野菜等の串焼用に適した炭火焼こんろに 関するものである。
【0002】
近年、ガスこんろの普及あるいは電気製品の技術開発等によって、家庭内での 調理はほとんどガスまたは電気に頼るようになってきている。
【0003】 しかしながら、肉、魚、野菜等を串焼きにする場合、例えば焼鳥を作る場合に は、ガスこんろを使用すると部分的な焼け焦げが生じることがあるし、また電気 製品を使用するときれいな焦げ目がつかない等の問題点がある。
【0004】 また、ガスこんろ又は電気製品のいずれの器具を使用する場合でも、調理の際 に、肉類から出る脂や、調味用たれが落下して器具を汚してしまうことがあり、 そしてその器具に汚れがこびりついた場合、へら等を使用して削り取らなけらば ならないために、へら等で器具が損傷してしまうことがあるという問題点があり 、さらに、このようにガスこんろ又は電気製品の器具を使用して調理した場合、 一般的に言って、炭火焼と比較すると焼物の味が落ちると言われているのが現状 である。
【0005】 そこで、上記のような観点から、美味しい焼物を調理するために、最近では炭 火焼の良さが見直されるようになってきている。
【0006】 しかしながら、炭火焼で焼物を調理するには、炭へ着火するのに手間がかかっ たり、燃焼中に炭の灰が落ちて器具や食物に付着したり、あるいは使用後の消火 が面倒である等の問題点があった。
【0007】 この考案は上記のような問題点を解消し、室内でも手軽に肉、魚や野菜等の串 焼を行うことができる炭火焼こんろを提供することを目的とする。
【0008】
この考案は上記の問題点を解決するために、第1の考案として、上方に開口す る横置き直方体をなす箱体に、この箱体の一の側面下部に開口する引出し口と、 前記箱体の側面に穿設する空気孔と、この空気孔と前記箱体の上方開口部との間 の部位に形成されるとともに、前記箱体の互いに対向する側面より内方に向かっ て延出する棚部とを形成して構成される本体と、前記本体の底部に設けられて前 記引出し口より出し入れが自在であるとともに、前記箱体の内部に収納した際に 前記引出し口を閉塞する側面を有する水皿と、前記本体の側面に設けられて前記 空気孔を開閉する遮蔽板と、前記本体の棚部に載置されるとともに、炭を載置可 能な火格子とを具えた構成を有しているものである。 また、第1の考案を含む第2の考案として、前記本体の上方開口部を閉塞可能 な形状をなす消火蓋を具えてあり、さらに、第1の考案を含む第3の考案として 、前記本体の上方開口部に載置されるとともに、焼物を載置可能な載置部材を具 えてあるという構成を有しているものである。
【0009】
この考案は上記の手段を採用したことにより、屋内でも簡単に串焼や網焼を楽 しむことができるようになっている。
【0010】 まず、水皿に水を張ったのち、この水皿を引出し口より本体の内部に入れるこ とにより、本体の底部に水皿を位置させる。次いで、本体の棚部上には火格子を 載置し、この火格子上に着火された炭を載置する。
【0011】 このとき、本体の空気孔は遮蔽板で開けた状態にしておき、本体の内部に空気 が導入されるようにしておく。この場合、遮蔽板による空気孔の開度によって炭 火の火力を調整することができるようになっている。
【0012】 本体の上方開口部には、載置部材である一対の金棒または金網を載置し、この 載置部材の上に調理を行う肉や魚、野菜などの食物を載せるようにする。そして 、炭火の熱で載置部材上の食物が焼き上げられるようになっている。
【0013】 この場合、載置部材として金棒を使用すれば焼鳥等の串刺しにした食物の串焼 に好都合であり、また、載置部材として金網を使用すれば肉、野菜などの網焼を 楽しむことができるものである。
【0014】 調理後においては、載置部材を本体より取り除いたのち、消火蓋を本体の上方 開口部にかぶせ、さらに空気孔を遮蔽板で閉じることによって、本体の内部が完 全に密閉された状態となるので、簡単に炭火を消火することができるようになっ ている。
【0015】 そして、この考案にあっては、室内でも使用することができるようになってい る。
【0016】 すなわち、調理中においては、火格子上で燃焼している炭やその灰の熱によっ て、本体が高温にさらされることになるが、本体の底部には水を張った水皿を設 けているため、この水の冷却・断熱作用によって、特に本体の底部が高温になら ないようになっている。従って、本体を床上や食卓上に置くことが可能であり、 室内での使用を可能とすることかできる。
【0017】 また、使用後の後始末を簡単に行うことができるようになっている。
【0018】 すなわち、調理中に生じる食物の脂や調理用のたれや焼滓、炭火の灰はそれぞ れ下方に落下して水皿に張った水面上に溜められることになるため、調理後の後 始末の際には、水皿を引出し口より引き出して、脂やたれ、焼滓、灰を洗い流す だけでよく、従って、後始末に手間が掛からないようになっているものである。
【0019】
以下、図面に示すこの考案の実施例を説明する。
【0020】 図1はこの考案による炭火焼こんろの一実施例を示す図であり、図2は図1に 示してある炭火焼こんろの垂直横断面図を示す図である。
【0021】 すなわち、図1および図2に示してある炭火焼こんろは、上方に開口する横置 き直方体をなす箱体1に、その短辺を形成する一方の側面下部に開口する引出し 口12と、長辺を形成する一方の側面に穿設される空気孔4と、この空気孔4と 箱体1の上方開口部との間に形成されるとともに、箱体1の互いに対面する側面 より内方に向かって延出する棚部5とを形成して構成された本体16と、この空 気孔4より下部の部位において本体16の底面一面に設けられるとともに、引出 し口12より出し入れが自在であり、かつ引出し口12を閉塞可能な一の側面を 有する箱状の水皿2と、本体16の側面に設けられて空気孔4を開閉する遮蔽板 3と、本体16の棚部5に載置されるとともに、炭6を載置可能である火格子7 と、本体16の上方開口部に載置されるとともに、焼物を載置可能な載置部材で ある金棒9または金網10と、本体16の上方開口部を閉塞可能な消火蓋11と を具えたものである。
【0022】 図1および図2において、箱体1は、例えばステンレススチール等の金属製で あって、上方に開口する横置き直方体状をなしているものであって、その開口端 部が水平方向の内方に向かって折り曲げられることによって、箱体1の上端面に 水平な載置面1aが形成されている。
【0023】 この箱体1に、引出し口12と空気孔4と棚部5とを形成して本体16が構成 される。
【0024】 箱体1に形成される引出し口12は、箱体1において、その上方開口部の短辺 を形成する一方の側面の下端部に形成されるもので、この場合、箱体1の幅いっ ぱいに引出し口12が開口するように形成し、この引出し口12より後述する水 皿2を挿入可能となるようにしている。
【0025】 箱体1において、その上方開口部の長辺を形成する一方の側面には円状の空気 孔4を穿設する。この空気孔4は箱体1の長辺方向と平行して複数並設して形成 され、この空気孔4によって、箱体1の内部と外部とが導通するようにしている 。この場合、空気孔4は、箱体1の一方の側面に形成したが、他方の側面にも形 成して両面に空気孔4を形成してよく、通常では一方の側面のみで充分である。
【0026】 箱体1の上方開口部の短辺を形成する2側面の内壁には、互いに対向して内方 に延出する棚部5を形成し、その上面が水平となる状態で固定されている。この 棚部5は、空気孔4よりも上方に位置させるとともに、箱体1の上方開口部に形 成された載置面1aよりも下方に所要間隔で離間した位置に形成され、この棚部 5に後述する火格子7が載置可能となっている。
【0027】 このようにして構成された本体16は、その箱体1の上方開口部を串焼用の串 の長さに合わせるとともに、携帯性を考慮して、例えば長さaを40cm、幅b を16cm、高さcを16cmとしておくとよい。
【0028】 また、この場合、箱体1の内壁において棚部5よりも上方の部位には、耐火断 熱材8の層を形成しておくのが望ましい。
【0029】 この本体16の底部には金属製の水皿2を設ける。この水皿2は、上方に開口 する直方体状の箱形をなすとともに、本体16の底部に合致する形状で形成され ているもので、この水皿2に水14を溜めることができるようになっている。こ の場合、水皿2が本体16の内部に収容された状態にあるとき、水皿2はその一 の側面で本体1の引出し口12を閉塞するように、形状および大きさを設定して おく。
【0030】 また、水皿2の底面は本体16の底面をスライドするようになっていて、この 水皿2をその長辺方向へ移動させることによって、水皿2が引出し口12より出 し入れが自在となっている。
【0031】 このとき、水皿2は、その上端縁が本体16の空気孔4の最下端よりも下方に 位置するように深さを設定し、これによって、水皿2の側面が空気孔4を閉塞し ないようにすればよいが、この場合、水皿2の深さは1〜3cmが適当であると 考えられる。
【0032】 本体16の側面には空気孔4を開閉する遮蔽板3が設けられる。この遮蔽板3 は、空気孔4に対応した形状の孔3aが空気孔4と同数個形成されているもので 、この一方の面を本体16の外壁に接触させた状態で、かつスライド可能に設け てある。
【0033】 そして、この遮蔽板3を本体16に対してスライド調整することによって、遮 蔽板3の孔3aで本体16の空気孔4を開いたり、また孔3aが形成されていな い遮蔽板3の部位で空気孔4を閉じたりすることが可能となっている。
【0034】 本体16の棚部5上には、燃料である炭6を載置するための火格子7が載置さ れる。この火格子7は、図3にも示すように、複数の棒部材7aを互いに所要間 隔で離間した状態で平行に配置し、この状態でそれぞれの棒部材7aの両端部近 傍に連結部材7bを架設して一体に固着したもので、全体として、本体16の上 方開口部に挿入可能な大きさで形成されてある。
【0035】 そして、火格子7を本体16の棚部5上に載置する際には、火格子7の棒部材 7aの両端部をそれぞれ本体16の棚部5の上面に係合させることにより、火格 子7が棚部5に架設されるようにして載置される。この場合、火格子7と棚部5 との間は固着することを要せず、従って、火格子7は本体16より取り外しが容 易となっている。
【0036】 本体16の上方開口部に形成された載置面1a上には、金属製の載置部材が載 置される。この載置部材は、例えば図6に示すような一対の金棒9、または図7 に示すような金網10であって、この載置部材上に調理される食物を載置できる ようにしている。
【0037】 載置部材である一対の金棒9は、それぞれ本体16の長さよりも長いものが用 いられ、本体16の上方開口部の両短辺に架設可能となっているものである。そ して、この金棒9を用いて調理する場合には、金棒9を、本体16の上方開口部 の長辺方向に平行な状態で、かつ串焼用の串の長さに応じた間隔で互いに離間し た状態で配置して使用する。
【0038】 金網10は、細径の鋼線を縦横に交差させて網状にするとともに、その外周を 太径の鋼線で形成したもので、全体として方形状をなし、かつ本体16の上方開 口部に挿入不能な大きさで形成されている。そして、この金網10を用いて調理 する場合には、金網10の一方の面を本体16の載置面1a上に載置して使用す る。
【0039】 この場合、載置部材は本体16の載置面1aに載置して使用されるものである ため、金棒9と金網10との交換は自由自在である。
【0040】 図8に、本体16の上方開口部を閉塞する消火蓋11を示す。
【0041】 図8に示してある消火蓋11は、本体16の上方開口部に合致可能な形状で形 成されているもので、この消火蓋11を本体16の上方開口部にかぶせて合致す ると、消火蓋11が本体16の上方開口部を閉塞し、本体16の内部が密閉され るようにしている。
【0042】 この消火蓋11は、調理をしているときには使用されないもので、調理が終わ った際に燃料を消火する時に用いられたり、あるいは、炭火焼こんろを使用しな い時に本体16にかぶせられて、塵埃等が本体16の内部に入らないようにした りするものである。
【0043】 なお、図1および図2、図8において、1b、2a、11aは把手である。
【0044】 また、図4は火格子7上に載置される炭6を示す図であって、所謂切ナラ炭を 示してある。また、図5は図4に示してある炭6を着火する際に用いられる火お こし器13であり、この火おこし器13は把手を有する鍋状をなし、底面に複数 の穴が形成されているものである。さらに、図9はトング15を示す図であって 、このトング15を用いて燃焼する炭6を取扱うようにしている。
【0045】 次に、上記のものの作用を説明する。
【0046】 使用に際しては、まず水皿2に水14を張ったのち、この水皿2を引出し口1 2より押し入れて本体16の底部に位置させ、遮蔽板3のスライド調整で本体1 6の空気孔4を開けた状態にしておく。この場合、消火蓋11は本体16より取 り外した状態にしておく。
【0047】 次いで、本体16の棚部5に火格子7を載置したのち、予め着火しておいた炭 6をトング15を使って火格子7上に置く。この炭6は、着火剤を利用してマッ チ等で着火してもよいし、また火おこし器13を用いてガスコンロ上で着火して もよいものである。このとき、炭6は本体16の内部に収容された状態となり、 炭6の上端部は本体16の上方開口部よりも下方に位置することとなる。
【0048】 また、この場合、空気孔4より本体16の内部に導入される空気によって、火 格子7上の炭6が連続して燃焼するようになっていて、遮蔽板3による本体16 の空気孔4の開度に応じて炭6の火力を自由に調整することができるようになっ ている。
【0049】 本体16の載置面1aには、調理する料理に応じて、載置部材である金棒9ま たは金網10のいずれか一方を選択して載置し、この上に調理する食物を載せる ことにより食物を焼上げるようにする。このとき、焼鳥等の串焼をする際には金 棒9が適しており、また、肉や野菜の網焼をする際には金網10が適している。
【0050】 まず、串焼をする場合にあっては、互いに所要間隔で平行に離間させた状態で 一対の金棒9を載置面1a上に載置して、金棒9が本体16の上方開口部の短辺 に架設した状態となるように配置し、そして、食物に刺した串を一対の金棒9に 架け渡すことにより、食物が炭火の上方に位置するようになり、これによって、 食物が炭火の熱で焼上げられることとなる。
【0051】 翻って網焼をする場合にあっては、本体16の上方開口部を塞ぐような状態で 金網10を載置面1a上に載置して、この金網10上において本体16の上方開 口部に対応する部位に肉や野菜等の食物を載せることにより、食物が炭火の上方 に位置するようになり、これによって、食物が炭火の熱で焼上げられることとな る。
【0052】 火格子7上で炭6が燃焼して生じた灰は、火格子7の棒部材7aの隙間を通っ て落下し、水皿2で捕集され水14で冷却される。また、肉や野菜等の食物を焼 いた際に生じて落下する脂や調味用たれは、一部は炭火で焼かれ、残りは水皿2 の水面上に落下して捕集される。
【0053】 そして、調理後において炭火を消火する際には、まず本体16の載置面1aに 載置されている載置部材である金棒9または金網10を取り除いたのち、消火蓋 11を本体16の上方開口部にかぶせ、さらに遮蔽板3で本体16の空気孔4を 閉じて行う。
【0054】 このとき、本体16の引出し口12は水皿2の側面で閉塞されており、また空 気孔4は遮蔽板3で閉ざされており、さらに本体16の上方開口部は消火蓋11 で塞がれてあるため、本体16の内部が完全密閉された状態となり、この結果、 本体16の内部に載置されている炭火が簡単に消火されることとなる。
【0055】 そして、上記の炭火焼こんろにあっては屋内での使用を可能とすることができ るようになっている。
【0056】 すなわち、本体16の底部には水14を満たした水皿2を設けてあるため、水 14の優れた冷却、断熱作用によって、調理中にあっても本体16の底部が高温 にならないようになっている。
【0057】 つまり、炭火焼こんろの使用中にあっては、炭火の放射熱や伝導熱、さらに炭 6の燃焼で落下する灰の熱が原因となって、本体16は高温にさらされることと なるが、水14を張った水皿2を本体16の底部に設けることにより、本体16 の側面を伝わる炭火の伝導熱や灰の熱は水14の冷却作用で冷却され、また炭火 の放射熱は水14の断熱作用で断熱されるようになるため、特に、本体16の底 部が高温になることはないようになっている。
【0058】 従って、この炭火焼こんろは、本体16を床上や食卓上に置いて使用すること ができるようになり、この結果、屋内での焼物の調理を可能とすることができる ようになっている。
【0059】 そして、焼物の調理が終わって炭火を消火したのちにおいては、水皿2を本体 16の引出し口より引き出して、水皿2に溜まった灰や焼滓を洗い流すだけでよ いため、後始末が極めて簡単となっているものである。
【0060】
【考案の効果】 以上のようにこの考案によれば、本体はシンプルな直方体をなす箱体を用いて 形成してあるために、全体として小型化が可能であり、従って、持ち運びが便利 で携帯性に優れ、同時に不使用時の収納を容易にすることができる。
【0061】 また、直方体状の本体を用いることによって、その上方開口部の形状を長方形 となるようにしたため、特に焼鳥等の串焼をする場合にあっては、串を好適に載 置することができるようになり、これによって、非常に手際よく調理することが できるようになるものである。
【0062】 そして、調理後においては、消火蓋を本体にかぶせて、遮蔽板で空気孔を閉じ ることで本体の内部に完全な密封状態が得られるようになっているため、炭火の 消火を非常に簡単にすることができる。
【0063】 さらに、使用中においては、水皿に張った水の冷却・断熱作用によって、炭火 の熱で本体の底部が高温になることを防止するようになるため、これによって、 床上や食卓上にこの炭火焼こんろを置くことができるようになり、室内での使用 を可能とすることができる。
【0064】 そして、使用後にあっては、水皿を洗い流せば、水皿上に落下した灰や焼滓を 除去することができるため、後始末を簡単にすることができるという効果がある 。
【図1】この考案による炭火焼こんろの一実施例を示す
図である。
図である。
【図2】この考案による炭火焼こんろの使用状態の一例
を説明する図である。
を説明する図である。
【図3】火格子を示す図である。
【図4】この考案による炭火焼こんろに使用される炭を
示す図である。
示す図である。
【図5】火おこし器を示す図である。
【図6】この考案による炭火焼こんろの載置部材である
金棒を示す図である。
金棒を示す図である。
【図7】この考案による炭火焼こんろの載置部材である
金網を示す図である。
金網を示す図である。
【図8】この考案による炭火焼こんろの消火蓋を示す図
である。
である。
【図9】炭を取り扱う際に用いられるトングを示す図で
ある。
ある。
1……箱体 1a……載置面 1b、2a、11a……把手 2……水皿 3……遮蔽板 3a……孔 4……空気孔 5……棚部 6……炭 7……火格子 7a……棒部材 7b……連結部材 8……耐火断熱材 9……金棒 10……金網 11……消火蓋 12……引出し口 13……火おこし器 14……水 15……トング 16……本体
Claims (3)
- 【請求項1】 上方に開口する横置き直方体をなす箱体
(1)に、この箱体(1)の一の側面下部に開口する引
出し口(12)と、前記箱体(1)の側面に穿設する空
気孔(4)と、この空気孔(4)と前記箱体(1)の上
方開口部との間の部位に形成されるとともに、前記箱体
(1)の互いに対向する側面より内方に向かって延出す
る棚部(5)とを形成して構成される本体(16)と、
前記本体(16)の底部に設けられて前記引出し口(1
2)より出し入れが自在であるとともに、前記箱体
(1)の内部に収納した際に前記引出し口(12)を閉
塞する側面を有する水皿(2)と、前記本体(16)の
側面に設けられて前記空気孔(4)を開閉する遮蔽板
(3)と、前記本体(16)の棚部(5)に載置される
とともに、炭(6)を載置可能な火格子(7)とを具え
たことを特徴とする炭火焼こんろ。 - 【請求項2】 前記本体(16)の上方開口部を閉塞可
能な形状をなす消火蓋(11)を具えてある請求項1記
載の炭火焼こんろ。 - 【請求項3】 前記本体(16)の上方開口部に載置さ
れるとともに、焼物を載置可能な載置部材(9)(1
0)を具えてある請求項1記載の炭火焼こんろ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4742192U JPH0610703U (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 炭火焼こんろ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4742192U JPH0610703U (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 炭火焼こんろ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0610703U true JPH0610703U (ja) | 1994-02-10 |
Family
ID=12774694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4742192U Pending JPH0610703U (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 炭火焼こんろ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0610703U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006000432A (ja) * | 2004-06-18 | 2006-01-05 | Maruzen Co Ltd | 炭火焼物器 |
KR200468747Y1 (ko) * | 2013-03-26 | 2013-08-30 | 이석준 | 숯용기조립체 |
-
1992
- 1992-07-07 JP JP4742192U patent/JPH0610703U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP4559131B2 (ja) * | 2004-06-18 | 2010-10-06 | 株式会社マルゼン | 炭火焼物器 |
KR200468747Y1 (ko) * | 2013-03-26 | 2013-08-30 | 이석준 | 숯용기조립체 |
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