JPH06106560A - 電子部品封止用成形金型 - Google Patents

電子部品封止用成形金型

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Publication number
JPH06106560A
JPH06106560A JP25924392A JP25924392A JPH06106560A JP H06106560 A JPH06106560 A JP H06106560A JP 25924392 A JP25924392 A JP 25924392A JP 25924392 A JP25924392 A JP 25924392A JP H06106560 A JPH06106560 A JP H06106560A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molding material
cavity
resin
pot
mold
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25924392A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Sakai
正明 坂井
Fumio Miyagi
文夫 宮城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Silicon Electronics Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Silicon Electronics Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Silicon Electronics Co Ltd filed Critical Sanyo Silicon Electronics Co Ltd
Priority to JP25924392A priority Critical patent/JPH06106560A/ja
Publication of JPH06106560A publication Critical patent/JPH06106560A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】キャビティ内への樹脂の供給を効率良く行うこ
とができ、しかも、型開きの際のキャビティ内の封止用
樹脂に破損が生じることのない電子部品封止用成形金型
を提供する。 【構成】下金型22と上金型32との協同により成形材
料10の流入経路15が形成され、下金型22には流入
経路15の始端部と連通したポット23が形成され、ポ
ット23内に充填された成形材料10を流入経路15に
強制的に流入させるプランジャー24が下金型22に設
けられ、流入経路15の終端部に形成された樹脂溜り部
16に臨み且つ下金型22に向けて付勢設定された圧力
調整プランジャー36が上金型32に設けられ、流入経
路15の中途部に圧力調整プランジャー36と1対1で
対応し、電子部品19を成形材料10で封止するためキ
ャビティ18が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体などの電子部品
を封止成形する際に用いられる電子部品封止用成形金型
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子部品封止用成形金型として
は、例えば、図5及び図6に示すようなトランスファー
成形金型Tがある(特開平3−71817号公報参
照)。
【0003】このトランスファー成形金型Tは、下金型
1に設けた縦孔2内に移送プランジャー3を取り付ける
と共に、縦孔2の移送プランジャー3の上端面より上部
をキャビティ4と連通する成形材料投入用のポット5と
して形成し、ポット5と連通するように設けた樹脂溜り
部6内に先端が開口した成形圧調整用孔7を下金型1に
設けると共に、成形圧調整用孔7内に取り付けた成形圧
調整プランジャー8を所定の圧力で樹脂溜り部6側に付
勢している。図中、4aは下金型1側のキャビティ凹
所、4bは上金型9側のキャビティ凹所である。
【0004】このような構成においては、型開き状態で
ポット5に成形材料10を投入した状態で型締して移送
プランジャー3を上動させると、ポット5内の成形材料
10は移送プランジャー3で加圧されてランナー11か
ら各キャビティ4へと移送されて成形材料10の充填が
開始される。
【0005】このとき、ポット5内の成形材料10の一
部はダミーランナー12を通って樹脂溜り部6内にも流
入される。
【0006】そして、さらに移送プランジャー3が上動
されて成形材料10の移送が進み、キャビティ4内に成
形材料10が充填される。
【0007】このとき、ポット5内への成形材料10の
投入量が多すぎた場合には成形圧力が所定の圧力を越え
ることになるが、この圧力は樹脂溜り部6中の成形材料
10を通じて成形圧調整プランジャー8にも作用する。
【0008】そして、この圧力が弾性体13による弾発
力を越えるとこの圧力の作用で成形圧調整プランジャー
8は弾性体13を圧縮させつつ後退し、過剰な成形材料
10が成形圧調整用孔7内に吸収される。
【0009】従って、各キャビティ4に異常な成形圧力
が加わることを防ぐことができ、電子部品を封止成形を
する場合のようにキャビティ4内にセットされている敏
感な電子部品に過大な成形圧力が作用して破損されるよ
うなことを防止することができる。
【0010】一方、成形が終了した場合には、型開きを
してエジェクターピン14,14…を上動させ、成形品
を下金型1のキャビティ凹所4aから突き出して脱型す
ることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の如く
構成されたトランスファー成形金型Tにあっては、ポッ
ト5から各キャビティ4へと向う樹脂の流入経路として
のランナー11と、ポット5から樹脂溜り部6へと向う
樹脂の流入経路としてのダミーランナー12とがポット
5を境にして独立に設定されているため、移送プランジ
ャー3が上死点に達した状態でポット5内の樹脂がキャ
ビティ4並びに樹脂溜り部6内に流入した場合、キャビ
ティ4と樹脂溜り部6とが4:1で対応していることと
相俟って、樹脂溜り部6内からの圧力調節が効率良く各
キャビティ4に分散させることができず、もって、キャ
ビティ4に充填されるべき樹脂の絶対量が不足してキャ
ビティ4内に気泡(空気)が残留してしまうという虞が
生じる。
【0012】また、型開きをする際、上金型9が下金型
1から離反すると同時に弾性体13の圧力により樹脂溜
り部6内の樹脂がプランジャー8を介して上方へと押し
上げられ、この押し上げによりキャビティ4内の樹脂が
欠けてしまったりする虞もある。
【0013】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、キャビティ内への樹脂の供給を効率良く行うこと
ができ、しかも、型開きの際のキャビティ内の封止用樹
脂に破損が生じることのない電子部品封止用成形金型を
提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、その目的を達
成するため、下金型と上金型との協同により樹脂の流入
経路が形成され、前記下金型に前記流入経路の始端部と
連通したポットが形成され、該ポット内に充填された成
形材料を前記流入経路に強制的に流入させるプランジャ
ーが前記下金型に設けられ、前記流入経路の終端部に形
成された樹脂溜り部に臨み且つ前記下金型に向けて付勢
設定された圧力調整プランジャーが前記上金型に設けら
れ、前記流入経路の中途部に前記圧力調整プランジャー
と1対1で対応し且つ前記成形材料により電子部品を封
止するためのキャビティが形成されていることを要旨と
する。
【0015】
【作用】このような構成においては、ポット内に充填さ
れた成形材料がプランジャーにより強制的に流入経路へ
と流入され、この流入経路からキャビティを経て樹脂溜
り部へと成形材料が流入される。
【0016】このとき、成形材料はキャビティ内に充填
された後、樹脂溜り部へと充填されるため、キャビティ
内に効率良く成形材料が充填される。また、圧力調整プ
ランジャーは、成形材料の流入圧力により付勢に抗して
上方へと変位させられ、この変位により樹脂溜り部の容
積が増し、過剰な成形材料が樹脂溜り部内に吸収され
る。
【0017】従って、キャビティに異常な成形圧力が加
わることを防ぐことができ、キャビティ内にセットされ
ている敏感な電子部品に過大な成形圧力が作用して破損
されるようなことを防止することができる。
【0018】
【実施例】次に、本発明の電子部品封止用成形金型の実
施例を図1乃至図3に基づいて説明する。
【0019】図1は本発明の電子部品封止用成形金型の
樹脂充填状態の縦断面図、図2は同じく電子部品封止用
成形金型の樹脂充填前の縦断面図、図3は流通経路を模
式的に示す説明図である。
【0020】図1及び図2において、電子部品封止用成
形金型Kは、下型20と、この下型20に接離可能な上
型30とを備えている。
【0021】下型20は、下ベース21と、下ベース2
1に載置固定された下金型22と、下金型22に形成さ
れたポット23と、下端をベース21に支持されて上下
動可能なプランジャー24と、下金型22の上面から上
端が突出可能に上下動する複数の下エジクターピン25
と、プランジャー24の下部を支持する取付金具26
と、下エジクターピン25の下端を支持する下エジェク
タープレート27とを備えている。
【0022】また、上型30は、上ベース31と、上ベ
ース31の下面に支持された上金型32と、下端が上金
型32の下面から下端が突出可能に上下動する複数の上
エジェクターピン33と、上エジェクターピン33の上
端を支持する上エジェクタープレート34と、弾性部材
35により下方付勢設定された複数の圧力調整プランジ
ャー36とを備えている。
【0023】圧力調整プランジャー36の上部は上型3
1に形成された下方に開口する凹所31a内に位置して
いる。また、圧力調整プランジャー36の下端には樹脂
溜り部16の内周壁に摺接する頭部36aと、この頭部
36aの下限位置を規制するように上金型32の上面に
当接可能な鍔部36bとが一体に形成されている。この
鍔部36bの上面は凹所31a内に設けられた弾性部材
35の下端が弾接している。
【0024】一方、上型30が下死点に位置している際
には、下金型21の上面に形成された凹形状と上金型3
1の下面に形成された凹形状との協同によりポット23
内に充填された成形材料10の流通経路15が形成され
ている。
【0025】この流通経路15は、図3に示すように、
その始端部にポット23が形成されていて、このポット
23を中心にして4方向に分岐されている。また、流通
経路15の終端部には、樹脂溜り部16と、樹脂溜り部
16から金型外へ連通されたエアベント17とが形成さ
れている。さらに、ポット23と樹脂溜り部16との中
途部に位置した流通経路15にはキャビティ18が形成
され、このキャビティ18に流入された成形材料10に
より半導体等の電子部品19が封止される。
【0026】上記の構成においては、先ず、図示しない
型開き状態でポット23内に成形材料10を充填すると
共に、キャビティ18に対応した位置に電子部品19を
設置する。
【0027】次に、上型30を下降して型閉じ状態とし
て、下金型22と上金型32との協同により流通経路1
5、樹脂溜り部16、エアーベント17、キャビティ1
8を形成する。
【0028】このとき、図2及び図4(A)に示すよう
に、圧力調整プランジャー36は、樹脂溜り部16内に
成形材料10が流入されていない状態であるため、弾性
部材35の付勢により下死点に位置している。
【0029】さらに、この状態からプランジャー24を
上昇させて、ポット23内に充填された成形材料10を
流通経路15の始端部からキャビティ18を経て樹脂溜
り部16へと強制的に流入させる。
【0030】このとき、図4(B)に示すように、圧力
調整プランジャー36は、成形材料10の流入圧力によ
り弾性部材35の付勢に抗して上方へと変位させられ、
この変位により樹脂溜り部16の容積が増し、過剰な成
形材料10が樹脂溜り部16内に吸収される。
【0031】従って、キャビティ18に異常な成形圧力
が加わることを防ぐことができ、キャビティ18内にセ
ットされている敏感な電子部品19に過大な成形圧力が
作用して破損されるようなことを防止することができ
る。
【0032】一方、成形が終了した場合には、型開きを
して下エジェクターピン25を上方へと変位させ、電子
部品19を下金型22のキャビティ18に対応した部分
から脱型することができる。
【0033】このとき、図4(C)に示すように、上型
30が上方へと変位する際に、圧力調整プランジャー3
6の頭部36aが弾性部材35の付勢により成形後の成
形材料10’に弾接して下金型22側へと押えつけるの
で、成形材料10’が上金型32の離反に伴って動くこ
とが防止され、上エジェクターピン33による成形材料
10’の押え作用と相俟って、電子部品19を封止する
樹脂部分が破損したりすることがない。
【0034】また、ポット23から樹脂溜り部16へと
向う流入経路15の中途部に、樹脂溜り部16と1対1
で対応してキャビティ18が形成されているので、成形
材料10はキャビティ18内の空気を効率良く樹脂溜り
部16側へと送りだし、キャビティ18内での空気の残
存を防止することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子部品
封止用成形金型にあっては、下金型と上金型との協同に
より樹脂の流入経路が形成され、前記下金型に前記流入
経路の始端部と連通したポットが形成され、該ポット内
に充填された成形材料を前記流入経路に強制的に流入さ
せるプランジャーが前記下金型に設けられ、前記流入経
路の終端部に形成された樹脂溜り部に臨み且つ前記下金
型に向けて付勢設定された圧力調整プランジャーが前記
上金型に設けられ、前記流入経路の中途部に前記圧力調
整プランジャーと1対1で対応し且つ前記成形材料によ
り電子部品を封止するためのキャビティが形成されてい
ることにより、キャビティ内への樹脂の供給を効率良く
行うことができ、しかも、型開きの際のキャビティ内の
封止用樹脂に破損が生じることのない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子部品封止用成形金型の成形材料充
填状態の縦断面図である。
【図2】同じく電子部品封止用成形金型の成形材料充填
前の縦断面図である。
【図3】下金型の要部を示す平面図である。
【図4】圧力調整プランジャーの作用を示す要部の拡大
断面図で、(A)は成形材料充填前の状態、(B)は成
形材料充填後の状態、(C)は型開き開始直後の状態で
ある。
【図5】従来の電子部品封止用成形金型の成形材料充填
状態の図5のA−A線に沿う断面図である。
【図6】同じく下金型の要部を示す平面図である。
【符号の説明】
10…成形材料 15…流入経路 16…樹脂溜り部 18…キャビティ 19…電子部品 22…下金型 23…ポット 24…プランジャー 32…上金型 36…圧力調整プランジャー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下金型と上金型との協同により樹脂の流
    入経路が形成され、前記下金型に前記流入経路の始端部
    と連通したポットが形成され、該ポット内に充填された
    成形材料を前記流入経路に強制的に流入させるプランジ
    ャーが前記下金型に設けられ、前記流入経路の終端部に
    形成された樹脂溜り部に臨み且つ前記下金型に向けて付
    勢設定された圧力調整プランジャーが前記上金型に設け
    られ、前記流入経路の中途部に前記圧力調整プランジャ
    ーと1対1で対応し且つ前記成形材料により電子部品を
    封止するためのキャビティが形成されていることを特徴
    とする電子部品封止用成形金型。
JP25924392A 1992-09-29 1992-09-29 電子部品封止用成形金型 Pending JPH06106560A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25924392A JPH06106560A (ja) 1992-09-29 1992-09-29 電子部品封止用成形金型

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25924392A JPH06106560A (ja) 1992-09-29 1992-09-29 電子部品封止用成形金型

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JPH06106560A true JPH06106560A (ja) 1994-04-19

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25924392A Pending JPH06106560A (ja) 1992-09-29 1992-09-29 電子部品封止用成形金型

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JP (1) JPH06106560A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009196230A (ja) * 2008-02-22 2009-09-03 Denso Corp モールドパッケージの製造方法およびモールド用の金型
JP2011159915A (ja) * 2010-02-03 2011-08-18 Daiichi Seiko Kk 樹脂封止金型装置
JP2012156149A (ja) * 2011-01-21 2012-08-16 Daiichi Seiko Co Ltd 樹脂封止装置および樹脂封止方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009196230A (ja) * 2008-02-22 2009-09-03 Denso Corp モールドパッケージの製造方法およびモールド用の金型
JP2011159915A (ja) * 2010-02-03 2011-08-18 Daiichi Seiko Kk 樹脂封止金型装置
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