JPH06106538A - タイヤ加硫プレスの上下金型芯合わせ装置 - Google Patents

タイヤ加硫プレスの上下金型芯合わせ装置

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JPH06106538A
JPH06106538A JP28043192A JP28043192A JPH06106538A JP H06106538 A JPH06106538 A JP H06106538A JP 28043192 A JP28043192 A JP 28043192A JP 28043192 A JP28043192 A JP 28043192A JP H06106538 A JPH06106538 A JP H06106538A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dome
mold
screw body
lower metal
top frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP28043192A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiyougo Sarumaru
正悟 猿丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モールド高さ調整装置を改良し、上下金型の
同芯度の調整を行うことのできるタイヤ加硫プレスの上
下金型芯合わせ装置を提供する。 【構成】 上下金型部材をドーム又はタイロッド付トッ
プフレームを介して締付可能であり、上金型部材を保持
するドーム又はトップフレームはスライドにより昇降自
在であるタイヤ加硫プレスに用いられ、ドーム又はトッ
プフレームの中心に回転自在に設けられたモールド高さ
調整用雌ネジ体32と、上金型部材の中心に立設された
雄ネジ体33とからなり、前記雄ネジ体33は水平移動
自在とすることによって、モールド高さ調整と上下金型
の同芯度の調整を行うことができるようにした上下金型
芯合わせ装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上下金型部材をドーム
又はタイロッド付トップフレームを介して締付可能であ
り、上金型部材を保持するドーム又はトップフレームは
スライドにより昇降自在であるタイヤ加硫プレスに用い
られるモールド高さ調整装置を改良し、上下金型の同芯
度の調整を行うことのできるようにした上下金型芯合わ
せ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧締付・垂直昇降式のタイヤ加硫プレ
スは種々のものが存在する。油圧締付シリンダの反力を
受けるプレスフレームの観点から分類すると、四角フレ
ーム式とドームロック式に大別できる。四角フレーム式
は、特開昭59−12827号公報、特開昭61−13
4210号公報、特開昭63−118209号公報に示
されるものがある。この四角フレーム式のものは、油圧
締付シリンダの反力を受けるため強固なフレーム枠を必
要とし、昇降する上金型とプレスフレームの間に反力を
支える退避自在な伝達部材を必要とする。
【0003】そこで、上下金型を開閉自在な上下ドーム
の中に収納し、上下ドームの中で上下金型を加圧するこ
とにより、フレーム枠を簡単にすると共に支持部材を不
要にしたものがドームロック式であり、特開昭56−1
61139号公報や特開昭59−138432号公報に
示されるものが知られている。本発明のタイヤ加硫プレ
スはこのドームロック式を更に改良せんとするものであ
る。
【0004】つぎに、図4により特開昭59−1384
32号公報のドームロック式タイヤ加硫プレスを説明す
る。1は下金型、2は上金型、3は下プラテン等の下部
モールド取付部材、4は上プラテン等の上部モールド取
付部材、5は下ドーム、6は上ドーム、7はロック装
置、8は締付シリンダ、9は昇降シリンダ、10はベー
スフレーム、11はサイドフレーム、12はモールド高
さ調整装置である。下金型1は下部モールド取付部材3
にボルト等により取り付けられ、下部モールド取付部材
3は支持棒13によりベースフレーム10に固定されて
いる。上金型2は上部モールド取付部材4にボルト等に
より取り付けられ、上部モールド取付部材4はモールド
高さ調整装置12を介して上ドーム6に固定されてい
る。
【0005】このモールド高さ調整装置12は、図5に
示すように、上ドーム6の中心に回転自在に設けられた
雌ネジ体21と、上部モールド取付部材4の中心に立設
された雄ネジ体22とからなるものであり、駆動装置2
3によって雌ネジ体21を回転させることにより、雄ネ
ジ体22を上下動させ、大小の上下金型1,2の高さの
差を吸収することができるようになっている。
【0006】図4に戻って、下ドーム5は支持棒13に
案内されて僅かに昇降自在であり、その下面には締付シ
リンダ8が取付けられ、ピストンロッド8aは下部モー
ルド取付部材3に連結されている。上ドーム6は横枠1
4に取り付けられ、横枠14の側部とサイドフレーム1
1の間には移動台25と軌道台26とからなるスライド
27が配設されている。また、横枠14には昇降シンリ
ダ9のピストンロッド9aが連結されており、昇降シン
リダ9を作動させることにより、横枠14はスライド2
7に案内されて昇降自在となっている。ロック装置7は
上下ドーム5,6を連結又は解放するためのものであ
り、例えばバイヨネットロック等が用いられる。
【0007】上述したドームロック式タイヤ加硫プレス
の作動は以下の通りである。まず、開閉動作を説明す
る。ロック装置7を解放状態にして、昇降シリンダ9を
伸長させると、横枠14がスライド27に案内されて上
昇する。そして、上ドーム6、上部モールド取付部材4
及び上金型2が二点鎖線のような上昇位置となり、グリ
ーンタイヤの装着や成形タイヤの取り出しが行われる。
また、昇降シリンダ9を短縮させると、上ドーム6は実
線位置となって、ロック装置7により上下ドーム5,6
を連結状態にして閉動作が完了する。つぎに、上下金型
1,2の締付動作を説明する。締付シリンダ8のポート
aに圧油を供給すると、締付シリンダ8に連結された下
ドーム5が下がる方向に加圧される。上ドーム6はロッ
ク装置7で下ドーム5と連結されているので、上ドーム
6及び上部モールド取付部材4即ち上金型2が引き下げ
られ、上下金型1,2間の加圧が行われる。
【0008】この加硫成形においては、上金型2の下金
型1に対する同芯度と、上金型2の垂直昇降度に高い精
度が要求されるが、この調整は上金型2をモールド高さ
調整装置12等を介して保持する横枠14の側部とサイ
ドフレーム11の間に配設した移動台25と軌道台26
とからなるスライド27によって行っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上金型2の下
金型1に対する芯合わせ作業と、上金型2の昇降の平行
出し作業とは、共に微妙であって熟練を要するが、この
両方の調整作業をスライド27で行うのでは工数がかか
りすぎるという問題点を有している。また、モールド高
さ調整装置12は上下方向の移動のみが可能であり、水
平方向の移動はできないため、この調整作業の内の芯合
わせをモールド高さ調整装置12によって行うこともで
きない。
【0010】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、モールド高さ調整装置の機構を流用し、上下金
型の同芯度の調整を簡単に行うことのできるタイヤ加硫
プレスの上下金型芯合わせ装置を提供せんとするもので
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のタイヤ加硫プレスの上下金型芯合わせ装置
は、上下金型部材をドーム又はタイロッド付トップフレ
ームを介して締付可能であり、上金型部材を保持するド
ーム又はトップフレームはスライドにより昇降自在であ
るタイヤ加硫プレスに用いられ、ドーム又はトップフレ
ームの中心に回転自在に設けられたモールド高さ調整用
雌ネジ体と、上金型部材の中心に立設された雄ネジ体と
からなり、前記雌ネジ体は水平移動自在であるものであ
る。
【0012】
【作用】雌ネジ体をドーム又はトップフレームに対して
水平移動させると、雄ネジ体は雌ネジ体に従って水平移
動し、雄ネジ体を立設した上金型部材はドーム又はトッ
プフレームに対して水平移動するため、ドーム又はトッ
プフレームとは水平方向には不動状態にある下金型部材
に対して、上金型部材を水平移動させることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は本発明のタイヤ加硫プレスの上下金型芯
合わせ装置の断面図、図2は図1のA矢視図である。な
お、ドームロック式タイヤ加硫プレスの全体構成とその
作動は図4で説明したものと同様であるので、以下本発
明の上下金型芯合わせ装置について説明することとし、
図1及び図2において図4と同様な作用を有する部分に
は同一の符号を付してその説明を省略する。
【0014】図1及び図2において、この上下金型芯合
わせ装置31は、雌ネジ体32と、雄ネジ体33と、移
動プレート34と、押しボルト35と、駆動装置36と
から構成されている。従来のモールド高さ調整装置に、
移動プレート34と押しボルト35が追加された点が従
来と異なっている。雌ネジ体32の凹部32aは上ドー
ム6の中心に設けられた大径穴6a内に緩挿されてお
り、雌ネジ体32はこの大径穴6a内で水平移動自在と
なっている。また、雌ネジ体32の凹部32aは移動プ
レート34の中心に設けられた穴34a内に挿入されて
おり、駆動装置36を作動させると、雌ネジ体32はこ
の穴34a内で回転するようになっている。雄ネジ体3
3は上部モールド取付部材4の中心に立設されており、
雌ネジ体32の雌ネジ部32bと噛み合う雄ネジ部33
aを有している。移動プレート34は4方に端部34b
を有しており、この端部34bに向かって配設された進
退自在な押しボルト35が端部34bを押すと、移動プ
レート34は上ドーム6上をスライドするようになって
いる。駆動装置36は移動プレート34に連結されてお
り、駆動装置36は移動プレート34の移動に従って移
動するようになっている。なお、上ドーム6に設けられ
た貫通穴6b内に緩挿されたガイドシャフト38は、そ
の端部が上部モールド取付部材4に固定されており、上
部モールド取付部材4が上ドーム6に対して回転するこ
とを阻止している。
【0015】つぎに、上述した上下金型芯合わせ装置3
1の作動を説明する。まず、本来のモールド高さ調整作
業について説明する。駆動装置36によって雌ネジ体3
2を回転させると、雌ネジ部32bと雄ネジ部33aの
噛み合いにより、ガイドシャフト38によって回転が阻
止された雄ネジ体33は昇降する。これにより、上部モ
ールド取付部材4は上ドーム6に対して上下方向に移動
し、大小の上下金型1,2の高さの差を吸収することが
できるようになる。
【0016】さらに、上下金型の芯合わせ作業について
説明する。4つの押しボルト35を前進又は後退させる
ことにより、移動プレート34を上ドーム6上でスライ
ドさせると、雌ネジ体32は大径穴6a内で水平移動
し、雄ネジ体33もそれに従って水平移動する。これに
より、上部モールド取付部材4は上ドーム6に対して水
平方向に移動し、上ドーム6とは水平方向には不動状態
にある下部モールド取付部材3に対して、上部モールド
取付部材4は水平方向に移動する。このため、上部モー
ルド取付部材4に固定された上金型2と、下部モールド
取付部材3に固定された下金型1の芯合わせを、押しボ
ルト35の進退だけで簡単に、しかも確実に行うことが
できるようになる。その結果、タイヤ加硫プレスにおい
て高品質の加硫結果を得るために高い精度が要求される
上金型2の下金型1に対する同芯度と、上金型2の垂直
昇降度の内の、同芯度の調整については上下金型芯合わ
せ装置31に、垂直昇降度の調整についてはスライド2
7に各々受け持たせることが可能となるため、調整作業
の工数を大幅に低減することができるようになる。
【0017】なお、図4では、ドームロック式タイヤ加
硫プレスの内でも、上下金型部材の締付をドームを介し
て行い、上金型部材の昇降を上金型部材を保持したドー
ムの昇降によって行うタイプのものに上下金型芯合わせ
装置を用いた場合について説明したが、図3に示したよ
うに、締付シリンダ51と連結・開放自在なタイロッド
52を備えたトップフレーム53を介して上下金型部材
の締付を行い、上金型部材の昇降を上金型部材を保持し
たトップフレーム53の昇降によって行うタイプのもの
にも同様に適用することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので以下に記載する効果を奏する。雌ネジ体をドーム又
はトップフレームに対して水平移動させると、雄ネジ体
は雌ネジ体に従って水平移動し、雄ネジ体を立設した上
金型部材はドーム又はトップフレームに対して水平移動
するため、ドーム又はトップフレームとは水平方向には
不動状態にある下金型部材に対して、上金型部材を水平
移動させることができる。その結果、上下金型芯合わせ
装置で上下金型の芯合わせを、簡単に、しかも確実に行
うことができるようになるので、タイヤ加硫プレスにお
いて高品質の加硫結果を得るために高い精度が要求され
る上金型の下金型に対する同芯度と、上金型の垂直昇降
度の内の、同芯度の調整については上下金型芯合わせ装
置に、垂直昇降度の調整についてはスライドに各々受け
持たせることが可能となるため、調整作業の工数を大幅
に低減することができ、再調整も簡単にできるようにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のタイヤ加硫プレスの上下金型芯合わせ
装置の断面図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】タイヤ加硫プレスの模式図である。
【図4】他のタイヤ加硫プレスの模式図である。
【図5】従来のモールド高さ調整装置の断面図である。
【符号の説明】
1 下金型(下金型部材) 2 上金型(上金型部材) 3 下部モールド取付部材(下金型部材) 4 上部モールド取付部材(上金型部材) 6 上ドーム 31 上下金型芯合わせ装置 32 雌ネジ体 33 雄ネジ体 34 移動プレート 35 押しボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:24 B29L 30:00 4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下金型部材をドーム又はタイロッド付
    トップフレームを介して締付可能であり、上金型部材を
    保持するドーム又はトップフレームはスライドにより昇
    降自在であるタイヤ加硫プレスに用いられ、ドーム又は
    トップフレームの中心に回転自在に設けられたモールド
    高さ調整用雌ネジ体と、上金型部材の中心に立設された
    雄ネジ体とからなり、前記雄ネジ体は水平移動自在であ
    ることを特徴とするタイヤ加硫プレスの上下金型芯合わ
    せ装置。
JP28043192A 1992-09-25 1992-09-25 タイヤ加硫プレスの上下金型芯合わせ装置 Pending JPH06106538A (ja)

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JP28043192A JPH06106538A (ja) 1992-09-25 1992-09-25 タイヤ加硫プレスの上下金型芯合わせ装置

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JP28043192A JPH06106538A (ja) 1992-09-25 1992-09-25 タイヤ加硫プレスの上下金型芯合わせ装置

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JPH06106538A true JPH06106538A (ja) 1994-04-19

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ID=17624964

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JP28043192A Pending JPH06106538A (ja) 1992-09-25 1992-09-25 タイヤ加硫プレスの上下金型芯合わせ装置

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JP (1) JPH06106538A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001150445A (ja) * 1999-11-26 2001-06-05 Ichimaru Giken:Kk タイヤ加硫装置における上金型の昇降ガイド装置
CN104339499A (zh) * 2013-08-07 2015-02-11 风神轮胎股份有限公司 轮胎模具的定位装置

Cited By (2)

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JP2001150445A (ja) * 1999-11-26 2001-06-05 Ichimaru Giken:Kk タイヤ加硫装置における上金型の昇降ガイド装置
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