JPH06105934A - ゴルフクラブシャフトのたわみ特性の測定方法 - Google Patents
ゴルフクラブシャフトのたわみ特性の測定方法Info
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- JPH06105934A JPH06105934A JP4257982A JP25798292A JPH06105934A JP H06105934 A JPH06105934 A JP H06105934A JP 4257982 A JP4257982 A JP 4257982A JP 25798292 A JP25798292 A JP 25798292A JP H06105934 A JPH06105934 A JP H06105934A
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Abstract
分(調子)のミクロな分布を直感的に把握することがで
きるたわみ特性の測定方法を得ること。 【構成】 ゴルフクラブシャフトのグリップ側を固定
し、その自由端部側に荷重を作用させて該クラブシャフ
トをたわませ、この負荷状態におけるクラブシャフトの
中立軸の中立位置からの変位量を、その長さ方向に測定
し、この実測結果から負荷状態のクラブシャフトのたわ
み曲線の近似曲線を求め、この近似たわみ曲線から、ク
ラブシャフトの曲率の長さ方向の変化を示す曲率曲線を
求めるゴルフクラブシャフトのたわみ特性の測定方法。
Description
特性を測定する方法に関する。
905 号で、新しいゴルフクラブのたわみ特性の測定方法
を提案した。この測定方法は、クラブシャフトのバット
(グリップ)側を固定して、そのチップ(自由端部)側
に荷重を作用させ、この負荷時のたわみ曲線の荷重点に
おける接線と、無負荷時の中立軸との交点を求め、クラ
ブシャフトの固定端部側または自由端部側の特定点か
ら、この交点迄の距離を求めて、たわみ特性値としたも
のである。このたわみ特性値は、距離(長さ)のディメ
ンションを持つから、クラブシャフトの曲がりやすい部
分を直感的に把握できる。例えば、クラブシャフトの固
定部側を基準としてこの距離λを求めると、このλが小
さいことは、バット側に近いところからの曲がりが大き
いことを意味し、大きいことは、チップ側に近いところ
からの曲がりが大きいことを意味し、中間の値は、両者
の中間であることを意味する。
わみ特性値は、クラブシャフト全体をマクロに見たたわ
み特性をよく示すが、ミクロに見たたわみ特性、つま
り、クラブシャフトの長さ方向の各点におけるたわみ特
性を示すには、不十分であることが分かって来た。
ラブシャフトのたわみ特性を、その長さ方向にミクロに
測定できる測定方法を得ることを目的とする。
曲率分布を調べれば、そのたわみ特性を長さ方向にミク
ロに測定できるという着想に基づいて完成されたもの
で、次のステップを含むことを特徴としている。すなわ
ち、クラブシャフトのグリップ側を固定し、その自由
端部側に荷重を作用させて該クラブシャフトをたわませ
るステップ、この負荷状態におけるクラブシャフトの
中立軸の中立位置からの変位量を、その長さ方向に測定
するステップ、この実測結果から負荷状態のクラブシ
ャフトのたわみ曲線の近似曲線を求めるステップ、およ
びこの近似曲線から、クラブシャフトの曲率の長さ方
向の変化を示す曲率曲線を求めるステップである。
トの長さ方向の曲率曲線を簡単確実に求めることがで
き、この曲率曲線によれば、クラブシャフトの各点にお
けるミクロなたわみ特性を直感的に把握することができ
る。
は、上記λと一致することを見出した。すなわち、曲率
曲線の図心を求めるステップをさらに設けることによ
り、負荷時のたわみ曲線の荷重点における接線と無負荷
時の中立軸との交点から、クラブシャフトの固定端部側
の特定点迄の距離を、実質的に測定することができる。
つまり、特願平4-42905 号で本出願人が提案したマクロ
なたわみ特性値を簡単に測定することができる。クラブ
シャフトの中立軸からの変位量は、一定間隔毎にサンプ
リングして測定し、例えば最小二乗法により、たわみ曲
線の近似曲線を求めることができる。
ま、クラブシャフトのグリップ側を固定して片持ち梁と
する。この片持ち梁のたわみ曲線の荷重点における接線
と、無負荷時の中立軸との交点の位置は一義的に定ま
り、さらに、この交点の位置は長さのディメンションで
表わせるから、たわみ特性(曲がりやすい部分、調子)
を直感的に知ることができる。上述の特願平4-42905 号
は、この特性を用いて、クラブシャフトのたわみ特性を
測定するものである。
ャフト11のグリップG側を固定して片持ち梁とし、ク
ラブシャフト11(長さs0 )の長さ方向をxとするx
y座標系を考える。このクラブシャフト11の自由端部
Tに、一定荷重Wを作用させて、クラブシャフト11を
たわませる。次に、このときのたわみ曲線(クラブシャ
フト11)上の荷重の作用点Wまたは荷重の作用点Wか
ら任意の距離だけ離れた点Q(x=sの位置)における
接線と、無負荷時の中立軸xとの交点Rを求める。そし
て、この交点Rの固定端Oからの距離λをもって、0≦
x≦sにおけるたわみ特性(調子)とする。従って、s
=s0 のときが、固定端から荷重点迄のたわみ特性を表
わすことになり、特願平4-42905 号は、この場合に相当
する。
の範囲では、荷重Wの大小とは無関係であり、図2に示
すように、λの大小λa 、λb で、クラブシャフト11
の全体としてのたわみ特性を表わすことができる。な
お、図2では、便宜上、変位量δが一定の場合を描いて
いるが、δを一定にせずにλを比較しても、この一般性
は失われない。
ブシャフト11a、11bは、同じ評価ができる。つま
り、クラブシャフト群のたわみ特性を、マクロに、 λが小さいことは、バット側に近いところからの曲が
りが大きい、 λが大きいことは、チップ側に近いところからの曲が
りが大きい、 λが中間の値であることは、両者の中間であること、 と分類できる。
シャフトのたわみ特性の測定とは別に、さらに、クラブ
シャフトの曲率曲線を描いて、たわみ特性をミクロに測
定するのである。
a、11bを模式的に示し、図4は、そのたわみ曲線1
1a、11bの曲率曲線11a”、11b”を模式的に
示している。このように、曲げ剛性分布が異なるクラブ
シャフト11においては、λが同一でも、曲率曲線が異
なることが生じ得る。
めるため、図1に示すように、クラブシャフト11のグ
リップG側を固定し、その自由端部側に荷重Wを作用さ
せて該クラブシャフトをたわませ、この負荷状態におけ
るクラブシャフトの中立軸xからの変位量を、その長さ
方向に測定し、この実測結果から負荷状態のクラブシャ
フト11のたわみ曲線の近似曲線を求め、この近似たわ
み曲線から、クラブシャフトの曲率の長さ方向の変化を
示す曲率曲線を求める。
側を固定したクラブシャフト11の上部には、図1に示
すように、該クラブシャフト11の延長方向(x方向)
と平行にガイドレール20が設けられ、このガイドレー
ル20に沿わせてレーザ測長器21が移動可能に設けら
れている。レーザ測長器21は、被測定物に向けてレー
ザ光を発し、その反射光から、被測定物迄の距離を測定
する周知のもので、この例では、クラブシャフト11に
荷重Wを作用させないときの中立位置(x軸)に対し、
荷重Wを作用させたときの変位量y(x)を測定する。この
値y(x)(0≦x≦s)は、クラブシャフト11の一定距
離(例えば15mm)毎にサンプリングして、測定する。
11の曲率曲線を近似的に求める。いま、近似たわみ曲
線として、6次の多項式を用いると、 y(x)=a6x6+a5x5+・・・・・・・a1x+a0 この6次関数の係数a6、a5、・・・・a0は、実測値y(x)に対
して最小二乗法により、決定することができる。一方、
たわみ曲線y(x)と曲率1/ρ(x) との間には、クラブシャ
フト11の変形量の小さい範囲では、
と、曲率曲線を求めることができる。
ると、 y'(x)=6・a6x5+5・a5x4+・・・・・・・2・a2x+a1 y”(x)=5・6・a6x4+4・5・a5x3+・
・・・・・・1・2・a2 この2回微分によって得た曲率曲線は、クラブシャフト
11の長さ方向の曲率の変化を示すものであるから、ク
ラブシャフト11のたわみ特性をミクロに示すことがで
きる。なお、図1において、ρ(x) は、たわみ曲線
上の任意のx座標における曲率円の半径、Sはその中心
を意味している。
の実測によって得られた近似たわみ曲線例を示し、図
8、図9、図10は、この近似たわみ曲線から求めた曲
率曲線を示している。すなわち、図5は、従来の硬さ表
記「R」の3本のクラブシャフト11につき求めた近似
たわみ曲線R1、R2、R3を示し、図6は、同「S」
の3本のクラブシャフト11につき求めた近似たわみ曲
線S1、S2、S3を示し、図7は、同「X」の3本の
クラブシャフト11につき求めた近似たわみ曲線X1、
X2、X3を示している。この近似たわみ曲線では、各
クラブシャフト11の差が容易に見出しにくい。
わみ曲線から求めた3本の曲率曲線R1”、R2”、R
3”を示し、図9は、図6の3本の近似たわみ曲線から
求めた3本の曲率曲線S1”、S2”、S3”を示し、
図10は、図7の3本の近似たわみ曲線から求めた3本
の曲率曲線X1”、X2”、X3”を示している。これ
らの曲率曲線は、近似たわみ曲線に比して、各クラブシ
ャフト11の長さ方向の曲率変化を表わしており、マク
ロなたわみ特性値λに対してミクロなたわみ特性を表わ
している。
を求めると、その原点Oからの距離が、上記λに等しい
ことを見出した。
率曲線11”の面積をAとし、図心のx座標をx*とす
る。すると、図心の定義より、
まま、λの値となる。従って、本発明によれば、まず曲
率曲線を求めることでクラブシャフト11のミクロなた
わみ特性を求めることができ、次に、この曲率曲線の図
心を求めることで、同クラブシャフト11のマクロなた
わみ特性である上記λを求めることができる。
S1ないしS3、およびX1ないしX3の図心の位置を
λR1ないしλR3、λS1ないしλS3、およびλX1ないしλ
X3として表わした。
ブシャフトのたわみ特性、特にミクロに見て曲がりやす
い部分がどこにあるかを直感的に測定することができ
る。また、請求項2によれば、マクロに見たクラブシャ
フトのたわみ特性を曲率曲線から簡単に求めることがで
きる。
ば、例えば、現存するゴルフクラブシャフトに近い特性
のゴルフクラブシャフトを、高い再現性で製造すること
が可能となり、従来の熟練者の感に頼ったゴルフクラブ
シャフトの製造を科学的な製造方法に変えることができ
る。
定方法の原理をスケルトンで描いた説明図である。
スケルトン図である。
す説明図である。
である。
線の例を示すたわみ曲線図である。
線の例を示すたわみ曲線図である。
線の例を示すたわみ曲線図である。
線図である。
線図である。
曲線図である。
説明する説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ゴルフクラブシャフトのグリップ側を固
定し、その自由端部側に荷重を作用させて該クラブシャ
フトをたわませるステップ;この負荷状態におけるクラ
ブシャフトの中立軸の中立位置からの変位量を、その長
さ方向に測定するステップ;この実測結果から負荷状態
のクラブシャフトのたわみ曲線の近似曲線を求めるステ
ップ;および、 この近似たわみ曲線から、クラブシャフトの曲率の長さ
方向の変化を示す曲率曲線を求めるステップ;とを含む
ゴルフクラブシャフトのたわみ特性の測定方法。 - 【請求項2】 請求項1において、さらに曲率曲線の図
心を求めるステップを含むゴルフクラブシャフトのたわ
み特性の測定方法。 - 【請求項3】 請求項1または2において、クラブシャ
フトの中立軸の中立位置からの変位量は、一定間隔毎に
サンプリングして測定するゴルフクラブシャフトのたわ
み特性の測定方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25798292A JP3445630B2 (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | ゴルフクラブシャフトのたわみ特性の評価方法 |
US08/023,368 US5429008A (en) | 1992-02-28 | 1993-02-25 | Method and apparatus for measuring figure of deflection of golf club shaft |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25798292A JP3445630B2 (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | ゴルフクラブシャフトのたわみ特性の評価方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06105934A true JPH06105934A (ja) | 1994-04-19 |
JP3445630B2 JP3445630B2 (ja) | 2003-09-08 |
Family
ID=17313905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25798292A Expired - Lifetime JP3445630B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-09-28 | ゴルフクラブシャフトのたわみ特性の評価方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3445630B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1992
- 1992-09-28 JP JP25798292A patent/JP3445630B2/ja not_active Expired - Lifetime
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CN106442112B (zh) * | 2016-11-03 | 2019-04-30 | 成都理工大学 | 一种岩板试样悬臂式弯曲试验装置 |
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CN113029478B (zh) * | 2021-03-17 | 2023-05-16 | 中国南方电网有限责任公司超高压输电公司检修试验中心 | 一种高压直流穿墙套管挠度计算及测量方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3445630B2 (ja) | 2003-09-08 |
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