JP2885422B2 - 形状評価装置および形状評価方法 - Google Patents

形状評価装置および形状評価方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、被測定物の形状を評価する形状評価装置
および形状評価方法に関する。
(従来の技術) 近年、プラスチックレンズの成形技術が確立され、各
種光学系にプラスチック製の非球面レンズが使われ始め
ている。
ところで、こうした非球面レンスではどのような曲線
に製作されているかを知るために、被測定物である非球
面レンズの形状を測定して評価することが行なわれてい
る。
具体的には、従来、干渉渦を用いて評価をすることが
行なわれている。すなわち、非球面レンズの形状に応じ
て、マスターレンズ(基準レンズ)を手作業で作成す
る。そして、このマスターレンズを用い、レーザーによ
るホログラム手法で非球面レンズの形状を測定してい
た。
(発明が解決しようとする課題) ところが、レーザー干渉渦法は、形状のずれが生じて
いる部分がどのような曲線であるのかということを示す
数的指標がないので、設計時の形状との誤差を数式で求
めることができず、製品の評価は難しいものであった。
この発明は上記事情に着目してなされたもので、その
目的とするところは、測定情報の処理によって被測定物
を容易に評価することができる形状評価装置および形状
評価方法を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、請求項1に記載の被評価
非球面形状の非球面式を回帰的な手法によって求めるた
めの形状評価装置は、被評価非球面形状を計測する第1
の手段と、第1の手段により計測された被評価非球面形
状上の非球面軸の位置及び傾斜を探索する第2の手段
と、前記非球面軸の位置及び傾斜に基づいて、前記第1
の手段により計測された被評価非球面形状を前記非球面
式に適する座標系に座標変換し、この座標変換結果から
回帰的手法によって被測定非球面形状の非球面式のパラ
メータを推定する第3の手段とを有する。
また、請求項4に記載の被評価非球面形状の非球面式
を回帰的な手法によって求めるための形状評価方法は、
被評価非球面形状を計測する第1の工程と、第1の工程
により計測された被評価非球面形状上の非球面軸の位置
及び傾斜を探索する第2の工程と、前記非球面軸の位置
及び傾斜に基づいて前記第1の工程により計測された被
評価非球面形状を前記非球面式に適する座標系に座標変
換し、この座標変換結果から回帰的手法によって被測定
非球面形状の非球面式のパラメータを推定する第3の工
程とを有する。
(作用) 請求項1の形状評価装置、請求項4の形状評価方法に
よると、被測定物の形状を測定する。そして、この測定
した形状の情報を用いて、順に非球面軸、非球面軸の傾
斜、回帰曲線を探索し、その後、探索した情報にしたが
って回帰曲線を算出する。そして、この回帰曲線と、上
記測定した被測定物の形状との偏差を求めることによ
り、被測定物の評価が行われる。
したがって、被測定物が容易に評価することができる
ようになる。しかも、ホログラム手法で用いる1個、数
百万円もするような品物を使用しないですむので、コス
トの点でも優れる。
(実施例) 以下、この発明を第1図ないし第5図に示す一実施例
にもとづいて説明する。第1図は被測定物、例えば非球
面レンズの形状評価装置を示し、1は形状測定装置、例
えばフォームタリサーフである。そして、このフォーム
タリサーフ1を用いて、被測定物としての非球面レンズ
の形状を測定できるようになっている。
一方、2はマイクロコンピュータから構成された処理
回路である。処理回路2は、測定データから測定した形
状の非球面軸を探索する非球面軸探索回路3、この探索
した非球面軸の傾斜を探索する非球面軸傾斜探索回路
4、回帰曲線のパラメータを探索する回帰曲線パラメー
タ探索回路5、形状、非球面軸、非球面軸の傾斜の各探
索の結果にしたがって回帰曲線を算出する回帰曲線算出
回路6から構成されている。また各探索回路での探索に
は、減衰最小二乗法が用いられている。そして、処理回
路2は、非球面レンズの形状が読取られると、非球面軸
探索回路3,非球面軸傾斜探索回路4,回帰曲線パラメータ
探索回路5,回帰曲線算出回路6の順に数値処理を行なう
ようになっている。なお、回帰曲線式の算出には次式を
用いている。
但し、R:曲線半径、 K:円錘定数、 A1,A2,A3,…:非球面定数、 X2,X3,X4,…:回帰次数(任意に設定できる) そして、この処理回路2の入力側が上記フォームタリ
サーフ1に接続されている。また処理回路2の出力側に
は偏差グラフ表示装置7が接続されている。この偏差グ
ラフ表示装置7には、処理回路2で算出した回帰曲線
と、測定した非球面レンズのレンズ測定形状との偏差を
求めるべく、双方の結果を対比して表示する機能、例え
ば処理回路2で算出した回帰曲線を直線化して表示し、
この回帰曲線と対応するようにレンズ測定形状をプロッ
トするグラフ機能を有していて、グラフでレンズ測定形
状の偏差の大小を表わすようにしている。
つぎに、こうして構成された形状評価装置の作用を、
形状評価方法と共に第2図に示すフローチャートにした
がって説明する。
すなわち、凸面の非球面レンズ(ピックアップヘッド
対物レンズ)の測定データに最もフィットする回帰曲線
を求める。
これには、まず、未知形状の非球面レンズのレンズ形
状をフォームタリサーフ1を用いて測定する。すると、
この測定データが処理回路2に入力されていく。ところ
が、この測定データを見ると、フォームタリサーフ基準
座標と、レンズ基準座標とが異なっている。実際には、
第3図に示される設計形状に対して「4μm」偏差して
いるようなレンズ測定形状が、測定データとして処理回
路2に入力されていく。
そこで、処理回路2では、まず、非球面軸探索回路3
において、減衰最小二乗法により、測定データから非球
面軸を探索していく。すなわち、第5図の一点鎖線αで
示す測定形状が入力されたとすると、実線のZ軸に示さ
れるような非球面軸が算出されていく。つまり、中心座
標となる、非球面軸なるZ0,それと直角なX0の座標が得
られる。
ここで、測定時の傾斜を考慮しなければ正確なパラメ
ータを推定できないから、つぎに非球面軸傾斜探索回路
4で行なわれる減衰最小二乗法を使って、非球面軸の傾
斜θを探索していく。これにより、第5図の測定形状α
が「β」で示す測定時の一点鎖線のレンズ設置基準座標
に対応していき、回帰曲線に必要なうちのパラメータ
「X0,Z0,θ」が定められ、軸の傾斜θを補正する。する
と、第3図に示す設計形状からのレンズ形状の偏差が求
められる。
こうした基本的なパラメータの探索が終えると、回帰
曲線パラメータ探索回路5によって演算される減衰最小
二乗法により、残る回帰線のパラメータ、R(曲率半
径)、K(円錘定数)、A1,A2,A3,…(非球面定数)、X
2,X3,X4,…(回帰次数)が推定されていく。そして、こ
うして得られるパラメータを使って、次に回帰曲線算出
回路6で; なる式の演算が行なわれていく。これにより、測定デ
ータに最もフィットした回帰曲線が数値で表わされてい
く。
そして、偏差グラフ表示装置7において、この処理回
路2で算出した回帰曲線とレンズ測定形状との偏差が、
図4に示すように、回帰曲線を基準として(図に一点鎖
線で示す)、実線で示すようにグラフ表示されていく。
そして、これと共にこの回帰曲線と対応するようにレン
ズ測定形状がグラフ表示されていく。
しかるに、グラフ表示された線間相互は、レンズ測定
形状の偏差の大小を表わすことになる。それ故、偏差か
ら非球面レンズの形状を高い正確さで評価することがで
きる。実験によれば、本実施例は「0.1μm」の誤差の
回帰曲線を求めることができた。つまり、その解析能に
応じたレンズ形状の解析評価ができる。
したがって、測定情報の処理によって被測定物を容易
に評価することができる。しかも、従来のようなホログ
ラム手法で用いる1個、数百万円もするような品物を使
用しないので、コストの点でも優れる。
[発明の効果] 以上説明したように請求項1の形状評価装置、請求項
2の形状評価方法によれば、測定情報の処理によって被
測定物を容易に評価することができる。しかも、ホログ
ラム手法の1個、数百万円もするような品物を使用しな
いので、コストの点でもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示し、第1図は形状評価
装置の構成を示すブロック図、第2図は非球面の測定デ
ータから回帰曲線を算出する工程を示すフローチャー
ト、第3図は形状測定装置の形状測定による偏差を示す
線図、第4図は算出した非球面の回帰曲線と測定形状と
の偏差を示す線図、第5図は先の回帰曲線を算出する工
程に沿って行なわれる探索を説明するための図である。 1……フォームタリサーフ、3……非球面軸探索回路、
4……非球面軸傾斜探索回路、5……回帰曲線パラメー
タ探索回路、6……回帰曲線算出回路、7……偏差グラ
フ表示装置。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被評価非球面形状の非球面式を回帰的な手
    法によって求めるための形状評価装置であって、 被評価非球面形状を計測する第1の手段と、 第1の手段により計測された被評価非球面形状上の非球
    面軸の位置及び傾斜を探索する第2の手段と、 前記非球面軸の位置及び傾斜に基づいて、前記第1の手
    段により計測された被評価非球面形状を前記非球面式に
    適する座標系に座標変換し、この座標変換結果から回帰
    的手法によって被測定非球面形状の非球面式のパラメー
    タを推定する第3の手段と を有することを特徴とする非球面形状の形状評価装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の形状評価装置において、 被評価非球面形状は、非球面レンズの非球面形状である
    ことを特徴とする形状評価装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の形状評価装置において、 第3の手段は、 減衰最小二乗法を用いて非球面式のパラメータを推定す
    るものであることを特徴とする形状評価装置。
  4. 【請求項4】被評価非球面形状の非球面式を回帰的な手
    法によって求めるための形状評価方法であって、 被評価非球面形状を計測する第1の工程と、 第1の工程により計測された被評価非球面形状上の非球
    面軸の位置及び傾斜を探索する第2の工程と、 前記非球面軸の位置及び傾斜に基づいて前記第1の工程
    により計測された被評価非球面形状を前記非球面式に適
    する座標系に座標変換し、この座標変換結果から回帰的
    手法によって被測定非球面形状の非球面式のパラメータ
    を推定する第3の工程と を有することを特徴とする非球面形状の形状評価方法。
  5. 【請求項5】請求項4記載の形状評価方法において、 評価対象の非球面形状は、非球面レンズの非球面形状で
    あることを特徴とする形状評価方法。
  6. 【請求項6】請求項4記載の形状評価方法において、 第3の工程は、 減衰最小二乗法を用いて非球面式のパラメータを推定す
    るものであることを特徴とする形状評価方法。
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