JP4323268B2 - 形状測定装置、形状測定方法、形状解析装置 - Google Patents

形状測定装置、形状測定方法、形状解析装置 Download PDF

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Description

本発明は、形状測定装置、形状測定方法、形状解析装置に関する。詳しくは、面形状を解析的に求める形状測定装置に関する。
平面の平面度を測定する方法が知られ、例えば、真平面に加工された基準平面に対して、測定対象となる測定対象平面が有する凹凸が測定される。このような平面度測定としては、例えば図15に示されるように、略平行に配置された測定対象面の間隔を干渉縞から測定する干渉法が知られている。
図15において、二面間を計測する光学干渉計100は、レーザー光源としての光源101と、撮像手段としてのCCDカメラと、光軸上に配設されたハーフミラー103と、を備えている。
真平面に平面加工された基準面Dを有する基準体201と、測定対象面Eを有する測定対象体202と、が基準面Eと測定対象面Eとを略平行に対向させた状態で光学干渉計100の光軸上に配置されている。光源101からの入射光に対して測定対象面Eおよび基準面Dは垂直に配置されている。なお、基準体201と測定対象体202はともに透明な材質、例えばガラスで形成されている。
このような構成において、光源101からの光を測定対象体202および基準体201に入射すると、測定対象面Eと基準面Dとの間で干渉が生じ、干渉縞が現れる。この干渉縞がCCDカメラ102で観察されると、観察像から基準面Dと測定対象面Eとの間隔が各サンプリング点で求められる。すると、各サンプリング点において、測定対象面Eが基準面Dに対して有する凹凸が測定される。
ここで、基準平面Dは、真平面に加工されているとしたが、基準平面を真平面に加工すること自体に困難を有するという問題がある。そして、基準平面Dから測定対象面Eまでの間隔に基づいて測定対象面Eの平面度は評価されるので、基準平面Dに凹凸やうねりなどがあると、測定対象面Eの平面度を正確に求めることができないのは当然である。
本発明の目的は、基準平面を要することなく、測定対象となる測定対象面の形状を簡便かつ高精度に解析することができる形状測定方法を提供することにある。
本発明の形状測定装置は、測定対象となる3つの測定対象面のうちの2つずつを略平行に所定パターンの組合せで配置して、それぞれの所定パターンの組合せについて前記測定対象面の間隔を複数のサンプリング点で測定する測定手段と、前記測定対象面のれぞれに対して略平行に設定された仮想的な平面である参照平面から前記測定対象面までの距離を、前記測定対象面の形状を表す形状示数として設定する示数設定部と、前記測定手段にて測定される前記測定対象面の間隔は、組み合わされた前記測定対象面に設定された前記形状示数と、組み合わされた前記測定対象面に設定された前記参照平面間の距離と、の和に等しいとして式を立てそれぞれの所定パターンの組合せについて立てた前記式を連立させて連立式を導出する連立式導出部と、前記測定手段にて測定される前記測定対象面の間隔と、前記参照平面間の距離とに基づいて、導出された前記連立式を前記形状示数について解く連立式演算部と、を備え、前記測定手段は、3つの前記測定対象面のうちから2つずつを略平行に組み合せた3つの組と、前記3つの組のうちの一組について、一方の前記測定対象面に対して他方の前記測定対象面を90°だけ相対回転させた組と、前記3つの組のうちの一組について、一方の前記測定対象面に対して他方の前記測定対象面を平行に相対移動させた組と、の5つの組について前記測定対象面の面間隔を測定することを特徴とする。
このような構成によれば、測定対象面を所定パターンの組合せで配置して、それぞれの所定パターンの組合せについて測定対象面の間隔を複数のサンプリング点で測定する。そして、測定対象面の間隔と形状示数との関係を満たす方程式を導出して解けば、形状示数を求めることができる。すると、測定対象面の形状を参照平面からの残差として求めることができる。
平面度が未知の測定対象面を組み合せた面間距離を測定した測定データを演算処理することによって測定対象面の形状を求めることができるので、基準平面を用いることがなく測定対象面の形状を求めることができる。
参照平面からの残差(形状示数)dを各点において算出することができるので、単なる平面度の評価にとどまらず測定対象面の表面凹凸まで求めることができる。
また、このような構成によれば、測定対象面を組み合せた各組で測定領域の対応を図ることができ、連立方程式を解いて測定対象面の形状を示す形状示数を算出可能にできる。例えば、2つずつを略平行に組み合せた3つの組だけでは、中心軸線上しか対応する領域がないので、連立方程式を解いて平面形状を求めることができないが、さらに、相対回転させた組と、平行相対移動させた組とを加えることによって、測定領域を対応させて連立式を解くのに十分な条件を得ることができる。
なお、ここで、サンプリング点はすべての組で対応がとれていなければならない。
本発明の形状測定装置は、測定対象となる3つの測定対象面のうちの2つずつを略平行に所定パターンの組合せで配置して、それぞれの所定パターンの組合せについて前記測定対象面の間隔を複数のサンプリング点で測定する測定手段と、前記測定対象面のれぞれに対して略平行に設定された仮想的な平面である参照平面から前記測定対象面までの距離を、前記測定対象面の形状を表す形状示数として設定する示数設定部と、前記測定手段にて測定される前記測定対象面の間隔は、組み合わされた前記測定対象面に設定された前記形状示数と、組み合わされた前記測定対象面に設定された前記参照平面間の距離と、の和に等しいとして式を立てそれぞれの所定パターンの組合せについて立てた前記式を連立させて連立式を導出する連立式導出部と、前記測定手段にて測定される前記測定対象面の間隔と、前記参照平面間の距離とに基づいて、導出された前記連立式を前記形状示数について解く連立式演算部と互いに線形独立な要素を有する基底が設定された基底関数設定部を備え、前記参照平面から前記測定対象面までの距離は前記基底と所定の結合係数との線形結合で表され、前記測定手段は、3つの前記測定対象面のうちから2つずつを略平行に組み合せた3つの組と、前記3つの組のうちの一組について一方の前記測定対象面に対して他方の前記測定対象面を任意の角だけ相対回転させた組と、前記3つの組のうちの一組について、一方の前記測定対象面に対して他方の前記測定対象面を平行に相対移動させた組と、の5つの組について前記測定対象面の面間隔を測定することを特徴とする。
このような構成によれば、基底を設定して、結合係数との線形結合によって参照平面から測定対象面までの残差(形状示数)を表すところ、基底関数の線形独立な要素を十分に多くしてやれば、サンプリング点に対応した点を必ず連立方程式中に含むことができる。よって、サンプリング点は特に限定されず、任意の点で測定データを得ればよい。そして、測定対象面を組み合せた各パターンにおいてもサンプリング点を一致させる必要がない。このように、サンプリング点を管理しなくてよいので、測定手段での測定作業を簡便にすることができる。
また、基底関数の線形独立な要素の数を変化させることによって、測定対象面の形状を解析する程度を変化させることができる。例えば、基底関数を多項式とした場合にはその関数の次数を上げることによって表面凹凸を高分解能に求めることができる一方、この次数を下げることによって、周期の長いうねりを求めることができる。
本発明の形状測定方法は、測定対象となる3つの測定対象面のうちの2つずつを略平行に所定パターンの組合せで配置して、それぞれの所定パターンの組合せについて前記測定対象面の間隔を複数のサンプリング点で測定する測定工程と、前記測定対象面のれぞれに対して略平行に設定された仮想的な平面である参照平面から前記測定対象面までの距離を、前記測定対象面の形状を表す形状示数として設定する示数設定工程と、前記測定手段にて測定される前記測定対象面の間隔は、組み合わされた前記測定対象面に設定された前記形状示数と、組み合わされた前記測定対象面に設定された前記参照平面間の距離と、の和に等しいとして式を立てそれぞれの所定パターンの組合せについて立てた前記式を連立させて連立式を導出する連立式導出工程と、前記測定手段にて測定される前記測定対象面の間隔と、前記参照平面間の距離とに基づいて、導出された前記連立式を前記形状示数について解く連立式演算工程と、を備え、前記測定工程は、3つの前記測定対象面のうちから2つずつを略平行に組み合せた3つの組と、前記3つの組のうちの一組について、一方の前記測定対象面に対して他方の前記測定対象面を90°だけ相対回転させた組と、前記3つの組のうちの一組について、一方の前記測定対象面に対して他方の前記測定対象面を平行に相対移動させた組と、の5つの組について前記測定対象面の面間隔を測定することを特徴とする。
本発明の形状測定方法は、測定対象となる3つの測定対象面のうちの2つずつを略平行に所定パターンの組合せで配置して、それぞれの所定パターンの組合せについて前記測定対象面の間隔を複数のサンプリング点で測定する測定工程と、前記測定対象面のそれぞれに対して略平行に設定された仮想的な平面である参照平面から前記測定対象面までの距離を、前記測定対象面の形状を表す形状示数として設定する示数設定工程と、前記測定手段にて測定される前記測定対象面の間隔は、組み合わされた前記測定対象面に設定された前記形状示数と、組み合わされた前記測定対象面に設定された前記参照平面間の距離と、の和に等しいとして式を立て、それぞれの所定パターンの組合せについて立てた前記式を連立させて連立式を導出する連立式導出工程と、前記測定手段にて測定される前記測定対象面の間隔と、前記参照平面間の距離とに基づいて、導出された前記連立式を前記形状示数について解く連立式演算工程と、を備え、互いに線形独立な要素を有する基底が設定され、前記参照平面から前記測定対象面までの距離は前記基底と所定の結合係数との線形結合で表され、前記測定工程は、3つの前記測定対象面のうちから2つずつを略平行に組み合せた3つの組と、前記3つの組のうちの一組について一方の前記測定対象面に対して他方の前記測定対象面を任意の角だけ相対回転させた組と、前記3つの組のうちの一組について、一方の前記測定対象面に対して他方の前記測定対象面を平行に相対移動させた組と、の5つの組について前記測定対象面の面間隔を測定することを特徴とする。
本発明の形状解析装置は、測定対象となる3つの測定対象面のうちの2つずつを略平行に所定パターンの組合せで配置して、それぞれの所定パターンの組合せについて前記測定対象面の間隔を複数のサンプリング点で測定した測定データを解析して前記測定対象面の形状を解析する形状解析装置であって、前記測定対象面のそれぞれに対して略平行に設定された仮想的な平面である参照平面から前記測定対象面までの距離を、前記測定対象面の形状を表す形状示数として設定する示数設定部と、前記測定手段にて測定される前記測定対象面の間隔は、組み合わされた前記測定対象面に設定された前記形状示数と、組み合わされた前記測定対象面に設定された前記参照平面間の距離と、の和に等しいとして式を立て、それぞれの所定パターンの組合せについて立てた前記式を連立させて連立式を導出する連立式導出部と、前記測定手段にて測定される前記測定対象面の間隔と、前記参照平面間の距離とに基づいて、導出された前記連立式を前記形状示数について解く連立式演算部と、を備え、前記測定手段は、3つの前記測定対象面のうちから2つずつを略平行に組み合せた3つの組と、前記3つの組のうちの一組について、一方の前記測定対象面に対して他方の前記測定対象面を90°だけ相対回転させた組と、前記3つの組のうちの一組について、一方の前記測定対象面に対して他方の前記測定対象面を平行に相対移動させた組と、の5つの組について前記測定対象面の面間隔を測定することを特徴とする。
本発明の形状解析装置は、測定対象となる3つの測定対象面のうちの2つずつを略平行に所定パターンの組合せで配置して、それぞれの所定パターンの組合せについて前記測定対象面の間隔を複数のサンプリング点で測定した測定データを解析して前記測定対象面の形状を解析する形状解析装置であって、前記測定対象面のそれぞれに対して略平行に設定された仮想的な平面である参照平面から前記測定対象面までの距離を、前記測定対象面の形状を表す形状示数として設定する示数設定部と、前記測定手段にて測定される前記測定対象面の間隔は、組み合わされた前記測定対象面に設定された前記形状示数と、組み合わされた前記測定対象面に設定された前記参照平面間の距離と、の和に等しいとして式を立て、それぞれの所定パターンの組合せについて立てた前記式を連立させて連立式を導出する連立式導出部と、前記測定手段にて測定される前記測定対象面の間隔と、前記参照平面間の距離とに基づいて、導出された前記連立式を前記形状示数について解く連立式演算部と、互いに線形独立な要素を有する基底が設定された基底関数設定部とを備え、前記参照平面から前記測定対象面までの距離は前記基底と所定の結合係数との線形結合で表され、前記測定手段は、3つの前記測定対象面のうちから2つずつを略平行に組み合せた3つの組と、前記3つの組のうちの一組について一方の前記測定対象面に対して他方の前記測定対象面を任意の角だけ相対回転させた組と、前記3つの組のうちの一組について、一方の前記測定対象面に対して他方の前記測定対象面を平行に相対移動させた組と、の5つの組について前記測定対象面の面間隔を測定することを特徴とする。
このような構成によれば、前述した発明と同様の作用効果を奏することができる
(第1実施形態)
以下、本発明の実施の形態を図示するとともに図中の各要素に付した符号を参照して説明する。
本発明の形状測定装置に係る第1実施形態の構成を図1に示す。
形状測定装置1は、測定手段2と、解析部(形状解析装置)3と、出力手段4と、を備えている。
測定手段2は、例えば、図2に示されるような三つの測定対象体から二つを所定パターンで組み合せて、各サンプリング点で測定対象面間の間隔mを測定する。
ここで、測定対象体としては、第1測定対象体51と、第2測定対象体52と、第3測定対象体53とが用意されているとする。第1測定対象体51、第2測定対象体52および第3測定対象体53は光透過性の部材、例えばガラスで形成されている。
そして、第1測定対象体51は、その一面に測定対象面となる第1測定対象面Aを有する。第2測定対象体52は、その一面に第2測定対象面Bを有する。第3測定対象体53は、その一面に第3測定対象面Cを有する。
第1、第2および第3測定対象面A、B、Cはすべて測定の対象となる面であり、いずれの面も略平面に加工されてはいるものの平面度は未知である。
測定手段2としては、特にその構成を限定されず、略平行に組み合わされた測定対象面間の間隔mを測定できればよい。例えば、背景技術で説明したように光学干渉計で構成されていてもよい。
測定手段2では、3つの測定対象面A〜Cを所定パターンで組み合せて面間隔mを測定するが、組合せのパターンについては、図6〜図10を参照して後述する。
解析部3は、測定データ記憶部31と、示数設定部32と、基底関数設定部33と、観測方程式導出部(連立式導出部)34と、演算処理部(連立式演算部)35と、を備えている。なお、解析部3は、中央処理装置(CPU)36を有し、測定データ記憶部31、示数設定部32、基底関数設定部33、観測方程式導出部34および演算処理部35はバス37を介してCPU36により動作制御される。
測定データ記憶部31は、測定手段2で取得された測定データを記憶する。つまり、測定対象面A〜Cについて所定パターンの組合せで測定対象面の面間隔mを各サンプリング点で測定した測定データを記憶する。
示数設定部32は、測定対象面A〜Cの形状を表す未知数として設定された示数を記憶している。
測定対象面A〜Cの形状を示す形状示数の設定について説明する。
測定対象面A〜Cは凹凸を有しているところ、図3に示されるように測定対象面のそれぞれに参照平面Rを仮想的に設定する。参照平面Rは、各測定対象面A〜Cのそれぞれに対して略平行に設定された仮想的な平面であり、例えば、形状の最小自乗平面や、最も高い3点を通る平面などが参照平面として設定される。
そして、図3に示されるように、参照平面Rから測定対象面A〜Cまでの残差(距離)dが形状示数として設定される(示数設定工程)。また、それぞれの測定対象面A〜C上に設定された座標上における形状示数はd(x、y)として表される。
これら形状示数d(x、y)によって測定対象面の凹凸が参照平面からの凹凸として表される。
基底関数設定部33は、互いに線形独立な要素の組を有する基底B(x、y)により構成される基底関数を記憶している。基底B(x、y)としては、特に限定されないが、例えば、スプライン関数やフーリエ級数などが例として挙げられる。
そして、基底B(x、y)=[B1(x、y)、B2(x、y)、・・・Bp(x、y)]に対して結合係数a=[a1、a2、・・・ap]を用いて、基底関数が構成され、参照平面と測定対象面との残差(距離)d(x、y)が次の式で表される。
Figure 0004323268
観測方程式導出部34は、測定手段2で取得された測定データm(x、y)と、示数設定部32で設定された形状示数d(x、y)とが満たす式を立てる。
例えば、図4に示されるように、第1測定対象面Aと第2測定対象面Bとが対向する状態に第1測定対象体51と第2測定対象体52とを配置した場合、図5に示される関係から、第1測定対象面Aと第2測定対象面Bとの距離m1(x、y)は、次の式で表される。
Figure 0004323268
ここで、二面間距離mについては二面間が離隔する方向を正とするのに対して、残差dA、dBについては参照平面を基準にして測定対象面から離隔する方向を正にする。よって、二面間距離mと残差dA、bBとでは符号が逆になっている。
第1測定対象面Aと第2測定対象面Bとのそれぞれの面上に座標系が設定されるところ、第1測定対象面に対向させるためにy軸を回転軸として第2測定対象面をひっくり返しているので、第1測定対象面の(x、y)に対応する点は、第2測定対象面上においては(−x、y)となる。
また、第1測定対象面Aの参照平面である第1参照平面RAと第2測定対象面Bの参照平面である第2参照平面RBとの距離をW1(x、y)で表す。
測定手段2において所定パターンの組合せで測定対象面間の距離が測定されるので、それら所定パターンにより測定した全測定点の数だけ観測方程式が導出される。
演算処理部35は、観測方程式導出部34で導出された式を演算する。すると、残差d(x、y)が求められることによって、各測定対象面の形状が参照直線からの凹凸として求められる。
このような構成を備える形状測定装置1を用いて、平面形状を測定する場合について説明する。
まず、測定手段2によって、測定対象面A〜Cを所定パターンの組合せで配置して、それぞれの所定パターンの組合せについて測定対象面の間隔を複数のサンプリング点で測定する(測定工程)。図6から図10に測定対象面A〜Cを組み合せて構成される5つのパターンを示す。
図6から図8では、第1測定対象面Aから第3測定対象面Cのうち二つずつを対向させて組み合せた場合である。図9は、第1測定対象面Aと第2測定対象面Bとを対向させた図6のパターンから第2測定対象面Bを90°回転させた場合である。図10は、第1測定対象面Aと第2測定対象面Bとを対向させた図6のパターンから第2測定対象面Bをx方向に沿って移動させたパターンである。
なお、図中、各測定対象面上に示した矢印は、各測定対象面上のy方向を示している。そして、各測定対象面上においてy方向に直角方向にx方向をとる。
測定手段2は、上記の図6から図10のパターンで各測定対象面の間隔を各サンプリング点で測定する。
そして、測定手段2で取得された測定データは、測定データ記憶部31に記憶される。
続いて、観測方程式導出部34によって、観測方程式が導出される。
ここで、y軸を回転軸として測定対象面をひっくり返した場合、残差(形状示数)dを次のように表すことができる。これは、図6から図8において上側に位置する測定対象面の形状を表す。
Figure 0004323268
y軸を回転軸として測定対象面をひっくり返したのち、さらに反時計回りに90°回転させた場合、残差(形状示数)dを次のように表すことができる。これは、図9において上側に位置する第2測定対象面Bの形状を表す。
Figure 0004323268
また、y軸を回転軸として測定対象面をひっくり返したのちにx方向へシフトさせた場合、残差dを次のように表すことができる。これは、図10中の上側に位置する第2測定対象面Bの形状を表す。
Figure 0004323268
以上により、図6から図10のパターンに対応して、測定対象面A〜Cの間隔mk(k=1〜5)はそれぞれ次のように表される(連立式導出工程)。
Figure 0004323268
ここで、参照平面間の距離W(x、y)については、次のように定義し、wkは参照平面の相対姿勢を表す項とする。
Figure 0004323268
そして、式(6)〜式(10)を行列で表現すると、次の式が得られる。
Figure 0004323268
演算処理部35は、このように導出された観測方程式を解いて、結合係数aiを求める(連立式演算工程)。このとき、参照平面の相対姿勢wkを決定する条件を付加しなければならいところ、平面の姿勢を決定するために参照平面が通る3点の条件を与えておくことが例として挙げられる。すると、式(12)を解いて結合係数aiが求められる。
すると、各測定対象平面の形状は、参照平面からの残差d(x、y)によって次のように与えられる。
Figure 0004323268
計算結果は、出力手段4に出力される。出力手段4としては特に限定されず、計算結果を出力できる機器であれば、モニタやプリンタなどを用いることができる。
以上、このような構成を備える形状測定装置1によれば、次の効果を奏することができる。
(1)平面度が未知の測定対象面A〜Cが組み合わされた面間距離の測定データを演算処理することによって測定対象面A〜Cの形状を求めることができる。したがって、基準平面を用いることがなく測定対象面A〜Cの形状を求めることができる。
(2)参照平面からの残差(形状示数)d(x、y)を各点において算出することができるので、単なる平面度の評価にとどまらず測定対象面の表面形状まで求めることができる。
(3)基底B(x、y)を設定して、結合係数aiとの線形結合によって残差(形状示数)dを表すところ、基底Bの線形独立な要素を十分に多くしてやれば、測定データに対応した点を必ず観測方程式中に含むことができる。よって、サンプリング点は特に限定されず、任意の点で測定データを得ればよい。そして、測定対象面A〜Cを組み合せた各パターンにおいてもサンプリング点を一致させる必要がない。このように、サンプリング点を管理しなくてよいので、測定手段2での測定作業を簡便にすることができる。
(4)基底を多項式とした場合には、その次数を変化させることによって、測定対象面A〜Cの形状を解析する程度を変化させることができる。例えば、次数を上げることによって、表面凹凸を高分解能に求めることができる一方、次数を下げることによって、周期の長いうねりを求めることができる。
(変形例1)
次に、本発明の形状測定装置に係る変形例1について説明する。変形例1の基本的構成は第1実施形態に同様であるが、変形例1は、一方の測定対象面に対して他方の測定対象面を任意の角だけ相対回転させた組について取得した測定データを用いる点に特徴を有する。
第1実施形態において、測定対象面A〜Cを組み合せて構成される5つのパターンを図6から図10に示し、このうち図9では、第1測定対象面Aと第2測定対象面Bとを対向させた図6のパターンから第2測定対象面Bを90°回転させた場合を示した。
ここで、基底B(x、y)を用いて形状示数dを表すことによって、サンプリング点が対応していなくてもよいのであるから、図9における測定対象面Bの角度は90°に限られる必要はない。
そこで、変形例1においては、図11に示されるように、y軸を回転軸として測定対象面Bをひっくり返して測定対象面Aに対向させたあと、任意の角αだけ回転させる。
このとき、残差(形状示数)dを次のように表すことができる。
Figure 0004323268
この式(14)を式(4)に代えて用い、式(9)の観測方程式に対応する式を立てればよい。そして、式(12)に対応する式を解けば、形状示数dを用いて測定対象面A〜Cの形状を表すことができる。
このような構成によれば、上記実施形態の効果に加えて、次の効果を奏することができる。
(5)測定対象面Bの回転角を90°に限定されず、任意の回転角でよいので、例えば図12に示されるように、できる限り重なり領域が大きくなる角度を選ぶことができる。例えば、長方形の測定対象面であっても重なり領域を大きくする角度で回転させることができる。すると、重なり領域が大きくなる分、形状解析できる領域を大きくすることができる。
(変形例2)
次に本発明の形状測定装置に係る変形例2について説明する。変形例2の基本的構成は第1実施形態に同様であるが、変形例2は、基底を用いることなく連立方程式を立てて形状示数を求める点に特徴を有する。
第1実施形態においては、図6から図10の組合せにおいて、面間隔の測定データを取得するサンプリング点は特に限定されていなかった。
ここで、変形例2においては、図6から図10の組合せにおいて、サンプリング点を一致させる。例えば、各格子点において面間隔を測定する。そして、図10における測定対象面Bのシフト量は、シフト後に測定点が対応する量とする。例えば、格子の一単位をシフトさせる。
すると、各サンプリング点が対応しているので、各サンプリング点における観測方程式が立てられる。
Figure 0004323268
この式(15)を解くことによって、形状示数dが求められ、参照平面からの凹凸として測定対象面A〜Cの形状を求めることができる。
なお、この場合、図9において測定対象面Bを回転させる角度は90°に限定されることになるので、90°回転させたときの重なり領域が十分に大きいことが望ましい。例えば、測定対象面が正方形や円形状であることが好ましい。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されず、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
測定対象面A〜Cを対向させて面間隔を測定するとして説明したが、例えば、図13に示されるように、例えば、測定対象面A〜Cを互いに外向きに向けて配置した状態で測定対象面A〜Cの間隔を測定してもよいことはもちろんである。
測定手段2としては、光学干渉計100を用いる場合を例に説明したが、例えば、図14に示されるように、二面間の間隔を電気マイクロメータ6等で測定する構成でもよいことはもちろんである。なお、図14中の黒点はサンプリング点の例を示す。
また、測定対象体51〜53は透明な部材で形成されているとしたが、測定対象体の素材や形状は特に限定されない。
本発明は、平面形状である測定対象面の形状測定に利用できる。
本発明の形状測定装置に係る第1実施形態の構成を示す図である。 3つの測定対象面を示す図である。 前記第1実施形態において、測定対象面に参照平面を設定した様子を示す図である。 前記第1実施形態において、測定対象面を略平行に向かい合わせた様子を示す図である。 前記第1実施形態において、面間隔と、形状示数との関係を示す図である。 前記第1実施形態において、第1測定対象面Aと第2測定対象面Bとを対向させた様子を示す図である。 前記第1実施形態において、第2測定対象面Bと第3測定対象面Cとを対向させた様子を示す図である。 前記第1実施形態において、第3測定対象面Cと第1測定対象面Aとを対向させた様子を示す図である。 前記第1実施形態において、第1測定対象面Aと第2測定対象面Bとを対向させた図6のパターンから第2測定対象面Bを90°回転させた様子を示す図である。 前記第1実施形態において、第1測定対象面Aと第2測定対象面Bとを対向させた図6のパターンから第2測定対象面Bをx方向に沿って移動させた様子を示す図である。 本発明の形状測定装置に係る変形例1において、第1測定対象面Aと第2測定対象面Bとを対向させた図6のパターンから第2測定対象面Bを任意の角度αだけ回転させた様子を示す図である。 前記変形例1において、測定対象面が長方形である場合を示す図である。 測定対象面を互いに外側に向けて配置した様子を示す図である。 面間隔を電気マイクロメータを用いて測定する様子を示す図である。 従来の測定対象面の形状を測定する方法として光学干渉計を用いる様子を示す図である。
符号の説明
1…形状測定装置、100…光学干渉計、101…光源、102…CCDカメラ、103…ハーフミラー、2…測定手段、201…基準体、202…測定対象体A3…解析部、31…測定データ記憶部、32…示数設定部、33…基底関数設定部、34…観測方程式導出部、35…演算処理部、36…CPU、37…バス、4…出力手段、51…第1測定対象体、52…第2測定対象体、53…第3測定対象体、6…電気マイクロメータ、A…第1測定対象面、B…第2測定対象面、C…第3測定対象面

Claims (6)

  1. 測定対象となる3つの測定対象面のうちの2つずつを略平行に所定パターンの組合せで配置して、それぞれの所定パターンの組合せについて前記測定対象面の間隔を複数のサンプリング点で測定する測定手段と、
    前記測定対象面のれぞれに対して略平行に設定された仮想的な平面である参照平面から前記測定対象面までの距離を、前記測定対象面の形状を表す形状示数として設定する示数設定部と、
    前記測定手段にて測定される前記測定対象面の間隔は、組み合わされた前記測定対象面に設定された前記形状示数と、組み合わされた前記測定対象面に設定された前記参照平面間の距離と、の和に等しいとして式を立てそれぞれの所定パターンの組合せについて立てた前記式を連立させて連立式を導出する連立式導出部と、
    前記測定手段にて測定される前記測定対象面の間隔と、前記参照平面間の距離とに基づいて、導出された前記連立式を前記形状示数について解く連立式演算部と、を備え
    前記測定手段は、
    3つの前記測定対象面のうちから2つずつを略平行に組み合せた3つの組と、
    前記3つの組のうちの一組について、一方の前記測定対象面に対して他方の前記測定対象面を90°だけ相対回転させた組と、
    前記3つの組のうちの一組について、一方の前記測定対象面に対して他方の前記測定対象面を平行に相対移動させた組と、の5つの組について前記測定対象面の面間隔を測定する
    ことを特徴とする形状測定装置。
  2. 測定対象となる3つの測定対象面のうちの2つずつを略平行に所定パターンの組合せで配置して、それぞれの所定パターンの組合せについて前記測定対象面の間隔を複数のサンプリング点で測定する測定手段と、
    前記測定対象面のれぞれに対して略平行に設定された仮想的な平面である参照平面から前記測定対象面までの距離を、前記測定対象面の形状を表す形状示数として設定する示数設定部と、
    前記測定手段にて測定される前記測定対象面の間隔は、組み合わされた前記測定対象面に設定された前記形状示数と、組み合わされた前記測定対象面に設定された前記参照平面間の距離と、の和に等しいとして式を立てそれぞれの所定パターンの組合せについて立てた前記式を連立させて連立式を導出する連立式導出部と、
    前記測定手段にて測定される前記測定対象面の間隔と、前記参照平面間の距離とに基づいて、導出された前記連立式を前記形状示数について解く連立式演算部と
    互いに線形独立な要素を有する基底が設定された基底関数設定部を備え、
    前記参照平面から前記測定対象面までの距離は前記基底と所定の結合係数との線形結合で表され、
    前記測定手段は、
    3つの前記測定対象面のうちから2つずつを略平行に組み合せた3つの組と、
    前記3つの組のうちの一組について一方の前記測定対象面に対して他方の前記測定対象面を任意の角だけ相対回転させた組と、
    前記3つの組のうちの一組について、一方の前記測定対象面に対して他方の前記測定対象面を平行に相対移動させた組と、の5つの組について前記測定対象面の面間隔を測定する
    ことを特徴とする形状測定装置。
  3. 測定対象となる3つの測定対象面のうちの2つずつを略平行に所定パターンの組合せで配置して、それぞれの所定パターンの組合せについて前記測定対象面の間隔を複数のサンプリング点で測定する測定工程と、
    前記測定対象面のれぞれに対して略平行に設定された仮想的な平面である参照平面から前記測定対象面までの距離を、前記測定対象面の形状を表す形状示数として設定する示数設定工程と、
    前記測定手段にて測定される前記測定対象面の間隔は、組み合わされた前記測定対象面に設定された前記形状示数と、組み合わされた前記測定対象面に設定された前記参照平面間の距離と、の和に等しいとして式を立てそれぞれの所定パターンの組合せについて立てた前記式を連立させて連立式を導出する連立式導出工程と、
    前記測定手段にて測定される前記測定対象面の間隔と、前記参照平面間の距離とに基づいて、導出された前記連立式を前記形状示数について解く連立式演算工程と、を備え
    前記測定工程は、
    3つの前記測定対象面のうちから2つずつを略平行に組み合せた3つの組と、
    前記3つの組のうちの一組について、一方の前記測定対象面に対して他方の前記測定対象面を90°だけ相対回転させた組と、
    前記3つの組のうちの一組について、一方の前記測定対象面に対して他方の前記測定対象面を平行に相対移動させた組と、の5つの組について前記測定対象面の面間隔を測定する
    ことを特徴とする形状測定方法。
  4. 測定対象となる3つの測定対象面のうちの2つずつを略平行に所定パターンの組合せで配置して、それぞれの所定パターンの組合せについて前記測定対象面の間隔を複数のサンプリング点で測定する測定工程と、
    前記測定対象面のれぞれに対して略平行に設定された仮想的な平面である参照平面から前記測定対象面までの距離を、前記測定対象面の形状を表す形状示数として設定する示数設定工程と、
    前記測定手段にて測定される前記測定対象面の間隔は、組み合わされた前記測定対象面に設定された前記形状示数と、組み合わされた前記測定対象面に設定された前記参照平面間の距離と、の和に等しいとして式を立てそれぞれの所定パターンの組合せについて立てた前記式を連立させて連立式を導出する連立式導出工程と、
    前記測定手段にて測定される前記測定対象面の間隔と、前記参照平面間の距離とに基づいて、導出された前記連立式を前記形状示数について解く連立式演算工程と、を備え
    互いに線形独立な要素を有する基底が設定され、前記参照平面から前記測定対象面までの距離は前記基底と所定の結合係数との線形結合で表され、
    前記測定工程は、
    3つの前記測定対象面のうちから2つずつを略平行に組み合せた3つの組と、
    前記3つの組のうちの一組について一方の前記測定対象面に対して他方の前記測定対象面を任意の角だけ相対回転させた組と、
    前記3つの組のうちの一組について、一方の前記測定対象面に対して他方の前記測定対象面を平行に相対移動させた組と、の5つの組について前記測定対象面の面間隔を測定する
    ことを特徴とする形状測定方法。
  5. 測定対象となる3つの測定対象面のうちの2つずつを略平行に所定パターンの組合せで配置して、それぞれの所定パターンの組合せについて前記測定対象面の間隔を複数のサンプリング点で測定した測定データを解析して前記測定対象面の形状を解析する形状解析装置であって、
    前記測定対象面のれぞれに対して略平行に設定された仮想的な平面である参照平面から前記測定対象面までの距離を、前記測定対象面の形状を表す形状示数として設定する示数設定部と、
    前記測定手段にて測定される前記測定対象面の間隔は、組み合わされた前記測定対象面に設定された前記形状示数と、組み合わされた前記測定対象面に設定された前記参照平面間の距離と、の和に等しいとして式を立てそれぞれの所定パターンの組合せについて立てた前記式を連立させて連立式を導出する連立式導出部と、
    前記測定手段にて測定される前記測定対象面の間隔と、前記参照平面間の距離とに基づいて、導出された前記連立式を前記形状示数について解く連立式演算部と、を備え
    前記測定手段は、
    3つの前記測定対象面のうちから2つずつを略平行に組み合せた3つの組と、
    前記3つの組のうちの一組について、一方の前記測定対象面に対して他方の前記測定対象面を90°だけ相対回転させた組と、
    前記3つの組のうちの一組について、一方の前記測定対象面に対して他方の前記測定対象面を平行に相対移動させた組と、の5つの組について前記測定対象面の面間隔を測定する
    ことを特徴とする形状解析装置。
  6. 測定対象となる3つの測定対象面のうちの2つずつを略平行に所定パターンの組合せで配置して、それぞれの所定パターンの組合せについて前記測定対象面の間隔を複数のサンプリング点で測定した測定データを解析して前記測定対象面の形状を解析する形状解析装置であって、
    前記測定対象面のれぞれに対して略平行に設定された仮想的な平面である参照平面から前記測定対象面までの距離を、前記測定対象面の形状を表す形状示数として設定する示数設定部と、
    前記測定手段にて測定される前記測定対象面の間隔は、組み合わされた前記測定対象面に設定された前記形状示数と、組み合わされた前記測定対象面に設定された前記参照平面間の距離と、の和に等しいとして式を立てそれぞれの所定パターンの組合せについて立てた前記式を連立させて連立式を導出する連立式導出部と、
    前記測定手段にて測定される前記測定対象面の間隔と、前記参照平面間の距離とに基づいて、導出された前記連立式を前記形状示数について解く連立式演算部と
    互いに線形独立な要素を有する基底が設定された基底関数設定部を備え、
    前記参照平面から前記測定対象面までの距離は前記基底と所定の結合係数との線形結合で表され、
    前記測定手段は、
    3つの前記測定対象面のうちから2つずつを略平行に組み合せた3つの組と、
    前記3つの組のうちの一組について一方の前記測定対象面に対して他方の前記測定対象面を任意の角だけ相対回転させた組と、
    前記3つの組のうちの一組について、一方の前記測定対象面に対して他方の前記測定対象面を平行に相対移動させた組と、の5つの組について前記測定対象面の面間隔を測定する
    ことを特徴とする形状解析装置。
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