JPH061056A - フレキソ印刷方法 - Google Patents

フレキソ印刷方法

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Publication number
JPH061056A
JPH061056A JP16266192A JP16266192A JPH061056A JP H061056 A JPH061056 A JP H061056A JP 16266192 A JP16266192 A JP 16266192A JP 16266192 A JP16266192 A JP 16266192A JP H061056 A JPH061056 A JP H061056A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
printing
flexographic printing
printing plate
ink
Prior art date
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Pending
Application number
JP16266192A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Tanaka
新一 田中
Masaru Nanhei
勝 南平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP16266192A priority Critical patent/JPH061056A/ja
Publication of JPH061056A publication Critical patent/JPH061056A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水系現像性の印刷版を用い、原図に忠実な印
刷物を得ること。 【構成】 水現像可能な組成を有する感光性樹脂層を少
なくとも表面層に有し、かつその表面の水に対する接触
角が50〜70度である印刷版を用い、水性もしくはア
ルコール性インキでフレキソ印刷を行うに当たり、アニ
ロックス・ロールとして、スクリーン線数300Lin
e/Inch以上及び/又はセル容積14cm3 /m2
以下のものを用いる事を特徴とするフレキソ印刷方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水現像可能な組成を有す
る感光性樹脂印刷版を用い、水性もしくはアルコール性
インキでフレキソ印刷を行う場合に高品質な印刷品質を
得るのに有効な印刷方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在市場に流通している感光性樹脂フレ
キソ印刷版は、その被印刷体を選ばぬ汎用性に加え、水
性(いわゆるウォーターボーン)、もしくはアルコール
性インキにより印刷できると言う環境衛生面での魅力か
ら今日大きな隆盛を見ている。だが現在のものは、専ら
現像に有害な有機溶剤を用いる点で問題視されており、
水現像の出来る版材の出現が待望されてきた。これに呼
応して、例えばDRUPA’90では数社から水現像性
の感光性フレキソ版材の出展が行われ、当業界も「水現
像の時代を迎える」の予感を抱かせるものであった。
【0003】
【発明が解決すべき課題】ところが、かかる新規な水現
像性の版材を用いて実際にフレキソ印刷を行ってみる
と、一様に、細かいパターン、例えば6ポイント以下の
サイズの文字やプロセス カラー物等に対して、細部に
いわゆる太り/埋まりの現象が認められ、従来溶剤現像
型の版材に経験の深い印刷業者もその理解を越えたもの
として、水現像型版材に共通の性能未達点と見なされる
傾向にあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らは前記
課題を解決するため鋭意研究検討した結果、遂に本発明
を完成するに到った。すなわた本発明は、水現像可能な
組成を有する感光性樹脂層を少なくとも表面層に有し、
かつその表面の水に対する接触角が50〜70度である
印刷版を用い、水性もしくはアルコール性インキでフレ
キソ印刷を行うに当たり、アニロックス ロールとし
て、スクリーン線数300Line/Inch以上及び
/又はセル容積14cm3 /m2 以下のものを用いるこ
とを特徴とするフレキソ印刷方法である。
【0005】本発明において用いられる印刷版として
は、少なくとも支持体、感光性樹脂層、剥離層およびカ
バー層からなる印刷原版を露光、現像して得られ、フレ
キソ印刷に適するレリーフ形成の出来る物であり、その
表面の水に対する接触角が50〜70度である。また感
光性樹脂層としては、水現像可能な組成物を有してお
り、例えば特開平1−108542号公報、特開平3−
72353号公報、特公平3−60113号公報、特開
平2−175702号公報および特開平4−3162号
公報に示されているような水系現像できる感光性樹脂を
使用することができる。なお感光性樹脂層の構成として
は、100%の樹脂層が、水現像性感光性樹脂で構成さ
れている必要はなく、樹脂層が複数の層から成っている
場合でも、その表面層が水現像性感光性樹脂から形成さ
れ、全体としてフレキソ印刷用に設計されたものは、本
発明の効果を享受出来るので、本発明の対象となる。こ
の場合、当該表面層の厚みは、僅か数μでも本効果の発
現に有効である。
【0006】本発明において前記接触角とは、印刷原版
を全面露光し硬化した印刷版の表面にイオン交換水を少
量滴下し、図1に示すように印刷版1と水2との接触点
4より水2に引いた切線と印刷版1の面とのなす角度3
のことであり、本発明では50〜70度である。これは
50度未満では印刷物の細部の太り/埋まり現像が認め
られ、一方70度を越えるとインキがうまく転移せずか
すれ気味になるので好ましくない。
【0007】
【課題を解決するための手段】次に本発明において用い
られるアニロックス・ロールはそのスクリーン線数が3
00Line/Inch以上及び/又はセル容積が14
cm3 /m2 以下であことが重要であって、ロール材質
(セラミック、クロムメッキ)、セル形状(ピラミッ
ド、格子型、エリプソイド)、セル・パターン(ハニカ
ム、ダイヤ、ヘリカル等)や、セル形成方法(機械彫
刻、レーザー彫刻)等は限定されるものではない。なお
セル容積は、各種の方法、例えばRECYL社製セル容
積測定システム等により測定する事が可能であり、印刷
時にアニロックス・ロールに組み合わせ、リバースアン
グル・ドクターブレードを用いる事は本発明の効果の発
現に必須の要件ではないが、併用するとなお好ましい結
果を与える。
【0008】本発明印刷方法としては、例えば図2に示
す装置を用い、インキローラー6によりインキ壷5より
インキをアニロックスロール7へ供給される。一方印刷
版8を取付けてある版シリンダー9は、アニロックスロ
ール7とは反対方向に回転し、接触することによってア
ニロックスロール7に担持されたインキが印刷版上に転
移され、圧胴10によってさらに紙11に転移される。
この際アニロックスロールの回転方向と逆にドクターブ
レード(図示せず)を取付け、表面の余分なインキを確
実に除去してもよい。
【0009】
【実施例】次に本発明を実施例を用いて具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。 実施例1 20mm角のベター部と5ポイントの文字とからなるネ
ガフイルムを用いて、水現像性のフレキソ刷版材;東洋
紡績(株)製コスモライトCLG284F(接触角6
1.5度)を、露光→水現象(4%の活性剤を含む水道
水)→乾燥→後露光→殺菌灯処理の製版工程によって、
フレキソ刷版(2.84mm厚)を作成した。 この刷
版を用いて図2に示すフレキソ印刷機で印刷性評価をお
こなった。印刷条件はそれぞれ、印刷用紙は、十条製紙
(株)製ゴールデンフォーム55、印刷インキはザ・イ
ンキテック(株)製の水性インキ;オーディFK墨(ア
ルコール分約3%)、アニロックスロールは600ライ
ン/インチのセラミックスロール、印刷スピードは60
m/分であった。3,000m印刷後の印刷物を評価し
た所、5ポイントの文字は着肉も良く、シャープにネガ
フイルムを再現していた。また20mm角のベタ部もイ
ンキつぶれは良好であった。即ち、細文字とベタ部との
印刷性のバランスが良好であった。
【0010】比較例1 実施例1で使用したネガフイルムを用いて、デュポン社
の溶剤現像型フレキソ刷版材;サイレルHLS(接触角
75.3度)を、露光→トリクロロエタン現像→乾燥→
後露光→殺菌灯処理の製版工程によって、フレキソ刷版
(2.84mm厚)を作成した。この刷版を用いて、実
施例1と同じ印刷条件で3,000m印刷した。得られ
た印刷物は、5ポイントの文字はシャープにネガフイル
ムを再現していたが、ややインキ着肉が不足していた。
また20mm角のベタ部のインキつぶれが悪く、ややか
すれ気味であった。即ち細文字とベタ部との印刷性のバ
ランスが不良であった。
【0011】
【発明の効果】以上かかる構成よりなる本発明方法を採
用することにより、細かいパターンの画像も忠実に再現
し、鮮明な印刷物を得ることができ、しかも印刷版とし
て、環境衛生面で望まれている水現像型の印刷原版を用
いることができることは産業界に寄与すること大であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における接触角を示す簡略図である。
【図2】本発明方法に採用する際に用いる印刷装置の一
実施態様例である。
【符号の説明】
1 印刷版 7 アニロックス
・ロール 2 水 8 印刷版 3 接触角 9 版シリンダー 4 接触点 10 圧胴 5 インキ壷 11 紙 6 インキローラー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水現像可能な組成を有する感光性樹脂層
    を少なくとも表面層に有し、かつその表面の水に対する
    接触角が50〜70度である印刷版を用い、水性もしく
    はアルコール性インキでフレキソ印刷を行うに当たり、
    アニロックス・ロールとして、スクリーン線数300L
    ine/Inch以上及び/又はセル容積14cm3
    2 以下のものを用いることを特徴とするフレキソ印刷
    方法。
JP16266192A 1992-06-22 1992-06-22 フレキソ印刷方法 Pending JPH061056A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16266192A JPH061056A (ja) 1992-06-22 1992-06-22 フレキソ印刷方法

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JP16266192A JPH061056A (ja) 1992-06-22 1992-06-22 フレキソ印刷方法

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Publication Number Publication Date
JPH061056A true JPH061056A (ja) 1994-01-11

Family

ID=15758879

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16266192A Pending JPH061056A (ja) 1992-06-22 1992-06-22 フレキソ印刷方法

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JP (1) JPH061056A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08232684A (ja) * 1994-12-19 1996-09-10 Foster Wheeler Energy Corp 機械的動力発生方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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