JPH0610557Y2 - 電子機器のフロントパネル開閉構造 - Google Patents

電子機器のフロントパネル開閉構造

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JPH0610557Y2
JPH0610557Y2 JP3833188U JP3833188U JPH0610557Y2 JP H0610557 Y2 JPH0610557 Y2 JP H0610557Y2 JP 3833188 U JP3833188 U JP 3833188U JP 3833188 U JP3833188 U JP 3833188U JP H0610557 Y2 JPH0610557 Y2 JP H0610557Y2
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JP
Japan
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front panel
arm
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electronic device
closing
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JP3833188U
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行康 上原
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Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
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Clarion Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、車載用の電子機器等の前面に設けられるフロ
ントパネルを開閉するためのフロントパネル開閉構造に
関するものである。
[従来の技術] 近年、カーステレオ等の電子機器の小型化を実現するた
めに、電子機器の前面に開閉式フロントパネルを配設
し、カセットテープやCD(コンパクトディスク)を挿
脱する際には、フロントパネルをスライドさせて開放
し、機器本体前面に設けられたカセット等の挿入口が露
出されるように構成した電子機器が開発されている。
第5図(A)(B)に、上述した様な開閉式フロントパ
ネルを有する車載用電子機器の一例を示した。即ち、機
器本体1の前面には、表示部2aを有するフロントパネ
ル2が設けられ、その下端部側には各種操作手段である
スイッチ群3が配設されている。
また、フロントパネル2の開閉は、開閉スイッチ4の操
作で行なわれ、第5図(A)の閉状態において開閉スイ
ッチ4を押圧すると、スイッチ群3と共にフロントパネ
ル2の下端部側が前方へせり出し、同時に上端部側が機
器本体側面に形成されたガイド溝5に導かれて下降する
ことにより、第5図(B)に示した様な開状態となる。
この様な開状態においては、フトントパネル2の背面側
に配設されたカセット挿入口8が前面に露出され、カセ
ットの挿脱が可能になる。このとき、フロントパネル2
上に設けられた表示部2aは視認可能、また、各種スイ
ッチ群3も操作可能な状態に保持されている。
この様な開閉式フロントパネルを有する電子機器におい
て、フロントパネルの開閉構造は、具体的には次のよう
な構成を有している。
即ち、第6図(A)に示した様に、機器本体1の内部に
は、カセットメカユニット10が設けられ、カセットC
はプレイポジションに位置している。また、フロントパ
ネル2は下端部にある支軸11によってスイッチユニッ
ト12に対し回動自在に取付けられている。さらに、フ
ロントパネル2の上端部の奥側には、ガイドピン13が
横方向に突出されて配設され、機器本体1の内側面に設
けられたガイド溝5内に摺動可能に嵌合されている。
なお、第6図(A)においては、フロントパネルの前後
動を制御する駆動アーム14が、機器本体1の内部に引
き込まれて、フロントパネル2が閉じた状態となってお
り、カセット挿入口8はフロントパネル2の背面に位置
している。
ここで、開閉スイッチを押圧すると、機器本体1内に配
設されたモータ15が回転を開始し、その駆動力はウォ
ームギア16からギア17、駆動アーム14の奥側上面
に形成されたラック部14aへと伝達され、駆動アーム
14を前方へとスライドさせる。すると、スイッチユニ
ット12に嵌合した支軸11に下端部を固定されたフロ
ントパネル2は、ガイド溝5に沿ってガイドピン13を
下方へ摺動させながら、第6図(B)に示す開状態へ移
行させる。
この状態において、カセット挿入口6が前面に露出さ
れ、カセットCの挿脱が可能となり、また、スイッチ群
3を操作してもフロントパネル2の表示部2aを含む面
に対して直接その力が作用することはなく、過大な負担
をかけることはない。
この開状態から開閉スイッチ4を操作すると、モータ1
5が逆回転して駆動アーム14を奥側に引き戻し、フロ
ントパネル2を再び第6図(A)に示す閉状態へと移行
させる。このとき、ガイドピン13が滑らかに上方へ摺
動できるように、ガイド溝5は円弧状になっており、そ
の下方部分が幾分前方を向くように傾斜して形成されて
いる。そして、機器の内壁18も、ガイド溝5の円弧状
に合わせて曲面形状となっている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上述した様な従来のフロントパネルの開閉構
造においては、電子機器本体の下部に奥深く入り込む格
好で、フロントパネルを前後動させるための、モータ1
5、駆動アーム14、ウォームギア16、ギア17等の
駆動部材を配設する必要があり、テープやディスクの駆
動機構等のメカスペースの一部を占有することになり、
小型化が切望されている車載用の電子機器としては、望
ましいものではなかった。
特に、最近、車載用の電子機器では、車両の限定された
スペース内に複数種類の機器、例えば、コンパクトディ
スクプレーヤ、カセットテーププレーヤ、テレビなどを
上下に積み重ねて配置することが要求されているので、
従来技術のように電子機器の上下方向の厚さが増大する
ことは極力避ける必要があった。
本考案は、以上の様な従来のフロントパネル開閉構造の
問題点を解消するために提案されたもので、その目的
は、フロントパネルの開閉手段として機器本体側面とフ
ロントパネル側面との間に配設されたリンク機構を用い
ることにより、機構全体をフロントパネル近傍に集約し
て電子機器の小型化、特に上下方向の薄型化を可能と
し、スペースの効率化を計った電子機器のフロントパネ
ル開閉構造を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本考案は、 電子機器本体の前面に開閉自在に設けられ、一方の縁が
前後方向、これに対向する他方の縁が略上下方向にスラ
イド動作して開閉するフロントパネルを、電子機器本体
に対して開閉させるための電子機器のフロントパネル開
閉構造において、 前記フロントパネル側面と前記電子機器本体側の側面
を、支点部とアーム部とから構成された該フロントパネ
ルの開閉動作を行うリンク機構によって接続し、 前記フロントパネルの開閉動作をリンク機構によりガイ
ドするように構成したことを特徴とする。
[作用] 本考案の開閉式フロントパネルによれば、フロントパネ
ル側面及び前記電子機器本体側の側面に、支点部とアー
ム部とを備えたリンク機構を配設し、このリンク機構に
よってフロントパネルの開閉動作を制御することができ
るので、従来、機器の上下方向の肉厚を増大させていた
機器本体下部或いは上部の開閉手段を採用する必要がな
くなり、電子機器全体の薄型化に大きく貢献することが
できる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第3図に基づいて
具体的に説明する。なお、第5図及び第6図に示した従
来型と同一の部材は同一の符号を付して説明は省略す
る。
*実施例の構成* 本実施例においては、第1図(A)(B)(C)に示し
た様に、フロントパネル20の側面に、第1のアーム2
1、第2のアーム22及び第3のアーム23から成るア
ーム部と、これらのアームの支点21a,22a,22
b,23a,23bから成る支点部を備えたリンク機構
24が設けられている。
即ち、フロントパネル20の側面下方部に、第1のアー
ム21がその端部を支点21aとして回動自在に取付け
られている。また、第1のアーム21の他端側には、第
2のアーム22及び第3のアーム23の支点22b,2
3bがそれぞれ回動自在に固定されている。
さらに、前記第2のアーム22及び第3のアーム23の
他端側の支点22a,23aは、機器本体1の内側面に
それぞれ回動自在に固定されている。
また、フロントパネル20の上方部側面には、従来と同
様に、ガイドピン13が横方向に突出するように設けら
れ、機器本体の内側面に形成されたガイド溝5内に摺動
可能に嵌合されている。
ここで、第3のアーム23の両端に形成された支点23
a,23b間の長さをα、第2のアーム22の上部支点
22bと第3のアーム23の上部支点23b間の長さを
β、第2のアーム22の両端に形成された支点22a,
22b間の長さをγ、第2、第3のアームの機器本体1
に固定された支点22a,23a間の長さをδとする
と、α>γ>δ>βである時、第1のアーム21の支点
21aは、ほぼ直線的な移動をすることができる。つま
り、第3のアーム23を時計方向に回動させることによ
って、第1のアーム21の支点21aを前方に直線的に
移動させることができるように構成されている。
ここで、上記のリンク機構24を駆動する装置として
は、第2図に示した様なものを用いることができる。即
ち、機器本体1の側部にモータ30を設け、このモータ
30によって駆動されるスパイラルギア31に取付けら
れたピン受け32内に、フロントパネル20の側面上方
部に設けたガイドピン13を嵌合させる。そして、モー
タ30を駆動することにより、ピン受け32を上下に移
動させ、ガイドピン13をガイド溝5内に沿って摺動さ
せることにより、前記3つのアーム21,22,23を
回動させ、フロントパネル20の開閉動作を制御するよ
うに構成されている。
*実施例の作用* この様な構成を有する本実施例のフロントパネル開閉構
造においては、第2図に示した様な駆動機構によって、
第1図に示した様なリンク機構を備えたフロントパネル
が開閉される。
即ち、開閉スイッチが押圧されると、モータ30が駆動
し、モータ30に連動するスパイラルギア31が回転す
る。すると、スパイラルギア31に取付けられたピン受
け32が下方に移動し、ピン受け32内に嵌合されてい
るガイドピン13がガイド溝5内を摺動しながら、第1
図(A)→第1図(B)→第1図(C)に示した様に、
下方に移動する。
このとき、ガイドピン13とフロントパネル20の側面
下方部に設けられた支点21aは、それぞれフロントパ
ネルに固定されているため、その間隔は一定であり、ガ
イドピン13の下方への移動に伴って、第1のアーム2
1が支点21aを軸として回転する。すると、第1のア
ーム21の回転に伴って、第2のアーム22、第3のア
ーム23も支点22a,23aを軸として、第1図
(B)→第1図(C)に示した様に、時計方向に回動す
る。
その結果、フロントパネル20は、その上方部が略上下
方向に、また、下方部が前後方向に移動して、第3図に
示した様な開状態となる。
一方、フロントパネルの閉動作は以下の様にして行なわ
れる。即ち、開閉スイッチを押圧するとモータ30が逆
回転し、スパイラルギア31を逆方向に回転させる。す
ると、スパイラルギア31の下方に移動していたピン受
け32が上方に移動し、それに伴って、ガイドピン13
もガイド溝5内を摺動しながら、第1図(C)→第1図
(B)→第1図(A)に示した様に、上方に移動する。
その結果、第1のアーム21の支点21aが機器側に移
動し、それに伴って、第2のアーム22、第3のアーム
23が回動し、フロントパネル20は、その上方部が略
上下方向に、また、下方部が前後方向に移動して、第1
図(A)に示した様な閉状態となる。
この様に本実施例のフロントパネル開閉構造において
は、フロントパネルの側面にリンク機構を設け、機器本
体の側面に前記リンク機構を駆動する駆動機構を設ける
ことにより、開閉動作を行なうことができるので、従来
の様に機器本体の下部に大きなスペースを要する駆動機
構を設ける必要がなくなる。
*他の実施例* なお、本考案は上述した実施例に限定されるものではな
く、フロントパネルの開閉動作を制御する駆動機構とし
ては、前記3つのアームのいずれかをモータ等の駆動力
を利用して駆動することにより、開閉するように構成し
ても良い。なぜならば、本考案に用いられるリンク機構
は、一自由度のため、いずれのアームを駆動しても同じ
動作が得られるからである。
例えば、第4図に示した様に、モータ40にウォームギ
ア41を連動させ、さらに、ウォームホイル42を介し
て、リンク機構を構成するいずれかのアームに接続す
る。
この場合、モータ40の回転がウォームギア41、ウォ
ームホイル42を介してアームに伝達され、リンク機構
を回動させることにより、フロントパネルの開閉動作を
制御することができる。
[考案の効果] 以上の通り、本考案によれば、フロントパネルの開閉動
作を、リンク機構を用いてガイドするように構成すると
いう簡単な手段によって、電子機器の小型化を可能と
し、スペースの効率化を計ったフロントパネル開閉構造
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電子機器のフロントパネル開閉構造の
一実施例を示す側面図で、(A)は閉状態、(B)は開
閉動作の途中、(C)は開状態、第2図は本考案に用い
られる駆動機構の一例を示す分解斜視図、第3図は本考
案のフロントパネルの開状態を示す斜視図、第4図は本
考案に用いられる駆動機構の他の実施例を示す分解斜視
図、第5図は従来の開閉式フロントパネルの一例を示す
斜視図で、(A)は閉状態、(B)は開状態、第6図は
従来のフロントパネル開閉構造の開閉動作を示す側面図
で、(A)は閉状態、(B)は開状態を示すものであ
る。 1……機器本体、2……フロントパネル、2a……表示
部、3……スイッチ群、4……開閉スイッチ、5……ガ
イド溝、6……カセット挿入口、10……カセットメカ
ユニット、11……支軸、12……スイッチユニット、
13……ガイドピン、14……駆動アーム、14a……
ラック部、15……モータ、16……ウォームギア、1
7……ギア、18……機器の内壁、20……開閉式フロ
ントパネル、21……第1のアーム、21a……支点、
22……第2のアーム、22a,22b……支点、23
……第3のアーム、23a,23b……支点、24……
リンク機構、30……モータ、31……スパイラルギ
ア、32……ピン受け、40……モータ、41……ウォ
ームギア、42……ウォームホイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子機器本体の前面に開閉自在に設けら
    れ、一方の縁が前後方向、これに対向する他方の縁が略
    上下方向にスライド動作して開閉するフロントパネル
    を、電子機器本体に対して開閉させるための電子機器の
    フロントパネル開閉構造において、 前記フロントパネル側面と前記電子機器本体側の側面
    を、支点部とアーム部とから構成された該フロントパネ
    ルの開閉動作を行うリンク機構によって接続し、 前記フロントパネルの開閉動作をリンク機構によりガイ
    ドするように構成したことを特徴とする電子機器のフロ
    ントパネル開閉構造。
JP3833188U 1988-03-25 1988-03-25 電子機器のフロントパネル開閉構造 Expired - Lifetime JPH0610557Y2 (ja)

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JPH01146388U JPH01146388U (ja) 1989-10-09
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