JPH06105197B2 - 油漏れ検出方法およびその検出装置 - Google Patents

油漏れ検出方法およびその検出装置

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JPH06105197B2
JPH06105197B2 JP1299968A JP29996889A JPH06105197B2 JP H06105197 B2 JPH06105197 B2 JP H06105197B2 JP 1299968 A JP1299968 A JP 1299968A JP 29996889 A JP29996889 A JP 29996889A JP H06105197 B2 JPH06105197 B2 JP H06105197B2
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達雄 山本
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば火力発電所の燃料油が貯蔵されている
油貯蔵系(オイルタンク)や、この油貯蔵系に付設され
た送油配管系などにおいて生じる油洩れを検出する方法
およびその装置に関する。
〔従来の技術〕
従来より、第4図に示すような、例えば火力発電所の燃
料油を貯蔵している油貯蔵系Aや、この油貯蔵系Aに付
設された送油配管系Bなどから生じる漏油は、誘導溝C
に沿って油漏れ検出装置Dの設置されているピットE内
に導入して検出するようになされていた。
油漏れ検出装置Dは第5図に示すようにピットEに予め
貯留されている水Wに浮上するフロートFと水面WLに接
触可能または水面下にわずかに没入可能にフロートFに
取り付けられた一対の電極G1,G2を備えた構造になって
いた。
したがって、第5図のように油漏れの生じていない平常
状態では両電極G1,G2が水Wに接触しているから、水の
電気抵抗に基づく電流値または水の静電容量が測定され
て油層の存在しないこと、つまり油漏れがないことが検
出される。そして、第4図の油貯蔵系Aや送油配管系B
などから油漏れが生じると、漏油が誘導溝Cを通ってピ
ットEに導入され、第6図に示すように水面WL状に油層
Oを形成する。そのため、電極G1,G2が油層Oに接触し
てそのときの電流値や静電容量が水のそれとは異なる値
になり、そのことによって漏油が検出されて非常状態を
表す警報などが発せられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来の油漏れ検出方法ないし装置では、図示し
ていないけれども、水面WLまたは油層面OLの変動に応じ
てフロートFを適正に昇降案内するガイド部材、このガ
イド部材を垂直姿勢で保持する支柱、ピットE内の水が
枯渇して電流値や静電容量が変化しても漏油時の電流値
や静電容量の変化と区別して警報を発しないように制御
する水の枯渇検出手段およびピットE内への雨水などの
導入による異常水位を検出して警報を発する異常水位検
出手段などが必要であるため、装置の構造や電気的制御
系が相当に複雑になって高価格化を招くことになる。し
かも、誘導溝CやピットEなどの施工が必要であるから
一層高価格化が助長されることになる。
さらに、油貯蔵系Aまたは送油配管系Bから高粘度油が
漏洩した場合には、漏洩箇所から誘導溝Cを通ってピッ
トE内に流入する時間が長くなるので、油漏れの早期検
出が妨げられる不都合を有すると共に、例えばゼリー状
に固化する高流動点油が漏洩すると、誘導溝Cの流下途
中でそれが固化してピットE内に導入されなくなるから
油漏れを確実に検出することができない欠点を有してい
る。
本発明は上記実情に鑑み、油に光を照射すると、その透
過光量が減衰する性質および油の漏洩箇所は特定できる
という点に着目してなされたもので、装置構造の簡略化
および付帯工事の不要化により低価格化を図りつつ、油
の種類や性質に関係なく、また、屋外のように外乱要素
の多い場所であっても、漏油の有無を迅速かつ確実に検
出することができる油漏れ検出方法およびその検出装置
を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、請求項1の発明による油漏
れ検出方法は、内部空間が底部で互いに連通する二つの
区画に仕切られ、片側の区画の上向き開口に塵芥除去用
スクリーンが配設されていると共に他側の区画で上記片
側の区画の開口よりも低位箇所に溢流堰が形成されてな
る透光性を有する容器を、油貯蔵系または送油配管系な
どの選択された漏油推定箇所の下部に設置し、漏油推定
箇所から漏洩落下する油を上記スクリーンの配設された
上向き開口を通して上記容器の片側の区画で受け止め、
容器の外部に設置した投光手段から容器の片側の区画に
光を照射させてその透過光量を受光手段で検出し、上記
容器の片側の区画に油層があるときに上記受光手段によ
り検出される透過光量と、容器の片側の区画に油層がな
いときに上記受光手段により検出される透過光量に対応
させて予め設定されている基準光量とを比較して、前者
透過光量が設定基準光量以下になったか否かを判定する
ことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明による油漏れ検出装置は、内部空
間が仕切り壁によって底部で互いに連通する二つの区画
に仕切られ、片側の区画の上向き開口に塵芥除去用スク
リーンが配設されていると共に他側の区画で上記片側の
区画の開口よりも低位箇所に溢流堰が形成されてなる透
光性を有する容器と、上記容器の外部で、二つの区画の
連通路に相当する高さ位置と他側の区画の溢流堰に相当
する高さ位置の二箇所に設置されて該容器の片側の区画
に向けて光を照射する投光手段と、上記容器の片側の区
画を挟んで上記二つの投光手段とは反対側の容器の外部
に設置されて透過光を検出する二つの受光手段と、上記
各投光手段から照射され容器の片側の区画を透過して各
受光手段で検出された透過光量と容器の片側の区画に油
層がないときに上記各受光手段により検出される透過光
量に対応させて予め設定されている基準光量とをそれぞ
れ比較して、前者透過光量が設定基準光量以下になった
ことを出力する二つの比較器と、これら比較器のいずれ
か一方からの出力信号を受けて作動する報知手段とを備
えているを特徴とするものである。
[作用] 請求項1の発明によれば、特定することが容易な漏油性
推定箇所の下部に容器を設置するのみで、その特定され
た漏油推定箇所から漏洩落下した油をスクリーンの配設
された上向き開口を通して容器の片側の区画で受け止め
て、該片側の区画に油層を形成させることが可能であ
る。この状態で、投光手段から照射させると、その照射
される光の透過光量が油層の存在により減衰されて受光
手段で検出される透過光量が減少することになる。この
ときの受光手段による検出透過光量と、油層がないとき
の値として予め設定されている基準光量とが比較され
て、前者透過光量が設定基準光量以下になったか否かの
判定によって漏油の有無が検出される。ここで、容器の
片側の区画に形成される油層に対する光の透過を妨げて
所定の漏油検出の外乱要素となるおそれのある大型の塵
芥や虫類などの生物はスクリーンによって除去されるた
め、そのような大型の塵芥や生物の混入にともなう誤検
出を抑制することが可能である。また、容器を屋外に設
置しての漏油検出時において、雨水が容器の区画に入っ
たとしても、その容器の片側の区画の水位は他側の区画
の溢流堰からの溢流により常に一定に保たれて、その一
定水位の上に漏洩油層が形成されることになり、したが
って、多量の降雨があるときも降雨後であっても、上述
した光の照射および透過光量の受光による漏油の有無を
確実に検出することができる。
また、請求項2の発明によれば、容器内に雨水が貯溜さ
れていないとき、もしくは降雨にともなう雨水の溢流作
用によって雨水が一定水位まで貯溜されたときのいずれ
であっても、上述したと同様に、油層の存在時と非存在
時とにおける透過光量の差異をもっても漏油の有無を確
実に検出することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第3A図と第3B図と第3C図は本発明の油漏れ検出方法およ
び油漏れ検出装置に用いられる容器1と、投光手段2
と、受光手段3とを示している。
容器1は、底板部11と、左右の側板部12,12と、前板部1
3と、後板部14と、仕切り壁15と、雨除けカバー部16と
を備えた平面視形状が矩形の箱型のものであって、アク
リル樹脂などの投光性に富む透明な素材で作られ、その
一辺の長さが数cm程度の小さいセル状のものである。前
板部13は後板部14よりも背低であってその上端部が溢流
堰13aに形成されている。また、仕切り壁15の下端部15a
は底板11に一定の間隔を隔てて対向されている。したが
って、仕切り壁15によって容器1の内部空間が二つの区
画に仕切られ、かつ片側の区画S1と他側の区画S2とは容
器1の底部において互いに連通している。そして、後板
部14と仕切り壁15の上端部間に形成された片側の区画S1
の上向き開口18に塵芥除去用スクリーン19が配設されて
いる。このスクリーン19には、その上方から落下してく
る油(流動性の乏しい高粘度油であるか流動性に富む低
粘度油であるかは問わない。)がスクリーン19を通過し
て片側の区画S1に入ることを妨げない程度の比較的粗い
網目のものが使用されている。雨除けカバー部16は他側
の区画S2の上向き開口17を覆う状態で仕切り壁15から突
き出ている。
上述のように容器1を小型化してあるのは、片側の区画
S1に入った油が少量であってもある程度の厚みの油層を
形成し得るようにするためである。
以上説明した容器1に、スクリーン19を通して油が落下
してくると、その油が片側の区画S1と他側の区画S2に溜
まって第3C図のようにある程度の厚みを有する油層Oを
形成する。また、雨水が容器1の内部に入ると、その雨
水が片側の区画S1と他側の区画S2に溜まる。そして、雨
水が溜まっている状態で、片側の区画S1に油が落下して
くると、その油が第3A図のように雨水Wの表面に浮かん
である程度の厚みを有する油層Oを形成する。雨水の量
が多量になって水位が前板部13の上端部の溢流堰13aの
高さより高くなると、その時点で他側の区画S2の雨水が
溢流堰13aから溢流して容器1の外部に排出される。し
たがって、第3A図のように雨水Wの表面に油層Oが形成
されていても、油が溢流して排出されるといった事態は
生じない。
投光手段2と受光装置3とは容器1を挾む左右両側に各
別に対向状態で設置されている。したがって、投光手段
2から光を照射すると、容器1を透過した光が受光手段
3によって検出される。その場合、容器1の片側の区画
S1に油層Oが存在していれば、一般的には光は容器1の
左右の側板部12,12と油層Oとを透過してその透過光が
受光手段3により検出されるが、油層Oの光透過度が極
端に小さい場合や油層Oがまったく光を透過しないもの
である場合には、受光手段3によっては光が検出されな
い。また、油層Oが存在せず雨水Wだけが溜まっていれ
ば、光は容器1の左右の側板12,12と雨水Wとを透過す
る。さらに、油層Oも雨水Wも存在しない場合には、光
は容器1の左右の側板部12,12とその間の空気層を透過
する。
投光手段2や受光手段3の設置レベルは、容器1の片側
の区画S1の高さ範囲内に設置される必要のあることは勿
論である。しかし、投光手段2や受光手段3の数は一組
であっても、図示のように二組であっても、さらに多数
組であってもよい。何組の投光手段2や受光手段3を設
けるかは、容器1の大きさ、特に片側の区画S1の高さを
勘案して定めればよく、容器1が上述したようなセル状
のものである場合には、一組だけを設けても十分に信頼
性の高い検出結果が得られる。なお、第3B図の矢符Xは
光の進行方向を示している。
第1図は本発明の実施例による油漏れ検出装置を示して
いる。このものは、上述した容器1を外部ケース4に収
納し、油貯蔵系Aに付設の送油配管系Bのバルブ介設部
Vの下部に設置してある。外部ケース4はその左右の両
側面に開口を有し、投光手段2や受光手段3はその開口
に対面されている。そして、第2図のように、受光手段
3に用いられた光センサー31から出る電気信号の値(検
出値)が比較器51の一方の入力端子に入力されるととも
に、他方の入力端子に基準値設定器54に予め設定入力さ
れている基準光量に対応する基準値が入力されて、これ
ら検出値と基準値とが比較され、検出値が基準値以下に
なったとき、信号がオア回路52を経て警報器53に入力さ
れるようになっている。上記基準光量としては、投光手
段2から照射された光が容器1の左右の側板12,12と雨
水W、または左右の側板12,12とその間の空気層とを透
過したときの受光手段3によって検出される透過光量に
対応させて予め設定されている。なお、21は光源として
の投光手段である。
このような油漏れ検出装置を用いて本発明の油漏れ検出
方法を行う例を次に説明する。
送油配管系Bのバルブ介設部Vからの漏油があると、そ
の漏油が落下してスクリーン19を通過し、上向き開口18
から容器1の内部に入り、その片側の区画S1または片側
の区画S1と他側の区画S2とに溜まってある程度の厚みを
有する油層Oを形成する。この場合、容器1に雨水Wが
溜まっている場合や雨水が溜まっていない場合がある
が、それぞれについては第3A図ないし第3C図において説
明した通りである。
容器1の片側の区画S1に油層Oが形成されると、投光手
段2から照射された光が容器1の左右の側壁12,12と油
層Oを透過し、その透過光が受光手段3により検出され
る。そして、受光手段3の光センサー31から出る電気信
号の値、つまり検出透過光量に対応する検出値が比較器
51の一方の入力端子に入力されるとともに、該比較器51
の他方の入力端子には基準値設定器54に予め設定入力さ
れている基準光量に対応する基準値が入力されて両値が
比較される。ここで、上記検出値は、光が油層Oを透過
することにともなう透過光量の減衰によって低下してい
るため、この検出値が基準値以下であり、したがって、
比較器51からは漏油有りの信号が出力されてその信号が
オア回路52に入力され、警報器53が警報動作することに
なる。受光手段3によって透過光が検出されない場合も
同様である。
容器1の片側の区画S1に油層Oが存在しない場合には、
光が油層Oを透過しないために光量の減衰はそれほど生
じない。したがって、受光手段3で検出される透過光量
に対応する検出値と基準値設定器54に予め設定入力され
ている基準光量に対応する基準値とが比較器51で比較さ
れるが、このときの両値はほぼ等しいため、比較器51か
らは上記信号が出力されず、したがって、漏油無しで警
報器53は警報作動しない。
ところで、上記検出装置は屋外に設置されることが多
く、また上記検出方法は屋外で実施される場合が多い。
そして、火力発電所などの設置地域では、塵芥や虫類な
どの生物が容器1の内部に入って漏油検出に悪影響を及
ぼす懸念がある。
そこで、本発明装置および方法においては、容器1の片
側の区画S1の上向き開口18にスクリーン19を配設して大
型の塵芥や生物が容器1に入ることを防止している。そ
のため、油層Oが形成されていないのに受光手段3によ
って検出される光量が極端に低下して油層Oが存在する
かのような誤った判定の下されることが未然に防止され
る。なお、スクリーン19を通過して容器1の内部に入る
ような微細な砂や埃などの塵芥は油層Oまたは雨水Wの
表面に浮いたり容器1の底部に沈んだりしてしまうた
め、検出結果に悪影響を及ぼす懸念は少ない。
上述した容器1は構造が簡単で材料費なども安くつくた
め、使い捨てが可能である。そのため、定期的に容器1
だけを取り替えることによって確度の高い漏油検出が可
能になるばかりでなく、送油配管系Bに限らず、油貯蔵
系Aやその他の箇所から選択された多くの漏油推定箇所
に本発明の検出装置を設置しておいても経済的な不利は
ない。
〔発明の効果〕
以上のように、請求項1の発明によれば、特定すること
が容易な漏油推定箇所の下部に容器を設置するのみで、
その特定された漏油推定箇所から漏洩落下した油を容器
の片側の区画で受け止めて該片側の区画に油層を形成さ
せ、この油層に対する投光手段からの光照射により、油
層の存在による透過光量の減衰特性を利用して漏油の有
無を検出するので、検出対象油が高粘度油や高流動点
油、あるいは逆に低粘度で流動性のよい油などといった
ように、油の種類や性質に関係なく、漏油の有無を迅速
かつ確実に検出することができる。しかも、容器の片側
の区画に形成される油層に対する光の透過を妨げて所定
の漏油検出の外乱要素となるおそれのある大型の塵芥や
虫類などの生物はスクリーンによって除去することがで
き、また、容器を屋外に設置しての漏油検出時におい
て、雨水が容器の区画に入ったとしても、その容器の片
側の区画の水位は他側の区画の溢流堰からの溢流により
常に一定に保ち、その一定水位の上に漏洩油層を形成さ
せることができるので、大型の塵芥や虫類などの生物、
さらには、多量の降雨といった外乱要素の多い場所であ
っても、上述した光の照射および透過光量の受光による
所定の漏油の有無を確実、正確に検出して、信頼性の高
い漏油検出を実現することができるという効果を奏す
る。
また、請求項2の発明によれば、容器内に雨水が貯溜さ
れていないとき、もしくは降雨にともなう雨水の溢流作
用によって雨水が一定水位にまで貯溜されたときのいず
れであっても、上述したと同様に、油層の存在時と非存
在時とにおける透過光量の差異をもって漏油の有無を確
実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に油漏れ検出装置の使用状態を
示す概略説明図、第2図はブロック図、第3A図と第3C図
は容器や投光手段などを示す概略断面図、第3B図は第3A
図に対応する正面図、第4図は従来の油漏れ検出系統
図、第5図と第6図は従来の検出装置の説明断面図であ
る。 A……油貯蔵系、B……送油配管系、1……容器、2…
…投光手段、3……受光手段、13a……溢流堰、15……
仕切り壁、18……片側の区画の上向き開口、19……塵芥
除去用スクリーン、51……比較器、S1……片側の区画、
S2……他側の区画、O……油層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 角谷 實 大阪府摂津市千里丘3丁目14番40号 東光 精機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭53−6286(JP,U) 実開 昭61−21948(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部空間が底部で互いに連通する二つの区
    画に仕切られ、片側の区画の上向き開口に塵芥除去用ス
    クリーンが配設されていると共に他側の区画で上記片側
    の区画の開口よりも低位箇所に溢流堰が形成されてなる
    透光性を有する容器を、油貯蔵系または送油配管系など
    の選択された漏油推定箇所の下部に設置し、漏油推定箇
    所から漏洩落下する油を上記スクリーンの配設された上
    向き開口を通して上記容器の片側の区画で受け止め、容
    器の外部に設置した投光手段から容器の片側の区画に光
    を照射させてその透過光量を受光手段で検出し、上記容
    器の片側の区画に油層があるときに上記受光手段により
    検出される透過光量と、容器の片側の区画に油層がない
    ときに上記受光手段により検出される透過光量に対応さ
    せて予め設定されている基準光量とを比較して、前者透
    過光量が設定基準光量以下になったか否かを判定するこ
    とを特徴とする油漏れ検出方法。
  2. 【請求項2】内部空間が仕切り壁によって底部で互いに
    連通する二つの区画に仕切られ、片側の区画の上向き開
    口に塵芥除去用スクリーンが配設されていると共に他側
    の区画で上記片側の区画の開口よりも低位箇所に溢流堰
    が形成されてなる透光性を有する容器と、 上記容器の外部で、二つの区画の連通路に相当する高さ
    位置と他側の区画の溢流堰に相当する高さ位置の二箇所
    に設置されて該容器の片側の区画に向けて光を照射する
    投光手段と、 上記容器の片側の区画を挟んで上記二つの投光手段とは
    反対側の容器の外部に設置されて透過光を検出する二つ
    の受光手段と、 上記各投光手段から照射され容器の片側の区画を透過し
    て各受光手段で検出された透過光量と容器の片側の区画
    に油層がないときに上記各受光手段により検出される透
    過光量に対応させて予め設定されている基準光量とをそ
    れぞれ比較して、前者透過光量が設定基準光量以下にな
    ったことを出力する二つの比較器と、 これら二つの比較器のいずれか一方からの出力信号を受
    けて作動する報知手段とを備えていることを特徴とする
    油漏れ検出手段。
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