JP2007024637A - 液体貯蔵タンク - Google Patents

液体貯蔵タンク Download PDF

Info

Publication number
JP2007024637A
JP2007024637A JP2005205906A JP2005205906A JP2007024637A JP 2007024637 A JP2007024637 A JP 2007024637A JP 2005205906 A JP2005205906 A JP 2005205906A JP 2005205906 A JP2005205906 A JP 2005205906A JP 2007024637 A JP2007024637 A JP 2007024637A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
laser light
float
level
tank body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005205906A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Kondo
努 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2005205906A priority Critical patent/JP2007024637A/ja
Publication of JP2007024637A publication Critical patent/JP2007024637A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Level Indicators Using A Float (AREA)

Abstract

【課題】レベルゲージ内等の液面レベルを誤って検知しない液体貯蔵タンクを提供する。
【解決手段】液体貯蔵タンク10は、液体貯蔵用のタンク本体20と、タンク本体20内の液体が流入するように上下方向に延びて設けられたレベルゲージ31,32と、レベルゲージ31,32に設けられたレーザ光源40及びレーザ光受光センサ41と、レベルゲージ31,32内に液面の上下に伴って上下方向に可動に設けられ、上下方向に細長く形成された浮子50と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、液体貯蔵タンクに関する。
廃液等の貯蔵タンクでは、一般に、タンク内の液量を確認するためのレベルゲージが設けられている。このレベルゲージは、タンク内の廃液が内部に流入するように且つタンクに上下に延びるように取り付けた細管内に、プラスチック製等の浮子を設けたものである。そして、この浮子がタンクの液量の変化に伴って上下動するため、この浮子の位置でタンクの液量が確認でき、液面レベルが検知できるようになっている。具体的には、レーザ光源及びレーザ光受光センサを用いて以下に示すように液面レベルを検知している。
まず、タンクに廃液が貯まっていくと、タンク内の液面の上昇と共にレベルゲージの細管内の浮子も上昇する。上昇した浮子は、その上部がレベルゲージの所定高さに設けられたセンシング位置に達する。すると、浮子の上部はセンシング位置に設けられたレーザ光源からレーザ光受光センサへのレーザ光を遮光する。そして、レーザ光が遮光されることでレーザ光受光センサがタンク内の液面レベルを検知する。
このような液体貯蔵タンクとして、例えば、特許文献1には、水平液面に垂直な方向を縦方向とする縦長ライン状かつ平行のレーザ光を、液体の入った透明または半透明の容器に、容器のチップ表面の入射点で液面に平行な接線に垂直をなす平面に角度をもって照射し、液体内部の透過光をライン状に限定することにより、容器の入射点の入射角度を所定値に設定して水平面方向で空気層透過光から逸らす構成のものが記載されている。そして、これによると、容器のテーパー部分に液体表面を有する場合でも、液体表面の水平面位置を確実に検出することができる、と記載されている。
特開2004-144502号公報
しかしながら、一般に、タンク内に貯蔵する液体が異物が混入する使用済み薬液のようなものである場合、レベルゲージの細管内の液面に異物が浮遊するため、細管内壁の液面付近に異物が付着しやすい。そして、細管内壁に付着した異物はしだいに厚みを増し、幅を広げていく。このとき、上記特許文献1に示されるような液体貯蔵タンクでは、レベルゲージに用いられる浮子が球状であるため、それが浮かんでいるときレベルゲージの細管内の液面から浮かび上がる部分の割合が小さい。すると、浮子によっては、その高さと液面に浮かぶ異物の高さがほとんど変わらないときがある。このような場合、センシング位置まで浮子の上部が上昇すると共に液面に浮かぶ異物も上昇すると、レベルゲージの細管内壁のセンシング位置に異物が付着してしまう。センシング位置に異物が付着すると、レベルゲージ内の液面が下がったときでもセンシング位置に異物がそのまま残ってしまうために、この異物によってレーザ光を遮光されてレーザ光受光センサが液面レベルを誤って検知する恐れがある。このため、正確な液面レベルを検知できないという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、レベルゲージ内等の液面レベルを誤って検知しない液体貯蔵タンクを提供することである。
本発明に係る液体貯蔵タンクは、液体貯蔵用のタンク本体と、タンク本体内の液体が流入するように上下方向に延びて設けられ、上下方向の所定のセンシング位置の部分がレーザ光透過可能に形成された筒体と、筒体のセンシング位置を挟むように設けられたレーザ光源及びレーザ光受光センサと、筒体内に液面の上下に伴って上下方向に可動に設けられ、筒体のセンシング位置に位置付けられたときにレーザ光源からレーザ光受光センサに向かうレーザ光を液面から突出した部材上部で遮光する上下方向に細長く形成された浮子部材と、を備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、筒体内の浮子部材が、タンク本体に貯蔵された液体種に応じた浮力を受けて、部材上部が液面から突出して浮かぶ。そして、この部材上部が液面に浮遊する異物を越えて突出していれば、センシング位置におけるレーザ光の遮光が確実に浮子部材により行われ、また、センシング位置への異物の付着が規制されるので、センシング位置で異物によってレーザ光が遮光され、液面レベルが誤って検知されるのを抑止することができる。
また、本発明に係る液体貯蔵タンクは、浮子部材が、部材下部よりも部材上部の方が細く形成されていてもよい。
このような構成によれば、浮子部材が、部材下部よりも部材上部の方が細く形成されているため浮子部材の重心を下方に位置させることができる。従って、浮子部材を上下方向に細長く形成しても筒体内で倒れずに安定して液面に浮かべることができる。また、液面付近で筒体の内壁だけでなく浮子部材の周りにも異物が付着してしまい、筒体内で浮子部材が詰まることがある。このような場合は筒体内と浮子部材を清掃する等のメンテナンスが必要であるが、上記の構成のように浮子部材の上部が細く形成されていれば、筒体内壁と浮子部材の上部との間隔が拡がるため、液面付近に浮子部材の上部が位置するような場合に異物による浮子部材の詰まりを遅らせることができる。従って、メンテナンス頻度を減らすことができるため、その分維持コストが高くなるのを抑えることができる。
さらに、本発明に係る液体貯蔵タンクは、浮子部材について、その部材下部が相対的に太径の円柱状に形成されていると共に、部材上部は部材下部に同軸に設けられて相対的に細径の円柱状に形成されていてもよい。
このような構成によれば、浮子部材の上部及び下部が円柱状に形成されているため、浮子部材の周囲の形状に角部がない。従って、筒体内壁に付着した異物への引っかかりのないスムースな浮子部材の上下動が可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、レベルゲージ内等の液面レベルを誤って検知しない液体貯蔵タンクを提供することができる。
以下、本発明の実施形態に係る液体貯蔵タンク10を図面に基づいて詳細に説明する。尚、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではない。
また、液体貯蔵タンク10は、どのような液体の貯蔵に用いてもよいが、この実施形態では、液晶ディスプレイ製造工程において、ガラス基板表面への現像処理で生じるレジスト等が含まれた廃液を貯蔵する液体貯蔵タンク10について説明する。
(液体貯蔵タンク10の構成)
図1は、本発明の実施形態に係る液体貯蔵タンク10を示す。
この液体貯蔵タンク10は、タンク本体20、タンク本体20の側方に接続されたレベルゲージ(筒体)31,32、図2に示すようにレベルゲージ31,32を挟んで設けられたレーザ光源40及びレーザ光受光センサ41、並びにレベルゲージ31,32内に設けられた浮子(浮子部材)50で構成されている。
タンク本体20は、内径が例えば3〜4mで内空の円柱状に形成されている。タンク本体20は、その壁部21が例えば1〜2cmの厚さに形成されている。タンク本体20は、酸、アルカリ又は溶剤に耐え得るポリエチレン等で形成されており、これらはタンク本体20の内部に貯蔵する液体の性質によって選択される。
タンク本体20は、その壁部21の下部にそれぞれ等間隔に6本の支柱22が設けられている。支柱22は、それぞれ上下に延びるように設けられており、例えば50〜100cmの長さに形成されている。支柱22は、それぞれ直径が例えば5〜10cmの円柱状に形成されている。
タンク本体20は、その壁部21に以下に示すレベルゲージ31,32を接続するためのレベルゲージ取り付け孔23,24,25が、それぞれ下部及び中央部に形成されている。
タンク本体20は、タンク本体20内部を点検するための開口26が形成された上板部27が形成されている。上板部27は、外径が例えば3〜4mで円盤状に形成されている。上板部27は、その厚さが例えば1〜2cmに形成されている。上板部27に形成された開口26は、その直径が例えば40〜60cmに形成されている。上板部27の中央に形成された開口26は、その上部が蓋部28で覆われている。タンク本体20の上板部27は、タンク本体20内に貯蔵する廃液を取り入れるための開口29が形成されている。上板部27に形成された開口29は、その直径が例えば4〜8cmに形成されている。タンク本体20の上板部27は、貯蔵する液体から発生するガスを抜くための不図示のガス抜き穴が形成されている。
タンク本体20は、その最下部に凸形状に形成された底部35が形成されている。底部35は、その厚さが例えば1〜2cmに形成されている。底部35は、下向きに凸になるように設けられている。底部35は、その中央に開口36が形成されている。開口36は、その直径が例えば10〜20cmに形成されている。開口36は、その下部にタンク本体20内の廃液が流通するように排液管37,38が接続されている。
排液管37は、開口36から下方へ延びるような直線状に形成されている。排液管37は、例えば20〜30cm下方へ延びて、別の排液管38へ接続されている。
排液管38は、タンク本体20の下方に水平に設けられている。排液管38は、その中央で排液管37に接続されている。排液管38は、排液管37と接続された部分から一方の先端に向かう途中にバルブ39が形成されている。排液管38は、その中央からバルブへ向かう方向の先端で不図示のポンプに接続されている。
排液管37,38は、それぞれ塩化ビニル等で形成されている。
ポンプは、タンク本体20の側方下部に設けられている。ポンプは、その内部に横軸型の羽根車が形成されている。ポンプは、排液管38に接続されている部分に廃液を流入する廃液流入口、及び、その反対方向の部分に廃液を吐出するための廃液吐出口が形成されている。ポンプは、不図示の制御部に接続されている。制御部は、下記に示すレーザ光受光センサ41に接続されている。
また、本実施形態では、タンク本体20の上板部27の中央にタンク本体20内に貯蔵する廃液を取り入れるための開口26を形成したが、上板部27の端部に開口26を形成してもよい。
レベルゲージ31,32は、タンク本体20の側方の下部から中央部に亘って設けられたもの(レベルゲージ31)と、タンク本体20の側方の中央部から上部に亘って設けられたもの(レベルゲージ32)とで構成されている。
レベルゲージ31は、タンク本体20の側方下部にその一端が取り付けられている。レベルゲージ31は、タンク本体20の側方で上下方向に延びるように形成されている。レベルゲージ31は、タンク本体20の側方中央部にその他端が取り付けられている。レベルゲージ31は、その下端でタンク本体20の壁部21に形成されたレベルゲージ取り付け孔23に、又、その上端でレベルゲージ取り付け孔24に接続されており、これにより内部と連通するように形成されている。レベルゲージ31は、例えば2〜2.5mの長さに形成されている。
レベルゲージ32は、タンク本体20の側方中央部にその一端で、タンク本体20の壁部21に形成されたレベルゲージ取り付け孔25に接続されており、これにより内部と連通するように形成されている。レベルゲージ32は、タンク本体20の側方で上下方向に延びるように形成されている。レベルゲージ32は、タンク本体20の側方上部までその他端が延びるように形成されている。レベルゲージ32は、例えば2〜2.5mの長さに形成されている。レベルゲージ32は、レベルゲージ31と、例えば5〜10cmの間隔を空けて平行するようにタンク本体20に取り付けられている。レベルゲージ32は、その下端がレベルゲージ31の上端より例えば10〜20cm下方に位置するように、タンク本体20に取り付けられている。
レベルゲージ31,32は、それぞれ図2(a)及び(b)に示すように、2層の円筒状に形成されている。内側の円筒51は、その内径が例えば10〜15mmに形成されている。外側の円筒52は、その内径が例えば40〜50mmに形成されている。円筒51,52は、それぞれ厚さが例えば5〜10mmに形成されている。レベルゲージ31,32は、それぞれその内側の円筒51内のみにタンク本体20内からの液体が流入するように形成されている。
レベルゲージ31,32は、それぞれレーザ光透過可能な材料、例えば透明の塩化ビニル等で形成されている。ここで、レーザ光透過可能とは、吸収や散乱なしにレーザ光が媒質を進むことができることをいう。
また、レベルゲージ31,32は、2層に形成されていなくてもよく、1層の円筒状に形成されていてもよい。
さらに、液体貯蔵タンク10のレベルゲージは、これらのように2本で構成されていなくてもよく、1本のレベルゲージがタンク本体20の下部から上部まで延びるように形成されていてもよい。
レーザ光源40及びレーザ光受光センサ41は、レベルゲージ31,32の外側の円筒52におけるセンシング位置55を挟むように設けられている。ここで、センシング位置55は、タンク本体20の内部に貯蔵する廃液が所定の高さまで貯蔵されたときに、タンク本体20の内部の廃液を外部へ排出するように設定された、レベルゲージ31,32における液面の到達位置をいう。例えば、タンク本体20内において、液面レベルがほぼ3mの高さまで廃液が貯蔵されたときにタンク本体20内の廃液を排出しようとするならば、レベルゲージ31,32のセンシング位置55もほぼ3mの高さに設定される。
レーザ光源40は、2層のレベルゲージ31,32の外側の円筒52の外周上に取り付けられている。レーザ光源40は、ハウジング56、ハウジング56内に収納された不図示のレーザ光発光素子及びレーザ光発光素子が発光したレーザ光を平行ビームに変換するコリメータレンズで構成される。
レーザ光源40の発光素子は、波長が安定で、発振波長幅の狭いDFB(Distributed Feedback)型半導体レーザ等が用いられる。ここで、DFB型半導体レーザとは、いかなる状況下でも単一縦モード動作を実現するために、縦モードの選択性が弱いファブリー・ペロー型共振器の代わりに、回折格子をレーザ結晶内に形成したものである。
レーザ光受光センサ41は、レベルゲージ31,32の外側の円筒52の外周上で且つレーザ光源40と対向する位置に取り付けられている。レーザ光受光センサ41は、ハウジング57、ハウジング57内に収納されたレーザ光受光素子で構成される。
レーザ光受光素子は、レーザ光発光素子から発光されたレーザ光を受光してその出力を検出するフォトダイオード等が用いられる。ここで、フォトダイオードとは、内部光電効果によりレーザ光等の光エネルギーを電気エネルギーに変換するものである。フォトダイオードは、その構成材料として半導体が用いられ、小型で動作電圧も低く、検出できる波長域も紫外〜赤外と広範囲に亘っている。
浮子50は、レベルゲージ31,32の内側の円筒51内に各々1つずつ設けられている。浮子50は、レベルゲージ31,32の内側の円筒51内で内部の液体に浮かんでおり、タンク本体20内の液面レベルの上下に伴って、浮子50も上下するように構成されている。浮子50は、外殻の厚さが例えば1〜2mmの内空状に形成されている。浮子50は、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリプロピレン、メタクリル樹脂、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリアセタール、フッ素樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、エポキシ樹脂又はメラミン樹脂等の合成樹脂等で形成されている。浮子50は、部材上部60及び部材下部61で構成されている。
浮子50は、その部材上部60が円柱状に形成されている。浮子50は、その部材上部60の内径が例えば3〜8mmに形成されている。浮子50は、その部材上部60の高さが例えば12〜15mmに形成されている。
浮子50は、その部材下部61が円柱状に形成されている。浮子50は、その部材下部61の内径が例えば7〜12mmで且つ部材上部60より太径に形成されている。浮子50は、その部材下部61の高さが例えば12〜15mmで且つ部材上部60より高く形成されている。
浮子50は、その部材上部60及び部材下部61が互いに同軸となるように形成されている。
浮子50は、レベルゲージ31,32内に流入する液体の液面上に浮遊する異物の大きさにもよるが、その液体から受ける浮力により、少なくとも10mm以上液面より上方へ延びて浮かぶように、その材質及び外殻の厚さを決定するのがよい。
また、浮子50は、図4,5に示すように、細長の直方体形状に形成された部材上部70と幅広の平台形状に形成された部材下部71とで構成されていてもよい。この場合、浮子69は内空が形成されているのがよく、又、レベルゲージ31,32内の内側の円筒51内において、タンク本体20内から流入する液体の液面から上方へ、部材上部70が少なくとも10mm以上延びるように浮かぶものがよい。
さらに、浮子50は、図6,7に示すように、上下に細長く形成された直方体形状に形成されていてもよい。この場合、浮子72は内空が形成されているのがよく、又、レベルゲージ31,32内の内側の円筒51内において、タンク本体20内から流入する液体の液面から上方へ少なくとも10mm以上延びて浮かぶように、その材質及び外殻の厚さを決定するのがよい。
(液体貯蔵タンク10の液体貯蔵及び排液方法)
次に、液体貯蔵タンク10の液体貯蔵及び排液方法について説明する。
(液体の貯蔵)
まず、液晶ディスプレイ製造工程において、ガラス基板表面への現像処理で生じたレジストが含まれた廃液が、不図示の廃液流路を通り、液体貯蔵タンク10のタンク本体20に形成された開口29からタンク本体20内へ流れ込む。タンク本体20内へ流れ込んだ廃液は、タンク本体20の底部35から順に貯蔵されていく。このとき、タンク本体20の底部35に形成された開口36から廃液が流れ落ち、開口36に接続された排液管37,38へ流入する。
排液管38へ流入した廃液は、バルブ39を通って、ポンプの廃液流入口からポンプ内へ到達する。このとき、バルブ39は常に開いている状態にしてあり、ポンプ内で廃液が貯留されるようにしてある。
タンク本体20内の底部35から徐々に貯蔵された廃液は、タンク本体20の壁部21に形成したレベルゲージ取り付け孔23の高さまで到達すると、そこから一部がレベルゲージ31の内側の円筒51内へ流入する。
ここで、内側の円筒51は、その上端がまたタンク本体20の壁部21のレベルゲージ取り付け孔24に接続されているため、タンク本体20内の廃液と、レベルゲージ31の内側の円筒51内へ流入した廃液のそれぞれの液面レベルが一致することになる。これによって、タンク本体20内に貯蔵された廃液の液量は、レベルゲージ31の内側の円筒51内の廃液の液量を見ることで確認することができる。
(排液方法)
次に、液体貯蔵タンク10を用いた排液方法について説明する。
まず、タンク本体20内に貯蔵する廃液の最大量に対応する液面レベルを、レベルゲージ31,32のセンシング位置55として設定して、そこへレーザ光源40及びレーザ光受光センサ41を取り付けておく。このとき、センシング位置55は、2本のレベルゲージ31,32のどちらか一方に設定しておく。そして、レーザ光源40からレーザ光を照射させておく。レーザ光源40から照射されたレーザ光は、レーザ光透過可能に形成されたレベルゲージ31,32の内側及び外側の2本の円筒51,52を透過し、対向して設けられたレーザ光受光センサ41に到達する。レーザ光受光センサ41は、受光したレーザ光を電気信号に変換して不図示の制御部へ送信している。
このような状態において、液体貯蔵タンク10のタンク本体20内に廃液が流れ込み、タンク内に貯蔵する廃液及びレベルゲージ31,32の内側の円筒51内に流入した廃液の液面が上昇し、レベルゲージ31,32の内側の円筒51内に設けた浮子50も上昇していく。このとき、浮子50は液面の上方にその部材上部60が延びるように浮かんでいる。
そして、さらに廃液の液面が上昇してレベルゲージ31,32のセンシング位置55に浮子50の部材上部60が到達すると、レーザ光源40から照射するレーザ光が浮子50の部材上部60によって遮光され、レーザ光受光センサ41に到達しなくなる。すると、それまでレーザ光を受光していたレーザ光受光センサ41は、制御部へ電気信号を送信しなくなる。
レーザ光受光センサ41から電気信号が送信されなくなった制御部は、その電気信号の変化によりポンプの廃液吐出口を開けると同時にポンプの羽根車を回転させる。ポンプの廃液吐出口が開き、羽根車が回転することによってポンプ内の廃液が廃液吐出口から外部へ吐出される。ポンプ内の廃液が外部へ吐出されると、引き続きタンク本体20内の廃液が開口36を通って排液管37からポンプ内へ流入する。
このようにして、排液を続け、タンク本体20内の廃液が無くなると、ポンプの羽根車の回転を止めてポンプの廃液吐出口を閉める。
これにより、液体貯蔵タンク10による排液が終了する。
また、上記排液方法において、レベルゲージ31,32のセンシング位置55に浮子50の部材上部60が到達したときに排液しているため、液面がセンシング位置55に到達する前に排液されている。従って、レジスト等の異物が液面に浮かんでいても、その異物がセンシング位置55に到達することがないために、センシング位置55においてレベルゲージ31,32の内側の円筒51内壁に付着していない。
(作用効果)
次に、作用効果について説明する。
本発明に係る液体貯蔵タンク10は、液体貯蔵用のタンク本体20と、タンク本体20内の液体が流入するように上下方向に延びて設けられ、上下方向の所定のセンシング位置55の部分がレーザ光透過可能に形成されたレベルゲージ31,32と、レベルゲージ31,32のセンシング位置55を挟むように設けられたレーザ光源40及びレーザ光受光センサ41と、レベルゲージ31,32内に液面の上下に伴って上下方向に可動に設けられ、レベルゲージ31,32のセンシング位置55に位置付けられたときにレーザ光源40からレーザ光受光センサ41に向かうレーザ光を液面から突出した部材上部60で遮光する上下方向に細長く形成された浮子50と、を備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、レベルゲージ31,32内の浮子50が、タンク本体20に貯蔵された液体種に応じた浮力を受けて、部材上部60が液面から突出して浮かぶ。そして、この部材上部60が液面に浮遊する異物を越えて突出していれば、センシング位置55におけるレーザ光の遮光が確実に浮子50により行われ、また、センシング位置55への異物の付着が規制されるので、センシング位置55で異物によってレーザ光が遮光され、液面レベルが誤って検知されるのを抑止することができる。
また、本発明に係る液体貯蔵タンク10は、浮子50が、部材下部61よりも部材上部60の方が細く形成されていてもよい。
このような構成によれば、浮子50が、部材下部61よりも部材上部60の方が細く形成されているため浮子50の重心を下方に位置させることができる。従って、浮子50を上下方向に細長く形成してもレベルゲージ31,32内で倒れずに安定して液面に浮かべることができる。また、図8に示すように、液面付近でレベルゲージ31,32の内壁だけでなく浮子50の周りにも異物80が付着してしまい、レベルゲージ31,32内で浮子50が詰まってしまうことがある。このような場合はレベルゲージ31,32内と浮子50を清掃する等のメンテナンスが必要であるが、上記の構成のように浮子50の上部が細く形成されていれば、図9に示すように、レベルゲージ31,32内壁と浮子50の上部との間隔が拡がるため、液面付近に浮子50の上部が位置するような場合に異物80による浮子50の詰まりを遅らせることができる。従って、メンテナンス頻度を減らすことができるため、その分維持コストが高くなるのを抑えることができる。
さらに、本発明に係る液体貯蔵タンク10は、浮子50について、その部材下部61が相対的に太径の円柱状に形成されていると共に、部材上部60は部材下部61に同軸に設けられて相対的に細径の円柱状に形成されていてもよい。
このような構成によれば、浮子50の上部及び下部が円柱状に形成されているため、浮子50の周囲の形状に角部がない。従って、レベルゲージ31,32内壁に付着した異物への引っかかりのないスムースな浮子50の上下動が可能となる。
以上説明したように、本発明は、液体貯蔵タンクに関する。
本発明の実施形態に係る液体貯蔵タンク10の概略図である。 (a)は、本発明の実施形態に係るレベルゲージ31,32及び浮子50の平面図、(b)はその概略図である。 本発明の実施形態に係る浮子50の斜視図である。 他の実施形態に係る部材上部60及び部材下部61で構成される浮子50の斜視図である。 他の実施形態に係る部材上部60及び部材下部61で構成される浮子50及びレベルゲージ31,32の断面図である。 他の実施形態に係る直方体形状で形成される浮子72の斜視図である。 他の実施形態に係る直方体形状で形成される浮子72の断面図である。 レベルゲージ31,32と直方体形状に形成された浮子50との間に異物が詰まる様子を示す図である。 レベルゲージ31,32と本実施形態に係る浮子50との間に異物が詰まる様子を示す図である。
符号の説明
10 液体貯蔵タンク
20 タンク本体
31,32 レベルゲージ
40 レーザ光源
41 レーザ光受光センサ
50 浮子
55 センシング位置
60 部材上部
61 部材下部

Claims (3)

  1. 液体貯蔵用のタンク本体と、
    上記タンク本体内の液体が流入するように上下方向に延びて設けられ、上下方向の所定のセンシング位置の部分がレーザ光透過可能に形成された筒体と、
    上記筒体のセンシング位置を挟むように設けられたレーザ光源及びレーザ光受光センサと、
    上記筒体内に液面の上下に伴って上下方向に可動に設けられ、該筒体のセンシング位置に位置付けられたときに上記レーザ光源から上記レーザ光受光センサに向かうレーザ光を液面から突出した部材上部で遮光する上下方向に細長く形成された浮子部材と、
    を備えた液体貯蔵タンク。
  2. 請求項1に記載された液体貯蔵タンクにおいて、
    上記浮子部材は、部材下部よりも上記部材上部の方が細く形成されている液体貯蔵タンク。
  3. 請求項2に記載された液体貯蔵タンクにおいて、
    上記部材下部は、相対的に太径の円柱状に形成されていると共に、上記部材上部は、該部材下部に同軸に設けられて、相対的に細径の円柱状に形成されている液体貯蔵タンク。
JP2005205906A 2005-07-14 2005-07-14 液体貯蔵タンク Pending JP2007024637A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005205906A JP2007024637A (ja) 2005-07-14 2005-07-14 液体貯蔵タンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005205906A JP2007024637A (ja) 2005-07-14 2005-07-14 液体貯蔵タンク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007024637A true JP2007024637A (ja) 2007-02-01

Family

ID=37785602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005205906A Pending JP2007024637A (ja) 2005-07-14 2005-07-14 液体貯蔵タンク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007024637A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109199283A (zh) * 2018-10-17 2019-01-15 合肥峰腾节能科技有限公司 一种可以防止排水堵塞的小型洗碗机
CN109199290A (zh) * 2018-10-17 2019-01-15 合肥峰腾节能科技有限公司 一种可以废水再利用的环保洗碗装置
CN111579028A (zh) * 2020-05-28 2020-08-25 江苏省东台中等专业学校 一种地下水位监测装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109199283A (zh) * 2018-10-17 2019-01-15 合肥峰腾节能科技有限公司 一种可以防止排水堵塞的小型洗碗机
CN109199290A (zh) * 2018-10-17 2019-01-15 合肥峰腾节能科技有限公司 一种可以废水再利用的环保洗碗装置
CN111579028A (zh) * 2020-05-28 2020-08-25 江苏省东台中等专业学校 一种地下水位监测装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8535821B2 (en) Optical leak detection sensor
US9541445B2 (en) Optical level sensor for reflective liquids
RU2015142802A (ru) Автоматический водоотвод для топливного процессора
US7595497B2 (en) Fuel contaminant light sensor
JP2005125738A (ja) インクカートリッジ及びインクジェットプリンタ
JP2007276246A (ja) インクカートリッジ
JP2007024637A (ja) 液体貯蔵タンク
CN107688356A (zh) 液体分配系统、装置和方法
CN106808808B (zh) 液体储存容器和打印设备
US20070070151A1 (en) Ink Cartridges
US7246894B2 (en) Ink cartridges
CN212708581U (zh) 墨盒和打印机
JP2011140128A (ja) 液体容器
US7222950B2 (en) Ink cartridges
JP2010054424A (ja) 漏液センサ
JPH1068650A (ja) 底部抽出型容器における液体の低位置検出装置
US20200080884A1 (en) Out-of-pocket detection using sensors and bubble collector
JP2012093232A (ja) フォトセンサ及びレベルセンサ
US20070070148A1 (en) Ink cartridges
US7766469B2 (en) Ink cartridges
JP2008006667A (ja) インクカートリッジおよびインクジェット記録装置
US7241001B2 (en) Ink cartridges
JP4081036B2 (ja) 液体検出装置及びこれに用いられる液体用容器
US20070176989A1 (en) Ink cartridges
US20080100682A1 (en) Ink cartridges