JPH06104486B2 - 搬送物体の選別装置 - Google Patents

搬送物体の選別装置

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JPH06104486B2
JPH06104486B2 JP8784890A JP8784890A JPH06104486B2 JP H06104486 B2 JPH06104486 B2 JP H06104486B2 JP 8784890 A JP8784890 A JP 8784890A JP 8784890 A JP8784890 A JP 8784890A JP H06104486 B2 JPH06104486 B2 JP H06104486B2
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正信 平間
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G2201/00Indexing codes relating to handling devices, e.g. conveyors, characterised by the type of product or load being conveyed or handled
    • B65G2201/02Articles
    • B65G2201/0235Containers
    • B65G2201/0244Bottles

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  • Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)
  • Sorting Of Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、各種ボトル、缶、パッケージ等の物体が搬
送されているときにこれらを適宜に選別するための搬送
物体の選別装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、ボトル等の選別装置としては、例えば、特開昭55
−24579号公報に記載された装置が知られている。この
装置は、手動によりボトルを選択するスイッチを操作す
ると、該当のボトルが選別されて搬送される。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記のような従来技術では、物体の搬送
速度が高速化し人間の目の追従範囲を越えると選別が不
可能になる。また、搬送路を一本から複数本に変える場
合や、所定数の物体を連続してサンプリングする場合な
どには人間の操作が多くなり効率的でない。
本発明は上記のような従来技術の問題点を解決せんとし
てなされたもので、その目的は、高速動作でも低速動作
でも自動的に物体を様々な形態で選別することのできる
搬送物体の選別装置を提供することである。
(課題を解決するための手段) 本発明では、駆動源と、 搬送路を搬送される物体を押し付けて所要方向へ移動さ
せる物体押付手段と、 前記駆動源の駆動力を前記物体押付手段へ伝達/不伝達
するとともに前記物体押付手段を急停止させるカップリ
ング手段と、 前記物体押付手段による物体に対する押し付け位置から
搬送の上流の位置に設けられ、前記搬送路を搬送される
物体の到来を検出する物体到来検出手段と、 この物体到来検出手段の検出出力に基づいて前記カップ
リング手段を制御して物体が前記物体押付手段の前記押
し付け位置に到来する各タイミングのうちいずれのタイ
ミングで前記駆動源の駆動力を前記物体押付手段に伝達
するかを、予め設定された設定情報により制御する駆動
タイミング制御手段を備えさせて搬送物体の選別装置を
構成した。
(作用) 上記構成によると、搬送される物体を押し付ける物体押
付手段へ駆動源の駆動力を伝達するか伝達しないかによ
り、各物体が押し付け位置に到来するタイミングのうち
適宜なタイミングのときだけ押し付けがなされるように
制御され、必要な物体を自動的に選別できるようにな
る。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。第1
図は本発明の一実施例のブロック図である。同図に示さ
れるようにベルトコンベア等の搬送路1上をボトル等の
物体2が図の右から左へ搬送されている。3は駆動源た
るモータであって、適宜な回転数によって回転する。モ
ータ3の回転はタイミング歯車4、タイミングベルト5
を介してタイミング歯車6へ伝達され、カップリング手
段7へと到る。カップリング手段7は例えば真空クラッ
チ・ブレーキ等であって、タイミング歯車6とブラシュ
体8とのカップリング及びブラシュ8の急停止の制御を
行う。
カップリング手段7、タイミング歯車6、グラシュ体8
より成る構成部分の斜視図を第2図に示す。同図に明ら
かな如く、タイミング歯車6は軸9にナット10によって
固着されている。ブラシュ体8の円環状の本体8A(第3
図)と、この本体8Aの外周に植設された毛体11とから成
り、毛体11はこの第2図に明らかな如く、毛の長さが一
周するに従って変化して、例えばいわゆる偏心した状態
とされている。(また、本体8Aの一部に毛体が植設され
ていてもよい。)ブラシュ体8のカップリング手段7側
には、ブラシュ体8に一体にブラシュポジション検出用
カム12及び所定回転検出用カム14が設けられている。ブ
ラシュポジション検出用14A、12及び所定回転検出用カ
ム14は円盤状をなし、それぞれ外周の所定部分に切欠部
13,14Aが形成されている(もちろん、切欠部13部分を突
出させて、この突出部をセンサで検出してもよい。)ブ
ラシュポジション検出用カム12及び所定回転検出用カム
14はナットによりブラシュ体8に固着されている。ブラ
シュ体8が初期位置にあるとき、ブラシュ体8の毛体11
のうち、例えば一番毛足の短い部分が搬送路1に対向
し、物体2を押し付けることがないようにされ、かつ、
ブラシュ体8に一体に設けられたブラシュポジション検
出用カム12の切欠部13に対向するカップリング手段7の
筐体の位置に近接スイッチ15が設けられる。所定回転検
出用カム14の切欠部14Aがブラシュポジション検出用か
む12の切欠部13と所定回転角をなすようにされて、所定
回転検出用カム14が位置付けされ、カップリング手段7
の筐体にはこの切欠部14Aを検出する近接スイッチ等ス
トップセンサ16が設けられている。近接スイッチ15及び
ストップセンサ16の出力信号は駆動タイミング制御手段
20へ与えられている。モータ3の回転がカップリング手
段7によってブラシュ体8に伝達されたとき、ブラシュ
体8が回転して搬送路1においてブラシュ体8い対向す
る位置にある物体2を押し出し、2列とされた搬送路21
A,21Bのうち搬送路21Aへ物体2を移動させる。ブラシュ
体8より搬送路1の上流側には物体2の到来を検知する
スタートセンサ17が設けられている。このスタートセン
サ17とブラシュ体8のセンタとの距離を図示の如くl1
し、物体2の直径(幅等)をDとしたとき、l1≦D/2と
なるようにスタートセンサ17の位置が決定される。即
ち、この条件が満たされなければ、ブラシュ体8のセン
タに物体2があるとき、次の物体2がスタートセンサ17
で検出されるところとなり、ブラシュ体8の回転タイミ
ングの調整が困難となる。スタートセンサ17の出力信号
は駆動タイミング制御手段20へ与えられる。スタートセ
ンサ17の更に上流には物体2が所定形態(色、形等)を
していることを検出するデータを得るカメラ等の画像セ
ンサ18と、この画像センサ18の検出タイミングを作るた
め物体2の到来を検出するシャッタセンサ19とが設けら
れている。図示の如くシャッタセンサ19とブラシュ体8
のセンタとの距離をl2とし物体2の直径をDとしたとき
後述のメモリ回路114の容量VMにより、l≦VM×Dなる
関係が満たされる必要がある。これはメモリ回路114に
おけるデータのオーバフローを防止するために必要な関
係である。画像センサ18及びシャッタセンサ19の出力信
号は駆動タイミング制御手段20へ与えられている。
駆動タイミング制御手段20には、キーやスイッチ等かな
る設定入力手段22が付設され、各種運転モードの設定情
報が入力される。駆動タイミング制御手段20には設定情
報識別手段23、第1の計数手段24、第2の計数手段25、
判別手段26、伝達タイミング作成手段27が備えられてい
る。設定情報識別手段23は設定入力手段からの入力情報
を検出し、それが、「全数排出」、「所定割合選別」、
「所定数選別」、「シストレジスタ」の各モードの設定
情報のいずれであるかを識別し、結果を伝達タイミング
作成手段27へ与える。第1の計数手段24には設定入力手
段22からまたは図示せぬ他の入力部からN個に1個の物
体2を押し出す場合の「N」が設定される。第2の計数
手段25には、押し出し開始となった物体2を含めてM個
の連続する物体2を押し出す場合の「M」が設定入力手
段22からまたは図示せぬ他の入力部から設定される。判
別手段26は、画像センサ18により得たデータから物体2
が所定形態か否か判別し、所定形態の物体である旨及び
所定形態の物体でない旨のデータを逐次出力する。伝達
タイミング作成手段27は設定情報識別手段23の識別結果
が「全数排出」モードを示すときにはスタートセンサ17
により物体2の到来を示す信号が得られてから所定時間
△t後に、カップリング手段7に対して結合スタート信
号を信号線28を介して与える。これにより、クラッチ等
の結合がカップリング手段7内で生じブラシュ体8が回
転され、ブラシュ体8の前方の物体2が搬送路21A方向
へ押し付けられ移動される。なお、上記△tは搬送路1
の搬送速度Vにより△t=(D/2)/Vによりおおよそ決
定され最終的には調整により決定され、伝達タイミング
作成手段27に設定されて保持される。ブラシュ体8が一
回転するとストップセンサ16から信号(STOP)が得ら
れ、伝達タイミング作成手段27は信号線を介してカップ
リング手段7へストップ信号を与える。これによりカッ
プリング手段7内では、クラッチ等による結合が解除さ
れるとともに、例えば、ソレノイドバルブの駆動等によ
りブラシュ体8の回転が急停止される。以下、スタート
センサ17による物体2の到来を示す信号が得られる毎に
上記と同様な動作を続ける。なお、伝達タイミング作成
手段27はストップセンサ16により所定回転の停止を指示
する信号を受けてブラシュ体8の停止がなされ、リアク
ションタイムをおいてブラシュ体8が停止し、その後ス
タート信号が与えられたとき、近接スイッチ15による検
出信号が得られていなければ、警報表示手段30を起動
し、警報表示及び警報出力を行う。
伝達タイミング作成手段27は設定情報識別手段23の識別
結果が「所定割合選別」モードを示すときには、第1の
計数手段24に設定されている「N」をスタートセンサ17
より物体の到来を示す信号を受け取る毎に「1」づつカ
ウントダウンし、カウントダウンの結果が「0」となる
と、上記「全数排出」モードで説明した動作と同様の動
作をブラシュ体8が所定回転(1/2,1/3等でもよい。す
るだけ行い、かつ、第1の計数手段24の内容を再び
「N」とする。このような動作を以下繰り返す。
伝達タイミング作成手段27は設定情報識別手段23の識別
結果が「所定数選別」のモードを示すときには、その開
始を示すスタート信号が設定入力手段22から入力される
と、第2の計数手段25に設定されている「M」をスター
トセンサ17より物体の到来を示す信号を受け取る毎に
「1」づつカウントダウンしながら上記「全数排出」の
モードと同様の動作を次々に行い、カウントダスンの結
果が「0」となるとブラシュ体8の回転をもはや行わぬ
初期情報へ戻る。
判別手段26はシャッタセンサ19による物体2の到来検出
の信号に同期して画像センサ18のデータを取込み、所定
形態か否かを示すデータとし、かつ、順次に並べてスタ
ートセンサ17の出力で取り出すFIFO(ファーストインフ
ァーストアウト)の動作を行っている。伝達タイミング
作成手段27は設定情報識別手段23の識別結果が「シフト
レジスタ」モードを示すときには、上記判別手段26のデ
ータを用いる。つまり、判別手段26は容量(メモリ回路
114)分以下のデータを保持している。設定情報識別手
段23はスタートセンサ17より物体2の到来を示す信号を
受け取る毎に判別手段26内から取り出されたデータを受
け取り、そのデータが所定形態であることを示すデータ
であるときには前述の「全数排出」のモードで説明した
動作と同様の動作をブラシュ体8の一回転分だけ行い当
該所定形態の物体のみが搬送路21A方向へ移動させられ
る。
上記のような搬送物体の選別装置は具体的には第3図に
示されるような回路からなる駆動タイミング制御手段20
を備えさせて構成することができる。第3図において、
第1図、第2図と同一の構成要素には同一の符号を付し
その説明を省略する。
ストップセンサ16の出力信号はインターフェース回路10
1を介してインターフェース回路102及びタイミング判別
回路103へ与えられている。インターフェース回路102は
ストップセンサ16がブラシュ体8(実際には、一次側の
軸)の所定(例えば1回転、1/2回転、1/3回転)回転
(以下1回転で説明する。)を検出すると、そのときに
信号線29を介してストップ信号をカップリング手段7へ
与え、急停止の動作を行わせる。インターフェース回路
104,105は近接スイッチ15A,15Bの出力信号を受け取って
OR回路106へ送出する。近接スイッチ15A,15Bは第1図、
第2図の15に相当し、この実施例ではブラシュ体8を2
個取付け可能であることを示す。OR回路106の出力信号
はタイミング判別回路103へ与えられる。パワーオンリ
セット回路107は電源が投入されると、タイミング判別
回路103、リセットモード切替回路108、起動・停止切替
回路109へリセット信号を与えて初期化を行うととも
に、インターフェース回路110へスタート信号を与え信
号線28を介してカップリング手段7へ到達させる。これ
によりクラッチ等の結合がカップリング手段7内で生じ
ブラシュ体8が一回転され、そのときストップセンサ16
が一回転を検出しインターフェース回路101,102、信号
線29のルートでストップ信号が出力されて、カップリン
グ手段7による急停止がなされ、所定のリアクションタ
イムの後、結局、ブラシュ体8が初期位置にて停止され
る。
スタートセンサ17の出力信号はインターフェース回路11
1を介してI/Nカウンタ112、モード切替回路113、メモリ
回路114へ与えられる。I/Nカウンタ112は「所定割合選
別」モードにおける「N」個に一個の選別を行うための
「N」が設定キー115により設定される。そして、I/Nカ
ウンタ112はスタートセンサ17の出力をインターフェー
ス回路111を介して受け取る毎に「1」づつカウントダ
ウンし、「0」となると出力信号をタイマ回路116へ与
える。上記ダウンカウントは、モード切替回路113より
許可信号が与えられているときに行う。117〜119はそれ
ぞれ「全数排出」「所定数選別」「シフトレジスタ」の
各モードの選択スイッチを示し、これら選択スイッチ11
7〜119の選択の組合せにより「所定割合選別」モード等
様々なモードが選択される。各選択スイッチ117〜119の
出力信号はインターフェース回路120〜122を介してモー
ド切替回路113へ与えられている。モード切替回路113は
「全数排出」「所定数選別」「シフトレジスタ」の選択
スイッチ117〜119の出力に基づき、モードを決定し、か
つ、インターフェース回路111からのスタートセンサ17
の出力信号、起動・停止切替回路109の出力信号、出力
信号切替回路123の出力信号によってタイマ回路116へス
タート信号を与えるとともに、I/Nカウンタ112へ許可信
号を与えるか否かの制御を行う。具体的には、「全数排
出」モードの選択スイッチ117が選択されていると、モ
ード切替回路113はインターフェース回路111からスター
トセンサ17の出力信号が得られる毎にタイマ回路116へ
スタート信号を与える。また、「所定数選別」モードの
選択スイッチ118が選択されていると、モード切替回路1
13は起動・停止切替回路109から起動を示す信号が与え
られたときから、カウンタ130よりの停止を示す信号が
与えられるときまでの間にスタートセンサ17の出力信号
が得られる毎にタイマ回路116へスタート信号を与え
る。また、「シフトレジスタ」モードの選択スイッチ11
9が選択されていると、モード切替回路113は出力信号切
替回路123から選別指示信号が与えられた場合、スター
ト信号が与えられたときにタイマ回路116へスタート信
号を与える。更に、いずれの選択スイッチ117〜119も選
択されていないときには、モード切替回路113はI/Nカウ
ンタ112へ許可信号を与え、タイマ回路116へはスタート
信号を与えない。
タイマ回路116はスタートセンサ17により物体2の到来
を示す信号が得られてか所定時間△t後にスタート信号
を出力する。この△tは調整器124により設定されるも
ので、前述のように調整等を行ってその結果を用いて設
定される。タイマ回路116から出力されたスタート信号
はインターフェース回路125を介して信号線28からカッ
プリング手段7へ与えられる。
シャッタセンサ19の出力信号はインターフェース回路12
6を介して、画像センサ18の出力信号はインターフェー
ス回路127を介して、それぞれメモリ回路114へ与えられ
ている。メモリ回路114は前述のように容量VMを有するF
IFO動作を行うものであって、シャッタセンサ19により
出力信号が第4図のように与えられて例えば立下がる各
タイミングで、画像センサ18の出力信号(データ信号H
またはLレベル)の取込みを行い、一方、インターフェ
ース回路111から到来するスタートセンサ17の出力信号
でデータ信号の出力を行う。なお、Tmsecはデータ信号
の取込みが行えない範囲を示している。リセットスイッ
チ128を操作すると、リセット信号がインターフェース
回路129を介してリセットモード切替回路108へ与えられ
る。リセットモード切替回路108はパワーオンリセット
回路107からまたはインターフェース回路129からリセッ
トスイッチ128を介して、リセット信号を与えられると
メモリ回路114の内容をクリアし、またカウンタ130を初
期化する。メモリ回路114の出力信号は出力信号切替回
路123へ与えられ選別指示信号とされてモード切替回路1
13へ与えられるとともに、起動・停止切替回路109へ与
えられる。起動・停止切替回路109は出力信号切替回路1
23により選別指示信号を与えられたとき、または、イン
ターフェース回路134を介して「所定数選別」モードの
スタートスイッチ133の操作信号が与えられたときにカ
ウンタ130を起動するとともにモード切替回路113へ起動
を示す信号を与える一方、カウンタ130からカウント終
了信号(「0」)を受けると上記起動を示す信号を停止
を示す信号へ変える。カウンタ130は「所定数選別」モ
ード時の所定数「M」が設定されるカウンタであって設
定キー131により上記「M」の設定が行われる。カウン
タ130の出力信号はインターフェース回路132を介してLE
D等の表示器135へ与えられ、カウント終了信号が出力さ
れるまで「所定数選別」モードであることを示す表示に
用いられる。
また、タイミング判別回路103はタイマ回路116よりスタ
ート信号を受けたときOR回路106を介して近接スイッチ1
5(15A,15B)より切欠部13の検出信号が与えられると起
動され、ストップセンサ16から検出出力が得られるとリ
セットされ、また、スタート信号を受けたとき近接スイ
ッチ15により検出信号が得られなければ警報出力をイン
ターフェース回路136へ送出する。インターフェース回
路136の出力信号は、第1図の警報表示手段30を構成す
るLED等の表示器137へ与えられ、これによりブラシュ体
8が初期位置で停止していない等の警報表示がなされ
る。
以上のように構成された搬送物体の選別装置の動作を各
モード別に説明する。
(i)「全数排出」モード このモードでは、「全数排出」モードの選択スイッチ11
7が選択(例えば、Lレベル信号の送出)がなされる。
このとき、既に、電源が投入されパワーオンリセット回
路107がリセット信号を出力し各回路のリセット、初期
化を行い、また、このパワーオンリセット回路107の出
力によりカップリング手段7の起動・停止が行われブラ
シュ体8が初期位置に位置付けられている。そこで、第
1図に示される如き搬送路1上を物体2が搬送されてく
ると、スタートセンサ17が先頭の物体2を検出し出力信
号をモード切替回路113へ送出する。モード切替回路113
はインターフェース回路120を介して選択スイッチ117の
信号を受けているため、スタートセンサ17からの出力信
号を受けてタイマ回路116へスタート信号を与える。こ
れにより、タイマ回路116は起動され調整器124により設
定された時間△t後にインターフェース回路125、信号
線28を介してスタート信号をカップリング手段7へ与え
る。これによって、カップリング手段7の一次側と二次
側との結合がなされブラシュ体8が一回転しストップセ
ンサ16が一回転を検出し、出力信号がインターフェース
回路101,102を介して信号線29からカップリング手段7
へストップ信号が与えられる。この結果、カップリング
手段7の一次側と二次側とが切離されるとともに、一次
側が急停止される。以下、スタートセンサ17が物体2の
到来を検出する毎に同様な動作が繰り返され、物体2は
全て搬送路21A側へ押し付けられる。第5図には選択ス
イッチ117による外部信号をLレベルとしたときから物
体2が搬送路21A側へ押し付けられる「全数排出」モー
ドの動作が示されている。なお、第5図乃至第13図の40
0はカップリング手段7に付属するタイミング歯車6、
ブラシュ体8等の機構部を示している。
(ii)「所定割合選択」モード このモードでは、予めI/Nカウンタ112に「N」が設定さ
れ、選択スイッチ117〜119は選択されない(有意な信号
がインターフェース回路120〜122へ与えられない)。こ
れによりモード切替回路113はI/Nカウンタ112へ許可信
号を与える一方、タイマ回路116へスタート信号を与え
ることはない。ここで、「N」として「2」が設定され
ていると、I/Nカウンタ112はスタートセンサ17が物体2
の到来による検出信号でカウントダウンし、物体2が2
個到来する毎に「0」となりスタート信号をタイマ回路
116へ与える。これにより、タイマ回路116は起動され調
整器124により設定された時間△t後にインターフェー
ス回路125、信号線28を介してスタート信号をカップリ
ング手段7へ与える。この結果、ブラシュ体8の一回転
及び急停止が物体2が2個到来する毎に行われ、第6図
に示されるように物体2が1個おきに搬送路21Aと搬送
路21Bとに別けられる。第7図には、I/Nカウンタ112に
「N」として「5」設定され、物体2の5個の1個が搬
送路21Aへ押し出される様子が示されている。第8図に
は、本発明の一実施例に係る選別装置を2台用いて、選
別後の搬送路21Cを第6図、第7図の場合に対して増加
させたシステムが示されている。そして、選別装置のう
ち上流側のものの例えばモータの回転数を上げる等し
て、物体押付手段の押付力を下流側のものより強くし物
体2を搬送路21Cまで押し付けるようにしてある。ま
た、第8図に図示のように上流側と下流側とに夫々設け
られた選別装置のI/Nカウンタ112の「N」はそれぞれ
「3」と「2」とになっている。以上の「所定割合選
別」モードは、例えば、選別装置位置より上流側に位置
する機械(例えば、製造機械)の能力が選択装置の位置
より下流側の機械(例えば、梱包機械)の能力より上回
るときなど、ラインを分けるときに便利である。
(iii)「所定数選別」モード このモードでは、予め設定キー131によりカウンタ130に
所定数「N」が設定され、選択スイッチ118が選択され
る。これによりモード切替回路113は起動、停止切替回
路109の出力を採用する。オペレータが所要時に「所定
数選別」モードのスタートスイッチ133を操作すると、
例えば第9図に示されるようなスタート信号のパルスが
インターフェース回路134を介して起動・停止切替回路1
09へ与えられる。これによって起動・停止切替回路109
はカウンタ130を起動するとともにモード切替回路113へ
起動信号を与える。すると、モード切替回路113は、前
述の「全数排出」モードと同様の動作を行う。この動作
により到来する物体2が次々に押し付けられてゆく。こ
のとき、タイマ回路116の出力信号がスタート信号とな
る毎にカウンタ130はカウントダウンを続け、ゼロまで
ダウンカウントすると終了信号が起動・停止切替回路10
9へ与えられ、起動・停止切替回路109はモード切替回路
113への信号を停止信号とする。これによって、モード
切替回路113はタイマ回路116へスタート信号を与える動
作を止める。従って、モード切替回路113はスタートス
イッチ133が操作されてからカウンタ130に設定された数
「M」の物体2の到来をスタートセンサ17が検出する毎
にスタート信号を出力するから、「M」個の物体2の押
し付けが行われる。このようにして「M」個の物体2が
搬送路21A側へ押し付けられたときの状態が第9図に示
されている。このモードはM個の物体2の抜き取り検査
時等に有効である。
(iv)「シフトレジスタ」モード このモードでは、画像センサ18とシャッタセンサ19とが
第1図を用いて説明した如く設定される。また、選択ス
イッチ119が選択される。すると、モード切替回路113は
出力信号切替回路123の出力を採用する。また、これよ
り先に電源投入時にパワーオンリセット回路107が動作
してメモリ回路114がクリヤされる。なお、本実施例で
は、画像センサ18は物体2が黒か白かを検出し、これに
対応して「1(H)」と「0(L)」との信号を出力
し、これがメモリ回路114に記憶され、記憶内容を読出
したとき「1(H)」であれば出力信号切替回路123か
ら選別指示信号が出力される構成となっている。さて、
物体2が画像センサ18の位置に到来するとシャッタセン
サ19の出力信号の立下がりのタイミングで画像センサ18
の検出信号がメモリ回路114へ取り込まれる。この取り
込まれた信号はスタートセンサ17から検出信号が得られ
ると読み出される。読み出された信号が「1(H)」で
あれば選別指示信号が出力信号切替回路123から出力さ
れる。モード切替回路113はこれによってタイマ回路116
へスタート信号を与え、タイマ回路116がこれより△t
時間遅れてスタート信号をカップリング手段7へ与え
る。これによって、「黒」の物体2が到来したときだけ
ブラシュ体8が回転し、この「黒」の物体2のみが搬送
路21A側へ第10図に示される如く押し付けられる。この
ようなモードは画像センサ18をテレビカメラとして、不
良品の判別を画像処理装置等で行わせその出力をインン
ターフェース回路127へ入力することにより不良品選別
に用いることができるほか、基準点のチェックにも有効
である。
以上が本実施例の選別装置の基本的動作モードである
が、本実施例では、更に以下の3つのモードを実行可能
である。
(V)「所定割合選別」モードと「所定数選別」モード
との組合せモード このモードでは、インタフェース回路132の出力信号を
インターフェース回路121へ入力させるように結線す
る。また、I/Nカウンタ112には「N」として例えば
「2」を設定し、カウンタ130には所定数「M」として
例えば「5」を設定する。このようにして、スタートと
なると、当初はスタートスイッチ133が操作されなけれ
ば、起動・停止切替回路109の出力信号は停止を示して
おり、インターフェース回路121に対してもインアクテ
ィブな信号として機能するから、モード切替回路113は
選択スイッチ117〜119のいずれも選択されていないこと
を検出し、「所定割合選別」モードを実行する。この結
果当初は第6図を参照して説明した如く、物体2は1個
毎に搬送路21A側へ押し出される。この状態で、適宜な
ときにオペレータがスタートスイッチ133を操作すると
スタート信号が起動・停止切替回路109に与えられ起動
・停止切替回路109はモード切替回路113及びインターフ
ェース回路121へ与える信号を起動を示すように切替え
る。これによって、モード切替回路113はインターフェ
ース回路121を介して選択スイッチ118が選択されたとき
と同様の信号を受け取ることになり、起動・停止切替回
路113からの出力信号を用いて物体2をカウンタ130に設
定された数「M」である5個だけ搬送路21A側へ押し出
す。この動作が終了すると、起動・停止切替回路109は
カウンタ130の出力を受けてインターフェース回路121へ
の信号を停止を示すように戻すため、インターフェース
回路121を介してモード切替回路113へは選択スイッチ11
8が選択されていないときと同様な信号が与えられるこ
とになり、モード切替回路113は再び「所定割合選別」
モードへ戻る。以上の動作による物体2の選別状態が第
11図に示されている。
(VI)「所定数選別」モードと「シフトレジスタ」モー
ドとの組み合せモード このモードでも、インタフェース回路132の出力信号を
インターフェース回路121へ入力させるように結線す
る。また、画像センサ18とシャッタセンサ19とを第1図
にて説明した如く設定するとともに、カウンタ130に
「M」を設定し選択スイッチ119を選択しておく。かか
る状態ではモード切替回路113はインターフェース回路1
22から選択スイッチ119の選択による信号を受け取っ
て、「シフトレジスタ」モードを実行する。このとき
は、第10図を参照して説明したときと同様に黒い物体を
搬送路21A側へ押し出す。この黒い物体2に対応する信
号「1(H)」がメモリ回路114から読み出されたと
き、出力信号切替回路123は選別指示信号をモード切替
回路113へ送出するとともに、スタート信号を起動・停
止切替回路109へ送出する。これによって、起動・停止
切替回路109はカウンタ130を起動するとともにモード切
替回路113及びインターフェース回路121へ与える信号を
起動を示すように切替える。これによって、モード切替
回路113はインターフェース回路121,122を介して選択ス
イッチ118,119の両方の選択の信号を受ける。このよう
な場合には、モード切替回路113は選択スイッチ118の選
択を優先し、起動・停止切替回路109の出力信号を採用
して動作する。このため、黒い物体2の到来からブラシ
ュ体8による押し付け動作が開始されカウンタ130に設
定された「M」個の物体2が搬送路21A側へ押し付けら
れる。この動作が終了すると、起動・停止切替回路109
はカウンタ130の出力を受けてインターフェース回路121
への信号を停止を示すようにするため、モード切替回路
113へはインターフェース回路121を介して選択スイッチ
118が選択されていないときと同様な信号及びインター
フェース回路122を介して選択スイッチ119が選択された
ときの信号が与えられ、「シフトレジスタ」モードへ戻
って動作が開始される。また、更に黒い物体2が到来す
ると上記と同様に「所定数選別」モードへ移行する。こ
のような動作による物体2の選別状態が第12図に示され
ている。このモードは抜取検査工程などで基準点又は不
具合選別された物体から数個の抽出を行う場合に便利で
ある。
(VII)L個にM個を選別するモード このモードは「所定数選別」モードにおいて、第14図に
示されるように、スタートセンサ17の出力信号がクロッ
ク端子に与えられ、カウント値の設定可能なカウンタ20
2を外付けし、このカウンタ202の出力端子をインターフ
ェース回路134に接続する。ここではカウンタ202に設定
値「L」として「5」が設定され、カウンタ130に
「M」として「2」が設定されているとする。すると、
カウンタ202はスタートセンサ17により物体2が5個到
来する毎にパルスを出力するから物体2が5個到来する
毎にスタートスイッチ137が操作された場合に相当する
動作がなされ、かつ、搬送路21A側へ物体2が2個押し
付けられる「所定数選別」モードが行われる。かかるモ
ードの動作にる物体2の選別状態が第13図に示されてい
る。このようなモードは、ライン毎に流す物体2の個数
をコントロールする様の場合、特にライン毎の処理能力
が異なる場合に適用すると便利である。
以上のように構成された選別装置によれば、必要なモー
ドを用いて物体2を適宜選別できる。このとき、モード
変更も、比較的簡単にできる。
なお、上記実施例では、第14図のDIPスイッチ201とカウ
ンタ202とを外付けとしたが、内蔵させておき、適当な
スイッチ等で接続の切換えを行うようにしてもよい。ま
た、インターフェイス回路132の出力信号をインターフ
ェース回路121へ導びく経路についても、当初から設け
ておきスイッチ等で接続/切り離しを行ってもよい。
また、第3図の回路はマイクロコンピュータによっても
構成できる。即ち、マイクロプロセッサが主メモリのプ
ログラムを用いて、選択スイッチ117〜119の選択状態か
ら対応のモードを実行するように構成する。そして、メ
モリ回路114はFIFOメモリとして具体化させ、I/Nカウン
タIFOメモリとして具体化させ、I/Nカウンタ112、タイ
マ回路116、カウンタ130はソフトウェアにより実現させ
る。また、スタートセンサ17、ストップセンサ16による
データを取込み前述のタイミングでカップリング手段7
へスタート信号及びストップ信号を与えるようにする。
更に、カップリング手段7は真空クラッチ・ブレーキに
限ることはなく、例えば、電磁クラッチ等でもよく、ま
た、ブラシュ体8は物体を押し付けるものであればブラ
シュに限らず、ピストンや偏心した弾性体などを用いる
こともできる。また、各センサは光センサ、磁気センサ
等を適宜採用し得る。また、画像センサ18は、イメージ
センサに限らず、設置位置によって物体2の形状を検出
するセンサ(例えば、物体2が突出部を有している場合
には流れてくる物体2の突出部分を検出するように設け
られたセンサ)でもよい。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、搬送される物体を
押し付ける物体押付手段へ駆動源の駆動力を伝達するか
しないかにより、各物体が押し付け位置に到来するタイ
ミングのうち適宜なタイミングのときだけ押し付けを行
うように制御するため、搬送が高速低速にかかわらず、
物体を様々な態様な自動的に選別することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成図、第2図は本発明の
一構成の要部斜視図、第3図は本発明の一実施例のブロ
ック図、第4図は本発明の一実施例の動作を説明するた
めのタイムチャート、第5図乃至第13図は本発明の一実
施例の動作を説明するための図、第14図は本発明の一実
施例の要部ブロック図である。 1,21A,21B,21C…搬送路 2…物体、3…モータ 7…カップリング手段、8……ブラシュ体 12…ブラシュポジション検出用カム 13,14A…切欠部 14…所定回転検出用カム 15,15A15B…近接センサ 16…ストップセンサ、17…スタートセンサ 18…画像センサ、19…シャッタセンサ 20…駆動タイミング制御手段 22…設定入力手段 23…設定情報識別手段 24…第1の計数手段 25…第2の計数手段 26…判別手段 27…伝達タイミング作成手段 30…表示手段 103…タイミング判別回路 107…パワーオンリセット回路 108…リセットモード切替回路 109…起動・停止切替回路 112…I/Nカウンタ 113…モード切替回路 114…メモリ回路 115,131…設定キー 116…タイマ回路 117〜119…選択スイッチ 123…出力信号切替回路 124…調整器 128…リセットスイッチ 130,202…カウンタ 133…スタートスイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動源と、 搬送路を搬送される物体を押し付けて所要方向へ移動さ
    せる物体押付手段と、 前記駆動源の駆動力を前記物体押付手段へ伝達/不伝達
    するとともに前記物体押付手段を急停止させるカップリ
    ング手段と、 前記物体押付手段による物体に対する押し付け位置から
    搬送の上流の位置に設けられ、前記搬送路を搬送される
    物体の到来を検出する物体到来検出手段と、 この物体到来検出手段の検出出力に基づいて前記カップ
    リング手段を制御して物体が前記物体押付手段の前記押
    し付け位置に到来する各タイミングのうちいずれのタイ
    ミングで前記駆動源の駆動力を前記物体押付手段に伝達
    するかを、予め設定された設定情報により制御する駆動
    タイミング制御手段を備えたことを特徴とする搬送物体
    の選別装置。
  2. 【請求項2】物体到来検出手段より上流側に設けられる
    画像センサと、この画像センサの出力から、所定形態の
    物体を判別する判別手段と、 この判別手段の判別結果の情報に基づき押し付け位置に
    物体が到来する各タイミングのうちいずれのタイミング
    が駆動力伝達を行うタイミングであるかを示す伝達タイ
    ミングを作成する伝達タイミング作成手段とを備えたこ
    とを特徴とする請求項(1)記載の搬送物体の選別装
    置。
  3. 【請求項3】駆動タイミング制御手段は、第1の計数手
    段を備え、所定割合選別を示す設定情報が与えられたと
    きには前記第1の計数手段に設定された計数値毎に1度
    のタイミングで駆動力伝達を行うことを特徴とする請求
    項(1)または請求項(2)記載の搬送物体の選別装
    置。
  4. 【請求項4】駆動タイミング制御手段は、第2の計数手
    段を備え、所定数選別を示す設定情報が与えられたとき
    には、駆動力伝達の開始のタイミングから前記計数手段
    に設定された計数値となるまでの各タイミングで駆動力
    伝達を行うことを特徴とする請求項(1)ないし(3)
    のいずれか1項に記載の搬送物体の選別装置。
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