JPH06104291B2 - 数値制御旋盤におけるタレット旋回制御方式及びその装置 - Google Patents

数値制御旋盤におけるタレット旋回制御方式及びその装置

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JPH06104291B2
JPH06104291B2 JP10561489A JP10561489A JPH06104291B2 JP H06104291 B2 JPH06104291 B2 JP H06104291B2 JP 10561489 A JP10561489 A JP 10561489A JP 10561489 A JP10561489 A JP 10561489A JP H06104291 B2 JPH06104291 B2 JP H06104291B2
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祐二 近藤
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オ−クマ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、タレットが旋回する際に、その刃物台に取付
けられた工具と旋盤本体あるいは加工物とが干渉を起こ
さないように制御を行なうNC(数値制御)旋盤における
タレット旋回制御方式及びその装置に関する。
(従来の技術) 一般的に数値制御旋盤におけるタレットの旋回制御は、
近回りで行なうか旋回方向を指定して行なうかで制御さ
れており、いずれにしても左右両方向に制御できるよう
になっている。このとき、タレット刃物台に取付けられ
た工具と共にタレットが旋回する際に、その工具とを旋
盤本体あるいは加工物とが干渉を起こすような場合に
は、従来においてはプログラマが干渉を避けるようにタ
レット旋回方向を加工プログラム上に指定していた。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上述したような従来の数値制御旋盤における
タレット旋回制御方式及びその装置によれば、加工プロ
グラムの作成が困難である上に、1箇所でもその作成に
誤りがあると工具と旋盤本体あるいは加工物とが衝突す
るという重大事故につながる危険があった。
本発明は上述のような事情から成されたものであり、本
発明の目的は、タレット旋回時における安全性を向上さ
せ、かつプログラマの負担を軽減することができる数値
制御旋盤におけるタレット旋回制御方式及びその装置を
提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、タレットが旋回する際に、その刃物台に取付
けられた工具と旋盤本体あるいは加工物とが干渉を起こ
さないように制御を行なう数値制御旋盤におけるタレッ
ト旋回制御方式及びその装置に関するものであり、本発
明の上記目的は、数値制御旋盤における工具の取付けら
れたタレットが旋回する際に旋盤本体あるいは加工物と
干渉を起こす工具の取付けられているタレット番号と、
タレット番号に対して前記旋盤本体あるいは加工物がど
の位置にあるかを表わす干渉物領域データとを予め設定
記憶させておき、タレット旋回指令を受けて、前記干渉
を起こす工具の取付けられているタレット番号と前記干
渉物領域データとを比較することにより、前記干渉を起
こさない旋回方向を自動判定して前記タレットの旋回制
御を行なうことによって達成される。また、数値制御旋
盤における工具の取付けられたタレットが旋回する際に
旋盤本体あるいは加工物と干渉を起こす工具の取付けら
れているタレット番号が記憶される特殊工具情報記憶手
段と、タレット番号に対して前記旋盤本体あるいは加工
物がどの位置にあるかを表わす干渉物領域データが記憶
される干渉物領域記憶手段と、タレット旋回指令を受け
て、前記干渉を起こす工具の取付けられているタレット
番号と前記干渉物領域データとを比較することにより、
前記干渉を起こさない旋回方向を自動判定して前記タレ
ットの旋回制御を行なう制御手段とを備えるように構成
することによって達成される。
(作用) 本発明にあっては、タレットが旋回する際に旋盤本体あ
るいは加工物と干渉を起こす工具の取付けられているタ
レット番号と、干渉物の位置を表わす干渉物領域データ
とを予め設定記憶させておき、それらのデータを比較し
ながら干渉を起こさない旋回方向を自動判定してタレッ
トの旋回制御を行なうことにより、干渉回避が確実かつ
容易に行なえる。
(実施例) 以下、図面に基づいて本発明の実施例について詳細に説
明する。
第1図は、本発明の数値制御旋盤におけるタレット旋回
制御装置のブロック図である。また、第2図は、本発明
を説明するためのものとして特殊工具を旋盤本体とが干
渉する場合の一例を示す図である。
先ず、第2図において、サドル12上に四角タレット11が
配置され、その四角タレット11の内部に接続される制御
線が収められているダクト13が、サドル12と四角タレッ
ト11に取付けられている。また、四角タレット11には工
具14,15,16,17が取付けられており、そのうちの工具15,
16,17は四角タレット11の旋回時に無干渉であるが、工
具14は突出し量が大きいため、旋回時にダクト13と干渉
を起こす特殊工具である。
次に上述のような装置を具体例として、第1図に示す本
発明の構成を説明する。先ず、特殊工具メモリ1におい
ては、特殊工具の取付けられているタレット番号に対応
する格納場所に“1"が設定され、特殊工具以外が取付け
られているタレット番号に対応する格納場所には“0"が
キーボード等(図示せず)により設定されている。具体
例では、タレット番号に“1"に設定されている。ま
た、干渉物領域メモリ2においては、干渉物が存在する
領域であるタレット番号に対応する格納場所に“1"が設
定され、干渉物が存在しない領域には“0"がキーボード
等により設定されている。具体例では、タレット番号
とタレット番号の間に干渉物が存在するので、タレッ
ト番号〜に“1"が設定されている。そこで、タレッ
ト旋回方向自動判定回路3は、タレット旋回指令が入力
されると、特殊工具メモリ1及び干渉物領域メモリ2の
内容を読込み、干渉を回避する旋回方向を自動判定して
出力し、その判定結果を入力したタレット旋回制御回路
4は、その判定結果に基づいて旋回制御を行なう。
第3図は、本発明に基づく制御動作手順を示す図であ
る。
先ず、タレット旋回指令が入力されると(ステップS
1)、特殊工具メモリ1に“1"がセットされているか否
かを判断し(ステップS2)、セットされていれば、次に
干渉物領域メモリ2に“1"がセットされているか否かを
判断する(ステップS3)。干渉物領域メモリ2に“1"が
セットされている場合には、タレット旋回指令,現在の
タレット位置,特殊工具メモリ1及び干渉物領域メモリ
2の情報に基づいて、右旋回した場合に干渉が起きるか
否かを判断する(ステップS4)。ステップS4において干
渉か起きないと判断された場合は、右旋回方向を指定す
る(ステップS5)。一方、干渉が起きると判断された場
合は、同様にタレット旋回指令,現在のタレット位置,
特殊工具メモリ1及び干渉物領域メモリ2の情報に基づ
いて、左旋回した場合に干渉が起きるか否かを判断する
(ステップS6)。ステップS6において干渉が起きないと
判断された場合は、左旋回方向を指定する(ステップS
7)。またステップS2及びステップS3において、特殊工
具メモリ1と干渉物領域メモリ2のいずれかに“1"がセ
ットされていない場合には、旋回方向指定なしとする
(ステップS8)。
ステップS5,ステップS7及びステップS8においてそれぞ
れ旋回方向が決定したら、それに基づいてタレット旋回
制御を実行し(ステップS9)、終了したら次の指令を持
つ。
一方、ステップS6において左旋回で干渉が起きると判断
された場合は、指令実行不可能として動作を中断させ
(ステップS10)。指令キャンセルを待って(ステップS
11)次の指令を待つ。
尚、上述した実施例の変形態様として、特殊工具メモリ
1及び干渉物領域メモリ2に領域を示す二次元データを
記憶させてその領域の重なりにより判定を行なうことも
可能である。
(発明の効果) 以上のように本発明の数値制御旋盤におけるタレット旋
回制御方式及びその装置によれば、干渉を起こす工具の
取付けられているタレット番号と干渉物領域データとに
より、工具が干渉を起こさない旋回方向を自動判定して
旋回制御を行なうので、タレット旋回時における安全性
が向上され、かつプログラマの負担を軽減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の数値制御旋盤におけるタレット旋回制
御装置のブロック図、第2図は本発明を説明するものと
して特殊工具と旋盤本体とが干渉する場合の一例を示す
図、第3図は本発明に基づく制御動作手順を示す図であ
る。 1……特殊工具メモリ、2……干渉物領域メモリ、3…
…タレット旋回方向自動判定回路、4……タレット旋回
制御回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】数値制御旋盤における工具の取付けられた
    タレットが旋回する際に旋盤本体あるいは加工物と干渉
    を起こす工具の取付けられているタレット番号と、タレ
    ット番号に対して前記旋盤本体あるいは加工物がどの位
    置にあるかを表わす干渉物領域データとを予め設定記憶
    させておき、タレット旋回指令を受けて、前記干渉を起
    こす工具の取付けられているタレット番号と前記干渉物
    領域データとを比較することにより、前記干渉を起こさ
    ない旋回方向を自動判定して前記タレットの旋回制御を
    行なうようにしたことを特徴とする数値制御旋盤におけ
    るタレット旋回制御方式。
  2. 【請求項2】数値制御旋盤における工具の取付けられた
    タレットが旋回する際に旋盤本体あるいは加工物と干渉
    を起こす工具の取付けられているタレット番号が記憶さ
    れる特殊工具情報記憶手段と、タレット番号に対して前
    記旋盤本体あるいは加工物がどの位置にあるかを表わす
    干渉物領域データが記憶される干渉物領域記憶手段と、
    タレット旋回指令を受けて、前記干渉を起こす工具の取
    付けられているタレット番号と前記干渉物領域データと
    を比較することにより、前記干渉を起こさない旋回方向
    を自動判定して前記タレットの旋回制御を行なう制御手
    段とを備えるように構成したことを特徴とする数値制御
    旋盤におけるタレット旋回制御装置。
JP10561489A 1989-04-25 1989-04-25 数値制御旋盤におけるタレット旋回制御方式及びその装置 Expired - Fee Related JPH06104291B2 (ja)

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JPH02284847A JPH02284847A (ja) 1990-11-22
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US6257111B1 (en) 1998-04-07 2001-07-10 Citizen Watch Co., Ltd. Automatic lathe and control method therefor
JP6247265B2 (ja) * 2015-09-29 2017-12-13 ファナック株式会社 工具交換装置

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