JPH06104291A - 電界効果型半導体装置 - Google Patents

電界効果型半導体装置

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JPH06104291A
JPH06104291A JP25023892A JP25023892A JPH06104291A JP H06104291 A JPH06104291 A JP H06104291A JP 25023892 A JP25023892 A JP 25023892A JP 25023892 A JP25023892 A JP 25023892A JP H06104291 A JPH06104291 A JP H06104291A
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JP
Japan
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electrode
doped layer
layer
capacitor
gate electrode
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP25023892A
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English (en)
Inventor
Yutaka Mimino
裕 耳野
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Fujitsu Ltd
Fujitsu Quantum Devices Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Fujitsu Quantum Devices Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電界効果型半導体装置に係り,特に,電源回
路の一部となる抵抗及び容量とディプレッション型の電
界効果型トランジスタを含む電界効果型半導体装置に関
し,高集積化に適した信頼性の高い構造を得る。 【構成】 半導体基板1に順に積層されたノンドープ層
2,不純物ドープ層3と,不純物ドープ層3上に配設さ
れたゲート電極4と, ゲート電極4の両側に配設された
ソース電極5及びドレイン電極6と, ゲート電極4とソ
ース電極5の間の不純物ドープ層3上に配設された容量
用電極7と, 容量用電極7とソース電極5を電気的に接
続する接続部8とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電界効果型半導体装置に
関する。さらに詳しくは,電源回路の一部となる抵抗及
び容量とディプレッション型の電界効果型トランジスタ
を含む電界効果型半導体装置に関する。
【0002】通信の送受信に使用される半導体装置は,
出力電力を必要とするため,通常,電流を多く流すこと
ができる,ディプレッション型の電界効果型トランジス
タが使用される。
【0003】n型の半導体を使用したディプレッション
型の電界効果型トランジスタの場合には,ドレイン電極
に正の電圧を印加し,ゲート電極に負の電圧を加えなけ
ればならないため,通常の使用方法では二つの電源が必
要となり,電源回路が複雑になってしまうという問題が
ある。
【0004】正の電源のみで使用するための電源回路の
一つに,ソース電極とアース間に直列に抵抗を挿入し,
この抵抗による電圧の低下を利用してゲート電極に所定
の電圧を印加する回路がある。この時,単純に抵抗を挿
入しただけでは,この抵抗が不必要に電力を消費してし
まう欠点があるので,高周波ではこの抵抗と並列に容量
(キャパシタ)を挿入し,高周波信号の損失が起こらな
いような回路にしている。
【0005】図4はこのような一電源バイアス回路の回
路図で,VD はドレイン電源,R1は抵抗,C1 は容
量,L1 ,L2 はインダクタンスを表す。この回路の特
徴は次の如くである (1) ソースに対して直列に抵抗R1 が接続されている。
【0006】(2) この抵抗R1 と並列に容量C1 が接続
されている。 (3) ゲート電極をインダクタンスL1 を介してアースに
接続する。ここにインダクタンスを設けるのは,直流的
にはゲート電圧をアースと同電位にして,高周波信号が
アースに逃げるのを防ぐためである。
【0007】(4) ドレインに正の電圧を印加する。この
時,抵抗R1 にも電流が流れ,ソース電極の電位はアー
スに対して,R1 ×Id だけ高くなる。ゲートの電位は
アースと同電位,即ち0Vなので,ゲートには,−R1
×Id の負電圧が加わることになる。
【0008】このディプレッション型の電界効果型トラ
ンジスタを集積化する場合,上記のような抵抗と容量を
同一基板上に形成するには大きな面積を必要とする。特
に,高価な高電子移動度トランジスタ(HEMT)基板
を用いて集積回路を作製する場合に,集積回路のコスト
を増加させる原因の一つとなっている。
【0009】
【従来の技術】図5は一電源バイアス回路の従来例を示
す平面図で,4はゲート電極,5はソース電極,6はド
レイン電極,7は容量用電極,11はアース, 13は容量C
1 を形成する誘電体, 14は抵抗R1 を形成する抵抗体を
表す。
【0010】抵抗体14は半導体の動作層を用いて作ら
れ,容量C1 のキャパシタはSiN,SiO2 等の誘電
体13を用いたMIM(Metal-Insulator-Metal)構造でも
って形成する。
【0011】インダクタンスL1 , L2 はメタルの細線
を折り曲げて形成する。この従来例で最も問題になるの
は,キャパシタの面積である。SiO2 に比べて誘電率
の大きいSiNを使用した場合でも,通常,1.0pF あた
り約5000μm2の面積を必要とする。実際に回路に使用
するキャパシタの値は,周波数やゲートバイアスの設定
値によっても異なるが,ゲート幅 200μmのHEMTを
10GHzで使用する場合, 2pFの容量を必要とする。こ
れは 100μm× 100μmに相当する。この周波数帯で使
用される集積回路は一般的にMMICと呼ばれるが,要
求されるチップサイズは約2mm×2mmであるので,上記
のキャパシタの大きさは無視できず,コスト上昇の原因
の一つとなっている。
【0012】また, 100μmの長さになると,分布定数
的な効果が無視できず,キャパシタとしてだけでなく,
インダクタ成分を含むようになり,設計値通りに動作し
ない原因ともなる。
【0013】さらに,キャパシタを形成する際,レジス
トのピンホール等により誘電体膜に穴が開き,キャパシ
タがショートする可能性も大きく,信頼性を低下させ
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題に
鑑み,この抵抗とキャパシタの並列部分の面積を小さく
してコストを削減すること,信頼度の高いキャパシタを
有する電界効果型半導体装置を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1(a), (b)は本発明を
説明する断面図と回路図である。上記課題は,半導体基
板1に順に積層されたノンドープ層2,不純物ドープ層
3と,該不純物ドープ層3上に配設されたゲート電極4
と, 該ゲート電極4の両側に配設されたソース電極5及
びドレイン電極6と, 該ゲート電極4と該ソース電極5
の間の該不純物ドープ層3上に配設された容量用電極7
と, 該容量用電極7と該ソース電極5を電気的に接続す
る接続部8とを有する電界効果型半導体装置によって解
決される。
【0016】
【作用】本発明では,ゲート電極4とソース電極5間に
ソース電極5と同電位の容量用電極7が形成されてい
る。容量用電極7はショットキーメタルからなり,この
ショットキーメタルとノンドープ層2(電子走行層)の
間にはショットキー空乏層9が広がり,このショットキ
ー空乏層9をショットキーメタルとノンドープ層2で挟
んだキャパシタ(容量C1)が形成される。
【0017】また, ゲート電極4とソース電極5間のノ
ンドープ層2(電子走行層)の抵抗が抵抗R1 を形成す
る。ノンドープ層2(電子走行層)の厚さは,従来の誘
電体膜(SiN)の厚さに比べて,ショートによる欠陥
が起こらないため,はるかに薄く形成可能であるから,
キャパシタの面積は著しく低減できる。
【0018】
【実施例】次に,本発明を適用した一電源バイアス回路
の形成例について説明する。一電源バイアス回路の設計
例として,マイクロ波帯の低雑音増幅器を取上げ,条件
として,周波数10GHz, 電流値10mA, ゲートバイア
ス−0.5 Vとする。このように設定すれば,抵抗R1
抵抗値は50Ωになる。
【0019】図2(a), (b)は第1の実施例を示す平面図
と断面図で,(a) は平面図, (b) はA−A断面図であ
り,HEMT基板に一電源バイアス回路を形成した例で
ある。図中,1はGaAs基板,2は電子走行層であっ
て厚さが例えば 500ÅのノンドープGaAs,3は電子
供給層であって厚さが例えば 200ÅのSiドープAlG
aAs,4はゲート電極であって例えばAl,5はソー
ス電極であってAuGe/Au,6はドレイン電極であ
ってAuGe/Au,5a, 6aはオーミック領域, 7は容
量用電極であって例えばAl,8は容量用電極とドレイ
ン電極を接続する接続部であって例えばAl,8aはコン
タクトホール, 8bは絶縁膜, 9はショットキー空乏層,
10はヘテロ空乏層,11はアースを表す。
【0020】この場合,電子走行層2のシート抵抗は 1
0000μm2 あたり,約 500Ω/□となり,幅 100μmに
設定すると,50Ωの抵抗R1 を得るためには,長さは
約10μmになる。キャパシタの容量C1 はインピーダ
ンスの値が抵抗の1/10程度になるのが望ましいの
で,その条件から約3 pFにする。容量用電極7の面積
は電子供給層3の厚さによって異なってくるが,電子供
給層3の厚さを 200Åとした場合に,1 pFあたり,お
よそ 100μm2 になる。したがって,3 pFの場合 300
μm2 となり,幅を前述のように 100μmに設定すると
長さは3μmとなる。
【0021】容量用電極7とソース電極5にコンタクト
ホール8aを形成し,容量用電極7とソース電極5を例え
ばAlの接続部8により電気的に接続し,容量用電極7
をソース(アース)と同電位にする。
【0022】ゲート電極4及び容量用電極のショットキ
ーメタルとしてはAlの他に,Ti,WSi,Auある
いはこれらの金属の積層も使用できる。図3は第2の実
施例を示す断面図で,電子供給層3上にキャップ層12を
設けた例を示す。このキャップ層12はオーミック領域5
a, 6aの接触抵抗を低減するため,電子供給層3上に電
子走行層2と違う材料の層を積層するもので,例えば厚
さが 500ÅのSiドープGaAsである。キャップ層12
が存在した場合でも,ショットキーメタル下にショット
キー空乏層9が形成され,実施例1と同様の効果が得ら
れる。
【0023】なお,MESFETの場合は,ゲート電極
とソース電極間に,ソース(又はアース)に接地された
面積の大きなショットキーメタルを設けると,このショ
ットキーメタル下の抵抗が著しく増加してしまい,電流
がほとんど流れなくなってしまうから,第1の実施例,
第2の実施例に示したような効果を得ることができな
い。したがって,本発明は,電子供給層と電子走行層を
持つHEMTの構造において極めて効果の大きいもので
ある。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
一電源バイアス回路の面積を従来に比べて,例えば1/
10程度に大幅に低減できる。これに伴い,寄生インダ
クタンスの影響を小さくすることができる。また,キャ
パシタの形成に誘電体を使用せず,動作半導体膜を使用
しているので,信頼性が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明する断面図と回路図で,(a) は断
面図, (b) は回路図である。
【図2】第1の実施例を示す平面図と断面図で,(a) は
平面図, (b) はA−A断面図である。
【図3】第2の実施例を示す断面図である。
【図4】一電源バイアス回路の回路図である。
【図5】一電源バイアス回路の従来例を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1は半導体基板であってGaAs基板 2はノンドープ層であり電子走行層であってiーGaA
s 3は不純物ドープ層であり電子供給層であってn−Al
GaAs 4はゲート電極であってAl 5はソース電極であってAuGe/Au 6はドレイン電極であってAuGe/Au 5a, 6aはオーミック領域 7は容量用電極であってAl 8は接続部であってAl 8aはコンタクトホール 8bは絶縁膜 9はショットキー空乏層 10はヘテロ空乏層 11はアース 12はキャップ層であってn−GaAs 13は誘電体 14は抵抗体 C1 は容量 L1 ,L2 はインダクタンス R1 は抵抗 VD は一電源であってドレイン電源

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板(1) に順に積層されたノンド
    ープ層(2) ,不純物ドープ層(3) と,該不純物ドープ層
    (3) 上に配設されたゲート電極(4) と,該ゲート電極(4)
    の両側に配設されたソース電極(5) 及びドレイン電極
    (6) と, 該ゲート電極(4) と該ソース電極(5) の間の該
    不純物ドープ層(3) 上に配設された容量用電極(7) と,
    該容量用電極(7) と該ソース電極(5) を電気的に接続す
    る接続部(8) とを有することを特徴とする電界効果型半
    導体装置。
JP25023892A 1992-09-18 1992-09-18 電界効果型半導体装置 Withdrawn JPH06104291A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010157602A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Fujitsu Ltd 化合物半導体装置及びその製造方法
JP2014045210A (ja) * 2013-10-25 2014-03-13 Fujitsu Ltd 化合物半導体装置及びその製造方法

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US8735942B2 (en) 2008-12-26 2014-05-27 Fujitsu Limited Compound semiconductor device and manufacturing method of the same
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Effective date: 19991130