JPH06104252A - 半導体装置の製法及び半導体製造装置 - Google Patents

半導体装置の製法及び半導体製造装置

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JPH06104252A
JPH06104252A JP24989392A JP24989392A JPH06104252A JP H06104252 A JPH06104252 A JP H06104252A JP 24989392 A JP24989392 A JP 24989392A JP 24989392 A JP24989392 A JP 24989392A JP H06104252 A JPH06104252 A JP H06104252A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 窒化酸化膜を形成する際の再酸化処理温度の
低減を図る。 【構成】 半導体基板上に熱酸化処理で形成した熱酸化
膜を窒化処理及び再酸化処理して窒化酸化膜を形成する
工程において、再酸化処理をN2 O雰囲気中で行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製法及び
半導体製造装置特に急速加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】次世代半導体デバイスの絶縁膜例えばゲ
ート絶縁膜あるいはキャパシタの誘電体膜として窒化酸
化膜が注目されている。従来、この窒化酸化膜は次のよ
うにしてつくられる。
【0003】図11Aに示すように、シリコン基板1の
表面上に酸素(O2 )雰囲気中で熱酸化処理して熱酸化
膜(SiO2 )2を形成し、次に図11Bに示すよう
に、アンモニア(NH3 )雰囲気中で熱酸化膜2を窒化
処理して窒化処理膜3となし、次に図11Cに示すよう
に、再び酸素(O2 )雰囲気中で1050℃以上の高温
で再酸化処理してシリコン窒化酸化膜4を形成する。窒
化処理及び再酸化処理は急速ランプ加熱により行われ
る。再酸化処理を行う理由は、窒化処理によって発生し
た欠陥を酸化によって回復させるためのものである(特
開平3−4557号参照)。
【0004】また、シリコンの窒化酸化膜の形成方法と
して例えばSiH4 ガスとN2 OガスとNH3 ガスとN
2 ガスを共存させた雰囲気中で光照射により気相成長さ
せて行う方法も知られている(特開平3−225828
号参照)。
【0005】一方、半導体装置の製造工程例えば上述し
た窒化処理、再酸化処理、その他等で使用する加熱処理
装置としては例えば図12に示すような急速ランプ加熱
装置11が知られている。この装置11は、石英のチャ
ンバー12内に半導体ウェハ13を支持する石英製のト
レイ14が配置され、チャンバー12の上下両側に光照
射源である例えばタングステンハロゲンランプ15が複
数配列されている。16は光反射板である。さらに、チ
ャンバー12下側にはチャンバー12の透過窓18を通
して半導体ウェハ13からの赤外輻射を検知して半導体
ウェハ13の加熱温度を検出する第1の赤外輻射温度計
17が配置され、さらにこれに並んでチャンバー12の
温度を検出する第2の赤外輻射温度計19が配置され
る。第1及び第2の赤外輻射温度計17及び19の測定
値の差分によって半導体ウェハ13の真の加熱温度が測
定される。
【0006】トレイ14は、図13及び図14に示すよ
うに、半導体ウェハ13が配されるに充分な開口部21
を有する石英のトレイ本体22と、トレイ本体22上よ
り開口部21へ延長し、先端が上方に折曲した3つの保
持部23と、半導体ウェハ13を取り囲むリング状体2
4とからなる。半導体ウェハ13は3つの保持部23の
先端上に載置され、加熱時の半導体ウェハ13の周囲か
らの放熱がリング状体24によって防止されるように構
成されている。
【0007】この急速ランプ加熱装置11では、石英チ
ャンバー12内のトレイ14上に載置された状態で上下
両側のタングステンハロゲンランプ15からのランプ光
線によって急速加熱される。そして、半導体ウェハ13
の加熱温度は赤外輻射温度計17,19により検出され
るようになされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した熱
酸化処理−窒化処理−再酸化処理の3つの工程を経て窒
化酸化膜を形成する従来製法において、その第3の工程
での酸素(O2 )雰囲気中で行う再酸化は1050℃以
上の高温処理で行う必要がある。しかし、浅いPN接合
を目ざしている次世代半導体デバイスにおいて、高温処
理は接合の再拡散につながり障害となる。従来の酸素雰
囲気中での再酸化処理は上述したように処理温度が高く
ならざるを得ず問題であった。
【0009】一方、図12に示す加熱装置として用いら
れる急速ランプ加熱装置においては、そのランプ15か
らのランプ光線L1 によって半導体ウェハ13を急速加
熱するものであるが、半導体ウェハ13の表面にアルミ
膜等の光反射膜が存在した場合にはランプ光線L1 の一
部がアルミ膜等で反射され、さらに光反射板16で反射
する等、その反射を繰り返して反射光L2 がチャンバー
12の裏面にある赤外輻射温度計17に入射することが
生ずる。反射光L2 が入射した場合、その光の強度によ
って赤外輻射温度計17の出力が変動することになり、
正確に半導体ウェハ13の温度を検出することができな
くなる恐れがある。
【0010】本発明は、上述の点に鑑み、再酸化処理の
処理温度を低減でき、しかも膜寿命の長い窒化酸化膜を
形成し得る半導体装置の製法を提供するものである。
【0011】また、本発明は、温度検出誤差を小さくし
た急速加熱装置、即ち半導体製造装置を提供するもので
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体基板3
1上に熱酸化処理で形成した熱酸化膜32を窒化処理及
び再酸化処理して窒化酸化膜34を形成する工程におい
て、再酸化処理をN2O雰囲気中で行うようになす。
【0013】再酸化処理においては、ハロゲンランプ光
線、エキシマレーザあるいは他のレーザ等による光照射
加熱により行う。
【0014】再酸化処理の処理温度としては、850℃
〜1050℃未満の処理温度で行うようにする。
【0015】また、本発明は、チャンバー41と、この
チャンバー41内に配された半導体ウェハ13の支持治
具48と、チャンバー4外側に配された半導体ウェハ1
3に対する光照射源43と、チャンバー41外側に配さ
れた半導体ウェハ13の温度検出用の赤外輻射温度計を
備えた半導体製造装置において、半導体ウェハ13の支
持治具48を光照射源43からの光L2 を吸収する部材
で形成して構成する。
【0016】半導体ウェハの支持治具48としては、S
iC部材またはSiC被覆のカーボン部材で構成するこ
とができる。
【0017】
【作用】本発明に係る製法においては、熱酸化処理−窒
化処理−再酸化処理して窒化酸化膜を形成する工程で、
その再酸化処理をN2 O雰囲気中で行うことにより、そ
の再酸化処理の処理温度を従来よりも低い温度に設定す
ることができる。且つ、従来の窒化酸化膜に比べて欠陥
密度の低減と寿命の延長が可能となる。
【0018】また、この再酸化処理における熱処理とし
て光照射加熱により行うことによって、急速加熱が行わ
れいわゆる浅い接合の再拡散が阻止される。
【0019】また、再酸化処理をその処理温度が850
℃〜1050℃未満で行うことにより、窒化酸化膜34
の絶縁耐圧の劣化が防止できる。
【0020】また、本発明の半導体製造装置において
は、その半導体ウェハ13の支持治具48を光照射源か
らの光を吸収し得る部材で形成することにより、半導体
ウェハ表面にアルミ等の反射層が形成された状態で加熱
処理されたとき、その光照射源43からの光が反射して
赤外輻射温度計44に照射されようとするも支持治具4
8によって阻止され、反射光L2 が赤外輻射温度計44
に入射することがない。したがって、赤外輻射温度計4
4では半導体ウェハの温度を正確に検出することができ
る。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0022】図1は、本発明に係る窒化酸化膜を形成す
る製法の実施例である。本例においては、まず図1Aに
示すように、シリコン基板31の表面に例えば拡散炉を
用い酸化性雰囲気、例えば酸素(O2 )雰囲気中で熱酸
化処理を施し熱酸化膜(SiO2 膜)32を形成する。
【0023】次に、図2に示した急速ランプ加熱装置4
0を用い、図1Bに示すように、アンモニア(NH3
雰囲気中で熱処理(例えば温度1050℃、60秒の急
速ランプ加熱)し、即ち窒化処理を行う。これにより、
シリコン基板31及び熱酸化膜32に対する窒化が行わ
れ、熱酸化膜32が窒化処理膜33になる。
【0024】次に、図1Cに示すように、同じ急速ラン
プ加熱装置40内で、N2 Oガスを導入し、このN2
雰囲気中で850℃〜1050℃未満好ましくは100
0℃の加熱による再酸化処理を施して、最終的にシリコ
ン窒化酸化膜34を形成する。再酸化膜の処理時間は6
0秒程度である。
【0025】本実施例で利用する図2の急速ランプ加熱
装置40は、前述と同様に構成され、石英チャンバー4
1と、このチャンバー41内に配された半導体ウェハ1
3を支持するトレイ42と、チャンバー41の上下両側
に配された複数連のタングステンハロゲンランプ43
と、チャンバー41の下側に配された半導体ウェハ13
の温度を検出する第1の赤外輻射温度計44及びチャン
バー41の温度を検出する第2の赤外輻射温度計45を
備えてなる。46はランプ43に配された光反射板であ
る。この装置40では、チャンバー41の一方の導入口
42Aから所要のガス47を導入してチャンバー41内
を所定の雰囲気とした状態でタングステンハロゲンラン
プ43からのランプ光線を照射して半導体ウェハ13を
急速加熱するようになされる。
【0026】本例の窒化酸化膜の形成法によれば、その
再酸化処理の雰囲気としてN2 O雰囲気で行うことによ
って、処理温度を従来よりも低い温度の850℃〜10
50℃未満で行うことができる。また、この製法で形成
された窒化酸化膜34は、従来製法による窒化酸化膜4
(図11参照)に比べて欠陥密度が低減し膜の寿命を延
長することができる。
【0027】次に、その特性を説明する。上記実施例で
得られた窒化酸化膜34上に、図3に示すように多結晶
シリコンをCVD法で堆積させ、りん(P)を熱拡散法
で拡散させて後フォトリソグラフィ法とRIE(反応性
イオンエッチング)技術を使ってパターニングして多結
晶シリコン電極36を形成する。この多結晶シリコン電
極36とシリコン基板31間に定電流(電流密度100
mA/cm2 )を流したときの窒化酸化膜34が破壊す
るまでの時間、いわゆるTDDB(経時絶縁破壊)耐性
を求めた結果を図4に示す。
【0028】この図4は、シリコン基板上に10%O2
と90%N2 雰囲気中、温度1000℃で熱酸化膜を形
成し、100%NH3 雰囲気中で温度1050℃、60
秒のランプ加熱で窒化処理したものを、O2 雰囲気中で
ランプ加熱で再酸化した窒化酸化膜(従来例の場合)
と、窒化処理後N2 O雰囲気中でランプ加熱で再酸化し
た窒化酸化膜(本発明)を比較して示す。△印は再酸化
の処理温度を1000℃とした従来法による窒化酸化
膜、□印は再酸化の処理温度を1150℃とした従来法
による窒化酸化膜、●印は再酸化の処理温度を1000
℃とした本発明法による窒化酸化膜である。処理時間は
何れも60秒である。
【0029】図示せざるも、再酸化処理がない場合には
ストレス時間1秒で累積不良率は70%以上あり、膜質
が非常に悪い。図4に示すように、再酸化を行うと膜の
寿命が延び、また、△印と□印から判るように再酸化の
処理温度を上げることで膜の寿命が延びる。即ち、再酸
化を行うことで膜質が非常によくなっている。O2 雰囲
気中での再酸化の場合、再酸化処理温度1150℃で最
も寿命が長く累積不良率50%となる時間は450秒で
ある。
【0030】そして従来法と本発明法を比較してみる
と、再酸化処理の処理温度を同じ1000℃とした場
合、従来のO2 雰囲気中で再酸化処理した場合(△印)
に比べてN2 O雰囲気中で再酸化処理した場合(●印)
の方が寿命が延びている。
【0031】そして、N2 O雰囲気中で再酸化処理した
場合、1000℃の処理温度で(●印参照)、従来法の
2 雰囲気中1150℃の再酸化処理(□印参照)と同
程度の寿命が得られている。つまり、N2 O雰囲気中で
再酸化処理することにより、従来のO2 雰囲気中で再酸
化処理した場合に比べて処理温度を150℃程度低減で
きる。
【0032】一方、窒化酸化膜を形成する際の再酸化処
理温度が従来より下げられることは、バルクゲートの耐
圧劣化防止に非常に有効である。図5は、ゲート形成後
の熱処理条件によるゲート耐圧劣化の相関図である。即
ち、窒化酸化膜によるゲート絶縁膜上に多結晶シリコン
ゲート電極を形成した後、熱処理した場合のゲート絶縁
膜の耐圧不良率を示す。
【0033】この熱処理は、DRAMの形成に適用した
場合、MOSトランジスタを形成した後の熱処理、例え
ばキャパシタの誘電体膜となる窒化酸化膜の形成時の再
酸化処理の処理温度等に相当すると考えてよい。
【0034】図5に示すように、1050℃から不良率
が増加し、1150℃の熱処理ではゲート絶縁膜である
窒化酸化膜の耐圧劣化が大きくなっている。1050℃
未満特に1000℃以下では劣化が生じていない。
【0035】この結果、窒化酸化膜の形成時の再酸化処
理をO2 雰囲気からN2 O雰囲気に変えることによっ
て、処理温度を1150℃から1000℃に低減するこ
とができる。すなわち、例えばDRAMの、キャパシタ
の誘電体膜として窒化酸化膜を適用した場合、その誘電
体膜の形成時の再酸化処理の処理温度を1000℃とす
ることによって従来の1150℃で形成したと同程度の
膜質を得ることができると同時に、すでに形成されてい
るMOSトランジスタのゲート絶縁膜(すなわち窒化酸
化膜)の耐圧をもこの再酸化処理の熱処理によって影響
を受けることがない。
【0036】尚、上例では、再酸化処理時の急速加熱と
してハロゲンタングステンランプからのランプ光線照射
で行ったが、その他、エキシマレーザ光照射加熱、その
他のレーザ光照射加熱等を用いることも可能である。
【0037】また、上例では熱酸化膜を熱酸化膜の膜厚
の均一性の点から拡散炉を用いて形成したが、その他、
図2の急速ランプ加熱装置を用いて形成することも可能
である。
【0038】図6は、本発明による急速加熱処理装置即
ち急速ランプ加熱装置の実施例である。同図において、
41は石英チャンバー、48は石英チャンバー41内に
配置された半導体ウェハ13を支持する支持治具すなわ
ちトレイを示す。43はチャンバー41の上下両側に配
置されたタングステンハロゲンランプ、46は光反射
板、44は半導体ウェハ13の温度を透過窓部41aを
通して検出するための第1の赤外輻射温度計、45はチ
ャンバー41の温度を検出するための赤外輻射温度計を
示す。本例においては、特に半導体ウェハ13を支持す
るトレイ48をランプ43からの光を吸収する部材、例
えばSiC部材で形成する。SiCトレイ48は赤外光
の透過率が小さく実質的に赤外光をカットする。
【0039】このSiCトレイ48は、図7に示すよう
に平板状をなしてその中央に半導体ウェハ13よりも大
きめの開口49が形成され、1部すり割が形成されてな
るSiC基板50を有し、その開口49を挟む周縁部の
複数箇所、本例では3箇所に半導体シリコンウェハ13
を保持するホルダー51が設けられて成る。ホルダー5
1は図8に示すように、石英のブロック52より開口4
9内に延長するように点接触で支持する石英支持ピン5
3を有して構成される。SiC基板50の裏面には脚部
54が複数箇所設けられている。そして、図9及び図1
0に示すように、半導体ウェハ13はSiCトレイ48
に対し、その開口49内に収納されるように、支持ピン
53の先端上に載置される。
【0040】かかる構成の装置によれば、半導体ウェハ
13を支持するトレイ48をタングステンハロゲンラン
プ43からの光を吸収する例えばSiCよりなるトレイ
を使用することにより、図6に示すように、ランプ43
からの光L1 が一部半導体ウェハ13の表面及び光反射
板46で反射されその反射光L2 がチャンバー下側の赤
外輻射温度計44に入射されようとしても、そのSiC
トレイ48によって反射光L2 が吸収される。したがっ
て、この反射光L2 が半導体ウェハ13の温度を検出す
る第1の赤外輻射温度計44に入射されることはなく正
確に半導体ウェハ13の温度を検出することができる。
【0041】また、本実施例のトレイ48は半導体ウェ
ハ13を開口49内に収納するように支持するので、半
導体ウェハ13の加熱時に半導体ウェハ13の周辺から
熱が逃げようとするも、SiC基板50によって半導体
ウェハ13からの放熱を防ぐことができる。これは、従
来その目的のために設けられていたリング24を兼ねる
ものであり、構造的に簡略化することができる。
【0042】尚、上例においては、トレイ48としてS
iC基板50を用いたが、その他、SiC被覆のカーボ
ン基板を用いることも可能である。
【0043】
【発明の効果】本発明の製法によれば、窒化酸化膜の形
成に際して急速加熱による再酸化処理の処理温度を従来
に比べて低減することができる。また、窒化酸化膜は従
来に比べてその欠陥密度を低減すると同時に寿命を延ば
すことができる。
【0044】また、本発明による半導体製造装置によれ
ば、半導体ウェハに対して光照射源からの光を照射して
加熱処理する時、半導体ウェハ表面で反射し反射を繰返
した反射光が半導体ウェハを支持する支持治具によって
吸収され、半導体ウェハの温度を検出する赤外輻射温度
計に入射されることがなく正確な半導体ウェハの温度の
検出を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の窒化酸化膜の形成工程を示す工程図で
ある。
【図2】本発明の製法で使用される急速ランプ加熱装置
の例を示す構成図である。
【図3】本発明の特性測定の試料となるゲート構造の断
面図である。
【図4】本発明で得られた窒化酸化膜のTDDB(経時
絶縁破壊)耐性を示すグラフである。
【図5】窒化酸化膜をゲート絶縁膜としたときの熱処理
条件によるゲート耐圧劣化を示す特性図である。
【図6】本発明に係る急速加熱処理装置の一例を示す構
成図である。
【図7】本発明に係るトレイの例を示す斜視図である。
【図8】図7のホルダーの拡大斜視図である。
【図9】半導体ウェハを支持した状態の本発明に係るト
レイの平面図である。
【図10】図9の側面図である。
【図11】従来の窒化酸化膜の形成工程を示す工程図で
ある。
【図12】従来の急速ランプ加熱装置の構成図である。
【図13】従来のトレイを示す平面図である。
【図14】図13の側面図である。
【符号の説明】
1,31 シリコン基板 2,32 熱酸化膜 3,33 窒化処理膜 4,34 窒化酸化膜 13 半導体ウェハ 12,41 石英チャンバー 14,42,48 トレイ 15,43 ハロゲンタングステンランプ 17,19,44,45 赤外輻射温度計 16,46 光反射板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に熱酸化処理で形成した熱
    酸化膜を窒化処理及び再酸化処理して窒化酸化膜を形成
    する工程において、上記再酸化処理をN2 O雰囲気中で
    行うことを特徴とする半導体装置の製法。
  2. 【請求項2】 光照射加熱により再酸化処理を行う請求
    項1記載の半導体装置の製法。
  3. 【請求項3】 再酸化処理を850℃〜1050℃未満
    の処理温度で行うことを特徴とする請求項1記載の半導
    体装置の製法。
  4. 【請求項4】 チャンバーと、該チャンバー内に配され
    た半導体ウェハの支持治具と、上記チャンバー外側に配
    された上記半導体ウェハに対する光照射源と、上記チャ
    ンバー外側に配された上記半導体ウェハの温度検出用の
    赤外輻射温度計を備えた半導体製造装置において、上記
    半導体ウェハの支持治具が上記光照射源からの光を吸収
    する部材で形成されてなる半導体製造装置。
  5. 【請求項5】 半導体ウェハの支持治具がSiC部材ま
    たはSiC被覆のカーボン部材で構成されてなる請求項
    4記載の半導体製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5631199A (en) * 1994-07-07 1997-05-20 Hyundai Electronics Industries Co., Ltd. Furnace for manufacturing a semiconductor device, and a method of forming a gate oxide film by utilizing the same
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