JPH0610402B2 - 静翼の製造方法 - Google Patents
静翼の製造方法Info
- Publication number
- JPH0610402B2 JPH0610402B2 JP60115664A JP11566485A JPH0610402B2 JP H0610402 B2 JPH0610402 B2 JP H0610402B2 JP 60115664 A JP60115664 A JP 60115664A JP 11566485 A JP11566485 A JP 11566485A JP H0610402 B2 JPH0610402 B2 JP H0610402B2
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- JP
- Japan
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- manufacturing
- stationary blade
- stator blade
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、航空用、産業用ガスタービン等の圧縮機で使
用する静翼の製造方法に関するものである。
用する静翼の製造方法に関するものである。
航空用、産業用ガスタービン等の圧縮機で使用されてい
る静翼は、一般にチタン、ステンレス、アルミニウム等
を素材とした金属製であり、従来は、鍛造加工、機械加
工、仕上加工、コーテイング加工の手順で製造されてい
る。
る静翼は、一般にチタン、ステンレス、アルミニウム等
を素材とした金属製であり、従来は、鍛造加工、機械加
工、仕上加工、コーテイング加工の手順で製造されてい
る。
しかしながら、斯かる従来の製造方法においては、製
作期間が長い、素材のコストが高く且つ加工工程が多
いので高価である、重量が重い、等の問題点を有して
いた。
作期間が長い、素材のコストが高く且つ加工工程が多
いので高価である、重量が重い、等の問題点を有して
いた。
本発明はこのような実情に鑑み、加工工程を減少して製
作期間の短縮化、コストダウン化を図ると共に軽量化を
図り、更に振動減衰率、比強度、比剛性の向上を図ろう
とするものである。
作期間の短縮化、コストダウン化を図ると共に軽量化を
図り、更に振動減衰率、比強度、比剛性の向上を図ろう
とするものである。
本発明は、支持部材の両面にプリプレグ材から成る静翼
本体形成板を、支持部材側から外方向に向かい漸次面積
が大きくなるように所要枚数並列に積層し、更に前記静
翼本体形成板をホットプレスにより圧縮形成して静翼を
製造するものである。
本体形成板を、支持部材側から外方向に向かい漸次面積
が大きくなるように所要枚数並列に積層し、更に前記静
翼本体形成板をホットプレスにより圧縮形成して静翼を
製造するものである。
従つて、従来の如き多数の加工工程を行うことなしに、
静翼が簡単に製造される。
静翼が簡単に製造される。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第2図に示す如く、本発明の方法が適用される静翼は、
プリプレグ材から成る静翼本体(1)と該静翼本体(1)の軸
となる金属製の支持部材(2)とを一体構成したものであ
る。
プリプレグ材から成る静翼本体(1)と該静翼本体(1)の軸
となる金属製の支持部材(2)とを一体構成したものであ
る。
製造に当つては、第1図に示すように、翼面形状に裁断
した所要枚数(図では14枚)の静翼本体形成板(3)を
外方向に向かい漸次面積が大きくなるよう所要枚数並列
に積層し、且つこれら形成板(3)の積層中央位置に支持
部材(2)を一側方より挿入し、しかる後ホットプレスに
よる圧縮成形法で加圧、加熱して一体化する(第3図も
参照)。
した所要枚数(図では14枚)の静翼本体形成板(3)を
外方向に向かい漸次面積が大きくなるよう所要枚数並列
に積層し、且つこれら形成板(3)の積層中央位置に支持
部材(2)を一側方より挿入し、しかる後ホットプレスに
よる圧縮成形法で加圧、加熱して一体化する(第3図も
参照)。
静翼本体(1)を形成するための形成板(3)は、母材(マト
リツクス)が樹脂、例えばFRPで、強化材(4)が炭素
繊維である。又、形成板(3)を配列する際には、強化材
(4)の向きが隣り合う形成板(3),(3)間で変えてある。
リツクス)が樹脂、例えばFRPで、強化材(4)が炭素
繊維である。又、形成板(3)を配列する際には、強化材
(4)の向きが隣り合う形成板(3),(3)間で変えてある。
前記のようにして製造された静翼は、翼面が滑らかであ
るため仕上加工が不要であり、しかも軽量である。又、
従来の如き金属製の静翼を製造する場合に比し大幅に製
作期間が短縮され、製作が容易になる。更に静翼の剛性
を確保でき、振動減衰率も高くなり、静翼としての機能
に優れている。
るため仕上加工が不要であり、しかも軽量である。又、
従来の如き金属製の静翼を製造する場合に比し大幅に製
作期間が短縮され、製作が容易になる。更に静翼の剛性
を確保でき、振動減衰率も高くなり、静翼としての機能
に優れている。
尚、本発明は前記実施例にのみ限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない限り種々変更を加え得る
ことは勿論である。
く、本発明の要旨を逸脱しない限り種々変更を加え得る
ことは勿論である。
以上説明したように本発明によれば、 (i) 翼面の仕上加工が不要である等のため、製作工程
が大幅に短縮できる。
が大幅に短縮できる。
(ii) 製作期間が短い。そのため、特に開発試験用の翼
として使用する場合最適である。
として使用する場合最適である。
(iii) 金属製に比べて安価且つ軽量であり、更に振動
減衰率も大幅に高い。
減衰率も大幅に高い。
(iv) 支持部材の両面にプリプレグ材から成る静翼本体
形成板を形成するので、静翼の比強度、比剛性を高くす
ることができ、容易に製造を行うことができる。
形成板を形成するので、静翼の比強度、比剛性を高くす
ることができ、容易に製造を行うことができる。
(v) 翼面の仕上りが滑かであるため、空力性能が向上
する。
する。
等の優れた効果を奏し得る。
第1図は本発明の製造方法の説明図、第2図は静翼の正
面図、第3図は第2図のIII−III矢視図である。 (1)は静翼本体、(2)は支持部材、(3)は静翼本体形成
板、(4)は強化材を示す。
面図、第3図は第2図のIII−III矢視図である。 (1)は静翼本体、(2)は支持部材、(3)は静翼本体形成
板、(4)は強化材を示す。
Claims (1)
- 【請求項1】支持部材の両面にプリプレグ材から成る静
翼本体形成板を、支持部材側から外方向に向かい漸次面
積が大きくなるように所要枚数並列に積層し、更に前記
静翼本体形成板をホットプレスにより圧縮形成すること
を特徴とする静翼の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60115664A JPH0610402B2 (ja) | 1985-05-29 | 1985-05-29 | 静翼の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60115664A JPH0610402B2 (ja) | 1985-05-29 | 1985-05-29 | 静翼の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61272402A JPS61272402A (ja) | 1986-12-02 |
JPH0610402B2 true JPH0610402B2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=14668242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60115664A Expired - Lifetime JPH0610402B2 (ja) | 1985-05-29 | 1985-05-29 | 静翼の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0610402B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2861015B2 (ja) * | 1989-01-25 | 1999-02-24 | 石川島播磨重工業株式会社 | 繊維強化セラミックタービン翼 |
JP2874169B2 (ja) * | 1989-01-25 | 1999-03-24 | 石川島播磨重工業株式会社 | セラミックタービン部品 |
JP2506577Y2 (ja) * | 1989-08-22 | 1996-08-14 | 石川島播磨重工業株式会社 | プラットフォ―ム付圧縮機用動翼 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4120483Y1 (ja) * | 1966-05-02 | 1966-10-04 | ||
US4043703A (en) * | 1975-12-22 | 1977-08-23 | General Electric Company | Impact resistant composite article comprising laminated layers of collimated filaments in a matrix wherein layer-layer bond strength is greater than collimated filament-matrix bond strength |
JPS58117301A (ja) * | 1981-12-30 | 1983-07-12 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 軸流回転機械の動翼を強化プラスチツクで製作する方法 |
-
1985
- 1985-05-29 JP JP60115664A patent/JPH0610402B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61272402A (ja) | 1986-12-02 |
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