JP2506577Y2 - プラットフォ―ム付圧縮機用動翼 - Google Patents
プラットフォ―ム付圧縮機用動翼Info
- Publication number
- JP2506577Y2 JP2506577Y2 JP1989097843U JP9784389U JP2506577Y2 JP 2506577 Y2 JP2506577 Y2 JP 2506577Y2 JP 1989097843 U JP1989097843 U JP 1989097843U JP 9784389 U JP9784389 U JP 9784389U JP 2506577 Y2 JP2506577 Y2 JP 2506577Y2
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- Japan
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- platform
- blade
- compressor
- laminated
- laminated plate
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- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、航空用、産業用ガスタービン等の圧縮機に
使用するプラットフォーム付圧縮機用動翼に関するもの
である。
使用するプラットフォーム付圧縮機用動翼に関するもの
である。
［従来の技術］ 航空用、産業用ガスタービン等の圧縮機の動翼は、一
般にチタン、ステンレス、アルミニウム等を素材とした
金属製のものが使用されているが、製作加工費、材料費
が高く、且つ重量も比較的重くなるという欠点があっ
た。
般にチタン、ステンレス、アルミニウム等を素材とした
金属製のものが使用されているが、製作加工費、材料費
が高く、且つ重量も比較的重くなるという欠点があっ
た。
近年、この様な欠点を解消するため、動翼の材料とし
て、炭素繊維、ガラス繊維等に予め熱硬化性樹脂を含浸
させ半硬化状態でシート状にした一方向性プリプレグ材
からなる積層板４を第２図に示す様に長さが異なるもの
を組合わせて所要数だけ積層して高温、高圧下で圧縮成
形することにより、第３図に示す様な、動翼本体１と該
動翼本体１の翼根部２との間の外周に略一定の幅及び高
さで突設されて流体の通路を形成するためのプラットフ
ォーム３を備えたプラットフォーム付動翼を製造するこ
とが提案されている。
て、炭素繊維、ガラス繊維等に予め熱硬化性樹脂を含浸
させ半硬化状態でシート状にした一方向性プリプレグ材
からなる積層板４を第２図に示す様に長さが異なるもの
を組合わせて所要数だけ積層して高温、高圧下で圧縮成
形することにより、第３図に示す様な、動翼本体１と該
動翼本体１の翼根部２との間の外周に略一定の幅及び高
さで突設されて流体の通路を形成するためのプラットフ
ォーム３を備えたプラットフォーム付動翼を製造するこ
とが提案されている。
［考案が解決しようとする課題］ しかしながら、上記第２図に示した様に一方向性プリ
プレグ材から成る積層板４を積層してプラットフォーム
付動翼を製造する場合、特にプラットフォーム３部分
は、動翼の外周に一定の幅及び厚さで突設されているの
で、圧縮成形前に積層板４をプラットフォーム３の形状
に合せて裁断する作業及び積層板４を積層構成する作業
を必要とし、作業が面倒で時間がかかるという問題があ
った。
プレグ材から成る積層板４を積層してプラットフォーム
付動翼を製造する場合、特にプラットフォーム３部分
は、動翼の外周に一定の幅及び厚さで突設されているの
で、圧縮成形前に積層板４をプラットフォーム３の形状
に合せて裁断する作業及び積層板４を積層構成する作業
を必要とし、作業が面倒で時間がかかるという問題があ
った。
又、積層して成形されたプラットフォーム３部分は、
積層板４の繊維方向が同一方向を向いているために繊維
方向や積層板４接合方向に割れが発生しやすくなった
り、ボイド（空洞）や層間剥離が生じやすくなり、成形
性、品質、強度、剛性等の向上に支障が生ずるという問
題があった。
積層板４の繊維方向が同一方向を向いているために繊維
方向や積層板４接合方向に割れが発生しやすくなった
り、ボイド（空洞）や層間剥離が生じやすくなり、成形
性、品質、強度、剛性等の向上に支障が生ずるという問
題があった。
本考案は、上記実情に鑑み、作業工程を減少させて容
易に成形することが出来ると共に、成形性、品質、強度
等を向上させ得る様にしたプラットフォーム付圧縮機用
動翼を提供することを目的としてなしたものである。
易に成形することが出来ると共に、成形性、品質、強度
等を向上させ得る様にしたプラットフォーム付圧縮機用
動翼を提供することを目的としてなしたものである。
［課題を解決するための手段］ 本考案は、圧縮機用動翼本体と該圧縮機用動翼本体の
翼根部との間の外周に突設されたプラットフォームを備
え圧縮成形されるプラットフォーム付圧縮機用動翼にお
いて、一方向性プリプレグ材から成る積層板が積層され
た前記圧縮機用動翼本体及び翼根部と、短繊維混入樹脂
から成る前記プラットフォームとが一体に圧縮成形され
た構成を有していることを特徴とするものである。
翼根部との間の外周に突設されたプラットフォームを備
え圧縮成形されるプラットフォーム付圧縮機用動翼にお
いて、一方向性プリプレグ材から成る積層板が積層され
た前記圧縮機用動翼本体及び翼根部と、短繊維混入樹脂
から成る前記プラットフォームとが一体に圧縮成形され
た構成を有していることを特徴とするものである。
［作用］ プラットフォーム付圧縮機用動翼のプラットフォーム
部分が短繊維混入樹脂によって形成されているので、圧
縮成形前の積層板の定められた形状裁断作業及び積層構
成作業が不要となり、圧縮成形後は、プラットフォーム
部分に繊維の方向性が無いので積層板のような繊維方
向、接合方向の割れやボイド、層間剥離の発生等の問題
がない。
部分が短繊維混入樹脂によって形成されているので、圧
縮成形前の積層板の定められた形状裁断作業及び積層構
成作業が不要となり、圧縮成形後は、プラットフォーム
部分に繊維の方向性が無いので積層板のような繊維方
向、接合方向の割れやボイド、層間剥離の発生等の問題
がない。
［実施例］ 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第１図は本考案の一実施例であり、図中第２図及び第
３図と同一の符号を付した部分は同一物を表わしてい
る。
３図と同一の符号を付した部分は同一物を表わしてい
る。
動翼本体１と翼根部２とにかけて繊維が連続した一方
向性プリプレグ材から成る所要数の積層板４を積層する
ようにして、動翼本体１と翼根部２とを形成する。
向性プリプレグ材から成る所要数の積層板４を積層する
ようにして、動翼本体１と翼根部２とを形成する。
プラットフォーム３は、例えばプリプレグ材を細かく
切断した状態のもの、又は、半練状合成樹脂等（コンパ
ウンド）に多数の短繊維が混入された状態のもの等から
なる短繊維混入樹脂５により形成する。
切断した状態のもの、又は、半練状合成樹脂等（コンパ
ウンド）に多数の短繊維が混入された状態のもの等から
なる短繊維混入樹脂５により形成する。
上記のように形成された動翼本体１、翼根部２、プラ
ットフォーム３を図示されないホットプレスの金型内に
挿入、又は充填し、圧縮成形することによりプラットフ
ォーム３を備えた動翼が形成される。
ットフォーム３を図示されないホットプレスの金型内に
挿入、又は充填し、圧縮成形することによりプラットフ
ォーム３を備えた動翼が形成される。
プラットフォーム３は、上記の様に短繊維混入樹脂５
により形成されているので、積層板４の定められた形状
の裁断作業や積層構成作業が不要となり、又、積層板４
の繊維方向や接合方向の割れを防止すると共にボイドや
層間剥離等の発生を回避することが出来る。
により形成されているので、積層板４の定められた形状
の裁断作業や積層構成作業が不要となり、又、積層板４
の繊維方向や接合方向の割れを防止すると共にボイドや
層間剥離等の発生を回避することが出来る。
なお、本考案は、上述の実施例にのみ限定されるもの
ではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種
々変更を加え得ることは勿論である。
ではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種
々変更を加え得ることは勿論である。
［考案の効果］ 以上説明した様に本考案によれば、プラットフォーム
付圧縮機用動翼のプラットフォーム部分に積層板を用い
ていないので、作業工程を減少させ製造コストを低減さ
せると共に、成形性、品質、強度、剛性を向上させるこ
とが出来る等の優れた効果を奏し得る。
付圧縮機用動翼のプラットフォーム部分に積層板を用い
ていないので、作業工程を減少させ製造コストを低減さ
せると共に、成形性、品質、強度、剛性を向上させるこ
とが出来る等の優れた効果を奏し得る。
第１図は本考案の一実施例の動翼本体の一部を省略した
断面図（第３図のＡ−Ａ矢視相当図）、第２図は従来例
の動翼本体の一部を省略した断面図（第３図のＡ−Ａ矢
視相当図）、第３図はプラットフォーム付動翼の斜視図
である。 図中１は動翼本体、２は翼根部、３はプラットフォー
ム、４は積層板、５は短繊維混入樹脂を示す。
断面図（第３図のＡ−Ａ矢視相当図）、第２図は従来例
の動翼本体の一部を省略した断面図（第３図のＡ−Ａ矢
視相当図）、第３図はプラットフォーム付動翼の斜視図
である。 図中１は動翼本体、２は翼根部、３はプラットフォー
ム、４は積層板、５は短繊維混入樹脂を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 浜本 章 神奈川県横浜市磯子区新中原町１番地 石川島播磨重工業株式会社技術研究所内 (72)考案者 盛田 英夫 神奈川県横浜市磯子区新中原町１番地 石川島播磨重工業株式会社技術研究所内 (56)参考文献 特開 昭49−1909（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−5101（ＪＰ，Ａ) 特開 昭64−56902（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−272402（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−165501（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−117301（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−119105（ＪＰ，Ａ) 実開 昭62−101007（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−82001（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭60−24281（ＪＰ，Ｂ２)
Claims (1)
- 【請求項１】圧縮機用動翼本体と該圧縮機用動翼本体の
翼根部との間の外周に突設されたプラットフォームを備
え圧縮成形されるプラットフォーム付圧縮機用動翼にお
いて、一方向性プリプレグ材から成る積層板が積層され
た前記圧縮機用動翼本体及び翼根部と、短繊維混入樹脂
から成る前記プラットフォームとが一体に圧縮成形され
た構成を有していることを特徴とするプラットフォーム
付圧縮機用動翼。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989097843U JP2506577Y2 (ja) | 1989-08-22 | 1989-08-22 | プラットフォ―ム付圧縮機用動翼 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989097843U JP2506577Y2 (ja) | 1989-08-22 | 1989-08-22 | プラットフォ―ム付圧縮機用動翼 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0337203U JPH0337203U (ja) | 1991-04-11 |
| JP2506577Y2 true JP2506577Y2 (ja) | 1996-08-14 |
Family
ID=31646969
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989097843U Expired - Lifetime JP2506577Y2 (ja) | 1989-08-22 | 1989-08-22 | プラットフォ―ム付圧縮機用動翼 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2506577Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7300253B2 (en) * | 2005-07-25 | 2007-11-27 | Siemens Aktiengesellschaft | Gas turbine blade or vane and platform element for a gas turbine blade or vane ring of a gas turbine, supporting structure for securing gas turbine blades or vanes arranged in a ring, gas turbine blade or vane ring and the use of a gas turbine blade or vane ring |
| US8794925B2 (en) * | 2010-08-24 | 2014-08-05 | United Technologies Corporation | Root region of a blade for a gas turbine engine |
Family Cites Families (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3756745A (en) * | 1972-03-15 | 1973-09-04 | United Aircraft Corp | Composite blade root configuration |
| JPS57119105A (en) * | 1981-01-16 | 1982-07-24 | Toho Rayon Co Ltd | Turbo charger light weight impeller for internal combustion engine |
| JPS58117301A (ja) * | 1981-12-30 | 1983-07-12 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 軸流回転機械の動翼を強化プラスチツクで製作する方法 |
| JPS58165501A (ja) * | 1982-03-26 | 1983-09-30 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 軸流回転機動翼の製造方法 |
| JPS6024281A (ja) * | 1983-07-20 | 1985-02-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 溝蓋グレ−テイング溶接装置 |
| JPH0610402B2 (ja) * | 1985-05-29 | 1994-02-09 | 石川島播磨重工業株式会社 | 静翼の製造方法 |
| JPS62101007U (ja) * | 1985-12-18 | 1987-06-27 | ||
| JPS635101A (ja) * | 1986-06-26 | 1988-01-11 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | プラツトフオ−ム付動翼 |
| JPS6382001U (ja) * | 1986-11-17 | 1988-05-30 | ||
| JPS6456902A (en) * | 1987-08-28 | 1989-03-03 | Ishikawajima Harima Heavy Ind | Moving blade with platform |
-
1989
- 1989-08-22 JP JP1989097843U patent/JP2506577Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0337203U (ja) | 1991-04-11 |
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