JPH06104012B2 - 苗植付装置 - Google Patents
苗植付装置Info
- Publication number
- JPH06104012B2 JPH06104012B2 JP61050846A JP5084686A JPH06104012B2 JP H06104012 B2 JPH06104012 B2 JP H06104012B2 JP 61050846 A JP61050846 A JP 61050846A JP 5084686 A JP5084686 A JP 5084686A JP H06104012 B2 JPH06104012 B2 JP H06104012B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- planting
- case
- seedling
- fixed
- cam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Transplanting Machines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ロータリ式の苗植付装置に関するもので、
苗を圃場に植付けるための押出カムの保守・点検性の向
上を図ろうとするものである。
苗を圃場に植付けるための押出カムの保守・点検性の向
上を図ろうとするものである。
振動の軽減と苗植機の高速化を図るため、従来のクラン
ク式に代えてロータリ式の苗植付装置を用いることが提
案されている。
ク式に代えてロータリ式の苗植付装置を用いることが提
案されている。
ここに、苗植付装置は、苗載台の端で苗を取出し、その
苗を圃場に植付ける。そのため、植付爪の先端部で押出
爪を上下に移動させたり、1対の植付爪を開閉させたり
する構成が採用され、それぞれの作動に旋回中の植付ケ
ースに対して回転するカムが用いられる。
苗を圃場に植付ける。そのため、植付爪の先端部で押出
爪を上下に移動させたり、1対の植付爪を開閉させたり
する構成が採用され、それぞれの作動に旋回中の植付ケ
ースに対して回転するカムが用いられる。
そして、先願の実願昭59-126728号(実開昭61-40829
号)では、これを具体化するため、カムの外側の蓋体が
旋回軸とともに植付ケースから取り外される構成を用い
ている。
号)では、これを具体化するため、カムの外側の蓋体が
旋回軸とともに植付ケースから取り外される構成を用い
ている。
ところで、押出爪を上下に移動させる押出カムは、これ
が摩耗すると、押出爪の上下の移動量が減小したり、押
出爪の作動のタイミングが狂ったりして、苗の植付性能
に重大な影響を及ぼす。従って、定期的な保守点検が必
要である。
が摩耗すると、押出爪の上下の移動量が減小したり、押
出爪の作動のタイミングが狂ったりして、苗の植付性能
に重大な影響を及ぼす。従って、定期的な保守点検が必
要である。
ここに、先行技術によると、カムの点検に当って、植付
ケースの外側の蓋体を取り外すと、旋回軸が遊星歯車か
ら離れ、この遊星歯車が不安定となるうえ、保守点検後
の組み立て作業に当り、旋回軸と遊星歯車との係合が円
滑に行なわれないおそれがあった。
ケースの外側の蓋体を取り外すと、旋回軸が遊星歯車か
ら離れ、この遊星歯車が不安定となるうえ、保守点検後
の組み立て作業に当り、旋回軸と遊星歯車との係合が円
滑に行なわれないおそれがあった。
この発明は、上記の課題を解決するために、複数個の遊
星歯車33・33が太陽歯車31の回りを同じような姿勢で旋
回するように設けられた回転ケース29を駆動軸28に固定
し、各遊星歯車33・33と一体となって旋回する旋回軸34
・34に固定した移植具35・35の各植付爪36・36が回転ケ
ース29の回転に伴って同じような姿勢で旋回して苗載台
20に載置された苗から一株分づつの苗を取り出して圃場
に植付けるように作動する苗植付装置において、各移植
具35・35を植付爪36・36の先端部で押出爪37a・37aを上
下させる押出カム39・39が収容される植付ケース35a・3
5aと該植付ケース35a・35aの側面に着脱自在に固定され
て押出カム39・39の一側方を覆う蓋体42・42とにより構
成し、該蓋体42・42を旋回軸34・34に固定具44・44にて
着脱自在に固定したことを特徴とする苗植付装置とした
ものである。
星歯車33・33が太陽歯車31の回りを同じような姿勢で旋
回するように設けられた回転ケース29を駆動軸28に固定
し、各遊星歯車33・33と一体となって旋回する旋回軸34
・34に固定した移植具35・35の各植付爪36・36が回転ケ
ース29の回転に伴って同じような姿勢で旋回して苗載台
20に載置された苗から一株分づつの苗を取り出して圃場
に植付けるように作動する苗植付装置において、各移植
具35・35を植付爪36・36の先端部で押出爪37a・37aを上
下させる押出カム39・39が収容される植付ケース35a・3
5aと該植付ケース35a・35aの側面に着脱自在に固定され
て押出カム39・39の一側方を覆う蓋体42・42とにより構
成し、該蓋体42・42を旋回軸34・34に固定具44・44にて
着脱自在に固定したことを特徴とする苗植付装置とした
ものである。
上記のように構成した苗植付装置は、回転ケース29を駆
動軸28で駆動回転すると、各遊星歯車33・33が太陽歯車
31の回りを同じような姿勢で旋回する。すると、各遊星
歯車33・33と一体となって旋回する旋回軸34・34に固定
した移植具35・35の各植付爪36・36が回転ケース29の回
転に伴って同じような姿勢で旋回して苗載台20に載置さ
れた苗から一株分づつの苗を取り出して圃場に植付け
る。
動軸28で駆動回転すると、各遊星歯車33・33が太陽歯車
31の回りを同じような姿勢で旋回する。すると、各遊星
歯車33・33と一体となって旋回する旋回軸34・34に固定
した移植具35・35の各植付爪36・36が回転ケース29の回
転に伴って同じような姿勢で旋回して苗載台20に載置さ
れた苗から一株分づつの苗を取り出して圃場に植付け
る。
定期的に、或は、苗の植付けに不具合が発生すると、固
定具44を外して旋回軸34から移植具35を取り外す。そし
て、移植具35の植付ケース35aから蓋体42を外すと、植
付ケース35a内が開放され、押出カム39が現れる。そこ
で、この押出カム39が正常か否かを確認し、異常がある
と正常なものに交換する。そして、分解した逆の順序に
て旋回軸34に移植具35を組付ける。
定具44を外して旋回軸34から移植具35を取り外す。そし
て、移植具35の植付ケース35aから蓋体42を外すと、植
付ケース35a内が開放され、押出カム39が現れる。そこ
で、この押出カム39が正常か否かを確認し、異常がある
と正常なものに交換する。そして、分解した逆の順序に
て旋回軸34に移植具35を組付ける。
以上のように、この発明によると、回転ケース29から旋
回軸34を取り外すことなく、回転ケース29に旋回軸34が
付いたまま移植具35を取り外すことができる。そして、
苗の植付性能に影響の高い押出カム39が、その移植具35
の蓋体42を取り外すだけで確認でき、この押出カム39の
保守点検性が著しく向上し、従来例の課題を簡単な構成
で適確に解消できる。
回軸34を取り外すことなく、回転ケース29に旋回軸34が
付いたまま移植具35を取り外すことができる。そして、
苗の植付性能に影響の高い押出カム39が、その移植具35
の蓋体42を取り外すだけで確認でき、この押出カム39の
保守点検性が著しく向上し、従来例の課題を簡単な構成
で適確に解消できる。
以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第9図および第10図のように、走行車体1から後方に突
出したリンク15の後端に苗植装置18が取付けられて苗植
機となっている。
出したリンク15の後端に苗植装置18が取付けられて苗植
機となっている。
この走行車体1は、つぎのように構成される。
機枠2の前後に1対の歯車箱3,4が設けられている。歯
車箱3の両横に1対の前輪5が配置され、歯車箱4の両
横から1対の伝動ケース6が後に伸びてそれぞれの後端
に後輪7が取付けられ、原動機10の回転が歯車箱3,4を
経て前輪5に後輪7に達し、これらを水田の耕盤上で回
転させて走行車体1が推進するように出来ている。原動
機10がボンネット11で被われ、その上に座席12が設けら
れている。ポスト8が機枠2の先端で上に伸び、その上
のハンドル9を操作すると、前輪5が操舵されるように
なっている。左右のポスト13が1対の伝動ケース6をつ
なぐ横杆14から上に伸び、上部リンク15bと1対の下部
リンク15aの前端が回動自在に取付けられ、それぞれの
リンク15a,15bの後端の取付枠16が油圧シリンダ17で上
下されるように出来ている。
車箱3の両横に1対の前輪5が配置され、歯車箱4の両
横から1対の伝動ケース6が後に伸びてそれぞれの後端
に後輪7が取付けられ、原動機10の回転が歯車箱3,4を
経て前輪5に後輪7に達し、これらを水田の耕盤上で回
転させて走行車体1が推進するように出来ている。原動
機10がボンネット11で被われ、その上に座席12が設けら
れている。ポスト8が機枠2の先端で上に伸び、その上
のハンドル9を操作すると、前輪5が操舵されるように
なっている。左右のポスト13が1対の伝動ケース6をつ
なぐ横杆14から上に伸び、上部リンク15bと1対の下部
リンク15aの前端が回動自在に取付けられ、それぞれの
リンク15a,15bの後端の取付枠16が油圧シリンダ17で上
下されるように出来ている。
苗植装置18は、つぎのように構成される。伝動ケース19
がローリング軸25で取付枠16に回動自在に取付けられて
いる。苗載台20が伝動ケース19の上に前倒れに設けら
れ、5枚のマット苗を横並びに載せて左右に往復移動す
るように出来ている。
がローリング軸25で取付枠16に回動自在に取付けられて
いる。苗載台20が伝動ケース19の上に前倒れに設けら
れ、5枚のマット苗を横並びに載せて左右に往復移動す
るように出来ている。
断面がL形の苗受板26が苗載台20の下端で伝動ケース19
に固定され、苗載台20から下方に突出したマット苗の端
がこの上を左右に移動するように出来ている。5個の取
出口27が苗受板26に設けられ、苗植付装置21の植付爪36
がそれぞれの取出口27を上から下に向って通過し、前記
のマット苗の端を欠ぎ取るように出来ている。中央フロ
ート22と1対の側部フロート23,23が伝動ケース19の下
方に配置され、走行車体1の前進で泥面を滑走し、それ
ぞれの植付爪36が苗を植付ける泥土をあらかじめ整地す
るようになっている。そして、この伝動ケース19は、前
部の主伝動ケース19a、下向の副ケース19b,19b,19b、お
よび、これから苗受板26の下を通って後に伸びる3個の
縦ケース19c,19c,19cで出来ている(第10図)。
に固定され、苗載台20から下方に突出したマット苗の端
がこの上を左右に移動するように出来ている。5個の取
出口27が苗受板26に設けられ、苗植付装置21の植付爪36
がそれぞれの取出口27を上から下に向って通過し、前記
のマット苗の端を欠ぎ取るように出来ている。中央フロ
ート22と1対の側部フロート23,23が伝動ケース19の下
方に配置され、走行車体1の前進で泥面を滑走し、それ
ぞれの植付爪36が苗を植付ける泥土をあらかじめ整地す
るようになっている。そして、この伝動ケース19は、前
部の主伝動ケース19a、下向の副ケース19b,19b,19b、お
よび、これから苗受板26の下を通って後に伸びる3個の
縦ケース19c,19c,19cで出来ている(第10図)。
原動機10の動力を受けて回転する駆動軸28,28,28がそれ
ぞれの縦ケース19c,19c,19cの後端に横向に取付けら
れ、中央の駆動軸28は、左側に突出し、左右の駆動軸2
8,28は、それぞれ両横に突出し、それぞれの突端に回転
ケース29…が固定されて、5組の苗植付装置21…が構成
される。以下は、同一又は対称のため、その1つについ
て説明する。
ぞれの縦ケース19c,19c,19cの後端に横向に取付けら
れ、中央の駆動軸28は、左側に突出し、左右の駆動軸2
8,28は、それぞれ両横に突出し、それぞれの突端に回転
ケース29…が固定されて、5組の苗植付装置21…が構成
される。以下は、同一又は対称のため、その1つについ
て説明する。
第1図のように、駆動軸28が伝動ケース19に横向に配置
され、原動機10の動力で回転させるように出来ている。
回転ケース29の伝動ケース19から遠い側の面が駆動軸28
の突端に角軸部28aで取付けられて、両者が原動機10の
動力で回転されるようになっている。太陽歯車31が回転
ケース29内で駆動軸28に回転自在に取付けられ、その右
端の爪31aが、伝動ケース19に固定されたメタル30の爪3
0cに係合して、回転しないように出来ている。1対の遊
星歯車33,33で回転ケース29内の外周部に等分に配置さ
れ、それぞれの中間歯車32,32で太陽歯車31に咬み合っ
ている。太陽歯車31と遊星歯車33,33は、それぞれ同じ
歯数に構成され、回転ケース29が1回転するとき、遊星
歯車33,33が逆の方向に1回転するように出来ている。
すなわち、回転ケース29が駆動軸28の軸心回りに反時計
方向(第2図・第3図)に回転すると、遊星歯車33,33
は、回転ケース29に対して時計方向に回転し、地面に対
して同じ姿勢を保ってその軸心回りに旋回するのである
が、太陽歯車31の回転中心イがピッチサークルの中心ロ
に対して偏心して設けられ、中間歯車32,32および遊星
歯車33,33も、同じように偏心して設けられてそれぞれ
が常に咬み合っているので(太陽歯車31のピッチサーク
ルが回転中心に対して偏心し、不等速運動を中間歯車3
2,32に伝え、これが遊星歯車33,33に伝わるので)、1
回の旋回中に遊星歯車33がその軸心回りに1回揺動する
ようになる。
され、原動機10の動力で回転させるように出来ている。
回転ケース29の伝動ケース19から遠い側の面が駆動軸28
の突端に角軸部28aで取付けられて、両者が原動機10の
動力で回転されるようになっている。太陽歯車31が回転
ケース29内で駆動軸28に回転自在に取付けられ、その右
端の爪31aが、伝動ケース19に固定されたメタル30の爪3
0cに係合して、回転しないように出来ている。1対の遊
星歯車33,33で回転ケース29内の外周部に等分に配置さ
れ、それぞれの中間歯車32,32で太陽歯車31に咬み合っ
ている。太陽歯車31と遊星歯車33,33は、それぞれ同じ
歯数に構成され、回転ケース29が1回転するとき、遊星
歯車33,33が逆の方向に1回転するように出来ている。
すなわち、回転ケース29が駆動軸28の軸心回りに反時計
方向(第2図・第3図)に回転すると、遊星歯車33,33
は、回転ケース29に対して時計方向に回転し、地面に対
して同じ姿勢を保ってその軸心回りに旋回するのである
が、太陽歯車31の回転中心イがピッチサークルの中心ロ
に対して偏心して設けられ、中間歯車32,32および遊星
歯車33,33も、同じように偏心して設けられてそれぞれ
が常に咬み合っているので(太陽歯車31のピッチサーク
ルが回転中心に対して偏心し、不等速運動を中間歯車3
2,32に伝え、これが遊星歯車33,33に伝わるので)、1
回の旋回中に遊星歯車33がその軸心回りに1回揺動する
ようになる。
遊星歯車33,33と一体の旋回軸34,34が回転ケース29から
左に延び出し、その突端に植付具35,35が取付けられ
る。
左に延び出し、その突端に植付具35,35が取付けられ
る。
植付具35,35は、同一のため、以下はその1つについて
説明する。第1図、第2図および第3図のように、植付
ケース35aの苗載台20側の面に植付爪36が下向に固定さ
れている。ばね40で付勢された押出棒37が植付爪36と並
行に植付ケース35aに取付けられ、その下端の押出爪37a
が植付爪36の下端部で上下に移動するように出来てい
る。植付ケース35aの室35b内に押出カム39が収容され、
これから右に伸びたカム軸39aが回転ケース29の角部ハ
に係合し(第4図)、押出カム39が回転ケース29ととも
に、駆動軸28の回りに自転しないで回転するように出来
ている。テコ38がピン41の回りに揺動するように室35b
内に収容され、その後端(図中の右端)38aが押出カム3
9の外周に接触し、その前端が押出カム39の上端部に係
合している。そして、テコ38の後端38aが押出カム39の
段部ニ(第3図)から落ちると、押出棒37がばね40で矢
印への方向に押し下げられ、この段部ニを過ぎると、テ
コ38が矢印ホと逆の方向に揺動し、ばね40が圧縮されて
押出棒37が上るようになっている。
説明する。第1図、第2図および第3図のように、植付
ケース35aの苗載台20側の面に植付爪36が下向に固定さ
れている。ばね40で付勢された押出棒37が植付爪36と並
行に植付ケース35aに取付けられ、その下端の押出爪37a
が植付爪36の下端部で上下に移動するように出来てい
る。植付ケース35aの室35b内に押出カム39が収容され、
これから右に伸びたカム軸39aが回転ケース29の角部ハ
に係合し(第4図)、押出カム39が回転ケース29ととも
に、駆動軸28の回りに自転しないで回転するように出来
ている。テコ38がピン41の回りに揺動するように室35b
内に収容され、その後端(図中の右端)38aが押出カム3
9の外周に接触し、その前端が押出カム39の上端部に係
合している。そして、テコ38の後端38aが押出カム39の
段部ニ(第3図)から落ちると、押出棒37がばね40で矢
印への方向に押し下げられ、この段部ニを過ぎると、テ
コ38が矢印ホと逆の方向に揺動し、ばね40が圧縮されて
押出棒37が上るようになっている。
蓋体42がボルト43で植付ケース35aに固定され、この蓋
体42が固定具としてのコッタ44で旋回軸34の先端に固定
されている。すなわち、蓋体42は、押出カム39の側方で
その突出部42cを室35b内に挿入したのち、長孔42b,42b
に通されたボルト43,43でそのフランジ部が植付ケース3
5aの外側面に固定されている。また、この蓋体42は、中
央の孔42aに旋回軸34の先端が差し込まれ、その角軸部3
4aにコッタ44の外面が接触するようにして強固に固定さ
れている。
体42が固定具としてのコッタ44で旋回軸34の先端に固定
されている。すなわち、蓋体42は、押出カム39の側方で
その突出部42cを室35b内に挿入したのち、長孔42b,42b
に通されたボルト43,43でそのフランジ部が植付ケース3
5aの外側面に固定されている。また、この蓋体42は、中
央の孔42aに旋回軸34の先端が差し込まれ、その角軸部3
4aにコッタ44の外面が接触するようにして強固に固定さ
れている。
このようにして、植付ケース35aが遊星歯車33に固定さ
れ、この遊星歯車33が前記のように旋回中に揺動するの
で、植付ケース35aも旋回中に旋回軸34aの回りに揺動す
る。そして、その旋回中の上部において植付爪36の先端
がやや上を向き、下部において下を向くように、太陽歯
車31を植付ケース19に係止する。すなわち、太陽歯車31
が係止されたメタル30(第5図および第6図)は、駆動
軸28の回りに回動するように設けられ、その長孔30aに
ボルト30bを通して伝動ケース19に固定されている。従
って、ボルト30bを緩め、レバー30dを操作してメタル30
を回すと、植付ケース35の揺動位置が調整され、植付爪
36の先端が第2図および第3図の軌道Pを通るような設
定される。
れ、この遊星歯車33が前記のように旋回中に揺動するの
で、植付ケース35aも旋回中に旋回軸34aの回りに揺動す
る。そして、その旋回中の上部において植付爪36の先端
がやや上を向き、下部において下を向くように、太陽歯
車31を植付ケース19に係止する。すなわち、太陽歯車31
が係止されたメタル30(第5図および第6図)は、駆動
軸28の回りに回動するように設けられ、その長孔30aに
ボルト30bを通して伝動ケース19に固定されている。従
って、ボルト30bを緩め、レバー30dを操作してメタル30
を回すと、植付ケース35の揺動位置が調整され、植付爪
36の先端が第2図および第3図の軌道Pを通るような設
定される。
すなわち、苗植機が前後に移動していない時、植付爪36
aの先端は軌道Pを通って第2図および第3図の反時計
方向に旋回する。そして、軌道Pの下端P1(第2図)に
おいて、押出爪37aがばね40で押し下げられ、保持して
いた苗を泥面に植付ける。この下端P1を過ぎると、押出
カム39の回転で押出爪37aが次第に引き上げられて第3
図の左側の状態となり、この状態で苗受板26の苗取口27
を上から下に向って通過し、通過するときに苗取口27上
の苗を床土ごと欠ぎ取って保持し、つづいて、前記の植
付行程に移り、これを繰り返す。
aの先端は軌道Pを通って第2図および第3図の反時計
方向に旋回する。そして、軌道Pの下端P1(第2図)に
おいて、押出爪37aがばね40で押し下げられ、保持して
いた苗を泥面に植付ける。この下端P1を過ぎると、押出
カム39の回転で押出爪37aが次第に引き上げられて第3
図の左側の状態となり、この状態で苗受板26の苗取口27
を上から下に向って通過し、通過するときに苗取口27上
の苗を床土ごと欠ぎ取って保持し、つづいて、前記の植
付行程に移り、これを繰り返す。
なお、第1図のように、太陽歯車31が回転ケース29の伝
動ケース19側の面に設けたベアリング45で支えられてい
る。駆動軸28および旋回軸34がそれぞれのベアリング46
…で伝動ケース19および回転ケース29に支持されてい
る。回転ケース29と植付ケース35がそれぞれのシール47
…で封鎖されている。
動ケース19側の面に設けたベアリング45で支えられてい
る。駆動軸28および旋回軸34がそれぞれのベアリング46
…で伝動ケース19および回転ケース29に支持されてい
る。回転ケース29と植付ケース35がそれぞれのシール47
…で封鎖されている。
第1図はこの発明を施した苗植機の要部の平断面図、第
2図はその側面図、第3図はその1部断面側面図、第4
図は第1図のA-A断面側面図、第5図はメタルの側面
図、第6図はそのB-B断面正面図、第7図は太陽歯車の
側面図、第8図はそのC-C断面正面図、第9図は苗植機
の全体側面図、第10図はその平面図である。 符号の説明 20……苗載台、28……駆動軸 29……回転ケース、31……太陽歯車 33……遊星歯車、34……旋回軸 35……移植具、35a……植付ケース 35b……室、36……植付爪 37a……押出爪、39……押出カム 42……蓋体、44……固定具
2図はその側面図、第3図はその1部断面側面図、第4
図は第1図のA-A断面側面図、第5図はメタルの側面
図、第6図はそのB-B断面正面図、第7図は太陽歯車の
側面図、第8図はそのC-C断面正面図、第9図は苗植機
の全体側面図、第10図はその平面図である。 符号の説明 20……苗載台、28……駆動軸 29……回転ケース、31……太陽歯車 33……遊星歯車、34……旋回軸 35……移植具、35a……植付ケース 35b……室、36……植付爪 37a……押出爪、39……押出カム 42……蓋体、44……固定具
Claims (1)
- 【請求項1】複数個の遊星歯車33・33が太陽歯車31の回
りを同じような姿勢で旋回するように設けられた回転ケ
ース29を駆動軸28に固定し、各遊星歯車33・33と一体と
なって旋回する旋回軸34・34に固定した移植具35・35の
各植付爪36・36が回転ケース29の回転に伴って同じよう
な姿勢で旋回して苗載台20に載置された苗から一株分づ
つの苗を取り出して圃場に植付けるように作動する苗植
付装置において、各移植具35・35を植付爪36・36の先端
部で押出爪37a・37aを上下させる押出カム39・39が収容
される植付ケース35a・35aと該植付ケース35a・35aの側
面に着脱自在に固定されて押出カム39・39の一側方を覆
う蓋体42・42とにより構成し、該蓋体42・42を旋回軸34
・34に固定具44・44にて着脱自在に固定したことを特徴
とする苗植付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61050846A JPH06104012B2 (ja) | 1986-03-07 | 1986-03-07 | 苗植付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61050846A JPH06104012B2 (ja) | 1986-03-07 | 1986-03-07 | 苗植付装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4169144A Division JPH0811011B2 (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 移植装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62208209A JPS62208209A (ja) | 1987-09-12 |
JPH06104012B2 true JPH06104012B2 (ja) | 1994-12-21 |
Family
ID=12870088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61050846A Expired - Lifetime JPH06104012B2 (ja) | 1986-03-07 | 1986-03-07 | 苗植付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06104012B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2674500B2 (ja) * | 1994-01-28 | 1997-11-12 | 井関農機株式会社 | 苗植付装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6140829U (ja) * | 1984-08-21 | 1986-03-15 | ヤンマー農機株式会社 | 田植機の苗植装置 |
-
1986
- 1986-03-07 JP JP61050846A patent/JPH06104012B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62208209A (ja) | 1987-09-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |