JPH06103501B2 - 図面表示装置 - Google Patents

図面表示装置

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JPH06103501B2
JPH06103501B2 JP4354086A JP4354086A JPH06103501B2 JP H06103501 B2 JPH06103501 B2 JP H06103501B2 JP 4354086 A JP4354086 A JP 4354086A JP 4354086 A JP4354086 A JP 4354086A JP H06103501 B2 JPH06103501 B2 JP H06103501B2
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正樹 庄司
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株式会社明電舍
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、ホスト計算機に図形表示装置を接続して成る
図面表示装置に関するものである。
B.発明の概要 本発明は、ホスト計算機により図面情報を管理すると共
に図面情報の要求箇所を図形表示装置に表示し、模擬的
に図面情報の変更を行う機能を備えた図面表示装置にお
いて、 模擬変更時には、変更履歴を記録部に記録すると共に変
更対象の現行内容を別の名称を付して図形表示装置内の
退避領域にコピーし、現行復帰時には記録部の記録内容
を参照して、退避領域内の復帰対象を元の名称に戻すこ
とによつて、 図面情報の模擬変更処理後の現行復帰を高速に行なえる
ようにしたものである。
C.従来の技術及び 発明が解決しようとする問題点 地図は地域の自然条件や人口施設さらには人口・経済状
況などの人間の諸活動情報をも表現でき、古くから行政
の面で利用されてきた。現在も国,地方自治体,消防署
等では、地域計画,地域管理の基盤となる情報として大
いに利用している。また、電気・電話・ガスなどの公共
企業では、地域に敷設した自社施設(電力線,電話線,
ガス管)の計画,管理のために、地図上に当該施設を描
いた図面を使用している。これらの地図,施設図は紙面
に図として描かれたものであり、描かれる情報を以後図
面情報と呼ぶ。
近年、これら図面を計算機を用いて描いたり、図面情報
を計算機で処理する試みが為されている。これは米国が
先駆であり、1960年代から行なわれて来ている。このよ
うな計算機システムを図面情報処理システムと呼ぶ。現
在では、連邦・州・地方政府のほかに、電気・電話・ガ
スなどの公共企業やマーケツテイングなどの民間企業で
も利用されている。
我が国においては、米国よりも遅れて研究に着手した
が、データベース,コンピユータグラフイツクスなど、
その間の技術の発展をうまく吸収し、独自の発展をみせ
ている。今、国,地方自治体,消防署や電気・電話・ガ
スなどの公共企業体において、ようやく実用段階に達し
たと言える。
上記図面情報処理システムの特徴は、いずれも図形表示
装置を接続し、図面を表示することができるという点で
ある。ホスト計算機は図面情報を管理し、オペレータの
要求により図面の要求箇所を図形表示装置に表示するよ
う制御する。図形表示装置は、ホスト計算機からの要求
により図面の要求箇所を表示する。図面表示処理システ
ムにおいて、ホスト計算機と図形表示装置により図面を
表示する機能を実現する部分を含めたものを以後図面表
示装置と呼ぶ。
図面情報処理システムにおいては、図形表示装置に表示
された図面を中心にしてオペレータとの会話型操作によ
り処理をすすめていくことが基本的な使われ方である。
よつて、図面表示機能の応答性の良さが強く要求され
る。しかし、ホスト計算機では図面表示処理の他に様々
な汎用業務を行なうため定常負荷が大きく、ホスト計算
機での性能向上効果は期待できない。むしろ処理対象情
報の増加,高機能化の要求により定常負荷は増加する傾
向にあり、ホスト計算機における表示処理は負担となっ
て来る。したがつて、ホスト計算機の負荷を軽減し表示
処理の応答性を向上するため、図形表示装置のインテリ
ジエンス化が進む傾向がある。すなわち、図形表示のほ
とんどの機能を図形表示装置が行なうのである。以下、
第8図に示す構成での図形表示装置を詳細に説明する。
なお、以下の説明で使用する略語の定義は次の通りであ
る。
・HIF...ホスト・インターフエース。
・SB....セグメント・バツフア。
・MTX...マトリクス演算器。行列演算器。
・CLP...クリツピング器。
・DDA...デイジタル微分解析器。デイジタル・ベクタ・
ジエネレータ。
・FB....フレーム・バツフア。
・LT....ルツクアツプ・テーブル。別名カラーマツプ。
・IM....インプツト・マシン。入力装置。
・VIF...ビデオ・インターフエース。
・TB....テーブル。
・AD....アドレス。
・Pn....プレーンn。(nは0以上の整数) まず、図形表示装置2には、ホスト計算機とのデータ送
受信を行なうホスト・インターフエース(HIF)があ
る。HIFは、ホスト計算機からの各種表示指示や図形情
報を受信し表示プロセツサ(CPU)に伝える。また、ホ
スト計算機からの要求により、各種表示関連情報をCPU
から受けてホスト計算機に送信する。
SBは、記述表現(数値,記号)の図形情報を格納するメ
モリである。当該図形情報は、階層構造で管理される。
最下層は、具体的な図形実体(表示図形形状,位置座
標,表示色等)である。これらの上位には、個々の図形
実体についての各種属性(可視属性,検出属性等)情報
がある。なお、図形実体の位置座標は、管面上の画素位
置を直接示すものではなく、仮想的な大画面における座
標いわゆるワールド座標といわれるものである。
このSB内に格納する図形情報に対して、表示要求される
範囲(ワールド座標値により定まる方形の領域)の図形
情報の切り出しが行なわれる。この切り出し処理には、
表示図形の平行移動や回転変換を行なうマトリクス演算
器(MTX),CRTモニタ(CRT)に対応する表示可能な領域
をはみ出す部分を除去するクリツピング器(CLP)等が
用意されている。さらに、切り出した記述表現の図形情
報の線分を、当該表示位置座標よりそれに対応するフレ
ームバツフア(FB)上のビツトのON/OFF情報に展開する
デイジタル微分解析器(DDA)が用意される。
FBは、CRTの管面の各画素に1対1に対応するビツトを
少なくとも管面の画素数に対応する程度に持つメモリで
ある。カラー表示では、複数枚のメモリ・プレーンを有
し、各プレーンにおいて同一画素に対応するビツトの集
合を並べて列データとするものを当該ビツトに対応する
画素の色コードとしている。さらに、近年では、色コー
ドを予め格納しておくルツクアツプテーブル(LT),別
名カラーマツプを有し、前記のビツトの列データをアド
レスとし、LTにおける当該アドレスの内容を読み出し、
対応画素の色コードとする図形表示装置が主流になつて
いる。このような図形表示装置では、重合わせ優先表示
が可能となる。すなわち、まずFBの各プレーンについて
優先順位を定め、同様に表示させたい各図形について重
合わせた時にどれを優先させて表示するかを示す優先順
位を定めておく。つぎに、各LTアドレスについてそのビ
ツト内容がオンになつているビツトに対応するプレーン
の組み合わせの中で最優先順位のプレーンに展開する図
形の表示色コードを当該アドレスのLT部分に格納してお
く。そして、SBから表示範囲の図形を切り出し、各図形
をその優先順位に対応するFBのプレーンにビツト展開す
る。一方、各プレーンにおけるいくつかの図形が重なつ
た場合その重なつた部分の画素に対応するビツト列をア
ドレスとしてLTが参照されるが、当該アドレス部にはア
ドレスの「オン」ビツトに対応するプレーンの図形集合
が重なつた場合の最優先表示図形の色コードが予め格納
されているので、重合わせ優先表示が実現される。第10
図において説明する。表示図形●,▲,■があり、重合
わせ優先表示の優先順位も高いほうからこの順とする。
またその表示色は、赤,緑,青とする。FBのプレーンの
優先順位は、高い方からP2,P1,P0の順とする。表示図形
●,▲,■は、それぞれP2,P1,P0にビツト展開するもの
とする。FBの各プレーンから読み出された1つの画素に
対応するビツトの集合は、高位からP2,P1,P0の順に並べ
られ、LTの参照アドレスとなるものとする。下記に各画
素において図形の重なる組み合わせとそれに対応するLT
参照アドレスと当該アドレスのLT内容を示す。(アドレ
スのビツト内容が×の箇所は、0/1どちらでもよいこと
を表わす。) <図形重なり組み合わせ> <LT参照アドレス> <LT内容> 1.●,▲,■ 1×× 赤 2.●,▲ 同上 同上 3.● 同上 同上 4. ▲,■ 01× 緑 5. ▲ 同上 同上 6. ■ 001 青 7.重なりなし 000 背景色 また、図にも図形重なり組み合わせを示す。線分に囲ま
れた面に記載されている数字は、上記の図形重なり組み
合わせに付けられた番号である。以上により管面に表示
される画面は、図のとおりである。
LTは、R,G,Bの基本3原色についての輝度を格納してお
くテーブルである。各アドレスに格納されたR,G,Bの各
輝度色の合成により、固有の色が表現される。
ビデオインターフエース(VIF)は、FBの内容を読み出
して各画素に対応するビツト列をアドレスとしそれによ
りLTの色コードを読み出してCRTへのビデオ信号(R,G,
B,セパレート,コンポジツト)を発生させること、およ
びCRTへの同期信号(垂直同期信号:VD,水平同期信号:H
D)を発生させることを行なう。これらの動作は、CPUの
制御からは独立し、常に高速かつサイクリツクに実行し
ている。ビデオ信号発生までのメカニズムを第10図を用
いて説明する。VIFは、FBの各プレーンに対しある画素
に対応するビツトのアドレス(FBAD)を発生させる。こ
れにより読み出されたビツト内容は、各々定められた位
置に並べられてLT参照アドレスが作成される。このLT参
照アドレスにより該当するLTの内容をR,G,B単位に読み
出す。読み出された内容をD−A変換器に送る。ここで
D−A変換され、各々R,G,Bビデオ信号を発生する。以
上の処理を画素の並び順に次々に行なうのである。これ
らは超高速かつサイクリツクに実行されるので、人間の
見た目には、残像現象にも助けられて1枚の画面として
見えるのである。
CRTは、ラスタスキヤン表示方式によりリフレツシユ描
画を行なうものである。すなわち、各画素についてのR,
G,Bビデオ信号をうけて、それに対応する強さの電子ビ
ームを蛍光面の画素位置に放射し、各輝度で発光するR,
G,Bの蛍光点の色の合成により様々な色を表示する。ま
た、画素の指定すなわちビームの放射位置は、水平同期
信号,垂直同期信号により制御する。すなわち、画面上
の左上から横方向に電子ビームを走査し、順次右下まで
必要な本数の走査線を1秒間に30〜60回作るのである。
30〜60回という数値は、垂直走査周波数(リフレツシユ
・レート)と呼ばれ、一般的には、ちらつきを生じない
範囲で下限に近い数値が設定される。
CPUは、ホスト計算機やIMからの入力情報を解析し実行
するものである。ただし、具体的な処理は各専用処理器
(MTX,CLP,VIF等)がほとんど行ない、実際にはそれら
の制御を行なうことが多い。
入力装置(IM)は、オペレータから図形表示装置に対す
る各種情報の入力操作を行なうものである。用途に応じ
て多種多用なものがある。標準的には、キーボードがあ
る。座標値を入力する装置としては、デイジタイザ,タ
ブレツト等がある。また、管面上で図形やカーソルを移
動させるものとしては、ジヨイステイツク,トラツクボ
ール等がある。
さて、前記ホスト計算機と図形表示装置とで構成する図
面表示装置において、図面情報はホスト計算機で管理し
ていることは前述した。これは、計算機内に仮想的な連
続する大図面を持つていると考えることができる。従来
の方式では、オペレータからの表示要求があると、ホス
ト計算機は仮想大図面における要求箇所の図面情報を切
り出し図形表示装置に送信する。それを受信した図形表
示装置では、図面情報の各図形要素をセグメントという
形式でSBに格納し、それをFBにビツト展開して管面に表
示する。この方式では、ホスト計算機と図形表示装置と
の間の大量情報の伝送処理および図形表示装置内のセグ
メントの登録処理にかなり時間を要し、表示要求から管
面への表示までに長時間かかる。前述の通り図面表示装
置では応答性の良さが最大要求事項であり、この方式で
は問題であつた。
最近、大容量(4MB程度)のSBを有する図形表示装置を
使用して図面表示装置を構成し、ホスト計算機で管理す
る全図面情報に対応する図形情報を立ち上げ時にSBにす
べて登録し、運用時には、表示要求があるとホスト計算
機では表示範囲のみの指示を図形表示装置に与え、図形
表示装置ではSB内の全図面対応の図形情報のうち要求範
囲の図形情報を切り出してFBにビツト展開し表示すると
いう方式が開発されている。これは、表示要求時に伝送
情報量もわずかであり、セグメントの登録処理も不要で
あるので、高速に任意の図面箇所を表示できる。極めて
応答性の良い図面表示装置を実現している。
さて、近年図面情報処理システムでは、実用上目で見な
がら模擬的に図面情報の変更を行なう機能が望まれてい
る。すなわち、図面情報を図面表示装置で目視確認しな
がら変更し、再び元に戻すという機能である。言うなれ
ば、図面情報変更描画シミユレーシヨンである。例え
ば、地方自治体において、あらたに道路や水道,公共物
の新設,撤去等の計画を図面上で行なうような場合。同
様に、電力会社,電話会社,ガス会社において、電力
線,電話線,ガス管の新設,撤去等の計画を図面上で行
なうような場合。図面表示装置において、実際に道路,
水道,公共物や電力線,電話線,ガス管等が新設された
り撤去されたりする様子を表示して見せる。当該模擬を
やめたならば、元の図面情報に戻し、現行の図面を表示
できるようにするものである。
上記機能において、当然のことながら図面変更処理の応
答性の良さが要求されるが、それ以上に模擬をやめた後
元の図面情報に戻しそれを表示できる機能に応答性が要
求される。なぜならば、現行の図面にもとづいて行なわ
れる各種業務のほうが現実にさしせまつた問題であり、
模擬を実行しているいつ何時であろうと必要が発生した
ならば現行図面を表示できなくてはならないからであ
る。例えば、電力会社において所轄の電力線に事故が発
生した場合、現行図面を表示して当該事故区域を把握し
すみやかに事故復旧操作を実行しなければならない。同
様に、消防署において所轄地域に火災が発生した場合、
現行図面を表示して火災発生区域を把握しすみやかに現
場に急行し消火活動を実行しなければならない。また、
このような緊急性のない場合であつても、現行の図面情
報にもとづき実行される業務は優先される。現行図面の
使用頻度も高い。よつて、模擬の実行中であつても、素
早く元に戻すことが要求されるのである。以後、模擬的
に変更した図面情報を元に戻すことを現行復帰と呼ぶ。
この模擬変更処理において、ホスト計算機内で管理する
現行の図面情報について、本物のデータを変更してしま
うのはデータ保護の見地から問題がある。例えば、ホス
ト計算機が模擬変更処理中にダウンして、現行の図面情
報が変更されたままの内容となつてしまうような場合が
考えられる。よつて模擬変更する場合には、最初に本物
の(現行)の図面情報を記憶装置内の別の領域にコピー
し、当該のコピーした図面情報に対して模擬変更処理を
行なうという方法が考えられる。模擬変更処理中には、
本物の図面情報に対しての操作は一切行なわれないの
で、完全なデータ保護が確立している。また、この方式
では現行復帰の際には、模擬の図面情報はそのまま廃棄
してしまうだけでよく、データ操作は不要で、瞬時に復
帰できる。よつて、ホスト計算機の処理についての応答
性は大変良い。
ところが、全図面情報(図形情報の形式)を格納してい
る図形表示装置において、所記方式を採用するには問題
がある。すなわち、図面情報を格納する図形表示装置の
記憶領域(SB)がそれほど大きくなく、現行の図面情報
と模擬の図面情報の両方を格納する領域を確保できない
からである。
図形表示装置の記憶装置はICメモリであり、現段階では
超大容量のものを実装するには技術的に困難が伴うし、
また、高価になる。これに対しホスト計算機は、デイス
ク等の補助記憶装置や仮想記憶機構を利用することによ
り実用上無限と言つてもよい記憶領域を持つことができ
る。
よつて、ホスト計算機では模擬の図面情報において模擬
変更処理を実行するが、図形表示装置では現行の図面情
報を直接変更するという方法しかない。こうすると、現
行復帰の際、ホスト計算機側の復帰処理は瞬時に実行で
きても、図形表示装置では実際に現行の図面情報を変更
されてしまつているので簡単に復帰はできない。図形表
示装置における図面情報を現行のものに戻すには、シス
テム立ち上げ時と同様にホスト計算機で管理している現
行の全図面情報をセグメント登録しなおさなければなら
ない。しかし、これでは大量の情報の伝送処理とセグメ
ント登録処理に長時間を要し、現行復帰の応答性が極め
て悪いものとなる。
このような問題点を解決するために本発明者は次のよう
な方式を検討した。即ち現行運用時にはホスト計算機は
現行の図面情報を処理対象とするが、模擬変更処理開始
時にはホスト計算機内に別途設けた領域に現行図面情報
を格納して、これをホスト計算機の処理対象とする。そ
して模擬変更時には、図形表示装置内の図面情報の変更
履歴を例えばホスト計算機に設けた記録部に記録し、現
行復帰時には記録部の記録内容を参照して、変更した部
分のみ現行の図面情報に戻すようにする。この方式によ
れば、図面情報のすべてを再びセグメント登録しなおす
ことに比べ、無駄な伝送処理,セグメント登録処理がな
く、効率良く極めて短時間で現行復帰することができ
る。
ところでこの方式は、同一セグメントについての変更回
数が多い場合には、変更履歴はそれに対応して逐一記録
されていくが、現行復帰時には、記録された順序と逆の
順序で変更履歴の戻し操作が行なわれるから、記録部の
変更履歴の量が増えるにつれて復帰処理が遅くなる。そ
こで、このような場合にも対応するため、上記の方式を
一歩進めて、記録部の記録については、現時点の模擬図
面と現行図面との相違についてのみ記録するという方式
を検討している。しかしながらこの方法による現行復帰
では、復帰対象セグメントの変更種別が「置換」,「削
除」の場合、記録部内の変更履歴の現行内容に戻すため
にそれらを参照して当該セグメントについて置換,登録
の操作を行なう。(変更種別「新設」のセグメントは
「削除」の操作を行なう。)この操作はセグメント・ID
Bの全内容、例えば形状,位置座標,色等について再度
逐一指定して行なわなければならない。標準的な図形表
示装置のセグメント・IDB操作命令では、そのようなも
のが多い。よつて、図形表示装置に対する伝送情報量
(セグメント・IDB操作命令)が多く、かなり伝送時間
を要する。また、図形表示装置内のセグメント・IDB操
作処理が多く、かなり処理時間を要する。したがつて、
現行復帰処理を高速に行なうための障害となる。
本発明はこのような事情のもとになされたものであり、
既に検討している方式を更に進めることによつて、現行
復帰処理をより一層高速に行なうことのできる図面表示
装置を提供することを目的とするものである。
D.問題点を解決するための手段及び作用 本発明は、ホスト計算機が処理対象としている図面情報
を図形表示装置の図面情報格納領域内にセグメント登録
し、ホスト計算機から指示された表示範囲の図形情報を
前記格納領域内の図面情報より切り出して管面に表示す
る図面表示装置において、 前記ホスト計算機に、現行図面情報格納領域と、この格
納領域内の現行図面情報が模擬用図面情報としてコピー
される模擬用図面情報格納領域とを設け、 図形表示装置に、模擬変更時に変更対象となる図形情報
単位に係る現行図面内容を退避図形情報単位名称を付し
てコピーする退避領域を設け、 前記模擬用図面情報についての変更履歴を記録し、変更
種別と変更対象の図形情報単位の名称と当該図形情報単
位についての前記退避図形情報単位名称とを記録内容と
する記録部を設け、 前記模擬用図面情報格納領域内の図面情報は、模擬変更
要求に応じて変更処理されると共に、模擬変更処理時に
ホスト計算機の処理対象とされ、 現行復帰時には前記記録部の記録内容を参照して、前記
退避領域における復帰対象の図形情報単位の退避図形情
報単位名称を元の図形情報単位名称に戻すと共に、図面
情報格納領域における復帰対象の図形情報単位を削除す
るようにしたものである。
E.実施例 (1)全体構成 第1図は本発明の実施例の全体構成を示す構成図であ
り、この実施例では、ホスト計算機1に、現行図面情報
を常時格納し実際の運用に用いる現行図面情報格納領域
3と、模擬変更時に使用する模擬用図面情報格納領域4
と、模擬変更時に図形表示装置2内の図面情報に対し変
更操作を行なつた際の履歴を記録しておく記録部6(以
後これをログという。)と、このログ6の記録内容につ
いて記録処理を行なう記録処理部7とを設ける。
そして図形表示装置2のSB5に、図面情報格納領域8と
退避領域9とを設ける。図面情報格納領域8はホスト計
算機の処理対象となる図面情報を格納するためのもので
あり、ホスト計算機1が現行業務処理を行なう場合には
現行図面情報を格納し、模擬変更処理を行なう場合に模
擬用図面情報を格納する。退避領域9は、模擬変更時に
変更された図形情報セグメントの現行図面を、図面情報
格納領域8にて付された当該セグメント名称とは別名称
を付して存在する。以下では退避領域9に格納された図
形情報セグメントを退避セグメントと称する。退避セグ
メントの可視属性は不可視としておく。なぜならば退避
セグメントと言つても図面情報セグメントと同一のSB内
に存在し、その退避セグメントの内容は図面を構成する
セグメント内容(図面においてシンボル等として位置す
るもの)なので、FB展開時の図面情報切り出しの対象と
なる。すなわち、模擬変更処理時に現行図面内容である
退避セグメントも表示されてしまう。これでは模擬変更
にならないので、退避セグメントの可視属性を不可視と
しておくのである。(可視属性が不可視のセグメントは
FBにビツト展開する対象とはならない。)要するに退避
領域とは、図形表示装置内のメモリ上の連続したアドレ
ス空間を示すものではなく、退避セグメントの集合を示
すものである。ただ管理上の便宜から退避セグメント名
称は連続したものとす場合例えば番号である場合が多
い。
(2)ログ管理内容及び記録処理部の機能 ログ6に管理する各セグメント単位の変更履歴1レコー
ドの内容は、変更種別,当該セグメント名称,退避セグ
メント名称である。
変更種別とは、現時点の模擬図面と現行図面とで異なる
セグメントに関しての相違の種別であり、置換,新設,
削除の3種類とする。置換とは、当該セグメントの内
容、例えば形状,色,位置座標等が現行のものから変え
られているということである。新設とは、当該セグメン
トは現行図面に存在せず、現時点の模擬図面に新たに登
録されているものであることを示す。削除とは、当該セ
グメントは現行図面に存在するが、現時点の模擬図面か
ら削除されていることを示す。
セグメント名称とは、上記変更の対象となつているセグ
メントの名称である。すなわち、置換,新設,削除され
たセグメントの名称である。置換,削除の対象となつて
いるセグメントは現行図面において存在するものなの
で、当該セグメント名称は既存のものである。新設の対
象となつているセグメントは現行図面に存在しないもの
なので、当該セグメント名称は新規に登録するが、図面
やログに存在するものとは区別できるよう固有のものと
する。
退避セグメント名称とは、当該変更対象のセグメントの
現行図面における内容と同一内容のセグメントの名称で
ある。もちろん当該セグメント名称とは別名である。さ
て、変更履歴の目的は模擬変更された図面を現行図面に
戻すことであり、そのためには変更前の現行図面の内容
が必要である。しかし、模擬図面においては変更により
セグメントの現行内容は失われてしまう。よつて、現行
図面内容を退避セグメントとして図形表示装置内に保存
しておくのである。変更種別が「置換」,「削除」の場
合、退避セグメントは置換,削除された当該セグメント
の現行図面における内容である。変更種別が「新設」の
場合、当該セグメントは現行図面には存在しないので、
退避セグメントも存在しない。
前記記録処理部7は次のような機能を有する。即ち、ま
ず、あるセグメントに対し変更がなされた場合、当該セ
グメントに関するなんらかの変更履歴が既にログ6に記
録されているかどうか検索する。その結果により以下の
ように処理する。
a.未記録の場合 当該セグメントについての履歴を当該変更に従つてその
ままログ6に記録する。
b.記録済みの場合 当該セグメントに関して記録されている変更履歴の変更
種別をチエツクし、それと当該変更種別の組み合わせに
より以下のように処理が異なる。
ア.記録済みの変更種別が「置換」である場合 当該変更が「置換」である場合何もしない。すなわち、
記録済みの変更種別が「置換」であるので、当該セグメ
ントは現行図面と現時点の模擬図面との両方に存在する
ものである。そのセグメント内容をさらに変えても、や
はり現時点の模擬図面には存在する。ただ現行図面と比
べて内容が異なるのみである。よつて、変更種別はやは
り「置換」であり、記録済みの変更履歴と同一である。
当該変更が「削除」である場合記録済みの変更種別を
「削除」とする。すなわち、記録済みの変更種別が「置
換」であるので、当該セグメントは現行図面において存
在するものである。今当該セグメントが模擬図面から削
除されたならば、当該セグメントに関して現時点の模擬
図面と現行図面との相違は、当該セグメントが現行図面
には存在するが模擬図面には存在しないということであ
る。すなわち、変更種別が「削除」ということである。
よつて、当該セグメントに関する記録済みの変更種別を
「置換」から「削除」に更新する。
当該変更が「新設」であるという場合は論理的に存在し
ない。すなわち、上記のとおり当該セグメントは現行図
面に存在するものである。そのようなものについて「新
設」ということはありえない。逆に言えば、そのような
変更処理は認めない。
イ.記録済みの変更種別が「削除」である場合 いかなる変更もありえない。この場合、この時点の模擬
図面には当該セグメントが存在しない。よつて、存在し
ないセグメントを指定して変更するということはありえ
ない。逆に言えば存在しないセグメントを指定すること
を認めない。また、当該変更が「新設」であつても、新
規セグメント名称は前述のとおり図面やログ6に存在す
るセグメント名称は使用できないようにしている。
ウ.記録済みの変更種別が「新設」である場合 当該変更が「置換」である場合何もしない。なぜなら
ば、現時点の模擬図面において、当該セグメントは当該
「置換」により内容は変えられるが存在し続ける。しか
し、当該セグメントは、元々新設されたものであるの
で、現行図面においては存在しない。よつて、当該セグ
メントに関して現時点の模擬図面と現行図面との相違
は、やはり「新設」のままである。よつて記録済みの変
更履歴はそのままでよいのである。
当該変更が「削除」である場合、ログ6から当該変更履
歴を抹消する。なぜならば、現時点の模擬図面におい
て、当該セグメントは削除され存在しなくなる。しか
し、当該セグメントは元々新設されたものであるので、
現行図面においては存在しない。すなわち、当該セグメ
ントは現時点の模擬図面にも現行図面にも存在しないと
いうことになる。よつて、現時点の模擬図面と現行図面
との相違もないということになる。よつて、当該セグメ
ントについての変更履歴は必要ないので、ログ6から抹
消するのである。
当該変更が「新設」であることはありえない。なぜなら
ば、当該セグメントは元々新設されたものであるので、
それに対してさらに新設するということは論理的におか
しい。よつて、このような変更は認めない。
以上のログ更新方法を次表にまとめる。
登録…ログに新たに当該履歴を記録すること。
更新…既に記録済みの変更種別を当該のものに更新する
こと。
履歴抹消…履歴そのものをログから抹消すること。
―…何もしないこと。
―――…このような場合はありえないこと。
以上のように記録内容を管理すれば、特定セグメントに
対して複数回の変更があつたとしても変更履歴は1レコ
ードより多くなることはない(1レコードか変更履歴無
し。)から、後述する本発明の効果に加えて、多数回変
更されたセグメントであつてもその変更回数に影響する
ことなく1回以下の戻し処理で現行復帰できるという利
点が得られる。
ここで図面情報とログ内容の一部との対応の一例を第2
図に示すと、本図面は住宅地図であり、家のシンボルを
1セグメントで表現している。模擬変更処理を進めてい
つた時の図形表示装置の図面情報とログ内容の変化を
〜までに表わしている。下記にその説明をする。○内
数字は図と対応する。
現行図面情報である。Seg.Bの家のみ存在する。ログ
には当然何も記録されていない。
1軒の家が新設されSeg.Aとして図面情報に新規登録
された。ログには当該セグメントに関する変更履歴がな
いので、当該変更履歴を新たにログに記録している。
また、Seg.Bの家の形状が変えられた。ログには当該セ
グメントに関する変更履歴がないので、当該変更履歴を
新たにログに記録している。ログは図のとおりである。
Seg.Aの位置座標と形状が変えられた。当該変更種別
は「置換」である。ログには当該セグメントに関する変
更履歴が記録済みであり、その変更種別は「新設」であ
る。よつて、前記ログ更新方法にしたがつて、ログ操作
は一切行なわない。
また、Seg.Bが削除された。当該変更種別は「削除」で
ある。ログには当該セグメントに関する変更履歴が記録
済みであり、その変更種別は「置換」である。よつて、
前記ログ更新方法に従つて、当該記録済み変更履歴の変
更種別を「削除」に更新している。
(3)作用 次に上述の装置の作用について述べる。先ず現行運用時
にはホスト計算機1は現行図面情報格納領域3内の現行
図面情報を処理対象とし、これを用いて各種処理を行な
う。そして模擬変更処理を開始する場合には、ホスト計
算機1は現行図面情報を模擬用図面情報格納領域4にコ
ピーし、模擬用図面情報を処理対象とする。
そして模擬変更処理を行なうために、まず、あるセグメ
ント(Seg.I)に対し変更が要求された場合、当該セグ
メントに関するなんらかの変更履歴が既にログに記録さ
れているかどうか検索する。その結果により以下のよう
に処理する。
a.記録なし―初期変更できる場合(第3図参照) ホスト計算機内の模擬図面を要求通り変更する。
図形表示装置SB内図面情報格納領域8の当該変更対象Se
g.Iの内容を退避領域9に名称をSeg.Jとしてコピーす
る。このSeg.JがSeg.Iの現行図面内容を保存しておく退
避セグメントである。ただし、これは、Seg.Iが「新
設」である場合は除く。(「新設」であるならば現行図
面には存在しないものであるから。)つぎに、Seg.Iに
ついて要求通り変更する。すなわち、「新設」ならばSe
g.Iを新設し、「置換」ならばSeg.Iを置換し、「削除」
ならばSeg.Iを削除するのである。
ログ6には当該の変更種別[置換/新設/削除],当該
セグメント名称[Seg.I],退避セグメント名称[Seg.
J]を記録する。前述のとおり、Seg.Iが新設の場合、退
避セグメント名称は「なし」である。
ログ6に当該の変更種別,セグメント名称,退避セグメ
ント名称を記録する。
b.記録あり―2回目以降変更時(第4図(ア)〜(ウ)
参照) 記録済み変更種別と当該変更種別の組み合わせにより以
下のように処理が異なる。なお、以下の組み合わせ以外
は論理的におかしいので認めないものとする。
ア.記録済み変更種別が「新設」また「置換」で当該変
更種別が「置換」の場合(第4図(ア)参照) ホスト計算機1内の模擬図面情報を要求通り置換する。
図形表示装置内図面情報のSeg.Iの内容を置換する。
ログ操作は行なわない。すなわち、Seg.Iの記録済み変
更種別が「新設」ならば、Seg.Iは元々現行図面には存
在しない。当該セグメントの内容を置換により変えてし
まつても、やはり模擬図面には存在する。現行図面に対
する当該変更後の模擬図面との相違は、やなりSeg.Iの
「新設」であり、ログ6の内容はそのままでよい。ま
た、Seg.Iの記録済み変更種別が「置換」ならば、Seg.I
にさらに当該置換を加えても、現行図面と模擬図面との
相違はやはりSeg.Iの「置換」である。また、Seg.Iの現
行図面における内容はSeg.Jとして退避済みである。よ
つてログ操作は不要である。
イ.記録済み変更種別が「置換」で当該変更種別が「削
除」である場合(第4図(イ)参照) ホスト計算機1内の模擬図面情報を要求通り削除する。
図形表示装置内図面情報のSeg.Iの内容を削除する。
当該ログ6の変更種別を「置換」から「削除」に更新す
る。すなわち、Seg.Iは、記録済み変更種別が「置換」
であるので、元々現行図面に存在するものである。それ
を当該変更により模擬図面から削除してしまうと、現行
図面に対する現時点の模擬図面の相違はSeg.Iの「削
除」である。よつて、ログ6の当該セグメントの変更種
別を「削除」に更新するのである。なお、Seg.Iの現行
図面における内容はSeg.Jとして既に退避済みであり、
これに対する操作も不要である。
ウ.記録済み変更種別が「新設」であり当該変更種別が
「削除」である場合(第4図(ウ)参照) ホスト計算機1内の模擬図面情報を要求通り削除する。
図形表示装置内図面情報のSeg.Iの内容を削除する。
当該ログ6の変更履歴を抹消する。すなわち、Seg.Iは
元々新設されたものであるので現行図面には存在しな
い。当該変更によりSeg.Iは模擬図面から削除される。
よつて、Seg.Iは現行図面にも現時点の模擬図面にも存
在しないということになり、両図面の相違はない。した
がつてログからSeg.Iに関する変更履歴を除かなければ
ならない。なお、新設であるSeg.Iに対する退避セグメ
ントは元々存在しないので、それに関する操作は不要で
ある。
次に現行復帰処理を行なう場合には、ログ6に記録され
ている変更履歴を参照し図形表示装置内の図面情報を現
行内容に戻す処理を行なう。記録済み変更種別により以
下のように異なる。
a.記録済み変更種別が「置換」である場合(第5図参
照) 当該Seg.Iを図形表示装置内図面情報格納領域8から削
除する。つぎに当該Seg.Iの退避Seg.JをSeg.Iとしてリ
ネームする。即ち、Seg.Jの名称をSeg.Iに変更する。こ
のSeg.Iの可視属性は可視としておく。
以上は、「置換」により現行内容とは変わっている現時
点のSeg.Iを削除し、Seg.Iの元(現行)の内容を持つて
いる退避Seg.Jを名称変更してSeg.Iとして再現するので
ある。
b.記録済み変更種別が「新設」である場合(第6図参
照) 当該Seg.Iを図形表示装置内図面情報格納領域8から削
除する。
これは、Seg.Iは「新設」であり元々現行図面には存在
しないものなので、Seg.Iを削除するだけで当該セグメ
ントに関しては現行図面内容に戻るのである。
c.記録済み変更種別が「削除」である場合(第7図参
照) 当該Seg.Iの退避セグメントSeg.JをSeg.Iとしてリネー
ムする。
これは、Seg.Iが現行図面には存在し現時点の模擬図面
には存在しないものなので、Seg.Iの元(現行)の内容
を持つている退避Seg.Jを名称変更してSeg.Iとして再現
するだけで、当該セグメントに関しては現行図面内容に
戻るのである。
さて、上記の現行復帰において当該セグメントが記録済
み変更種別「置換」,「削除」である場合リネームによ
り現行内容に戻している。従つて、ホスト計算機から図
形表示装置へのセグメント内容に関する伝送処理および
図形表示装置内におけるセグメント登録操作がなく、リ
ネーム命令の伝送およびリネーム(セグメントの名称変
更)のみが行なわれるため、戻し処理時間が格段に短く
て済む。
以上においてログ6の管理及び退避領域9における名称
変更については、図形情報単位としてセグメント単位を
例にとつて述べたが、セグメント単位で行なう代りにID
B単位あるいはセグメントより大きな図形情報単位で行
なつてもよい。
F.発明の効果 以上のように本発明によれば、模擬変更時には、変更履
歴を記録部に記録すると共に変更対象の現行内容を別の
名称を付して図形表示装置内の退避領域にコピーし、現
行復帰時には記録部の記録内容を参照して、退避領域内
の復帰対象を元の名称に戻すと共に、図形表示装置内の
図面情報格納領域における復帰対象の図形情報単位を削
除するようにしているから、復帰対象の図形情報単位が
多数あつても、図形表示装置への伝送処理および図形表
示装置内でのセグメント操作が格段に少なく、従つて模
擬変更処理後の現行復帰を非常に高速に行なうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の全体構成を示す構成図、第2図は図面
情報と記録部の内容との対応を示す対応図、第3図及び
第4図(ア)〜(ウ)は各々模擬変更処理の様子を示す
説明図、第5図〜第7図は各々現行復帰処理の様子を示
す説明図、第8図は図形表示装置の全体構成を示すブロ
ツク図、第9図は図形重合わせの様子を示す説明図、第
10図はビデオ信号発生のメカニズムを示すブロツク図で
ある。 1…ホスト計算機、2…図形表示装置、3…現行図面情
報格納領域、4…模擬用図面情報格納領域、5…セグメ
ントバツフア、6…記録部、7…記録処理部、8…図面
情報格納領域、9…退避領域。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホスト計算機が処理対象としている図面情
    報を図形表示装置のセグメントバッファ内の図面情報格
    納領域にセグメント登録し、ホスト計算機から指示され
    た表示範囲の図形情報を前記図面情報格納領域内の図面
    情報より切り出して管面に表示する図面表示装置におい
    て、 前記ホスト計算機に、現行図面情報格納領域と、この格
    納領域内の現行図面情報が模擬用図面情報としてコピー
    される模擬用図面情報格納領域とを設け、 前記セグメントバッファに、模擬変更時に変更対象とな
    る図形情報単位に係る現行図面内容を退避図形情報単位
    名称を付してコピーする退避領域を設け、 更に前記ホスト計算機に、前記模擬用図面情報について
    の変更履歴を記録し、変更種別と変更対象の図形情報単
    位の名称と当該図形情報単位についての前記退避図形情
    報単位名称とを記録内容とする記録部と、現行復帰時に
    は前記記録部の記録内容を参照して、前記退避領域にお
    ける復帰対象の図形情報単位の退避図形情報単位名称を
    元の図形情報単位名称に戻すとともに、前記セグメント
    バッファ内の図面情報格納領域における復帰対象の図形
    情報単位を削除する記録処理部とを設け、 前記模擬用図面情報格納領域内の図面情報は、模擬変更
    要求に応じて変更処理されるとともに、模擬変更処理時
    にホスト計算機の処理対象とされることを特徴とする図
    面表示装置。
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