JPH06103501A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH06103501A
JPH06103501A JP5011439A JP1143993A JPH06103501A JP H06103501 A JPH06103501 A JP H06103501A JP 5011439 A JP5011439 A JP 5011439A JP 1143993 A JP1143993 A JP 1143993A JP H06103501 A JPH06103501 A JP H06103501A
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Toru Inoue
井上  徹
Hideki Kaneko
秀樹 金子
Takeshi Onishi
健 大西
Junichi Nose
純一 能勢
Tatsuo Yamazaki
辰男 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 間欠静止記録された磁気テープを連続的に走
行させても忠実に再生画像を得る。間欠テープ送り時
も、連続テープ送り連続記録時もトラック幅とは無関係
に任意のヘッド幅を選択する。 【構成】 ヘリカル走査方式の磁気記録再生装置におい
て、記録時に、所定期間毎のとの間欠静止記録を行な
い、再生時において、磁気テープ38の走行速度を通常再
生時のv倍とし、回転ドラム39の回転数を記録時のr倍
とするとき、 |v|≦r/N(但し、N:正の整数,v:実数,r:
正の実数) を満たす条件で再生する。連続テープ送り連続記録のト
ラックパターンが、時間軸上で記録順になるようにヘッ
ド配置とヘッド段差とを設定し、間欠送り静止記録時
は、記録情報を分割して記録を行ない、記録を行った分
のみ間欠的に磁気テープ38を走行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘリカル走査方式の磁
気記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
ディジタル信号にてディジタル記録/再生を行うディジ
タル磁気記録再生装置(以下、DVTRという)は、1
フィールドのデータを数個の磁気ヘッドで数トラックに
分割して記録を行っている。通常の連続記録モードで
は、磁気テープを連続的に走行させながら、記録を行っ
ている。また、長時間記録を行う長時間モードでは、フ
ィールド数が60フィールド/秒のNTSC信号に比べ、
フィールド数を間引きして記録を行っている。この長時
間モード時には、テープを間欠的に送り、テープが停止
し静止した状態で、1フィールドの情報を複数のヘッド
で複数のトラックとして1度に記録を行っている。この
長時間記録モードを間欠送り静止記録と称す。
【0003】図26に3チャンネル6ヘッドの場合の、ド
ラムの配置図を示す。1は第1チャンネルLアジマスヘ
ッド(以下1Lヘッド)であり、2は第2チャンネルR
アジマスヘッド(以下2Rヘッド)であり、3は第3チ
ャンネルLアジマスヘッド(以下3Lヘッド)である。
4は第1チャンネルRアジマスヘッド(以下1Rヘッ
ド)であり、5は第2チャンネルLアジマスヘッド(以
下2Lヘッド)であり、6は第3チャンネルRアジマス
ヘッド(以下3Rヘッド)である。7は回転ドラムを表
す。各磁気ヘッドは、60°間隔で回転ドラム7に取り付
けられている。
【0004】図27に各磁気ヘッドのヘッド段差を図示す
る。第1,第2,第3チャンネルヘッドは、Lアジマ
ス、Rアジマス共に段差は0μmである。そして、第1
チャンネルヘッドと第2チャンネルヘッドとの段差は、
ヘッド下端で例えば19μm存在する。第2チャンネルヘ
ッドと第3チャンネルヘッドとの段差も同様に例えば19
μm存在する。第1チャンネルヘッドと第3チャンネル
ヘッドとの段差は、38μm存在する。また、トラック幅
は19μmとする。
【0005】回転ドラム7で、間欠送り静止記録を行っ
た場合のテープパターンを図28に示す。11は1Lヘッド
1で、12は2Rヘッド2で、13は3Lヘッド3で、14は
1Rヘッド4で、15は2Lヘッド5で、16は3Rヘッド
6でそれぞれ記録したパターンである。8は磁気テープ
である。
【0006】動作について説明する。間欠送り静止記録
は、回転ドラム7が1回転する期間に、1フィールド分
の画像情報(例えば3トラック分)を静止状態の磁気テ
ープ8に記録し、そしてテープを間欠的に3トラック分
走行させる、図28において、1Lヘッド1、2Rヘッド
2、3Lヘッド3の3個のヘッドで1フィールド分の画
像情報を記録し、1Rヘッド4、2Lヘッド5、3Rヘ
ッド6の3個のヘッドで次フィールドの画像情報を記録
する。
【0007】回転ドラム7で、連続記録を行った場合の
テープパターンを図29に示す。図29において、21は1L
ヘッド1で、22は2Rヘッド2で、23は3Lヘッド3
で、24は1Rヘッド4で、25は2Lヘッド5で、26は3
Rヘッド6でそれぞれ記録したものである。
【0008】回転ドラム7で連続走行連続記録を行った
場合の動作について説明する。まず1Lヘッド1が磁気
テープ8に記録を始める。ついで60°遅れて2Rヘッド
2が記録を始める。本連続記録の走行系として、例えば
VHS規格に準拠するシステムを考える。磁気テープ8
は回転ドラム7の1回転の期間に116 μm幅のトラック
ができる距離だけ走行する。回転ドラム7が60°回転す
る期間に磁気テープ8はおよそ19μm幅のトラックがで
きる距離走行する。
【0009】図30に磁気ヘッドが磁気テープ8に突入す
る位置関係を示す。1Lヘッド1のテープ突入位置に対
して、2Rヘッド2はヘッド段差19μmとテープ走行距
離(19μmトラック幅分)との総和量だけ、1Lヘッド
1に対して磁気テープ8が走行方向と逆方向の位置にオ
フセットして磁気テープ8に突入する。つまり1Lヘッ
ド1に対して、38μmトラック幅分テープの突入位置が
磁気テープ8の走行方向とは逆にずれる。同様に3Lヘ
ッド3は、2Rヘッド2に対して38μmトラック幅分テ
ープの突入位置が磁気テープ8の走行方向とは逆にずれ
る。2Lヘッド5も1Rヘッド4に対し38μmトラック
幅分突入位置が磁気テープ8の走行方向とは逆にずれ、
3Rヘッド6も2Lヘッド5に対し38μmトラック幅分
突入位置が磁気テープ8の走行方向とは逆にずれる。ま
た、1Lヘッド1に対して回転ドラム7が1/2回転遅
れの位置にある1Rヘッド4は、1Lヘッド1との段差
が0μmなので、図29において、1Rヘッド4による記
録トラック24は1Lヘッド1の記録トラック21に対して
58μm遅れで形成される。
【0010】しかし、1Lヘッド1は3Rヘッド6に対
してヘッド段差が、図27に示すように1Lヘッド1と2
Rヘッド2とのヘッド段差の方向とは逆方向に、38μm
ついている。テープが19μmトラック幅分走行すると、
ヘッド段差との差分(19μmトラック幅分)だけ磁気テ
ープ8の走行方向に19μmずれる。つまり、テープのパ
ターン上では、図30に示すように、1Lヘッド1と3R
ヘッド6のトラックパターンの順序が逆転する。1Rヘ
ッド4も3Lヘッド3に対して同様の理由で、トラック
パターンの順序が逆転する。
【0011】以上のように、磁気テープ8上に記録する
磁気ヘッドの順序は、図20に示す磁気ヘッドの取付と回
転ドラムの回転方向とで一義的に決まり、1Lヘッド
1、2Rヘッド2、3Lヘッド3、1Rヘッド4、2L
ヘッド5、3Rヘッド6の順である。しかし、図29に示
すように、磁気テープ8上のパターンは、1Lヘッド
1、3Rヘッド6、2Rヘッド2、1Rヘッド4、3L
ヘッド3、2Lヘッド5で記録されたトラックパターン
の順序になり、時間軸上の記録順序と磁気テープ8上の
トラックパターンの順序とが異なる。つまり、1Lヘッ
ド1で記録されるトラックパターン21は、既に2Lヘッ
ド5で記録されたトラックパターン25と3Rヘッド6で
記録されたトラックパターン26との間に記録するため
に、1Lヘッド1のヘッド幅が、そのままトラックパタ
ーン21のトラック幅になる。同様の理由で、1Rヘッド
4のヘッド幅がそのままトラックパターン24のトラック
幅になる。
【0012】従来の記録方法と走行方法とは、以上のよ
うに構成されていたために、長時間記録時の間欠的に送
りテープを静止させた状態で記録を行う、間欠送り静止
記録のテープパターンのトラック順序と、連続記録を行
うときのテープを走行させて記録を行う場合のトラック
パターンの順序とが異なる。連続記録時の磁気ヘッドの
書き込み順序と磁気テープに書き込まれたトラックパタ
ーンの順序とが異なるために、既に記録されたトラック
パターン間に新たなトラックを磁気ヘッドで書き込む。
そのため、新たに書き込むトラックのヘッド幅が、トラ
ック幅以上になった場合、またはヘッド段差がばらつい
た場合は、既に書き込まれているトラックパターンを消
去する等の問題があった。また、ヘッド幅をトラック幅
よりも大きくし、トラック曲がり等の対策を行うことも
できなかった。
【0013】防犯監視用等の間欠磁気記録再生装置に要
求される条件には、長時間にわたる記録が必須であるば
かりでなく、高精細映像の記録が必要となる。このよう
な、高精細映像の記録を従来の磁気記録技術で実現する
方法として、多チャネル化による記録方式が知られてい
る。すなわち、多チャネル化により1チャネル当りの信
号帯域を小さくし、従来の磁気記録技術で広帯域な信号
の記録を実現する方式である。
【0014】上記のような高精細な映像を記録する方法
の一例として、例えば特開平3−113804号公報に従来例
として記載された、2チャネル記録方式を採用した従来
のDVTRについて図31を参照して説明する。
【0015】図31において、39は回転ドラムで、その回
転ドラム39上に記録・再生兼用の磁気ヘッド37a, 37b,
37c, 37dが装着されている。この場合、図31(b) に示す
ように磁気ヘッド37a, 37bと37c, 37dとは180 °の角度
間隔を有し、磁気ヘッド37a,37bは近接して配置され、
同様に磁気ヘッド37c, 37dは近接して配されている。磁
気ヘッド37a, 37cは同一アジマスを有し、同様に磁気ヘ
ッド37b, 37dは同一アジマスを有する。また、磁気ヘッ
ド37a, 37cと37b, 37dとは隣合うトラックからのクロス
トーク防止のために逆アジマスとなっている。なお、こ
の場合、磁気ヘッド37a, 37b, 37c, 37dを記録用磁気ヘ
ッドとなし、これらに対応した再生用磁気ヘッドをこの
2組の記録用磁気ヘッドを結ぶ直線に対し直交する方向
にしてもよい。38は磁気テープで、この場合の回転ドラ
ム39に対する巻き付け角は180 °となっている。
【0016】図31(b) は磁気ヘッド37a, 37b, 37c, 37d
の高さを示しており、同一アジマスを有する磁気ヘッド
37a, 37cは同じ高さに装着され、これらと逆アジマスを
有する磁気ヘッド37b, 37dはトラックピッチと同じ量だ
け磁気ヘッド37a, 37cに対して段差が付けられている。
この図31ではヘッド幅がトラックピッチと同じ値の場合
の例を示している。
【0017】次に図32を参照して、上記回転ヘッド37a,
37b, 37c, 37dにてディジタル情報信号を記録する方法
について説明する。図31のDVTRは、例えば1フィー
ルドのディジタル映像情報をチャネルエンコーダ(図示
せず)によって2つのディジタル映像情報に振り分けて
記録するものである。すなわち、1フィールドのディジ
タル映像情報を2チャネルに振り分けて磁気ヘッド37a,
37bに供給して、回転ドラム39が半回転する間に隣合う
トラック100, 101を形成するように記録し、次の1フィ
ールドのディジタル映像情報を2チャネルに振り分けて
磁気ヘッド37c,37dに供給して、回転ドラム39が次の半
回転する間に隣合ったトラック102, 103を形成するよう
に記録する。図中のθnは通常記録・再生時におけるト
ラック傾角で、磁気テープ38の下端とトラックとの角度
を示している。
【0018】以下に、上記のDVTRを用いて間欠記録
したときの動作について説明する。間欠記録の方法に
は、ディジタル映像情報の記録タイミングによって以下
の方法が知られている。磁気テープは図33(a) に示すよ
うに、キャプスタン(図示せず)によって加速→定速→
減速の台形波の速度パターンで間欠駆動されるが、この
速度パターンは間欠駆動制御形式によって異なる。図中
の破線106 は通常記録・再生時における磁気テープ速度
である。また、磁気ヘッドに記録電流を供給するタイミ
ングは、図で示すように、キャプスタンモータが間欠駆
動を終わって停止した直後の場合(図33(b))と、速度が
最高に達した前後の場合(図33(c))との2種類がある。
【0019】フィールド毎の間欠記録を行う様にした場
合、前者の静止記録の場合は、隣合う磁気ヘッドのヘッ
ド段差を規定のトラックピッチに設定すればよく、磁気
テープの速度パターンはラフなコントロールでよい。一
方、後者の走行記録の場合は、磁気テープの速度パター
ンを一定にする必要があり、この速度パターンが不安定
であるとトラック傾角が不確定となり、トラック曲がり
の発生は免れない。
【0020】上記に説明したような理由から、以下では
キャプスタンモータが間欠駆動を終えて停止した直後に
間欠記録をする方式(以下、間欠静止記録と記載する)
に基づき説明をする。
【0021】間欠静止記録をした磁気テープを連続走行
させて通常再生した時の動作について図34を用いて説明
する。図34において110 〜117 は間欠静止記録によって
記録されたトラックで、トラック傾角θsを有する。11
8, 119は通常再生時における磁気ヘッド37a, 37bあるい
は37c, 37dが走査する磁気ヘッド中央部の軌跡を示す。
この磁気ヘッドの軌跡はθnの傾角を有する。図34から
明らかなように間欠静止記録を行った場合のトラック傾
角θsに比べて、通常再生した時のヘッド軌跡の傾角θ
nが大きくなるので、通常再生時には図34に示す斜線を
施した部分だけしか再生されない。つまり、この場合の
再生波形のエンベロープはひし形の波形となってしま
う。このように再生波形のエンベロープがくびれた部分
では、再生信号振幅が小さいので後段の再生系ディジタ
ル信号処理部で元の信号に復号ができず、再生画像が見
苦しいものとなってしまう。
【0022】従来のDVTRは以上のように構成されて
いるので、記録時において間欠静止記録を行い、再生時
において通常再生した場合、間欠静止記録によるトラッ
クの傾角と、通常再生時における磁気ヘッドの走査する
傾角とが異なるので、通常再生時には、トラック中の一
部の再生信号の出力レベルが小さくなり、正常な再生映
像が得られないという問題があった。
【0023】従来、ビデオ信号を磁気テープにディジタ
ル記録する場合、1フィールドデータを複数のブロック
毎に分割し誤り訂正符号化して記録している。再生時は
データのブロック毎に誤りを検出して訂正する。誤りの
量が多くて訂正しきれない場合は誤り検出のみを行な
い、メモリへの書き込みを禁止して前回のデータをメモ
リより出力している。−1〜+1倍速のスロー再生では
トラック傾角とヘッドの走査角とが異なるので、2トラ
ック以上にまたがって再生走査が行われる。このため2
フィールド以上のデータが混ざって再生されて、乱れた
画面が得られる。
【0024】この不具合を解決するための手段として特
公平4−42875 号公報に開示された装置がある。図35は
この従来の装置の構成図である。51は誤り検出・訂正回
路、53は複数の1フィールドメモリ53a,53b,…53n を有
するフィールドメモリ群、54はフィールド番号・ブロッ
ク番号検出回路、55はデータセレクタ、56は1フィール
ドメモリ、57は制御用カウンタ、58は誤り訂正回路であ
る。
【0025】ディジタルデータは誤り検出・訂正回路51
へ入力され各ECC(誤り訂正) ブロック毎にエラーの
検出及び訂正が行われてフィールドメモリ群53へ記録さ
れる。スロー再生時は複数本のトラックにまたがって再
生が行われるので、フィールドメモリ群53に再生データ
を書き込み際は、フィールド番号・ブロック番号検出回
路54で各ブロック毎にフィールド番号とブロック番号と
が検出され、その結果に応じて再生すべきデータに対応
するフィールド番号の1フィールドメモリ53a,53b,…53
n に分配され各メモリへ書き込まれる。各フィールドメ
モリ53a 〜53nの内容はデータセレクタ55でフィールド
の番号順に選択して読みだされ、1フィールドメモリ56
を経て再生信号として出力される。データセレクタ55は
磁気テープの速度に合わせて切り換えられる。各フィー
ルドメモリ53a,53b,…53n には同一フィールド番号を有
する同一トラックのデータが記録されているので、複数
本のトラックにまたがって再生走査が行われても再生画
像が乱れることはない。
【0026】ところがこの方式では、誤り検出・訂正回
路51と誤り訂正回路58との2箇所に誤り訂正回路が必要
であり、フィールドメモリも複数必要であって、特殊再
生だけのためのハードウェアの規模が大きく、制御回路
も大きいという問題があった。
【0027】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、連続走行連続記録時も、間欠送り静止記録時
も、ヘッド段差がばらついたり、ヘッド幅がトラック幅
よりも大きくなった場合でも、過不足無くトラック幅を
確保できる磁気記録再生装置を提供することを目的とす
る。
【0028】本発明の他の目的は、間欠静止記録された
磁気テープを連続的に走行させても忠実に再生画像を得
ることができる磁気記録再生装置を提供することにあ
る。
【0029】本発明の更に他の目的は、ほとんど通常再
生時とかわらないハードウェア構成でスロー再生を実現
できる磁気記録再生装置を提供することにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る磁気記録
再生装置は、連続走行連続記録時にトラックパターンが
時間軸順にならぶように、磁気ヘッドを配置する。間欠
送り静止記録時には、映像情報を複数回に分割して記録
を行う記録手段と、記録トラック分だけ磁気テープを間
欠的に走行させる走行手段とを用いて、記録を行うよう
に構成する。
【0031】第2発明に係る磁気記録再生装置は、第1
発明において、間欠送り静止記録時に映像情報を複数回
に分割して記録を行うように磁気ヘッドを回転ドラム上
に均等間隔に配置し、磁気ヘッド毎に記録動作を制御す
る制御手段を備えている。
【0032】第3発明に係る磁気記録再生装置は、第1
発明において、隣合う記録ヘッド、または、隣合った記
録ヘッド及び独立記録ヘッドを回転ドラム上に配置し、
これらの記録動作を磁気ヘッド毎に制御する制御手段を
備えている。
【0033】第4発明に係る磁気記録再生装置は、記録
時に、所定期間毎の間欠静止記録を行い、再生時におい
て、回転ドラムを記録時の回転数のr(r≧N)倍で回
転させ、磁気テープを通常再生時の+1〜−1倍で連続
走行させることで、磁気ヘッドのr回の走査のうち少な
くとも1回の走査により磁気テープから1トラックに記
録されている情報を再生するように制御したものであ
る。
【0034】第5発明に係る磁気記録再生装置は、記録
時に、所定期間毎の間欠静止記録を行い、再生時におい
て、回転ドラムを記録時と同じ回転数で回転させ、磁気
テープを通常再生時の1/v倍〜−1/v倍(v≧N)
で連続走行させることで、磁気ヘッドのv回の走査のう
ち少なくとも1回の走査により磁気テープから1トラッ
クに記録されている情報を再生するように制御したもの
である。
【0035】第6発明に係る磁気記録再生装置は、記録
時に、所定期間毎の間欠静止記録を行い、再生時におい
て、磁気テープの走行速度を通常再生時のv倍とし、回
転ドラムの回転数を記録時の回転数のr倍で回転させる
とき、 |v|≦r/N (但し、N:正の整数数,v:実数,
r:正の実数) を満たす条件で再生するように制御したものである。
【0036】第7発明に係る磁気記録再生装置は、誤り
訂正符号の各部分符号であるC1符号語単位にID番号
を付け、そのID番号を読み取ることにより、再生され
た情報を記憶するメモリにおける書き込みアドレスを発
生し、再生すべき情報をメモリ内にて合成するようにし
たものである。
【0037】
【作用】第1発明の磁気記録再生装置では、連続走行連
続記録のトラックパターンが、時間軸上で記録順になる
ように、磁気ヘッド配置を設定すると共に、間欠送り静
止記録時は、記録情報を分割して記録を行い、記録を行
ったトラック分のみ間欠的に磁気テープを送り、フィー
ルド情報を記録する。
【0038】第2発明の磁気記録再生装置では、回転ド
ラム上の磁気ヘッド配置を均等間隔に設定し、間欠送り
静止記録時に、磁気テープに1トラックずつ記録を行
い、1トラックずつ間欠的に磁気テープ送りを行う。磁
気ヘッド段差は、連続送り連続記録時にトラックパター
ンが時間軸上で記録順になるように設定する。
【0039】第3発明の磁気記録再生装置では、回転ド
ラム上に隣合う磁気ヘッドと独立磁気ヘッドとを配置
し、間欠送り静止記録時は、隣合った磁気ヘッドの記録
時は、隣合った磁気ヘッドのチャンネル数と同等のトラ
ック数記録を行い、隣合った磁気ヘッドのチャンネル数
と同等のトラック数間欠的にテープを送る。独立磁気ヘ
ッドの記録時は、1トラックのみ記録を行い、1トラッ
クのみ磁気テープを送る。また連続送り連続記録時にト
ラックパターンが時間軸上で記録順になるように磁気ヘ
ッドは配置する。
【0040】第4発明の磁気記録再生装置では、記録時
に、所定期間毎の間欠静止記録を行い、再生時におい
て、回転ドラムを記録時の回転数のr(r≧N)倍で回
転させ、磁気テープを通常再生時の+1〜−1倍で連続
走行させることで磁気ヘッドのr回の走査のうち少なく
とも1回の走査により磁気テープから1トラックに記録
されている情報を再生することができるので、記録トラ
ック中のほぼ全情報が得られて元の画像に忠実な再生画
像が得られる。
【0041】第5発明の磁気記録再生装置では、記録時
に、所定期間毎の間欠静止記録を行いい、再生時におい
て、回転ドラムを記録時と同じ回転数で回転させ、磁気
テープを通常再生時の1/v倍〜−1/v倍(v≧N)
で連続走行させることで、磁気ヘッドのv回の走査のう
ち少なくとも1回の走査により磁気テープから1トラッ
クに記録されている情報を再生することができるので、
記録トラック中のほぼ全情報が得られて元の画像に忠実
な再生画像が得られる。
【0042】第6発明の磁気記録再生装置では、記録時
に、所定期間毎の間欠静止記録を行い、再生時におい
て、磁気テープの走行速度を通常再生時のv倍とし、回
転ドラムの回転数を記録時の回転数のr倍で回転させる
とき、 |v|≦r/N (但し、N:正の整数,v:実数,
r:正の実数) を満たす条件で再生することができるので、記録トラッ
ク中のほぼ全情報が得られて元の画像に忠実な再生画像
が得られる。
【0043】第7発明の磁気記録再生装置では、ID番
号に応じたタイミングに合わせてメモリへ再生する情報
を書き込みようにしたので、誤り訂正は通常再生と同じ
く一度実行するだけでよく、複数個のフィールドメモリ
も不要となる。
【0044】
【実施例】以下、本発明の実施例について具体的に説明
する。
【0045】実施例1.回転ドラム上のヘッド配置は、
図4に図示するように従来例の図26と同様である。図1
は本発明の実施例1の回転ドラム上のヘッド段差を表す
図である。図1において、1Lヘッド1、2Rヘッド
2、3Lヘッド3、1Rヘッド4、2Lヘッド5、3R
ヘッド6共に全て、ヘッド段差は、0μmである。
【0046】次に、図1のヘッド段差にて図26の回転ド
ラムで連続記録を行う動作を説明する。テープ走行系
は、VHS規格に準拠するものとする。磁気テープは回
転ドラムの1回転の期間に116 μm幅のトラックができ
る距離走行する。回転ドラムが60°回転する期間に磁気
テープはおよそ19μm幅のトラックができる距離走行す
る。回転ドラム上に取り付けられた磁気ヘッドは60°間
隔で、図1に示すようにヘッド段差0μmに取り付けら
れている。図3は、回転ドラムで磁気テープ8に記録を
行っている状況を示す。例えば、3Rヘッド6が磁気テ
ープ8に突入してから、1Lヘッド1が磁気テープ8に
突入するまでに回転ドラムは60°回転し、磁気テープ8
は19μmトラック幅の分だけ進行方向に走行する。その
ために1Lヘッド1が磁気テープ8に突入する位置は、
3Rヘッド6が磁気テープ8に突入した位置より、磁気
テープ8の進行方向にとは逆方向に19μmトラック幅分
だけオフセットした位置となる。同様に2Rヘッド2は
1Lヘッド1に対して、3Lヘッド3は2Rヘッド2に
対して、1Rヘッド4は3Lヘッド3に対して、2Lヘ
ッド5は1Rヘッド4に対して、3Rヘッド6は2Lヘ
ッド5に対して19μmトラック幅のオフセットを保ち磁
気テープ8に突入する。
【0047】記録後のテープパターンを図2に示す。図
2に示すように、磁気テープ8上のトラックパターンの
順序は21, 22, 23, 24, 25, 26, 21となり、磁気テープ
8に記録を行う磁気ヘッドの順序1Lヘッド1, 2Rヘ
ッド2, 3Lヘッド3, 1Rヘッド4, 2Lヘッド5、
3Rヘッド6と一致する。また、1フィールドの画像情
報は、隣合うトラックに記録される。
【0048】次に間欠テープ送り静止記録について説明
する。従来1フィールドの映像信号の情報3トラック分
を1度に記録していたのに対し、実施例1においては、
1トラックづつ記録を行っていく。図4において、9は
テープを走行させるキャプスタンモータ、18はテープ走
行経路を確定するガイドローラである。キャプスタンモ
ータ9により1トラック分(19μmトラック幅)磁気テ
ープ8が送られた後、磁気テープ8が静止する。そし
て、回転ドラム7上の1Lヘッド1が、Kポイントの位
置に回転してきたときに記録を始め、この1Lヘッド1
が、Jポイントの位置にきたとき記録を終える。記録を
終えると同時に、キャプスタンモータ9は、19μmトラ
ック幅分磁気テープ8を走行させる。磁気テープ8が静
止後、2Rヘッド2はKの位置にきたタイミングで記録
を始め、Jの位置で記録を終える。2Rヘッド2が記録
を終えると同時にキャプスタンモータ9は、磁気テープ
8を19μmトラック幅分走行させる。以後同様にして、
3Lヘッド3, 1Rヘッド4, 2Lヘッド5, 3Rヘッ
ド6と順に記録を行う。
【0049】図5にヘッド書き込みタイミングとテープ
送りタイミングとを示す。図5において、Aは1Lヘッ
ド1の書き込みタイミングを表し、ハイレベル期間のみ
記録を行う。Bは2Rヘッド2の書き込みタイミングを
表し、同じようにハイレベル期間のみ記録を行う。同様
にCは3Lヘッド3、Dは1Rヘッド4、Eは2Lヘッ
ド5、Fは3Rヘッド6の書き込みタイミングを表す。
Gは、磁気テープ8を走行させるキャプスタンモータ9
の起動タイミングを表し、ローレベル期間は磁気テープ
8を静止状態に保ち、ハイレベル期間にキャプスタンモ
ータ9を駆動させ、一定量磁気テープ8を走行させる。
Hは回転ドラム7の回転角のタイミングを表す。
【0050】図4において1Lヘッド1がKポイントの
位置にいるときの回転ドラム7の回転角を0°とする。
図5の回転ドラム7の回転角を表すHに示すように、1
Lヘッド1の記録開始時に回転ドラム7は0°の位置に
あり、記録終了時には、少なくとも180 °以上の位置に
きている。また2Rヘッド2が記録を開始するときは、
60°の位置に回転ドラム7は回転し、記録を終える時は
少なくとも240 °以上の位置にきている。同様に3Lヘ
ッド3の記録開始時は120 °、記録終了時は300 °以上
の位置に、1Rヘッド4の記録開始時に180 °、終了時
に360 °(0°)、2Lヘッド5の記録開始時に240
°、終了時に60°、3Rヘッド6の記録開始時に300
°、終了時に120 °の位置に回転ドラム7が回転してき
ている。
【0051】以上のように間欠送り静止記録を行う場合
は、磁気ヘッドが1トラック記録する毎に1トラック分
磁気テープを走行させる。また、磁気テープが静止して
いる期間に磁気テープ上には、1トラックのみ記録す
る。
【0052】図6に間欠送り静止記録時のテープ上のト
ラックパターンを示す。図6に示す様に磁気テープ上の
トラックパターンの順序は、11, 12, 13, 14, 15, 16,
11となる。つまり、連続記録時と同様に磁気テープ上に
書かれたトラック順序と、磁気ヘッドが磁気テープに記
録した順序とは一致する。また、同一フィールドの映像
信号は、隣合うトラックに書かれる。
【0053】実施例2.上記実施例1は、回転ドラム上
に均等間隔に磁気ヘッドを配置していたが、磁気ヘッド
の配置方法を図7のように配置してもよい。図7におい
て、1Lヘッド1と2Rヘッド2とは、隣合って取り付
けられている。また、1Rヘッド4と2Lヘッド5とも
隣合って取り付けられている。3Lヘッド3は1Lヘッ
ド1に対して90°ずれた位置に取り付けられ、3Rヘッ
ド6は1Rヘッド4に対して90°ずれた位置に取り付け
られている。なお、図7において、9,18は図4(実施
例1)と同様のキャプスタンモータ,ガイドローラであ
る。
【0054】図8に各ヘッドのヘッド段差を示す。2R
ヘッド2はヘッド下端が1Lヘッド1のヘッド下端を基
準にして19μmオフセットがつけられて取り付けられ
る。3Lヘッド3は、ヘッド下端が1Lヘッド1のヘッ
ド下端に対して約9μmオフセットがつけられて取り付
けられる。同様に2Lヘッド5は1Rヘッド4に対して
19μm、3Rヘッド6は1Rヘッド4に対して約9μm
オフセットがつけられて取り付けられる。1Lヘッド1
と1Rヘッド4とは段差0μmである。
【0055】連続テープ送り連続記録について説明す
る。図9に連続送り連続記録を行っている様子を示す。
3Lヘッド3は、1Lヘッド1に対して回転ドラム7の
回転角で90°遅れて磁気テープ8に記録を始める。回転
ドラム7が1回転する期間に、磁気テープ8は116 μm
トラック幅分走行する。90°回転する期間には、約29μ
mトラック幅分磁気テープは走行する。3Lヘッド3は
1Lヘッド1に対して、9μm段差がある。従って、磁
気テープ走行距離と段差との合計量だけ、1Lヘッド1
に対して3Lヘッド3はオフセットを保ち磁気テープ8
に突入する。つまり38μmトラック幅分だけ1Lヘッド
1に対して磁気テープ走行と逆方向にオフセットした位
置に3Lヘッド3は突入する。1Rヘッド4は1Lヘッ
ド1に対しヘッド段差はなく、回転ドラム7上で180 °
遅れて磁気テープ8に突入する。回転ドラム7が180 °
回転する期間に、磁気テープ8は58μmトラック幅走行
する。つまり1Rヘッド4は1Lヘッド1に対して58μ
mトラック幅テープ走行と逆方向にオフセットしたテー
プ位置に突入する。記録を終えた磁気テープパターン
は、図2に示すように実施例1と同様のテープパターン
である。
【0056】次に間欠磁気テープ送り、静止記録につい
て説明する、図10にヘッド書き込みタイミングとテープ
送りタイミングとを示す。図10において、Aは1Lヘッ
ド1の書き込みタイミングを表し、ハイレベル期間のみ
記録を行う。Bは2Rヘッド2による1Lヘッド1とほ
ぼ同時の書き込みタイミングを表し、同じようにハイレ
ベル期間のみ記録を行う。同様にCは3Lヘッド3、D
は1Rヘッド4、Eは2Lヘッド5、Fは3Rヘッド6
の書き込みタイミングを表す。Gは、テープを走行させ
るキャプスタンモータ9の起動タイミングを表し、ロー
レベル期間はテープを静止状態に保ち、ハイレベル期間
にキャプスタンモータ9を駆動させ、一定量磁気テープ
を走行させる。
【0057】次に動作について説明する。1Lヘッド1
が記録を始め、その後すぐに2Rヘッド2が記録を行
う。磁気テープ8は1Lヘッド1の記録開始時から2R
ヘッド2の記録終了までの静止した状態を維持する。2
Rヘッド2が記録を終了した後、磁気テープ8は間欠的
に2トラック分走行し停止する。磁気テープ8が静止し
た状態で3Lヘッド3が記録を始める。3Lヘッド3が
記録を終了した後、磁気テープ8は1トラック分走行し
停止する。以後同様にして、1Rヘッド4と2Lヘッド
5とが記録を行い、その後磁気テープ8は2トラック分
走行し停止する。3Rヘッド6が記録を行った後、磁気
テープ8は1トラック分走行し停止する。
【0058】間欠送り静止記録の磁気テープパターンを
図2に示す。このパターンは、上記実施例1と同様のテ
ープパターンである。磁気テープ8上のトラックパター
ンは、連続記録時と同様に磁気テープ8上に書かれたト
ラック順序と、磁気ヘッドが磁気テープ8に記録した順
序とは一致する。また、同一フィールドの映像信号は、
隣合うトラックに書かれる。
【0059】なお、実施例2では、隣合う接磁気ヘッド
と独立磁気ヘッドとの混在例を明記したが、図7におい
て、3Lヘッド3と3Rヘッド6とが存在しない場合に
おいても本実施例は成立する。
【0060】実施例3.図11は、本発明の実施例3によ
る2チャネル記録方式のDVTRのブロック構成図であ
る。図11において、31は入力端子、32はソースエンコー
ダ、33は誤り訂正エンコーダ、34はチャネルエンコー
ダ、35a, 35bは記録アンプ、36a, 36bは録再切換えスイ
ッチ、37a, 37b, 37c, 37dは磁気ヘッド、38は磁気テー
プ、39は回転ドラム、40はドラムモータ、41はキャプス
タン、42はキャプスタンモータ、43はディジタル信号処
理部, ドラムモータ40、キャプスタンモータ42を制御す
る制御装置、44a, 44bはヘッドアンプ、45はチャネルデ
コーダ、46は誤り訂正デコーダ、47はソースデコーダ、
48は出力端子である。ここで37a, 37b, 37c, 37d, 38,3
9は図31に示す上記従来例と全く同様である。
【0061】次に、動作について説明する。まず、記録
すべきアナログ映像信号を入力端子31を介してソースエ
ンコーダ32に印加する。ソースエンコーダ32では、印加
されたアナログ映像信号をアナログ・ディジタル変換,
高能率符号化等の処理を行い、その結果を誤り訂正エン
コーダ33に供給する。誤り訂正エンコーダ33では、再生
時に発生する誤りが訂正できるように前処理を施し、そ
の結果がチャネルエンコーダ34に供給される。チャネル
エンコーダ34は、供給されたデータ列を2チャネルに分
割・変形し、磁気テープ・磁気ヘッド系の伝送特性に対
応した符号に変換するためのエンコーダであり、例えば
NRZI, 各種ブロック符号等に変換する。チャネルエ
ンコーダ34の出力は記録アンプ35a, 35b及び録再切換え
スイッチ36a, 36bを介して、録再切換えスイッチ36a の
出力は磁気ヘッド37a, 37cに、録再切換えスイッチ36b
の出力は磁気ヘッド37b, 37dに印加されて磁気テープ38
に記録される。
【0062】また、回転ドラム39の回転制御, 磁気テー
プ38の走行速度制御は、制御装置43によりドラムモータ
40, キャプスタンモータ42を制御することで行われる。
連続記録の場合には、まず制御装置43は連続記録する旨
の信号を受けて各種クロック, 制御信号を生成し、ドラ
ムモータ40を所定の回転数、例えば輝度信号のフレーム
周波数で安定な回転が得られるように制御し、キャプス
タンモータ42を所定の回転数、すなわち磁気テープ38を
キャプスタン41及びピンチローラ(図示せず)により所
定の一定速度で安定して走行させるように制御し、映像
信号処理回路から所定の記録タイミングで記録電流が磁
気ヘッド37a, 37b, 37c, 37dに印加されるように制御す
る。
【0063】一方、間欠記録の場合には、まず制御装置
43は間欠記録する旨の信号を受けて各種クロック, 制御
信号を生成し、ドラムモータ40を所定の回転数、例えば
輝度信号のフレーム周波数で安定な回転が得られるよう
に制御し、キャプスタンモータ42を間欠駆動、すなわち
磁気テープ38をキャプスタン41及びピンチローラ(図示
せず)により図33(a) に示すような、加速→定速→減速
という速度パターンで走行させるように制御し、映像信
号処理回路から所定の記録タイミングで記録電流が磁気
ヘッド37a, 37b, 37c, 37dに印加されるように制御す
る。これは、前述した特開平3−113804号公報に開示さ
れた従来例と全く同様である。
【0064】一方、再生時には、磁気テープ38に記録さ
れている信号を、磁気ヘッド37a, 37b, 37c, 37dを用い
て取り出し、録再切換えスイッチ36a, 36b及びヘッドア
ンプ44a, 44bを介してチャネルデコーダ45に印加する。
チャネルデコーダ45はチャネルエンコーダ34の逆変換を
行うものであり、再生過程で誤りが発生しなければチャ
ネルデコーダ45の出力はチャネルエンコーダ34の入力デ
ータに復元されることになる。チャネルデコーダ45の出
力は誤り訂正デコーダ46に印加され誤り訂正が実行され
る。誤り訂正デコーダ46の出力はソースデコーダ47に印
加され、ソースエンコーダ32の逆変換を行い、アナログ
信号にもどして出力端子48を介して映像信号を送出す
る。
【0065】以下、本実施例では、再生時のドラム回転
数を記録時のドラム回転数の2倍とした場合の例を説明
する。
【0066】本実施例によるDVTRは、回転ドラム39
が半回転する間に1フィールドの映像情報を互いにアジ
マス角が異なる2トラックに記録する。連続記録時は連
続的に記録、すなわち回転ドラム39が1回転する間に2
フィールドの映像情報を4トラックずつ連続して記録す
る。間欠記録時は、磁気テープ38を所定量間欠送りした
後に1フィールドの映像情報を記録し、所定時間後に再
び磁気テープ38を間欠送りした後に1フィールドの映像
情報を記録する、という動作を繰り返していく。これは
前述した特開平3−113804号公報に開示された従来例と
全く同様である。
【0067】図12は上記の様に間欠静止記録した磁気テ
ープ38を通常再生時と同じテープ速度で走行させ、回転
ドラム39を記録時の回転数の2倍で回転させた場合の、
磁気ヘッドの軌跡を示したものである。図12において20
0 〜207 は間欠静止記録によって記録されるトラック
で、θsの傾角を有する。208, 209は磁気ヘッド37a, 3
7bあるいは37c, 37dの走査軌跡を示したもので、θ1の
傾角を有する。再生時に用いるヘッド幅をトラックピッ
チと等しくした場合、再生時にトラッキングを図12の20
8, 209の軌跡を描くように設定すれば、記録トラック20
3, 204中の斜線部分が磁気ヘッドによって再生される。
この図12からもわかるように、磁気ヘッドが少なくとも
1走査する間に少なくともトラック幅の約1/2以上の
情報が再生できることがわかる。
【0068】ところで、上記実施例のように磁気ヘッド
が記録トラックを斜めに走査することによって記録トラ
ックから完全な再生信号が得られず、再生信号のエンベ
ロープがくびれてしまう場合、当然そのくびれた部分の
再生信号はS/N比が劣化する。このようにS/N比が
劣化した場合、後段のディジタル信号処理部の誤り訂正
デコーダ46によって元の信号に復号できるか否かは、誤
り訂正デコーダ46の訂正能力と重要な関係がある。
【0069】例えば、文献「平成3年度電気関係学会九
州支部連合大会論文集,p158 」によれば、誤り訂正符
号としてC1符号(241 ,225 ,17)RS符号とC2符
号(116 ,108 ,9)RS符号との積符号を用いたDV
TRにおいて、2倍速再生した時に正しく再生できる確
率は約90%以上であることが、報告されている。この場
合に2倍速再生で再生される情報量は、図12に示した磁
気ヘッドによって再生される情報量とほぼ同様であるの
で、このことから、上記実施例において、この誤り訂正
符号を用いた場合は正しく再生できる確率が約90%以上
となることがわかる。これによりほぼ元の映像情報に復
元できることになる。
【0070】また、上記実施例ではヘッド幅とトラック
ピッチとを同じ値としたので図12に示すように斜線部分
しか再生されないが、例えばヘッド幅をトラックピッチ
の約2倍とした場合には、図13に示すように磁気ヘッド
が少なくとも1走査する間に1トラック中の全情報を再
生できるので、元の映像情報に復元することができる。
但し、この場合、隣合う磁気ヘッド間の段差はトラック
ピッチと同じ量だけに設定する必要がある。また、この
場合には上記誤り訂正符号の訂正能力以下の符号でもよ
いことは明白である。
【0071】図14は間欠静止記録した磁気テープ38を逆
再生したときに、回転ドラム39を記録時の回転数の2倍
で回転させた場合の、磁気ヘッドの軌跡を示したもので
ある。図14において220 〜227 は間欠静止記録によって
記録されるトラックで、θsの傾角を有する。228, 229
は磁気ヘッド37a, 37bあるいは37c, 37dの走査軌跡を示
したもので、θ2の傾角を有する。再生時に用いるヘッ
ド幅をトラックピッチと等しくした場合、再生時にトラ
ッキングを図14の228, 229の軌跡を描くように設定すれ
ば、記録トラック223, 224中の斜線部分を磁気ヘッドが
再生することができる。この図14からもわかるように、
磁気ヘッドが少なくとも1走査する間に少なくともトラ
ック幅の約1/2以上の情報が再生できることがわか
る。また、上述のようにヘッド幅をトラックピッチの約
2倍とした場合には、磁気ヘッドが少なくとも1走査す
る間に1トラック中の全情報が再生できるので、元の映
像情報を復元することができる。
【0072】上記実施例では、再生時における磁気テー
プの速度を、通常再生問の+1倍速及び−1倍速の場合
について説明したが、通常再生時の+1倍速〜−1倍速
の間の速度でも同様に再生が可能である。これは、間欠
静止記録によるトラック傾角θsと、再生時におけるト
ラック傾角θpとの角度差が、上記実施例の通常再生時
におけるトラック傾角θ1あるいは逆再生時におけるト
ラック傾角θ2との角度差以下になるので、θsにより
近づくからであるのは言うまでもない。
【0073】また、上記実施例では、図31に示すような
ヘッド配置のDVTRについて説明したが、これに限る
ものではなく、例えば図15に示すように逆アジマスのヘ
ッドを交互に90°の間隔で段差無しに配置した場合でも
同様である。但し、この様なヘッド配置のDVTRで間
欠静止記録をする場合、各磁気ヘッド間に段差がないの
で、磁気テープを間欠駆動した後に1つの磁気ヘッドで
1トラック記録し、再び磁気テープを間欠駆動した後に
次の1つの磁気ヘッドで次の1トラックを記録する。こ
のような動作を繰り返し行うことで、間欠静止記録を実
現できる。
【0074】図16は、図15に示したようなヘッド配置の
DVTRで、上記実施例と同様に、間欠静止記録した磁
気テープ38を通常再生時と同じテープ速度で走行させ、
回転ドラム39を記録時の回転数の2倍で回転させた場合
の、磁気ヘッドの軌跡を示したものである。図16におい
て230 〜237 は間欠静止記録によって記録されるトラッ
クで、θsの傾角を有する。238 〜241 は磁気ヘッド37
a, 37b, 37c, 37dの走査軌跡を示したもので、θ1の傾
角を有する。再生時に用いるヘッド幅をトラックピッチ
と等しくした場合、再生時にトラッキングを図16の238
〜241 の軌跡を描くように設定すれば、記録トラック22
3, 224上を磁気ヘッド37a, 37b, 37c, 37dそれぞれが1
走査する事で、図中の斜線部分が再生できる。この図か
らもわかるように、磁気ヘッドが少なくとも1走査する
間に少なくともトラック幅の約1/2以上の情報が再生
できることがわかり、上記実施例と全く同様である。
【0075】また、上記実施例では、2チャネル方式の
DVTRについて説明したので、再生時における回転ド
ラムの回転数を記録時の2倍としたが、これに限るもの
ではない。例えば、図17に示すように隣合う3ヘッド対
50a, 50b, 50c および50d, 50e, 50f を180 °の位置に
図17(b) の様なアジマス関係となるように配置する。図
18に間欠静止記録した磁気テープ38を通常再生時と同じ
テープ速度で走行させ、回転ドラム39を記録時の回転数
の3倍で回転させた場合の、磁気ヘッドの軌跡を示す。
図18において300 〜308 は間欠静止記録によって記録さ
れるトラックで、θsの傾角を有する。309 〜311 は磁
気ヘッド50a, 50b, 50c の走査軌跡を示したもので、θ
3の傾角を有する。再生時に用いるヘッド幅をトラック
ピッチと等しくした場合、再生時にトラッキングを図18
の309 〜311 の軌跡を描くように設定すれば、記録トラ
ック303, 304,305 上を磁気ヘッド50a, 50b, 50c それ
ぞれが1走査する事で、図中の斜線部分が再生できる。
この図18からもわかるように、磁気ヘッドが少なくとも
1走査する間に、少なくともトラック幅の約1/2以上
の情報が再生できることがわかり、上記実施例と全く同
様である。
【0076】また、例えば、前述した実施1と同様に、
図19に示すように磁気ヘッド50a, 50b, 50c, 50d, 50e,
50fを60°毎の位置に図19(b) の様なアジマス関係とな
るように配置した場合でも、間欠静止記録した磁気テー
プを通常再生時と同じテープ速度で走行させ、回転ドラ
ムを記録時の回転数の3倍で回転させれば、再生時に用
いるヘッド幅をトラックピッチと等しくした場合、磁気
ヘッドが少なくとも1走査する間に少なくともトラック
幅の約1/2以上の情報を再生でき、上記実施例と全く
同様である。
【0077】つまり、実施例3をまとめると、Nチャネ
ル記録方式VTRでは、再生時における回転ドラムの回
転数を記録時のN倍とすれば、1倍速〜−1倍速が実現
できることになる。
【0078】また、実施例3では、DVTRについて説
明したが、アナログ記録のVTRでもよく同様の効果を
奏する。また、実施例3では、多チャネル記録方式のV
TRについて説明したが、多セグメント記録方式のVT
Rでもよく同様の効果を奏する。また、実施例3では、
1フィールド期間の映像情報を多チャネル記録するVT
Rについて説明したが、所定期間の映像情報を所定数の
トラックに分割して記録するVTRでもよく同様の効果
を奏する。
【0079】実施例4.実施例4におけるDVTRの構
成は実施例3(図11)と同じであり、また基本的な記
録,再生動作も同様であるので、これらの説明は省略す
る。
【0080】以下、本実施例では、記録・再生時のドラ
ム回転数を一定とした場合の例を説明する。
【0081】図12は間欠静止記録した磁気テープ38を通
常再生時のテープ速度の1/2で走行させ、回転ドラム
39を記録時と同じ回転数で回転させた場合の、磁気ヘッ
ドの軌跡を示したものである。図において200 〜207 は
間欠静止記録によって記録されるトラックで、θsの傾
角を有する。208, 209は磁気ヘッド37a, 37bあるいは37
c, 37dの走査軌跡を示したもので、θ1の傾角を有す
る。再生時に用いるヘッド幅をトラックピッチと等しく
した場合、再生時にトラッキングを図12の208, 209の軌
跡を描くように設定すれば、記録トラック203, 204中の
斜線部分が磁気ヘッドによって再生される。この図12か
らもわかるように、磁気ヘッドが少なくとも1走査する
間に少なくとも1トラック中の幅方向約1/2以上の情
報が再生できることがわかる。
【0082】また、上記実施例ではヘッド幅とトラック
ピッチとを同じ値としたので図12に示すように斜線部分
しか再生されないが、例えばヘッド幅をトラックピッチ
の約2倍とした場合には、図13に示すように磁気ヘッド
が少なくとも1走査する間に1トラック中の全情報が再
生できるので、元の映像情報に復元することができる。
但し、この場合、隣合う磁気ヘッド間の段差はトラック
ピッチと同じ量だけに設定する必要がある。また、この
場合には誤り訂正符号の訂正能力以下の符号でもよいこ
とは明白である。
【0083】図14は間欠静止記録した磁気テープ38を通
常再生時の−1/2倍で走行させたときに、回転ドラム
39を記録時と同じ回転数で回転させた場合の、磁気ヘッ
ドの軌跡を示したものである。図14において220 〜227
は間欠静止記録によって記録されるトラックで、θsの
傾角を有する。228, 229は磁気ヘッド37a, 37bあるいは
37c, 37dの走査軌跡を示したもので、θ2の傾角を有す
る。再生時に用いるヘッド幅をトラックピッチと等しく
した場合、再生時にトラッキングを図14の228,229の軌
跡を描くように設定すれば、記録トラック223, 224中の
斜線部分を磁気ヘッドが再生することができる。この図
14からもわかるように、磁気ヘッドが少なくとも1走査
する間に少なくとも1トラック中の幅方向約1/2以上
の情報が再生できることがわかる。また、上述のように
ヘッド幅をトラックピッチの約2倍とした場合には、磁
気ヘッドが少なくとも1走査する間に1トラック中の全
情報を再生できるので、元の映像情報に復元することが
できる。
【0084】上記実施例では、再生時における磁気テー
プの速度を、通常再生時の±1/2倍速とした場合につ
いて説明したが、通常再生時の+1/2倍速〜−1/2
倍速の間の速度でも同様に再生が可能である。これは、
間欠静止記録によるトラック傾角θsと、再生時のトラ
ック傾斜θpとの角度差が、上記実施例の再生時におけ
る1/2倍速再生時のトラック傾角θ1あるいは−1/
2倍速再生時のトラック傾角θ2との角度差以下となる
ので、θsにより近づくからであるのは言うまでもな
い。
【0085】また、上記実施例では、図31に示すような
ヘッド配置のDVTRについて説明したが、これに限る
ものではなく、例えば図15に示すように逆アジマスのヘ
ッドを交互に90°の間隔で段差無しに配置した場合でも
同様である。
【0086】図16は図15に示したようなヘッド配置のD
VTRで、上記実施例と同様に、間欠静止記録した磁気
テープ38を通常再生時の1/2倍で走行させ、回転ドラ
ム39を記録時と同じ回転数で回転させた場合の、磁気ヘ
ッドの軌跡を示したものである。図16において230 〜23
7 は間欠静止記録によって記録されるトラックで、θs
の傾角を有する。238 〜241 は磁気ヘッド37a, 37b, 37
c, 37dの走査軌跡を示したもので、θ1の傾角を有す
る。再生時に用いるヘッド幅をトラックピッチと等しく
した場合、再生時にトラッキングを図16の238 〜241 の
軌跡を描くように設定すれば、記録トラック223, 224上
を磁気ヘッド37a, 37b, 37c, 37dそれぞれが1走査する
事で、図中の斜線部分が再生できる。この図16からもわ
かるように、磁気ヘッドが少なくとも1走査する間に少
なくとも1トラック中の幅方向約1/2以上の情報が再
生できることがわかり、上記実施例と全く同様である。
【0087】また、上記実施例では、2チャネル方式の
DVTRについて説明したので、再生時におけるテープ
走行速度を±1/2倍としたが、これに限るものではな
い。例えば、図17に示すように隣合う3ヘッド対50a, 5
0b, 50c 及び50d, 50e, 50fを180 °の位置に図17(b)
の様なアジマス関係となるように配置する。図18に間欠
静止記録した磁気テープ38を通常再生時の1/3倍のテ
ープ速度で走行させ、回転ドラム39を記録時と同じ回転
数で回転させた場合の、磁気ヘッドの軌跡を示す。図18
において300 〜308 は間欠静止記録によって記録される
トラックで、θsの傾角を有する。309 〜311 は磁気ヘ
ッド50a, 50b, 50c の走査軌跡を示したもので、θ3の
傾角を有する。再生時に用いるヘッド幅をトラックピッ
チと等しくした場合、再生時にトラッキングを図18の30
9 〜311 の軌跡を描くように設定すれば、記録トラック
303, 304,305 上を磁気ヘッド50a, 50b, 50c それぞれ
が1走査する事で、図中の斜線部分が再生できる。この
図18からもわかるように、磁気ヘッドが少なくとも1走
査する間に少なくとも1トラック中の幅方向約1/2以
上の情報を再生できることがわかり、上記実施例と全く
同様である。
【0088】また、例えば、前述した実施1と同様に、
図19に示すように磁気ヘッド50a, 50b, 50c, 50d, 50e,
50fを60°毎の位置に図19(b) の様なアジマス関係とな
るように配置した場合でも、間欠静止記録した磁気テー
プを通常再生時の1/3倍で走行させ、回転ドラムを記
録時と同じ回転数で回転させれば、再生時に用いるヘッ
ド幅をトラックピッチと等しくした場合、磁気ヘッドが
少なくとも1走査する間に少なくともトラック幅の約1
/2以上の情報が再生でき、上記実施例と全く同様であ
る。
【0089】つまり、実施例4をまとめると、Nチャネ
ル記録方式VTRでは、再生時におけるテープ速度を通
常再生時の1/N倍〜−1/N倍とすればよいことにな
る。
【0090】また、実施例4では、DVTRについて説
明したが、アナログ記録のVTRでもよく同様の効果を
奏する。また、上記実施例4では、多チャネル記録方式
のVTRについて説明したが、多セグメント記録方式の
VTRでもよく同様の効果を奏する。また、実施例4で
は、1フィールド期間の映像情報を多チャネル記録する
VTRについて説明したが、所定期間の映像情報を所定
数のトラックに分割して記録するVTRでもよく同様の
効果を奏する。
【0091】実施例5.上記実施例3及び実施例4に示
したように、間欠静止記録した磁気テープを連続走行再
生することができるためには、つまり磁気ヘッドが記録
されたトラック中の全情報を再生するためには、磁気テ
ープが1トラック分の量だけ送られる間にそのトラック
上を、少なくともトラック幅の約1/2を走査するよう
に、磁気テープの送り量および磁気ヘッド走査速度を制
御する必要がある。
【0092】上記実施例3では回転ドラムの回転数、つ
まり磁気ヘッドの走査速度を制御した例について説明
し、上記実施例4では磁気テープ走行速度を制御した例
について説明した。これら2つの実施例をまとめると、
1フィールドの情報をN本のトラックに分割して記録す
るVTRにおいて、再生時の磁気テープ速度を通常再生
時のv倍、回転ドラムの回転数を記録時のr倍とした場
合、 |v|≦r/N (但し、N:正の整数,v:実数,
r:正の実数) を満たすに様に制御すれば、間欠静止記録した磁気テー
プを所定の速度で連続走行させた時、磁気テープ上の情
報をほぼ全て再生できるので、元の情報に忠実な再生情
報が得られることになる。
【0093】上記実施例において、図12、図13、図16は
v=1、r=2、N=2あるいはv=1/2、r=1、
N=2の場合を、図14はv=−1、r=2、N=2ある
いはv=−1/2、r=1、N=2の場合を、図18はv
=1、r=3、N=3あるいはv=1/3、r=1、N
=3の場合を示している。
【0094】実施例6.図20は本発明の実施例6のブロ
ック構成図、図21は実施例6に用いる誤り訂正(EC
C)フォーマット、図22は実施例6における回転ドラム
と磁気ヘッドとの構成図、図23は通常及びスチル(静止
画)再生のテープの状態を説明する図、図24は間欠駆動
でデータを再生する時の各チャンネルの出力を説明する
図、図25は1トラック分の信号を合成し画像メモリで再
生した画像フィールドの情報を示す図である。ここで間
欠駆動とは通常再生された画像データを1コマづつスチ
ル再生する技術を言う。この場合磁気テープが1コマ分
駆動して完全に静止した後、磁気テープを走査するの
で、通常再生時のトラック傾角とは異なるため、図23の
破線でその走査を示す。
【0095】図20において、59は情報入力端子、60は情
報出力端子、61はID判別回路、62は書き込みアドレス
発生部、63は遅延回路、64は1フィールドまたは1フレ
ームの画像メモリ、65は誤り訂正(ECC)回路、66は
制御回路である。図21において、67は同期パターン、68
はID部分、69はC1符号語、70はC1符号の検査シン
ボル部分、71はC2符号語の検査シンボル部分である。
【0096】図22に示す3チャンネル6ヘッドの磁気ヘ
ッド構成において、各チャンネルは互いに逆アジマスヘ
ッドを1個づつ持ち、各磁気ヘッドは段差がない円周上
に位置しているとする。画像をディジタル記録する例で
考えると、6トラック分で1フィールドデータを記録再
生することになる。図23で通常記録の時は(1) で記録す
るため磁気テープを走査した磁気ヘッドは6トラック先
の(2) で再び磁気テープに情報を記録する。情報は3チ
ャンネル、各チャンネルは2個の対向磁気ヘッドによっ
て図23に示されるように通常記録される。磁気テープ上
の数字は磁気テープに記録される順序を示している。通
常再生の場合は記録と同じ順に磁気ヘッドが磁気テープ
を走査するので記録と同じ順にデータが再生される。通
常記録されたデータを間欠再生すると、破線で示したよ
うに記録時のトラック傾角とは異なった角度で磁気テー
プが走査される。
【0097】いま図23の(1) の時点でA1ヘッドが磁気
テープを走査するときB1ヘッドはA1ヘッドと 120°離れ
ているため、磁気テープ上のB2ヘッドの位置にあり、
C1ヘッドはB1ヘッドと 120°離れているためそれに
対向するC2ヘッドがA1ヘッドと磁気テープ上で60°
離れたC2ヘッドの位置にある。よって図24に示す如くチ
ャンネルAの出力にはトラック1の一番下の三角形の部
分が再生され、次にトラック5の上側の菱形の部分のデ
ータが再生される。間欠再生の時は磁気テープは止まっ
ているので対向するA2ヘッドが逆アジマスのデータを
よみトラック6の下側の菱形部分のデータとトラック4
の一番上の三角形部分のデータとを再生する。同様にB
1ヘッドはトラック5,トラック6、B2ヘッドがトラ
ック4,トラック1,トラック5とデータを再生する。
同様にC2ヘッドがトラック6,トラック4、C1ヘッ
ドがトラック1,トラック5と再生する。一方、各トラ
ックのデータは図21に示すECCによって符号化されて
いる。データは複数個のC1符号語に分割されて符号化
されている。更に縦方向にC2で符号化して積符号に構
成されている場合もある。
【0098】各C1符号語におけるID部分68にはトラ
ック番号とそのブロックのC1符号語として何番目かの
C1番号が書かれている。1トラックは1ないし数個のブ
ロックが書かれている。ID判別回路61はID部分68が読
み取れないデータは捨て、読み取れた部分より書き込み
アドレス発生部62によってブロックフォーマットのアド
レスを計算し、遅延回路63を介してタイミングを合わさ
れたデータが画像メモリ64の該当アドレスに書き込まれ
る。図23より明らかなように同じデータが何度も読み込
まれるので読み取れなかったデータは捨てられ読み取れ
たデータに何度か上書き (オーバライト) される場合が
ある。従って、図25に示すように1トラックのデータは
何回かに分けて書き込まれる。しかしどこの部分も少な
くともトラックの1/2 の幅より大きなデータ領域により
再生されたデータより合成することができるので画像メ
モリ64の中にもとの符号フォーマット(図21)に対応す
るフォーマットが再構築される。再構築された受信フォ
ーマットは誤り訂正回路65により誤り訂正されて情報出
力端子60より取り出される。
【0099】
【発明の効果】以上のように第1〜3発明によれば、間
欠送り静止記録のトラックパターンと連続走行連続記録
のトラックパターンとが、ヘッドで磁気テープに記録を
行った時間順に磁気テープ上に配列されるように、ヘッ
ド配置とドラム段差とを設定し、また、間欠送り静止記
録の場合は、画像のフィールド情報またはフレーム情報
を複数回に分割して、磁気テープに記録し、記録を行っ
た距離だけ磁気テープを走行させるように構成したの
で、精度が高いトラック幅を実現することができ、ま
た、再生時にトラックが湾曲しても正確に情報を取得で
きるように、ヘッド幅等も自由に設定することができ
る。
【0100】第4発明によれば、記録時に、所定期間毎
の間欠静止記録を行い、再生時において、回転ドラムを
記録時の回転数のr(r≧N)倍で回転させ、磁気テー
プを通常再生時の+1〜−1倍で連続走行させること
で、磁気ヘッドのr回の走査のうち少なくとも1回の走
査で磁気テープより1トラックに記録されている情報を
ほぼ全て再生することができ、元の情報に忠実な再生情
報を得ることが可能となる。
【0101】第5発明によれば、記録時に、所定期間毎
の間欠静止記録を行い、再生時において、回転ドラムを
記録時と同じ回転数で回転させ、磁気テープを通常再生
時の1/v倍〜−1/v倍(v≧N)で連続走行させる
ことで、磁気ヘッドのv回の走査のうち少なくとも1回
の走査で磁気テープより1トラックに記録されているほ
ぼ全ての情報を再生することができ、元の情報に忠実な
再生情報を得ることが可能となる。
【0102】第6発明によれば、記録時に、所定期間毎
の間欠静止記録を行い、再生時において、磁気テープの
走行速度を通常再生時のv倍とし、回転ドラムの回転数
を記録時の回転数のr倍で回転させるとき、 |v|≦r/N (但し、N:正の整数,v:実数,
r:正の実数) を満たすように制御するので、少なくとも1回の走査で
磁気テープより1トラックに記録されているほぼ全ての
情報を再生することができ、元の情報に忠実な再生情報
を得ることが可能となる。
【0103】第7発明によれば、ヘリカルスキャン方式
の磁気記録再生装置において、記録時に通常記録し、再
生時において間欠駆動によるスロー再生を行うことによ
って、少なくとも1回以上の走査で磁気テープより1ト
ラックの情報を再生し、間欠駆動によるスロー再生画像
を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に用いる磁気ヘッドのヘッド
段差を示す図である。
【図2】本発明の一実施例による連続記録を行ったテー
プパターン図である。
【図3】本発明の一実施例による連続記録の状態を示す
図である。
【図4】本発明の一実施例における回転ドラム上の磁気
ヘッド配置を示す図である。
【図5】本発明の一実施例の磁気ヘッドの記録タイミン
グを示す図である。
【図6】本発明の一実施例による間欠送り静止記録を行
ったテープパターン図である。
【図7】本発明の一実施例における回転ドラム上の磁気
ヘッド配置を示す図である。
【図8】本発明の一実施例に用いる磁気ヘッドのヘッド
段差を示す図である。
【図9】本発明の一実施例による連続記録の状態を示す
図である。
【図10】本発明の一実施例の磁気ヘッドの記録タイミ
ングを示す図である。
【図11】本発明の一実施例による磁気記録再生装置の
ブロック構成図である。
【図12】本発明の一実施例における連続走行再生時の
ヘッド軌跡例を示す図である。
【図13】本発明の一実施例における連続走行再生時の
ヘッド軌跡例を示す図である。
【図14】本発明の一実施例における連続走行再生時の
ヘッド軌跡例を示す図である。
【図15】本発明の一実施例における回転ドラム上の磁
気ヘッド配置及びヘッド高さを示す図である。
【図16】本発明の一実施例における連続走行再生時の
ヘッド軌跡例を示す図である。
【図17】本発明の一実施例における回転ドラム上の磁
気ヘッド配置及びヘッド高さを示す図である。
【図18】本発明の一実施例における連続走行再生時の
ヘッド軌跡例を示す図である。
【図19】本発明の一実施例における回転ドラム上の磁
気ヘッド配置及びヘッド高さを示す図である。
【図20】本発明の一実施例による磁気記録再生装置の
ブロック構成図である。
【図21】本発明の一実施例における誤り訂正符号フォ
ーマットを示す図である。
【図22】本発明の一実施例における回転ドラム上の磁
気ヘッド配置を示す図である。
【図23】本発明の一実施例において通常記録された磁
気テープを間欠駆動スロー再生する際の説明図である。
【図24】本発明の一実施例における3チャンネルの間
欠駆動再生時のデータ出力を説明する図である。
【図25】本発明の一実施例における1トラック分のデ
ータの合成結果を示す図である。
【図26】従来例における回転ドラム上の磁気ヘッド配
置を示す図である。
【図27】従来例における磁気ヘッドのヘッド段差を示
す図である。
【図28】従来方式による間欠送り静止記録を行ったテ
ープパターン図である。
【図29】従来方式による連続送り連続記録を行ったテ
ープパターン図である。
【図30】従来の連続送り連続記録を行っている状態を
示す図である。
【図31】従来例における回転ドラム上の磁気ヘッド配
置及びヘッド高さを示す図である。
【図32】従来例における通常記録方法を説明するトラ
ックパターン図である。
【図33】間欠記録のタイミングを説明する図である。
【図34】従来例における連続走行再生時のヘッド軌跡
例を示す図である。
【図35】従来の磁気記録再生装置のブロック構成図で
ある。
【符号の説明】
1 第1チャンネルLアジマスヘッド 2 第2チャンネルRアジマスヘッド 3 第3チャンネルLアジマスヘッド 4 第1チャンネルRアジマスヘッド 5 第2チャンネルLアジマスヘッド 6 第3チャンネルRアジマスヘッド 7 回転ドラム 8 磁気テープ 9 キャプスタンモータ 18 ガイドローラ 37a, 37b,37c, 37d,50a, 50b,50c, 50d,50e, 50f
磁気ヘッド 38 磁気テープ 39 回転ドラム 40 ドラムモータ 41 キャプスタン 42 キャプスタンモータ 43 制御装置 61 ID判別回路 62 書き込みアドレス発生部 64 画像メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/782 D 7916−5C 5/91 G 4227−5C 5/92 C 4227−5C (72)発明者 能勢 純一 京都府長岡京市馬場図所1番地 三菱電機 株式会社電子商品開発研究所内 (72)発明者 山崎 辰男 京都府長岡京市馬場図所1番地 三菱電機 株式会社電子商品開発研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘリカル走査方式にて、映像信号が所定
    の時間毎にmチャンネル(mは2以上の整数)に分割さ
    れると共に、この分割された映像信号をm本のトラック
    に記録する磁気記録再生装置において、前記分割された
    映像信号をN(Nは2以上m以下の整数)回に分割して
    記録を行う記録手段と、磁気テープを間欠的に記録を行
    ったトラック分走行させる走行手段とを備えることを特
    徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 回転ドラム上に均等間隔で配置された磁
    気ヘッドを制御する制御手段を備えることを特徴とする
    請求項1記載の磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 回転ドラム上に配置された隣合う磁気ヘ
    ッド、または、隣合った磁気ヘッド及び独立磁気ヘッド
    を制御する制御手段を備えることを特徴とする請求項1
    記載の磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】 映像信号を所定期間毎にN本のトラック
    に記録し、互いに隣合うトラックが異なるアジマス角と
    なるように構成されたヘリカル走査方式の磁気記録再生
    装置において、記録時に、所定期間毎の間欠静止記録を
    おこない、再生時において、回転ドラムを記録時の回転
    数のr(r≧N)倍で回転させ、磁気テープを通常再生
    時の+1〜−1倍で連続走行させて、磁気ヘッドのr回
    の走査のうち少なくとも1回の走査により磁気テープか
    ら1トラックに記録されている情報を再生するように構
    成したことを特徴とする磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】 映像信号を所定期間毎にN本のトラック
    に記録し、互いに隣合うトラックが異なるアジマス角と
    なるように構成されたヘリカル走査方式の磁気記録再生
    装置において、記録時に、所定期間毎の間欠静止記録を
    おこない、再生時において、回転ドラムを記録時と同じ
    回転数で回転させ、磁気テープを通常再生時の1/v倍
    〜−1/v倍(v≧N)で連続走行させて、磁気ヘッド
    のv回の走査のうち少なくとも1回の走査により磁気テ
    ープから1トラックに記録されている情報を再生するよ
    うに構成したことを特徴とする磁気記録再生装置。
  6. 【請求項6】 映像信号を所定期間毎にN本のトラック
    に記録し、互いに隣合うトラックが異なるアジマス角と
    なるように構成されたヘリカル走査方式の磁気記録再生
    装置において、記録時に、所定期間毎の間欠静止記録を
    おこない、再生時において、磁気テープの走行速度を通
    常再生時のv倍とし、回転ドラムの回転数を記録時の回
    転数のr倍で回転させるとき、 |v|≦r/N (但し、N:正の整数,v:実数,
    r:正の実数) を満たす条件で再生するように構成したことを特徴とす
    る磁気記録再生装置。
  7. 【請求項7】 映像信号を所定期間毎にN本(Nは2以
    上の整数)のトラックに記録し、互いに隣合うトラック
    が異なるアジマス角となるように構成され、少なくとも
    1回以上の走査により磁気テープから1トラックに通常
    記録されている情報をスロー再生するヘリカル走査方式
    の磁気記録再生装置において、再生された情報を記憶す
    るメモリと、トラック番号及び誤り訂正符号語番号を有
    するID番号を判別する手段と、このID番号に従って
    前記メモリへの書き込みアドレスを発生する手段とを備
    え、前記メモリ内にて再生すべき情報を合成するように
    構成したことを特徴とする磁気記録再生装置。
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