JPH06103352A - 画像データ保持表示方法 - Google Patents

画像データ保持表示方法

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JPH06103352A
JPH06103352A JP27349492A JP27349492A JPH06103352A JP H06103352 A JPH06103352 A JP H06103352A JP 27349492 A JP27349492 A JP 27349492A JP 27349492 A JP27349492 A JP 27349492A JP H06103352 A JPH06103352 A JP H06103352A
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稔人 高崎
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豊 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像処理装置において、データ量が大容量と
なるビットマップ形式データの画像データを扱う場合に
も、高速に画像データの全体画像および詳細部分画像を
表示できる画像データ保持表示方法を提供する。 【構成】 表示画面上で画像データを表示し操作を行う
画像処理装置において、画像データの画面表示を行うた
めのワークファイルに当該画像データを保持する際、当
該画像データを標準画像データとして、該標準画像デー
タから解像度の粗い疎画像データを作成し、標準画像デ
ータと疎画像データとを保持し、オペレータからの指示
に対応して、標準画像データまたは疎画像データを選択
して画面表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示画面上で画像デー
タを表示し操作を行う画像処理装置における画像データ
保持表示方法に関し、特に、CAD(設計支援計算機)
装置等の画像処理装置において、データ量が大容量とな
るビットマップ形式データの画像データを扱う場合に
も、高速に画像データの全体画像および詳細部分画像を
表示できる画像データ保持表示方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】表示画面上で画像データを表示し操作を
行う画像処理装置においては、紙に書かれた図面をデー
タ処理装置上で扱うため、まず、図面の画像は、イメー
ジスキャナなどでビットマップ形式の画像データとして
入力される。このようなビットマップ形式の画像データ
は、そのままではデータ量が非常に大きく、データ処理
を行う場合の処理単位のファイルとしては扱い難いの
で、これを所定の圧縮アルゴリズムにより圧縮し、圧縮
された圧縮画像データの形で、その他のデータと同様
に、ファイル処理などのデータ処理操作が行なわれる。
ファイルに保存する場合など保存用には圧縮画像データ
を用いるので、当該画像データを利用する場合には、圧
縮された圧縮画像データを元に戻す戻す伸張処理を行
い、伸張した展開画像データを利用する。
【0003】このように、通常の(ビットマップ形式
の)画像データは、そのデータ容量が大きいことから圧
縮された圧縮画像データの形で扱われる。画像データを
ファイルに格納する場合に限れば、圧縮/伸張処理を行
うことにより、データ量を減少させて扱い易くすること
ができるが、ディスプレイ画面に表示する場合には、そ
のままの画像データを扱うことになるので、画像データ
の全体を表示する際には非常に多くの時間がかかる。こ
のため、多数の画像データを扱う場合、所望の画像デー
タを選択指示する場合などで、ディスプレイ画面に画像
データを順次に表示するには非常に多くの処理時間がか
かる。また、画像データを表示している画面でスクロー
ル処理を行う場合にも多くの時間がかかる。このため、
従来から画像データに対する処理を効率よく行うための
提案が種々なされている。
【0004】例えば、特開平3−183091号公報に
記載されている「画像ファイルシステムの記録再生方
法」は、画像の記録時に、画像の圧縮情報も記録してお
き、画像検索時に、まず、圧縮された縮小画像を再生し
て複数枚同時に表示し、表示された縮小画像に基づいて
検索し、所望の画像を選択して表示画面に表示するよう
にしている。ここでは、このような縮小画像による検索
画面の表示を迅速に行うため、縮小画像の記録を記録媒
体の所定番地により順次に格納し、記録媒体のディレク
トリ管理を容易に行えるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来の手法によって、検索画面の表示が早くなったと
しても、大きな画像の画像データの表示処理には、相変
らず多くの処理時間がかかっているのが実情である。す
なわち、細かい部分の拡大表示は、画像データの一部を
アクセスするだけなので、比較的に高速に表示すること
ができるが、全体表示となると、大きな画像データの全
てをアクセスする必要があり、その表示処理に膨大な時
間がかかる。また、画像処理を行う場合に、画像データ
の全体画像および当該画像データの一部の詳細画像を頻
繁に切替えて、表示する操作を行う場合が多く、このよ
うに表示倍率を切り替えた場合に画面表示処理が高速に
応答することが所望される。
【0006】本発明の目的は、画像処理装置において、
データ量が大容量となるビットマップ形式データの画像
データを扱う場合にも、高速に画像データの全体画像お
よび詳細部分画像を表示できる画像データ保持表示方法
に提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を解決するた
め、本発明の画像データ保持表示方法は、表示画面上で
画像データを表示し操作を行う画像処理装置において、
画像データの画面表示を行うためのワークファイルに当
該画像データを保持する際、当該画像データを標準画像
データとして、該標準画像データから解像度の粗い疎画
像データを作成し、標準画像データと疎画像データとを
保持し、オペレータからの指示に対応して、標準画像デ
ータまたは疎画像データを選択して画面表示することを
特徴とする。
【0008】ここでの画像データ保持表示方法におい
て、画像処理装置は、画像データをデータファイルに格
納する際、画像データと当該画像データに対する解像度
の粗い疎画像データを、それぞれ圧縮した圧縮画像デー
タとして、1つまたは複数のファイルに格納する。
【0009】また、画像データをワークファイルから表
示する際には、データファイルに格納された圧縮画像デ
ータから、表示要求された1つの画像データに対して解
像度の異なる複数の展開画像データを準備し、複数の展
開画像データから表示する画像データを選択し、画像デ
ータを画面表示する。
【0010】この場合、画面上に画像データの全体画像
を表示する際は、展開画像データのうち、最も解像度の
粗いデータを用いて、表示データを作成して画面表示す
る。一部分の詳細な画像を表示する際には、展開画像デ
ータのうち、最も解像度の細かい画像データを用いて、
表示データを作成して画面表示する。また、画像データ
をワークファイルから表示する際には、オペレータから
の表示倍率の指示に応じて、複数の展開画像データの1
つの展開画像データを選択し、表示データを作成して画
面表示する。
【0011】
【作用】本発明の画像データ保持表示方法では、表示画
面上で画像データを表示し操作を行う画像処理装置にお
いて、まず、画面表示する画像データを標準画像データ
として、該標準画像データから解像度の粗い疎画像デー
タを作成し、標準画像データと疎画像データとをワーク
ファイルに保持する。ワークファイルに当該画像データ
の標準画像データと疎画像データとを保持した後、当該
画像データの画面表示を行う際、オペレータからの指示
に対応して、標準画像データまたは疎画像データを選択
して画面表示する。この場合において、画像処理装置
は、画像データをデータファイルに格納する際に、画像
データと当該画像データに対する解像度の粗い疎画像デ
ータを、それぞれ圧縮した圧縮画像データとして結合
し、1つまたは複数のファイルに格納しておく。
【0012】これにより、1つの画像データに対して、
この画像データと解像度を粗くしデータ容量を少なくし
た疎画像データとが結合されて保持される。全体の大ま
かな画像表示を行う場合、また複数の画像データを頻繁
に切替えて表示を行う必要のある場合の表示処理には、
データ容量の少ない疎画像データを利用して表示処理を
行う。また、画像の細部を詳細に表示する必要のある場
合には、解像度の大きな標準画像データを利用して表示
処理を行う。これにより、画像処理を行う場合に、オペ
レータの操作の要求内容に合せて応答性よく画面の表示
処理が行える。
【0013】すなわち、全体の大まかな画像表示を行う
場合、または複数の画像データを頻繁に切替えて表示を
行う必要のある場合は、特に画像の解像度の詳細さは要
求されず、速い応答性が要求されるので、データ容量の
少ない疎画像データを利用して高速に画面の表示処理を
行う。また、画像の細部を詳細に表示する必要のある場
合は、画像の解像度の詳細さが要求され、オペレータの
操作でも表示画面に注意を払うゆっくりした操作が行な
われるので、高速応答性の要求の度合は低くなっている
ので、解像度の大きな標準画像データを利用して表示処
理を行う。この場合にも、標準画像データの一部を切り
出して表示処理を行うので、速い応答速度で表示処理が
行える。このように、オペレータの操作の要求内容に合
せて応答性よく画面の表示処理が行える。
【0014】ここでは、画像データに対して操作を開始
する時には、画像データをワークファイルから表示する
際に、データファイルに格納された圧縮画像データか
ら、表示要求された1つの画像データに対して解像度の
異なる複数の展開画像データが準備される。この複数の
展開画像データから表示する画像データを選択して、画
像データを画面表示する。この場合、画像データの選択
は、画面上に画像データの全体画像を表示する際は、展
開画像データのうち最も解像度の粗いデータを用いて、
表示データを作成し画面表示する。部分の詳細な画像を
表示する際には、展開画像データのうち、最も解像度の
細かい画像データを用いて、表示データを作成して画面
表示する。また、画像データをワークファイルから表示
する際の解像度の異なる画像データの選択は、オペレー
タからの表示倍率の指示に応じて、複数の展開画像デー
タの1つの展開画像データを選択し、表示データを作成
して画面表示する。
【0015】このように、本発明の画像データ保持表示
方法では、例えば、画像データを格納する画像メモリ
と、画像データを表示する表示装置を持ち、表示画面上
で画像データを表示し操作を行う画像処理装置におい
て、画像を保持する際に、当該画像データと当該画像デ
ータに対する解像度の粗い画像データとをそれぞれ圧縮
したデータまたは画像データそのものを結合して、1つ
または複数のファイルに格納しておく。画像データを表
示する際は、対象とする画像ファイル中の、解像度の違
う複数の画像データからそれぞれ当該画像データの高解
像度の標準画像データと当該画像データに対する解像度
が粗い疎画像データを準備する。画面表示を行う場合
は、オペレータが画面に表示したい画像の範囲に合せて
表示倍率を指示入力すると、先の解像度の異なる画像デ
ータを使い分けて表示する。広範な画像データエリアを
参照したい時は、解像度の粗い画像データから表示デー
タを作成し、また、狭い範囲の画像データエリアを参照
する場合は、当該画像データから表示データを作成す
る。
【0016】このような画像データ保持表示方法によ
り、画像処理装置において、画像データを表示する際、
表示倍率により参照する画像データの解像度が変わるた
め、特に、巨大な画像の全体表示時に高速に表示するこ
とができる。また、当該画像の画像データと当該画像に
対する疎の解像度の画像データとをそれぞれ圧縮したデ
ータを結合し、1つまたは複数のファイルに登録するた
め、画像を表示する際に画像データと共に、当該画像デ
ータの対する疎の解像度の画像データを高速に準備する
ことができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて具体的
に説明する。図1は、本発明の一実施例にかかる画像処
理装置の要部のシステム構成を示すブロック図である。
図1において、1はデータ処理装置、2はデータファイ
ル、3はワークファイル、4は表示装置、5は座標入力
デバイスを表わしている。11は画像表示処理部、12
はデータファイルロードセーブ処理部、13は多段圧縮
ファイル、14は疎画像データ、15は標準画像データ
である。図1に示すように、ここでの画像処理装置は、
各種の処理プログラムを保有しデータ処理を実行すると
共に画像処理を行うデータ処理装置1,処理対象のデー
タを格納しておくデータファイル2,操作対象のデータ
を一時的に保持するワークファイル3,画面表示を行う
表示装置4,および座標入力指示を与える座標入力デバ
イス5を備えた装置構成とされている。
【0018】データ処理装置1には、画像表示処理部1
1およびデータファイルロードセーブ処理部12が備え
られている。画像表示処理部11は、ワークファイル3
を用いて表示用の画像データを保持し、表示装置4の表
示画面上に操作対象の画像データを表示する処理を行
う。データファイルロードセーブ処理部12は、操作対
象の画像データをデータファイル2からロードし、また
データファイル2に保存する画像データをセーブする。
【0019】データファイル2には、標準画像データと
疎の画像データをそれぞれ圧縮し、1つのファイルに結
合した多段圧縮ファイル13が格納されている。データ
ファイルロードセーブ処理部12は、この多段圧縮ファ
イル13の圧縮画像データを展開して、表示用ワークデ
ータの疎画像データ14および標準画像データ15を作
成する。作成された疎画像データ14および標準画像デ
ータ15は、ワークファイル3に格納されて、表示用の
ワーク画像のデータとして利用される。ワークファイル
3に格納されたワーク画像のデータは、画像表示処理部
11により、表示装置4の表示画面に表示されて、画像
処理に対する操作が行なわれる。座標入力デバイス5に
は、マウスやトレースボールなどのポインティングデバ
イスが用いられ、表示装置4の表示画面上におけるカー
ソル位置により、座標値データが入力される。座標入力
デバイス5は、また、表示装置6の表示画面の画面出力
と共に用いられ、オペレータからの入力指示を対話形式
で入力するための対話入力デバイスとして用いられる。
【0020】このように構成される画像処理装置におい
て、画像データを画面上に表示する場合、データファイ
ルロードセーブ処理部12が、データファイル2に格納
されている多段圧縮ファイル13から、表示処理対象の
画像データの標準画像データ14および疎画像データを
表示用のワーク画像のデータとして作成し、ワークファ
イル3に保持する。画像表示処理部11は、座標入力デ
バイス5によって指示される表示領域の画像表示時の表
示倍率に合わせて標準画像データ14または疎画像デー
タ15を選択し、表示ベースファイルを標準画像データ
14または疎画像データ15に切り換えながら、表示装
置4に対して効率的な表示処理を行う。
【0021】図2は標準画像データと疎の画像データを
それぞれ圧縮して1つのファイルに結合した多段圧縮フ
ァイルを作成する処理を説明する図である。図2では、
多段圧縮ファイルの作成処理フローと該処理フローの各
ステップで作成されるデータ内容を図示している。図2
を参照して、多段圧縮ファイルを作成する処理を説明す
る。まず、ステップ21において、例えばスキャナから
読み取られた画像データを標準画像データとして、標準
画像データ21aから、その解像度のままの画像データ
で圧縮ファイル21bを作成する。次に、ステップ22
ににおいて、先の標準画像データ21aのドットを所定
間隔で間引きし、画像の解像度の低い疎画像データ22
aを作成する。ここでは標準画像データを1つおきに1
ドットを間引きして(1/2)の解像度にした疎画像デ
ータを作成している。
【0022】次に、ステップ23において、作成した疎
画像データ22aを圧縮し、この圧縮疎画像データを先
に標準画像データの圧縮ファイル追加する。これによ
り、複数の解像度を持つ画像データの多段圧縮ファイル
23aが作成される。ここで作成された多段圧縮ファイ
ルは、標準画像の解像度と疎画像の解像度との2つの解
像度を有する画像データの圧縮ファイルとなる。この多
段圧縮ファイルの形で画像データがデータファイルに格
納される。ここでの多段圧縮ファイルの画像データは、
標準画像と疎画像との2つの解像度を有する画像データ
とされているが、更に多くの段階の解像度の画像データ
を持つようにしてもよい。また、2つの解像度を有する
画像データは、それぞれに圧縮されているが、圧縮され
ていない状態で格納されていてもよく、更に、ここでは
1つのファイルに統合して格納されるが、別々にファイ
ルに格納されていてもよい。ここで重要なことは、画像
データが複数の種類の解像度を持つ画像データとして保
持されており、それぞれの解像度を持つ画像データが、
後述するようなワークファイルの表示処理に利用できる
ことである。
【0023】図3は多段圧縮ファイルの構成例を説明す
る図である。図3に示す多段圧縮ファイルは、標準画像
データの解像度を含めて全体として4段階の解像度の画
像データを有するファイルに構成されている。図3に示
すように、この多段圧縮ファイル31は、画像ファイル
32の標準画像データを圧縮した圧縮ファイル31a
と、画像ファイル33における解像度3の疎画像データ
3を圧縮した圧縮ファイル31bと、画像ファイル34
における解像度2の疎画像データ2を圧縮した圧縮ファ
イル31cと、画像ファイル35における解像度1の疎
画像データ1を圧縮した圧縮ファイル31dとを結合し
て構成される。この多段圧縮ファイル31を構成する基
になる画像ファイル33〜画像ファイル35の各々の疎
画像データ3〜1は、前述のように、いずれも標準画像
データの展開画像データのドットを所定の間隔で間引き
して作成する。領域サイズの大きな画像データに対して
は、多くの段階の解像度を有するように多段圧縮ファイ
ルを構成しておくことで、オペレータから指示される色
々な表示倍率に対応して後述するような表示処理を高速
に行うことができる。
【0024】図4は本発明の一実施例にかかる画像デー
タの表示処理の一例を示すフローチャートである。図4
を参照して、多段圧縮ファイルの形式で格納されている
画像データをオペレータの指示に従い表示する表示処理
について説明する。ここでの表示処理が開始されると、
まず、ステップ401において、多段圧縮ファイルに格
納されている画像データを展開して、標準画像データと
疎画像データとの画像ファイルを作成する。次に、ステ
ップ402において、オペレータにより指示されている
現在の表示倍率が標準画像データの解像度より粗いか否
かを判定する。表示倍率が標準画像データの解像度より
粗い場合、ステップ403に進み、表示ベースファイル
を疎画像データの画像ファイルとする。また、ステップ
402の判定処理において、表示倍率が標準画像データ
の解像度より粗くない場合、すなわち、現在の表示倍率
が大きく、詳細な解像度で表示する場合には、次にステ
ップ404に進み、表示ベースファイルを標準画像デー
タの画像ファイルとする。そして、次にステップ405
に進み、表示ベースファイルから現在の表示倍率により
画像を画面表示する。次のステップ406においては、
オペレータからの指示に応じて、更に画像の再表示を表
示倍率を変えて行うか否かを判定する。表示倍率を変え
て画像の再表示を行なわない場合には、これまでの処理
により表示処理は終了とする。
【0025】また、ステップ406の判定処理におい
て、オペレータからの指示により、更に画像の再表示を
表示倍率を変えて行う場合には、ステップ407に進
む。ステップ407において、ウィンドニングにより表
示倍率を変更し、変更した表示倍率を現在の表示倍率と
して、ステップ402に戻り、ステップ402からの処
理を繰り返し行う。ここでの画像データを画面表示する
場合の表示倍率の設定は、例えば、ポインティングデバ
イスの操作により画面上の表示領域の大きさを変化させ
て行うウィンドニング操作により行うようにしている
が、キーボード入力による数値データによる表示倍率の
入力であってもよい。
【0026】また、図4の処理フローでは、多段圧縮フ
ァイルの画像データが、その解像度として標準画像デー
タと疎画像データとの2種類の解像度しか持たない画像
データを用いる例で説明しているが、多数の段階(3段
階以上)の解像度を持つ画像データである場合には、表
示ベースファイルの画像ファイルの選択処理ステップ
を、次のように変更すれば、対応可能である。すなわ
ち、ステップ403の処理において、現在の表示ベース
ファイルの画像データより、解像度が1段階低い画像デ
ータの画像ファイルを表示ベースファイルに選択する処
理を行い、ステップ404の処理において、現在の表示
ベースファイルの画像データより、解像度が1段階高い
画像データの画像ファイルを表示ベースファイルに選択
する処理を行うようにする。
【0027】図5は1つの画像データの画面表示を行う
場合に表示倍率の変更に応じて参照する画像ファイルの
遷移が行なわれる様子を説明する図である。図5を参照
して説明すると、画像データをワークファイルから表示
する際に、多段圧縮ファイルに格納された圧縮画像デー
タから、表示要求された1つの画像データに対して、解
像度の異なる複数の展開画像データを準備される。ここ
では、画像表示処理部50による表示処理の前処理にお
いて、ワークファイル51に表示対象の画像データに対
して、多段圧縮ファイルから3つの画像ファイル55,
56,57が作成される。オペレータが画像の大まかな
全体画像52の表示指示を行った場合、展開画像データ
のうち、最も解像度の粗い疎画像データの画像ファイル
55を用いて、表示データを作成して画面表示される。
【0028】次に、オペレータがウィンドニング操作に
より、少し表示倍率を大きくした中間倍率画像53の画
像表示の指示を与えた場合、その表示倍率に対応した解
像度の粗い疎画像データの画像ファイル56を用いて、
表示データを作成して画面表示される。続いて、更にオ
ペレータがウィンドニング操作により、表示倍率を大き
くして、一部分の詳細な画像を表示するため、最大倍率
画像54の画像表示の指示を与えた場合、この表示倍率
に対応して、展開画像データのうち、最も解像度の細か
い標準画像データの画像ファイル57を用いて、表示デ
ータを作成して画面表示される。
【0029】このように、画像データの表示処理におい
て、画像データをワークファイルから表示する際に、オ
ペレータからの表示倍率の指示に応じて、複数の展開画
像データの1つの展開画像データを選択し、表示データ
を作成して画面表示される。ここでは、表示倍率に合せ
て参照する画像ファイルが切替えられて、画像データが
用いられるため、拡大表示時は詳細な標準画像データ
で、高い解像度で表示され、全体(縮小)表示時は、疎
画像データで高速な画像表示を行うことできる。
【0030】以上、本発明を実施例に基づき具体的に説
明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものでな
く、その要旨を逸脱しない範囲において、種々に変形可
能であることは言うまでもない。
【0031】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の画画デ
ータ保持表示方法によれば、1つの画像データに対し
て、解像度を粗くし、データ容量を少なくした疎画像デ
ータが対応して保持され、全体の大まかな画像表示を行
う場合、複数の画像データを頻繁に切替えて表示を行う
必要のある場合の表示処理には、データ容量の少ない疎
画像データを利用して表示処理が行われる。また、画像
の細部を詳細に表示する必要のある場合、解像度の大き
な標準画像データを利用して表示処理を行う。この場合
にも、標準画像データの一部を切り出して表示処理を行
うので、速い応答速度で表示処理が行える。これによ
り、画像処理を行う場合に、オペレータの操作の要求内
容に合せて応答性よく画面の表示処理が行える。
【0032】このように、画像処理装置において、デー
タ量が大容量となるビットマップ形式データの画像デー
タを扱う場合にも、高速に画像データの全体画像および
詳細部分画像を表示できる。特に、大きき画像の全体表
示する際に高速に表示することができ、また、画像デー
タと当該画像データに対する粗い解像度の疎画像データ
を結合して保持することにより、疎画像データを高速に
準備することができ、オペレータが画像に対する操作を
行う場合に、画像の表示処理待ちの時間を少なくでき、
画像の表示の応答に対して煩わされることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例にかかる画像処理装
置の要部のシステム構成を示すブロック図、
【図2】図2は標準画像データと疎の画像データをそれ
ぞれ圧縮して1つのファイルに結合した多段圧縮ファイ
ルを作成する処理を説明する図、
【図3】図3は多段圧縮ファイルの構成例を説明する
図、
【図4】図4は本発明の一実施例にかかる画像データの
表示処理の一例を示すフローチャート、
【図5】図5は1つの画像データの画面表示を行う場合
に表示倍率の変更に応じて参照する画像ファイルの遷移
が行なわれる様子を説明する図である。
【符号の説明】
1…データ処理装置、 2…データファイル、 3…ワークファイル、 4…表示装置、 5…座標入力デバイス、 11…画像表示処理部、 12…データファイルロードセーブ処理部、 13…多段圧縮ファイル、 14…疎画像データ、 15…標準画像データ、 31…多段圧縮ファイル、 32〜35…画像ファイル、 50…画像表示処理部、 51…ワークファイル、 52…全体画像、 53…中間倍率画像、 54…最大倍率画像、 55〜57…画像ファイル。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示画面上で画像データを表示し操作を
    行う画像処理装置において、画像データの画面表示を行
    うためのワークファイルに当該画像データを保持する
    際、当該画像データを標準画像データとして、該標準画
    像データから解像度の粗い疎画像データを作成し、標準
    画像データと疎画像データとを保持し、オペレータから
    の指示に対応して、標準画像データまたは疎画像データ
    を選択して画面表示することを特徴とする画像データ保
    持表示方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像データ保持表示方
    法において、画像処理装置は、画像データをデータファ
    イルに格納する際、画像データと当該画像データに対す
    る解像度の粗い疎画像データを、それぞれ圧縮した圧縮
    画像データとして結合し、1つまたは複数のデータファ
    イルに格納することを特徴とする画像データ保持表示方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の画像データ保持表示方
    法において、画像データをワークファイルから表示する
    際に、データファイルに格納された圧縮画像データか
    ら、表示要求された1つの画像データに対して解像度の
    異なる複数の展開画像データを準備し、複数の展開画像
    データから表示する画像データを選択し、画像データを
    画面表示することを特徴とする画像データ保持表示方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の画像データ保持表示方
    法において、画面上に画像データの全体画像を表示する
    際は、展開画像データのうち、最も解像度の粗いデータ
    を用いて、表示データを作成して画面表示することを特
    徴とする画像データ保持表示方法。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の画像データ保持表示方
    法において、一部分の詳細な画像を表示する際に、展開
    画像データのうち、最も解像度の細かい画像データを用
    いて、表示データを作成して画面表示することを特徴と
    する画像データ保持表示方法。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の画像データ保持表示方
    法において、画像データをワークファイルから表示する
    際に、オペレータからの表示倍率の指示に応じて、複数
    の展開画像データの1つの展開画像データを選択し、表
    示データを作成して画面表示することを特徴とする画像
    データ保持表示方法。
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