JPH05346948A - イメージデータ処理方式 - Google Patents

イメージデータ処理方式

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JPH05346948A
JPH05346948A JP3288454A JP28845491A JPH05346948A JP H05346948 A JPH05346948 A JP H05346948A JP 3288454 A JP3288454 A JP 3288454A JP 28845491 A JP28845491 A JP 28845491A JP H05346948 A JPH05346948 A JP H05346948A
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JP
Japan
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image data
image
data file
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basic
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Application number
JP3288454A
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English (en)
Inventor
Atsuko Sato
敦子 佐藤
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンピュータ側の性能による制限内で、原画
像に関するより多くの情報を操作性よくディスプレイに
表示すること。 【構成】 イメージスキャナ操作手段6によって、一枚
の原画像の全体を読み取った基本イメージデータファイ
ルと、前記原画像中で詳細な描画が必要となる部分を読
み取った部分イメージデータファイルとを作成する。そ
してこれらの各イメージデータファイルは、登録・検索
手段7によって一枚の原画像毎に検索可能に管理する。
そして、ウィンドウ管理手段9によって、基本イメージ
データファイルによる全体像をディスプレイに描画して
いる状態から、各部分イメージデータファイルよる詳細
な画像を表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理システムにお
けるイメージデータ処理方式に関するもので、詳しく
は、コンピュータのディスプレイの解像度や許容し得る
メモリ容量等のコンピュータ側の性能による制限内で、
原画像に関するより多くの情報を操作性よくディスプレ
イに表示し得るようにするためのイメージデータ処理方
式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、イメージスキャナを使って画像を
コンピュータに取り込む場合、コンピュータ側では、一
枚の原画像毎に、一つのイメージデータファイルを作成
するというのが、一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、現在の技術で
は、コンピュータに装備するディスプレイの解像度は、
イメージスキャナの解像度よりも低い。そして、ディス
プレイが一画面に表示し得る情報量は、ディスプレイの
解像度(例えば、通常のパソコン用のものでは、640
×400ドットのものが一般的である)によって制限さ
れてしまう。
【0004】従って、スキャナで読み取った原画像に関
する情報量が、前記ディスプレイの表示し得る情報量よ
りも多い場合、読み取った情報を同精度で画面表示させ
ようとすれば、ディスプレイの画面上には原画像の一部
しか描画させることができないという問題が発生し、ま
た、原画像の全体を一画面に描画させようとすれば、イ
メージスキャナで読み取った多量の情報をディスプレイ
の一画面分の情報量まで間引かねばならず、描画精度が
著しく低下するという問題が発生した。
【0005】また、イメージデータは、一画素を1ビッ
トに対応させるため、精密な原画像に近いイメージデー
タを保存するには、そのイメージデータのファイルサイ
ズが膨大な大きさになり、現実的な問題では、コンピュ
ータ側の記憶装置等における容量の点で、実現が困難に
なるという問題もあった。
【0006】本発明は前記事情に鑑みてなされたもの
で、コンピュータのディスプレイの解像度や許容し得る
メモリ容量等のコンピュータ側の性能による制限内で、
原画像に関するより多くの情報を操作性よくディスプレ
イに表示し得るようにするためのイメージデータ処理方
式を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るイメージデ
ータ処理方式は、イメージスキャナを使って読み取った
画像をディスプレイに描画する画像処理システムにおけ
るもので、イメージスキャナの読み取ったデータを処理
するCPUには、イメージスキャナを使ってイメージデ
ータファイルを作成するイメージスキャナ操作手段と、
前記イメージスキャナ操作手段によって作成したイメー
ジデータファイルをデータ記録部に管理する登録・検索
手段と、作成されたイメージデータファイルに基づいて
画像をディスプレイに表示するウィンドウ管理手段とを
装備してなる。
【0008】そして、前記イメージスキャナ操作手段に
よるイメージデータファイルの作成時には、一枚の原画
像の全体を読み取った基本イメージデータファイルと、
前記原画像中で詳細な描画が必要となる部分を読み取っ
た部分イメージデータファイルとを作成する。
【0009】また、前記登録・検索手段は、一枚の原画
像毎にその基本イメージデータファイルと全ての部分イ
メージデータファイルとが検索できるように、前記デー
タ記録部に管理する。
【0010】また、前記ウィンドウ管理手段は、基本イ
メージデータファイルによる全体像を描画している状態
で、部分イメージデータファイルに保存されている部分
を識別表示するとともに、識別表示された部分の選択指
定によって部分イメージデータファイルに基づく画像を
表示させるマルチウィンドウ機能を装備している。
【0011】
【作用】本発明に係るイメージデータ処理方式では、イ
メージスキャナによる読取精度を低くして基本イメージ
データファイルを作成することによって原画像の全体を
ディスプレイの一画面に収めることができ、また、イメ
ージスキャナによる読取精度を高くして部分イメージデ
ータファイルを作成することによって、原画像上の重要
な部分に対しては必要に応じた高精度で描画することが
できる。また、ウィンドウ管理手段によるマルチウィン
ドウ機能によって、基本イメージデータファイルによる
全体像を描画している状態から、簡単に所望の部分の詳
細な画像を表示させることができるため、優れた操作性
も確保することができる。
【0012】従って、コンピュータのディスプレイの解
像度や許容し得るメモリ容量等のコンピュータ側の性能
による制限内で、原画像に関するより多くの情報を操作
性よくディスプレイに表示することが可能になる。
【0013】
【実施例】図2は、本発明の一実施例を実行する画像処
理システムで、原画像を読み込むためのイメージスキャ
ナ1と、ワークステーション2とで構成されている。こ
こに、ワークステーション2は、ディスプレイ3と本体
4とを具備し、本体4には、前記イメージスキャナ1に
よって読み込んだ画像のイメージデータファイルを格納
するデータ記憶部4aと、イメージデータの読み込みや
登録や描画などの処理を実行するCPU4bと、当該ワ
ークステーション2で扱うデータやプログラムの入出力
に利用されるフロッピーデスクドライブ4cとが装備さ
れている。
【0014】図1は、前記CPU4bがイメージデータ
の読み込みや登録や描画などの各処理を実行するための
構成を示したものである。
【0015】即ち、前記CPU4bは、OS(オペレー
ティング・システム)5を介して、イメージスキャナ操
作手段6、登録・検索手段7、ウィンドウ管理手段9な
どを動作させる。それぞれの手段は、いわゆるアプリケ
ーションプログラムによって所定の処理を可能ならしめ
るものである。
【0016】以下、前記各手段について簡単に説明した
後、本発明の一実施例のイメージデータ処理方式を説明
する。
【0017】前記イメージスキャナ操作手段6は、イメ
ージスキャナ1の動作を制御して読み込んだイメージデ
ータのファイルを生成するもので、一枚の原画像に対し
て、前記原画像の全体をディスプレイ3の一画面内に描
画するための基本イメージデータファイルと、原画像内
の一部分を詳細に画面に描画するための部分イメージデ
ータファイルとを作成する。
【0018】登録・検索手段7は、前記データ記録部4
aに対してイメージデータファイルの入出力処理をする
もので、前記イメージスキャナ操作手段によって作成し
た基本イメージデータファイルと該基本イメージデータ
ファイルに対する全ての部分イメージデータファイルと
を、一枚の原画像毎に検索できるように、前記データ記
録部に管理する。
【0019】ウィンドウ管理手段9は、作成されたイメ
ージデータファイルに基づいて画像をディスプレイに表
示するもので、基本イメージデータファイルによる全体
像をディスプレイに描画している状態で、部分イメージ
データファイルに保存されている部分を識別表示すると
ともに、識別表示された部分の選択指定によって部分イ
メージデータファイルに基づく画像を表示させるマルチ
ウィンドウ機能を装備している。
【0020】図3は、前記CPU4bによるイメージデ
ータの処理手順の概略を示したものである。この処理
は、本発明の一実施例ともなるものである。
【0021】まず、イメージスキャナ1を使って、原画
像のイメージデータを読み込んで、イメージデータファ
イルを得る(ステップ100)。次いで、生成したイメ
ージデータファイルを前記登録・検索手段7によってデ
ータ記憶部4aに登録する(ステップ200)。次い
で、登録されたイメージデータファイルを前記登録・検
索手段7を介して検索し、ウィンドウ管理手段9によっ
てディスプレイ3に表示して活用する(ステップ30
0)。
【0022】前記ステップ100における処理は、前記
イメージスキャナ操作手段6によるもので、その具体的
な手順は、図4に示す如くである。即ち、一枚の原画像
に対するイメージデータファイルを得る場合、まず、原
画像の全体を1つのイメージとして読み込んだ基本イメ
ージデータファイルを作成する(ステップ110)。そ
の際の解像度、階調などの精度は高いものでなくても良
く、原画像の全体をディスプレイ3の一画面に表示でき
て、全体の概略形状が理解できる程度のものであれば良
い。換言すれば、ステップ110で作成する基本イメー
ジデータファイルでは、原画像の全体を一画面に描画で
きる程度に、解像度や階調を加減したり、あるいは拡大
率や縮尺率を加減するとよい。このステップ110が終
了すると、作成した基本イメージデータファイルに基づ
いて、原画像に対するイメージの全体像がディスプレイ
3に表示される。次いで、ディスプレイ3に表示されて
いる全体像の中からより詳細なイメージデータが必要と
なる部分(範囲)を、利用目的に応じて選定する(ステ
ップ120)。次いで、選定した部分を利用目的に応じ
た精度(拡大率)で読み込むことによって、利用目的に
合致した部分イメージデータファイルを生成する(ステ
ップ130)。
【0023】以上によって、本画像処理システムでは、
一枚の原画像に対して、全体像を描画するための基本イ
メージデータファイルが一つと、原画像上の一部分に対
応したより詳細な画像を描画するための部分イメージデ
ータファイルが必要な数だけ作成されることになる。
【0024】前記ステップ120における具体的な操作
手順は、図5に示す如きである。即ち、ディスプレイ3
の画面3aには、先にステップ110で生成した基本イ
メージデータファイルに基づく原画像の全体像A1が表
示されている。その全体像A1の中で詳細なイメージが
必要な部分Bがあれば、マウス等の入力手段を利用し
て、その部分を画面上で範囲指定する。そして指定した
部分に対してファイル名を設定して、再度、指定した部
分をイメージスキャナ1によって読み込む。範囲指定し
た部分は、画面上に所定の精度で描画し得るように、イ
メージスキャナ1で読み込む時に、所望の解像度や階
調、あるいは拡大率を指定する。以上におけるステップ
120における処理の中で、マウスによる範囲指定や、
部分イメージデータファイルに対するファイル名の指定
などの操作は、何れも、前記イメージスキャナ操作手段
6によってなされる。
【0025】図6は、原画像が履歴書の場合について、
前記ステップ120によって、部分イメージデータファ
イルを作成する例を示したものである。この例では、先
にステップ110で履歴書全体を描画する基本イメージ
データファイルa−1を作成した後、該イメージデータ
ファイルa−1に基づく描画像A1上で、より詳細な描
画を必要とする部分として、顔写真の部分B1と、氏名
の部分B2とを範囲指定している。そして顔写真の部分
B1にはファイル名a−2を指定し、氏名の部分B2に
はファイル名a−3を指定する。そして各部分イメージ
データファイル(a−2),(a−3)を作成するが、
これらの部分イメージデータファイルに基づいて画面に
描画される画像が、所望の精度となるように、各部分の
読み込みの際には、解像度、階調、拡大率を指定する。
図6において、符号A2は部分イメージデータファイル
a−2に基づいて描画される拡大像を示し、また、A3
は部分イメージデータファイルa−3に基づいて描画さ
れる高解像度像を示している。
【0026】図7は、原画像が地図の場合について、前
記ステップ120によって、部分イメージデータファイ
ルを作成する例を示したものである。この例では、先に
ステップ110で原画像の地図全体を描画する基本イメ
ージデータファイルa−1を作成した後、該イメージデ
ータファイルa−1に基づく描画像A1上で、より詳細
な描画を必要とする部分として、交差点部分B1を範囲
指定している。そして交差点部分B1にはファイル名a
−2を指定する。そして、この部分イメージデータファ
イルa−2を作成するが、この部分イメージデータファ
イルに基づいて画面に描画される画像が、所望の精度と
なるように、この部分の読み込みの際には、解像度、階
調、拡大率を指定する。図7において、符号A2は部分
イメージデータファイルa−2に基づいて描画される拡
大像を示している。
【0027】図6および図7に示したように、基本イメ
ージデータファイルによる全体像を描画した状態で、拡
大または詳細に表示すべき部分イメージデータファイル
の作成を指示した場合には、各部分イメージデータファ
イル毎に、基本イメージデータファイルによる全体像上
での領域を示すデータが作成される。
【0028】図8は、作成したイメージデータファイル
をデータ記憶部4aに登録する場合(即ち、前記図3の
ステップ200の処理)の、前記登録・検索手段7によ
る各イメージデータファイルの管理の形式を示したもの
である。即ち、各イメージデータファイルは、そのファ
イル名21と、そのイメージデータファイルの属する基
本イメージデータファイルを示す親ファイル情報22
と、基本イメージデータファイルによる全体像上での該
当領域を示す開始点情報23および終了点情報24と、
格納されたデータ記憶部4a上の格納場所を示すアドレ
ス情報25とで管理される。
【0029】図8において、親ファイル情報22の欄に
記述したデータが’0’の場合は、ファイル名に記述さ
れたファイルが基本イメージデータファイルであること
を示す。また、開始点情報23は基本イメージデータフ
ァイルによる全体像上での該当領域の開始点をX,Y座
標で表示したものであり、終了点情報24同じく全体像
上での該当領域の開始点をX,Y座標で表示したもので
ある。これらの情報23,24によって全体像上での該
当する矩形領域が指定される。
【0030】データ記憶部4aに登録されているイメー
ジデータファイルに基づいてウィンドウ管理手段9がデ
ィスプレイ3に描画する場合(即ち、図3におけるステ
ップ300を実行する場合)は、前記登録・検索手段7
の管理するデータ(前述の図8に示した管理データ)に
基づいて、関連するファイル名(この例では、a−○)
を持つイメージデータファイルを検索し、関連するファ
イル群の中の基本イメージデータファイルa−1を画面
に描画するが、この場合に、部分イメージデータファイ
ルによって別に詳細な画像を提供し得る部分(領域)
は、利用者から確認できるように、識別表示する。
【0031】部分イメージデータファイルによって提供
する部分を利用者に識別表示する方法は、この一実施例
では、図9に示すように、基本イメージデータファイル
に基づいて描画している全体像上の該当領域部分を境界
線Kで囲って表示し、さらに、画面上のカーソルが部分
イメージデータファイルの担当する領域に入ると(例え
ば、図9に点Zで示した位置)カーソルの形状を変更す
るものである。そして、領域内でのマウスのスイッチ操
作(クリック操作)によって、その該当する部分イメー
ジデータファイルによる詳細画像を別のウィンドウに表
示する。
【0032】前記カーソルの形状の変化等は、前記ウィ
ンドウ管理手段9におけるウィンドウマネジャによって
行われる。前記ウィンドウマネジャは、登録・検索手段
7を介して前述した図8の管理データを取得していて、
マウスによるカーソルの位置の移動およびマウスのスイ
ッチ操作に応じて、指示されたイメージデータファイル
の画像を新たに開いたウィンドウに描画したり、既に描
画済みのウィンドウを閉じたりする。
【0033】なお、基本イメージデータファイルによる
全体像を表示した状態で、各部分イメージデータファイ
ルの該当する領域を識別表示する方法は、前述の一実施
例の方法に限定するものではない。例えば、該当する両
域内の適宜箇所(例えば、領域の中心)に部分イメージ
データファイルとしてのファイル名を表示するなどの方
法を利用してもよく、マルチウィンドウ表示対応の既存
の種々の処理技術を流用することができる。
【0034】図10は、前記ウィンドウ管理手段9を利
用して、基本イメージデータファイルによる画像を描画
したウィンドウ内から、部分イメージデータファイルに
よる詳細画像を別ウィンドウに開く場合の手順を示した
ものである。
【0035】まず、新たに描画させる部分イメージデー
タファイルの領域内にマウスカーソルを移動させて、マ
ウスのスイッチをクリックする(ステップ301)。す
ると、ウィンドウ管理手段9では、マウスカーソルがク
リックされた位置の座標Z(x,y)を認識する(ステ
ップ302)。そして、図8に示した管理データの内容
に基づいて、前記座標Zがどの部品イメージデータファ
イルに該当するかを判断する(ステップ303)。この
ステップ303における判断は、座標Zのx座標値およ
びy座標値が、図8に示した開始点情報23および終了
点情報24による両域内に含まれるか否かを、各部品イ
メージデータファイル毎に判断することによる。
【0036】例えば、Xs2≦x≦Xe2,かつYs2
≦y≦Ye2を満足すれば、座標Zは部品イメージデー
タファイルa−2の領域に存在すると判断して、この部
品イメージデータファイルa−2のイメージデータを記
憶装置から読み出して新たなウィンドウに表示して処理
を終了する(ステップ304)。
【0037】一方、例えば、Xs3≦x≦Xe3,かつ
Ys3≦y≦Ye3を満足すれば、座標Zは部品イメー
ジデータファイルa−3の領域に存在すると判断して、
この部品イメージデータファイルa−3のイメージデー
タを記憶装置から読み出して新たなウィンドウに表示し
て処理を終了する(ステップ305)。
【0038】一般に、一枚の原画像内には、高精度に描
画することが必要な部分もあれば、高精度に描画する必
要のない部分もある。従って、原画像を読み取る場合、
原画像の全体を高精度に読み取ったイメージデータファ
イルを作成することは、無駄であり、また、作成するイ
メージデータファイルのファイルサイズが膨大になっ
て、保存するメモリ容量を圧迫したり、あるいはメモリ
の空き容量が足らずにファイルの作成自体が不可能にな
る虞れがある。また、ディスプレイの一画面に表示し得
る情報量には限りがあることから、大きなファイルサイ
ズものは、一画面内に描画しきれないといった不都合も
招く。
【0039】しかし、前述の一実施例のイメージデータ
処理方式では、一つの原画像に対して、原画像の全体を
読み取った基本イメージデータファイルと、原画像内の
高精度に描画することが必要な部分を所望の精度で読み
取った部分イメージデータファイルとを作成するため、
前記基本イメージデータファイルは精度を低くしてディ
スプレイ3の一画面に入るように作成し、部分イメージ
データファイルは必要に応じた高精度に作成することに
よって、ディスプレイ3の一画面に表示しきれないとい
う問題を解決すると同時に、原画像上の重要な部分に関
しては、必要に応じた高精度に描画することができ、ま
た、精度が不要な部分まで高精度な読取を行うといった
不都合を回避できるため、読取処理の高速化を図ると同
時に、限られたメモリ容量等をより有効に利用すること
が可能になる。
【0040】また、ウィンドウ管理手段9によるマルチ
ウィンドウ機能によって、基本イメージデータファイル
による全体像を描画している状態から、簡単に所望の部
分の詳細な画像を表示させることができるため、優れた
操作性も確保することができる。
【0041】従って、本発明の一実施例によれば、コン
ピュータのディスプレイの解像度や許容し得るメモリ容
量等のコンピュータ側の性能による制限内で、原画像に
関するより多くの情報を操作性よくディスプレイに表示
することが可能になる。
【0042】
【発明の効果】以上に詳細に説明したように、本発明に
係るイメージデータ処理方式では、イメージスキャナに
よる読取精度を低くして基本イメージデータファイルを
作成することによって原画像の全体をディスプレイの一
画面に収めることができ、また、イメージスキャナによ
る読取精度を高くして部分イメージデータファイルを作
成することによって、原画像上の重要な部分に対しては
必要に応じた高精度で描画することができる。また、ウ
ィンドウ管理手段によるマルチウィンドウ機能によっ
て、基本イメージデータファイルによる全体像を描画し
ている状態から、簡単に所望の部分の詳細な画像を表示
させることができるため、優れた操作性も確保すること
ができる。
【0043】従って、コンピュータのディスプレイの解
像度や許容し得るメモリ容量等のコンピュータ側の性能
による制限内で、原画像に関するより多くの情報を操作
性よくディスプレイに表示することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るイメージデータ処理方式の一実施
例の構成説明図である。
【図2】前記一実施例を実行する画像処理システムの説
明図である。
【図3】前記一実施例の処理手順の概略説明図である。
【図4】前記一実施例のイメージデータファイル作成処
理の説明図である。
【図5】前記一実施例の部分イメージデータファイル作
成の説明図である。
【図6】前記一実施例の部分イメージデータファイル作
成の具体例の説明図である。
【図7】前記一実施例の部分イメージデータファイル作
成の具体例の説明図である。
【図8】前記一実施例のイメージデータファイルのデー
タ管理の説明図である。
【図9】前記一実施例の描画処理時の操作説明図であ
る。
【図10】前記一実施例の描画処理の説明図である。
【符号の説明】
1 イメージスキャナ 3 ディスプレイ 4b CPU 6 イメージスキャナ操作手段 7 登録・検索手段 9 ウィンドウ管理手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イメージスキャナを使って読み取った画
    像をディスプレイに描画する画像処理システムにおける
    イメージデータ処理方式であって、 イメージスキャナの読み取ったデータを処理するCPU
    には、イメージスキャナを使ってイメージデータファイ
    ルを作成するイメージスキャナ操作手段と、前記イメー
    ジスキャナ操作手段によって作成したイメージデータフ
    ァイルをデータ記録部に管理する登録・検索手段と、作
    成されたイメージデータファイルに基づいて画像をディ
    スプレイに表示するウィンドウ管理手段とを装備し、 前記イメージスキャナ操作手段によるイメージデータフ
    ァイルの作成時には、一枚の原画像の全体を読み取った
    基本イメージデータファイルと、前記原画像中で詳細な
    描画が必要となる部分を読み取った部分イメージデータ
    ファイルとを作成し、 前記登録・検索手段では、一枚の原画像毎にその基本イ
    メージデータファイルと全ての部分イメージデータファ
    イルとが検索できるように、前記データ記録部に管理
    し、 前記ウィンドウ管理手段では、基本イメージデータファ
    イルによる全体像を描画している状態で、部分イメージ
    データファイルに保存されている部分を識別表示すると
    ともに、識別表示された部分の選択指定によって部分イ
    メージデータファイルに基づく画像を表示させるマルチ
    ウィンドウ機能を装備したことを特徴とするイメージデ
    ータ処理方式。
JP3288454A 1991-11-05 1991-11-05 イメージデータ処理方式 Pending JPH05346948A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08271273A (ja) * 1995-03-30 1996-10-18 Alpine Electron Inc ナビゲーション処理方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08271273A (ja) * 1995-03-30 1996-10-18 Alpine Electron Inc ナビゲーション処理方法

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