JPH06103214B2 - 多品種原料の計量管理装置 - Google Patents

多品種原料の計量管理装置

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JPH06103214B2
JPH06103214B2 JP14438689A JP14438689A JPH06103214B2 JP H06103214 B2 JPH06103214 B2 JP H06103214B2 JP 14438689 A JP14438689 A JP 14438689A JP 14438689 A JP14438689 A JP 14438689A JP H06103214 B2 JPH06103214 B2 JP H06103214B2
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寧 伊藤
和幸 松本
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鐘紡株式会社
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば化粧品や医薬品等のように多変種の原
料を用いてこれら化粧品や医薬品を製造する工程で使用
して好適な多品種原料の計量管理装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、化粧品、医薬品等は多種類の原料成分を調合な
いし配合することによって製造されるものであり、これ
ら原料は原料倉庫に保管されている。そして、原料の種
類は1000〜3000種類にわたり、その保管形態としてはび
ん、缶、ドラム等があり、また使用頻度としては毎日使
うものから、1年に数回しか使用しないものまであり、
さらに使用料も1mg〜200kg程度の広い範囲にわたってい
る。
このように、多品種にわたる様々な原料を用いて製品を
製造するには、原料の計量工程で製品毎に使用される多
種類の原料を正確に計量し、入出庫管理することが重要
である。原料を取り間違ったり、指定された数量を計量
しなかった場合には、その工程で生産された製品は不良
品として出荷することはできない。
さて、従来技術においては、前述した原料の計量工程
で、製品A,B,C,…に必要な原料の計量方法に2種類の方
法が採用されていた。即ち、第1の方法は1人の作業員
が1つの製品Aに必要な原料a,b,c,…を全部受けもち、
全原料a,b,c,…を順番に計量しつつ取揃える方法であ
り、第2の方法は原料a,b,c,…毎に専門の作業員を決
め、当該作業員が製品A,B,C,…に必要な原料a(A),a
(B),a(C),…を計量しつつ取揃える方法である。
〔発明が解決しようとする課題〕
然るに、前述した従来技術によるものは、いずれの方法
においても次のような問題点があった。
即ち、第1の方法は、1人の作業員の製品Aについて必
要な原料a,b,c,…を順番に計量しながら取揃えるもので
あるから、多様な容器に入っている原料名と計量秤の示
す目盛を確認しながら倉庫内を巡回しつつ原料を集めて
いくものである。このため、原料名、計量値等は目視に
よる判断のみに頼っているため、原料の取り違いを起こ
し易いという問題点がある。
一方、第2の方法は原料a,b,c,…毎に専門の作業員を決
めているから、原料名の取り違いを防止することはでき
るものの、同一原料でも製品A,B,C,…毎に計量指示値a
(A),a(B),a(C),…が異なり、1mg〜200kg位ま
での計量幅にわたって計量するものであるから、目視に
よる判断だけでは誤計量をおこしやすいという問題点が
ある。
本発明はこのような従来技術の問題点に鑑みなされたも
ので、一定の計量手順によって計量作業を行なわせると
共に、予測残量値と実残量値とを管理することによっ
て、人為的な原料取り違いや誤計量を防止し、かつ棚卸
し業務等も不要としうるようにした多品種原料の計量管
理装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、作業開始時には
原料毎に計量作業に必要な数量情報と予測残量情報とを
指示し、作業終了時には実残量の報告を受けて原料毎に
残量を更新するメイン管理手段と、 作業開始時には該メイン管理手段からの計量指示を受
け、持ち運び可能な個人別の記憶媒体の原料毎に数量情
報と予測残量情報とを書込むことによって個人別の計量
指示を行ない、作業終了時には前述記憶媒体を読込むこ
とによって個人別の実践報告を受け、原料毎の実残量を
前記メイン管理手段に報告する集配信手段と、 作業現場に設けられ、前記記憶媒体の読込むと書込み可
能な制御手段、原料の重量を計量して計量信号を該制御
手段に出力する1台または複数台の計量器および報知器
からなる計量管理手段とを備え、 前記計量管理手段の制御手段は、前記記憶媒体から読込
んだ原料毎の数量情報と計量器から入力された計量結果
とが等しいか比較し、等しくないときには前記報知器を
作動せしめる第1の判定手段と、所定の原料について全
く計量が終了した後に計量される原料の実残値を前記記
憶媒体に記憶された予測残量情報と比較し、等しくな
い、または許容範囲外にあるときには前記報知器を作動
させる第2の判定手段と、該第2の判定手段によって実
残値が予測残量情報と等しく、または許容範囲内にある
と判定したときには前記記憶媒体に実残量を書込む書込
み手段とから構成したことにある。
〔作用〕
このように構成することにより、作業開始時にはメイン
管理手段は生産計画に基づいて原料毎に計量作業に必要
な数量情報と予め演算した予測残量情報とを集配信手段
に送信すると、該集配信手段はRAMカード(ICカード)
等からなる個人別の記憶媒体に原料毎に数量情報と予測
残量情報と書込み、個人別の計量指示を行なう。これに
より、作業者は記憶媒体を作業現場に設けられた計量管
理手段の制御手段に読込ませ、また計量器によって個々
の原料の計量作業を実施し、その時の数量情報に基づい
て原料毎に正しい計量作業を行ない、その原料の必要な
全計量が終了したら当該原料の実残量を計量し、記憶媒
体に記憶せしめる。
一方、現場作業が終了したら、記憶媒体の実残量を集配
信手段に読込ませることによって実践報告を行なう。こ
れにより、集配信手段はメイン管理手段に実残量の報告
を行ない、該メイン管理手段は原料毎に残量の更新を行
ない、翌日の作業に備える。
この際、前記計量管理手段の本体をなす制御手段を、第
1の判定手段、第2の判定手段、書込み手段等から構成
し、第1の判定手段によって数量情報と個々の計量結果
とに誤まりがあるときには、報知器を作動させて警報
し、また第2の判定手段によって予測残量情報と実残量
とに誤まりがあるときには、報知器を作動させて警報す
るものであるから、二重のチェックによって計量ミスを
防止することができる。
〔実施例〕 以下、本発明の実施例を添付図面を、参照しつつ詳細に
説明する。
第1図は本実施例の全体構成図を示し、図中1は例えば
中型コンピュータによって構成されるホストコンピュー
タで、該ホストコンピュータ1は入出力装置2を介して
他のメインコンピュータ(図示せず)と接続されると共
に、後述するパーソナルコンピュータ4と接続されてい
る。ここで、前記ホストコンピュータ1は第3図に示す
計量指示処理用のプログラムと、第15図に示す実残量更
新処理用のプログラムを格納し、後述の演算を実行する
ようになっている。
3は集配信サブシステムを示し、該集配信サブシステム
はパーソナルコンピュータ4,マイクロコンピュータ等か
らなるポータブルターミナル5、後述のラベルその他の
帳票を発行するプリンタ6から構成されている。ここ
で、前記パーソナルコンピュータ4は入出力装置2を介
してホストコンピュータ1と接続されると共に、ポータ
ブルターミナル5,プリンタ6と接続され、第8図に示す
計量指示配信処理用のプログラムと、第13図に示す計量
実績集信処理用のプログラムとを格納し、後述の演算を
実行するようになっている。一方、ポータブルターミナ
ル5は後述のRAMカード7に対して情報の書込みを行な
うと共に、該RAMカード7からの情報の読出しを行なう
ためのものえ、このため該ポータブルターミナル5には
カード挿着口5Aが設けられている。なお、集配信サブシ
ステム3は簡易構成とするために、パーソナルコンピュ
ータ4,ポータブルターミナル5,プリンタ6を別々の構成
としたが、機種に応じてはこれらを一体構成としてもよ
い。
7は持ち運び可能なRAMカード(またはICカード)で、
該RAMカード7は計量作業の担当者毎に保持されて、当
該担当者が作業するために必要な情報を記憶するもの
で、書込み、読出しが自由なカードとして構成されてい
る。そして、前記RAMカード7は、第11図に示すよう
に、担当者記憶エリア7Aと、原料名a,b,c,…を記憶する
原料名記憶エリア7Bと、該原料名a,b,c,…毎に計量すべ
き製品名A,B,C,…を記憶する製品名記憶エリア7Cと、数
量記憶エリア7Dとから構成されている。しかも、当該数
量記憶エリア7Dは原料a,b,c,…について計量すべく製品
A,B,C,…の計量値a(A),a(B),a(C),…、b
(A),b(B),b(C),…の数値を記憶する計量値記
憶エリア7D1と、当日の予測残量を記憶する予測残量記
憶エリア7D2と、当日の実残量を記憶する実残量記憶エ
リア7D3とから構成されている。なお、前記RAMカード
7には、計量誤差範囲内での許容値を示す情報を、裏情
報として記憶させることができる。
さらに、8,8,…は計量すべき作業現場にそれぞれ設けら
れた計量サブシステムで、該各計量サブシステム8はマ
イクロコンピュータ等からなるCRTディスプレイ装置付
きのポータブルターミナル9,自動切換器10を介して該ポ
ータブルターミナル9と接続された複数台の計量器11,1
1,…、ブザー,ランプ等の報知器12から構成されてい
る。ここで、前記ポータブルターミナル9にはカード挿
着口9Aが設けられ、RAMカード7からの情報の読出し
と、各RAMカード7への情報の書込みを行なうと共に、
第12図に示すプログラムを格納し、後述の計量処理を行
なうようになっている。また、計量器11は原料の重量を
計量して計量信号を出力すると共に、ディスプレイ装置
11Aを有する電子天秤等から構成され、必要なデータの
表示が行なわれる。なお、計量サブシステム8を構成す
る制御装置としては、ポータブルターミナル9に限るこ
となく、ディスプレイ装置を有するマイクロコンピュー
タまたはパーソナルコンピュータによって構成してもよ
く、この場合可搬式であることが望ましい。また、計量
サブシステム8のポータブルターミナル9内に計量誤差
範囲内での許容値を記憶させる構成としてもよい。
本実施例はこのように構成されるが、次にその作用につ
いて述べる。
まず、第2図は本実施例の全体的な処理動作を示し、ス
テップS1はホストコンピュータ1による計量指示処理、
ステップS2は集配信サブシステム3による個人別の計量
指示配信処理、ステップS3は計量サブシステム8による
計量処理、ステップS4は集配信サブシステム3による個
人別の計量実績集信処理、ステップS5はホストコンピュ
ータ1による実残量更新処理を示す。そして、ステップ
S1とS2の間、ステップS4とS5の間はオンラインにより処
理を行ない、ステップS2とS3、ステップS3とS4の間はRA
Mカード7を媒介としてオフラインにより処理を行なう
ようになっている。
次に、第3図はホストコンピュータ1による計量指示処
理を示し、ステップS11において該ホストコンピュータ
1は他のメインコンピュータからの情報に基づいて全工
場的な生産計画を作成し、ステップS12ではこの生産計
画に基づいて翌日の計量計画を作成する。この翌日計量
計画は、第4図に示すように、製品A,B,C,…についての
生産数量ならなっている。製品A,B,C,…について使用す
べき原料a,b,c,…とその割合は予め記憶されているか
ら、次のステップS13では、ステップS12による翌日の計
量計画から、製品毎の使用原料を展開する。具体的に
は、第5図に例示するように、製品Aについて翌日の生
産数量から、当該製品Aに関する原料a,b,c,…の計量値
を展開する。次に、ステップS14ではステップS13で作成
された製品毎の使用原料から、第6図に示すように、原
料a,b,c,…毎の計量データを編集する。即ち、第6図の
具体例の場合、原料aは製品A,B,C,について使用される
ものであり、その計量数量a(A),a(B),a(C)は
それぞれ0.3kg,14kg,7kgである。さらに、ステップS15
では原料a,b,c,…について、計量後の残量予測計算を行
なう。即ち、後述するように、原料a,b,c,…毎に当日の
実残量の報告を受け、現場倉庫に保管されている実残量
は予め知られているから、ステップS14で演算した原料
a,b,c,…毎の翌日の全計量数量との差を求めることによ
り、残量予測を行なうことができる。かくして、ステッ
プS16では、集配信サブシステム3のパーソナルコンピ
ュータ4に、第7図に示すデータを翌日に計量データと
して計量指示する。
なお、第3図の処理ステップ内には明示されていない
が、ステップS15で計量後の残量を予測計算する際し
て、実残許容最小値と実残許容最大値が併せて計算さ
れ、これらのデータもパーソナルコンピュータ4に送信
される。これは倉庫に搬入される原料の総量自体に誤差
があるかりでなく、計量器11によって計量している途中
で容器から床面にこぼしてしまうことがある等、種々の
原因による誤差を許容するためのもので、通常計量値の
許容誤差範囲は±1/100程度(予測残量が500kgなら±50
0g以内)に設定されている。また、ホストコンピュータ
1による翌日の計量指示は、午前0時から午後12時まで
の24時間分であり翌日の作業に先立って可及的に早い時
間に指示が行なわれる。
次に、第8図はホストコンピュータ1から計量指示が行
なわれた場合に、集配信サブシステム3によって実行さ
れる個人別の計量指示配信処理を示す。
第8図において、ステップS21でホストコンピュータ1
から計量指示を受信したら、次のステップS22では予め
定められ、記憶されている担当者別の取扱い原料対応リ
ストを読込む。なお、この対応リストを読込むに際し
て、担当者の変更、キャンセル等が可能なことは勿論で
ある。そして、次のステップS23では、ステップS21で受
信した第7図の計量指示データと、ステップS22で読込
んだ担当者別の取扱い原料対応リストとから、第9図に
示すように個人別の担当原料配分を行ない、ステップS2
4ではプリンタ6を用いて第10図に示す計量ラベル13の
印刷を行なう。この計量ラベル13は担当者名、原料名、
計量数量、製品名等からなり、実際の計量作業を行なっ
た都度、原料容器またはその近傍のボード等に貼着する
ものである。さらに、ステップS25では個人別のRAMカー
ド7に所定の計量データを書込み、処理が終了する。こ
こで、RAMカード7への書込みは、該RAMカードをポータ
ブルターミナル5のカード挿着口5Aに挿着することによ
って行なわれるもので、具体的には第11図に示すように
各記憶エリア7A〜7Dに第9図に対応するデータが記憶さ
れることによって行なわれる。
さて、前述のようにして個人別のRAMカードの発行が行
なわれたら、各担当者は作業現場に設けられた各計量サ
ブシステム8,8,…のうち、所定の計量サブシステム8に
おいて、第12図に基づく計量処理が行なわれる。なお、
第12図において( )内の処理は人手による作業または
人手による判断を示している。
第12図において、ステップS31でポータブルターミナル
9のカード挿着口9AにRAMカード7をセットすると、該
ポータブルターミナル9は次のステップS32でRAMカード
7から次の原料名(具体的には原料名a)を読込み、次
のステップS33で当該原料についての未計量データの有
無を判定する。最初は未計量データがあることは勿論で
あるから、ステップS34に進んで所定の計量器11のディ
スプレイ装置11Aに該当原料(具体的には、a(A)に
ついて0.3kg)を表示する。そこで、担当者はディスプ
レイ装置11Aに指示された原料を指示値分だけ計量器11
によって計量する(ステップS35)。すると、計量器11
からポータブルターミナル9に計量信号が出力され、該
ポータブルターミナル9は計量値を受信し(ステップS3
6)、次のステップS37で指示値と計量値とが等しいか否
か比較する。前記のステップS37で等しいと判定したと
きには、ポータブルターミナル9はRAMカード7に計量
実績を記録し、ステップS33に戻る。一方、ステップS37
で両者の値が異なると判定したときには、ブザー等の報
知器12を作動し、担当者に再計量を指示する(ステップ
S39)。これにより、担当者は計量指示値の再確認を行
ない(ステップS40)、ステップS35に戻って当該ステッ
プS35以後の処理を繰返し、計量作業の正確を期し、正
しい計量値となればステップS38からステップS33に戻
る。
この結果、ステップS33では未計量データの有無を判定
する。具体的の場合、a(B)について14kgが未計量で
あるからステップS34〜S40の処理を繰返し再びステップ
S33に戻る。さらに、具体例の場合、a(C)について7
kgが未計量であるから、再度ステップS34〜S40の処理を
繰返し、ステップS33で該当原料についての未計量デー
タがないと判定したときには、ステップS41以後の処理
に移る。
なお、ステップS34〜S40が本発明の制御手段における第
1の判定手段を構成している。
次に、前述のようにして、ステップS33で未計量データ
が無いと判定したときには、ステップS41に移って計量
器11のディスプレイ装置11Aに予測残値、具体的には8.7
kgを表示する。そこで、担当者はステップS42で残った
原料aの容器を計量器11に載せて実残値を計量すると、
該計量器11による計量信号はポータブルターミナル9で
受信される(ステップS43)。この結果、ポータブルタ
ーミナル9は、ステップS44において実残値が予測残値
の範囲か否か判定する。いま、ステップS44で許容誤差
範囲を含めて予測残値の範囲内であると判定したときに
は、ステップS45に移って実残値をRAMカード7の実残量
記憶エリア7D3に記録し、ステップS46で次の原料の有
無を判定する。ステップS46で次の原料があればステッ
プS32に戻り、前述と同様の計量作業を繰返し、次の原
料がないと判定したときにはステップS51に移り、担当
者がポータブルターミナル10からRAMカード7を取出せ
ば、計量作業が終了する。なお、具体例の場合、原料b
(A)について50kg,b(C)について1.5kg,…の計量が
残っているから、ステップS32に戻ることになる。
一方、前述のステップS44で、実残値が予測残値の範囲
外にあると判定したときには、ステップS47に移り、ポ
ータブルターミナル9はブザー等の報知器12を作動し、
誤計量の恐れがある旨警報する。そこで、担当者はこの
警報に基づいて、いま計量した原料名が正しいか目視に
よって判断し(ステップS48)、正しいと判断した場合
にはステップS45に移りポータブルターミナル9を操作
して実残値をRAMカード7に記録する。なお、この場合
には、RAMカード7には「残量照合時の警告あり」が記
録されるもので、具体例の場合、原料aについての予測
残量が8.7kgであるのに対し、実残量が7.9kgであり、許
容誤差範囲外であり、後述の計量管理日報にはその旨が
記録される。一方、ステップS48で原料名が誤っていた
と判断したときには、ステップS49に移ってポータブル
ターミナル9を操作すると、ステップS38で記録された
計量実績をキャンセルされる。そこで、担当者はステッ
プS50によって正しい原料の準備を行ない、ステップS33
以下の処理を再度実行する。
なお、ステップS41〜S50が本発明の制御手段における第
2の判定手段を構成している。
前述のようにして担当者が原料a,b,c,…について製品A,
B,C,…毎の全計量作業が終了したら、当該担当者はRAM
カード7をポータブルターミナル9から取出し、集配信
サブシステム3まで持参し、そのポータブルターミナル
5に挿着する。これにより、前記集配信サブシステム3
では第13図に示す計量実績集信処理が実行される。
即ち、第13図において、ポータブルターミナル5に担当
者毎に計量作業後のRAMカード7が順次挿着されると
(ステップS61)、パーソナルコンピュータ4には全担
当者の実績データが格納され(ステップS62)、ホスト
コンピュータ1から計量指示された計量データに基づい
て異常実績データのチェックが行なわれる(ステップS6
3)。そして、次のステップS64では、第14図に示すよう
な計量管理日報14がプリンタ6で印刷され、現場の管理
者によってチェックされる。さらに、次のステップS65
ではパーソナルコンピュータ4からホストコンピュータ
1に原料a,b,c,…毎の実残量が送信され、実残量報告が
行なわれる。
さらに、ホストコンピュータ1に実残量の報告がなされ
ると、該ホストコンピュータ1は第15図に示す実残量更
新処理により、実残量の更新を行なう。即ち、第15図に
おいて、ステップS71でパーソナルコンピュータ4から
実残量を受信すると、次のステップS72では第16図に示
すように該当原料の在庫更新処理を行なう。具体例の場
合、原料aについての予測残量は8.7kgであったが、実
残量は7.9kgであるから、この実残量を記憶し、翌日の
計量計画に使用する。
このように、本実施例によれば、原料a,b,c,…について
製品A,B,C,…毎の計量数量と、原料a,b,c,…毎の予測残
量とを指示し、計量サブシステムで各計量指示値と実計
量値とを比較し、両者の値を確認しつつ計量作業を行な
うと共に、予測残量と実残量とを比較し、両者の値を確
認しつつ原料a,b,c,…を順次計量していくものであるか
ら、誤計量による計量ミス、原料の取り違い等をなく
し、正確な計量作業を行なうことができる。
また、個人別の計量指示は集配信サブシステム3によっ
て個人別RAMカード7を介して指示され、担当者は計量
現場に設けられた計量サブシステム8に前記RAMカード
7内の情報を入力させた上で、計量作業を行なうもので
あるから、集配信サブシステム3と計量サブシステム8
との間のデータ交換をオフラインとすることができ、倉
庫内での移動作業が便利であり、かつ倉庫内のレイアウ
ト変更等も簡単に行なうことができる。
さらに、計量作業後の実残量はホストコンピュータに報
告され、倉庫での実残量を毎日更新しているから、従来
技術のように数千種類にわたる原料毎の定期的な棚卸し
業務を不要とすることができる。
なお、実施例では本発明のメイン管理手段としてホスト
コンピュータ1で構成し、集配信手段としてパーソナル
コンピュータ4を含む集配信サブシステム3で構成する
ものとして述べたが、メイン管理手段と集配信手段とを
単一のコンピュータによって構成してもよい。
また、大型倉庫であって原料倉庫にドラム缶等が多数保
管されている場合には、原料倉庫とは別に計量室を設け
ることができる。そして、この場合には計量室に計量サ
ブシステム8を設けることができるもので、残量管理に
際しては計量室内に移された原料の残量のみを管理すれ
ばよいものである。
〔発明の効果〕
本発明に係る多品種原料の計量管理装置は以上詳細に述
べた如くであって、メイン管理手段からの計量指示を受
け、集配信手段は原料毎の計数情報と予測残量を指示し
て持ち運び可能な記憶媒体に記憶せしめ、作業現場に設
けられた計量管理手段は、この記憶媒体に記憶された情
報から正規の作業を行なわせ、計量後の実残量を記憶媒
体を介して報告させ、この際、前記計量管理手段をなす
制御手段は計量結果が数値情報と等しいか否か判定する
第1の判定手段と、計量作業後の実残値が予測残量情報
の許容量内にあるか否か判定する第2の判定手段を有す
る構成としたから、作業現場における計量数量の誤計
測、原料の取り違い等を二重チェック体制が行なうこと
ができるもので、多品種にわたって広範な計量範囲を人
為的なミスなく正確な計量管理を可能とし、また持ち運
び可能な記憶媒体を用いてデータ交換できるから、現場
での移動作業を容易に行なうことができ、さらに毎日実
残量を管理しているから、定期的な棚卸し業務を不要と
できる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す全体構成図、第2図は本
実施例の計量管理装置による全体の処理を示すメイン流
れ図、第3図はホストコンピュータによる計量処理を示
す流れ図、第4図は第3図中の翌日計量計画作成処理を
示す説明図、第5図は第3図中の製品別使用原料展開処
理を示す説明図、第6図は第3図中の原料毎の計量デー
タ編集処理を示す説明図、第7図は第3図中の計量後の
残量予測計量処理を示す説明図、第8図は集配信サブシ
ステムによる計量指示配信処理を示す流れ図、第9図は
第8図中の個人別担当原料配分処理を示す説明図、第10
図は第8図中の計量ラベル印刷処理によって印刷された
ラベルの正面図、第11図は第8図中の個人別RAMカード
書込み処理によって情報が書込まれたRAMカードを示す
説明的斜視図、第12図は計量サブシステムによる計量処
理を示す流れ図、第13図は集配信サブシステムによる計
量実績集信処理を示す流れ図、第14図は第13図中の計量
管理日報印刷処理で印刷された計量管理日報を示す正面
図、第15図はホストコンピュータによる実残量更新処理
を示す流れ図、第16図は第15図中の該当原料在庫更新処
理を示す説明図である。 1…ホストコンピュータ(メイン管理手段)、3…集配
信サブシステム(集配信手段)、4…パーソナルコンピ
ュータ、5,9…ポータブルターミナル、6…プリンタ、
7…RAMカード(記憶媒体)、8…計量サブシステム
(計量管理手段)、11…計量器、12…報知器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作業開始時には原料毎に計量作業に必要な
    数量情報と予測残量情報とを指示し、作業終了時には実
    残量の報告を受けて原料毎に残量を更新するメイン管理
    手段と、 作業開始時には該メイン管理手段からの計量指示を受
    け、持ち運び可能な個人別の記憶媒体に原料毎に数量情
    報と予測残量情報とを書込むことによって個人別の計量
    指示を行ない、作業終了時には前記記憶媒体を読込むこ
    とによって個人別の実践報告を受け、原料毎の実残量を
    前記メイン管理手段に報告する集配信手段と、 作業現場に設けられ、前記記憶媒体の読込みと書込み可
    能な制御手段、原料の重量を計量して計量信号を該制御
    手段に出力する1台または複数台の計量器および報知器
    からなる計量管理手段とを備え、 前記計量管理手段の制御手段は、前記記憶媒体から読込
    んだ原料毎の数量情報と計量器から入力された計量結果
    とが等しいか比較し、等しくないときには前記報知器を
    作動せしめる第1の判定手段と、所定の原料について全
    て計量が終了した後に計量される原料の実残値を前記記
    憶媒体に記憶された予測残量情報と比較し、等しくな
    い、または許容範囲外にあるときには前記報知器を作動
    させる第2の判定手段と、該第2の判定手段によって実
    残値が予測残量情報と等しく、または許容範囲内にある
    と判定したときには前記記憶媒体に実残量を書込む書込
    み手段とから構成してなる多品種原料の計量管理装置。
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