JPH06103171B2 - 立体物測定装置 - Google Patents

立体物測定装置

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JPH06103171B2
JPH06103171B2 JP62254186A JP25418687A JPH06103171B2 JP H06103171 B2 JPH06103171 B2 JP H06103171B2 JP 62254186 A JP62254186 A JP 62254186A JP 25418687 A JP25418687 A JP 25418687A JP H06103171 B2 JPH06103171 B2 JP H06103171B2
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和俊 池谷
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、非接触で対象物体の移動量または形状を測定
する立体物測定装置に関するものである。
従来の技術 従来の立体物測定装置は、第8図に示すように、レーザ
発振器1より発射されたレーザビーム2を集束レンズ3
によってビーム径を絞った後、スキャナ4によって対象
物体6にスリット状に照射し、その対象物体6をビデオ
カメラ7で撮影し、その映像信号をA/Dコンバータ8で
デジタルの画像情報に変換した後、この画像情報を画像
メモリ9に記憶し、CPU12によって画像メモリ9の画像
情報を読み出しながら重心座標の計算を行ない、その後
重心座標の値により三角測量の原理を用いて三次元座標
の計算を行なっていた。特に最近は、半導体技術の進展
に伴い、またその安定性が良いことから、対象物体を撮
影する手段としてCCDカメラが多く使われてきている。
一般的に立体物測定装置については、いかに精度よく対
象物体の三次元座標を測定するかが重要な課題となって
いる。従って、第8図のような構成において座標測定精
度を高めるためには、カメラからの映像信号の中のスス
リット像の重心座標の検出精度を充分高くしなければな
らない。
発明が解決しようとする問題点 しかし、第8図のような構成でCCDカメラを用いて重心
座標を検出する場合、カメラの撮像面となるCCD基板上
には第9図(a)で示すような受光部91の窓が間隔をあ
けて配列されている。そのため、受光部と受光部の間は
光を感じることができず、レーザスリット光像92の映像
信号は連続しておらず、第9図(b)で示したように光
強度の部分的な積分値(斜線部)93で与えられる。
このCCD素子上の離散的な画像情報、即ち輝度値(Dn)
を用いて重心計算(第(1)式)をすると、計算に用い
る画像情報が位置に関して連続してい (但し、XはCCD素子上の水平走査方向の位置) ないため、第10図に示すようにスリット光像の重心位置
の計算結果は、連続した直線ではなく、CCD素子間で不
連続な曲線94となってしまい、重心計算に周期的に大き
な誤差が生じてしまう。なお、スリット光像の真の中心
を示す直線95からの誤差の分散は、第10図に示す例では
0.14画素であった。
また、第8図で示したような円柱状の対象物体6の曲面
部分について、重心計算を使った従来の立体物測定装置
を用いて三次元座標測定を行なったところ、第11図に示
す結果が得られた。第11図は、三次元座標測定結果をY
ーZ平面にプロットしたものであるが、円柱(φ120m
m)側面の円弧部分が、なめらかな曲線ではなく、段差
のある階段状の折線96として測定されている。
本発明は高精度測定を目的とするものである。
問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するため、レーザ発振器から
発射された光を集光しかつスリット状に変換する光変換
手段と、前記スリット光を対象物体に照射させ、かつ前
記スリット光を偏向させる偏向手段と、ガウス分布が歪
んだ前記対象物体からのスリット反射分布光を、間隔を
あけ2次元に配列されたCCD素子で撮影するCCDカメラ
と、前記CCDカメラより出力される輝度信号を量子化す
るA/D変換器と、前記A/D変換器により変換された画像情
報を記憶する記憶手段と、前記画像情報の中から、前記
CCDカメラのー水平走査ごとに最大値を検出するととも
に、前記最大値を示す前記記憶手段のアドレス情報を検
出するアドレス検出手段と、前記最大値を示すCCDカメ
ラの画素を中心とした前記水平走査上の±m個、計2m+
1個の画素の画像情報と前記最大値を示す画素のアドレ
ス情報を変数とした重回帰モデルを用いてスリット光像
の中心位置を計算するスリット中心演算手段と、前記ス
リット中心演算手段によって計算された前記スリット光
像の中心位置から前記対象物体上のスリット光が投射さ
れている部位の三次元空間座標を計算する三次元空間座
標算出手段とを設けたものである。
作用 本発明は上記の構成により、スリット光が対象物体のど
こに当っているかをすばやく、かつ高精度に検出し、そ
の検出結果から対象物体の三次元空間座標を測定するも
のである。
実施例 第1図は本発明の立体物測定装置の一実施例を示すブロ
ック図である。第1図において、1はレーザ発振器、2
はレーザ発振器1より発射されたレーザビーム、3はレ
ーザビーム2を集束させるための集束レンズ、4は集束
されたレーザビームをスリット状に変換し、かつスリッ
ト光を偏向させるためのスキャナ、5はスリット光、6
は形状を測定される対象物体、7は対象物体6を撮影す
るためのCCDカメラ、8はCCDカメラ7で撮影した対象物
体6の映像信号をlビットのデジタル画像情報に変換す
るためのA/Dコンバータ、9はA/Dコンバータ8で変換さ
れた画像情報を記憶するための画像メモリ、10はA/Dコ
ンバータで変換された画像情報の中で一水平走査ごとに
最大値を見つけ出し、その最大値を示すアドレス情報を
検出するためのアドレス検出回路、11はその最大値の画
素を中心に±m画素の画像情報と最大値を示すアドレス
情報を変数とする重回帰モデルを用いてスリット光像の
中心を計算するスリット中心計算回路、12はスリット中
心計算回路11により求められた値を用いて対象物体6の
三次元座標を計算するとともに、本装置の制御を行うCP
U、13はCPU12の命令およびデータを格納するCPUメモ
リ、14は画像メモリ9に記憶されている画像情報をモニ
タに出力するためのCRTコントローラ、15はモニタ、16
はスキャナ4を制御するためのスキャナ制御回路であ
る。
以下その動作を説明する。レーザ発振器1より発射され
たレーザビーム2は集束レンズ3を通りスキャナ4に入
力される。スキャナ4は集束されたレーザビームをシリ
ンドリカルレンズ等でスリット光に変換し、かつそのス
リット光をガルバノミラー等で偏向させる機能を有す
る。
スキャナ4より出力されたスリット光5は対象物体6に
照射される。この対象物体6をCCDカメラ7で撮影す
る。CCDカメラ7から出力される映像信号は、A/Dコンバ
ータ8によりlビットのデジタル画像信号に変換され
る。A/Dコンバータ8から出力される画像信号は、CPU12
の指令により画像メモリ9に記憶されると同時にアドレ
ス検出回路10に入力され、一水平走査ごとに画像情報が
最大の時のアドレスを検知する。
第2図は画像メモリ9の内容を表わしたものである。同
図に示すように水平h画素、垂直v画素、各画素lビッ
トで構成されており、水平方向のアドレスをi(i=1
〜h)、垂直方向のアドレスをj(j=1〜v)で表わ
す。この画像メモリ9はCCDカメラ7の視野情報を二次
元的に配列しているものであり、CCDカメラ7の各CCD素
子に対応している。なお、水平方向のアドレスiはアド
レス検出回路10及びスリット中心計算回路11で使用され
る。
第3図はアドレス検出回路10を更に詳しく表わしたブロ
ック図である。同図において、100は入力される画像情
報を比較するための比較器、101は画像情報を比較した
結果、あらたに入力された画像情報が大きい時のみその
入力された画像情報を保持するレジスタ、102はレジス
タ101と同様に画像情報を比較した結果、あらたに入力
された画像情報が大きい時のみその入力された画像情報
を示すアドレスを保持するレジスタ、103はレジスタ102
から出力されたアドレス情報がスリット中心位置を計算
するのに適した値であるかどうかを調べるための範囲を
設定する回路、104及び105はレジスタ102が出力するア
ドレスが所定の範囲内であるかを調べるための比較器、
106は比較器104及び105の出力を論理和するためのゲー
トである。
以下、その動作を説明する。通常、シジスタ101及びレ
ジスタ102は水平ブランキング期間に“0"にリセットさ
れている。CPU12の指令により、A/Dコンバータ8から出
力される画像情報は、画像メモリ9に記憶されると同時
にアドレス検出回路10に入力される。アドレス検出回路
10では、一画素ごとに入力される画像情報とレジスタ10
1の出力とを比較器100で比較し、入力された画像情報が
大きい時のみ比較器100が信号を出力し、この信号によ
りレジスタ101には画像情報が、レジスタ102にはレジス
タ101に保持されている画像情報を示すアドレス情報が
保持される。
従って、一水平走査が終了するとレジスタ102には、入
力された画像情報の中で最も大きな値の画素のアドレス
情報が保持されている。
レジスタ102の出力は比較器104及び105に入力され、検
出されたアドレスが所定の範囲内であるかどうかを調べ
る。たとえば、このアドレスが示す画素を中心に±m画
素の画像情報によりスリット光像の中心位置の計算を行
なう場合、ここで検出されるアドレスAiは、画像メモリ
9の水平方向のアドレスをi(i=1〜h)とすると、 1+m≦Ai≦h−m ……(2)′ で、上記第(2)′式を満たす範囲でなければならな
い。この結果、検出されたアドレスが第(2)′式で示
す範囲外であれば、ゲート106から信号が出力され、後
述するようにスリット中心位置及び三次元座標の計算は
行なわないようにする。なお、レジスタ102から出力さ
れるアドレス情報はスリット中心計算回路11に入力され
る。
アドレス検出器10により、一水平走査ごとに画像情報が
最大の時のアドレス情報が検出されると、水平ブランキ
ング期間にこのアドレス情報はスリット中心計算回路11
に入力され、このアドレスが示す画素を中心に±m画素
の画像情報を用いて、一水平走査ごとにスリット光像の
中心位置の計算を行なう。
中心位置の計算には、最大値を示す画素のアドレスIと
2m+1個の画像情報Diを変数とした重回帰モデル(第
(2)式)を用いる。なお、本実施例では3次の項まで
の回帰モデルを用い、m=1即ち最大値を示す画素とそ
の両隣りの画素、計3画素の画像情報を用いた場合を例
にして説明する。
Gj=I+B0+B1D1+B2D1 2+B3DD1 3 +B4D0+B5D0 2+B6D0 3 +B7D2+B8D2 2+B9D2 3 …(2) 第4図は、スリット中心計算回路11を更に詳しく表わし
たブロック図である。同図において、110はアドレス検
出回路10で検出されたアドレスからmを減じるための減
算器、111は画像メモリ9のアドレスを示すカウンタ、1
12は画像メモリ9から出力される画像情報を、カウンタ
111の値によって出力先を選択するスイッチ回路、113,1
14,115はそれぞれ多項式変換回路A,B,C116は、アドレス
情報とレジスタ117の値を加算する加算器、118は加算器
116と出力と、多項式変換回路からの出力を加算する加
算回路、119は加算回路の結果を記憶するためのメモリ
である。
以下、その動作を説明する。アドレス検出器10で検出さ
れた一水平走査上で最大値を示す画素のアドレスは、減
算器110に入力される。減算器110は、アドレス検出器で
検出されたアドレスからmを減じ、その結果をカウンタ
111にロードする。カウンタ111の出力は画像メモリ9の
アドレスとなっており、クロックが入力されるたびに出
力の値が更新される。即ち、この値によって画像メモリ
9から一水平走査のうちの最大値とその前後m画素ずつ
の画像情報が読み出され、スイッチ回路112を介して各
多項式変換回路に入力される。
多項式変換回路A113,B114,C115では、入力された画像情
報を変数とした多項式の値が第(3)式に基づいて計算
される。
Vi=BK1・Di+BK2・Di2+BK3・Di3 ……(3) スイッチ回路112では、カウンタ111の値によって、最大
値を示す画素の左隣りの画素の画像情報(D0)を多項式
変換回路Aに、右隣りの画素の画像情報(D2)を多項式
変換回路Cに、最大値を示す画素の画像情報(D1)を多
項式変換回路Bに入力させる。従って、各多項式変換回
路での係数BK1,BK2,BK3の値は、多項式変換回路A113
では、それぞれB4,B5,B6であり、B114ではそれぞれB1,B
2,B3であり、C115ではそれぞれB7,B8,B9の値を設定して
ある。
また、アドレス検出回路10で検出されたアドレス情報
(I)は加算器116へ入力され、レジスタ117に設定され
ている係数B0の値と加算され、加算結果は加算回路118
に出力される。加算回路118では、加算器116と各多項式
変換回路の出力を順次加算し、最終加算結果即ち第
(2)式の中心座標値Gjをメモリ119へ記憶させる。
ここで第5図の多項式変換回路Bのブロック図を用い
て、更に詳しく多項式変換回路を説明する。同図におい
て、120,121,122,125及び127は乗算器、124及び129は加
算器である。また123,126及び128はレジスタで、第
(2)式の係数であるB1,B2,B3が予め設定されている。
130は加算のタイミングをとるクロックである。多項式
変換回路A及びCについては、上記の係数B1〜B3がそれ
ぞれB4〜B6及びB7〜B9に変わるだけで他は同様の構成で
ある。
以下、その動作を説明する。多項式変換回路Bに入力さ
れた画像情報(D1)は、乗算器120、乗算器121へ2入力
及び乗算器122へ入力される。乗算器120では、予めレジ
スタ123に設定してある係数B1の値と画像情報とを乗算
し、加算器124へ出力する。この回路で第(3)式の第
1項(B1D1)の計算がまず終了する。
次に、乗算器121で画像情報を2乗し、結果を乗算器125
と乗算器122へ出力する。乗算器125では、予めレジスタ
126に設定してある係数B2と乗算器121の出力とを乗算
し、その結果を加算器124へ出力する。加算器124では、
乗算器120と乗算器125のそれぞれの出力を加算し、加算
器129へ出力する。これまでの回路で第(3)式の第1
及び第2項の加算が終了する。
そして、乗算器122では、乗算器121の出力と画像情報と
を乗算し、即ち画像情報の3乗した値を乗算器127へ出
力する。乗算器127では、予めレジスタ128に設定してあ
る係数B3と乗算器122の出力とを乗算し、その結果を加
算器129へ出力する。加算器129では、加算器124の出力
と乗算器127の出力とを加算し、回路外部へ出力する。
この時、それぞれの加算器はタイミングクロック130に
よって動作を制御される。
以上の動作で、第(3)式の多項式の計算が終了し、ス
リット中心計算回路11内で第(2)式の一水平走査ごと
のスリット光像の中心座標値が計算される。
以上の処理を水平ブランキング期間に行なう。従ってCP
U12の指令によりレーザスリット画像の取り込みを行な
うと、メモリ119には各水平走査ごとのスリット中心座
標が格納されることになる。その後、CPU12はレーザス
リット光取り込み終了信号を受けて、メモリ119の情報
を読み出し、対象物体6の三次元座標を三角測量の原理
を用いて計算する。この計算が終了するとCPU12はスキ
ャナ制御回路16に指令を出して、スリット光を移動さ
せ、前記処理を繰り返す。
なお、アドレス検出回路10の中の論理和ゲート106が信
号を出力した時、即ち検出されたアドレスが範囲外であ
る時は、スリット中心計算回路11の中のメモリ119には
選択回路(図示せず)によって特定の値が記憶されるよ
うになっており、CPU12がこの値を検知すると三次元座
標の計算は行なわない。
以上のような構成と動作をもってして、従来例と同様
に、第9図(a)に示すようなレーザスリット光の中心
座標を計算すると、第10図の従来例に比べ第6図に示す
ように誤差が大幅に縮小され、ほぼ連続した直線61とし
て得られる。得られた中心座標値とスリット像の真の中
心位置を示す直線62との誤差の分散は0.04画素であり、
従来例の場合の0.14画素に比べて約1/4に誤差を小さく
することができる。従って、この中心座標値をもとに対
象物体の三次元座標を計算しているため、三次元座標の
測定値も従来に比べて非常に高精度に計算することがで
きる。
第7図は、第1図で示したような円柱状の対象物体6の
曲面部分について、本発明の上記の構成の立体物測定装
置を用いて三次元座標測定を行なった結果を示してい
る。第7図は三次元座標測定結果をY−Z平面にプロッ
トしたものであるが、円柱(φ120mm)側面の円弧部分
が、第11図に示した従来例の様な階段状の折線に比べ、
非常になめらかな曲線71として得られており、従来に比
べ高精度に三次元座標が測定できていることが明白であ
る。なお、この測定時の誤差分散は従来例に比べて約1/
4に低減することができている。
また、本実施例では、集束レンズでレーザスリット光を
絞っているため、中心計算に用いた画素数は最大値を示
す画素を中心に±1画素、計3画素でよく、一水平走査
上の全ての画素を用いて重心計算する必要がなく計算時
間を短縮することができる。
なお、A/Dコンバータ8は8ビットのものを用い、スリ
ット中心計算回路内の10個のレジスタに設定した第
(2)式の係数B0からB9の値は、それぞれ B0=−2.678 B1=0.032 B2=−0.063 B3=0.078 B4=−2.823×10-4 B5=6.283×10-4 B6=−5.482×10-4 B7=6.496×10-7 B8=−2.156×10-6 B9=1.528×10-6 である。これらの係数は、対象物体及び測定環境にあわ
せて最適なものと設定する。係数決定の際は、三次元座
標測定前に第6図に示したような真の中心位置が既知で
ある傾斜線としてレーザスリット像を得、第(2)式を
変形した第(4)式を水平走査線ごとに得る。これらの
複数の第(4)式を用いて、最小2乗法により本実施例
の場合係数B0〜B9を決定した。
Yi=GJ−I+B0+B1D1+B2▲D2 1▼+B3▲D3 1▼ +B4D0+B5▲D2 0▼+B6▲D3 0▼ +B7D2+B8▲D2 2▼+B9▲D3 2▼ …(4) ここで用いた傾斜線とは、CCDカメラの撮像面であるCCD
基板上において、スリット光の像がCCD素子の配列に対
して傾斜している直線であることであり、撮像面の水平
及び垂直軸に平行でなければよい。本発明に用いた重回
帰モデルは、たとえば第9図(a)で示したような受光
部でのデータのサンプリングが不連続になる場合の補間
に非常に有効的であり、重回帰モデルの係数(偏回帰係
数)の決定も、上記の傾斜線のようなデータのサンプリ
ングが不連続となる状態でスリット光を撮像して行なう
だけでよい。
また本実施例で用いた重回帰モデルでは、最大値を示す
画素中心に±1画素で、3次の項までの近似式を用いた
が、これらの値は本発明を限定するものではなく、精度
上もしくはハードウェア構成上の制限等からこれらの値
を増減させても、本発明の主旨から逸脱するものではな
い。
発明の効果 以上述べてきたように本発明によれば、アドレス検出回
路とスリット中心計算回路及び多項式変換回路という比
較的簡易な回路構成を設けることにより、レーザスリッ
ト光が対象物体のどこに当っているかをすばやく、かつ
高精度に計算し、従って高精度に三次元座標を測定する
ことができ、測定誤差の分散を従来の約1/4に低減する
ことができるという極めて大きな効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における立体物測定装置のブ
ロック結線図、第2図は同装置の要部である画像メモリ
の記憶状態を表わした概念図、第3図は同アドレス検出
回路のブロック結線図、第4図は同スリット中心計算回
路のブロック結線図、第5図は同多項式変換回路Bのブ
ロック図、第6図は本発明の一実施例におけるスリット
像の中心位置計算結果を示す図、第7図は本発明の一実
施例における円柱物体の曲面部の三次元座標測定結果を
示す図、第8図は従来の立体物測定装置のブロック結線
図、第9図はCCD素子受光模型図で同図(a)は概観
図、同図(b)は走査線での断面図、第10図は従来例に
おけるスリット像の重心計算結果を示す図、第11図は同
立体物測定装置を用いた円柱物体の曲面部の三次元座標
測定結果を示す図である。 1……レーザ発振器、3……集束レンズ、4……スキャ
ナ、5……スリット光、6……対象物体、7……CCDカ
メラ、8……A/Dコンバータ、9……画像メモリ、10…
…アドレス検出回路、11……スリット中心計算回路、12
……CPU、113・114・115……多項式変換回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ発振器から発射された光を集光しか
    つスリット状に変換する光変換手段と、前記スリット光
    を対象物体に照射させ、かつ前記スリット光を偏向させ
    る偏向手段と、ガウス分布が歪んだ前記対象物体からの
    スリット反射分布光を、間隔をあけ2次元に配列された
    CCD素子で撮影するCCDカメラと、前記CCDカメラより出
    力される輝度信号を量子化するA/D変換器と、前記A/D変
    換器により変換された画像情報を記憶する記憶手段と、
    前記画像情報の中から、前記CCDカメラの一水平走査ご
    とに最大値を検出するとともに、前記最大値を示す前記
    記憶手段のアドレス情報を検出するアドレス検出手段
    と、前記最大値を示すCCDカメラの画素を中心とした前
    記水平走査上の±m個、計2m+1個の画素の画像情報と
    前記最大値を示す画素のアドレス情報を変数とした重回
    帰モデルを用いてスリット光像の中心位置を計算するス
    リット中心演算手段と、前記スリット中心演算手段によ
    って計算された前記スリット光像の中心位置から前記対
    象物体上のスリット光が投射されている部位の三次元空
    間座標を計算する三次元空間座標算出手段とを具備した
    立体物測定装置。
  2. 【請求項2】スリット中心演算手段で用いる重回帰モデ
    ルの偏回帰係数は、あらかじめ測定前に、CCDカメラの
    撮像面上においてスリット光像が水平もしくは垂直でな
    い直線の状態でスリット光を撮像し、複数個の水平走査
    線に対応する画像情報と前記スリット光像の直線の方程
    式にもとづいて最小二乗法により最良不偏推定値として
    決定されることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の立体物測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS598086A (ja) * 1982-07-07 1984-01-17 Hitachi Ltd 直方体状部品の平面形状検出装置
JPS5965710A (ja) * 1982-10-07 1984-04-14 Kawasaki Steel Corp 帯状物体の中心線プロフイ−ル測定方法

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