JPH06103116A - 動作時間監視処理方式 - Google Patents
動作時間監視処理方式Info
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- JPH06103116A JPH06103116A JP4249616A JP24961692A JPH06103116A JP H06103116 A JPH06103116 A JP H06103116A JP 4249616 A JP4249616 A JP 4249616A JP 24961692 A JP24961692 A JP 24961692A JP H06103116 A JPH06103116 A JP H06103116A
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- scsi
- control program
- time
- monitoring
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は,動作時間監視処理方式に関し,適切
な時間監視をすることを目的とする。 【構成】装置制御プログラム3が対応するSCSI装置
9についての起動要求と共にその動作情報4をSCSI
制御プログラム6に送り,SCSI制御プログラム6
が,そのSCSI装置9についての加算値7を他のSC
SI装置9の動作情報4に基づいて求め,これをそのS
CSI装置9の起動要求をした装置制御プログラム3に
送り,これを受けた装置制御プログラム3が,自己の動
作情報4及び受信した加算値7に基づいて動作時間監視
を行うべき時間5を求める。
な時間監視をすることを目的とする。 【構成】装置制御プログラム3が対応するSCSI装置
9についての起動要求と共にその動作情報4をSCSI
制御プログラム6に送り,SCSI制御プログラム6
が,そのSCSI装置9についての加算値7を他のSC
SI装置9の動作情報4に基づいて求め,これをそのS
CSI装置9の起動要求をした装置制御プログラム3に
送り,これを受けた装置制御プログラム3が,自己の動
作情報4及び受信した加算値7に基づいて動作時間監視
を行うべき時間5を求める。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,動作時間監視処理方式
に関し,特にSCSI(Small Computer System Interf
ace )装置の動作時間監視処理方式に関する。
に関し,特にSCSI(Small Computer System Interf
ace )装置の動作時間監視処理方式に関する。
【0002】複数台のSCSI装置がコンピュータ等に
接続されている場合,各SCSI装置におけるオーバハ
ング検出は,SCSI装置への起動の各々についての時
間監視を行うことにより実施している。この時間監視は
各SCSI装置に対応する装置制御プログラムによって
行われる。
接続されている場合,各SCSI装置におけるオーバハ
ング検出は,SCSI装置への起動の各々についての時
間監視を行うことにより実施している。この時間監視は
各SCSI装置に対応する装置制御プログラムによって
行われる。
【0003】
【従来の技術】図3及び図4は従来のSCSI装置の動
作時間監視処理について示す。SCSI装置9がA,B
の2台(複数台)接続されているとすると,装置制御プ
ログラム3もその各々に対応するようにA,Bの2つ
(複数)設けられる。なお,必要に応じて,2台のSC
SI装置9を9A,9Bと表記して区別する。装置制御
プログラム3も同様に3A,3Bと表記する。
作時間監視処理について示す。SCSI装置9がA,B
の2台(複数台)接続されているとすると,装置制御プ
ログラム3もその各々に対応するようにA,Bの2つ
(複数)設けられる。なお,必要に応じて,2台のSC
SI装置9を9A,9Bと表記して区別する。装置制御
プログラム3も同様に3A,3Bと表記する。
【0004】図3において,最上位のアプリケーション
プログラム2は例えばSCSI装置9Aを用いた処理が
あると,これを装置制御プログラム3Aに依頼する。装
置制御プログラム3Aは対応するSCSI装置9Aを制
御するが,SCSIバスを介して実際にSCSI装置9
の制御を実行するのはSCSI制御プログラム6であ
る。
プログラム2は例えばSCSI装置9Aを用いた処理が
あると,これを装置制御プログラム3Aに依頼する。装
置制御プログラム3Aは対応するSCSI装置9Aを制
御するが,SCSIバスを介して実際にSCSI装置9
の制御を実行するのはSCSI制御プログラム6であ
る。
【0005】そこで,図4に示す如く,装置制御プログ
ラム3Aは,SCSI制御プログラム6に対して,(コ
マンド)起動要求を発行する。これを受けてSCSI制
御プログラム6は,当該SCSI装置9Aを起動するか
又はSCSIバスの空くのを待つ。そして,これを要求
元へ通知し,更に,当該SCSI装置9Aの動作終了を
待ってこれを要求元へ通知する。
ラム3Aは,SCSI制御プログラム6に対して,(コ
マンド)起動要求を発行する。これを受けてSCSI制
御プログラム6は,当該SCSI装置9Aを起動するか
又はSCSIバスの空くのを待つ。そして,これを要求
元へ通知し,更に,当該SCSI装置9Aの動作終了を
待ってこれを要求元へ通知する。
【0006】一方,装置制御プログラム3Aは,装置起
動等の通知を受けるとSCSI装置9Aの時間監視を開
始し,動作終了の通知を受けると時間監視を解除する。
装置制御プログラム3Bも,同様にSCSI装置9Bに
ついての時間監視を行う。
動等の通知を受けるとSCSI装置9Aの時間監視を開
始し,動作終了の通知を受けると時間監視を解除する。
装置制御プログラム3Bも,同様にSCSI装置9Bに
ついての時間監視を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】SCSI装置9につい
てその動作を監視すべき時間(監視時間)は,SCSI
装置9毎に異なり,また,実行コマンド毎に異なる。こ
のため,監視時間は,SCSI装置9との間でのSCS
Iプロトコル制御を行なうSCSI制御プログラム6で
はなく,装置制御プログラム3が行なっている。装置制
御プログラム3は,監視時間を設定し,この時間内にお
いて,起動要求の発行から動作終了までを監視する。即
ち,監視時間内に動作が終了したか(タイムアウトが発
生していないか)を監視する。
てその動作を監視すべき時間(監視時間)は,SCSI
装置9毎に異なり,また,実行コマンド毎に異なる。こ
のため,監視時間は,SCSI装置9との間でのSCS
Iプロトコル制御を行なうSCSI制御プログラム6で
はなく,装置制御プログラム3が行なっている。装置制
御プログラム3は,監視時間を設定し,この時間内にお
いて,起動要求の発行から動作終了までを監視する。即
ち,監視時間内に動作が終了したか(タイムアウトが発
生していないか)を監視する。
【0008】しかし,装置制御プログラム3が監視を行
なうことにより,以下の如き問題を生じていた。例えば
図5に示す如く,SCSI装置9Aが起動され動作中
(ab間)に他のSCSI装置9Bの起動要求eがあっ
たとする。しかし,SCSI装置9Bは起動されるが,
SCSI装置9Aの起動中により実際にはfから起動さ
れ処理が開始される。即ち,現実には時間efだけ待た
される。
なうことにより,以下の如き問題を生じていた。例えば
図5に示す如く,SCSI装置9Aが起動され動作中
(ab間)に他のSCSI装置9Bの起動要求eがあっ
たとする。しかし,SCSI装置9Bは起動されるが,
SCSI装置9Aの起動中により実際にはfから起動さ
れ処理が開始される。即ち,現実には時間efだけ待た
される。
【0009】この時間efだけ待たされるのは,SCS
I装置9が接続される小型コンピュータでは,この接続
のためのバス(SCSIバス)が通常1本であることに
起因する。例えば,あるSCSI装置9Aが動作中即ち
SCSIバスを使用中の場合,他のSCSI装置9Bは
SCSIバスを使用できないのでその処理を開始できな
い。なお,SCSIバスを制御するSCSI制御プログ
ラム6は1個である。
I装置9が接続される小型コンピュータでは,この接続
のためのバス(SCSIバス)が通常1本であることに
起因する。例えば,あるSCSI装置9Aが動作中即ち
SCSIバスを使用中の場合,他のSCSI装置9Bは
SCSIバスを使用できないのでその処理を開始できな
い。なお,SCSIバスを制御するSCSI制御プログ
ラム6は1個である。
【0010】ところが,装置制御プログラム3Bからは
SCSI装置9Bが時間efだけ待たされたことを知る
ことができず,一方,監視時間は予めコマンド等に応じ
て設定した値のままである。このため,監視時間内に動
作終了(g)までに到らず,実際には正常であるとして
もタイムアウトが発生してしまう場合があるという問題
があった。
SCSI装置9Bが時間efだけ待たされたことを知る
ことができず,一方,監視時間は予めコマンド等に応じ
て設定した値のままである。このため,監視時間内に動
作終了(g)までに到らず,実際には正常であるとして
もタイムアウトが発生してしまう場合があるという問題
があった。
【0011】また,図5に示す如く,起動され動作中
(ab間)のSCSI装置9Aが,一旦処理を中断し,
SCSIバスの使用権を解放する場合がある。例えば,
SCSI装置9Aが磁気ディスク装置である場合におけ
るシーク動作の如き機械的動作を行う場合等である。
(ab間)のSCSI装置9Aが,一旦処理を中断し,
SCSIバスの使用権を解放する場合がある。例えば,
SCSI装置9Aが磁気ディスク装置である場合におけ
るシーク動作の如き機械的動作を行う場合等である。
【0012】この処理中断(b)を待って他のSCSI
装置9Bが処理を開始し(f)動作中である場合,SC
SI装置9Aは,その動作再開の準備が完了したとして
も,SCSI装置9Bの処理の終了(g)まで処理を再
開(c)できず待たされる。
装置9Bが処理を開始し(f)動作中である場合,SC
SI装置9Aは,その動作再開の準備が完了したとして
も,SCSI装置9Bの処理の終了(g)まで処理を再
開(c)できず待たされる。
【0013】ところが,装置制御プログラム3Aからは
時間fgだけ待たされたことを知ることができないの
で,時間fgが長い場合には,SCSI装置9Aについ
て実際には正常であるとしてもタイムアウトが発生して
しまう場合があるという問題があった。
時間fgだけ待たされたことを知ることができないの
で,時間fgが長い場合には,SCSI装置9Aについ
て実際には正常であるとしてもタイムアウトが発生して
しまう場合があるという問題があった。
【0014】本発明は,適切な時間監視をすることが可
能な動作時間監視処理方式を提供することを目的とす
る。
能な動作時間監視処理方式を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理構成
図であり,本発明によるデータ処理システムを示す。図
1において,複数のSCSI装置9が処理装置1に1本
のSCSIバス8を介して接続される。また,複数の装
置制御プログラム3が複数のSCSI装置9の各々に対
応して処理装置1に設けられ,対応するSCSI装置9
をSCSI制御プログラム6を介して制御する。SCS
I制御プログラム6は,処理装置1に設けられ,SCS
I装置9の実質的な制御を行なう。
図であり,本発明によるデータ処理システムを示す。図
1において,複数のSCSI装置9が処理装置1に1本
のSCSIバス8を介して接続される。また,複数の装
置制御プログラム3が複数のSCSI装置9の各々に対
応して処理装置1に設けられ,対応するSCSI装置9
をSCSI制御プログラム6を介して制御する。SCS
I制御プログラム6は,処理装置1に設けられ,SCS
I装置9の実質的な制御を行なう。
【0016】装置制御プログラム3は,SCSI制御プ
ログラム6に対して対応するSCSI装置9の起動要求
をすると共に,当該SCSI装置9についての動作時間
監視を行なう。このために,装置制御プログラム3は前
記起動要求と共に対応するSCSI装置9の動作情報4
をSCSI制御プログラム6に送る。SCSI制御プロ
グラム6は,当該SCSI装置9についての加算値7を
他のSCSI装置9の動作情報4に基づいて求め,これ
を当該SCSI装置9の起動要求をした装置制御プログ
ラム3に送る。これを受けた装置制御プログラム3が,
当該動作情報4及び加算値7に基づいて動作時間監視を
行うべき時間5を求める。
ログラム6に対して対応するSCSI装置9の起動要求
をすると共に,当該SCSI装置9についての動作時間
監視を行なう。このために,装置制御プログラム3は前
記起動要求と共に対応するSCSI装置9の動作情報4
をSCSI制御プログラム6に送る。SCSI制御プロ
グラム6は,当該SCSI装置9についての加算値7を
他のSCSI装置9の動作情報4に基づいて求め,これ
を当該SCSI装置9の起動要求をした装置制御プログ
ラム3に送る。これを受けた装置制御プログラム3が,
当該動作情報4及び加算値7に基づいて動作時間監視を
行うべき時間5を求める。
【0017】
【作用】2台のSCSI装置9A.9BのうちSCSI
装置9Aが先に起動され動作中であるとすると,この起
動のための起動要求が,既に,対応する装置制御プログ
ラム3AからSCSI制御プログラム6に送られてい
る。この起動要求と共に,SCSI装置9Aについての
動作情報4Aも送られる。
装置9Aが先に起動され動作中であるとすると,この起
動のための起動要求が,既に,対応する装置制御プログ
ラム3AからSCSI制御プログラム6に送られてい
る。この起動要求と共に,SCSI装置9Aについての
動作情報4Aも送られる。
【0018】SCSI装置9Aの動作中にSCSI装置
9Bの起動要求が対応する装置制御プログラム3Bから
SCSI制御プログラム6に送られてくると,SCSI
制御プログラム6は,新たに起動要求をしたSCSI装
置9Bについての加算値7Bを,その時点で動作中の他
のSCSI装置9Aについての動作情報4Aに基づいて
求め,これを起動要求元へ返す。
9Bの起動要求が対応する装置制御プログラム3Bから
SCSI制御プログラム6に送られてくると,SCSI
制御プログラム6は,新たに起動要求をしたSCSI装
置9Bについての加算値7Bを,その時点で動作中の他
のSCSI装置9Aについての動作情報4Aに基づいて
求め,これを起動要求元へ返す。
【0019】そこで,装置制御プログラム3Bは,自己
の対応するSCSI装置9Bについての動作情報4B
と,送られてきた加算値7Bとに基づいて監視時間(動
作時間監視を行うべき時間)5Bを求め,この時間だけ
SCSI装置9Bを監視する。
の対応するSCSI装置9Bについての動作情報4B
と,送られてきた加算値7Bとに基づいて監視時間(動
作時間監視を行うべき時間)5Bを求め,この時間だけ
SCSI装置9Bを監視する。
【0020】これにより,監視時間5Bは,自己の動作
情報4Bにより定まる本来の監視時間を加算値7Bの分
だけ延長したものとなる。加算値7Bは他のSCSI装
置9Aの動作情報4Aから求まるものであるから,監視
時間5Bは,本来の監視時間を,他のSCSI装置9A
の動作中により当該SCSI装置9Bが動作できない時
間の分だけ少なくとも延長できる。
情報4Bにより定まる本来の監視時間を加算値7Bの分
だけ延長したものとなる。加算値7Bは他のSCSI装
置9Aの動作情報4Aから求まるものであるから,監視
時間5Bは,本来の監視時間を,他のSCSI装置9A
の動作中により当該SCSI装置9Bが動作できない時
間の分だけ少なくとも延長できる。
【0021】従って,監視時間5内に動作終了までに到
らずにSCSI装置9についてタイムアウトが発生して
しまうことを防止でき,適切な時間監視ができる。ま
た,加算値7はSCSI制御プログラム6が求めるの
で,各装置制御プログラム3は,他のSCSI装置9の
動作状態を意識する必要がなく,その負担は殆どない。
らずにSCSI装置9についてタイムアウトが発生して
しまうことを防止でき,適切な時間監視ができる。ま
た,加算値7はSCSI制御プログラム6が求めるの
で,各装置制御プログラム3は,他のSCSI装置9の
動作状態を意識する必要がなく,その負担は殆どない。
【0022】
【実施例】図1のデータ処理システムについて図2及び
図5を参照して更に説明する。このシステムはいわゆる
SCSIに従う小型コンピュータシステムである。従っ
て,磁気ディスク装置等のSCSI装置9は1本のSC
SIバス8に複数台接続され,これを介して処理装置1
に接続される。
図5を参照して更に説明する。このシステムはいわゆる
SCSIに従う小型コンピュータシステムである。従っ
て,磁気ディスク装置等のSCSI装置9は1本のSC
SIバス8に複数台接続され,これを介して処理装置1
に接続される。
【0023】処理装置1は,小型コンピュータの本体装
置であって,中央処理装置(cpu)とメモリとからな
る。メモリ上には,アプリケーションプログラム2,装
置制御プログラム3A及び3B,SCSI制御プログラ
ム6が存在する。これらのプログラムとcpuとによっ
て各種の処理が実行される。
置であって,中央処理装置(cpu)とメモリとからな
る。メモリ上には,アプリケーションプログラム2,装
置制御プログラム3A及び3B,SCSI制御プログラ
ム6が存在する。これらのプログラムとcpuとによっ
て各種の処理が実行される。
【0024】SCSI装置9A,9Bの各々に対応して
その制御を行なう装置制御プログラム3A,3Bが設け
られる。アプリケーションプログラム2はSCSI装置
9を用いた処理があると,これを装置制御プログラム3
に依頼する。
その制御を行なう装置制御プログラム3A,3Bが設け
られる。アプリケーションプログラム2はSCSI装置
9を用いた処理があると,これを装置制御プログラム3
に依頼する。
【0025】装置制御プログラム3はSCSI装置9を
制御するが,このための通信はSCSIプロトコル制御
及びSCSIバス8の制御を行なうSCSI制御プログ
ラム6に依頼する必要がある。
制御するが,このための通信はSCSIプロトコル制御
及びSCSIバス8の制御を行なうSCSI制御プログ
ラム6に依頼する必要がある。
【0026】そこで,装置制御プログラム3は,図2に
示す如く,対応するSCSI装置9の起動要求を発行
し,SCSI制御プログラム6へ送る。この時,起動要
求と共に当該SCSI装置9の動作情報4も送られる。
示す如く,対応するSCSI装置9の起動要求を発行
し,SCSI制御プログラム6へ送る。この時,起動要
求と共に当該SCSI装置9の動作情報4も送られる。
【0027】動作情報4は,例えば当該SCSI装置9
が当該起動要求に係るコマンドの実行のために実際にS
CSIバス8を占有する時間(バス占有時間)と,当該
SCSI装置9の処理開始(起動ではない)から処理終
了までに要する時間(動作時間)とからなる。動作情報
4は処理装置1を構成するメモリ内の所定の領域に格納
される。
が当該起動要求に係るコマンドの実行のために実際にS
CSIバス8を占有する時間(バス占有時間)と,当該
SCSI装置9の処理開始(起動ではない)から処理終
了までに要する時間(動作時間)とからなる。動作情報
4は処理装置1を構成するメモリ内の所定の領域に格納
される。
【0028】SCSI制御プログラム6は,起動要求を
受けると,当該SCSI装置9を起動するか又はSCS
Iバス8の空を待って,起動要求に対する応答を要求元
へ返す。この時,応答と共に加算値7も要求元へ送られ
る。
受けると,当該SCSI装置9を起動するか又はSCS
Iバス8の空を待って,起動要求に対する応答を要求元
へ返す。この時,応答と共に加算値7も要求元へ送られ
る。
【0029】加算値7は,当該起動要求があった時点で
他のSCSI装置9が動作中か否か,及び,その動作中
の他のSCSI装置9の動作情報4によって決定され
る。例えば,他のSCSI装置9が動作中でない場合,
加算値7は“0”とされる。他のSCSI装置9が動作
中である場合,加算値7は最大で動作情報4の動作時間
に等しくされる。加算値7はSCSI制御プログラム6
によって算出され,処理装置1を構成するメモリ内の所
定の領域に格納される。
他のSCSI装置9が動作中か否か,及び,その動作中
の他のSCSI装置9の動作情報4によって決定され
る。例えば,他のSCSI装置9が動作中でない場合,
加算値7は“0”とされる。他のSCSI装置9が動作
中である場合,加算値7は最大で動作情報4の動作時間
に等しくされる。加算値7はSCSI制御プログラム6
によって算出され,処理装置1を構成するメモリ内の所
定の領域に格納される。
【0030】起動要求への応答を受けた装置制御プログ
ラム3は,監視時間5を求め,対応するSCSI装置9
についての時間監視を開始する。監視時間5は,自己の
動作情報4中の動作時間と加算値7との和として求ま
る。即ち,対応するSCSI装置9の動作時間を,それ
以外のSCSI装置9の動作状況に応じた時間だけ延長
した値を監視時間5とする。監視時間5は処理装置1を
構成するメモリ内の所定の領域に格納される。
ラム3は,監視時間5を求め,対応するSCSI装置9
についての時間監視を開始する。監視時間5は,自己の
動作情報4中の動作時間と加算値7との和として求ま
る。即ち,対応するSCSI装置9の動作時間を,それ
以外のSCSI装置9の動作状況に応じた時間だけ延長
した値を監視時間5とする。監視時間5は処理装置1を
構成するメモリ内の所定の領域に格納される。
【0031】時間監視は,この求めた監視時間5内にお
いて行なわれる。即ち,この監視時間5内にSCSI制
御プログラム6から動作終了通知があった場合,時間監
視を解除する。この場合,タイムアウトが発生していな
いので,所定時間内に正常に処理が終了したことにな
る。なお,監視時間5内に動作終了通知がなかった場
合,タイムアウトが発生し,所定の処理が行なわれる。
いて行なわれる。即ち,この監視時間5内にSCSI制
御プログラム6から動作終了通知があった場合,時間監
視を解除する。この場合,タイムアウトが発生していな
いので,所定時間内に正常に処理が終了したことにな
る。なお,監視時間5内に動作終了通知がなかった場
合,タイムアウトが発生し,所定の処理が行なわれる。
【0032】次に,図5を参照して本発明による時間監
視について具体的に説明する。アプリケーションプログ
ラム2からの依頼により装置制御プログラム3AがSC
SI装置9Aの起動要求をSCSI制御プログラム6へ
送る。これに応じて,SCSI制御プログラム6がSC
SI装置9Aを起動し,当該コマンドの処理を開始する
(a)。
視について具体的に説明する。アプリケーションプログ
ラム2からの依頼により装置制御プログラム3AがSC
SI装置9Aの起動要求をSCSI制御プログラム6へ
送る。これに応じて,SCSI制御プログラム6がSC
SI装置9Aを起動し,当該コマンドの処理を開始する
(a)。
【0033】また,SCSI制御プログラム6は,この
起動要求に対応する応答を装置制御プログラム3Aへ送
る。この応答と共に加算値7Aも装置制御プログラム3
Aへ送られる。ここで,加算値7Aの値は,aの時点で
他のSCSI装置9Bが動作中でないので(動作情報4
Bが送られてきていないので),“0”とされる。
起動要求に対応する応答を装置制御プログラム3Aへ送
る。この応答と共に加算値7Aも装置制御プログラム3
Aへ送られる。ここで,加算値7Aの値は,aの時点で
他のSCSI装置9Bが動作中でないので(動作情報4
Bが送られてきていないので),“0”とされる。
【0034】装置制御プログラム3Aは,応答を受ける
と,監視時間5(図示しないが,以下5Aとして他と区
別する)を求め,SCSI装置9Aの時間監視を開始す
る。監視時間5Aは自己の動作情報4Aにおける動作時
間adと,加算値7A(即ち“0”)との和(即ちa
d)となる。
と,監視時間5(図示しないが,以下5Aとして他と区
別する)を求め,SCSI装置9Aの時間監視を開始す
る。監視時間5Aは自己の動作情報4Aにおける動作時
間adと,加算値7A(即ち“0”)との和(即ちa
d)となる。
【0035】前記起動要求と共に動作情報4AもSCS
I制御プログラム6へ送られる。動作情報4Aにおい
て,動作時間はad,バス占有時間はab+cdであ
る。即ち,bc間ではSCSIバス8を解放するのでこ
の時間は除かれる。なお,bc間では,例えば,SCS
I装置9Aが磁気ディスク装置である場合におけるシー
ク動作の如き機械的動作が行なわれる。
I制御プログラム6へ送られる。動作情報4Aにおい
て,動作時間はad,バス占有時間はab+cdであ
る。即ち,bc間ではSCSIバス8を解放するのでこ
の時間は除かれる。なお,bc間では,例えば,SCS
I装置9Aが磁気ディスク装置である場合におけるシー
ク動作の如き機械的動作が行なわれる。
【0036】SCSI装置9Aの動作中(ab間)にお
いて,前述と同様に,装置制御プログラム3BがSCS
I装置9Bの起動要求をSCSI制御プログラム6へ送
る(e)。しかし,eの時点で他のSCSI装置9Aが
動作中であるので,SCSI制御プログラム6は,SC
SI装置9Bを起動するが(e),当該コマンドの処理
は開始できない。
いて,前述と同様に,装置制御プログラム3BがSCS
I装置9Bの起動要求をSCSI制御プログラム6へ送
る(e)。しかし,eの時点で他のSCSI装置9Aが
動作中であるので,SCSI制御プログラム6は,SC
SI装置9Bを起動するが(e),当該コマンドの処理
は開始できない。
【0037】SCSI制御プログラム6は,この起動要
求に対する応答を装置制御プログラムBへ送る。この応
答と共に加算値7Bも装置制御プログラム3Bへ送られ
る。ここで,加算値7Bの値は,eの時点で他のSCS
I装置9Aが動作中であるので(動作情報4Aが送られ
てきているので),例えばその最大時間adとされる。
求に対する応答を装置制御プログラムBへ送る。この応
答と共に加算値7Bも装置制御プログラム3Bへ送られ
る。ここで,加算値7Bの値は,eの時点で他のSCS
I装置9Aが動作中であるので(動作情報4Aが送られ
てきているので),例えばその最大時間adとされる。
【0038】装置制御プログラム3Bは,応答を受ける
と,監視時間5Bを求め,SCSI装置9Bの時間監視
を開始する。監視時間5Bは自己の動作情報4Bにおけ
る動作時間fgと,加算値7B(即ちad)との和(即
ちfg+ad)となる。
と,監視時間5Bを求め,SCSI装置9Bの時間監視
を開始する。監視時間5Bは自己の動作情報4Bにおけ
る動作時間fgと,加算値7B(即ちad)との和(即
ちfg+ad)となる。
【0039】前記起動要求と共に動作情報4BもSCS
I制御プログラム6へ送られる。動作情報4Bにおい
て,動作時間及びバス占有時間は共にfgである。次
に,SCSI装置9Aが例えばシーク動作の開始に伴い
SCSIバス8を解放し(b),処理を中断する。
I制御プログラム6へ送られる。動作情報4Bにおい
て,動作時間及びバス占有時間は共にfgである。次
に,SCSI装置9Aが例えばシーク動作の開始に伴い
SCSIバス8を解放し(b),処理を中断する。
【0040】これに応じて,直ちにSCSI制御プログ
ラム6がSCSI装置9BにSCSIバス8を使用した
当該コマンドの処理を開始させる(f)。そして,所定
の処理の終了(g)により,SCSI装置9BはSCS
Iバス8を解放する。これに応じて,SCSI制御プロ
グラム6は,要求元の装置制御プログラム3Bに対して
動作終了通知をする(g)と共に,SCSI装置9Aに
SCSIバス8を使用した処理を再開させる(c)。
ラム6がSCSI装置9BにSCSIバス8を使用した
当該コマンドの処理を開始させる(f)。そして,所定
の処理の終了(g)により,SCSI装置9BはSCS
Iバス8を解放する。これに応じて,SCSI制御プロ
グラム6は,要求元の装置制御プログラム3Bに対して
動作終了通知をする(g)と共に,SCSI装置9Aに
SCSIバス8を使用した処理を再開させる(c)。
【0041】この結果,装置制御プログラム3Bは,監
視時間fg+ad内に動作終了通知を受けることにな
る。そこで,タイムアウトを発生することなく,処理を
終了し,これをアプリケーションプログラム2に通知す
る。
視時間fg+ad内に動作終了通知を受けることにな
る。そこで,タイムアウトを発生することなく,処理を
終了し,これをアプリケーションプログラム2に通知す
る。
【0042】処理を再開(c)したSCSI装置9A
は,所定の処理の終了(d)により,SCSIバス8を
解放する。これに応じて,SCSI制御プログラム6
は,要求元の装置制御プログラム3Aに対して動作終了
通知をする(d)。
は,所定の処理の終了(d)により,SCSIバス8を
解放する。これに応じて,SCSI制御プログラム6
は,要求元の装置制御プログラム3Aに対して動作終了
通知をする(d)。
【0043】この結果,装置制御プログラム3Aは,監
視時間ad内に動作終了通知を受けることになる。そこ
で,タイムアウトを発生することなく,処理を終了し,
これをアプリケーションプログラム2に通知する。
視時間ad内に動作終了通知を受けることになる。そこ
で,タイムアウトを発生することなく,処理を終了し,
これをアプリケーションプログラム2に通知する。
【0044】なお,bc>fgの場合には,先にSCS
I装置9Bの処理が終了し(g),この後SCSI装置
9Aの処理再開の準備(例えばシーク動作)の完了を待
って処理が再開される(c)。この場合,監視時間5A
及び5Bは前述と同じくad及びfg+adであるの
で,いずれも当該時間内に動作終了となりタイムアウト
は発生しない。
I装置9Bの処理が終了し(g),この後SCSI装置
9Aの処理再開の準備(例えばシーク動作)の完了を待
って処理が再開される(c)。この場合,監視時間5A
及び5Bは前述と同じくad及びfg+adであるの
で,いずれも当該時間内に動作終了となりタイムアウト
は発生しない。
【0045】また,bc<fgの場合には,SCSI装
置9Aの処理を長時間待たせることを防ぐため,bの時
点でSCSI装置9Bの処理を開始させることなく,S
CSI装置9Aの処理を再開(c)させ,その処理の終
了(d)を待ってSCSI装置9Bの処理を開始させ
る。この場合も,監視時間5A及び5Bはad及びfg
+adであるので,当該時間内に動作終了となりタイム
アウトは発生しない。
置9Aの処理を長時間待たせることを防ぐため,bの時
点でSCSI装置9Bの処理を開始させることなく,S
CSI装置9Aの処理を再開(c)させ,その処理の終
了(d)を待ってSCSI装置9Bの処理を開始させ
る。この場合も,監視時間5A及び5Bはad及びfg
+adであるので,当該時間内に動作終了となりタイム
アウトは発生しない。
【0046】なお,bc<fgの場合であっても,bの
時点でSCSI装置9Bの処理を開始(f)させるよう
にしてもよい。この時は,監視時間5Aは(ad+c
d)+fg又はad+fgとされる。このため,SCS
I制御プログラム6は,bc(=ad−(ab+c
d))とfgとの大小比較を行ない,bc<fgなら加
算値7Aをfgとしてこれを装置制御プログラム3Aに
通知する。これにより,SCSI装置9Aの動作終了通
知も監視時間5A内に受けることができる。
時点でSCSI装置9Bの処理を開始(f)させるよう
にしてもよい。この時は,監視時間5Aは(ad+c
d)+fg又はad+fgとされる。このため,SCS
I制御プログラム6は,bc(=ad−(ab+c
d))とfgとの大小比較を行ない,bc<fgなら加
算値7Aをfgとしてこれを装置制御プログラム3Aに
通知する。これにより,SCSI装置9Aの動作終了通
知も監視時間5A内に受けることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
動作時間監視処理において,動作中の他のSCSI装置
の動作情報に基づいて監視時間を求めることにより,監
視時間内に動作終了通知を受けることができるので,タ
イムアウトの発生を防いで適切な時間監視をすることが
できる。
動作時間監視処理において,動作中の他のSCSI装置
の動作情報に基づいて監視時間を求めることにより,監
視時間内に動作終了通知を受けることができるので,タ
イムアウトの発生を防いで適切な時間監視をすることが
できる。
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】実施例説明図である。
【図3】従来技術説明図である。
【図4】従来技術説明図である。
【図5】本発明を説明するための図である。
1 処理装置(cpu/メモリ) 2 アプリケーションプログラム 3 装置制御プログラム 4 動作情報 5 監視時間 6 SCSI制御プログラム 7 加算値 8 SCSIバス 9 SCSI装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田畑 浩一 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の 2 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 小熊 幸雄 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 中央処理装置とメモリとからなる処理装
置(1) に1本のSCSIバス(8) を介して接続された複
数のSCSI装置(9) と,前記複数のSCSI装置(9)
の各々に対応して前記処理装置(1) に設けられ,対応す
る前記SCSI装置(9) をSCSI制御プログラム(6)
を介して制御する複数の装置制御プログラム(3) と,前
記処理装置(1) に設けられ,前記SCSI装置(9) の制
御を行なうSCSI制御プログラム(6) とを備え,前記
装置制御プログラム(3) が,SCSI制御プログラム
(6) に対して対応する前記SCSI装置(9) の起動要求
をすると共に,当該SCSI装置(9) についての動作時
間監視を行なうデータ処理システムにおいて,前記装置
制御プログラム(3) が前記起動要求と共に対応する前記
SCSI装置(9) の動作情報(4) を前記SCSI制御プ
ログラム(6) に送り,前記SCSI制御プログラム(6)
が,当該SCSI装置(9) についての加算値(7) を他の
SCSI装置(9) の動作情報(4) に基づいて求め,これ
を当該SCSI装置(9) の起動要求をした前記装置制御
プログラム(3) に送り,これを受けた前記装置制御プロ
グラム(3) が,当該動作情報(4) 及び加算値(7) に基づ
いて前記動作時間監視を行うべき時間(5) を求めること
を特徴とする動作時間監視処理方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24961692A JP3545772B2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 動作時間監視方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24961692A JP3545772B2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 動作時間監視方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06103116A true JPH06103116A (ja) | 1994-04-15 |
JP3545772B2 JP3545772B2 (ja) | 2004-07-21 |
Family
ID=17195681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24961692A Expired - Fee Related JP3545772B2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 動作時間監視方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3545772B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6480187B1 (en) | 1997-08-07 | 2002-11-12 | Fujitsu Limited | Optical scanning-type touch panel |
JP2008293204A (ja) * | 2007-05-23 | 2008-12-04 | Toshiba Corp | 情報処理装置およびエラー検出方法 |
-
1992
- 1992-09-18 JP JP24961692A patent/JP3545772B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6480187B1 (en) | 1997-08-07 | 2002-11-12 | Fujitsu Limited | Optical scanning-type touch panel |
JP2008293204A (ja) * | 2007-05-23 | 2008-12-04 | Toshiba Corp | 情報処理装置およびエラー検出方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3545772B2 (ja) | 2004-07-21 |
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TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
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