JPH0610294B2 - 高炉出銑口の寿命延長方法 - Google Patents
高炉出銑口の寿命延長方法Info
- Publication number
- JPH0610294B2 JPH0610294B2 JP140886A JP140886A JPH0610294B2 JP H0610294 B2 JPH0610294 B2 JP H0610294B2 JP 140886 A JP140886 A JP 140886A JP 140886 A JP140886 A JP 140886A JP H0610294 B2 JPH0610294 B2 JP H0610294B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot metal
- taphole
- blast furnace
- tap hole
- mud
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、高炉の出銑口の寿命延長方法に関するもので
ある。
ある。
（従来の技術） 高炉の出銑口は同部の耐火物の孔が溶銑流により拡大さ
れた場合、即ち出銑口の寿命が尽きた場合にマッドガン
を使って出銑口の孔にマッドを充填しているが、それと
同等の頻度で、出銑口の寿命はまだ有るにもかかわらず
炉内には出銑すべき溶銑の貯留が無くなり炉内ガスが噴
き出した場合にも同様にマッドを充填して新しく出銑口
を形成している。
れた場合、即ち出銑口の寿命が尽きた場合にマッドガン
を使って出銑口の孔にマッドを充填しているが、それと
同等の頻度で、出銑口の寿命はまだ有るにもかかわらず
炉内には出銑すべき溶銑の貯留が無くなり炉内ガスが噴
き出した場合にも同様にマッドを充填して新しく出銑口
を形成している。
（発明が解決しようとする問題点） マッドガンを使って出銑口を閉塞すると閉塞用のマッド
と開孔用の金棒等かなりの資材を必要とし出銑と閉塞に
は一回当たり高額の費用を必要とする。
と開孔用の金棒等かなりの資材を必要とし出銑と閉塞に
は一回当たり高額の費用を必要とする。
したがって、出銑口の耐火物の孔が拡大しきっていない
状態、即ち寿命はまだ残っているのに短いサイクルで出
銑口を閉塞し新しく開孔することは甚だ不経済である。
なお、公知の技術として実開昭56-81955号にあるような
出銑口に弁を設置する方法が考案されているが、この方
法であると弁が常時高温にさらされるため壊れやすい
し、またシール部からの溶銑の漏洩も懸念されこれらの
手段では依然として高価なマッドの浪費を防ぐ根本的な
解決策とはならない。
状態、即ち寿命はまだ残っているのに短いサイクルで出
銑口を閉塞し新しく開孔することは甚だ不経済である。
なお、公知の技術として実開昭56-81955号にあるような
出銑口に弁を設置する方法が考案されているが、この方
法であると弁が常時高温にさらされるため壊れやすい
し、またシール部からの溶銑の漏洩も懸念されこれらの
手段では依然として高価なマッドの浪費を防ぐ根本的な
解決策とはならない。
本発明の目的は、出銑口の孔にマッドを充填することな
く出銑口を仮閉塞することで出銑口の開孔と閉塞用の資
材を削減することにある。
く出銑口を仮閉塞することで出銑口の開孔と閉塞用の資
材を削減することにある。
（問題点を解決するための手段） 本発明は、新しく開孔された出銑口の使用限界内で、出
銑すべき炉内の溶銑貯留が無くなった時点で出銑口面に
耐溶銑保護処理を施したふたを圧着状態にして保持し、
炉内の溶銑貯留量の増加を待って前記ふたの圧着状態を
解除して再び出銑を開始することにある。
銑すべき炉内の溶銑貯留が無くなった時点で出銑口面に
耐溶銑保護処理を施したふたを圧着状態にして保持し、
炉内の溶銑貯留量の増加を待って前記ふたの圧着状態を
解除して再び出銑を開始することにある。
以下にその詳細を図面にもとずいて述べる。
第１図は閉塞金物による出銑口仮閉塞手段の例であり、
第２図は溶銑生成量と時間の関係を表したグラフで、縦
軸は溶銑生成量を横軸は時間を示す。
第２図は溶銑生成量と時間の関係を表したグラフで、縦
軸は溶銑生成量を横軸は時間を示す。
第２図においてａは出銑口１の開孔時を示し、Ａ線は出
銑状況を、またＢ線は溶銑２の生成状況を表す。
銑状況を、またＢ線は溶銑２の生成状況を表す。
本発明ではｂ点に達したらマッドを用いることなく第１
図に示すように溶銑２に対して濡れ性が悪く、かつ高温
に耐え得るような処理剤５で金属キヤップ４を表面処理
し、かつ溶銑２の触れる金属キャップ４の中央部には溶
銑２を冷却凝固させないための断熱剤（閉塞用耐火物
６）を施した閉塞金物８を例えばマッドガン３の先端に
取り付け、これを高炉内から炉外にガスが噴き出してい
るところの出銑口面７に圧着し出銑口１を閉塞する。そ
してある程度高炉内に溶銑２が溜まるまで待つ。
図に示すように溶銑２に対して濡れ性が悪く、かつ高温
に耐え得るような処理剤５で金属キヤップ４を表面処理
し、かつ溶銑２の触れる金属キャップ４の中央部には溶
銑２を冷却凝固させないための断熱剤（閉塞用耐火物
６）を施した閉塞金物８を例えばマッドガン３の先端に
取り付け、これを高炉内から炉外にガスが噴き出してい
るところの出銑口面７に圧着し出銑口１を閉塞する。そ
してある程度高炉内に溶銑２が溜まるまで待つ。
例えば第２図のｃ点まで保持し、その後マッドガン３を
後方に引き、出銑口１からその間高炉内に蓄えられた溶
銑２を炉外に排出する。
後方に引き、出銑口１からその間高炉内に蓄えられた溶
銑２を炉外に排出する。
なお、ｄ点では出銑口１内の硬化マッド９が寿命に達す
るのでマットガン３で出銑口１内にマッドを圧入して本
格的な出銑口１の閉塞を行うこととなる。
るのでマットガン３で出銑口１内にマッドを圧入して本
格的な出銑口１の閉塞を行うこととなる。
今回の例ではマッドガン３の先に閉塞金物８をセットし
たが、この閉塞金物８は専用の装置に取り付けてもよ
い。
たが、この閉塞金物８は専用の装置に取り付けてもよ
い。
（実施例） 出銑開始後の時間t1が150分、このときの出銑量P1が108
0TONの時、材質がSS41の金属キャップ４の表面をセラミ
ックの処理剤５を溶射した閉塞金物８をマッドガン３の
先に取り付けてガスの噴き出している出銑口１に圧着し
たところ出銑口１はうまく閉塞された。また閉塞金物８
と出銑口面７の間からの溶銑２の洩れは無かった。
0TONの時、材質がSS41の金属キャップ４の表面をセラミ
ックの処理剤５を溶射した閉塞金物８をマッドガン３の
先に取り付けてガスの噴き出している出銑口１に圧着し
たところ出銑口１はうまく閉塞された。また閉塞金物８
と出銑口面７の間からの溶銑２の洩れは無かった。
その後20分たったt2が250分の時点でP2が1800TONのｄ点
で、硬化マッド９が寿命に達したので出銑口１を閉塞し
た。
で、硬化マッド９が寿命に達したので出銑口１を閉塞し
た。
（発明の効果） 以上のようにこの方法を用いれば１回あたりの出銑量を
従来の約２倍にできるので出銑口１の開孔と閉塞用の資
料を削減することができコスト削減に寄与するところ極
めて大である。
従来の約２倍にできるので出銑口１の開孔と閉塞用の資
料を削減することができコスト削減に寄与するところ極
めて大である。
第１図には閉塞金物による出銑口閉塞方法を示す図、第
２図は溶銑生成量と時間の関係を示す図である。 １……出銑口、２……溶銑 ３……マッドガン、４……金属キャップ ５……処理剤、６……閉塞用耐火物 ７……出銑口面、８……閉塞金物 ９……硬化マッド ａ……出銑口開孔時点 ｂ……高炉炉内ガス噴き出し時点 ｃ……再出銑時点 ｄ……マッドガン出銑口閉塞時点 Ａ……出銑状況、Ｂ……溶銑生成状況 P1……閉塞金物による出銑口閉塞時の出銑量 P2……マッドガンによる出銑口閉塞時の出銑量 t1……閉塞金物による出銑口閉塞時刻 t2……マッドガンによる出銑口閉塞時刻 t3……高炉炉内ガス噴き出し時刻
２図は溶銑生成量と時間の関係を示す図である。 １……出銑口、２……溶銑 ３……マッドガン、４……金属キャップ ５……処理剤、６……閉塞用耐火物 ７……出銑口面、８……閉塞金物 ９……硬化マッド ａ……出銑口開孔時点 ｂ……高炉炉内ガス噴き出し時点 ｃ……再出銑時点 ｄ……マッドガン出銑口閉塞時点 Ａ……出銑状況、Ｂ……溶銑生成状況 P1……閉塞金物による出銑口閉塞時の出銑量 P2……マッドガンによる出銑口閉塞時の出銑量 t1……閉塞金物による出銑口閉塞時刻 t2……マッドガンによる出銑口閉塞時刻 t3……高炉炉内ガス噴き出し時刻
Claims (1)
- 【請求項１】新しく開孔された出銑口の使用限界内で、
出銑すべき炉内の溶銑貯留が無くなった時点で出銑口面
に耐溶銑保護処理を施したふたを圧着状態にして保持
し、炉内の溶銑貯留量の増加を待って前記ふたの圧着状
態を解除して再び出銑を開始することを特徴とする高炉
出銑口の寿命延長方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP140886A JPH0610294B2 (ja) | 1986-01-09 | 1986-01-09 | 高炉出銑口の寿命延長方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP140886A JPH0610294B2 (ja) | 1986-01-09 | 1986-01-09 | 高炉出銑口の寿命延長方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62161904A JPS62161904A (ja) | 1987-07-17 |
| JPH0610294B2 true JPH0610294B2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=11500665
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP140886A Expired - Lifetime JPH0610294B2 (ja) | 1986-01-09 | 1986-01-09 | 高炉出銑口の寿命延長方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0610294B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2664291B1 (fr) * | 1990-07-05 | 1992-09-18 | Boulonnais Terres Refractaires | Dispositif pour la refection rapide d'un placard de haut-fourneau. |
| JP3310014B2 (ja) * | 1992-04-02 | 2002-07-29 | 黒田精工株式会社 | Ｕ軸機構連結装置 |
| KR101388952B1 (ko) * | 2012-06-08 | 2014-04-24 | 주식회사 포스코 | 머드건 노즐팁 보호캡 |
-
1986
- 1986-01-09 JP JP140886A patent/JPH0610294B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62161904A (ja) | 1987-07-17 |
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