JPH06102658A - フォトレジストパターンの形成方法及び露光マスク - Google Patents

フォトレジストパターンの形成方法及び露光マスク

Info

Publication number
JPH06102658A
JPH06102658A JP27672492A JP27672492A JPH06102658A JP H06102658 A JPH06102658 A JP H06102658A JP 27672492 A JP27672492 A JP 27672492A JP 27672492 A JP27672492 A JP 27672492A JP H06102658 A JPH06102658 A JP H06102658A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photoresist pattern
pattern
edge
photoresist
mask
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP27672492A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3120596B2 (ja
Inventor
Yoshiaki Nakagawa
善朗 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP27672492A priority Critical patent/JP3120596B2/ja
Publication of JPH06102658A publication Critical patent/JPH06102658A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3120596B2 publication Critical patent/JP3120596B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フォトレジストパターンの縁端部分にダレの
生じないポジ型のフォトレジストパターンの形成方法及
びその露光マスクを提供する。 【構成】 ポジ型のフォトレジスト膜11を形成し、こ
の形成したフォトレジスト膜11を所定のパターンに露
光して現像した後に熱処理を行ってフォトレジストパタ
ーン13を形成する新規な方法である。この方法によれ
ば、上述の熱処理前のフォトレジストパターン13の縁
端13a近傍に、この縁端13aに沿って伸長する溝1
4が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポジ型のフォトレジス
トパターンの形成方法及びその露光マスクに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば薄膜磁気ヘッド等の薄膜電子部品
や半導体集積回路を製造する場合、フォトレジストパタ
ーンを形成する工程が頻繁に実行される。
【0003】図4は従来のこの種のフォトレジストパタ
ーン形成工程を表している。
【0004】例えばマスク法によって薄膜パターンを形
成する場合、まず基板全面に薄膜層40を形成した後、
その全面にフォトレジストを塗布してプリベークするこ
とによってフォトレジスト層41を形成する。次いで、
図4(A)に示すように、露光マスク42を重ね合わせ
て露光を行う。その後、図4(B)に示すように、現像
等を行ってフォトレジストパターン43を形成する。
【0005】このようにして得られたフォトレジストパ
ターン43は、その接着性を増強するため及び耐熱性を
向上するために熱処理される。この熱処理工程は、一般
に、ポストベークと称される。ポストベークの後は、エ
ッチング工程及びフォトレジストはく離工程が行われて
最終的に薄膜パターンが形成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポジ型
のフォトレジストパターン43は、熱軟化性を有してい
るためにポストベーク時の熱によって変形し易く、図4
(C)に示すようにその縁端(エッジ)43a部分に傾
斜(ダレ)44の発生することが多い。フォトレジスト
パターン43の縁端部分にこのようなダレ44が生じる
と、その後のドライエッチング等の微細加工において加
工誤差が発生したり、めっき等の成膜工程において保護
膜にクラックが発生する等して問題となる。
【0007】従って本発明は、フォトレジストパターン
の縁端部分にこのようなダレの生じないポジ型フォトレ
ジストパターンの形成方法及びその露光マスクを提供す
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポジ型のフォ
トレジスト膜を形成し、この形成したフォトレジスト膜
を所定のパターンに露光して現像した後に熱処理を行っ
てフォトレジストパターンを形成する新規な方法を提供
する。この方法によれば、上述の熱処理前のフォトレジ
ストパターンの縁端近傍に、この縁端に沿って伸長する
溝又は凹部が形成される。
【0009】上述の溝又は凹部は、形成すべきフォトレ
ジストパターンに対応するマスクパターンと、このマス
クパターンの縁端近傍でこの縁端に沿って伸長するスリ
ットとを有する露光マスクを用いて露光して形成するこ
とが好ましい。
【0010】上述の溝又は凹部がフォトレジストパター
ンの縁端から2μm以下の所定距離だけ離れた位置に形
成されることも好ましい。
【0011】本発明は、さらに、形成すべきフォトレジ
ストパターンに対応するマスクパターンとこのマスクパ
ターンの縁端近傍にこの縁端に沿って伸長するスリット
とを有する露光マスクを提供する。
【0012】
【作用】熱処理前のフォトレジストパターンの縁端近傍
に、この縁端に沿って伸長する溝又は凹部が形成されて
いると、熱処理、即ちポストベークが行われても縁端部
分にダレが生じない。
【0013】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0014】図1は本発明の一実施例におけるフォトレ
ジストパターン形成工程を表しており、図2はこのフォ
トレジストパターン形成時に用いられる露光マスクの一
部を表す平面図である。本実施例では、一例として、マ
スク法によって薄膜パターンを形成する場合を説明す
る。
【0015】まず、基板全面に形成された薄膜層10上
にポジ型のフォトレジストを塗布しプリベーク(前乾
燥)することによってフォトレジスト層11を形成す
る。
【0016】次いで、図1(A)に示すように、露光マ
スク12を重ね合わせて露光を行う。この露光マスク1
2は、図2にその一部を示すように、形成すべきフォト
レジストパターンに対応するマスクパターン120の縁
端120a、120b、及び120cの近傍にこれら縁
端120a、120b、及び120cに沿って走るスリ
ット(ダレ防止パターン用スリット)121、122、
及び123がそれぞれ設けられている。各縁端120
a、120b、及び120cと各スリット121、12
2、及び123の縁端との間隔は、2μm以下に保たれ
ている。
【0017】このような露光マスク12を用いて通常の
露光を行った後、現像等を行うと、図1(B)に示すよ
うなフォトレジストパターン13が形成される。即ち、
上述のスリット121、122、及び123を通過した
光によって、このフォトレジストパターン13にはその
縁端13aから2μm以下の所定距離だけ離れた位置に
この縁端13aに沿って走る溝又は凹部(ダレ防止パタ
ーン)14が形成される。しかも、不要なパターン不良
が生じないように、この溝14の部分でフォトレジスト
層が決して貫通されないようになされている。
【0018】溝14部分でフォトレジスト層を非貫通と
するため、露光マスク12のスリット121、122、
及び123のスリット幅は各工程の条件(レジスト厚、
露光量、その他)に応じて決定されている。即ち、スリ
ット幅を広くすればこのスリットを通過する光エネルギ
が大きくなり、逆に狭くすれば通過する光エネルギが小
さくなる。従って、溝は形成されるが貫通まではしない
ような光エネルギが通過するごとくスリット幅を適切に
選択すれば、通常の露光及び現像工程を行っても、溝部
分での貫通は起こらない。
【0019】このようにして得られたフォトレジストパ
ターン13は、ポストベークされてその接着性の増強及
び耐熱性の向上が図られる。図1(C)はポストベーク
後のフォトレジストパターン13を表している。同図か
らも明らかのように、ポストベークされたにもかかわら
ず、フォトレジストパターン13の縁端(エッジ)13
aの部分は立ったままの状態に保たれており、傾斜(ダ
レ)がほとんど生じていない。これは、溝14を縁端1
3a近傍に設けたためである。
【0020】図3はこの理由を説明するための図であ
り、(A)は現像工程後のフォトレジストパターン、
(B)はこれをポストベークした後のフォトレジストパ
ターンをそれぞれ示している。同じフォトレジストを用
いて同じ条件でポストベークした場合にも、フォトレジ
ストパターンの幅によってダレの生じ方が異なってく
る。ダレの程度は、表面張力の関係から幅の狭いフォト
レジストパターン30の方が幅の広いフォトレジストパ
ターン31よりはるかに小さく、パターン幅が狭くなれ
ばなるほどダレがより小さくなる。一般に、パターン幅
Wが10μm以上となると、無視できないダレ32が発
生する。
【0021】ポストベークの後工程として、ドライエッ
チング工程及びフォトレジストはく離工程が行われて薄
膜パターンが形成されるが、本実施例ではフォトレジス
トパターン13にダレがほとんど生じないので、精度の
高い微細加工が可能となる。
【0022】以上説明した実施例では、溝14を形成す
るのにマスク法を用いているが、本発明においては、他
のいかなる方法、例えばイオンビーム法等によって同様
の溝を形成してもよいことは明らかである。
【0023】また、上述の実施例ではマスク法によって
薄膜パターンを形成する場合について述べたが、本発明
は、ポジ型のフォトレジストパターンを形成する工程で
あれば、その後工程が例えばめっき工程等の成膜工程又
は他のいかなるものであっても適用可能であり、フォト
レジストパターンのダレ発生を防止して高精度の微細加
工、保護膜のクラック発生抑止(後工程がめっきの場
合)を可能とするものである。特に、例えば薄膜磁気ヘ
ッドのパターン形成時のように、幅の広いフォトレジス
トパターンを形成する場合のダレ発生防止に本発明は非
常に有効なものである。
【0024】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、ポジ型のフォトレジスト膜を形成し、この形成した
フォトレジスト膜を所定のパターンに露光して現像した
後に熱処理を行ってフォトレジストパターンを形成する
場合に、その熱処理前のフォトレジストパターンの縁端
近傍に、この縁端に沿って伸長する溝が形成されるた
め、ポストべークを行っても、フォトレジストパターン
の縁端部分にダレが発生しない。その結果、その後工程
において、加工精度の向上及び信頼性の向上を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるフォトレジストパタ
ーン形成工程を表す部分断面図である。
【図2】図1の実施例における露光マスクの一部を表す
平面図である。
【図3】図1の実施例においてダレが発生しない理由を
説明するための図である。
【図4】従来のフォトレジストパターン形成工程を表す
部分断面図である。
【符号の説明】
10 薄膜層 11 フォトレジスト膜 12 露光マスク 13、30、31 フォトレジストパターン 13a、120a、120b、120c 縁端 14 溝 32 ダレ 120 マスクパターン 121、122、123 スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 7352−4M H01L 21/30 361 V

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポジ型のフォトレジスト膜を形成し、該
    形成したフォトレジスト膜を所定のパターンに露光して
    現像した後に熱処理を行ってフォトレジストパターンを
    形成する方法であって、前記熱処理前のフォトレジスト
    パターンの縁端近傍に、該縁端に沿って伸長する溝を形
    成することを特徴とするフォトレジストパターンの形成
    方法。
  2. 【請求項2】 前記露光時に、形成すべきフォトレジス
    トパターンに対応するマスクパターンと該マスクパター
    ンの縁端近傍で該縁端に沿って伸長するスリットとを有
    する露光マスクを用いて前記溝を形成することを特徴と
    する請求項1に記載のフォトレジストパターンの形成方
    法。
  3. 【請求項3】 前記溝がフォトレジストパターンの縁端
    から2μm以下の所定距離だけ離れた位置に形成される
    ことを特徴とする請求項1に記載のフォトレジストパタ
    ーンの形成方法。
  4. 【請求項4】 形成すべきフォトレジストパターンに対
    応するマスクパターンと該マスクパターンの縁端近傍に
    該縁端に沿って伸長するスリットとを有することを特徴
    とする露光マスク。
JP27672492A 1992-09-22 1992-09-22 薄膜磁気ヘッド製造用フォトレジストパターンの形成方法 Expired - Lifetime JP3120596B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27672492A JP3120596B2 (ja) 1992-09-22 1992-09-22 薄膜磁気ヘッド製造用フォトレジストパターンの形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27672492A JP3120596B2 (ja) 1992-09-22 1992-09-22 薄膜磁気ヘッド製造用フォトレジストパターンの形成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06102658A true JPH06102658A (ja) 1994-04-15
JP3120596B2 JP3120596B2 (ja) 2000-12-25

Family

ID=17573459

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27672492A Expired - Lifetime JP3120596B2 (ja) 1992-09-22 1992-09-22 薄膜磁気ヘッド製造用フォトレジストパターンの形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3120596B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7181827B2 (en) 2003-11-27 2007-02-27 Tdk Corporation Method of forming magnetic layer pattern

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7181827B2 (en) 2003-11-27 2007-02-27 Tdk Corporation Method of forming magnetic layer pattern

Also Published As

Publication number Publication date
JP3120596B2 (ja) 2000-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4762396A (en) Masking method
KR100295049B1 (ko) 위상반전마스크제조방법
JP3120596B2 (ja) 薄膜磁気ヘッド製造用フォトレジストパターンの形成方法
KR100720082B1 (ko) 액정표시장치의제조방법
US3647445A (en) Step and repeat photomask and method of using same
JP2796068B2 (ja) 感光膜パターンの形成方法
US4581316A (en) Method of forming resist patterns in negative photoresist layer using false pattern
JP2666393B2 (ja) 半導体装置
JPH03209711A (ja) 半導体装置の製造方法
JPS60229001A (ja) 集積化回折格子の製造方法
KR100196512B1 (ko) 노칭현상을 방지하기 위한 포토마스크
JPS5914550B2 (ja) 微細加工方法
JP2853471B2 (ja) 半導体集積回路装置の製造方法
JPH08213302A (ja) 微細加工方法及びこの加工方法に用いる微細加工用フォトマスク
JP2002099070A (ja) 露光用フォトマスク
JP2752447B2 (ja) 薄膜磁気ヘッドの製造方法
JPH08264533A (ja) パターン形成方法
KR0179778B1 (ko) 반도체 웨이퍼의 주변노광용 마스크
JPH0766113A (ja) レチクル及び位置合わせ用バーニアの形成方法
KR0172826B1 (ko) 반도체소자의 활성영역 형성방법
KR19990070859A (ko) 오버레이 측정 타겟 및 이의 제조방법
KR0137610B1 (ko) 마스크 정렬 오차 측정을 위한 감광막 패턴 형성 방법
KR0138963B1 (ko) 금속배선 형성방법
JPH04177610A (ja) 絶縁層パターンの形成方法
JPS60231331A (ja) リフトオフ・パタ−ンの形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000919

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071020

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081020

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081020

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091020

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091020

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101020

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111020

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121020

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term