JPH06102494B2 - コンテナの荷役装置 - Google Patents

コンテナの荷役装置

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JPH06102494B2
JPH06102494B2 JP62002068A JP206887A JPH06102494B2 JP H06102494 B2 JPH06102494 B2 JP H06102494B2 JP 62002068 A JP62002068 A JP 62002068A JP 206887 A JP206887 A JP 206887A JP H06102494 B2 JPH06102494 B2 JP H06102494B2
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弘尚 竹森
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Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はコンテナの荷役装置に係り、詳しくは、梱包荷
物などの小型コンテナを持ち上げたり移動させ、コンテ
ナ車や海上コンテナ船の大型コンテナに小型コンテナを
積み卸す荷役装置に関するものである。
〔従来の技術〕
大型コンテナを備えたコンテナ車や海上コンテナ船は、
梱包荷物などを含む多量の小型コンテナを積載して陸海
を輸送する。その大型コンテナへ小型コンテナを積み卸
すには、しばしばフォークリフトが用いられる。積込む
際は、フォークリフトで小型コンテナを大型コンテナの
床面まで一旦持ち上げ、積載後人手で小型コンテナを順
次奥へと移動させ、卸す際は、小型コンテナを卸し口へ
移動させた後、フォークリフトで受け取られる。また、
大型コンテナと小型コンテナ集積地との間に傾斜路が設
けられている場合には、フォークリフトが大型コンテナ
に直接出入りする荷役形態がとられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述のようなフォークリフトを利用する荷役作業のうち
最初に挙げた例にあっては、大型コンテナの入口に積載
された小型コンテナを奥へ移動させるため、作業者に重
労働を強いたり、その時間が長く要したりする。一方、
傾斜路を設けた例にあっては、大型コンテナの大きさに
よってはその中でのフォークリフトの動きが制約された
り、そのリフト装置がコンテナの天井につかえたりし
て、荷役作業の円滑を欠く。さらに、フォークを小型コ
ンテナから抜くとき大型コンテナの床面を擦って損傷さ
せる。加えて、フォークリフトの排気ガスが大型コンテ
ナ内に充満して不衛生な状態となったり、その換気に時
間を要したりする問題がある。
そこで、本出願人は大型コンテナ内を移動すると共に昇
降荷役台を備えた自走車を提案した。これは、小型コン
テナをまず自走車に載せ、その自走車をフォークリフト
で大型コンテナまで運び、自走車で大型コンテナの奥内
へ小型コンテナを詰め込むことができるようになってい
る。このような荷役形態では上述した問題を解決するこ
とはできるが、自走車を受け取ってからでなければフォ
ークリフトが次の小型コンテナを取りに行くことができ
ない。したがって、フォークリフトが大型コンテナの前
で待機しなければならなくなり、荷役作業の能率を大幅
に改善するには至っていない。
一方、大型コンテナの床面に手動操作によって浮上した
り沈下するローラコンベアを設け、そのローラコンベア
にフォークリフトで運ばれた小型コンテナを載せて移動
させれば、その間のフォークリフトの待機の必要はなく
なる。しかし、大型コンテナごとにローラコンベアを設
置したり、既成のコンテナに装着するような改造は容易
でない問題がある。
本発明は上述の問題を解消するためになされたもので、
その目的は、大型コンテナへ小型コンテナを積込んだり
卸す作業の簡便化および荷役能率の向上を図ると共に、
フォークリフトの稼働率を高め、また、作業者の重労働
を解放することができるコンテナの荷役装置を提供する
ことである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のコンテナの荷役装置は、第1図を参照して、大
型コンテナ3へ積み卸しされる小型コンテナ2を乗載す
る左右一対の平行な支持台5,5(第2図参照)が設置さ
れ、その両支持台5,5間で昇降する昇降台6が配置され
る。その昇降台6上には、荷役台56を上面に備えて昇降
台6と大型コンテナ3との間で移動する自走式移動車8
が設置される。
昇降台6が上昇位置にあるときの昇降台6の上面6aは、
支持台5の支持面5aより上方の大型コンテナ3の床面3a
と同一高さとなる一方、昇降台6が下降位置にあるとき
の自走式移動車8の全体は支持面5aより下方となり(第
3図参照)、昇降台6が昇降すると支持台5と昇降台6
との間で小型コンテナ2の受け渡しを可能にする昇降装
置7が設けられる。
そして、上昇位置にある昇降台6上の自走式移動車8の
荷役台56は、上昇すると昇降台6上の小型コンテナ2を
持ち上げて自走式移動車8上に転載可能とし、下降する
と荷役台56上の小型コンテナ2を昇降台6に卸すように
昇降可能となっていることである。
〔作用〕
第11図(a)〜第11図(k)を参照して、まず、大型コ
ンテナ3へ小型コンテナ2を積込む際、昇降装置7の昇
降台6が下降している状態で自走式移動車8は支持面5a
より下にされ、フォークリフト4により運搬された小型
コンテナ2は支持台5に乗載される。小型コンテナ2
は、第11図(c)に示すように昇降台6が大型コンテナ
3の床面3aまで上昇すると支持台5から昇降台6に受け
渡され、その小型コンテナ2は自走式移動車8の荷役台
56を跨いだ状態となる。その後、荷役台56が上昇され、
小型コンテナ2の脚部が昇降台6の上面6aより僅かに離
れて自走式移動車8に転載される。第11図(d)に示す
ように、自走式移動車8が前進して大型コンテナ3の所
定位置まで小型コンテナ2を移動させる。次に、荷役台
56が下降して小型コンテナ2を床面3aに卸した後、第11
図(e)に示すように自走式移動車8は昇降台6へ後退
し、昇降台6が下降して当初の状態に戻される。
第11図(g)に示すように、大型コンテナ3から小型コ
ンテナ2を卸す際、昇降装置7の昇降台6は自走式移動
車8を上昇させる。荷役台56を下降状態にしている自走
式移動車8が前進し、大型コンテナ3内の小型コンテナ
2の位置で停止する。その際、荷役台56は小型コンテナ
2の脚部間に差し込まれる。荷役台56を上昇させると、
小型コンテナ2は第11図(h)に示すように自走式移動
車8に乗載され、その小型コンテナ2は、第11図(i)
に示すように自走式移動車8と共に昇降台6へ後退す
る。その後、荷役台56を下降させ、第11図(j)に示す
ように小型コンテナ2は昇降台6から支持台5に受け渡
される。昇降台6および自走式移動車8はさらに下降
し、支持台5に乗載された小型コンテナ2は、第11図
(k)に示すようにフォークリフト4に乗載されて所定
の場所へ運搬される。
〔発明の効果〕
本発明は、大型コンテナへ積み卸しされる小型コンテナ
を乗載する一対の支持台があり、その支持台の内側に昇
降台を備えた昇降装置が設けられ、その昇降台が上昇状
態にあるときの上面が支持台の支持面より上方に位置
し、下降状態にあるとき自走式移動車の全体が支持台の
支持面より下方に位置して、支持台と昇降台との間で小
型コンテナの受け渡しが可能となっている。その昇降台
の上面には、昇降自在な荷役台を有して昇降台と大型コ
ンテナの間で移動する自走式移動車が設置されているの
で、大型コンテナへ小型コンテナを積み込んだり卸した
りする作業において、自走式移動車を運搬に利用して重
労働を解消した省力化および簡便化を図ることができ
る。さらに、支持台に小型コンテナを乗載しまたは取り
去るフォークリフトにあっては、作業中の待ち時間が短
縮されて稼働率が高くなり、荷役作業全般にわたって作
業能率の向上を図ることができる。
〔実 施 例〕
以下、本発明をその実施例に基づいて詳細に説明する。
小型コンテナ2の積卸作業を行なう場合、第5図に示す
荷役装置1の前方には、コンテナ車59に乗載された大型
コンテナ3が後向きに位置し、フォークリフト4が荷役
装置1の後方および図示しない小型コンテナ集積地を往
復する。第1図〜第4図に示す荷役装置1は、小型コン
テナ2を乗載して中継台となる左右一対の支持台5と、
昇降自在な昇降台6を備えた昇降装置7と、その昇降台
6に乗載されている自走式移動車8とにより構成され
る。
本例における平行な一対の支持台5は、4本のフレーム
柱10と左右一対のローラテーブル11とにより構成され
る。フレーム柱10は、共通台盤9の前後左右各端に立設
された計4本の10A〜10Dよりなる。したがって、ローラ
テーブル11は、フレーム柱10A,10B間およびフレーム柱1
0C,10D間を橋渡しするようにして設けられる。なお、ロ
ーラテーブル11には、独立した複数のローラ12が一定間
隔を保って水平に配列され、各ローラ12は両方の側方フ
レーム11a〔第6図参照〕に固定された支軸12aに回転自
在に装着されている。小型コンテナ2を大型コンテナ3
に積込む際、各ローラ12の上面が形成する支持面5aに、
小型コンテナ2がフォークリフト4〔第5図参照〕によ
り乗載されるようになっている。また、小型コンテナ2
を大型コンテナ3より卸す際、昇降装置7の昇降台6が
小型コンテナ2と共に下降する間に、小型コンテナ2が
支持台5に受け渡され、フォークリフト4により小型コ
ンテナ集積地に運搬される。なお、この支持台5にあっ
ては、その支持面5aの高さは上昇後の昇降台6の上面6a
より低く、下降後の上面6aより高く、フォークリフト4
による小型コンテナ2の受け渡しを可能にする高さとな
っている。また、並列に設置された一対の支持台5にお
ける左右の内方間隔は、小型コンテナ2の全幅より狭
く、その脚部がローラテーブル11によって確実に支えら
れるようになっている。さらに、上記支持台5の内側位
置に昇降装置7とコードリール13〔第4図参照〕を設置
できるように、昇降台6および自走式移動車8の幅が定
められている。ちなみに、小型コンテナ2の底部には、
その前後方向に延びる3本の補強部材2bが取り付けら
れ、補強部材間に形成される2つの空間2aにフォークリ
フト4のフォークが差し込まれるようになっている。
なお、積込み時、短いフォークを備えたフォークリフト
4で小型コンテナ2が支持台5に乗載されると、その乗
載位置は、第11図(b)の一点鎖線で示す位置となり、
後述する自走式移動車8の荷役台56に載せるために、作
業者によって実線で示す位置に前進させる必要がある。
また、卸す時、短いフォークのフォークリフト4でも作
業できるように、第11図(j)の一点鎖線で示す小型コ
ンテナ2を実線で示す位置に後退させることが必要とな
る。ローラ12上の小型コンテナ2を動かないようにする
ため、ローラテーブル11には第7図に示すような全長に
わたって中央下部に位置するブレーキ装置14が設けられ
る。そのブレーキ装置14は、前方より後方に向けて登り
傾斜が形成されている複数〔図示は5個〕のカム体15
と、矢印16方向に移動したときにカム体15の傾斜面を転
動して上昇するカムフォロア17と、その上面に焼付貼着
されたゴム板体18とより構成される。カム体15はローラ
テーブル11の底部フレーム11b〔第6図参照〕に固定さ
れた板部材11cに一定間隔で配設される。カムフォロア1
7は、第8図に示すフレーム17aと、それに取り付けられ
た支軸17bと、それに回転自在な左右一対の車輪17cとか
らなる。また、ローラテーブル11の後端には、傾動自在
な操作レバー19が取り付けられ、その操作レバー19の中
央部に2個のスプリング20の一端が取り付けられ、その
他端は最後端のカムフォロア17の支軸17bに取り付けら
れる。そして、作業者が第7図に示す操作レバー19を矢
印21方向に引張って二点鎖線の位置まで回動させると、
スプリング20を介して全部の車輪17cがカム体15の傾斜
面に乗り上げる。その結果、長尺のゴム板体18は、フレ
ーム17aと共に前後方向に水平な姿勢を維持しながら上
昇して、全ローラ12の下面を押し付け、それによる摩擦
力によって直ちにローラ12の動きが拘束されるようにな
っている。なお、本例においてスプリング20が採用され
たのは、大きな力が作用したとき撓んでショックを吸収
できるようにするためであるが、ワイヤのようなもので
も差し支えない。
第7図に示す操作レバー19を覆うカバー19aの内部に
は、ガイド部材19bが設けられ、そのガイド部材19bには
操作レバー19の矢印21方向の回動を案内するガイド孔22
a〔第9図参照〕と、そのガイド孔に直角なガイド孔22b
とが形成されている。図中二点鎖線で示す位置に回動さ
せた操作レバー19をガイド孔22bに移し、上述したスプ
リング20により、破線の位置で保持することができる。
本例では第8図に示すように操作レバー19の傾動中心と
なる支軸19cに球面部材19dが取り付けられ、その球面部
材19dには操作レバー19の基部19eが傾倒自在に嵌め込ま
れ、矢印23方向へ傾倒させるに必要なボールジョイント
機能が備えられている。ちなみに、上述のローラテーブ
ル11にあっては、全数が非駆動式のローラ12を備えてい
るが、ローラの一部または全部が駆動される形式のロー
ラテーブルを採用してもよい。
本例にあっては、ローラテーブル11の外方側の側方フレ
ーム11aの上面には、蝶番24で取り付けられたガイド部
材5Aが全長にわたって装着される。このようなガイド部
材5Aは、手作業により簡単に倒立させることができ、小
型コンテナ2の積込時、ガイド部材5Aを立てると内面5b
がガイド面となって、乗載中の小型コンテナ2の向きを
大型コンテナ3の内壁に沿うように案内することができ
る。逆に、二点鎖線のように外方へ傾倒させると、ロー
ラ12の受け渡し面が広くなり、大型コンテナ3より卸さ
れる小型コンテナ2の向きが左右に少々ずれていても、
支持台5への乗載が円滑となる利点がある。
第1図〜第4図に示すように、一対の支持台5の内方に
配設される昇降装置7は、共通台盤9の左右に設置され
るパンタグラフ体25と、その上部で支持される昇降台6
と、パンタグラフ体25を作動させる油圧シリンダ26とに
より構成される。このパンタグラフ体25は、外側部材27
A,27Bと、それに隣接する内側部材28A,28Bとよりなる。
外側部材27にあっては、その後端が共通台盤9に取り付
けられた支軸29で支えられ、前端には転動ローラ30が装
着され、その2個の転動ローラ30により昇降台6の前部
が支持される。その際、昇降台6の下面に形成されたガ
イド溝6bに沿って転動ローラ30が移動する。また、内側
部材28にあっては、その後端が昇降台6に取り付けられ
た支軸31に支えられ、前端には回転自在な転動ローラ32
が装着され、それらの2個の転動ローラ32が共通台盤9
に形成されたガイド溝9aを移動する。このように、外側
部材27および内側部材28により、昇降台6は水平姿勢を
維持しながら昇降する。共通台盤9の中央部における後
端に支軸33〔第4図参照〕が設けられ、それに油圧シリ
ンダ26の基部が揺動自在に取り付けられる。そのピスト
ンロッドの先端26a〔第2図参照〕は、内側部材28A,28B
を一体化する接続部材34の中央位置において、上方に突
出した支持部材34aに嵌入されたピン軸35に連結され
る。その接続部材34は剛性の高い矩形断面であり、油圧
シリンダ26の伸縮で左右のパンタグラフ体25は枢軸36を
支点にして同時に変形する。したがって、油圧シリンダ
26が伸長すると、昇降台6が上昇し、縮小すると下降す
る。なお、昇降台6の後端には落下防止用の手摺43があ
り、その手摺43の上部左右にコードガイド44が取り付け
られている。一方、フレーム柱10B,10D〔第4図参照〕
と昇降装置7の間に、電源用コードを繰り出したり巻き
取るためのコードリール13が設置される。そのコードを
電源に接続すると、自走式移動車8の駆動室51に電力を
供給することができる。ちなみに、支持台5および昇降
装置7さらには自走式移動車8をも共通台盤9と共に運
搬可能なように、共通台盤9の中央寄りにフォークリフ
トのフォーク挿入孔46〔第2図参照〕が設けられ、容易
に他の大型コンテナへ移設できるようになっている。
第10図に示す自走式移動車8にあっては、車体50の後部
に駆動源としての発電機や自走用の電動機やコンプレッ
サーなどを収納する駆動室51が設けられ、車体50の左右
側端から前方に向けて一対の固定フレーム52が張り出さ
れ、その固定フレーム52内に走行装置53が設けられてい
る。その走行装置53にあっては、複数のスプロケット54
が前後方向に配列され、最後端のスプロケットが図示し
ないチェーンを介して駆動される。スプロケット54には
無端状のキャタピラ55が掛け回され、自走式移動車8は
前後進することができる。それぞれの固定フレーム52の
上方には、昇降自在な荷役台56が設けられ、各荷役台56
の下に可撓性を有するホース57が介在されている。その
ホース57は自由状態では荷役台56の重みで収縮し、荷役
台56を小型コンテナ2の脚部空間2a〔第4図参照〕に入
れることができ、ホース57に高圧空気が供給されると、
荷役台56が一点鎖線で示す位置に上昇して、小型コンテ
ナ2を支持することができるようになっている。ホース
57の後端には分岐管58が接続され、それに連通している
主管〔図示せず〕が駆動室51内のエアタンクに接続され
る。なお、車体50の前後端や荷役台56の下端などの必要
個所にリミットスイッチなどのセンサを取り付けておけ
ば、自走式移動車8を自動的に停止させたり、次の動作
に自動的に移らせることができる。もちろん、作業者が
遠隔的に操作することもできる。上述した荷役台56の昇
降は可撓性のホース57のほかに、リンク機構などを用い
た昇降装置としてもよい。
以上のように構成された荷役装置1は、次のようにし
て、大型コンテナ3に対して小型コンテナ2を能率的に
積み卸しすることができる。
まず、小型コンテナ2の積込作業を説明する。第11図
(a)に示す荷役装置1の前方位置には、コンテナ車59
に乗載された大型コンテナ3が後向きとなっている。小
型コンテナ2はフォークリフト4に乗載されて、荷役装
置1へ運搬され、到達したとき小型コンテナ2の底部を
支持台5の支持面5a以上の高さとなるように持ち上げ
る。昇降装置7の油圧シリンダ26〔第3図参照〕が縮小
していて、昇降台6は自走式移動車8と共に下降してお
り、駆動室51の上部は小型コンテナ2を支持台5に乗載
させる際、邪魔にならないように第11図(b)に示すよ
うに退避されている。フォークの長いフォークリフトが
使用されていれば、直ちに実線の位置に乗載されるし、
フォークの短いフォークリフト4であれば、一点鎖線で
示す位置に小型コンテナ2が乗載される。後者の場合に
は自走式移動車8への乗載を可能にするため、作業者は
小型コンテナ2を実線で示す位置まで手押作業などで移
動させる。そのとき、ローラ12〔第3図参照〕が小型コ
ンテナ2の移動を助け、作業者の負担が軽減される。な
お、移動された小型コンテナ2を停止させておく必要の
ある場合には、操作レバー19〔第7図参照〕を引張って
カムフォロア17によりゴム板体18〔第8図参照〕を全ロ
ーラ12に接触させて回転を拘束すればよい。
続いて、油圧シリンダ26を伸長させ、昇降装置7のパン
タグラフ体25で昇降台6を上昇させる。支持台5の支持
面5aの高さ以上になると、昇降台6は支持台5から小型
コンテナ2を受け取る。その小型コンテナ2は自走式移
動車8の荷役台56を跨いだ恰好になっている。第11図
(c)に示すように、昇降台6の上昇後の上面6aは、大
型コンテナ3の床面3aと同一レベルで僅かな間隙を隔て
るだけであり、自走式移動車8は大型コンテナ3へ移動
することができる。昇降台6が上昇すると、リミットス
イッチの動作によって切換弁が切り換わって高圧空気が
ホース57〔第10図参照〕に供給され、ホース57が膨張し
て荷役台56が上昇し、小型コンテナ2が持ち上げられ
る。その乗載のあったことが検出されると、自走式移動
車8は第11図(d)に示すように自動的に前進を開始す
る。所定位置まで前進したことが検出されると、ホース
57の高圧空気が放出され、荷役台56が下降して第11図
(e)に示すように小型コンテナ2は床面3aに降ろされ
る。自走式移動車8は自動的に後退して昇降台6上で停
止する。この間、フォークリフト4は、次に積込まれる
小型コンテナ2を運搬すべく、荷役装置1と集積地との
間を移動する。油圧シリンダ26が縮小されると、自走式
移動車8は昇降台6と共に下降して、当初の状態に戻
る。このような作動が繰り返されて積込が行なわれるの
で、積込作業の能率化および作業時間の短縮を図ること
ができる。
次に、小型コンテナ2を大型コンテナ3から卸す場合を
説明する。まず、第11図(f)に示す昇降台6を上昇さ
せ、第11図(g)から第11図(b)に示すように自走式
移動車8は前進し、荷役台56を小型コンテナ2の脚部空
間2aに差し込んで停止する。ホース57が膨張することに
より荷役台56が上昇して、小型コンテナ2が乗載され
る。第11図(i)に示すように、自走式移動車8は後退
して昇降台6に小型コンテナ2を移送して停止すると、
荷役台56が下降して小型コンテナ2は昇降台6に卸され
る。そして、油圧シリンダ26が縮小することにより小型
コンテナ2は支持台5に受け渡される。長いフォークの
フォークリフトが使用されている場合には、小型コンテ
ナ2を支持台5上で移動させる必要はないが、短いフォ
ークのフォークリフト4が用いられる場合には第11図
(j)における一点鎖線から実線の位置まで、小型コン
テナ2が作業者の手で移動される。第11図(k)に示す
ように、フォークリフト4が支持台5上の小型コンテナ
2を受け取り、所望の位置へ運搬する。
第12図は異なる実施例の荷役装置80の側面図で、支持台
5には傾動自在なローラテーブル60が取り付けられてい
る。上述の実施例におけるローラテーブル11と異なり、
1対のローラテーブル60の各後端部は、支軸61を回動中
心としてフレーム柱10B,10Dに取り付けられる。そし
て、第13図に示すように、ローラテーブル60の下方内側
となる共通台盤9の左右側にあって、ローラテーブル60
の中央位置に支台62が設けられ、その2個の支台62にそ
れぞれピン軸63が嵌入されている。そのピン軸63には揺
動レバー64の中央部が支えられ、ピン軸63を中心に揺動
するとローラテーブル60を傾動させることができるよう
になっている。そのために、揺動レバー64の前端にはロ
ーラテーブル60の前端部を支持するロッド65が第12図に
示すように接続されている。なお、このロッド65は適宜
その長さを調整することができる。そして、揺動レバー
64の後端には、パンタグラフ体25の一部に取り付けたキ
ッカ67に当接する当て部68が設けられ、昇降台6が下降
すると第14図に示すようにキッカ67が当て部68に当接
し、揺動レバー64が矢印69方向に揺動される。そして、
昇降台6が上昇すると当て部68からキッカ67が離反し、
ローラテーブル60は自重で矢印70方向に回動して復元す
る。なお、フレーム柱10A,10Cの上部には、ローラテー
ブル60の前端に取り付けられたストッパ71に当接する凹
部72を備えた受け台73が設けられている。その凹部72の
底部にストッパ71が当接したとき、ローラテーブル60は
前方に傾斜して小型コンテナ2の移動を容易にしてい
る。このようなローラテーブル60の傾動は、上記の例に
限らずスクリュージャッキなどの他の手段を用いること
ができるのは言うまでもない。
以上の実施例において支持台5はローラテーブル11また
は60とされているが、上で一部触れたように、例えば長
いフォークを有するフォークリフトを採用したり、ま
た、自動式移動車8の駆動室51を小型コンテナ2の下へ
嵌まり込むように極めて低くすることができれば、支持
面5a上で小型コンテナ2を移動させる必要はないので、
その場合には、ローラテーブルは不要となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は昇降台が上昇した状態の本発明の荷役装置の側
面図、第2図は第1図のII−II線矢視図、第3図は昇降
台が下降した状態の側面図、第4図は第3図のIV−IV線
矢視図、第5図は荷役装置の配置図、第6図はローラテ
ーブルの平面図、第7図は第6図のVII−VII線矢視図、
第8図は第7図のVIII−VIII線矢視拡大断面図、第9図
は第7図のIX−IX線矢視拡大断面図、第10図は自走式移
動車の要部断面図、第11図(a)〜第11図(k)は小型
コンテナの荷役作業における作業説明図、第12図は異な
る実施例の側面図、第13図は第12図のXIII−XIII線矢視
図、第14図はローラテーブルが前下りとなったときの側
面図である。 1,80……荷役装置、2……小型コンテナ、3……大型コ
ンテナ、3a……床面、5……支持台、5a……支持面、6
……昇降台、6a……上面、7……昇降装置、8……自走
式移動車、56……荷役台。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】大型コンテナへ積み卸しされる小型コンテ
    ナを乗載する左右一対の平行な支持台が設置され、 その両支持台間で昇降する昇降台が配置され、 その昇降台上には、荷役台を上面に備えて該昇降台と前
    記大型コンテナとの間で移動する自走式移動車が設置さ
    れ、 前記昇降台が上昇位置にあるときの該昇降台の上面は、
    前記支持台の支持面より上方の前記大型コンテナの床面
    と同一高さとなる一方、前記昇降台が下降位置にあると
    きの前記自走式移動車全体は上記支持面より下方とな
    り、該昇降台が昇降すると前記支持台と昇降台との間で
    前記小型コンテナの受け渡しを可能にする昇降装置が設
    けられ、 上昇位置にある前記昇降台上の自走式移動車の荷役台は
    上昇すると前記昇降台上の小型コンテナを持ち上げて該
    自走式移動車上に転載可能とし、下降すると該荷役台上
    の小型コンテナを前記昇降台に卸すように昇降可能とな
    っていることを特徴とするコンテナの荷役装置。
JP62002068A 1987-01-08 1987-01-08 コンテナの荷役装置 Expired - Lifetime JPH06102494B2 (ja)

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