JPH0610236B2 - ポリウレタンフオ−ムの製造方法 - Google Patents
ポリウレタンフオ−ムの製造方法Info
- Publication number
- JPH0610236B2 JPH0610236B2 JP60299567A JP29956785A JPH0610236B2 JP H0610236 B2 JPH0610236 B2 JP H0610236B2 JP 60299567 A JP60299567 A JP 60299567A JP 29956785 A JP29956785 A JP 29956785A JP H0610236 B2 JPH0610236 B2 JP H0610236B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- foam
- polyurethane foam
- hardness
- producing polyurethane
- comparative example
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Polyurethanes Or Polyureas (AREA)
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、ポリウレタンフォームの製造方法に関す
る。
る。
(従来の技術) 従来、ポリウレタンフォームの製造は、大気中で行われ
ている。
ている。
しかし、その場合、大気中に存在する水分の影響のた
め、フォーム物性の低下を生じ、特に硬さ、圧縮永久歪
が悪くなる傾向がある。この傾向は、湿度の高い夏に特
に顕著である。又、大気中の酸素の影響のために、フォ
ーム内部に焼けが生じ、甚だしい場合には火災につなが
る危険性もある。
め、フォーム物性の低下を生じ、特に硬さ、圧縮永久歪
が悪くなる傾向がある。この傾向は、湿度の高い夏に特
に顕著である。又、大気中の酸素の影響のために、フォ
ーム内部に焼けが生じ、甚だしい場合には火災につなが
る危険性もある。
(発明が解決しようとする問題点) 前記、高湿度の夏におけるフォーム硬さの低下について
は、イソシアネートインデックスを上げてポリウレタン
フォームを製造することにより、硬さ低下の改良がなさ
れることもある。しかしながら、この場合には、フォー
ム内部の焼けが一層生じ易くなる問題があり、有効な解
決手段とは言い難い。また、高価なイソシアネートを多
量使用することは経済的ではない。その上湿分の変化に
応じたインデックスのきめ細かい変更は実際的には困難
で、フォーム物性のばらつきを大きくするものである。
は、イソシアネートインデックスを上げてポリウレタン
フォームを製造することにより、硬さ低下の改良がなさ
れることもある。しかしながら、この場合には、フォー
ム内部の焼けが一層生じ易くなる問題があり、有効な解
決手段とは言い難い。また、高価なイソシアネートを多
量使用することは経済的ではない。その上湿分の変化に
応じたインデックスのきめ細かい変更は実際的には困難
で、フォーム物性のばらつきを大きくするものである。
この発明は前記の点に鑑みなされたもので、フォーム物
性の低下、及びフォーム内部の焼けを生じることのない
ポリウレタンフォームの製造方法を提供するものであ
る。
性の低下、及びフォーム内部の焼けを生じることのない
ポリウレタンフォームの製造方法を提供するものであ
る。
(問題点を解決するための手段) この発明によるポリウレタンフォームの製造方法は、ポ
リウレタンフォームの発泡成形を、該フォームと反応し
ない気体中で行うことを特徴とするものである。
リウレタンフォームの発泡成形を、該フォームと反応し
ない気体中で行うことを特徴とするものである。
(作用) このように、ポリウレタンフォームの発泡成形が、該フ
ォームと反応しない気体中でなされるために、大気中の
酸素、水分等の影響を受けることなくポリウレタンフォ
ームを製造することができる。その結果、フォーム物性
の低下及びフォーム内部の焼けを防ぐことができる。
ォームと反応しない気体中でなされるために、大気中の
酸素、水分等の影響を受けることなくポリウレタンフォ
ームを製造することができる。その結果、フォーム物性
の低下及びフォーム内部の焼けを防ぐことができる。
(実施例) この発明において用いられる、ポリウレタンフォームと
反応しない気体としては、窒素、ヘリウム、二酸化炭
素、クロロフルオロカーボン、メチレンクロライド等が
好適である。
反応しない気体としては、窒素、ヘリウム、二酸化炭
素、クロロフルオロカーボン、メチレンクロライド等が
好適である。
そして、前記気体を満たした容器中にポリウレタンフォ
ーム原料を吐出し、発泡させることによりポリウレタン
フォームを製造する。又、通常の方法によるポリウレタ
ンフォームの発泡直後に水分及び酸素を透過しないフィ
ルム、例えばポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフ
ィルム等で該フォームを覆い、前記フィルム内にフォー
ム発泡時に生ずる二酸化炭素、クロロフルオロカーボ
ン、メチレンクロライド等を充満させてもよい。
ーム原料を吐出し、発泡させることによりポリウレタン
フォームを製造する。又、通常の方法によるポリウレタ
ンフォームの発泡直後に水分及び酸素を透過しないフィ
ルム、例えばポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフ
ィルム等で該フォームを覆い、前記フィルム内にフォー
ム発泡時に生ずる二酸化炭素、クロロフルオロカーボ
ン、メチレンクロライド等を充満させてもよい。
以下比較例及びこの発明実施例について具体的に記す。
・比較例1 ポリヒドロキシ化合物として、グリセリンにプロピレン
オキサイドを付加重合した平均分子量3000のポリエーテ
ルポリオールAを用い、このポリエーテルポリオールA
300gに、第1表に示す所定量の水、トリエチレンジア
ミン、整泡剤、スタナスオクトエートを加え、前攪拌の
後TDI−80を所定量加え、7秒間攪拌する。続いて30
cm×30cmの大きさのポリエチレン製袋内に前記攪拌混合
物を投入し、発泡させた。その後、ポリエチレン製袋を
剥し、放置後フォーム物性を測定した。
オキサイドを付加重合した平均分子量3000のポリエーテ
ルポリオールAを用い、このポリエーテルポリオールA
300gに、第1表に示す所定量の水、トリエチレンジア
ミン、整泡剤、スタナスオクトエートを加え、前攪拌の
後TDI−80を所定量加え、7秒間攪拌する。続いて30
cm×30cmの大きさのポリエチレン製袋内に前記攪拌混合
物を投入し、発泡させた。その後、ポリエチレン製袋を
剥し、放置後フォーム物性を測定した。
・実施例1 比較例1と同一配合処方からなる原料の発泡を窒素気流
中で行った。第2表に示す如く得られたポリウレタンフ
ォームは、比較例1に対して硬さが約20%向上し、永久
歪が改善された。強度及び伸びについては低下した。
中で行った。第2表に示す如く得られたポリウレタンフ
ォームは、比較例1に対して硬さが約20%向上し、永久
歪が改善された。強度及び伸びについては低下した。
・実施例2 比較例1と同一配合処方からなる原料を発泡させ、フォ
ームライズ完了後直ちにポリエチレンフィルム(厚さ50
μ)で完全に梱包した。得られたフォームは、実施例1
と同様硬さ及び永久歪が改善された。
ームライズ完了後直ちにポリエチレンフィルム(厚さ50
μ)で完全に梱包した。得られたフォームは、実施例1
と同様硬さ及び永久歪が改善された。
・実施例3 硬さを比較例1と同じにするために、NCOインデック
スを108から103に低下させた。得られたフォームの硬さ
は比較例1に近くなり、永久歪は比較例1より改善され
た。又、NCOインデックスを低くしたことにより、フ
ォーム内部の最高温度が低くなった。その結果、フォー
ム内部の焼け防止効果が大きくなる。
スを108から103に低下させた。得られたフォームの硬さ
は比較例1に近くなり、永久歪は比較例1より改善され
た。又、NCOインデックスを低くしたことにより、フ
ォーム内部の最高温度が低くなった。その結果、フォー
ム内部の焼け防止効果が大きくなる。
・比較例2 実施例1の硬さと同じにするため、NCOインデックス
を高くした。その結果、得られたフォームの硬さは改善
されたが、フォーム内部の最高温度は高くなり、又、圧
縮永久歪が悪くなった。
を高くした。その結果、得られたフォームの硬さは改善
されたが、フォーム内部の最高温度は高くなり、又、圧
縮永久歪が悪くなった。
第1表に、前記比較例及び実施例の配合及び処方を第2
表に得られたフォームの物性を各々示す。
表に得られたフォームの物性を各々示す。
(発明の効果) この発明は、ポリウレタンフォームの発泡成形を、該フ
ォームと反応しない気体中で行うものであるため、大気
中の水分及び酸素の影響を受けることなくポリウレタン
フォームを製造することができる。その結果、得られる
フォームには、物性の低下及びフォーム内部の焼けを生
じる虞れがなく、火災の防止効果もある。又、この発明
によれば、TDIガス等が大気中に放出されないので、
作業環境を改善することもできる。
ォームと反応しない気体中で行うものであるため、大気
中の水分及び酸素の影響を受けることなくポリウレタン
フォームを製造することができる。その結果、得られる
フォームには、物性の低下及びフォーム内部の焼けを生
じる虞れがなく、火災の防止効果もある。又、この発明
によれば、TDIガス等が大気中に放出されないので、
作業環境を改善することもできる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 75:00 105:04 C08L 75:00
Claims (1)
- 【請求項1】ポリウレタンフォームの発泡成形を、該フ
ォームと反応しない気体中で行うことを特徴とするポリ
ウレタンフォームの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60299567A JPH0610236B2 (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 | ポリウレタンフオ−ムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60299567A JPH0610236B2 (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 | ポリウレタンフオ−ムの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62156119A JPS62156119A (ja) | 1987-07-11 |
JPH0610236B2 true JPH0610236B2 (ja) | 1994-02-09 |
Family
ID=17874295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60299567A Expired - Lifetime JPH0610236B2 (ja) | 1985-12-27 | 1985-12-27 | ポリウレタンフオ−ムの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0610236B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5258798A (en) * | 1975-11-11 | 1977-05-14 | Bridgestone Corp | Process for producing soft polyurethane foams |
JPS5462264A (en) * | 1977-10-28 | 1979-05-19 | Bridgestone Corp | Production of synthetic resin foam |
-
1985
- 1985-12-27 JP JP60299567A patent/JPH0610236B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5258798A (en) * | 1975-11-11 | 1977-05-14 | Bridgestone Corp | Process for producing soft polyurethane foams |
JPS5462264A (en) * | 1977-10-28 | 1979-05-19 | Bridgestone Corp | Production of synthetic resin foam |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62156119A (ja) | 1987-07-11 |
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