JPH0610196Y2 - ボ−ルジヨイント - Google Patents
ボ−ルジヨイントInfo
- Publication number
- JPH0610196Y2 JPH0610196Y2 JP1987116362U JP11636287U JPH0610196Y2 JP H0610196 Y2 JPH0610196 Y2 JP H0610196Y2 JP 1987116362 U JP1987116362 U JP 1987116362U JP 11636287 U JP11636287 U JP 11636287U JP H0610196 Y2 JPH0610196 Y2 JP H0610196Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ball
- ball seat
- seat
- fitted
- stud
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ボールジョイントに関するものである。
従来の技術 例えば、第3図に示すようにソケットAと該ソケットA
内に嵌装されるボールシートBと該ボールシートBに嵌
装抱持されるボール部C′をもったボールスタッドCと
からなるボールジョイントは、従来よりひろく用いられ
ている。
内に嵌装されるボールシートBと該ボールシートBに嵌
装抱持されるボール部C′をもったボールスタッドCと
からなるボールジョイントは、従来よりひろく用いられ
ている。
考案が解決しようとする問題点 上記のようなボールジョイントは、ボールスタッドCの
ボール部C′をボールシートBに組込んだ状態で該ボー
ルシートBをソケットA内に圧入し、該ボールシートB
の底面部をカバーDにて押圧した状態にて該カバーDを
ソケットAにカシメ固定することにより、該カバーDの
押圧力にてボールシートBがボール部C′を所定圧にて
締めつけ、これによってボールスタッドCに所定の作動
トルクを発生させるものであるが、ボールスタッドBの
軸方向入力に対する支持剛性を高くし、ボール部C′と
ボールシートBとの摺動面部の耐久性を維持させる為に
カバーDによるボールシート押圧力をかなり高く設定す
る必要があり、ボールスタッドの作動トルクが高くなる
ばかりか製品によるばらつきも大きくなり、低トルクで
ばらつきが少なく且つボールスタッドの軸方向荷重入力
に対する支持剛性の高い製品を得ることはなかなか困難
であると言う問題を有している。
ボール部C′をボールシートBに組込んだ状態で該ボー
ルシートBをソケットA内に圧入し、該ボールシートB
の底面部をカバーDにて押圧した状態にて該カバーDを
ソケットAにカシメ固定することにより、該カバーDの
押圧力にてボールシートBがボール部C′を所定圧にて
締めつけ、これによってボールスタッドCに所定の作動
トルクを発生させるものであるが、ボールスタッドBの
軸方向入力に対する支持剛性を高くし、ボール部C′と
ボールシートBとの摺動面部の耐久性を維持させる為に
カバーDによるボールシート押圧力をかなり高く設定す
る必要があり、ボールスタッドの作動トルクが高くなる
ばかりか製品によるばらつきも大きくなり、低トルクで
ばらつきが少なく且つボールスタッドの軸方向荷重入力
に対する支持剛性の高い製品を得ることはなかなか困難
であると言う問題を有している。
本考案は上記のような従来の問題に対処することを主目
的とするものである。
的とするものである。
問題点を解決するための手段 本考案は上記のようなボールジョイントのボールシート
において、該ボールシートの内周面の中心部よりや下方
の位置に内方へ突出する段状突出部を全周にわたり連続
又は不連続に形成すると共に、該段状突出部の上縁部お
よび下縁部に沿って上記球状内周面より凹陥した凹部を
形成したことを特徴とするものである。
において、該ボールシートの内周面の中心部よりや下方
の位置に内方へ突出する段状突出部を全周にわたり連続
又は不連続に形成すると共に、該段状突出部の上縁部お
よび下縁部に沿って上記球状内周面より凹陥した凹部を
形成したことを特徴とするものである。
作用 上記によりボールシートにボールスタッドのボール部を
嵌装してボールジョイントを組付けた状態において、ボ
ールシートの球状内周面に突出形成した段状突出部はボ
ールスタッドのボール部にて圧潰弾性変形されて上下の
凹部内に入り込み、該段状突出部の弾性変形反力により
ボールスタッドの作動トルクが発生し、これにより低ト
ルクでばらつきが少なく且つボールスタッド軸方向入力
に対する支持剛性が高く長期にわたりがたつきのない製
品を得ることが可能となるものである。
嵌装してボールジョイントを組付けた状態において、ボ
ールシートの球状内周面に突出形成した段状突出部はボ
ールスタッドのボール部にて圧潰弾性変形されて上下の
凹部内に入り込み、該段状突出部の弾性変形反力により
ボールスタッドの作動トルクが発生し、これにより低ト
ルクでばらつきが少なく且つボールスタッド軸方向入力
に対する支持剛性が高く長期にわたりがたつきのない製
品を得ることが可能となるものである。
実施例 以下本考案の実施例を第1図を参照して説明する。
第1図において、1は合成樹脂材にて一体形成されたボ
ールシートであり、該ボールシート1はソケット2内に
適当な締代にて圧入される外周面をもち且つボールスタ
ッド3のボール部31にほぼ適合する球状内周面11を
もった形状に構成される。
ールシートであり、該ボールシート1はソケット2内に
適当な締代にて圧入される外周面をもち且つボールスタ
ッド3のボール部31にほぼ適合する球状内周面11を
もった形状に構成される。
上記ボールシート1の球状内周面11の中心部よりやや
下方位置には、該球状内周面11より内方に突出する段
状突出部12が全周にわたりほぼ等間隔に断続的に突出
形成され、該段状突出部12の上縁部および下縁部に沿
って上記球状内周面11より凹陥した上下の凹部13お
よび14が形成されている。
下方位置には、該球状内周面11より内方に突出する段
状突出部12が全周にわたりほぼ等間隔に断続的に突出
形成され、該段状突出部12の上縁部および下縁部に沿
って上記球状内周面11より凹陥した上下の凹部13お
よび14が形成されている。
上記のように構成したボールシート1の球状内周面11
内にボールスタッド3のボール部31を圧嵌し、該ボー
ルシート1をソケット2内に圧入し、カバー4をソケッ
ト2下端にカシメ固定してボールジョイントを組付けた
状態では、上記球状内周面11より突出している段状突
出部13はボール部31に押し潰され、圧潰弾性変形し
て上下の凹部13,14内に入り込み、その弾性変形反
力にてボールスタッド3の作動トルクを発生させる。
内にボールスタッド3のボール部31を圧嵌し、該ボー
ルシート1をソケット2内に圧入し、カバー4をソケッ
ト2下端にカシメ固定してボールジョイントを組付けた
状態では、上記球状内周面11より突出している段状突
出部13はボール部31に押し潰され、圧潰弾性変形し
て上下の凹部13,14内に入り込み、その弾性変形反
力にてボールスタッド3の作動トルクを発生させる。
上記球状内周面に全周にわたりほぼ等間隔に断続的に突
出形成される段状突出部の形状,大きさ等はボールスタ
ッドの必要とする作動トルクの大きさに応じて任意に選
定でき、場合によっては段状突出部を全周にわたり連続
して形成することもあり得る。
出形成される段状突出部の形状,大きさ等はボールスタ
ッドの必要とする作動トルクの大きさに応じて任意に選
定でき、場合によっては段状突出部を全周にわたり連続
して形成することもあり得る。
尚第1図において15はボールスタッド3の揺動を可能
とする揺動開口部である。
とする揺動開口部である。
考案の効果 上記のように構成した本考案によれば、ボールシート内
周面に一体に突出形成した段状突出部の圧潰弾性変形反
力によりボールスタッドの作動トルクを発生させる構成
を採っているので、カバーによるボールシート押圧力を
従来よりはるかに低くしても充分なる作動トルクを附与
することができ、又低トルクでばらつきが少く且つボー
ルスタッドの軸方向荷重入力に対する支持剛性が高く長
期にわたりがたつきの生じない製品を得ることが可能と
なるもので、実用上多大の効果をもたらし得るものであ
る。
周面に一体に突出形成した段状突出部の圧潰弾性変形反
力によりボールスタッドの作動トルクを発生させる構成
を採っているので、カバーによるボールシート押圧力を
従来よりはるかに低くしても充分なる作動トルクを附与
することができ、又低トルクでばらつきが少く且つボー
ルスタッドの軸方向荷重入力に対する支持剛性が高く長
期にわたりがたつきの生じない製品を得ることが可能と
なるもので、実用上多大の効果をもたらし得るものであ
る。
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2図は従来
のボールジョイント構造の一例を示す断面図である。 1……ボールシート、11……球状内周面、12……段
状突出部、13,14……凹部、2……ソケット、3…
…ボールスタッド、31……ボール部、4……カバー。
のボールジョイント構造の一例を示す断面図である。 1……ボールシート、11……球状内周面、12……段
状突出部、13,14……凹部、2……ソケット、3…
…ボールスタッド、31……ボール部、4……カバー。
Claims (1)
- 【請求項1】ソケットと該ソケット内に嵌着されるボー
ルシートと該ボールシートに嵌装抱持されるボール部を
もったボールスタッドとからなるボールジョイントにお
いて、上記ボールシートの球状内周面の中心部よりやや
下方の位置に内方へ突出する段状突出部を全周にわたり
連続又は不連続に一体に形成し、該ボールシートの段状
突出部の上縁部および下縁部に沿って、ボールスタッド
のボール部嵌装時該ボール部にて段状突出部が圧潰弾性
変形されて入り込む凹部を形成したことを特徴とするボ
ールジョイント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987116362U JPH0610196Y2 (ja) | 1987-07-29 | 1987-07-29 | ボ−ルジヨイント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987116362U JPH0610196Y2 (ja) | 1987-07-29 | 1987-07-29 | ボ−ルジヨイント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6421813U JPS6421813U (ja) | 1989-02-03 |
JPH0610196Y2 true JPH0610196Y2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=31358830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987116362U Expired - Lifetime JPH0610196Y2 (ja) | 1987-07-29 | 1987-07-29 | ボ−ルジヨイント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0610196Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6067420U (ja) * | 1983-10-17 | 1985-05-13 | リズム自動車部品製造株式会社 | ボ−ルジヨイント |
-
1987
- 1987-07-29 JP JP1987116362U patent/JPH0610196Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6421813U (ja) | 1989-02-03 |
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