JPH06101939A - フロン系冷媒再生装置 - Google Patents
フロン系冷媒再生装置Info
- Publication number
- JPH06101939A JPH06101939A JP24944392A JP24944392A JPH06101939A JP H06101939 A JPH06101939 A JP H06101939A JP 24944392 A JP24944392 A JP 24944392A JP 24944392 A JP24944392 A JP 24944392A JP H06101939 A JPH06101939 A JP H06101939A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- water
- brine
- liquid
- heat exchanger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2345/00—Details for charging or discharging refrigerants; Service stations therefor
- F25B2345/002—Collecting refrigerant from a cycle
Landscapes
- Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は冷媒を過冷却し、冷媒中の水分を氷
結させた後、水分の混らない冷媒のみを回収するフロン
系冷媒再生装置を提供することを目的とする。 【構成】 本発明はフロン系冷媒を液化して回収する冷
媒回収装置と、回収された液化冷媒をブラインにより過
冷却し冷媒中の水分を氷結させて分離するブライン熱交
換器とを備え、同ブライン熱交換器から水分を除去した
再生冷媒を取出すことを特徴とするフロン系冷媒再生装
置を構成とする。
結させた後、水分の混らない冷媒のみを回収するフロン
系冷媒再生装置を提供することを目的とする。 【構成】 本発明はフロン系冷媒を液化して回収する冷
媒回収装置と、回収された液化冷媒をブラインにより過
冷却し冷媒中の水分を氷結させて分離するブライン熱交
換器とを備え、同ブライン熱交換器から水分を除去した
再生冷媒を取出すことを特徴とするフロン系冷媒再生装
置を構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフロン系冷媒液中の水分
を除去して冷媒を再生する装置に関する。
を除去して冷媒を再生する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】圧縮機、凝縮器、受液器、膨張弁、及び
蒸発器などからなる冷凍機のサイクル系を循環するフロ
ン系の冷媒には、循環中に水分、油などの液体や、錆、
異物などの固形物が混入し、冷凍各機器の効率を害す
る。
蒸発器などからなる冷凍機のサイクル系を循環するフロ
ン系の冷媒には、循環中に水分、油などの液体や、錆、
異物などの固形物が混入し、冷凍各機器の効率を害す
る。
【0003】殊にフロン系冷媒を用いる冷凍機では、水
分は特に注意を要する混入物である。極く僅かな水分と
雖ども膨張弁のノズル部で氷結し、その口を塞ぐことに
なるし、冷凍機内の金属部品に接触して錆を生じさせ
る。そのうえ潤滑油を乳化させる結果ともなる。従っ
て、冷凍系内の水分の除去は重要な課題である。
分は特に注意を要する混入物である。極く僅かな水分と
雖ども膨張弁のノズル部で氷結し、その口を塞ぐことに
なるし、冷凍機内の金属部品に接触して錆を生じさせ
る。そのうえ潤滑油を乳化させる結果ともなる。従っ
て、冷凍系内の水分の除去は重要な課題である。
【0004】現在フロン再生装置として存在するもの
は、冷媒回収装置と同じ原理で、圧縮機を用いてフロン
ガスを吸引し、吸引されている容器中に混入物である
油、錆、汚れを残す方法で取除いている。
は、冷媒回収装置と同じ原理で、圧縮機を用いてフロン
ガスを吸引し、吸引されている容器中に混入物である
油、錆、汚れを残す方法で取除いている。
【0005】また、フロンは地球環境浄化に関する規制
に対応し、製造中止の冷媒もあってフロン市況は、品薄
のため既に価格は高騰しており、既設の使用設備にあっ
ては製造中止でも当面、その冷媒を使用するので再生冷
媒の需要は大きい状況にある。
に対応し、製造中止の冷媒もあってフロン市況は、品薄
のため既に価格は高騰しており、既設の使用設備にあっ
ては製造中止でも当面、その冷媒を使用するので再生冷
媒の需要は大きい状況にある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のフロン系冷
媒再生装置には解決すべき次の課題があった。
媒再生装置には解決すべき次の課題があった。
【0007】即ち、従来は冷媒回収装置と同様な原理に
よるフロン再生装置の圧縮機を使ってフロンガスのみを
吸引し、フロン液中に水分、油、錆、汚れを残してそれ
を取除いている。
よるフロン再生装置の圧縮機を使ってフロンガスのみを
吸引し、フロン液中に水分、油、錆、汚れを残してそれ
を取除いている。
【0008】しかし、この手段では、水分が許容量以上
に含まれている場合、フロンガス中に水分が蒸気として
含まれてしまうため完全な除去ができないという問題が
あった。このため前述のように膨張弁のノズルが氷で塞
がれたり、金属部品に銹を生じさせたり、潤滑油を乳化
させたりするという問題があった。
に含まれている場合、フロンガス中に水分が蒸気として
含まれてしまうため完全な除去ができないという問題が
あった。このため前述のように膨張弁のノズルが氷で塞
がれたり、金属部品に銹を生じさせたり、潤滑油を乳化
させたりするという問題があった。
【0009】本発明はこれらの問題点を解消するため冷
媒(フロン液)を過冷却し、冷媒中の水分を氷結させた
後、冷媒のみを回収するフロン系冷媒再生装置を提供す
ることを目的とする。
媒(フロン液)を過冷却し、冷媒中の水分を氷結させた
後、冷媒のみを回収するフロン系冷媒再生装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題の解決
手段として、フロン系冷媒を液化して回収する冷媒回収
装置と、回収された液化冷媒をブラインにより過冷却
し、冷媒中の水分を氷結させて分離するブライン熱交換
器とを備え、同ブライン熱交換器から水分を除去した再
生冷媒を取出すことを特徴とするフロン系冷媒再生装置
を提供しようとするものである。
手段として、フロン系冷媒を液化して回収する冷媒回収
装置と、回収された液化冷媒をブラインにより過冷却
し、冷媒中の水分を氷結させて分離するブライン熱交換
器とを備え、同ブライン熱交換器から水分を除去した再
生冷媒を取出すことを特徴とするフロン系冷媒再生装置
を提供しようとするものである。
【0011】
【作用】本発明は上記のように構成されるので次の作用
を有する。
を有する。
【0012】即ち、冷凍サイクル系から冷媒回収装置に
より抜き取られた水分、油、錆、汚れを含む冷媒は、冷
媒回収装置により比較的取除き易い油、錆、汚れは取除
かれる。
より抜き取られた水分、油、錆、汚れを含む冷媒は、冷
媒回収装置により比較的取除き易い油、錆、汚れは取除
かれる。
【0013】冷媒回収装置の受液器に貯えられた未だ除
き難い水分を含んだ冷媒液は、次にブライン熱交換器に
移されチラーのブライン液によって過冷却(R−11の
場合−30℃程度)される。
き難い水分を含んだ冷媒液は、次にブライン熱交換器に
移されチラーのブライン液によって過冷却(R−11の
場合−30℃程度)される。
【0014】冷媒が過冷却されると冷媒中の水分は、ブ
ライン熱交換器の側壁に結氷して冷媒と分離する。この
状態にした後、冷媒をポンプ等で抜き出して冷媒回収装
置に移したり、或いは、再生冷媒として出荷する。
ライン熱交換器の側壁に結氷して冷媒と分離する。この
状態にした後、冷媒をポンプ等で抜き出して冷媒回収装
置に移したり、或いは、再生冷媒として出荷する。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例を図1に基づいて説明す
る。
る。
【0016】図1は、本実施例に係るフロン系冷媒再生
装置の系統図である。
装置の系統図である。
【0017】図において冷凍サイクル系1(又は冷媒液
の容器)から冷媒回収装置2によって抜き出された冷媒
ガスは、冷媒回収装置2の中で圧縮され、冷却されて凝
縮し、受液器3に貯えられ、油、錆、汚れなどの冷媒液
と分離し易いものが除去される。その後、受液器3から
冷媒配管4を通ってブライン熱交換器5に送られる。ブ
ライン熱交換器5においては、冷媒液はチラー6のブラ
インによって過冷却される。この時、冷媒中に蒸気とな
って存在する水分は、ブライン熱交換器5の内側壁に氷
結して冷媒から分離させられる。
の容器)から冷媒回収装置2によって抜き出された冷媒
ガスは、冷媒回収装置2の中で圧縮され、冷却されて凝
縮し、受液器3に貯えられ、油、錆、汚れなどの冷媒液
と分離し易いものが除去される。その後、受液器3から
冷媒配管4を通ってブライン熱交換器5に送られる。ブ
ライン熱交換器5においては、冷媒液はチラー6のブラ
インによって過冷却される。この時、冷媒中に蒸気とな
って存在する水分は、ブライン熱交換器5の内側壁に氷
結して冷媒から分離させられる。
【0018】このようにして油、錆、汚れ及び水分を分
離された再生冷媒は冷媒ポンプ7に引かれてある時は、
受液器3に戻され冷凍サイクル系1で再使用され、また
ある時はドラム缶8に詰められて再生冷媒として出荷さ
れる。なお符号9はブライン冷却用の冷却水塔、符号1
0は冷却水ポンプである。
離された再生冷媒は冷媒ポンプ7に引かれてある時は、
受液器3に戻され冷凍サイクル系1で再使用され、また
ある時はドラム缶8に詰められて再生冷媒として出荷さ
れる。なお符号9はブライン冷却用の冷却水塔、符号1
0は冷却水ポンプである。
【0019】以上の通り、本実施例によれば、受液器3
で、油、錆、汚れなどを分離した冷媒をブライン熱交換
器5に送り、過冷却して水分をブライン熱交換器5の内
壁に氷結させた後、冷媒を冷媒ポンプ7で引き出すの
で、冷媒から水分が完全に除去され、従来のように蒸気
となって残留した冷媒中の水分が膨張弁のノズル部で氷
結してその口を塞いだり、金属部分に錆を生じさせた
り、潤滑油を乳化させたりする不具合がなくなるという
利点がある。
で、油、錆、汚れなどを分離した冷媒をブライン熱交換
器5に送り、過冷却して水分をブライン熱交換器5の内
壁に氷結させた後、冷媒を冷媒ポンプ7で引き出すの
で、冷媒から水分が完全に除去され、従来のように蒸気
となって残留した冷媒中の水分が膨張弁のノズル部で氷
結してその口を塞いだり、金属部分に錆を生じさせた
り、潤滑油を乳化させたりする不具合がなくなるという
利点がある。
【0020】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されるので次
の効果を有する。
の効果を有する。
【0021】即ち、本発明のフロン系冷媒再生装置によ
れば冷媒中の水分を結氷させることによって冷媒中から
容易に除去することが可能となり温度膨張弁ノズルの凍
結、潤滑油の乳化、錆の発生などを防止することができ
る。
れば冷媒中の水分を結氷させることによって冷媒中から
容易に除去することが可能となり温度膨張弁ノズルの凍
結、潤滑油の乳化、錆の発生などを防止することができ
る。
【0022】従ってフロン規制の特殊事情下にあっても
水分含有量の少なさを保証した再生冷媒を供給すること
が可能となるなど冷凍機器の効率向上、信頼性向上及び
販売収益の向上に寄与する効果は頗る大きいものがあ
る。
水分含有量の少なさを保証した再生冷媒を供給すること
が可能となるなど冷凍機器の効率向上、信頼性向上及び
販売収益の向上に寄与する効果は頗る大きいものがあ
る。
【図1】本発明の一実施例に係るフロン系冷媒再生装置
の系統図である。
の系統図である。
2 冷媒回収装置 3 受液器 4 冷媒配管 5 ブライン熱交換器 7 冷媒ポンプ
Claims (1)
- 【請求項1】 フロン系冷媒を液化して回収する冷媒回
収装置と、回収された液化冷媒をブラインにより過冷却
し、冷媒中の水分を氷結させて分離するブライン熱交換
器とを備え、同ブライン熱交換器から水分を除去した再
生冷媒を取出すことを特徴とするフロン系冷媒再生装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24944392A JPH06101939A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | フロン系冷媒再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24944392A JPH06101939A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | フロン系冷媒再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06101939A true JPH06101939A (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=17193048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24944392A Withdrawn JPH06101939A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | フロン系冷媒再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06101939A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010243061A (ja) * | 2009-04-06 | 2010-10-28 | Mitsubishi Electric Corp | 水分除去装置および水分除去方法 |
-
1992
- 1992-09-18 JP JP24944392A patent/JPH06101939A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010243061A (ja) * | 2009-04-06 | 2010-10-28 | Mitsubishi Electric Corp | 水分除去装置および水分除去方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991130 |