JPS6316968B2 - - Google Patents
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- JPS6316968B2 JPS6316968B2 JP9203080A JP9203080A JPS6316968B2 JP S6316968 B2 JPS6316968 B2 JP S6316968B2 JP 9203080 A JP9203080 A JP 9203080A JP 9203080 A JP9203080 A JP 9203080A JP S6316968 B2 JPS6316968 B2 JP S6316968B2
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- condenser
- volatile substances
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- cooling
- gasoline
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Landscapes
- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は揮発性物質を含有する気相より揮発性
物質を分離回収する方法に関し、具体的には例え
ば揮発性溶媒やガソリン等を取扱う際に発生する
多量の溶媒またはガソリン等の蒸気を含んだ空気
から、その溶媒またはガソリン等を冷却により凝
縮せしめて回収する方法に関するものである。
物質を分離回収する方法に関し、具体的には例え
ば揮発性溶媒やガソリン等を取扱う際に発生する
多量の溶媒またはガソリン等の蒸気を含んだ空気
から、その溶媒またはガソリン等を冷却により凝
縮せしめて回収する方法に関するものである。
ガソリン、溶媒等の揮発性物質を大量に処理す
る場合、例えば貯槽への仕込みや貯槽からタンク
ローリーへの充填とかの際には、液の流入に伴な
う貯槽の気相の排出によつて相当量の揮発性物質
の蒸気が排出され、これらの排出蒸気の環境に及
ぼす影響が問題となつてきている。
る場合、例えば貯槽への仕込みや貯槽からタンク
ローリーへの充填とかの際には、液の流入に伴な
う貯槽の気相の排出によつて相当量の揮発性物質
の蒸気が排出され、これらの排出蒸気の環境に及
ぼす影響が問題となつてきている。
従来、空気中のガソリンを回収する方法として
は、灯油等の重質油にガソリン蒸気を吸収せしめ
て回収する方法や、−30〜−40℃に冷却されたブ
ライン液をスプレーすることにより空気中のガソ
リン蒸気を冷却液化せしめて回収する方法が知ら
れているが、これらの方法は回収に用いる灯油や
ブラインの再使用のための分離工程が必要であ
り、そのための設備が極めて高価である。また、
実開昭53−76278号には液体窒素等をスプレーし
て空気中のガソリンを冷却凝縮させる方法が提案
されているが、寒冷剤として使用される液体窒素
等の価格が高く、採用には問題がある。
は、灯油等の重質油にガソリン蒸気を吸収せしめ
て回収する方法や、−30〜−40℃に冷却されたブ
ライン液をスプレーすることにより空気中のガソ
リン蒸気を冷却液化せしめて回収する方法が知ら
れているが、これらの方法は回収に用いる灯油や
ブラインの再使用のための分離工程が必要であ
り、そのための設備が極めて高価である。また、
実開昭53−76278号には液体窒素等をスプレーし
て空気中のガソリンを冷却凝縮させる方法が提案
されているが、寒冷剤として使用される液体窒素
等の価格が高く、採用には問題がある。
熱交換器を使用して−20〜−40℃に冷却し、空
気中のガソリンを液化回収する方法も提案されて
いるが、この方法では空気中に水分が存在するた
め、熱交換器の空気側管壁に水分が氷結し、熱交
換を阻害するので連続して操業することができな
かつた。
気中のガソリンを液化回収する方法も提案されて
いるが、この方法では空気中に水分が存在するた
め、熱交換器の空気側管壁に水分が氷結し、熱交
換を阻害するので連続して操業することができな
かつた。
本発明者等はフレオン冷凍機の如く、冷媒の膨
張と圧縮液化によつて冷却作用を行なう場合、冷
凍機においては冷媒ガスは圧縮され、水冷または
空冷によつて液化するが、この時の冷媒の温度は
30〜40℃であり、この温度の冷媒を膨張による冷
却作用を行なわせる前に氷結物の融解に利用する
ことができ、一方冷媒はこれによつて更に冷却さ
れて、次に揮発性物質を含む気相流を冷却する際
の冷却能方が増大することを見出した。
張と圧縮液化によつて冷却作用を行なう場合、冷
凍機においては冷媒ガスは圧縮され、水冷または
空冷によつて液化するが、この時の冷媒の温度は
30〜40℃であり、この温度の冷媒を膨張による冷
却作用を行なわせる前に氷結物の融解に利用する
ことができ、一方冷媒はこれによつて更に冷却さ
れて、次に揮発性物質を含む気相流を冷却する際
の冷却能方が増大することを見出した。
そこで本発明者等は、すでに揮発性物質を含有
する気相流を凝縮器を通して揮発性物質を凝縮せ
しめて回収する方法において、凝縮器を複数個設
け、各凝縮器が (a) 熱交換チユーブ内での冷媒の膨張により凝縮
器内が0℃以下に冷却され、揮発性物質を含む
気相が導入され、該気相中の揮発性物質が凝縮
されて回収され、非凝縮気相が排出される凝縮
工程、 (b) 揮発性物質を含む気相流の導入を遮断し、熱
交換チユーブ内に膨張前の圧縮された冷媒を通
して熱交換チユーブ外面の氷結物を融解分離せ
しめる解凍工程および必要に応じて (c) 適当な冷却媒体により凝縮器内を0℃以下に
予冷する予冷工程 を順次繰返すことにより気相中の揮発性物質を回
収する方法を提案した。
する気相流を凝縮器を通して揮発性物質を凝縮せ
しめて回収する方法において、凝縮器を複数個設
け、各凝縮器が (a) 熱交換チユーブ内での冷媒の膨張により凝縮
器内が0℃以下に冷却され、揮発性物質を含む
気相が導入され、該気相中の揮発性物質が凝縮
されて回収され、非凝縮気相が排出される凝縮
工程、 (b) 揮発性物質を含む気相流の導入を遮断し、熱
交換チユーブ内に膨張前の圧縮された冷媒を通
して熱交換チユーブ外面の氷結物を融解分離せ
しめる解凍工程および必要に応じて (c) 適当な冷却媒体により凝縮器内を0℃以下に
予冷する予冷工程 を順次繰返すことにより気相中の揮発性物質を回
収する方法を提案した。
この方法においては少なくとも2基の凝縮器を
必要とし、各凝縮器が交互に凝縮工程を行なうこ
とにより気相中の揮発性物質の凝縮分離を連続的
に行なうことができる。然しながら、解凍工程を
終えた凝縮器は冷却チユーブ内温度が膨張前の冷
媒温度に上昇しており、これを直ちに凝縮工程に
移した場合、凝縮工程初期に揮発性物質の凝縮が
充分に行なわれないおそれがある。従つて凝縮工
程に移す前に0℃以下に予冷しておくことが必要
である。これには解凍工程の終了後、凝縮工程に
移る前に冷媒の膨張による冷却を行ない、冷却チ
ユーブが充分冷却してから揮発性物質を含む気相
流を導入する方法により行なうことができる。他
の方法としては、凝縮工程にある凝縮器を出る膨
張冷媒がなお0℃以下の温度を有している場合、
これを解凍後凝縮器の予冷に利用することができ
る。
必要とし、各凝縮器が交互に凝縮工程を行なうこ
とにより気相中の揮発性物質の凝縮分離を連続的
に行なうことができる。然しながら、解凍工程を
終えた凝縮器は冷却チユーブ内温度が膨張前の冷
媒温度に上昇しており、これを直ちに凝縮工程に
移した場合、凝縮工程初期に揮発性物質の凝縮が
充分に行なわれないおそれがある。従つて凝縮工
程に移す前に0℃以下に予冷しておくことが必要
である。これには解凍工程の終了後、凝縮工程に
移る前に冷媒の膨張による冷却を行ない、冷却チ
ユーブが充分冷却してから揮発性物質を含む気相
流を導入する方法により行なうことができる。他
の方法としては、凝縮工程にある凝縮器を出る膨
張冷媒がなお0℃以下の温度を有している場合、
これを解凍後凝縮器の予冷に利用することができ
る。
然しながら、凝縮工程に移る前に冷媒の膨張に
よる予備冷却を行なう上記の方法は、そのために
揮発性物質を含む気相流の導入を一時中断するか
または少なくとも3個の凝縮器を順次切換える方
式を必要とする。
よる予備冷却を行なう上記の方法は、そのために
揮発性物質を含む気相流の導入を一時中断するか
または少なくとも3個の凝縮器を順次切換える方
式を必要とする。
本発明はこのような凝縮工程の中断や、3槽切
換えの複雑な管理を必要としない2槽切換えによ
る揮発性物質の回収方法であつて、しかもエネル
ギー的に効率の高い方法を提供するものである。
換えの複雑な管理を必要としない2槽切換えによ
る揮発性物質の回収方法であつて、しかもエネル
ギー的に効率の高い方法を提供するものである。
本発明は揮発性物質を含有する気相流を凝縮器
を通して揮発性物質を凝縮せしめて回収する方法
において、凝縮器を複数個設け、各凝縮器が (a) 熱交換チユーブ内での冷媒の膨張により凝縮
器内が0℃以下に冷却され、揮発性物質を含む
気相流が導入され、該気相中の揮発性物質が凝
縮されて回収され、非凝縮気相が排出される凝
縮工程、 (b) 揮発性物質を含む気相流の導入を遮断し、熱
交換チユーブ内に膨張前の圧縮された冷媒を通
して熱交換チユーブ外面の氷結物を融解分離せ
しめる解凍工程 を順次繰返し、この場合、(a)の凝縮工程を出た非
凝縮気相流が(b)の解凍工程にある凝縮器に導入さ
れた後系外に排出されることを特徴とする気相中
の揮発性物質を回収する方法である。
を通して揮発性物質を凝縮せしめて回収する方法
において、凝縮器を複数個設け、各凝縮器が (a) 熱交換チユーブ内での冷媒の膨張により凝縮
器内が0℃以下に冷却され、揮発性物質を含む
気相流が導入され、該気相中の揮発性物質が凝
縮されて回収され、非凝縮気相が排出される凝
縮工程、 (b) 揮発性物質を含む気相流の導入を遮断し、熱
交換チユーブ内に膨張前の圧縮された冷媒を通
して熱交換チユーブ外面の氷結物を融解分離せ
しめる解凍工程 を順次繰返し、この場合、(a)の凝縮工程を出た非
凝縮気相流が(b)の解凍工程にある凝縮器に導入さ
れた後系外に排出されることを特徴とする気相中
の揮発性物質を回収する方法である。
揮発性物質を含有する気相はそのまま0℃以下
に冷却された凝縮器に通じて液化回収することが
できるが、予め0℃近くの水分の氷結しない状態
まで冷却して揮発性物質を凝縮分離した後、0℃
以下−20〜40℃に冷却した凝縮器で更に液化分離
してもよい。この場合には、予備分離によつて揮
発性成分の大部分を純度よく回収することがで
き、かつ、次の0℃以下の凝縮器によつて残りの
揮発性物質を回収し、その結果、揮発性物質を殆
ど含まない清浄な気相を排出することができる。
に冷却された凝縮器に通じて液化回収することが
できるが、予め0℃近くの水分の氷結しない状態
まで冷却して揮発性物質を凝縮分離した後、0℃
以下−20〜40℃に冷却した凝縮器で更に液化分離
してもよい。この場合には、予備分離によつて揮
発性成分の大部分を純度よく回収することがで
き、かつ、次の0℃以下の凝縮器によつて残りの
揮発性物質を回収し、その結果、揮発性物質を殆
ど含まない清浄な気相を排出することができる。
以下、ガソリンを含有する空気よりガソリンを
回収分離する実施例を示す図面に基づき本発明を
詳細に説明する。
回収分離する実施例を示す図面に基づき本発明を
詳細に説明する。
図は、0℃以上でまず予めガソリンを分離する
第1凝縮器1基と、更に0℃以下でガソリンを分
離する第2凝縮器2基を備えた、ガソリン分離装
置を示す。
第1凝縮器1基と、更に0℃以下でガソリンを分
離する第2凝縮器2基を備えた、ガソリン分離装
置を示す。
ガソリンを含有する空気は配管1より第1凝縮
器2に入る。第1凝縮器としては任意のものが用
いうるが、図では縦型のシエル・アンド・チユー
ブ型が用いられ、シエル側13を約0℃のブライ
ンが通り、チユーブ側3にガソリン含有空気が入
る。チユーブ側で冷却により凝縮したガソリンは
冷却ジヤケツト10で冷却された液溜5に集り、
次いで配管6を通つて貯槽7に送られる。配管6
は液溜5のガソリンが一定量以上でオーバーフロ
ーによつて貯槽7に排出されるようにしてもよ
い。液化したガソリンを分離された空気は配管1
5によつて第2凝縮器へと送られる。
器2に入る。第1凝縮器としては任意のものが用
いうるが、図では縦型のシエル・アンド・チユー
ブ型が用いられ、シエル側13を約0℃のブライ
ンが通り、チユーブ側3にガソリン含有空気が入
る。チユーブ側で冷却により凝縮したガソリンは
冷却ジヤケツト10で冷却された液溜5に集り、
次いで配管6を通つて貯槽7に送られる。配管6
は液溜5のガソリンが一定量以上でオーバーフロ
ーによつて貯槽7に排出されるようにしてもよ
い。液化したガソリンを分離された空気は配管1
5によつて第2凝縮器へと送られる。
第1凝縮器における冷却用ブラインは、ブライ
ン冷凍機8から、まず配管9を経て冷却ジヤケツ
ト10に入り、液溜5を冷却してから配管12を
経て第1凝縮器2のシエル側13に入り、チユー
ブ3を冷却してから配管14でブライン冷凍機8
に戻る。ブライン冷却ラインは液溜5を冷却する
ジヤケツト10のブライン導入と平行して、配管
11を経て直接に凝縮器2のシエル側へブライン
を供給してもよい。凝縮器2のシエル側のブライ
ン通路には邪魔板4が設けられていて、冷却効率
を高めている。
ン冷凍機8から、まず配管9を経て冷却ジヤケツ
ト10に入り、液溜5を冷却してから配管12を
経て第1凝縮器2のシエル側13に入り、チユー
ブ3を冷却してから配管14でブライン冷凍機8
に戻る。ブライン冷却ラインは液溜5を冷却する
ジヤケツト10のブライン導入と平行して、配管
11を経て直接に凝縮器2のシエル側へブライン
を供給してもよい。凝縮器2のシエル側のブライ
ン通路には邪魔板4が設けられていて、冷却効率
を高めている。
第1凝縮器2で0℃附近の温度でガソリンを凝
縮分離された空気は、配管15で第2凝縮器へ送
られる。第2凝縮器はA,Bの2基があり、互い
に凝縮工程と解凍工程に切換えられる。切換えは
四方切換弁16によつて行なわれ、図では凝縮器
Aが凝縮工程にあり、凝縮器Bが解凍工程にある
状態を示している。
縮分離された空気は、配管15で第2凝縮器へ送
られる。第2凝縮器はA,Bの2基があり、互い
に凝縮工程と解凍工程に切換えられる。切換えは
四方切換弁16によつて行なわれ、図では凝縮器
Aが凝縮工程にあり、凝縮器Bが解凍工程にある
状態を示している。
凝縮器AおよびBは通常の熱交換器の形式でよ
く、特定されないが、チユーブ型、特にフインチ
ユーブ式あるいはプレートフイン式のものが有利
である。
く、特定されないが、チユーブ型、特にフインチ
ユーブ式あるいはプレートフイン式のものが有利
である。
四方切換弁16によつて配管17を経て凝縮器
Aに導入された空気中の残留ガソリンは、フレオ
ンガスで−20〜−45℃に冷却された冷却管32a
上に液化凝縮し、流下して凝縮器Aの底部にたま
り、たまつたガソリンは弁18a、配管19を経
て貯槽7に集められる。この際、空気中の水分は
冷却管32a上に氷結する。ガソリンおよび水が
分離された空気は配管20によつて、解凍工程に
ある凝縮器Bに導入される。
Aに導入された空気中の残留ガソリンは、フレオ
ンガスで−20〜−45℃に冷却された冷却管32a
上に液化凝縮し、流下して凝縮器Aの底部にたま
り、たまつたガソリンは弁18a、配管19を経
て貯槽7に集められる。この際、空気中の水分は
冷却管32a上に氷結する。ガソリンおよび水が
分離された空気は配管20によつて、解凍工程に
ある凝縮器Bに導入される。
凝縮器Bにおいては、冷却管32b中を膨張気
化される前の比較的温度の高いフレオン液が流れ
て冷却管32b上の氷結水を解凍し、フレオン液
自体は冷却される。然しながら、氷結水が解凍さ
れて凝縮器Bの底部に落下ないしは流下した後
は、フレオン液は氷により冷却されることがなく
なるが、凝縮器Aより配管20を経て導入される
温度の低い浄化空気によつて冷却される。浄化空
気は配管21より四方切換弁16を経て配管22
より排出される。解凍された水は凝縮器Bの底部
より弁23b、配管24を経て排水溜25へ排出
される。
化される前の比較的温度の高いフレオン液が流れ
て冷却管32b上の氷結水を解凍し、フレオン液
自体は冷却される。然しながら、氷結水が解凍さ
れて凝縮器Bの底部に落下ないしは流下した後
は、フレオン液は氷により冷却されることがなく
なるが、凝縮器Aより配管20を経て導入される
温度の低い浄化空気によつて冷却される。浄化空
気は配管21より四方切換弁16を経て配管22
より排出される。解凍された水は凝縮器Bの底部
より弁23b、配管24を経て排水溜25へ排出
される。
第2凝縮器で用いられる冷媒フレオンの流れは
以下のとおりである。
以下のとおりである。
フレオン圧縮機26で圧縮されたフレオンガス
は熱交換器27で冷却水28により冷却されて液
化する。液化フレオンの温度は温度検出器29で
検出され、それによつて冷却水量を調節すること
により一定に保たれる。フレオン液は配管30よ
り弁31bを径て、解凍工程にある凝縮器Bの冷
却管32bに導入される。このとき凝縮器Aの冷
却管32aに通ずる弁31aは閉じられている。
は熱交換器27で冷却水28により冷却されて液
化する。液化フレオンの温度は温度検出器29で
検出され、それによつて冷却水量を調節すること
により一定に保たれる。フレオン液は配管30よ
り弁31bを径て、解凍工程にある凝縮器Bの冷
却管32bに導入される。このとき凝縮器Aの冷
却管32aに通ずる弁31aは閉じられている。
冷却管32bに入つた比較的あたたかいフレオ
ン液は、冷却管32b上の氷結水を解凍すること
により、また解凍が終了した後は配管20より凝
縮器Bに導入され配管21より流出する冷却され
た浄化空気により冷却されて冷却管32bを出
る。次いでフレオン液は逆止弁33b,34aを
通つて膨張弁35aで断熱膨張を行ない、−20〜
−45℃のフレオンガスとなつて凝縮器Aの冷却管
32aに入り、凝縮工程の冷媒として冷却作用を
行なう。冷却管32aを出たフレオンガスは弁3
6aを通つて(このとき弁36bは閉じられてい
る)、配管37によりフレオン圧縮機26へ戻り、
ここで再び圧縮される。
ン液は、冷却管32b上の氷結水を解凍すること
により、また解凍が終了した後は配管20より凝
縮器Bに導入され配管21より流出する冷却され
た浄化空気により冷却されて冷却管32bを出
る。次いでフレオン液は逆止弁33b,34aを
通つて膨張弁35aで断熱膨張を行ない、−20〜
−45℃のフレオンガスとなつて凝縮器Aの冷却管
32aに入り、凝縮工程の冷媒として冷却作用を
行なう。冷却管32aを出たフレオンガスは弁3
6aを通つて(このとき弁36bは閉じられてい
る)、配管37によりフレオン圧縮機26へ戻り、
ここで再び圧縮される。
凝縮器Aおける凝縮工程で、冷却管32a上の
氷結が進んで、冷却効率が低下した時点で工程の
切換えが行なわれる。即ち、フレオン流通ライン
における弁31bおよび36aが閉じられ、弁3
1aおよび36bが開けられると同時に、ガソリ
ン蒸気系統の四方切換弁が切換えられて、配管1
5よりのガソリン含有空気は配管21を通つて凝
縮器Bに入り、そこで凝縮工程が行なわれ、一
方、凝縮器Aは解凍工程に入る。
氷結が進んで、冷却効率が低下した時点で工程の
切換えが行なわれる。即ち、フレオン流通ライン
における弁31bおよび36aが閉じられ、弁3
1aおよび36bが開けられると同時に、ガソリ
ン蒸気系統の四方切換弁が切換えられて、配管1
5よりのガソリン含有空気は配管21を通つて凝
縮器Bに入り、そこで凝縮工程が行なわれ、一
方、凝縮器Aは解凍工程に入る。
上記の各工程における凝縮器AおよびB内にお
ける空気流およびフレオンの流通方向は任意であ
る。図においては解凍工程にある凝縮器Bに導入
された浄化空気は凝縮器内を上向流で通り、配管
21に出ているが、これを下向流として、冷却管
32b内を流れるフレオン液と向流熱交換するよ
うにすることも可能であり、かつ、その方が合理
的である。
ける空気流およびフレオンの流通方向は任意であ
る。図においては解凍工程にある凝縮器Bに導入
された浄化空気は凝縮器内を上向流で通り、配管
21に出ているが、これを下向流として、冷却管
32b内を流れるフレオン液と向流熱交換するよ
うにすることも可能であり、かつ、その方が合理
的である。
前記凝縮器AおよびBの工程切換えは、一定時
間毎または凝縮工程における効率低下、例えば配
管20におけるガソリン濃度の検出等によつて自
動的または手動によつて行なわれる。
間毎または凝縮工程における効率低下、例えば配
管20におけるガソリン濃度の検出等によつて自
動的または手動によつて行なわれる。
前記実施例においては、第1凝縮器によつて空
気中の含有ガソリンの一部はあらかじめ回収され
たが、この第1凝縮器は省略することができる。
この場合、ガソリンの含有する空気流は直接に配
管15に導入される。
気中の含有ガソリンの一部はあらかじめ回収され
たが、この第1凝縮器は省略することができる。
この場合、ガソリンの含有する空気流は直接に配
管15に導入される。
本発明の方法によれば、揮発性物質蒸気を含有
する気体流は、2基の凝縮器をそれぞれ凝縮工程
と解凍工程に切換え使用することにより、連続的
に揮発性物質を回収することができる。しかも、
工程の切換えに際して解凍工程の終了した凝縮器
は、すでに0℃以下の浄化ガスによりかなり予冷
されているので、凝縮工程に入つた当初から十分
な揮発性物質の回収が行なわれる。また、解凍に
用いるエネルギーは、冷却に用いる冷媒のエネル
ギーを利用しているので、エネルギー的にも有利
である。更に回収された揮発性物質には水分以外
には特別の混在物がないので再利用が容易であ
る。
する気体流は、2基の凝縮器をそれぞれ凝縮工程
と解凍工程に切換え使用することにより、連続的
に揮発性物質を回収することができる。しかも、
工程の切換えに際して解凍工程の終了した凝縮器
は、すでに0℃以下の浄化ガスによりかなり予冷
されているので、凝縮工程に入つた当初から十分
な揮発性物質の回収が行なわれる。また、解凍に
用いるエネルギーは、冷却に用いる冷媒のエネル
ギーを利用しているので、エネルギー的にも有利
である。更に回収された揮発性物質には水分以外
には特別の混在物がないので再利用が容易であ
る。
本発明が適用される揮発性物質は任意であり、
蒸気の回収が有利である揮発性物質に対して適用
されるが、特に年間処理量が多く、その回収が量
的にも大であるものに適用して有利である。この
ような揮発性物質としては、例えばガソリン、石
油ナフサ等の軽質炭化水素、ベンゼン、トルエン
等の芳香族溶剤、トリクロルエチレン、MEK、
等の溶剤があり、またメタノール、エタノール、
ブタノール等の低級アルコールに対しても適用可
能である。
蒸気の回収が有利である揮発性物質に対して適用
されるが、特に年間処理量が多く、その回収が量
的にも大であるものに適用して有利である。この
ような揮発性物質としては、例えばガソリン、石
油ナフサ等の軽質炭化水素、ベンゼン、トルエン
等の芳香族溶剤、トリクロルエチレン、MEK、
等の溶剤があり、またメタノール、エタノール、
ブタノール等の低級アルコールに対しても適用可
能である。
本発明は、そのエネルギー効率の点からみて省
エネルギー的であり、かつ、従来光化学スモツグ
の原因として問題となつている揮発性有機溶媒の
放散を防止するのに極めて有効であり、すぐれた
環境保全技術である。
エネルギー的であり、かつ、従来光化学スモツグ
の原因として問題となつている揮発性有機溶媒の
放散を防止するのに極めて有効であり、すぐれた
環境保全技術である。
図は本発明の方法を実施する回収装置の1例を
示す。図示された要部と符号との対応は次のとお
りである。 2……第1凝縮器、5……液溜、7……貯槽、
8……ブライン冷凍機、10……ジヤケツト、1
6……四方切換弁、25……排水溜、26……フ
レオン圧縮機、32a,32b……冷却管、33
a,33b,34a,34b……逆止弁、35
a,35b……膨張弁、A,B……第2凝縮器。
示す。図示された要部と符号との対応は次のとお
りである。 2……第1凝縮器、5……液溜、7……貯槽、
8……ブライン冷凍機、10……ジヤケツト、1
6……四方切換弁、25……排水溜、26……フ
レオン圧縮機、32a,32b……冷却管、33
a,33b,34a,34b……逆止弁、35
a,35b……膨張弁、A,B……第2凝縮器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 揮発性物質を含有する気相流を凝縮器を通し
て揮発性物質を凝縮せしめて回収する方法におい
て、凝縮器を複数個設け、各凝縮器が (a) 熱交換チユーブ内での冷媒の膨張により凝縮
器内が0℃以下に冷却され、揮発性物質を含む
気相流が導入され、該気相中の揮発性物質が凝
縮されて回収され、非凝縮気相が排出される凝
縮工程、 (b) 揮発性物質を含む気相流の導入を遮断し、熱
交換チユーブ内に膨張前の圧縮された冷媒を通
して熱交換チユーブ外面の氷結物を融解分離せ
しめる解凍工程、 を順次繰返し、この場合(a)の凝縮工程を出た非凝
縮気相流が(b)の解凍工程にある凝縮器に導入され
た後系外に排出されることを特徴とする気相中の
揮発性物質を回収する方法。 2 揮発性物質を含有する気相流が、あらかじめ
0℃まで冷却されて、凝縮性物質の一部が分離さ
れたものである、特許請求の範囲1に記載の方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9203080A JPS5719001A (en) | 1980-07-05 | 1980-07-05 | Recovery of volatile matter in gaseous phase |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9203080A JPS5719001A (en) | 1980-07-05 | 1980-07-05 | Recovery of volatile matter in gaseous phase |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5719001A JPS5719001A (en) | 1982-02-01 |
JPS6316968B2 true JPS6316968B2 (ja) | 1988-04-12 |
Family
ID=14043128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9203080A Granted JPS5719001A (en) | 1980-07-05 | 1980-07-05 | Recovery of volatile matter in gaseous phase |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5719001A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01161860U (ja) * | 1988-03-04 | 1989-11-10 | ||
JPH0349155U (ja) * | 1989-05-22 | 1991-05-13 | ||
JPH058706A (ja) * | 1991-07-03 | 1993-01-19 | Tadashi Akashi | 自動車緊急制動装置 |
JPH0680061A (ja) * | 1992-09-03 | 1994-03-22 | Tadashi Akashi | 自動車、トラック、ダンプカー等重量車輛緊急制動装置 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63199602A (ja) * | 1987-02-14 | 1988-08-18 | 北川精機株式会社 | 合板製造装置 |
JPS63202402A (ja) * | 1987-02-18 | 1988-08-22 | 北川精機株式会社 | 合板製造装置 |
JP4786592B2 (ja) * | 2007-05-11 | 2011-10-05 | オリオン機械株式会社 | Voc冷却回収装置 |
JP5749721B2 (ja) * | 2009-09-28 | 2015-07-15 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | 流体を液化及び保存するシステム並びに方法 |
JP5793745B2 (ja) * | 2011-04-19 | 2015-10-14 | 東京理化器械株式会社 | 冷却トラップ装置 |
-
1980
- 1980-07-05 JP JP9203080A patent/JPS5719001A/ja active Granted
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01161860U (ja) * | 1988-03-04 | 1989-11-10 | ||
JPH0349155U (ja) * | 1989-05-22 | 1991-05-13 | ||
JPH058706A (ja) * | 1991-07-03 | 1993-01-19 | Tadashi Akashi | 自動車緊急制動装置 |
JPH0680061A (ja) * | 1992-09-03 | 1994-03-22 | Tadashi Akashi | 自動車、トラック、ダンプカー等重量車輛緊急制動装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5719001A (en) | 1982-02-01 |
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