JPH0610178Y2 - ビ ス - Google Patents
ビ スInfo
- Publication number
- JPH0610178Y2 JPH0610178Y2 JP402090U JP402090U JPH0610178Y2 JP H0610178 Y2 JPH0610178 Y2 JP H0610178Y2 JP 402090 U JP402090 U JP 402090U JP 402090 U JP402090 U JP 402090U JP H0610178 Y2 JPH0610178 Y2 JP H0610178Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- wall surface
- insertion hole
- bent
- portions
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、壁面等に化粧板等を簡便且つ強力に取付ける
ためのビスの改良に関し、詳しくは埋込プラグに代るビ
スに関する。
ためのビスの改良に関し、詳しくは埋込プラグに代るビ
スに関する。
（従来の技術） 従来、壁面等に化粧板等を取付ける場合には、所謂「埋
込プラグ」を使用し、例えば、壁面に穿設した挿入孔内
に該プラグを埋込み、そのステムを操作してスリーブを
変形拡開することにより、スリーブの拡開部を挿入孔内
壁面に圧接して、プラグの拡大頭部と壁面との間で化粧
板等を壁面に取付けていた。
込プラグ」を使用し、例えば、壁面に穿設した挿入孔内
に該プラグを埋込み、そのステムを操作してスリーブを
変形拡開することにより、スリーブの拡開部を挿入孔内
壁面に圧接して、プラグの拡大頭部と壁面との間で化粧
板等を壁面に取付けていた。
（考案が解決しようとする課題） 然るに、通常の場合、埋込プラグは２つ以上の部材から
構成されているためコスト高になり、而も挿入孔内への
埋込操作とスリーブの変形拡開操作を必要とするため施
工が煩雑であり、且つスリーブを変形拡開するために
は、スリーブの材料に余り硬質な素材を使用できないの
で、挿入孔内壁面に強力に埋込プラグを係着し難いと言
った問題がある。
構成されているためコスト高になり、而も挿入孔内への
埋込操作とスリーブの変形拡開操作を必要とするため施
工が煩雑であり、且つスリーブを変形拡開するために
は、スリーブの材料に余り硬質な素材を使用できないの
で、挿入孔内壁面に強力に埋込プラグを係着し難いと言
った問題がある。
本考案は、埋込プラグに代えて、単一品から成る特殊形
状のビスを開発することにより、費用面の低減と取付操
作の簡便性及び取付強度の向上を図り得るビスを提供す
ることを課題とし、目的とする。
状のビスを開発することにより、費用面の低減と取付操
作の簡便性及び取付強度の向上を図り得るビスを提供す
ることを課題とし、目的とする。
（課題を解決するための手段） 上記の課題を解決するために、本考案では、ビスの脚体
を、そのねじ部の少なくとも１個所において屈曲し、該
屈曲部によりビスの挿入孔内壁面との係合部を形成した
ことを特徴とするビスを開発し、採用した。
を、そのねじ部の少なくとも１個所において屈曲し、該
屈曲部によりビスの挿入孔内壁面との係合部を形成した
ことを特徴とするビスを開発し、採用した。
また、本考案では、上記のように構成したビスにおい
て、ねじ部の少なくとも２個所に屈曲部を形成し、且つ
該屈曲部の屈曲方向を順次に反対方向に向けて形成した
ことを特徴とするビスを開発し、採用した。
て、ねじ部の少なくとも２個所に屈曲部を形成し、且つ
該屈曲部の屈曲方向を順次に反対方向に向けて形成した
ことを特徴とするビスを開発し、採用した。
（作用） 本考案に係るビスは、上記のように構成されているの
で、例えば、壁面に化粧板等を取付ける際に、壁面にビ
スの挿入孔を穿設すると共に、化粧板等にビスの挿通孔
を開設し、第２図及び第３図に示すように、両孔を合致
させてビスを挿通孔内に打込むと、該ビスの脚体のねじ
部に設けた屈曲部の突出側のねじ山が挿入孔内壁面に強
く圧接若しくは喰込み、不抜の取付状態を保つ作用があ
る。したがって、このビスによれば、ハンマー等で壁面
に穿設した挿入孔内にビスを打込むだけの簡単な操作に
より、壁面に化粧板等を確実に取付けることができる作
用がある。
で、例えば、壁面に化粧板等を取付ける際に、壁面にビ
スの挿入孔を穿設すると共に、化粧板等にビスの挿通孔
を開設し、第２図及び第３図に示すように、両孔を合致
させてビスを挿通孔内に打込むと、該ビスの脚体のねじ
部に設けた屈曲部の突出側のねじ山が挿入孔内壁面に強
く圧接若しくは喰込み、不抜の取付状態を保つ作用があ
る。したがって、このビスによれば、ハンマー等で壁面
に穿設した挿入孔内にビスを打込むだけの簡単な操作に
より、壁面に化粧板等を確実に取付けることができる作
用がある。
（実施例） 以下に、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明すれ
ば、第１図において、１は市販の金属性ビスであって、
その脚体２の全長に亘ってねじ部（雄ねじ部）３を備え
ており、この実施例では、その脚体２を略均等の間隔を
保って２個所で左右の反対方向に順次に同一角度で緩や
かに屈曲し、この屈曲部４、４により該ビス１の挿入孔
内壁面との係合部を形成したものであり、図において、
５はビス１の頭部を示す。
ば、第１図において、１は市販の金属性ビスであって、
その脚体２の全長に亘ってねじ部（雄ねじ部）３を備え
ており、この実施例では、その脚体２を略均等の間隔を
保って２個所で左右の反対方向に順次に同一角度で緩や
かに屈曲し、この屈曲部４、４により該ビス１の挿入孔
内壁面との係合部を形成したものであり、図において、
５はビス１の頭部を示す。
次に上記のように構成したビス１の使用状態を説明すれ
ば、第２図に示すように、例えば壁面Ｗにビス１の挿入
孔Ｈ１を穿設すると共に、壁面Ｗに取付ける化粧板等の
板材Ｂにビス１の挿通孔Ｈ２を開設し、両孔Ｈ１、Ｈ２
を合致させた状態で壁面Ｗに板材Ｂを当接して、挿入孔
Ｈ１にビス１を打込むと、第３図に示すように、該ビス
１の脚体の２個所に設けた屈曲部４、４の突出側の部分
が挿入孔Ｈ１の内壁面により押圧され、屈曲部４、４は
ビス１の軸心側に押戻された状態に若干、押圧変形され
るので、その結果、屈曲部４、４の突出側の部分に強い
弾撥力を生じ、その弾撥力により該部のねじ部３のねじ
山が挿入孔Ｈ１の内壁面に強く圧接若しくは喰込んだ状
態となり、ビス１は不抜の状態で挿入孔Ｈ１内に止着さ
れる。したがって、化粧板等の板材Ｂはビス１の頭部５
により壁面Ｗに確実に取付けられるものであり、その取
付けはビス１を打込むだけの操作で簡便容易に行なわれ
る。
ば、第２図に示すように、例えば壁面Ｗにビス１の挿入
孔Ｈ１を穿設すると共に、壁面Ｗに取付ける化粧板等の
板材Ｂにビス１の挿通孔Ｈ２を開設し、両孔Ｈ１、Ｈ２
を合致させた状態で壁面Ｗに板材Ｂを当接して、挿入孔
Ｈ１にビス１を打込むと、第３図に示すように、該ビス
１の脚体の２個所に設けた屈曲部４、４の突出側の部分
が挿入孔Ｈ１の内壁面により押圧され、屈曲部４、４は
ビス１の軸心側に押戻された状態に若干、押圧変形され
るので、その結果、屈曲部４、４の突出側の部分に強い
弾撥力を生じ、その弾撥力により該部のねじ部３のねじ
山が挿入孔Ｈ１の内壁面に強く圧接若しくは喰込んだ状
態となり、ビス１は不抜の状態で挿入孔Ｈ１内に止着さ
れる。したがって、化粧板等の板材Ｂはビス１の頭部５
により壁面Ｗに確実に取付けられるものであり、その取
付けはビス１を打込むだけの操作で簡便容易に行なわれ
る。
以上、本考案の主要な実施例について説明したが、本考
案は上記の実施例に限定されるものではなく、例えば、
ビス１の脚体２に形成する屈曲部は１個所でもよく、或
は３個所以上でもよいが、取付け強度及び加工の容易性
を考慮すると、２〜４個所程度が好適であり、更に屈曲
部の屈曲角度を増減することによって、ビスの取付け強
度を最適に調節できるものである。
案は上記の実施例に限定されるものではなく、例えば、
ビス１の脚体２に形成する屈曲部は１個所でもよく、或
は３個所以上でもよいが、取付け強度及び加工の容易性
を考慮すると、２〜４個所程度が好適であり、更に屈曲
部の屈曲角度を増減することによって、ビスの取付け強
度を最適に調節できるものである。
（考案の効果） 本考案は、上記のように、ビスの脚体のねじ部に屈曲部
を設け、このビスを壁面等に穿設した挿入孔内に打込ん
だ際に、該屈曲部の突出側のねじ山を挿入孔内壁面に強
く圧接若しくは喰込ませて、ビスを挿入孔内に止着可能
に構成したので、従来の埋込プラグ等に較べて、その構
造及び取付け操作が格段に簡便容易であり、且つ取付け
強度も良好であると共に、屈曲部の設定数及び屈曲角度
を調節することにより、取付け強度の調節を容易に行な
い得る等の諸効果があり、従来の埋込プラグに代るビス
として最適である特徴を有するものである。
を設け、このビスを壁面等に穿設した挿入孔内に打込ん
だ際に、該屈曲部の突出側のねじ山を挿入孔内壁面に強
く圧接若しくは喰込ませて、ビスを挿入孔内に止着可能
に構成したので、従来の埋込プラグ等に較べて、その構
造及び取付け操作が格段に簡便容易であり、且つ取付け
強度も良好であると共に、屈曲部の設定数及び屈曲角度
を調節することにより、取付け強度の調節を容易に行な
い得る等の諸効果があり、従来の埋込プラグに代るビス
として最適である特徴を有するものである。
図面は本考案の実施例を示すもので、第１図は正面図、
第２図及び第３図は使用状態の説明図である。 （符号の説明） １……ビス、 ２……脚体、 ３……ねじ部、 ４……屈曲部（係合部）。
第２図及び第３図は使用状態の説明図である。 （符号の説明） １……ビス、 ２……脚体、 ３……ねじ部、 ４……屈曲部（係合部）。
Claims (2)
- 【請求項１】ビスの脚体を、そのねじ部の少なくとも１
個所において屈曲し、該屈曲部によりビスの挿入孔内壁
面との係合部を形成したことを特徴とするビス。 - 【請求項２】ねじ部の少なくとも２個所に屈曲部を形成
し、且つ該屈曲部の屈曲方向を順次に反対方向に向けて
形成したことを特徴とする請求項(1)に記載のビス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP402090U JPH0610178Y2 (ja) | 1990-01-19 | 1990-01-19 | ビ ス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP402090U JPH0610178Y2 (ja) | 1990-01-19 | 1990-01-19 | ビ ス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0394410U JPH0394410U (ja) | 1991-09-26 |
| JPH0610178Y2 true JPH0610178Y2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=31507791
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP402090U Expired - Lifetime JPH0610178Y2 (ja) | 1990-01-19 | 1990-01-19 | ビ ス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0610178Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016540948A (ja) * | 2013-11-05 | 2016-12-28 | ヒルティ アクチエンゲゼルシャフト | ねじ、建築物外面、及び断熱方法 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| BR0318218A (pt) * | 2003-03-28 | 2006-03-21 | Synthes Ag | parafuso de travamento |
| DE102015225337A1 (de) * | 2015-12-15 | 2017-06-22 | Arnold Umformtechnik Gmbh & Co. Kg | Gewindeelement |
-
1990
- 1990-01-19 JP JP402090U patent/JPH0610178Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016540948A (ja) * | 2013-11-05 | 2016-12-28 | ヒルティ アクチエンゲゼルシャフト | ねじ、建築物外面、及び断熱方法 |
| US9677591B2 (en) | 2013-11-05 | 2017-06-13 | Hilti Aktiengesellschaft | Screw, building envelope, and insulating method |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0394410U (ja) | 1991-09-26 |
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