JPH06101762A - 形状記憶合金を使用したうず巻形ガスケット - Google Patents
形状記憶合金を使用したうず巻形ガスケットInfo
- Publication number
- JPH06101762A JPH06101762A JP24958792A JP24958792A JPH06101762A JP H06101762 A JPH06101762 A JP H06101762A JP 24958792 A JP24958792 A JP 24958792A JP 24958792 A JP24958792 A JP 24958792A JP H06101762 A JPH06101762 A JP H06101762A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- memory alloy
- shape memory
- spiral
- gasket
- shaped gasket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】別々のフランジ3と4をボルト5,ナット6で
締付ける際に、形状記憶合金を使用した金属フープ1と
フィラー2で構成されたうず巻形ガスケットをフランジ
間につめてシールするものである。 【効果】本発明によれば、フランジやボルトが熱変化に
より締付力が低下しても、形状記憶合金から形成される
うず巻形ガスケットが急激な熱変化にも対応し、信頼性
の高いシールが持続できる。
締付ける際に、形状記憶合金を使用した金属フープ1と
フィラー2で構成されたうず巻形ガスケットをフランジ
間につめてシールするものである。 【効果】本発明によれば、フランジやボルトが熱変化に
より締付力が低下しても、形状記憶合金から形成される
うず巻形ガスケットが急激な熱変化にも対応し、信頼性
の高いシールが持続できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高温・高圧の圧力シール
ガスケット締付力が変化した時でもシール性能が維持で
きるうず巻形ガスケットに関する。
ガスケット締付力が変化した時でもシール性能が維持で
きるうず巻形ガスケットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、図3に示すように金属フープに
SUS等の金属を用いていた。従って、締付力の低下に
起因する漏洩が発生するという不都合があった。なお、
この種の装置に関することとして例えば、特開昭57−
97967号公報が挙げられる。
SUS等の金属を用いていた。従って、締付力の低下に
起因する漏洩が発生するという不都合があった。なお、
この種の装置に関することとして例えば、特開昭57−
97967号公報が挙げられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、金属
フープ材質がSUS等の通常金属であるためボルトをし
めつけて、ガスケットを押しつぶすと、金属フープが弾
塑性変形を起こした状態となっていた。うず巻形ガスケ
ットに於いて締付力の低下は即漏洩につながるが上記の
ような状態で、もしガスケットの締付力が急激に小さく
なった場合にはガスケットの面圧が急低下して必要な面
圧以下となり、漏洩する危険性が有った。本発明の目的
は、は従来技術の漏洩する危険性をなくし、ガスケット
締付力が変化しても信頼性の高いシール性能を持つうず
巻形ガスケットを提供することにある。
フープ材質がSUS等の通常金属であるためボルトをし
めつけて、ガスケットを押しつぶすと、金属フープが弾
塑性変形を起こした状態となっていた。うず巻形ガスケ
ットに於いて締付力の低下は即漏洩につながるが上記の
ような状態で、もしガスケットの締付力が急激に小さく
なった場合にはガスケットの面圧が急低下して必要な面
圧以下となり、漏洩する危険性が有った。本発明の目的
は、は従来技術の漏洩する危険性をなくし、ガスケット
締付力が変化しても信頼性の高いシール性能を持つうず
巻形ガスケットを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、うず巻形ガスケットの金属フープ材質に形状記憶合
金を使用したものである。
め、うず巻形ガスケットの金属フープ材質に形状記憶合
金を使用したものである。
【0005】
【作用】ガスケットの金属フープ材質に使用した形状記
憶合金は、規定した温度の時に形状を記憶させておくと
違う温度で形状をどう変えても規定の温度に戻せば形状
も元どおりになるものである。従って、ガスケットに対
する締付面の間隔が急激な熱変化で広がっても、形状記
憶合金が熱による温度変化で形状を変え、必要な締付力
を維持するためシール性能が低下しない。
憶合金は、規定した温度の時に形状を記憶させておくと
違う温度で形状をどう変えても規定の温度に戻せば形状
も元どおりになるものである。従って、ガスケットに対
する締付面の間隔が急激な熱変化で広がっても、形状記
憶合金が熱による温度変化で形状を変え、必要な締付力
を維持するためシール性能が低下しない。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及至図3によ
り説明する。ここで図1は、うず巻形ガスケットの断面
形状を示す。図1において、うず巻形ガスケットは金属
フープ1(形状記憶合金)とフィラー2からなり、フラ
ンジ3,フランジ4をボルト5,ナット6で締めつける
際にフランジ間のすき間にうず巻形ガスケットをつめる
ことによりすき間をなくし、完全にシールするものであ
る。
り説明する。ここで図1は、うず巻形ガスケットの断面
形状を示す。図1において、うず巻形ガスケットは金属
フープ1(形状記憶合金)とフィラー2からなり、フラ
ンジ3,フランジ4をボルト5,ナット6で締めつける
際にフランジ間のすき間にうず巻形ガスケットをつめる
ことによりすき間をなくし、完全にシールするものであ
る。
【0007】図2の状態でフランジの中の流体の熱によ
り、ボルト5とナット6が熱変形を起こし、締付力がゆ
るんでフランジ間にすき間ができても形状記憶合金であ
るうず巻形ガスケットの金属フープ1がすき間をうめシ
ールできるためフランジやボルトの熱変化により締付力
が低下してもシールが持続できる。
り、ボルト5とナット6が熱変形を起こし、締付力がゆ
るんでフランジ間にすき間ができても形状記憶合金であ
るうず巻形ガスケットの金属フープ1がすき間をうめシ
ールできるためフランジやボルトの熱変化により締付力
が低下してもシールが持続できる。
【0008】
【発明の効果】うず巻形ガスケットに於いてガスケット
締付力が低下するとシール性が極端に低下するが本発明
によれば、形状記憶合金の持つ形状復元力がガスケット
に対する締付面間の間隔を補う形で作用するため急激な
温度変化にも対応でき、広範囲の温度範囲で信頼性の高
いシールを得ることができる。
締付力が低下するとシール性が極端に低下するが本発明
によれば、形状記憶合金の持つ形状復元力がガスケット
に対する締付面間の間隔を補う形で作用するため急激な
温度変化にも対応でき、広範囲の温度範囲で信頼性の高
いシールを得ることができる。
【図1】本発明の一実施例のうず巻形ガスケットの説明
図である。
図である。
【図2】本発明の一実施例のフープ材質が形状記憶合金
で形成されるガスケットを締め付けた時の温度変化後を
示す説明図である。
で形成されるガスケットを締め付けた時の温度変化後を
示す説明図である。
【図3】従来技術のフープ材質が従来金属で形成される
ガスケットを締め付けた時の温度変化後を示す説明図で
ある。
ガスケットを締め付けた時の温度変化後を示す説明図で
ある。
1…金属フープ(形状記憶合金)、2…フィラー、3…
フランジ、4…フランジ、5…ボルト、6…ナット、7
…すきま、8…金属フープ。
フランジ、4…フランジ、5…ボルト、6…ナット、7
…すきま、8…金属フープ。
フロントページの続き (72)発明者 丸山 英治 山口県下松市大字東豊井794番地 株式会 社日立製作所笠戸工場内
Claims (1)
- 【請求項1】形状記憶合金をフープ材質に使用したこと
を特徴とするうず巻形ガスケット
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24958792A JPH06101762A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 形状記憶合金を使用したうず巻形ガスケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24958792A JPH06101762A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 形状記憶合金を使用したうず巻形ガスケット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06101762A true JPH06101762A (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=17195238
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24958792A Pending JPH06101762A (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 形状記憶合金を使用したうず巻形ガスケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06101762A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20150306831A1 (en) * | 2012-12-05 | 2015-10-29 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Pneumatic Tire with Surface Fastener and Method of Manufacturing Same |
CN115218048A (zh) * | 2021-04-15 | 2022-10-21 | 中国航发商用航空发动机有限责任公司 | 管接头装置 |
-
1992
- 1992-09-18 JP JP24958792A patent/JPH06101762A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20150306831A1 (en) * | 2012-12-05 | 2015-10-29 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Pneumatic Tire with Surface Fastener and Method of Manufacturing Same |
CN115218048A (zh) * | 2021-04-15 | 2022-10-21 | 中国航发商用航空发动机有限责任公司 | 管接头装置 |
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