JPH07217759A - バイパス配管取付構造 - Google Patents

バイパス配管取付構造

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JPH07217759A
JPH07217759A JP6030917A JP3091794A JPH07217759A JP H07217759 A JPH07217759 A JP H07217759A JP 6030917 A JP6030917 A JP 6030917A JP 3091794 A JP3091794 A JP 3091794A JP H07217759 A JPH07217759 A JP H07217759A
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bypass pipe
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持 前田
Toshio Ando
敏夫 安藤
Akio Nagami
明夫 永見
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バルブ弁箱からバイパス配管を取り出す構造
において、溶接を行うこと無くテーパ面の接触により外
部漏れ防止を図り、かつアダプタの熱膨張収縮によるテ
ーパ締付面圧の低下を防止したものである。 【構成】 弁箱のテーパ面に係合するアダプタをナット
で締付け、アダプタの中央部又はナットの下部に設けた
弾性部若しくはナット下面に挿入した弾性体によりアダ
プタの熱膨張収縮を吸収するように構成したものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビル設備、ゴミ焼却設
備、工場設備等に設けられるバイパス弁付きバルブのバ
イパス配管取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の実施例は、図11に示す通り、弁箱
4に刻設したねじ41にブッシュ110を螺着して後これを
溶接していた。ところが弁箱4の材料が鋳物材料の場合
は、通常の鋼用溶接棒が使用できないため鋳物用溶接棒
(Ni主成分で低温溶接)で一定距離を溶接してはハンマ
ー等でピーニングを行って応用除去を実施し、また次の
部分を溶接するなど多大の工数を必要としていた。さら
に、完全応用除去のためにはブッシュ110を溶接後、弁
箱4を大きな熱処理炉に入れ応力除去焼鈍を行うなど多
大な熱エネルギーを消費していた。また、図2でも明ら
かな通り、バイパス座42はフランジ43と弁座部44の中間
部で形状の複雑な狭い場所のため溶接棒が入りにくいな
ど溶接作業は困難を極めていた。
【0003】バイパス配管2は溶接で完全固着している
ため、万一溶接部から漏れが発生すると本発明で後述す
る『増し締め作業』が出来ないため大きなバルブ1毎、
交換を必要とするなどメンテ作業にも多大の工数を必要
としていた。なお、バイパス配管2のブッシュへの溶接
は、いずれの材料もCが0.35%以下の炭素鋼で製作され
るため、応力除去などの必要なく通常の溶接作業で実施
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の通り本発明は、
複雑形状の鋳物材料による溶接作業の困難、溶接にとも
なって発生する応力の除去、万一漏れた場合のメンテナ
ンスのやり難しさなどを解決し、製造コストの低減及び
熱膨張作用からくるシール部の面圧低下防止、配管の衝
撃、振動から来るバイパス配管2のナット6の緩み防止
を狙いとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの手段として発明した方法を図3に示す。先ずその第
一は、弁箱4のバイパス座42の下面に設けられたテーパ
面46にアダプタ5のテーパ面53を当接させ、これをナッ
ト6で締め付けることによりアダプタ5弁箱4の外部漏
れをシールする。配管を流れる流体が温度変化の大きい
ものや配管に振動などが予想される場合はナット6とバ
イパス座42との間に皿ばねなどの弾性体7を挿入した
り、アダプタ5の中間部51を長くして弾性領域を拡大す
ることによりナット6の緩み止め及びテーパ面46,53の
シール面圧の低下を防止する。
【0006】
【作用】上記手段により、外部漏れのシール、緩み止
め、シール面圧の低下防止を行う作用は次の通りであ
る。テーパ面46,53は、内部液体をシールするに必要な
面アラサに仕上げられているかテーパ面へシール剤塗布
若しくは図7に示すガスケット8が使用され、シールに
必要な面圧はナット6を締め付けることにより発生させ
ている。ナット6の単なる緩み止めに対しては、ねじ52
にねじ固定用接着剤を塗布したり、ダブルナット(図示
せず)や回り止め点溶接(図示せず)によっても、その
目的を達成できるが、ここでの問題は熱的アンバランス
例えば室温における組み立て時にはテーパ面46,53に十
分な面圧が発生していたにも拘らず内部に高温液体が流
れる始めるときは、先ずアダプタ5が先に加熱されるこ
とによりアダプタ5のみ熱膨張した状態になるが、ナッ
ト6には熱伝導が遅れるため一時的ではあるがナット6
の締付け力が低下した状態になる。この時、振動等が付
加されるとナット6が緩んでします。これら一時的なナ
ット6の締付け力の低下を防止するためには、アダプタ
5の熱膨張量を吸収するための弾性が必要となり、本発
明ではナット6とバイパス座42の間に挿入される弾性体
7やアダプタ5の中間部51の弾性によるか、或いはナッ
ト6に設けた弾性部によって実施する。
【0007】
【実施例】次に本発明によるバイパス配管取付構造の好
適一実施例について図面に基づき説明する。図1〜10は
本発明のバイパス配管取付構造を示すものである。図1
において本発明の用いられる用途を説明する。1は、主
配管に設けられたバルブであり、2はそのバイパス配
管、3はバイパス弁である。主配管が100A〜150A以上
の大口径配管の場合、いきなりバルブ1を開閉すると急
激に流量が増大しウォータハンマ、熱衝撃など配管に悪
影響を及ぼすため、先ずバイパス弁3を開弁して徐々に
流量を増大する方法が取られる。図2は、バルブ1の弁
箱4の正面図を示すものでフランジ形仕切弁の場合を図
示しておりフランジ43と弁座部44の中間部にバイパス座
42,42が2ヵ所に設けられている。
【0008】図3は、図2のA−A断面を示すものであ
り、弁箱4に設けられたバイパス座42の下面に角度αが
90°の場合のテーパ面46を設けたものを示している。こ
れに係合するアダプタ5にも同様のテーパ面53が設けら
れておりアダプタ5を弁箱4内部より挿入してナット6
を締付けることによりテーパ面46,53に締付け面圧が発
生し、内部流体圧力と相俟ってテーパ面からの流体の漏
れをシールしている。アダプタ5には、バイパス配管2
を溶接等により溶着することによりバルブ1を構成して
いる。使用する流体が温度変化の少ない水や油の場合
は、上記構成にして十分その機能を発揮するが蒸気、高
温水など運転初期にバイパス配管2内部を高熱流体が急
激に流れ始めるものにあっては、まずアダプタ5のみが
熱膨張する。しかし高熱流体に晒されないナット6は、
熱膨張しないため締付け力は急激に減少する。この時、
ナットに振動、衝撃など外的要因が作用するとたちまち
ナット6が緩んでしまう事態が発生する。
【0009】これらの対策として取られた処置は次の通
りである。その第一は、図3に示すようにアダプタ5の
中間部51を長くすることによって予め熱膨張を吸収し得
るだけの伸びをナット6の締付けで与えておくものであ
る。具体的には、図3に示すアダプタ5の中間部51の長
さ方向H寸法をねじ径dNより長くすることにより弾性領
域を確保しておき組み立て時にアダプタ5のみを使用温
度付近まで加熱して素早くナット6を締付けることによ
りこれらの伸びを事前に付与することができる。その第
2は、図4に示す皿ばねのような弾性体7をナット6と
バイパス座42の間に挿入しておきアダプタ5の熱膨張を
吸収するものである。第3は図5に示すものであり、ナ
ット6の下面に段部62を設け内周にも溝61を設けるもの
や図6に示すように更に外周にも溝63を設けるなどナッ
ト6に弾性部を作る各種の方法がある。
【0010】図7は、テーパ面角度が180°すなわち平
面座の一例を示すものであり、ガスケット8を使用した
ものである。図8は、ナット6の下面に皿はね7を入
れ、かつその下にスペーサ9を挿入して弁箱4の近傍の
リブ45等の障害物を避ける構造としたものである。図9
は、アダプタ5のテーパ面53に溝54を設けシール効果の
増大、シール剤の確保を図ったものであり、この溝54は
弁箱側のテーパ面46に設けてもその効果は変わりない。
図10は、ナット6の上面に弾性体7を挿入し平座金64,
第二ナット65を付加したものであり緩み止め効果の向上
をはかっている。なお弾性体7は皿ばね1ケを図示して
いるが1ケに限るものではない。また、第二ナット65を
使用した場合、弾性体7を省略しても緩み止め効果は十
分ある。上記の通りの対策を行った場合でも、これら弾
性限界を越える伸びが生じ、テーパ面の面圧が低下して
外部漏れが生じた場合は、ナット6を更に強く増し締め
することにより、漏れ止めを行うことができるなどメン
テ作業も十分に行えるものである。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明のバイパス配管取付
構造によれば、次のような効果を得る。 (1)従来の溶接方式に比べ溶接作業の困難さが解消さ
れることは勿論のこと、溶接時に発生する残留応力の除
去など一切の費用が無くなり大幅な省エネ、コストダウ
ンが図れる。 (2)液体が蒸気、高温水など加熱、冷却を伴う配管に
あってもアダプタの熱膨張収縮によるテーパ面の締付け
面圧の低下を防止でき、あらゆる用途のバイパス配管に
用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のバイパス配管取付構造の全体の構成
を示す模式図
【図2】 本発明のバイパス配管取付構造に用いられる
バルブ弁箱の正面図
【図3】 図2のA−A断面に本発明のアダプタ5を装
着した正面断面図
【図4】 図3のナット下面に弾性体を挿入したB部拡
大図
【図5】 図3のナット部に弾性部を設けたB部拡大図
【図6】 図5の弾性部の第2実施例を示す正面断面図
【図7】 図3のシール部を平面座としガスケットを用
いた実施例
【図8】 図3にスペーサを追加した実施例
【図9】 シール部の拡大図
【図10】 図3のナット上面に弾性体7,平座金64,第
二ナット65を用いた実施例
【図11】 従来のバイパス配管取付構造の断面図
【符号の説明】
1…バルブ 2…バイパス配管 3…バイパスバルブ 4…弁箱 42…バイパス座 46,53…テーパ面 5…アダプタ 6…ナット 61,63…溝 62…段部 7…弾性体 8…ガスケット 9…スペーサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バイパス弁を有するバルブのバイパス配
    管を取り出しにおいて、弁箱に設けられたバイパス座の
    下面にシール部を設けこれに係合するアダプタを弁箱内
    部より挿入してこれをナットで螺着し、アダプタにバイ
    パス配管を溶着したことを特徴とするバイパス配管取付
    構造。
  2. 【請求項2】 請求項1においてシール部の角度αは20
    °〜180°であることを特徴とするバイパス配管取付構
    造。
  3. 【請求項3】 請求項1において、ナット下面若しくは
    ナット上面に皿ばねなどの弾性体を挿入したことを特徴
    とするバイパス配管取付構造。
  4. 【請求項4】 請求項1において、ナット下部に弾性部
    を設けたことを特徴とするバイパス配管取付構造。
  5. 【請求項5】 請求項1において、シール部にガスケッ
    トを設けたことを特徴とするバイパス配管取付構造。
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