JPH06101551A - ステッパモータ駆動式制御弁のイニシャライズ方式 - Google Patents

ステッパモータ駆動式制御弁のイニシャライズ方式

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Publication number
JPH06101551A
JPH06101551A JP1575291A JP1575291A JPH06101551A JP H06101551 A JPH06101551 A JP H06101551A JP 1575291 A JP1575291 A JP 1575291A JP 1575291 A JP1575291 A JP 1575291A JP H06101551 A JPH06101551 A JP H06101551A
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JP
Japan
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stepper motor
control valve
phase
initialization
counter
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JP1575291A
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English (en)
Inventor
Koji Sasajima
晃治 笹嶋
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スロットルバルブなどの制御弁の開度を制御
するステッパモータを高精度でイニシャライズする。 【構成】 トラクションコントロールが起動され、フェ
ーズ1において、制御弁がステッパモータによって閉じ
方向に駆動されると、両者の位置は一致しているはずな
のでフェーズ2がセットされ、ステップS27において
位置カウンタがイニシャライズされる。次いで、ステッ
プS29において、制御弁位置θseとステッパモータ位
置θ歩poとがほぼ一致すれば、イニシャライズが正確に
行われていたことになるのでフェーズ3へ進み、両者が
一致しなければ、イニシャライズが正確に行われていな
かったことになるので、再びフェーズ1へ戻る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステッパモータ駆動式
制御弁のイニシャライズ方式に係り、特に、スロットル
バルブなどの制御弁の開度を正確に制御するためのステ
ッパモータ駆動式制御弁のイニシャライズ方式に関する
ものである。
【0002】
【従来技術】従来から、車両加速時のスリップ防止を目
的とした各種の装置が開発されている。例えば、加速ス
リップの発生が検出されるとスロットルバルブを閉じ方
向に制御して機関出力を低下させることにより、加速ス
リップを防止する、いわゆるトラクションコントロール
が知られている。
【0003】トラクションコントロールでは、スロット
ルバルブに、そのバルブ開度を閉じ方向に駆動可能なス
テッパモータを設け、スリップ検出時には、スロットル
バルブを運転者のアクセルペダル踏み込み量に応じた開
度から予定の目標開度まで閉じるような制御が行われ
る。
【0004】ステッパモータの位置は位置カウンタ(ア
ップダウンカウンタ)でモニターされ、スロットルバル
ブの開度はスロットルセンサでモニターされる。オープ
ンループ制御によってスロットルバルブ開度を目標開度
まで閉じる場合には、位置カウンタのカウント値をステ
ッパモータの実際の位置、すなわち、スロットルバルブ
の実際の位置とみなした制御が行われる。
【0005】したがって、高精度の制御を行うために
は、スロットルセンサによって与えられる実際のバルブ
開度とカウント値によって与えられるバルブ開度とが一
致するように、予め位置カウンタをイニシャライズする
必要がある。
【0006】スロットルバルブ開度とステッパモータの
位置とは、スロットルバルブ開度がステッパモータによ
ってアクセルペダル踏み込み量に応じた開度よりも閉じ
られ、スロットルバルブがステッパモータによって制御
されているときに一致する。
【0007】したがって、従来技術では、トラクション
コントロールなどが起動してステッパモータが閉じ方向
への駆動を開始し、ステッパモータの駆動に応答して回
動するレバーがスロットルバルブと共に回動するレバー
に係合してスロットルバルブが閉じ方向に駆動され、そ
の後、スロットルバルブが目標開度まで達したときに、
両者が一致したものとみなして、その時の位置カウンタ
のカウント値がスロットルセンサ値を代表するように、
位置カウンタをイニシャライズしていた。
【0008】なお、ここでいう位置カウンタのイニシャ
ライズは、具体的には、例えば以下のようにして行われ
る。
【0009】スロットルバルブ位置とステッパモータ位
置とが一致したときにスロットルセンサによって与えら
れるバルブ開度が60度であり、ステッパモータの1パ
ルスあたりの回動角度が0.15度であるならば、60
/0.15=400カウントを位置カウンタにセットす
る。
【0010】このようにすれば、これ以後、例えばバル
ブ開度を84度にしたい場合には、位置カウンタのカウ
ント値が400+{(84−60)/0.15}=56
0となるまで、ステッパモータにパルス信号を加えれば
良いことになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記した構成では、ス
テッパモータのレバーがスロットルバルブのレバーに係
合したときに、その勢いによってスロットルバルブが弾
かれたり、ジャダーを起こしたりすことがある。
【0012】したがって、スロットルセンサによってス
ロットルバルブが目標開度まで達していると判断されて
も、スロットルバルブ位置とステッパモータ位置とは、
必ずしも一致しているとは限らなかった。
【0013】したがって、上記した従来技術では、スロ
ットルバルブが弾かれてスロットルバルブ位置とステッ
パモータ位置とがずれているときにイニシャライズされ
てしまい、イニシャライズが正確に行われないことがあ
るという問題があった。
【0014】さらに、スロットルバルブ開度が大きい
(例えば、80度:全開状態を90度、全閉状態を0度
とする)ときにイニシャライズが実行されると、スロッ
トルセンサのリニアリティのばらつきや機構上のガタ等
の影響により、5〜6度といった、トラクションコント
ロールにおいて頻繁に制御が行われる小開度領域では、
大きな誤差が生じてしまうという問題があった。
【0015】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
を解決して、常に高精度のイニシャライズを可能にする
ステッパモータ駆動式制御弁のイニシャライズ方式を提
供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明では、制御弁を閉じ方向に駆動するステ
ッパモータ、ステッパモータ位置を代表する位置カウン
タ、制御弁の位置を検出する位置センサを備え、ステッ
パモータ位置と制御弁位置とが一致するように、位置カ
ウンタをイニシャライズするステッパモータ駆動式制御
弁のイニシャライズ方式において、制御弁がステッパモ
ータによって閉じ方向に駆動されているか否かを判定す
る第1フェーズと、第1フェーズにおいて、制御弁がス
テッパモータによって駆動されていると判定されると、
位置カウンタをイニシャライズすると共に、前記イニシ
ャライズから予定時間経過後に、前記イニシャライスが
正確に行われたか否かを判定し、正確に行われていない
と第1フェーズへ戻る第2フェーズと、第2フェーズに
おいて、制御弁位置とステッパモータ位置とが一致して
いると判定されると、それ以後、制御弁位置とステッパ
モータ位置との比較を禁止する第3フェーズとを具備し
た。
【0017】
【作用】第1のフェーズにおいて、制御弁がステッパモ
ータによって閉じ方向に駆動されていると、両者の位置
は一致しているはずなので、続く第2のフェーズでは、
位置センサの値に基づいて位置カウンタがイニシャライ
ズされる。
【0018】ここで、制御弁位置とステッパモータ位置
とを比較した結果、両者が一致すれば、イニシャライズ
が正確に行われていたことになるので第3フェーズへ進
み、両者が一致しなければ、イニシャライズが正確に行
われていなかったことになるので、再び第1フェーズへ
戻る。
【0019】
【実施例】初めに、本発明の基本動作について簡単に説
明する。
【0020】本発明では、ステッパモータのイニシャラ
イズ過程を3つのフェーズ(フェーズ1、フェーズ2、
フェーズ3)に分け、各フェーズで主に以下のような処
理を行うようにした。 フェーズ1;ステッパモータによって閉じ方向に駆動
されるスロットルバルブが目標開度まで達していないた
めに、ステッパモータ位置が認識されず、イニシャライ
ズが行われていない状態を表す。
【0021】したがって、スロットルバルブ開度はスロ
ットルセンサ値に基づいてフィードバック制御(以下、
センサフィードバック制御と表す場合もある)される。 フェーズ2;スロットルバルブが目標開度まで達し、
ステッパモータ位置が認識されて位置カウンタのイニシ
ャライズは行われたが、その認識位置が正確であるか否
かが確認されていない状態を表す。
【0022】フェーズ2では、位置カウンタのイニシャ
ライズが行われるので、これ以後、スロットルバルブ
は、位置カウンタの値に基づいてオープンループ制御さ
れる。また、このイニシャライズが正確であった否かを
判定するために、後に詳述するセンサフィードバックを
利用した確認処理も行われる。 フェーズ3:イニシャライズが正確であったことが確
認され、イニシャライズが完了したと判断された状態で
あり、これ以後、フェーズ2で行われていたフィードバ
ックによる確認処理は終了してスロットルバルブのオー
プンループ制御だけが行われる。 以下、フローチャー
トを用いて各フェーズの動作を簡単に説明する。
【0023】図1は本発明の基本動作を説明するための
フローチャートであり、当該動作は、ステッパモータの
駆動周期ごとに繰り返し実行されるものである。
【0024】車輪のスリップが検出されてトラクション
コントロールが起動されると、ステップS11では、現
在のフェーズが判定され、イニシャライズが行われてい
ないフェーズ1であればステップS13へ進み、イニシ
ャライズが既に行われているフェーズ2またはフェーズ
3であればステップS15へ進む。
【0025】エンジン起動後、初めてのトラクションコ
ントロールであればフェーズ1なので、当該処理はステ
ップS13へ進む。
【0026】ステップS13では、スロットルセンサ値
θseがステッパモータ位置θpoとして登録される。
【0027】ステップS17では、目標開度θobとステ
ッパモータ位置θpoとの差が予定の値α未満であるか否
かが判定される。当該処理の開始直後であれば、両者の
差が予定値α以上となるのでステップS19へ進む。
【0028】ステップS19では、ステッパモータにパ
ルス信号が供給されて一定角度だけ駆動され、当該処理
は終了する。
【0029】上記した処理はステッパモータの駆動周期
ごとに実行されるので、ステッパモータによってスロッ
トルバルブが閉じ方向へ周期ごとに駆動され、ステッパ
モータ位置θpoが目標開度θobに徐々に近付く。
【0030】その後、前記ステップS17において、目
標開度θobとステッパモータ位置θpoとの差が予定の値
α未満となると、すなわち、スロットルバルブ開度が目
標開度とほぼ一致すると、イニシャライズが許可されて
ステップS21へ進む。
【0031】ステップS21では、現在のフェーズが判
定され、フェーズ1またはフェーズ2であるとステップ
S23へ進み、ステップS23では、再び現在のフェー
ズが判定され、フェーズ1であるとステップS25へ進
む。
【0032】ステップS25ではフェーズ2がセットさ
れ、ステップS27では、スロットルセンサ値から算出
されるカウント値が、前記のようにして位置カウンタに
セットされて、位置カウンタがイニシャライズされる。
【0033】このように、位置カウンタがイニシャライ
ズされてフェーズ2の状態になると、次の駆動周期で
は、当該処理はステップS11からステップS15へ進
む。
【0034】ステップS15では、ステッパモータの位
置カウンタのカウント値THNに1パルス当たりのステ
ッパモータの回動角度STEPが乗じられ、その積がス
テッパモータ位置θpoとして登録される。
【0035】さらに、当該処理はステップS23からス
テップS29へ進み、ステップS29では、スロットル
センサ値θseと位置カウンタのカウント値THNから算
出されるステッパモータ位置θpoとの差が、イニシャラ
イズの正確度を判断する基準値α1 を下回っているか否
かが判定される。
【0036】すなわち、フェーズ2ではイニシャライズ
が終了しているので、本来であれば、スロットルセンサ
値θseとステッパモータ位置θpoとは一致するはずであ
る。ところが、スロットルバルブがジャダー等を起こし
ている最中に前記イニシャライズが行われていると、両
者の差が基準値α1 を上回ってしまうことがある。
【0037】そこで、両者の差が基準値α1 を上回って
いると、ステップS33においてフェーズ2がリセット
されて再びフェーズ1の状態となる。また、両者の差が
基準値α1 を下回っていれば、ステップS31において
フェーズ3がセットされる。
【0038】このようにして、一度フェーズ3がセット
されると、それ以後の駆動周期では、当該処理はステッ
プS21から直ちに終了するので、フェーズ1やフェー
ズ2の状態となることはない。
【0039】そして、前記したように、フェーズ1で
は、ステップS13において、スロットルセンサ値θse
がステッパモータ位置θpoとして登録され、フェーズ
2、3では、ステップS15において、位置カウンタの
カウント値から算出される開度がステッパモータ位置θ
poとして登録され、ステップS17では、目標開度θob
とステッパモータ位置θpoとの差に基づいてステッパモ
ータが駆動されるので、スロットルバルブ制御が、フェ
ーズ1では、スロットルセンサ値に基づくセンサフィー
ドバックによって行われ、フェーズ2、3では、位置カ
ウンタのカウント値に基づくオープンループ制御とな
る。
【0040】従来技術であれば、位置カウンタをイニシ
ャライズした時点でイニシャライズに関する全ての処理
を完了し、これ以後、オープンループ制御によってステ
ッパモータを目標開度まで駆動するが、本発明では、イ
ニシャライズが実行されても、直ちにイニシャライズの
完了とはせず、その後、位置カウンタのカウント値TH
Nに基づく演算によって算出されるステッパモータ位置
θpoとスロットルセンサ値θseとが一致したことを確認
して初めてイニシャライズを完了するようにしたてい
る。
【0041】このような構成によれば、スロットルバル
ブに弾きやジッタ等が発生し、これによってイニシャラ
イズが不正確となるようなことがあっても、イニシャラ
イズが改めて行われるので、最終的には正確なイニシャ
ライズが可能になる。
【0042】図2、3は本発明の一実施例であるステッ
パモータのドライブ制御を説明するためのフローチャー
トであり、図1のフローチャートをさらに詳細に表した
ものである。
【0043】なお、図中に示した符号S11〜S33
は、図1と図2、3との対応関係を明らかにするため
に、図1の各ステップを表したものである。
【0044】トラクションコントロールが起動されて当
該処理が実行されると、ステップS100では、ステッ
パモータの駆動間隔がセットされ、例えば、1秒間に5
00ステップの割合で駆動するのであれば、2mSごと
に当該処理が実行されるように駆動間隔がセットされ
る。ステップS110では、現在のフェーズが判定され
る。
【0045】イニシャライズがフェーズ1の状態、すな
わち、イニシャライズが一切行われていないと、ステッ
プS130では、スロットルバルブ開度を表すスロット
ルセンサ値θseがステッパモータ位置θpoとして登録さ
れる。
【0046】また、フェーズ2あるいはフェーズ3の状
態であり、イニシャライズが既に実行済みであると、ス
テップS150において、位置カウンタのカウント値T
HNに1パルス当たりの回動角度STEPが乗じられ、
この積がステッパモータの位置θpoとして登録される。
【0047】エンジン起動後、初めてのトラクションコ
ントロールであればフェーズ1なので、ステップS13
0において、スロットルセンサ値θseがステッパモータ
位置θpoとして登録される。
【0048】ステップS170では、目標開度θobから
前記モータ位置θpoが減ぜられ、この減算値が誤差Eと
して登録される。
【0049】ステップS171では、誤差Eが予定の値
α以下であるか否かが判定され、E<αであれば、位置
カウンタをイニシャライズするためにステップS200
へ進むが、当該処理の開始直後のように、E≧αであれ
ば、ステップS180へ進む。 ステップS180で
は、後述するイニシャライズ許可カウンタNk がリセッ
トされる。ステップS190では、誤差Eに基づいて、
ステッパモータへの供給電流値がパルス信号のデューテ
ィー比として設定される。
【0050】ステップS191では、前記誤差Eに基づ
いて、ステッパモータの動作モードが選択され、当該処
理の開始直後のように、誤差Eが大きい場合には、ステ
ップS192において、1パルス当たりの回動角度が
0.3度となる2相モードがセットされる。
【0051】また、ステッパモータによってスロットル
バルブが目標開度に近付いて誤差Eが比較的小さくなっ
ていれば、ステップS193において、1パルス当たり
の回動角度が0.15度となる1−2相モードがセット
される。
【0052】なお、前記ステップS180で設定される
電流値と前記各動作モードとは対応しており、2相モー
ド時には大きな電流値が設定され、1−2相モード時に
は小さな電流値が設定されるようになっている。ステッ
プS194では、各動作モードに応じた電流が供給され
てステッパモータがドライブされる。
【0053】このようにしてステッパモータが駆動され
てスロットルバルブが閉じ方向に回動され、その後、ス
テップS171においてE<αとなると、イニシャル処
理を実行するために、当該処理はステップS200へ進
む。
【0054】ステップS200では、共振防止用のタイ
マがセットされ、ステップS210では、イニシャライ
ズが完了しているか否か、すなわち、フェーズ3である
か否かが判定される。
【0055】フェーズ3でなければ、後に図3を用いて
詳述するイニシャル処理がステップS400で実行さ
れ、ステップS500では、ステッパモータを保持して
おくための電流値がセットされ、その後、当該処理は終
了する。
【0056】図3は前記ステップS400で実行される
ステッパモータのイニシャル処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【0057】ステップS220では、目標開度θobがア
クセル開度以下であるか否かが判定され、アクセル開度
以下であると、ステップS221では、運転者がアクセ
ル操作中であるか否かが判定される。
【0058】ステップS230では、現時点のフェーズ
が判定され、フェーズ1であればステップS240へ進
む。
【0059】ステップS240では、スロットルセンサ
値θseが低開度であるか否かが判定され、低開度である
と、ステップS242へ進む。
【0060】ステップS242では、モータ位置が十分
に目標開度に近付いて位置カウンタをイニシャライズし
ても良いと判定された回数を示すイニシャライズ許可カ
ウンタ(Nk )がインクリメントされ、ステップS24
3において、カウント値Nkが予定値Nc3を上回るま
で、前記各処理が実行される。
【0061】その後、ステップS243において、カウ
ント値Nk が予定値Nc3を上回ったと判定されると、ス
テップS250においてフェーズ2がセットされる。
【0062】ステップS270では、スロットルセンサ
値θseがステッパモータの1パルス当たりの回動角度S
TEPで除算されて、パルス数で表されるステッパモー
タ位置INTが算出され、ステップS271では、該パ
ルス数INTが位置カウンタにセットされてイニシャラ
イズが実行される。
【0063】なお、前記ステップS220において、目
標開度θobがアクセル開度より大きかったり、ステップ
S240において、θseが低開度でないと判定される
と、当該処理はステップS241へ進む。ステップS2
41では、イニシャライズ許可カウンタ(Nk )がリセ
ットされる。
【0064】また、前記ステップS221において、ア
クセル操作中であると判断されたり、ステップS243
において、カウント値Nk が予定値Nc3を下回っている
と判定されると、当該処理はそのまま終了する。
【0065】一方、上記のようにして、フェーズ2がセ
ットされて位置カウンタがイニシャライズされると、次
の周期では、ステップS150(図2を参照)におい
て、位置カウンタのカウント値に基づいてモータ位置θ
poが算出される。さらに、ステップS171において、
E<αと判定されてステップS400が実行されると、
その後、当該処理はステップS230からステップS2
90へ進む。
【0066】ステップS290では、前記ステップS1
50で算出されたステッパモータ位置θpoとスロットル
センサ値θseとの偏差Δθが算出され、ステップS29
1では、偏差Δθと予定値α1 とが比較される。
【0067】ここで、先のイニシャライズが正確に行わ
れていれば、Δθ<α1 となるので、ステップS300
において一致カウンタ(Ns )がインクリメントされ、
ステップS301において、カウント値Ns が予定値N
c1を上回ったと判定されると、ステップS310ではフ
ェーズ3がセットされてイニシャライズが完了する。
【0068】また、先のイニシャライズが不正確であれ
ば、ステップS291において、Δθ≧α1 となるの
で、ステップS320において不一致カウンタ(Nt )
がインクリメントされ、ステップS321において一致
カウンタ(Ns )がリセットされる。
【0069】ステップS322において不一致カウンタ
(Nt )が予定値Nc2を上回ると、ステップS330で
はフェーズ2がリセットされてフェーズ1に戻り、ステ
ップS340では、前記イニシャライズ許可カウンタ
(Nk )がリセットされる。
【0070】本実施例によれば、イニシャライズが実行
されると、その後に、このイニシャライズが正確なもの
であるか否かが確認され、不正確であれば、改めてイニ
シャライズが行われるので、常に正確なイニシャライズ
が可能になる。
【0071】また、本実施例では、スロットルバルブ開
度が小さいときだけイニシャライズを行うようにしたの
で、実使用領域での正確なイニシャライズが可能にな
る。
【0072】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、イニシャライズが正確に行われたか否かが判
定され、不正確であれば、改めてイニシャライズが行わ
れるので、正確なイニシャライズが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図2】本発明の一実施例であるステッパモータのドラ
イブ制御を説明するためのフローチャートである。
【図3】図2のイニシャル処理を説明するためのフロー
チャートである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の制御弁を閉じ方向に駆動するス
    テッパモータ、ステッパモータ位置を代表する位置カウ
    ンタ、制御弁の位置を検出する位置センサを備え、ステ
    ッパモータ位置と制御弁位置とが一致するように、位置
    カウンタをイニシャライズするステッパモータ駆動式制
    御弁のイニシャライズ方式において、 制御弁がステッパモータによって閉じ方向に駆動されて
    いるか否かを判定する第1フェーズと、 第1フェーズにおいて、制御弁がステッパモータによっ
    て駆動されていると判定されると、位置センサの値に基
    づいて位置カウンタをイニシャライズすると共に、前記
    イニシャライズから予定時間経過後に、位置センサによ
    って与えられる制御弁位置と位置カウンタによって与え
    られるステッパモータ位置とを比較して両者が一致して
    いるか否か判定し、一致していないと第1フェーズへ戻
    る第2フェーズと、 第2フェーズにおいて、制御弁位置とステッパモータ位
    置とが一致していると判定されると、それ以後、制御弁
    位置とステッパモータ位置との比較を禁止する第3フェ
    ーズとから成ることを特徴とする請求項1記載のステッ
    パモータ駆動式制御弁のイニシャライズ方式。
  2. 【請求項2】 前記制御弁の位置は、イニシャライズ前
    では、位置センサの検出値に基づいてフィードバック制
    御され、イニシャライズ後では、位置カウンタの値に基
    づいてオープンループ制御されることを特徴とする請求
    項1記載のステッパモータ駆動式制御弁のイニシャライ
    ズ方式。
  3. 【請求項3】 前記イニシャライズは、制御弁の開度が
    予定の値以下の場合のみ行われることを特徴とする請求
    項1または請求項2記載のステッパモータ駆動式制御弁
    のイニシャライズ方式。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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