JPH06101446B2 - プラズマ処理方法およびプラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理方法およびプラズマ処理装置

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JPH06101446B2
JPH06101446B2 JP13322689A JP13322689A JPH06101446B2 JP H06101446 B2 JPH06101446 B2 JP H06101446B2 JP 13322689 A JP13322689 A JP 13322689A JP 13322689 A JP13322689 A JP 13322689A JP H06101446 B2 JPH06101446 B2 JP H06101446B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体装置の製造工程において半導体ウエハに
成膜処理を施したり半導体ウエハをエッチングしたりす
るプラズマ処理方法およびプラズマ処理装置に関するも
のである。
〔従来の技術〕
従来、この種のプラズマ処理は、通常、半導体ウエハ
(以下、単にウエハという。)を反応容器たるチャンバ
ー内の電極に装着させ、このチャンバー内にプラズマを
発生させて行われており、ウエハを前記電極によって裏
側から冷却させながら行われている。これを第2図によ
って説明する。
第2図は従来のこの種のプラズマ処理装置を示す断面図
である。同図において、1は反応容器としてのチャンバ
ーで、このチャンバー1は、被処理物たるウエハ2をチ
ャンバー1に対して出し入れするためのウエハ通路1aが
側部に開口され、その天井部には反応ガスを供給するた
めのガス導入管1bが接続されており、かつ底部には真空
ポンプ(図示せず)等に連通されチャンバー1内を所定
の圧力に減圧させるための排気管1cが接続されている。
また、このチャンバー1はウエハ通路1aがシャッター3
によって選択的に開閉され、シャッター3を閉じた状態
でチャンバー1内が高真空状態で密閉されるように構成
されている。4は前記ウエハ2が装着される試料台とし
ての下電極、5は上電極で、これらの両電極4,5は主面
を互いに対向させた状態でチャンバー1内に水平に設置
されている。前記下電極4は、そのウエハ装着部分に開
口された凹部6が電極面側に形成され、下部には、前記
凹部6の底部に開口された連通路4a,4bを介して冷却ガ
ス導入管7a,冷却ガス排気管7bが接続されている。前記
冷却ガス供給管7aは冷却ガス供給装置(図示せず)に接
続され、また、前記冷却ガス排気管7bは、チャンバー1
に接続された排気管1cに接続されている。すなわち、下
電極4にウエハ2を装着させた状態では、前記凹部6の
開口部分がウエハ2によって閉塞されて凹部6内に冷却
室が形成され、冷却ガス導入管7aから冷却ガス排気管7b
へ至る冷却ガス通路が形成されることになり、凹部6内
に流される冷却ガスによってウエハ2が裏側から冷却さ
れることになる。冷却ガスとしてはヘリウムガス等の不
活性ガスが使用される。また、前記上電極5は高周波電
源8に接続されている。9はウエハ2をチャンバー1に
出し入れするための搬送アームで、この搬送アーム9は
ウエハ2を下電極4に載置させたり、取り外したりする
ことができるように構成されている。
次に、上述したように構成された従来のプラズマ処理装
置の動作について説明する。このプラズマ処理装置によ
ってウエハ2にプラズマ処理を施すには、先ず、搬送ア
ーム9によってウエハ2を下電極4上に載置させてシャ
ッタ3を閉じる。次に、チャンバー1内を所定圧力まで
減圧させ、このチャンバー1内に反応ガスをガス導入管
1bから供給する。しかる後、高周波電力を上電極5と下
電極4の間に印加する。前記反応ガスは両電極4,5間の
放電によりプラズマ化され、これによってウエハ2の表
面が処理されることになる。一方、このプラズマ処理と
平行してウエハ2の冷却も行われる。ウエハ2を冷却す
るには、冷却ガスを冷却ガス導入管7aに供給し、下電極
4の連通路4a,凹部6,連通路4bおよび冷却ガス排気管7b
を順次通して排気管1bに排気させて行われる。冷却ガス
は、凹部6内の冷却室に流された際にウエハ2の裏面と
熱交換が行われ、これによってウエハ2が冷却されるこ
とになる。プラズマ処理終了後、シャッタ3を開き搬送
アーム9によってウエハ2をチャンバー1から取り出し
てプラズマ処理工程が終了されることになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかるに、このように構成された従来のプラズマ処理装
置においては、高真空,反応性プラズマガス,反応生成
物等のためにチャンバー1内にウエハ2の装着の有無を
検出するためのセンサーを設けることができない。この
ため、下電極4上に既にウエハ2が装着されているにも
かかわらずにウエハ2の装着操作が行われてしまうとい
う問題があった。このような際には下電極4上にウエハ
2が積み重ねられてしまう。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るプラズマ処理方法は、ウエハを電極に装着
する前に冷却ガスを供給し、冷却ガス通路におけるウエ
ハ冷却部より下流側の圧力によりウエハ装着の有無を検
出するものである。また、本発明に係るプラズマ処理装
置は、冷却ガス通路におけるウエハ冷却部より下流側
に、電極へのウエハの装着の有無による圧力変化を検出
する圧力検出器を配設したものである。
〔作 用〕
ウエハ装着用電極にウエハが装着されていない場合に
は、冷却ガスがこの電極の凹部から反応容器内に漏れる
ために、冷却ガス通路におけるウエハ冷却部より下流側
の圧力はウエハが装着された場合に較べて低下されるこ
とになる。本発明では、ウエハの装着操作前に冷却ガス
を供給し、冷却ガス通路におけるウエハ冷却部より下流
側の圧力を測定することによってウエハの装着,未装着
を検出することができる。
〔実施例〕
以下、本発明のプラズマ処理方法を実施するプラズマ処
理装置の一実施例を第1図によって詳細に説明する。
第1図は本発明に係るプラズマ処理装置を示す断面図で
ある。同図において前記第2図で説明したものと同一も
しくは同等部材については同一符号を付し、ここにおい
て詳細な説明は省略する。第1図において、11は下電極
4にウエハ2が装着されているか否かを検出するための
圧力検出器たる真空度計で、この真空度計11は冷却ガス
排気管7bに接続されており、冷却ガス通路内を流される
冷却ガスの圧力変化を測定することができるように構成
されている。
次に、上述した真空度計11によってウエハ2の装着の有
無を検出する手順について説明する。下電極4上にウエ
ハ2が装着されていない場合、冷却ガス導入管7aから下
電極4の凹部6内に供給された冷却ガスは、凹部6がウ
エハ2によって閉塞されていない状態であるためにチャ
ンバー1内に拡散される。このため、冷却ガス排気管7b
に流される冷却ガスの圧力は低下し、チャンバー1内の
真空度と真空度計11の示す真空度は略同一となる。ま
た、下電極4上にウエハ2が装着されている場合には、
冷却ガスは、下電極4の凹部6とウエハ2とで形成され
た冷却室に供給され、冷却ガス排気管7bに流される。こ
の際、真空度計11の示す真空度はチャンバー1内のそれ
よりも一時的に高くなる。すなわち、真空度計11の示す
値によってウエハ2の装着の有無を検出することがで
き、真空度計11の示す値がチャンバー1内の真空度と略
同一の場合にはウエハ2が未装着であるということを検
出することができ、また、チャンバー1内の真空度より
も高い場合にはウエハ2が装着されていることを検出す
ることができる。
このように真空度計11を備えたプラズマ処理装置によっ
てウエハ2にプラズマ処理を施すには、先ず、新たなウ
エハ2をチャンバー1内に装着させる前に冷却ガスを下
電極4に供給してウエハ2が下電極4上に残されたまま
でないことを確認する。この残留ウエハの確認は上述し
たように真空度計11によって行われる。真空度計11の示
す値がチャンバー1内のそれよりも高い場合には、先
ず、搬送アーム9によって下電極4上に残されたウエハ
2をチャンバー1外に搬送させ、新たなウエハ2を下電
極4上に載置させる。また、真空度計の示す値がチャン
バー1内のそれと略同一である場合には、ウエハ2が未
装着の状態であるから搬送アーム9によって新たなウエ
ハ2を下電極4上に載置させる。このようにして下電極
4に対するウエハ2の装着の有無を確認してからウエハ
2の装着動作を行なうことによって、下電極4上にウエ
ハ2が誤って重ねられるのを防ぐことができる。しかる
後、シャッタ3を閉じ、チャンバー1内を所定圧力まで
減圧し、チャンバー1内に反応ガスをガス導入管1bから
供給する。しかる後、高周波電力を上電極5と下電極4
の間に印加する。前記反応ガスは両電極4,5間の放電に
よりプラズマ化され、これによってウエハ2の表面が処
理されることになる。一方、このプラズマ処理と平行し
てウエハ2の冷却も行われる。冷却ガス導入管7aから連
通路4aを介して凹部6内に送られた冷却ガスは、この凹
部6に形成された冷却室内でウエハ2の裏面に接し、ウ
エハ2を冷却した後、連通路4b,冷却ガス排気管7bを介
して排気管1cにより排気される。そして、プラズマ処理
終了後、シャッタ3を開き搬送アーム9によってウエハ
2をチャンバー1から取り出してプラズマ処理工程が終
了されることになる。
なお、本実施例では冷却ガス排気管7b内とチャンバー1
内との真空度の違いを測定した例を示したが、本発明は
このような限定にとらわれるものではなく、冷却ガス排
気管7b内の圧力変化を検出することができれば、その圧
力は何処と比較してもよい。また、本実施例では圧力検
出器に真空度計11を使用した例を示したが、冷却ガス排
気管7b内の圧力変化を検出することができるものであれ
ば、真空度計以外のものでもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係るプラズマ処理方法は、
ウエハを電極に装着する前に冷却ガスを供給し、冷却ガ
ス通路におけるウエハ冷却部より下流側の圧力によりウ
エハ装着の有無を検出するものであり、また、本発明に
係るプラズマ処理装置は、冷却ガス通路におけるウエハ
冷却部より下流側に、電極へのウエハの装着の有無によ
る圧力変化を検出する圧力検出器を配設したものである
ため、ウエハ装着用電極にウエハが装着されていない場
合には、冷却ガスがこの電極の凹部から反応容器内に漏
れるために、冷却ガス通路におけるウエハ冷却部より下
流側の圧力はウエハが装着された場合に較べて低下され
ることになり、この圧力変化を検出することによってウ
エハの装着,未装着を確認することができる。したがっ
て、本発明によれば、ウエハの装着操作前にウエハの装
着,未装着を検出することができるから、ウエハ装着用
電極上へウエハが積み重ねられるのを確実に防ぐことが
でき、製品の歩留まり向上を図ることができるという効
果がある。また、本発明のプラズマ処理装置においては
圧力検出器が反応容器外に配設されているため、高真
空,反応性プラズマガス,反応生成物等の影響を受ける
ことがないから、圧力検出器に特別なものを使用する必
要もなく低コストで実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るプラズマ処理装置を示す断面図、
第2図は従来のプラズマ処理装置を示す断面図である。 1……チャンバー、2……ウエハ、4……下電極、5…
…上電極、6……凹部、7a……冷却ガス導入管、7b……
冷却ガス排気管、11……真空度計。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウエハにより開口部が閉塞される凹部と、
    この凹部に連通された冷却ガス通路とを有するウエハ装
    着用電極によって、プラズマ処理中にウエハを裏側から
    冷却するプラズマ処理方法において、ウエハを電極に装
    着する前に冷却ガスを供給し、冷却ガス通路におけるウ
    エハ冷却部より下流側の圧力によりウエハ装着の有無を
    検出することを特徴とするプラズマ処理方法。
  2. 【請求項2】反応容器内のウエハ装着用電極に、ウエハ
    により開口部が閉塞される凹部と、この凹部に連通され
    た冷却ガス通路とが設けられ、ウエハが前記冷却ガスに
    よって裏側から冷却されるプラズマ処理装置において、
    前記冷却ガス通路におけるウエハ冷却部より下流側に、
    電極へのウエハの装着の有無による圧力変化を検出する
    圧力検出器を配設したことを特徴とするプラズマ処理装
    置。
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JP5227638B2 (ja) * 2008-04-03 2013-07-03 株式会社アルバック 真空処理装置

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