JPH06100699B2 - 多心光コネクタ - Google Patents
多心光コネクタInfo
- Publication number
- JPH06100699B2 JPH06100699B2 JP61083093A JP8309386A JPH06100699B2 JP H06100699 B2 JPH06100699 B2 JP H06100699B2 JP 61083093 A JP61083093 A JP 61083093A JP 8309386 A JP8309386 A JP 8309386A JP H06100699 B2 JPH06100699 B2 JP H06100699B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clamper
- optical connector
- fiber optical
- fiber
- spacer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は多心光ケーブルの光ファイバの結合を実現する
ケーブルスプライサ型多心光コネクタに関するものであ
る。
ケーブルスプライサ型多心光コネクタに関するものであ
る。
(従来技術) 第5図は従来の多心光コネクタの一例の説明図で、
(イ)は上面図、(ロ)は側面図、(ハ)は(イ)図の
X5-X5矢視図である。又第6図は第5図の多心光コネク
タの結合状態の縦断面図である。
(イ)は上面図、(ロ)は側面図、(ハ)は(イ)図の
X5-X5矢視図である。又第6図は第5図の多心光コネク
タの結合状態の縦断面図である。
図面において、(11)は樹脂成形により形成された多心
光コネクタフェルールで、内部には光ファイバ心線(1
2)の端部被覆を除去して露出された裸光ファイバ(1
3)の多数本が位置決め固定されている。
光コネクタフェルールで、内部には光ファイバ心線(1
2)の端部被覆を除去して露出された裸光ファイバ(1
3)の多数本が位置決め固定されている。
このような多心光コネクタは第6図に示すように光ファ
イバ心線(12)の端部付近にゴムブーツ(18)を挿通し
た状態で、外筒ハウジング(14)内に内蔵されたスリー
ブ(15)の両側から挿入され、押し輪(19)により多心
光コネクタフェルール(11)の後部上に挿通した加圧バ
ネ(17)を軸方向に押圧して結合を実現する。この際押
し輪(19)の先端外周のネジ部(16)が外筒ハウジング
(14)の端部内周に設けたネジ部と螺合し固定される。
イバ心線(12)の端部付近にゴムブーツ(18)を挿通し
た状態で、外筒ハウジング(14)内に内蔵されたスリー
ブ(15)の両側から挿入され、押し輪(19)により多心
光コネクタフェルール(11)の後部上に挿通した加圧バ
ネ(17)を軸方向に押圧して結合を実現する。この際押
し輪(19)の先端外周のネジ部(16)が外筒ハウジング
(14)の端部内周に設けたネジ部と螺合し固定される。
(解決しようとする問題点) 上述したように従来の多心光コネクタの結合はネジ部の
嵌合により実現するため、ネジ部をネジ込むことにより
第7図に示すような軸ズレが生じ接続損失が変動すると
いう問題があった。
嵌合により実現するため、ネジ部をネジ込むことにより
第7図に示すような軸ズレが生じ接続損失が変動すると
いう問題があった。
又第6図のように結合状態における寸法は外径が8mm
φ、全長が60mmと大きいため、ケーブルにこのような多
心光コネクタの多数を取付けて布設することは現実問題
としてきわめて困難で、多心光コネクタの小型化が不可
欠である。さらにはこのような多心光コネクタは部品点
数が多いためコストが高くなるという問題点がある。
φ、全長が60mmと大きいため、ケーブルにこのような多
心光コネクタの多数を取付けて布設することは現実問題
としてきわめて困難で、多心光コネクタの小型化が不可
欠である。さらにはこのような多心光コネクタは部品点
数が多いためコストが高くなるという問題点がある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上述の問題点を解消した多心光コネクタを提供
するもので、その特徴は、裸光ファイバを保持する複数
の穴を持つヘッド部、上記ヘッド部へ挿入固着する補強
板、上記ヘッド部及び補強板を保持する断面U字状のク
ランパー用スペーサを具え、クランパー用スペーサの後
部に形成した凹部とクランパーの凸部を嵌合させること
により位置決めし、クランパーにより軸方向に押圧して
結合を実現することにある。
するもので、その特徴は、裸光ファイバを保持する複数
の穴を持つヘッド部、上記ヘッド部へ挿入固着する補強
板、上記ヘッド部及び補強板を保持する断面U字状のク
ランパー用スペーサを具え、クランパー用スペーサの後
部に形成した凹部とクランパーの凸部を嵌合させること
により位置決めし、クランパーにより軸方向に押圧して
結合を実現することにある。
(実施例) 第1図は本発明の多心光コネクタの結合状態の説明図
で、同図(イ)は上面図、同図(ロ)は(イ)図のX1-X
1断面図である。又第2図ないし第4図はいずれも本発
明の多心光コネクタを構成するクランパー用スペーサ、
クランパー及びゴムブーツの説明図で、いずれも(イ)
図は側面図、(ロ)図は(イ)図のそれぞれX2-X2、X3-
X3及びX4-X4の矢視図である。
で、同図(イ)は上面図、同図(ロ)は(イ)図のX1-X
1断面図である。又第2図ないし第4図はいずれも本発
明の多心光コネクタを構成するクランパー用スペーサ、
クランパー及びゴムブーツの説明図で、いずれも(イ)
図は側面図、(ロ)図は(イ)図のそれぞれX2-X2、X3-
X3及びX4-X4の矢視図である。
本発明の多心光コネクタは、ヘッド部(1)、クランパ
ー用スペーサ(2)、補強板(3)、ゴムブーツ(4)
及びクランパー(6)により構成される。
ー用スペーサ(2)、補強板(3)、ゴムブーツ(4)
及びクランパー(6)により構成される。
ヘッド部(1)は内部に裸光ファイバを位置決め保持す
る複数の穴を有しており、このヘッド部(1)内へ補強
板(3)を挿入した後、上記ヘッド部(1)の光ファイ
バ挿入口(5)及び補強板(3)に接着剤を塗布する。
しかる後第4図に示すゴムブーツ(4)をあらかじめ挿
通した光ファイバを上記光ファイバ挿入口(5)より挿
入しセットする。次に第2図に示すような断面U字形の
樹脂成形されたクランパー用スペーサ(2)を側面から
差し込み、前記接着剤を硬化させる。
る複数の穴を有しており、このヘッド部(1)内へ補強
板(3)を挿入した後、上記ヘッド部(1)の光ファイ
バ挿入口(5)及び補強板(3)に接着剤を塗布する。
しかる後第4図に示すゴムブーツ(4)をあらかじめ挿
通した光ファイバを上記光ファイバ挿入口(5)より挿
入しセットする。次に第2図に示すような断面U字形の
樹脂成形されたクランパー用スペーサ(2)を側面から
差し込み、前記接着剤を硬化させる。
接着剤の硬化確認後、あらかじめ光ファイバ上に挿通し
ておいたゴムブーツ(4)を補強板(3)に被せること
によりケーブルスプライサ型の多心光コネクタが形成さ
れる。
ておいたゴムブーツ(4)を補強板(3)に被せること
によりケーブルスプライサ型の多心光コネクタが形成さ
れる。
上記クランパー型スペーサ(2)はその後部にクランパ
ー(6)の凸部(6a)と嵌合する凹部(2a)を有してお
り、この嵌合により位置決めが実現すると共に振動、衝
撃によるズレを防止し接続の信頼性向上をはかる。又ク
ランパー型スペーサ(2)は第2図(ロ)に示すように
U字形状をなしており、補強板(3)の側面より挿入す
ることにより、余分に盛った接着剤を除去し、クランパ
ー用スペーサ(2)とクランパー(6)とが嵌合する面
が平滑でかつ均等になるようにする。
ー(6)の凸部(6a)と嵌合する凹部(2a)を有してお
り、この嵌合により位置決めが実現すると共に振動、衝
撃によるズレを防止し接続の信頼性向上をはかる。又ク
ランパー型スペーサ(2)は第2図(ロ)に示すように
U字形状をなしており、補強板(3)の側面より挿入す
ることにより、余分に盛った接着剤を除去し、クランパ
ー用スペーサ(2)とクランパー(6)とが嵌合する面
が平滑でかつ均等になるようにする。
上述のようにして得られた多心光コネクタの1対を軸方
向に接合し結合させ、プレス加工により製作された例え
ばステンレス製のクランパー(6)をクランパー用スペ
ーサ(2)に装着する。この際クランパー用スペーサ
(2)後部の凹部(2a)にクランパー(6)の凸部を嵌
合して位置決め結合を実現する。
向に接合し結合させ、プレス加工により製作された例え
ばステンレス製のクランパー(6)をクランパー用スペ
ーサ(2)に装着する。この際クランパー用スペーサ
(2)後部の凹部(2a)にクランパー(6)の凸部を嵌
合して位置決め結合を実現する。
(実施例) 第1図の如きケーブルスプライサ型多心光コネクタを試
作し、信頼性の評価を行なった結果は次の通りで、小型
化し実装密度を上げても安定した結合を実現することが
確認された。
作し、信頼性の評価を行なった結果は次の通りで、小型
化し実装密度を上げても安定した結合を実現することが
確認された。
接続損失 :平均0.15dB.最大0.40dB 反射量 :−40dB以下 引張屈曲 :接続損失の増加0.15dB以下 (荷重0.2kg/1心. 角度−90°〜+90°.100往復) 振動試験 :接続損失の増加0.1dB以下 (50Hz.±15mm.10時間.2方向) 衝撃試験 :接続損失の増加0.2dB以下 (高さ1mからの自然落下10回) 繰返し着脱 :接続損失の増加0.2dB以下 (100回着脱) ヒートサイクル:接続損失の増加0.2dB以下 (−30℃〜+70℃/6h.25サイクル) 隰熱試験 :接続損失の増加0.2dB以下 (85℃.95%.100時間) (発明の効果) 上述した本発明の多心光コネクタによれば次に列記する
ような効果を奏するものである。
ような効果を奏するものである。
従来は結合時に第7図に示すような軸ズレが発生する
ため、パワーメータを見ながら軸ズレ量を調整し結合損
失を測定しており、最大で0.2dB近くのバラツキが発生
していた。しかし、本発明ではネジ込みタイプからクラ
ンパーを使用する挿入タイプに変更したことにより、軸
ズレを防止し、結合損失のバラツキが0.1dB以下とな
り、作業性、信頼性が著しく向上した。
ため、パワーメータを見ながら軸ズレ量を調整し結合損
失を測定しており、最大で0.2dB近くのバラツキが発生
していた。しかし、本発明ではネジ込みタイプからクラ
ンパーを使用する挿入タイプに変更したことにより、軸
ズレを防止し、結合損失のバラツキが0.1dB以下とな
り、作業性、信頼性が著しく向上した。
部品点数が従来の1/2以下となり、低価格な多心光コ
ネクタを提供することが可能となった。
ネクタを提供することが可能となった。
結合方式の変更により小型化、軽量化が可能となり、
実装密度を向上させるのに効果がある。
実装密度を向上させるのに効果がある。
多心光コネクタの形状を多角形とすることにより部品
単体時の転がり等が防止され、取扱い性が向上する。
単体時の転がり等が防止され、取扱い性が向上する。
クランパー用スペーサは断面形状がU字形で、補強板
側面より差し込むことにより、余分に付着した接着剤を
除去し、クランパー用スペーサとクランパーとの嵌合面
に接着剤が付着するのを防止し平滑でかつ均等になるこ
とにより、作業性、信頼性が向上する。
側面より差し込むことにより、余分に付着した接着剤を
除去し、クランパー用スペーサとクランパーとの嵌合面
に接着剤が付着するのを防止し平滑でかつ均等になるこ
とにより、作業性、信頼性が向上する。
クランパー用スペーサの凹部とクランパーの凸部を嵌
合させることにより、結合損失のバラツキが低減され、
作業性、信頼性が向上する。
合させることにより、結合損失のバラツキが低減され、
作業性、信頼性が向上する。
第1図は本発明の多心光コネクタの結合状態の説明図
で、同図(イ)は上面図、同図(ロ)は(イ)図のX1-X
1断面図である。 第2図ないし第4図はいずれも本発明の多心光コネクタ
を構成するクランパー用スペーサ、クランパー及びゴム
ブーツの説明図で、(イ)図はいずれも側面図、(ロ)
図は(イ)図のそれぞれX2-X2、X3-X3、X4-X4の矢視図
である。 第5図は従来の多心光コネクタの一例の説明図で、同図
(イ)は上面図、同図(ロ)は側面図、同図(ハ)は
(イ)図のX5-X5矢視図である。又第6図は第5図の多
心光コネクタの結合状態の縦断面図、第7図は従来の問
題点の説明図である。 1…ヘッド部、2…クランパー用スペーサ、3…補強
板、4…ゴムブーツ、5…光ファイバ挿入口、6…クラ
ンパー。
で、同図(イ)は上面図、同図(ロ)は(イ)図のX1-X
1断面図である。 第2図ないし第4図はいずれも本発明の多心光コネクタ
を構成するクランパー用スペーサ、クランパー及びゴム
ブーツの説明図で、(イ)図はいずれも側面図、(ロ)
図は(イ)図のそれぞれX2-X2、X3-X3、X4-X4の矢視図
である。 第5図は従来の多心光コネクタの一例の説明図で、同図
(イ)は上面図、同図(ロ)は側面図、同図(ハ)は
(イ)図のX5-X5矢視図である。又第6図は第5図の多
心光コネクタの結合状態の縦断面図、第7図は従来の問
題点の説明図である。 1…ヘッド部、2…クランパー用スペーサ、3…補強
板、4…ゴムブーツ、5…光ファイバ挿入口、6…クラ
ンパー。
Claims (1)
- 【請求項1】裸光ファイバを保持する複数の穴を持つヘ
ッド部、上記ヘッド部へ挿入固着する補強板、上記ヘッ
ド部及び補強板を保持する断面U字状のクランパー用ス
ペーサを具え、クランパー用スペーサの後部に形成した
凹部とクランパーの凸部を嵌合させることにより位置決
めし、クランパーにより軸方向に押圧して結合を実現す
ることを特徴とする多心光コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61083093A JPH06100699B2 (ja) | 1986-04-09 | 1986-04-09 | 多心光コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61083093A JPH06100699B2 (ja) | 1986-04-09 | 1986-04-09 | 多心光コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62258409A JPS62258409A (ja) | 1987-11-10 |
JPH06100699B2 true JPH06100699B2 (ja) | 1994-12-12 |
Family
ID=13792564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61083093A Expired - Lifetime JPH06100699B2 (ja) | 1986-04-09 | 1986-04-09 | 多心光コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06100699B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0738883Y2 (ja) * | 1988-08-23 | 1995-09-06 | 株式会社フジクラ | 光コネクタ接続用クリップ |
JPH0491314U (ja) * | 1990-12-21 | 1992-08-10 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5473061A (en) * | 1977-11-21 | 1979-06-12 | Nec Corp | Connector for optical fibers |
JPS6163804A (ja) * | 1984-09-04 | 1986-04-02 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 多心光コネクタ及びフエル−ルの製造方法 |
-
1986
- 1986-04-09 JP JP61083093A patent/JPH06100699B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62258409A (ja) | 1987-11-10 |
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