JPH06100483A - クレゾール異性体類の吸着分離方法 - Google Patents

クレゾール異性体類の吸着分離方法

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JPH06100483A
JPH06100483A JP4251566A JP25156692A JPH06100483A JP H06100483 A JPH06100483 A JP H06100483A JP 4251566 A JP4251566 A JP 4251566A JP 25156692 A JP25156692 A JP 25156692A JP H06100483 A JPH06100483 A JP H06100483A
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cresol
para
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adsorbent
adsorption
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Albert Jinen Herman
アルバート ジネン ハーマン
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C37/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
    • C07C37/68Purification; separation; Use of additives, e.g. for stabilisation
    • C07C37/70Purification; separation; Use of additives, e.g. for stabilisation by physical treatment
    • C07C37/82Purification; separation; Use of additives, e.g. for stabilisation by physical treatment by solid-liquid treatment; by chemisorption

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はパラ-クレゾール、メタ-クレゾー
ル、オルソ-クレゾールを吸着剤に同時に吸着し、これ
を各異性体に分離回収する方法を提供する。 【構成】 パラ-クレゾールとオルソ-クレゾール、メタ
-クレゾールで構成される原料物を、少なくとも5重量
%の水分(LOI)を含んでおり、バリウム・イオンあ
るいはバリウム・イオンとカリウム・イオンの混合物で
交換されたXゼオライトで構成されている吸着剤に吸着
し、次に、このクレゾール異性体を脱着性物質と接触さ
せ、クレゾールを生成物ストリームとして回収する方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明が関係する技術分野はフェ
ノール性異性体類の分離である。より具体的には、本発
明はオルソ-、メタ-およびパラ-クレゾールを、少なく
ともひとつのその他のアルキル・フェノールで構成され
る原料混合物から特定のゼオライト吸着剤で同時抽出す
るためのプロセスに関する。
【0002】
【従来の技術】クレゾール異性体類はフェノール性樹
脂、可塑剤、抑制剤、農業分野で使用される化学物質、
浮遊選鉱用化学物質、殺菌剤、殺虫剤および消毒剤の製
造における種々の応用面でかなり用いられている。使用
方法は個々の異性体によって変わる。例えば、パラ-ク
レゾールは消毒剤あるいはくん蒸用組成物、クレソチン
酸、染料および有機性中間物の製造において特に有益で
ある。メタ-クレゾールは、消毒剤、くん蒸用組成物、
写真用薬品、浮遊選鉱用化学物質、染料およびニス除去
剤として、および合成樹脂、爆薬および有機性化学物質
の製造の製造において特に有益である。さらに、特に商
業的に重要な混合メタ-およびパラ-クレソール類のブチ
ル化において、パラ-およびメタ-クレゾールの純化され
た混合物を使った中間物あるいは最終製品に関する応用
がある。従来の吸着分離プロセスはメタ-およびオルソ-
クレゾールからのパラ-クレゾール異性体の抽出に適し
ていたが、パラ-およびメタ-クレゾールの両方を分離す
る有効なプロセスはなかった。クレゾール異性体を分離
するための吸着プロセスは、例えば米国特許No.3,014,
078、米国特許No.3,969,422および米国特許No.4,356,33
1などから知られている。また、吸着剤を使ってのクレ
ゾール類からのキシレノール類の分離は、例えば、米国
特許No.4,124,770および米国特許出願No.4,386,225から
知られている。米国特許No.3,014,078はクレゾール異性
体原料混合物からクレゾールの異性体を選択的に吸収し
て、そのことによって有効な吸着剤をつくりだすため
に、カルシウム、バリウムなどで交換したXタイプ・ゼ
オライトで構成される吸着剤を用いてのクレゾール異性
体の分離を教示している。米国特許No.4,356,331は、好
ましくはストロンチウムやバリウムなどの追加カチオン
も含んでいるカリウム交換Yゼオライト上にアルキル・
フェノール異性体を吸着して、その後、脂肪族ケトン脱
着剤により選択的に吸着された異性体を脱着するための
プロセスを開示している。本特許開示は特にメタ-クレ
ゾールからのパラ-クレゾールの分離に重点を置いてい
る。ニュージル等による米国特許No.3,969,422は、好ま
しい吸着剤をバリウム-カリウム交換xゼオライトと
し、好ましい脱着剤を1分子あたり1から7の炭素原子
を含む飽和アルコールそして、少なくともひとつの他の
クレゾール異性体からパラ-クレゾールを分離するため
のプロセスを開示している。カリウムやバリウムなど種
々のカチオンやその混合物で交換されたXまたはYゼオ
ライトを脱着剤としてのアルコール類を用いてのクレゾ
ールからのキシレノール類の分離は米国特許No.4,386,2
25および米国特許No.4,124,770でも検討されている。同
様の開示を含んでいる両方の特許において、すべてのク
レゾール異性体が抽出されてキシレノールがかなり除外
され、そのキシレノールは残留液に集められる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、純度の高いパラ-クレゾールおよびメタ-ク
レゾールの製品を得ることができるような、クレゾール
異性体を分離するためのより改善されたプロセスの必要
性に関するものである。この問題は、後で個々の純粋な
異性体留分、メタ-クレゾールおよびパラ-クレゾールに
分離することができるメタ-クレゾールおよびパラ-クレ
ゾールの同時抽出するために、特定の吸着物質および条
件を用いることで、すでに解決されている。両方の生成
物とも貴重であり、従って、クレゾールのそれぞれの異
性体の高度に純粋な留分を得るための能力が求められて
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はパラ-およびメ
タ-クレゾールとすくなくともひとつの他のアルキル・
フェノールから構成される原料混合物からパラーおよび
メタ-クレゾールを同時に抽出するプロセスで、パラ-お
よびメタ-クレゾール異性体の選択的吸着を行い、その
後でその反応後の吸着剤を、原料と比較してパラ-およ
びメタ-クレゾールをより多量に含んだ抽出ストリーム
をつくりだすために有効な脱着条件下で脱着剤と接触さ
せてそれらパラ-およびメタ-クレゾール異性体を回収す
るために、吸着条件下で原料混合物をバリウム・イオン
あるいはバリウムおよびカリウム・イオンの混合物で交
換されたXタイプ・ゼオライトで構成される、少なくと
も5重量%の水分を含んだ(LOI法)吸着剤と接触さ
せることで構成されるプロセスに関するものである。こ
の脱着剤としては脂肪族アルコールを用いることがで
き、C5およびC6脂肪族アルコールが好ましい。後のス
テップで、さらにその抽出ストリームを水分の含有量が
4重量%程度、好ましくは2重量%程度の第二の吸着剤
と接触させ(LOI法)、その後で、上の反応で作成さ
れる第二の吸着剤から、第一の脱着ステップの場合と同
じであっても良い脱着剤を用いての脱着条件でパラ-ク
レゾールを脱着させることにより、パラ-クレゾールを
メタ-クレゾールから分離することができる。
【0005】本発明によるプロセスで用いられる吸着剤
はアルミノケイ酸塩あるいは分子ふるい、つまり交換可
能な個所でバリウムおよびカリウム・イオンと交換され
たX-ゼオライトで構成されている。これらのゼオライ
ト類は、内部でアルミナおよびシリカ四面体が解放三次
元で密接につながっていて窓状の孔を有するケージ状構
造を形成している公知のケージ構造を有している。この
四面体は酸素原子を共有することで橋かけ結合されてお
り、これら四面体間の空間は、このゼオライトが部分
的、あるいは全体的に脱水される前は水分子で占められ
ている。このゼオライトを脱水すると、分子的な寸法を
有するセルをところどころにちりばめた結晶ができ、そ
してこの結晶性アルミノケイ酸塩はそれらがもたらす分
離作用が、例えば、より小さな通常のパラフィン分子が
特殊な分子ふるいを用いてより大きなイソパラフィン分
子から分離される場合のように、基本的には原料分子間
のサイズの違いに依存している場合、「分子ふるい」と
呼ばれることが多い。しかしながら、「分子ふるい」と
いう用語は広く用いられているが、本発明によるプロセ
スにおいては、特定の芳香族異生体がそれら異生体分子
における純粋な物理的サイズの違いではなく、異なった
異生体と吸着剤の電子化学的引力の違いに依存している
ので、厳密な意味では適切でない。
【0006】脱水、あるいは部分的に脱水された形態に
おいては、この好ましいタイプXの結晶性アルミノケイ
酸塩は、金属酸化物のモル数が、以下の式1で示される
ようなゼオライトを含んでいる。
【式1】(0.9±0.2)M2/nO:Al2O3:(2.5±0.5)SiO2:yH
2O ここで、“M”はこの四面体の原子価のバランスをとっ
ているカチオンであり、一般的には交換可能カチオン性
個所を示しており、“n”はそのカチオンの原子価を、
そして“y”は水のモル数を示している。タイプXゼオ
ライト類で構成される吸着剤は本資料中に述べられてい
るアルキル・フェノール類の混合物からメタ-クレゾー
ルおよびパラ-クレゾールを同時抽出するための吸着プ
ロセスに有用である。これらゼオライト類は米国特許出
願No.2,882,244で説明、定義されている。ここで使われ
ている「タイプX構造の」ゼオライトという用語は、上
に引用した特許に示されているような一般的構造を有す
るすべてのゼオライトを含むものとする。
【0007】一般的に、タイプX構造ゼオライトは、調
製されたままの状態では、ナトリム形態のものが圧倒的
である。「交換されたカチオン性の個所」という用語は
カチオン“M”で占められたゼオライト内の個所を意味
している。このカチオンは通常ナトリウムで、そのゼオ
ライトの特性を修正するために、そのゼオライトのタイ
プに従って、他の特定のカチオンで置換あるいは交換す
ることができる。本発明で使用するための好ましいゼオ
ライトは、バリウム・イオンあるいはバリウムおよびカ
リウム・イオンの混合物で交換されたタイプXゼオライ
トである。ゼオライト内の交換可能カチオン性個所を占
めているカチオンは結晶性アルミノケイ酸塩の分野で普
通の技術を有している人々によく知られたイオン交換方
法により他のカチオンと交換される。こうした方法は通
常ゼオライトあるいはゼオライトを含んでいる吸着性物
質をそのゼオライト上に取り入れられることが望まれる
ひとつ、あるいは複数のカチオンの可溶性塩の水溶液に
接触させることで行われる。望ましい程度の交換が行わ
れた後、これらのふるいは水溶液から取り出されて、洗
浄され、その後望ましい水分の含有量になるまで乾燥さ
れる。こうした方法によって、ナトリウム・イオンおよ
びナトリウム-Xゼオライト内で不純物として交換可能
な場所を占有しているすべての非ナトリウム・カチオン
を基本的には完全に他のカチオンで置換することができ
る。本発明によるプロセスで用いられるゼオライトは、
上に述べた米国特許No.3,969,422に開示されているよう
な方法で調製された交換可能カチオン性個所にバリウム
あるいはバリウムとポタシウム・カチオンの結合物を含
んでいるのが好ましい。ひとつの好ましい吸着剤におけ
るバリウム酸化物のカリウム酸化物に対する重量比は1
5.9から6.5程度の範囲である。
【0008】交換可能カチオン性個所にバリウム・カチ
オンあるいはバリウム・カチオンとカリウム・カチオン
の混合物を含んでいるXゼオライトで構成されている吸
着剤が上に述べた選択性基準およびその他の吸着剤基準
を満たしており、従って、このプロセスで用いるのが好
ましいことは分かっている。本プロセスのための吸着剤
は、20から40U.S.メッシュ(0.42−0.84mm)の粒子サイ
ズのカリウム-タイプX塩基性物質を(混合カチオンに
対して)部分的に、あるいは基本的には完全にバリウム
・カチオンとイオン交換することにより調製することが
できる。通常、イオン交換は対応する金属の塩化物な
ど、可溶性塩の水溶液を用いて行われる。「基本的には
完全」という意味は、塩基性物質のイオン交換後の吸着
剤の残留カリウム成分が2重量%K2O以下であることを
意味するものとする。イオン交換および過剰なイオン交
換液を取り除くための水洗後、吸着剤は900℃の温度
で、強熱減量(LOI)で測定して5重量%以上、そし
てより好ましくは5から7重量%の範囲、そして最も好
ましくは5.5から6重量%(LOI)まで水分含有量を
減少するために乾燥される。吸着剤の水分含有量を5%
以上に維持することは、プロセスの性能には極めて重要
であり、この最低レベルを維持するために必要な場合、
捜査中にプロセスに水を加えても差支えない。必要であ
れば、その吸着剤上の水の望ましい濃度を維持するため
に、水をそれだけで、あるいは減量や脱着剤物質と組み
合せて、継続的にでも、吸着剤に加えることができる。
通常、分離プロセスで用いられる吸着剤はアモルファス
性の無機基質あるいは結合剤に分散され、液体がその結
晶性物質にアクセスできるようにするチャンネルおよび
くぼみを有する結晶性物質を含んでいる。シリカ、ある
いはシリカ-アルミナ混合物などのようなアモルファス
性物質、あるいは粘土などのような化合物がそうした無
機基質物質としては代表的である。結合剤は、ゼオライ
トの結晶性粒子を形成、あるいはかたまらせる上で役に
たち、さもないとゼオライトは細かい粉末で構成されて
しまう。従って、吸着剤は16から40メッシュ(標準米国
メッシュ)(0.42−1.19mm)の範囲の望ましい粒子サイ
ズを有する押出成型物、かたまり、小片、大型粒子、あ
るいは粒状の形態であってよい。
【0009】本発明によるプロセスで用いることができ
る原料混合物はパラ-クレゾール、メタ-クレゾール、オ
ルソ-クレゾール、メタ-エチル・フェノール、オルソ-
エチル・フェノール、パラ-エチル・フェノール、ジメ
チル・フェノール、ジエチル・フェノール、メチル・エ
チル・フェノール、そしてイソプロピル・フェノールな
ど、石炭タール、石炭ガス化、あるいは合成プロセスか
ら得られるクレゾール異生体およびその他のアルキル・
フェノール類を含んでいる。石炭タールから得られる代
表的な原料の分析結果は下表に示す通りであった。
【0010】
【表1】 本発明によるプロセスの好ましい等温、等圧、液相操作
において、脱着剤が再使用のために回収できるように沸
点を原料の沸騰範囲から少なくとも5℃違えるように選
ばれた脂肪族アルコール類(C5−C6)で構成された脱
着剤は、上に述べた吸着剤と共に用いられた場合、同時
に抽出される生成物に対して高い選択性を示す。
【0011】多くの吸着プロセスにおいては、液相操作
と蒸気相操作の両方を用いることができるが、液相操作
の方が、必要温度が低く、また、液相操作で得られる抽
出生成物の収量の方が蒸気相操作の場合の収量を上回っ
ているので、このプロセスのためにはより望ましい。吸
着条件は、20−200℃の温度範囲、そして大気圧から500
psig(101.3−3550kPa)の範囲の液相を維持するのに十
分な圧力を含んでいる。脱着条件は吸着条件として用い
られるのと同じ範囲の温度と圧力を含んでいる。分離プ
ロセスからの少なくとも抽出ストリームの一部、そして
好ましくはラフィネート・ストリームの一部は、通常、
清留塔あるいは蒸発器などの分離手段に送られ、そこで
少なくとも脱着剤物質の一部が分離されて同時抽出生成
物と精製精製物をそれぞれつくりだす。この精製分は、
オルソ-クレゾール、ジメチル・フェノール類、エチル
・フェノール類など原料のより弱く吸着された成分を含
んでいる。
【0012】第一段階から取り出される同時抽出生成物
はパラ-クレゾールとメタ-クレゾールの高度に純化され
た混合物を含んでいる。これら2つの成分はパラ-クレ
ゾールの吸着選択が用いられる、最初の段階に類似した
第二段階の吸着分離で選択することができる。第一段階
からの脱着剤の一部あるいはすべては第一の抽出物から
取り除くことができるが、第二段階で同じ脱着剤が用い
られると、第一段階からの脱着剤の一部は、第二段階へ
の原料中に残されるた場合、有害となならない。この吸
着剤は、米国特許No.4,356,331あるいは米国特許No.3,9
69,422で開示されているようないずれのパラ選択性吸着
剤であって差支えないが、第一段階の場合と同じである
が、吸着剤がパラ-クレゾールに対して選択性を示す4
重量%以下の水分含有量を有している吸着剤を用いるの
が好ましい。脱着剤は脂肪族アルコールあるいはその脂
肪族ケトンとの混合物など、上記特許において開示され
ている脱着剤から選択することができるが、第一段階と
同じ脱着剤を用いるのが好ましい。
【0013】吸着能力、選択性および交換率などの吸着
特性を測定するために種々の吸着剤を特定の原料混合物
および脱着剤物質でテストするために、動的テスト装置
が用いられる。この装置は向かい合う両側に取入口およ
び取出口を有する容量約70ccの吸着室で構成されてい
る。この室は温度調節手段内部に含まれており、さら
に、その室を一定の予め決められた圧力で作動させるた
めに圧力調節装置が用いられる。吸着室から出てくる流
出液のひとつ、あるいは複数の成分を定量的に検出した
り、定性的に判定するために、屈折計、偏光計、および
クロマトグラフなどの定量的および定性的装置をその室
の取り出しラインに取り付けて、用いることができる。
種々の吸着剤系の選択性およびその他の他のデータを決
めるためにはこの装置と以下の一般的な手順を用いてパ
ルス・テストが行われる。脱着剤物質を吸着剤室内を通
過させることによって、吸着剤が特定の脱着剤物質と共
に均衡状態まで満たされる。都合の良い時に、原料混合
物がパルスを数分間注入される。脱着剤のフローが再開
され、液相クロマトグラフィー分析操作の場合のよう
に、メタ-クレゾールおよびパラ-クレゾール共同抽出物
およびその他の成分が溶離される。流出液はストリーム
上で分析したり、その他の方法で分析することができ、
流出液サンプルは定期的に収集して、後で分析装置を用
いて、形成された対応成分ピーク・エンベロープの痕跡
を手掛かりに個別に分析することができる。テストから
得られた情報から、吸着剤の性能を空隙量、抽出物およ
びラフィネートの保持容量、ひとつの成分の他の成分に
対する選択性、そして脱着剤による抽出成分の脱着量を
基準として測定することができる。ひとつの抽出物やラ
フィネート成分の保持量はひとつの抽出物あるいはラフ
ィネート成分のピーク外被の中心とトレーサー成分のピ
ーク・エンベロープあるいはその他の知られている基準
点との間の距離で特徴づけることができる。それはピー
ク・エンベロープ間の距離で示される、この時間間隔中
に汲み出される脱着剤の立方センチメートルで表わした
容積で表現される。ひとつの抽出成分のラフィネート成
分に対する選択性(β)は抽出成分ピーク・エンベロー
プの中心とトレーサー・ピーク・エンベロープ(あるい
は他の基準点)間の距離と、それに対応するラフィネー
ト成分ピーク・エンベロープの中心とトレーサー・ピー
ク・エンベロープ間の距離との比によって特徴づけるこ
とができる。脱着剤による抽出成分の交換量は一般的に
半分の強度でのピーク・エンベロープの巾によって特徴
づけることができる。ピーク巾が狭ければ狭い程、脱着
速度が速い。この脱着速度はトレーサー・ピーク・エン
ベロープの中心と脱着されたばかりの吸着成分の消失と
の間の距離としても特徴づけることができる。この距離
もこの時間間隔中に汲み出された脱着量に相当する。
【0014】本発明は固定あるいは移動吸着剤床システ
ムか、米国特許No.4,159,284に述べられている同時並
列、パスル化バッチ・システム、あるいは米国特許No.
4,402,832および米国特許No.4,478,721に開示されてい
るような同時並列継続シミュレート化移動床システムで
実行できるが、この分離を行うための好ましいシステム
は、ここに引例として採用されている米国特許No.2,98
5,589に述べられているような向流シミュレート化移動
床システムである。投入ストリームと取り出しストリー
ムの循環運動は、米国特許No.3,040,777および米国特許
No.3,422,848に示されている回転円盤バルブによっても
知られているマニフォールディング・システムによって
行うことができる。以下の例は本発明によるプロセスを
可能にする選択性関係を説明するためのものである。
【0015】実施例1 この例の目的は2,6-ジメチル・フェノール(DM
P)0.3g、オルソ-エチル・フェノール、メタ-クレゾ
ール、パラ-クレゾールを各0.3cc、n-C16(トレーサ
ー)0.25cc、そして1-ペンタノール(脱着剤)2.0ccの
混合物から、パラ-クレゾールおよびメタ-クレゾールを
分離、回収するためにバリウムおよびカリウム交換X
(バク)ゼオライトおよび1-ペンタノール脱着剤を詰
め込んだ上記のパルス・テスト装置で得られるパルス・
テストの結果を示すためのものである。上記混合物の2.
0ccで構成される原料パルスは135℃でパルス・テスト塔
に導入される。脱着剤の流量は1.17cc/minであった。脱
着剤の水含有量は5.48%(900℃でのLOI)であっ
た。(ガス・クロマトグラフィー分析面積カウントによ
る)相対濃度と図1のmlで示された正味保持量(NR
V)とのから、種々の成分間で計算された選択性を以下
の表2に示す(グロス保持量、正味保持量、そして各成
分の基準成分であるパラ-クレゾールに対する選択性
(β))。
【0016】
【表2】 水分含有量を変更したことを除いて、上に述べたような
方法でいくつかの他のパルス・テストで行われた。これ
らのパルス・テストの結果を図2のグラフに示し、この
図中でパラ-クレゾールおよびメタ-クレゾールの正味保
持量は吸着剤の水含有量(LOI)に対してプロットさ
れている。図1と図2の立体スプライン・フィットから
引かれた線でむすばれているデータ・ポイントから分か
る通り、5.48%のLOIではパラ-クレゾールとメタ-ク
レゾールはほとんど同時抽出されている。このことは図
2の、1.005というメタ-クレゾールの選択性係数からも
明らかである。これは吸着剤が3.42%の水分(LOI)
を含んでおり、メタ-クレゾールのパラ-クレゾールに対
する選択性係数が1.94である同じ分離と対比することが
できる。後者の場合、オルソ-クレゾールの選択性がメ
タ-クレゾールの選択性と非常に近いので、メタ-クレゾ
ールはパラ-クレゾールと同時抽出されなかった。
【0017】実施例2 水分含有量を5.66%(900℃でのLOI)まで乾燥した
Ba-Xの77ccカラムが吸着剤として用いられた。原料
はオルソ-クレゾール、メタ-クレゾールおよびパラ-ク
レゾールのそれぞれを0.5cc、n-C16(トレーサー)0.
3cc、そして脱着剤である1-ペンタノールを2cc含んで
いる溶液2ccであった。温度は100℃、そして流量は1.2
6cc/minであった。結果を図3と表3に示す。
【0018】
【表3】 吸着剤、Ba-Xの水分含有量が異なっている点を除い
て、上に述べたテストに類似したいくつかの他のパルス
・テストの結果を図4に示す。なお、5.66%のLOIで
正味保持量はほとんど同じで、パラ-クレゾールとメタ-
クレゾール間の分離は起きておらず、結果として同時に
抽出される。しかし、水分含有量が4.5%(LOI)の
場合、かなりの分離が行われ、オルソ-クレゾールおよ
びメタ-クレゾールの保持量がほぼ同様であるため、メ
タ-クレゾールおよびパラ-クレゾールを同時抽出するこ
とはできない。
【0019】実施例3 吸着剤、Ba-Xが水分含有量6.2%(500℃でLOI)
まで乾燥された点を除いて、例Iのパルス・テストが繰
り返された。原料はオルソ-クレゾール、メタ-クレゾー
ル、パラ-クレゾール、2,6-ジメチル・フェノール、
オルソ・エチル・フェノールを各2.0cc、そしてn-C16
を1.5g含んでいる溶液2.0ccであった。温度は150℃、
そして脱着剤は1-ペンタノールであった。結果を表4
に示す。
【0020】
【表4】 上記の吸着剤および脱着剤を用いてのパイロット・プラ
ント運転で、上記成分を含んだ市販の原料の分離が行わ
れ、パラ-クレゾールおよびメタ-クレゾールを含んだ抽
出成分が99.0−99.9%の純度と99.0−99.6%の回収率で
一貫して得られた。
【0021】
【発明の効果】本発明はクレゾール異性体をバリウム・
イオン又はバリウム・イオンとカリウム・イオンの混合
物で交換されたXゼオライトによりパラ-クレゾール、
オルソ-クレゾールを吸着を行い、各異性体クレゾール
を回収することができる工業的に有用な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はメタ-クレゾールおよびパラ-クレゾー
ル、2,6-ジメチル・フェノールおよびo-エチル・フ
ェノールと、5.48重量%の水分を含んでいるBa/K-X
ゼオライト(LOI)および脱着剤としてのn-ペンタ
ノールを含んでいる原料混合物のクロマトグラフィー分
析による分離(パルス・テスト)を示している。
【図2】図2はBa/K-Xを用いての実施例1での分離
で得られたパルス・テスト・データの要約を示してお
り、この図において正味保持容量は吸着剤の水分(LO
I)との対比で図示されている。
【図3】図3は吸着剤が5.66%の水分(LOI)含有量
を有してるBa-Xであることを除けば、図1と同様で
ある。
【図4】図4はBa-Xを用いての実施例2でのパルス
・テスト・データの要約を示しており、この図において
正味保持容量は水分含有量(LOI)との対比で図示さ
れている。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料を吸着条件下で、パラ-クレゾール
    およびメタ-クレゾールを選択的に吸着するために、バ
    リウム・イオンあるいはバリウム・イオンとカリウム・
    イオンの混合物で交換されたXゼオライトで構成され、
    少なくとも5重量%の水分(LOI)を含んだ吸着剤と
    接着させ、そしてその後で、上の結果としてできる吸着
    剤を、原料と比較してパラ-クレゾールおよびメタ-クレ
    ゾールを多量に含んでいる抽出物ストリームをつくりだ
    すに有効な脱着条件で脂肪族アルコールで構成される脱
    着剤に接触させることを内容とし、この吸着および脱着
    条件が20℃から250℃の範囲の温度と液相を維持するた
    めに十分な圧力を含んでいる、パラ-クレゾール、オル
    ソ-クレゾールおよびメタ-クレゾールと、少なくともひ
    とつの他のアルキル・フェノールで構成される原料混合
    物からパラ-クレゾールとメタ-クレゾールを共同抽出す
    るためのプロセス。
  2. 【請求項2】 該他のアルキル・フェノールがメタ-エ
    チル・フェノール、オルソ-エチル・フェノール、パラ-
    エチル・フェノール、ジメチル・フェノール類、メチル
    ・エチル・フェノール類、イソプロピル・フェノール類
    およびそれらの混合物で構成されるグループから選択さ
    れる請求項1のプロセス。
  3. 【請求項3】 該脂肪族アルコールは1分子あたり5か
    ら6炭素原子を有している請求項1あるいは2のプロセ
    ス。
  4. 【請求項4】 抽出物ストリームをパラ-クレゾールを
    選択的に吸着するために有効な吸着条件で、バリウム、
    カリウム、あるいはバリウム・イオンとカリウム・イオ
    ンで交換されたXあるいはYゼオライトで構成され、4
    重量%(LOI)未満の水分を含んでいる第二の吸着剤
    に接触させ、その後、上記の反応後の吸着剤を脂肪族ア
    ルコールあるいはその脂肪族ケトンとの混合物で構成さ
    れた第二の脱着剤と、該吸着条件および脱着条件が20℃
    から250℃の範囲の温度と液相を維持するのに十分な圧
    力を含む脱着条件下で接触させ、そのことによって吸着
    ステップから純化されたメタ-クレゾールを流出させ、
    脱着ステップから純化されたパラ-クレゾールを回収す
    る請求項1,2あるいは3のプロセス。
  5. 【請求項5】 該第二の吸着剤が2重量%の水分(LO
    I)を含んでいる請求項4のプロセス。
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