JPH0610018A - 高炉への装入物分配方法及び装置 - Google Patents

高炉への装入物分配方法及び装置

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JPH0610018A
JPH0610018A JP19017792A JP19017792A JPH0610018A JP H0610018 A JPH0610018 A JP H0610018A JP 19017792 A JP19017792 A JP 19017792A JP 19017792 A JP19017792 A JP 19017792A JP H0610018 A JPH0610018 A JP H0610018A
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JP
Japan
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raw material
distribution chute
furnace
blast furnace
flow rate
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Withdrawn
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JP19017792A
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English (en)
Inventor
Shigeyuki Hirose
茂行 廣瀬
Toshiro Sawada
寿郎 澤田
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原料排出中の炉頂バンカの設置位置と分配シ
ュートの旋回位置とに基づく原料装入速度の周期的な変
動を補償し、炉内円周方向における原料装入分布を均一
化すること。 【構成】 複数の炉頂バンカ11A、11Bを備える装
入物分配装置において、分配シュート13の旋回位置を
検出し、原料排出中の炉頂バンカ11A(または11
B)の設置位置と分配シュート13の旋回位置とに基づ
く原料装入速度の周期的な変動を補償するように、分配
シュート13の検出旋回位置に応じて流量調整ゲート1
2A(または12B)の開度を順次制御するもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高炉への装入物分配方法
及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高炉への装入物分配装置として、
特開昭62-50402号公報に記載される如く、原料を収容す
る複数の炉頂バンカと、各炉頂バンカの出側に設けられ
て原料の排出流量を調整する流量調整ゲートと、流量調
整ゲートの出側に設けられて原料を高炉内に分配して装
入する旋回分配シュートとを有してなるものがある。そ
して、この従来技術では、各バンカからの原料の払い出
しに際し、分配シュートが炉内を整数倍回転中に規定量
の切り出しが完了するように、流量調整ゲートの開度を
制御し、結果として、炉内円周方向における原料装入分
布の均一を図っている。図3において、1は炉頂バン
カ、2は流量調整ゲート、3は分配シュートである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来技術
では、分配シュート1旋回毎の高炉への平均原料装入速
度はほぼ一定になるが、1旋回内での装入速度が一定に
はならず、原料排出中の炉頂バンカの設置位置に対する
分配シュートの旋回位置により、原料装入速度が周期的
に変動する。
【0004】即ち、図3(A)に示す如く分配シュート
3の旋回位置が炉中心に対して炉頂バンカ1と反対側に
あるとき、原料の持つ速度ベクトルは、炉頂バンカ1か
ら分配シュート3までと、分配シュート3から炉内に装
入されるまで同一方向であり、原料装入速度は速い。一
方、図3(B)に示す如く分配シュート3の旋回位置が
炉中心に対して炉頂バンカ1と同一側にあるとき、原料
の持つ速度ベクトルは分配シュート3上で逆方向に変わ
り、勢いが殺されるため、分配シュート3上で原料が留
まる澱み現象を生じ、炉内への原料装入速度が遅くな
る。
【0005】そして、分配シュート3が1旋回するたび
に、このような原料装入速度の変動状況が繰り返される
ため、炉内円周方向における原料の装入分布は偏ったも
のとなり、炉内円周方向での均一性を保つことができ
ず、高炉炉況不調(高炉内の原料荷下がり不順、出銑口
間の偏差等)の原因となることが多い。
【0006】本発明は、原料排出中の炉頂バンカの設置
位置と分配シュートの旋回位置とに基づく原料装入速度
の周期的な変動を補償し、炉内円周方向における原料装
入分布を均一化することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、複数の炉頂バンカのそれぞれに原料を収容し、各炉
頂バンカ内の原料を流量調整ゲートを介して排出した
後、旋回分配シュートによって高炉内に分配して装入す
る高炉への装入物分配方法において、分配シュートの旋
回位置を検出し、原料排出中の炉頂バンカの設置位置と
分配シュートの旋回位置とに基づく原料装入速度の周期
的な変動を補償するように、分配シュートの検出旋回位
置に応じて流量調整ゲート開度を順次制御するようにし
たものである。
【0008】請求項2に記載の本発明は、原料を収容す
る複数の炉頂バンカと、各炉頂バンカの出側に設けられ
て原料の排出流量を調整する流量調整ゲートと、流量調
整ゲートの出側に設けられて原料を高炉内に分配して装
入する旋回分配シュートとを有してなる高炉への装入物
分配装置において、分配シュートの旋回位置を検出する
旋回位置検出部と、分配シュートからの原料装入速度を
検出する装入速度検出部と、旋回位置検出部の出力と装
入速度検出部の出力に基づき、原料排出中の炉頂バンカ
の設置位置と分配シュートの旋回位置とに基づく原料装
入速度の周期的な変動を補償するように、分配シュート
の検出旋回位置に応じて流量調整ゲート開度を順次制御
する制御部とを有してなるようにしたものである。
【0009】
【作用】原料排出中の炉頂バンカの設置位置に対する分
配シュートの旋回位置に応じて、流量調整ゲートの開度
を制御することにより、原料排出中の炉頂バンカの設置
位置と分配シュートの旋回位置とに基づく原料装入速度
の周期的な変動を補償して、分配シュート1旋回内での
原料装入速度を一定化できる。これにより、炉内円周方
向における原料装入分布を均一化できる。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す模式図、図2
は本発明による原料装入速度の一定制御状態を示す模式
図、図3は炉頂バンカの設置位置と分配シュートの旋回
位置とに基づく原料装入速度の周期的変動状態を示す模
式図である。
【0011】装入物分配装置10は、原料を収容する2
個の炉頂バンカ11A、11Bと、各バンカ11A、1
1Bの出側に設けられて原料の排出流量を調整する流量
調整ゲート12A、12Bと、流量調整ゲート12A、
12Bの出側に設けられて原料を高炉1内に分配して装
入する旋回分配シュート13とを有している。
【0012】14A、14Bはゲート開閉駆動装置、1
5はシュート旋回駆動装置である。
【0013】尚、装入物分配装置10にあっては、炉頂
バンカ11Aに鉱石を収容し、炉頂バンカ11Bにコー
クスを収容している。
【0014】即ち、装入物分配装置10は、炉頂バンカ
11A、11Bのそれぞれに原料を収容し、各バンカ1
1A、11B内の原料を流量調整ゲート12A、12B
を介して排出した後、旋回分配シュート13によって高
炉1内に分配して装入するものである。
【0015】尚、旋回分配シュート13は鉛直線に対し
て所定の傾動角θを確保しながら所定の旋回速度Vで旋
回する。このシュート13の傾動角θはシュート13の
旋回に伴って段階的に小さくなり、原料の炉内への均一
分配を図る。
【0016】然るに、装入物分配装置10にあっては、
旋回位置検出器21と、装入速度検出器22と、制御装
置23とを有している。
【0017】旋回位置検出器21は、シュート旋回駆動
装置15に接続されたエンコーダ等により構成され、旋
回分配シュート13の旋回位置を検出する。
【0018】装入速度検出器22は、各バンカ11A、
11Bに設けられたロードセル等から構成され、各バン
カ11A、11B内の原料重量の変化から、分配シュー
ト13から炉内への原料装入速度を検出する。
【0019】制御装置23は、旋回位置検出器21の出
力と装入速度検出器22の出力に基づき、原料排出中の
各バンカ11A、11Bの設置位置と分配シュート13
の旋回位置とに基づく原料装入速度の周期的な変動を補
償するように、分配シュート13の検出旋回位置に応じ
て各流量調整ゲート12A、12Bの開度を順次制御す
る。
【0020】制御装置23による制御手順は、具体的に
は以下の如くである。 (1) 1旋回時の実績原料装入速度を検出する。
【0021】(2) 上記(1) の実績原料装入速度を、1旋
回中に装入すべき量から求めた平均原料装入速度に対し
て比較し、その比較結果を分配シュート13の旋回位置
(基準位置からの旋回角度)の関数として記憶する。
【0022】(3) 次の旋回時に、上記(2) の分配シュー
ト13の旋回位置に対する原料装入速度の実績関数に対
応して、対応する流量調整ゲート12A、12Bの開度
の補正制御を行ない、一定した原料装入速度を得るため
のフィードバック制御を行なう。
【0023】制御装置23は、上記(1) の実績原料装入
速度の検出を経時的に行ない、上記(1) 〜(3) の制御を
繰り返すのである。
【0024】図2は制御装置23による原料装入速度の
一定制御状態を示す模式図である。即ち、図2(A)は
本発明方法を実施する前の原料装入速度の推移であり、
分配シュート13の旋回位置 0°、360 °、720 °では
炉頂バンカ位置と分配シュート位置が炉中心に対する反
対側にあるため、原料装入速度が大きい。また、分配シ
ュート13の旋回位置角度 180°、 560°では、分配シ
ュート位置と炉頂バンカ位置が炉中心に対する同一側に
あるため、原料装入速度が小さくなっている。そこで、
原料排出中の炉頂バンカ11A(または11B)に対応
する流量調整ゲート12A(または12B)の開度を図
2(B)に示すように、全開旋回時の原料装入速度の平
均装入速度に対する偏差を解消するように開閉すること
により、図2(C)に示すようなほぼ安定した原料装入
速度を得ることができる。この操作を繰り返すことによ
り、更に安定な原料装入速度を得ることができる。
【0025】以下、本実施例の作用効果について説明す
る。原料排出中の炉頂バンカ11A(または11B)の
設置位置に対する分配シュート13の旋回位置に応じ
て、流量調整ゲート12A(または12B)の開度を制
御することにより、原料排出中の炉頂バンカ11A(ま
たは11B)の設置位置と分配シュート13の旋回位置
とに基づく原料装入速度の周期的な変動を補償して、分
配シュート13の1旋回内での原料装入速度を一定化で
きる。これにより、高炉1の炉内円周方向における原料
装入分布を均一化でき、高炉炉況不調(高炉1内の原料
荷下がり不順、出銑口間の偏差等)を解消できる。
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、原料排出
中の炉頂バンカの設置位置と分配シュートの旋回位置と
に基づく原料装入速度の周期的な変動を補償し、炉内円
周方向における原料装入分布を均一化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示す模式図である。
【図2】図2は本発明による原料装入速度の一定制御状
態を示す模式図である。
【図3】図3は炉頂バンカの設置位置と分配シュートの
旋回位置とに基づく原料装入速度の周期的変動状態を示
す模式図である。
【符号の説明】
1 高炉 10 装入物分配装置 11A、11B 炉頂バンカ 12A、12B 流量調整ゲート 13 分配シュート 21 旋回位置検出器 22 装入速度検出器 23 制御装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の炉頂バンカのそれぞれに原料を収
    容し、各炉頂バンカ内の原料を流量調整ゲートを介して
    排出した後、旋回分配シュートによって高炉内に分配し
    て装入する高炉への装入物分配方法において、分配シュ
    ートの旋回位置を検出し、原料排出中の炉頂バンカの設
    置位置と分配シュートの旋回位置とに基づく原料装入速
    度の周期的な変動を補償するように、分配シュートの検
    出旋回位置に応じて流量調整ゲート開度を順次制御する
    ことを特徴とする高炉への装入物分配方法。
  2. 【請求項2】 原料を収容する複数の炉頂バンカと、各
    炉頂バンカの出側に設けられて原料の排出流量を調整す
    る流量調整ゲートと、流量調整ゲートの出側に設けられ
    て原料を高炉内に分配して装入する旋回分配シュートと
    を有してなる高炉への装入物分配装置において、 分配シュートの旋回位置を検出する旋回位置検出部と、 分配シュートからの原料装入速度を検出する装入速度検
    出部と、 旋回位置検出部の出力と装入速度検出部の出力に基づ
    き、原料排出中の炉頂バンカの設置位置と分配シュート
    の旋回位置とに基づく原料装入速度の周期的な変動を補
    償するように、分配シュートの検出旋回位置に応じて流
    量調整ゲート開度を順次制御する制御部とを有してなる
    ことを特徴とする高炉へ装入物分配装置。
JP19017792A 1992-06-25 1992-06-25 高炉への装入物分配方法及び装置 Withdrawn JPH0610018A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100775224B1 (ko) * 2001-07-19 2007-11-12 주식회사 포스코 고로 풍량변화에 따른 광량조절변 제어방법
KR100916115B1 (ko) * 2002-12-23 2009-09-08 주식회사 포스코 마이크로 펄스를 이용한 고로의 광량조절변 제어방법
JP2017020077A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 新日鐵住金株式会社 高炉の原料装入方法

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KR100775224B1 (ko) * 2001-07-19 2007-11-12 주식회사 포스코 고로 풍량변화에 따른 광량조절변 제어방법
KR100916115B1 (ko) * 2002-12-23 2009-09-08 주식회사 포스코 마이크로 펄스를 이용한 고로의 광량조절변 제어방법
JP2017020077A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 新日鐵住金株式会社 高炉の原料装入方法

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Effective date: 19990831