JPH06100054A - 粘性液剤押し出し機 - Google Patents
粘性液剤押し出し機Info
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- JPH06100054A JPH06100054A JP4255215A JP25521592A JPH06100054A JP H06100054 A JPH06100054 A JP H06100054A JP 4255215 A JP4255215 A JP 4255215A JP 25521592 A JP25521592 A JP 25521592A JP H06100054 A JPH06100054 A JP H06100054A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rods
- extruding
- viscous liquid
- pinion
- push
- Prior art date
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- Withdrawn
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05C—APPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05C17/00—Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces
- B05C17/005—Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces for discharging material from a reservoir or container located in or on the hand tool through an outlet orifice by pressure without using surface contacting members like pads or brushes
- B05C17/01—Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces for discharging material from a reservoir or container located in or on the hand tool through an outlet orifice by pressure without using surface contacting members like pads or brushes with manually mechanically or electrically actuated piston or the like
- B05C17/0103—Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces for discharging material from a reservoir or container located in or on the hand tool through an outlet orifice by pressure without using surface contacting members like pads or brushes with manually mechanically or electrically actuated piston or the like with electrically actuated piston or the like
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05C—APPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05C17/00—Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces
- B05C17/005—Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces for discharging material from a reservoir or container located in or on the hand tool through an outlet orifice by pressure without using surface contacting members like pads or brushes
- B05C17/00553—Hand tools or apparatus using hand held tools, for applying liquids or other fluent materials to, for spreading applied liquids or other fluent materials on, or for partially removing applied liquids or other fluent materials from, surfaces for discharging material from a reservoir or container located in or on the hand tool through an outlet orifice by pressure without using surface contacting members like pads or brushes with means allowing the stock of material to consist of at least two different components
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数の各押し出しロッドに加わる負荷に多少
の変動が一時的に発生し、一方の押し出しロッドのみを
駆動しようとしても『こじれ』を発生しない。 【構成】 粘性液剤押し出し機において、複数の押し出
しロッド６のラック９に夫々別々のピニオンを歯合させ
る。回転駆動される共通の回転軸を複数のピニオンに挿
通して回転軸と各ピニオンを凹凸係合させると共に回転
軸と各ピニオンとの間に回転方向に所定の範囲の遊びを
持たせる隙間を設ける。この隙間に弾性体を介装する。
各押し出しロッド６を連結する連結具２９と各押し出し
ロッド６との結合部に各押し出しロッド６が押し出しロ
ッド６の長手方向に所定範囲自在に動き得るように遊び
を持たせる。
の変動が一時的に発生し、一方の押し出しロッドのみを
駆動しようとしても『こじれ』を発生しない。 【構成】 粘性液剤押し出し機において、複数の押し出
しロッド６のラック９に夫々別々のピニオンを歯合させ
る。回転駆動される共通の回転軸を複数のピニオンに挿
通して回転軸と各ピニオンを凹凸係合させると共に回転
軸と各ピニオンとの間に回転方向に所定の範囲の遊びを
持たせる隙間を設ける。この隙間に弾性体を介装する。
各押し出しロッド６を連結する連結具２９と各押し出し
ロッド６との結合部に各押し出しロッド６が押し出しロ
ッド６の長手方向に所定範囲自在に動き得るように遊び
を持たせる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、粘性液剤をカートリッ
ジから押し出すのに用いる粘性液剤押し出し機に関する
ものである。
ジから押し出すのに用いる粘性液剤押し出し機に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の粘性液剤押し出し機としては本
出願人が先に出願した実願平４−２４９１号に開示され
るものがある。これは、２個の液室を有する粘性液剤カ
ートリッジを装置本体に着脱自在に取り付け、粘性液剤
カートリッジの各液室の液剤を押し出す２個の押し出し
ロッドを装置本体に設け、減速回転駆動されるピニオン
と各押し出しロッドに形成したラックとを歯合させて押
し出しロッドを押し出し駆動するようになっている。こ
の押し出しロッド６を駆動する構造は図６に示すように
なっている。１６は遊星歯車減速装置であって、インタ
ーナルギヤ１７、複数の遊星歯車１８、太陽歯車１９で
形成されている。この遊星歯車減速装置１６は通常イン
ターナルギヤ１７がロックされており、太陽歯車１９に
モータの出力軸を連動させてあり、複数の遊星歯車１８
とピニオン２０とを腕車２１ａ及び回転軸２１を介して
連結してある。これによりモータの出力を減速してピニ
オン２０を駆動できるようになっている。１対の押し出
しロッド６には長手方向にラック９を設けてあり、１つ
のピニオン２０を夫々１対の押し出しロッド６のラック
９に歯合させてある。回転軸２１はピニオン２０の軸孔
に挿通してあり、回転軸２１の平面状の係合部２２ａと
軸孔の平面状の係合部２２ｂとの凹凸係合にて一体に回
転するようになっている。回転軸２１とピニオン２０と
はキーによって凹凸係合させて一体に回転するようにす
る場合もある。また２本の押し出しロッド６の一端は連
結部２９′で一体に結合してあり、この連結部２９′に
つまみ２６を設けてある。このつまみ２６は、遊星歯車
減速装置１６からの動力の伝達を遮断した後に、手で持
って引くことにより押し出しロッド６を初期位置まで戻
すことができるようになっている。
出願人が先に出願した実願平４−２４９１号に開示され
るものがある。これは、２個の液室を有する粘性液剤カ
ートリッジを装置本体に着脱自在に取り付け、粘性液剤
カートリッジの各液室の液剤を押し出す２個の押し出し
ロッドを装置本体に設け、減速回転駆動されるピニオン
と各押し出しロッドに形成したラックとを歯合させて押
し出しロッドを押し出し駆動するようになっている。こ
の押し出しロッド６を駆動する構造は図６に示すように
なっている。１６は遊星歯車減速装置であって、インタ
ーナルギヤ１７、複数の遊星歯車１８、太陽歯車１９で
形成されている。この遊星歯車減速装置１６は通常イン
ターナルギヤ１７がロックされており、太陽歯車１９に
モータの出力軸を連動させてあり、複数の遊星歯車１８
とピニオン２０とを腕車２１ａ及び回転軸２１を介して
連結してある。これによりモータの出力を減速してピニ
オン２０を駆動できるようになっている。１対の押し出
しロッド６には長手方向にラック９を設けてあり、１つ
のピニオン２０を夫々１対の押し出しロッド６のラック
９に歯合させてある。回転軸２１はピニオン２０の軸孔
に挿通してあり、回転軸２１の平面状の係合部２２ａと
軸孔の平面状の係合部２２ｂとの凹凸係合にて一体に回
転するようになっている。回転軸２１とピニオン２０と
はキーによって凹凸係合させて一体に回転するようにす
る場合もある。また２本の押し出しロッド６の一端は連
結部２９′で一体に結合してあり、この連結部２９′に
つまみ２６を設けてある。このつまみ２６は、遊星歯車
減速装置１６からの動力の伝達を遮断した後に、手で持
って引くことにより押し出しロッド６を初期位置まで戻
すことができるようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記例の場
合、各押し出しロッド６に加わる負荷Ｆ1 ，Ｆ2 が押し
出しロッド６と同軸上にある場合は問題がないが，負荷
Ｆ1 ，Ｆ2 のバランスがカートリッジ内のピストンの引
っ掛かり等の原因で一時的に崩れ、しかも一方の負荷の
加わる方向が押し出しロッド６の進行方向と同軸上にな
らなくなった場合、一方の押し出しロッド６はピニオン
２０とのかみ合い点を中心にモーメントＭを受ける。一
方各押し出しロッド６は完全に連結部２９′で連結され
ているため、２本の押し出しロッド６が傾こうとし、押
し出しロッド６とピニオン２０のかみ合いがうまくゆか
なくなる『こじれ』現象が発生するという問題がある。
合、各押し出しロッド６に加わる負荷Ｆ1 ，Ｆ2 が押し
出しロッド６と同軸上にある場合は問題がないが，負荷
Ｆ1 ，Ｆ2 のバランスがカートリッジ内のピストンの引
っ掛かり等の原因で一時的に崩れ、しかも一方の負荷の
加わる方向が押し出しロッド６の進行方向と同軸上にな
らなくなった場合、一方の押し出しロッド６はピニオン
２０とのかみ合い点を中心にモーメントＭを受ける。一
方各押し出しロッド６は完全に連結部２９′で連結され
ているため、２本の押し出しロッド６が傾こうとし、押
し出しロッド６とピニオン２０のかみ合いがうまくゆか
なくなる『こじれ』現象が発生するという問題がある。
【０００４】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であって、本発明の目的とするところは複数の各押し出
しロッドに加わる負荷に多少の変動が一時的に発生し、
一方の押し出しロッドのみを駆動しようとしても『こじ
れ』を発生しない粘性液剤押し出し機を提供するにあ
る。
であって、本発明の目的とするところは複数の各押し出
しロッドに加わる負荷に多少の変動が一時的に発生し、
一方の押し出しロッドのみを駆動しようとしても『こじ
れ』を発生しない粘性液剤押し出し機を提供するにあ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明粘性液剤押し出し機は、複数の液室２ａ，２ｂを
有する粘性液剤カートリッジ２を装置本体５に着脱自在
に取り付け、粘性液剤カートリッジ２の各液室２ａ，２
ｂの液剤を押し出す複数の押し出しロッド６を装置本体
５に備え、減速回転駆動されるピニオン２０と各押し出
しロッド６に形成したラック９とを歯合させて押し出し
ロッド６を押し出し駆動するようにした粘性液剤押し出
し機において、複数の押し出しロッド６のラック９に夫
々別々のピニオン２０を歯合させ、回転駆動される共通
の回転軸２１を複数のピニオン２０に挿通して回転軸２
１と各ピニオン２０を凹凸係合させると共に回転軸２１
と各ピニオン２０との間に回転方向に所定の範囲の遊び
を持たせる隙間Ｓを設け、この隙間Ｓに弾性体２４を介
装し、各押し出しロッド６を連結する連結具２９と各押
し出しロッド６との結合部に各押し出しロッド６が押し
出しロッド６の長手方向に所定範囲自在に動き得るよう
に遊びを持たせたことを特徴とする。
本発明粘性液剤押し出し機は、複数の液室２ａ，２ｂを
有する粘性液剤カートリッジ２を装置本体５に着脱自在
に取り付け、粘性液剤カートリッジ２の各液室２ａ，２
ｂの液剤を押し出す複数の押し出しロッド６を装置本体
５に備え、減速回転駆動されるピニオン２０と各押し出
しロッド６に形成したラック９とを歯合させて押し出し
ロッド６を押し出し駆動するようにした粘性液剤押し出
し機において、複数の押し出しロッド６のラック９に夫
々別々のピニオン２０を歯合させ、回転駆動される共通
の回転軸２１を複数のピニオン２０に挿通して回転軸２
１と各ピニオン２０を凹凸係合させると共に回転軸２１
と各ピニオン２０との間に回転方向に所定の範囲の遊び
を持たせる隙間Ｓを設け、この隙間Ｓに弾性体２４を介
装し、各押し出しロッド６を連結する連結具２９と各押
し出しロッド６との結合部に各押し出しロッド６が押し
出しロッド６の長手方向に所定範囲自在に動き得るよう
に遊びを持たせたことを特徴とする。
【０００６】
【作用】複数の押し出しロッド６に加わる負荷Ｆ1 ，Ｆ
2 の釣り合いが崩れ、ある押し出しロッド６の動きが他
方の押し出しロッド６の動きに比べて遅くなった場合、
この負荷によりピニオン２０は回転軸２１からの駆動力
Ｔ1 に逆らって相対的に逆転を始める。このためピニオ
ン２０と回転軸２１との間に設けられた弾性体２４が撓
み、弾性力Ｆ3 が発生する。この弾性力により押し出し
の負荷の釣り合いの崩れが吸収される。またこのとき、
複数の押し出しロッド６の位置にずれが生じるが、連結
具２９の結合部の遊びにて押し出しロッド６に傾きが発
生しないため『こじれ』が発生しない。
2 の釣り合いが崩れ、ある押し出しロッド６の動きが他
方の押し出しロッド６の動きに比べて遅くなった場合、
この負荷によりピニオン２０は回転軸２１からの駆動力
Ｔ1 に逆らって相対的に逆転を始める。このためピニオ
ン２０と回転軸２１との間に設けられた弾性体２４が撓
み、弾性力Ｆ3 が発生する。この弾性力により押し出し
の負荷の釣り合いの崩れが吸収される。またこのとき、
複数の押し出しロッド６の位置にずれが生じるが、連結
具２９の結合部の遊びにて押し出しロッド６に傾きが発
生しないため『こじれ』が発生しない。
【０００７】
【実施例】図１は粘性液剤押し出し機の全体を示す斜視
図である。装置本体５の内部には後述する駆動部を内装
してある。この装置本体５には１対の押し出しロッド６
を平行に貫通するように装着してあり、１対の押し出し
ロッド６には長手方向に亘ってラック９を設けてあり、
駆動部にて一対の押し出しロッド６を前後に駆動できる
ようになっていている。装置本体５から下方にグリップ
１０を連出してあり、グリップ１０にはグリップ１０を
手で握ったとき人指し指で操作できる位置に位置するよ
うにスイッチハンドル１１を設けてあり、スイッチハン
ドル１１を操作することにより駆動部を動作させること
ができるようになっている。グリップ１０の上部にはグ
リップ１０を手で握ったとき親指で操作できる位置に位
置するように揺動レバー１２を設けてあり、押し出し動
作を停止したのちに、この揺動レバー１２を操作するこ
とにより「後垂れ」を解除するようになっている。２つ
の液室２ａ，２ｂを有する粘性液剤カートリッジ２の前
端には２液を混合して吐出するためのノズル１４を設け
てあり、粘性液剤カートリッジ２の後端には係合部３ｂ
を設けてある。この粘性液剤カートリッジ２の各液室２
ａ，２ｂには夫々主剤と硬化剤のよりなる２液性接着剤
のような２液性の粘性液体を装填してある。装置本体５
の前面には被係合部４を設けてあり、この被係合部４に
係合部３ｂを着脱自在に係合することにより粘性液剤カ
ートリッジ２を取り付けることができるようになってい
る。装置本体５の１対の押し出しロッド６の先端に押し
板７ｂを取着してあり、粘性液剤カートリッジ２の係合
部３ｂを装置本体５の被係合部４に係合して粘性液剤カ
ートリッジ２を装着してあり、押し出しロッド６を駆動
して押し板７ｂで液室２ａ，２ｂ内のピストン８を移動
させて粘性液剤を押し出すようになっている。装置本体
５の前部にはホルダー１５を上下に起倒自在に装着して
あり、粘性液剤カートリッジ２を取り付けた状態でホル
ダー１５を水平に倒すことにより粘性液剤カートリッジ
２を保持できるようになっている。３１はグリップ１０
に着脱自在に取り付けられる充電式乾電池である。
図である。装置本体５の内部には後述する駆動部を内装
してある。この装置本体５には１対の押し出しロッド６
を平行に貫通するように装着してあり、１対の押し出し
ロッド６には長手方向に亘ってラック９を設けてあり、
駆動部にて一対の押し出しロッド６を前後に駆動できる
ようになっていている。装置本体５から下方にグリップ
１０を連出してあり、グリップ１０にはグリップ１０を
手で握ったとき人指し指で操作できる位置に位置するよ
うにスイッチハンドル１１を設けてあり、スイッチハン
ドル１１を操作することにより駆動部を動作させること
ができるようになっている。グリップ１０の上部にはグ
リップ１０を手で握ったとき親指で操作できる位置に位
置するように揺動レバー１２を設けてあり、押し出し動
作を停止したのちに、この揺動レバー１２を操作するこ
とにより「後垂れ」を解除するようになっている。２つ
の液室２ａ，２ｂを有する粘性液剤カートリッジ２の前
端には２液を混合して吐出するためのノズル１４を設け
てあり、粘性液剤カートリッジ２の後端には係合部３ｂ
を設けてある。この粘性液剤カートリッジ２の各液室２
ａ，２ｂには夫々主剤と硬化剤のよりなる２液性接着剤
のような２液性の粘性液体を装填してある。装置本体５
の前面には被係合部４を設けてあり、この被係合部４に
係合部３ｂを着脱自在に係合することにより粘性液剤カ
ートリッジ２を取り付けることができるようになってい
る。装置本体５の１対の押し出しロッド６の先端に押し
板７ｂを取着してあり、粘性液剤カートリッジ２の係合
部３ｂを装置本体５の被係合部４に係合して粘性液剤カ
ートリッジ２を装着してあり、押し出しロッド６を駆動
して押し板７ｂで液室２ａ，２ｂ内のピストン８を移動
させて粘性液剤を押し出すようになっている。装置本体
５の前部にはホルダー１５を上下に起倒自在に装着して
あり、粘性液剤カートリッジ２を取り付けた状態でホル
ダー１５を水平に倒すことにより粘性液剤カートリッジ
２を保持できるようになっている。３１はグリップ１０
に着脱自在に取り付けられる充電式乾電池である。
【０００８】装置本体５内の駆動部の要部は図３、図４
に示すようになっている。図３で１６は遊星歯車減速装
置であって、インターナルギヤ１７、複数個の遊星歯車
１８、太陽歯車１９で形成されており、駆動部ホルダー
２６内に内装されている。この遊星歯車減速装置１６の
構造は図６に示すものと同じ構造である。遊星歯車減速
装置１６は通常インターナルギヤ１７がロックされてお
り、太陽歯車１９にモータの出力軸が連動させてあり、
複数個の遊星歯車１８とピニオン２０とを腕車２１ａ及
び回転軸２１を介して連結してある。これによりモータ
の出力を減速してピニオン２０を駆動できるようになっ
ている。腕車２１ａと回転軸２１とは一体に設けられて
おり、遊星歯車１８の回動で回転軸２１が回転するよう
になっている。２個の押し出しロッド６には夫々ラック
９を長手方向に設けてあり、各押し出しロッド６に夫々
対応するように別々のピニオン２０を配置してあり、各
ピニオン２０を夫々各押し出しロッド６のラック９に歯
合させてある。ピニオン２０にて押し出しロッド６を前
後に駆動できるようになっている。回転軸２１はピニオ
ン２０の軸孔に挿通してあり、軸孔の平面状の係合部２
２ａと回転軸２１の平面状の係合部２２ｂとが係合する
ようになっている。この係合部２２ａと係合部２２ｂと
の間には回転方向に所定の範囲の遊びを持たせるための
隙間Ｓを設けてある。つまり、回転軸２１の係合部２２
ａまでの距離Ａ1 と軸孔の係合部２２ｂまでの距離Ａ2
とがＡ1 ＜Ａ2 となるようにしてあり、Ａ2 −Ａ1 の隙
間Ｓを設けてある。弾性体２４は例えばねじりばねにて
形成され、この弾性体２４を係合部２２ａと係合部２２
ｂとの間の隙間Ｓに収納してある。係合部２２ａ，２２
ｂには夫々凹部２３ａ，２３ｂを設けてあり、弾性体２
４の端部を凹部２３ａ，２３ｂに嵌合してある。１対の
押し出しロッド６の一端同士は図５に示すように連結具
２９にて連結されるようになっている。連結具２９には
一対の嵌合孔３０を設けてあり、各押し出しロッド６の
一端を嵌合孔３０に嵌合してある。押し出しロッド６の
端部には取り付け孔２７を穿孔してあり、連結具２９に
は嵌合孔３０と直交するように取り付け孔２７′を設け
てあり、取り付け孔２７と取り付け孔２７′を合致させ
た状態で取り付け孔２７，２７′にピン２８を挿通して
ある。このとき押し出しロッド６の取り付け孔２７の径
がＤであり、連結具２９の取り付け孔２７′の径やピン
２８の径がｄであり、Ｄ＞ｄの関係にしてあり、この径
の差で連結具２９に対して押し出しロッド６が押し出し
ロッド６の長手方向に所定範囲動き得るように遊びを持
たせてある。
に示すようになっている。図３で１６は遊星歯車減速装
置であって、インターナルギヤ１７、複数個の遊星歯車
１８、太陽歯車１９で形成されており、駆動部ホルダー
２６内に内装されている。この遊星歯車減速装置１６の
構造は図６に示すものと同じ構造である。遊星歯車減速
装置１６は通常インターナルギヤ１７がロックされてお
り、太陽歯車１９にモータの出力軸が連動させてあり、
複数個の遊星歯車１８とピニオン２０とを腕車２１ａ及
び回転軸２１を介して連結してある。これによりモータ
の出力を減速してピニオン２０を駆動できるようになっ
ている。腕車２１ａと回転軸２１とは一体に設けられて
おり、遊星歯車１８の回動で回転軸２１が回転するよう
になっている。２個の押し出しロッド６には夫々ラック
９を長手方向に設けてあり、各押し出しロッド６に夫々
対応するように別々のピニオン２０を配置してあり、各
ピニオン２０を夫々各押し出しロッド６のラック９に歯
合させてある。ピニオン２０にて押し出しロッド６を前
後に駆動できるようになっている。回転軸２１はピニオ
ン２０の軸孔に挿通してあり、軸孔の平面状の係合部２
２ａと回転軸２１の平面状の係合部２２ｂとが係合する
ようになっている。この係合部２２ａと係合部２２ｂと
の間には回転方向に所定の範囲の遊びを持たせるための
隙間Ｓを設けてある。つまり、回転軸２１の係合部２２
ａまでの距離Ａ1 と軸孔の係合部２２ｂまでの距離Ａ2
とがＡ1 ＜Ａ2 となるようにしてあり、Ａ2 −Ａ1 の隙
間Ｓを設けてある。弾性体２４は例えばねじりばねにて
形成され、この弾性体２４を係合部２２ａと係合部２２
ｂとの間の隙間Ｓに収納してある。係合部２２ａ，２２
ｂには夫々凹部２３ａ，２３ｂを設けてあり、弾性体２
４の端部を凹部２３ａ，２３ｂに嵌合してある。１対の
押し出しロッド６の一端同士は図５に示すように連結具
２９にて連結されるようになっている。連結具２９には
一対の嵌合孔３０を設けてあり、各押し出しロッド６の
一端を嵌合孔３０に嵌合してある。押し出しロッド６の
端部には取り付け孔２７を穿孔してあり、連結具２９に
は嵌合孔３０と直交するように取り付け孔２７′を設け
てあり、取り付け孔２７と取り付け孔２７′を合致させ
た状態で取り付け孔２７，２７′にピン２８を挿通して
ある。このとき押し出しロッド６の取り付け孔２７の径
がＤであり、連結具２９の取り付け孔２７′の径やピン
２８の径がｄであり、Ｄ＞ｄの関係にしてあり、この径
の差で連結具２９に対して押し出しロッド６が押し出し
ロッド６の長手方向に所定範囲動き得るように遊びを持
たせてある。
【０００９】２本の押し出しロッド６を駆動することに
より、ピストン８を押して粘性液剤を押し出すことがで
きるが、２本の押し出しロッド６に加わる負荷Ｆ1 ，Ｆ
2 の釣り合いが崩れ、一方の押し出しロッド６の動きが
他方に比べ遅くなった場合、この負荷によりピストン２
０は回転軸２１からの駆動力Ｔ1 に逆らって相対的に逆
転し始める。このためピニオン２０と回転軸２１との間
に配置された弾性体２４が撓み、弾性力Ｆ3 が発生す
る。この弾性力により押し出しの負荷の釣り合いの崩れ
が吸収される。またこのとき、２本の押し出しロッド６
の位置にずれが生じるが、連結具２９で連結する部分で
取り付け孔２７とピン２８に遊びを設けているため押し
出しロッド６に傾きを発生しなく、『こじれ』が生じな
い。また連結具２９を設けているため、動力の伝達の遮
断後、押し出しロッド６を初期位置まで戻すとき均等な
力を押し出しロッド６に加えることができ、このときに
も『こじれ』が生じない。
より、ピストン８を押して粘性液剤を押し出すことがで
きるが、２本の押し出しロッド６に加わる負荷Ｆ1 ，Ｆ
2 の釣り合いが崩れ、一方の押し出しロッド６の動きが
他方に比べ遅くなった場合、この負荷によりピストン２
０は回転軸２１からの駆動力Ｔ1 に逆らって相対的に逆
転し始める。このためピニオン２０と回転軸２１との間
に配置された弾性体２４が撓み、弾性力Ｆ3 が発生す
る。この弾性力により押し出しの負荷の釣り合いの崩れ
が吸収される。またこのとき、２本の押し出しロッド６
の位置にずれが生じるが、連結具２９で連結する部分で
取り付け孔２７とピン２８に遊びを設けているため押し
出しロッド６に傾きを発生しなく、『こじれ』が生じな
い。また連結具２９を設けているため、動力の伝達の遮
断後、押し出しロッド６を初期位置まで戻すとき均等な
力を押し出しロッド６に加えることができ、このときに
も『こじれ』が生じない。
【００１０】
【発明の効果】本発明は上述のように複数の押し出しロ
ッドのラックに夫々別々のピニオンを歯合させ、回転駆
動される共通の回転軸を複数のピニオンに挿通して回転
軸と各ピニオンを凹凸係合させると共に回転軸と各ピニ
オンとの間に回転方向に所定の範囲の遊びを持たせる隙
間を設け、この隙間に弾性体を介装しているので、粘性
液剤カートリッジ内のピストンの引っ掛かり等により各
押し出しロッドに加わる負荷が一時的に変動してもその
変動を吸収できるものであり、また各押し出しロッドを
連結する連結具と各押し出しロッドとの結合部に各押し
出しロッドが押し出しロッドの長手方向に所定範囲自在
に動き得るように遊びを持たせたので、負荷変動吸収時
の押し出しロッドの位置ずれによる押し出しロッドの傾
きを防止できると共に押し出しロッドの引き戻しを均等
な力で行えるものであり、これらの効果により一時的な
押し出し負荷変動による押し出しロッドのこじれを防止
することができるものである。
ッドのラックに夫々別々のピニオンを歯合させ、回転駆
動される共通の回転軸を複数のピニオンに挿通して回転
軸と各ピニオンを凹凸係合させると共に回転軸と各ピニ
オンとの間に回転方向に所定の範囲の遊びを持たせる隙
間を設け、この隙間に弾性体を介装しているので、粘性
液剤カートリッジ内のピストンの引っ掛かり等により各
押し出しロッドに加わる負荷が一時的に変動してもその
変動を吸収できるものであり、また各押し出しロッドを
連結する連結具と各押し出しロッドとの結合部に各押し
出しロッドが押し出しロッドの長手方向に所定範囲自在
に動き得るように遊びを持たせたので、負荷変動吸収時
の押し出しロッドの位置ずれによる押し出しロッドの傾
きを防止できると共に押し出しロッドの引き戻しを均等
な力で行えるものであり、これらの効果により一時的な
押し出し負荷変動による押し出しロッドのこじれを防止
することができるものである。
【図１】本発明の一実施例の全体を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図２】同上の粘性液剤カートリッジの内部の構造を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図３】同上の駆動部を示す断面図である。
【図４】（ａ）（ｂ）は同上の動作を説明する説明図で
ある。
ある。
【図５】同上の押し出しロッドと連結具で連結する部分
を示す分解斜視図である。
を示す分解斜視図である。
【図６】先願のものの要部示す分解斜視図である。
２ 粘性液剤カートリッジ ２ａ 液室 ２ｂ 液室 ５ 装置本体 ６ 押し出しロッド ９ ラック ２０ ピニオン ２１ 回転軸 ２４ 弾性体 ２９ 連結具
Claims (1)
- 【請求項１】 複数の液室を有する粘性液剤カートリッ
ジを装置本体に着脱自在に取り付け、粘性液剤カートリ
ッジの各液室の液剤を押し出す複数の押し出しロッドを
装置本体に備え、減速回転駆動されるピニオンと各押し
出しロッドに形成したラックとを歯合させて押し出しロ
ッドを押し出し駆動するようにした粘性液剤押し出し機
において、複数の押し出しロッドのラックに夫々別々の
ピニオンを歯合させ、回転駆動される共通の回転軸を複
数のピニオンに挿通して回転軸と各ピニオンを凹凸係合
させると共に回転軸と各ピニオンとの間に回転方向に所
定の範囲の遊びを持たせる隙間を設け、この隙間に弾性
体を介装し、各押し出しロッドを連結する連結具と各押
し出しロッドとの結合部に各押し出しロッドが押し出し
ロッドの長手方向に所定範囲自在に動き得るように遊び
を持たせたことを特徴とする粘性液剤押し出し機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4255215A JPH06100054A (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 粘性液剤押し出し機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4255215A JPH06100054A (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 粘性液剤押し出し機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06100054A true JPH06100054A (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=17275626
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4255215A Withdrawn JPH06100054A (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 粘性液剤押し出し機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06100054A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6089407A (en) * | 1998-12-31 | 2000-07-18 | Dispensing Technologies International Inc. | Electrically powered fluid-dispersing apparatus and a method particularly adapted for hand gun operation |
| US7178978B2 (en) | 2003-09-08 | 2007-02-20 | Boston Scientific Santa Rosa Corp., | Fluid mixing apparatus and method |
| US10159557B2 (en) | 2007-10-04 | 2018-12-25 | Trivascular, Inc. | Modular vascular graft for low profile percutaneous delivery |
-
1992
- 1992-09-25 JP JP4255215A patent/JPH06100054A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6089407A (en) * | 1998-12-31 | 2000-07-18 | Dispensing Technologies International Inc. | Electrically powered fluid-dispersing apparatus and a method particularly adapted for hand gun operation |
| US7178978B2 (en) | 2003-09-08 | 2007-02-20 | Boston Scientific Santa Rosa Corp., | Fluid mixing apparatus and method |
| US10159557B2 (en) | 2007-10-04 | 2018-12-25 | Trivascular, Inc. | Modular vascular graft for low profile percutaneous delivery |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991130 |