JPH06100036A - 流体用密封袋への流体充填装置 - Google Patents

流体用密封袋への流体充填装置

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JPH06100036A
JPH06100036A JP4275355A JP27535592A JPH06100036A JP H06100036 A JPH06100036 A JP H06100036A JP 4275355 A JP4275355 A JP 4275355A JP 27535592 A JP27535592 A JP 27535592A JP H06100036 A JPH06100036 A JP H06100036A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fluid
bag
introduction pipe
sealed bag
introducing pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP4275355A
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English (en)
Inventor
Keigo Funakoshi
啓吾 船越
Takehiko Arai
武彦 荒井
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡便かつ能率的に流体注入を行うことができ
る流体用密封袋への流体充填装置を得る。 【構成】 偏平長尺シート状の流体用密封袋素材Wを巻
回した素材ロール6を回転自在に軸支する素材支持部2
と、素材ロール6から導出した流体用密封袋素材Wの流
体導入管部分を遊転自在な一対のローラ9,10で挟持
する流体止め機構3とを装備し、前記流体導入管の開口
端部に挿入する先細り状のノズルから加圧流体を流体導
入管内に噴出供給するように構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、緩衝用包装材として使
用される連設した複数の流体用密封袋内へ、例えば空気
のような流体を注入する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の流体用密封袋を連設した緩衝用包
装材の一例を図6に示す。この緩衝用包装材は、重ね合
わせた2枚のプラスチックフィルムをヒートシールある
いは超音波融着等の手段によってシール線Sで密着シー
ルして、一側辺に沿う流体導入管Wcを形成するととも
に、この流体導入管Wcの側部に偏平な多数の流体用密
封袋Waを並列状に連続形成し、かつ、各流体用密封袋
Waを、それぞれに内装したプラスチックフィルム製の
逆止弁Wbを介して流体導入管Wcに連通させ、この流
体導入管Wcに供給した加圧流体(例えば、加圧空気)
を各流体用密封袋Wa群に注入封止して膨張させること
で、図6中のM部に示すような一連の中空マット状にし
て使用するように構成されている。
【0003】このような緩衝用包装材の流体用密封袋へ
流体を注入する手段として、従来ではピストル型のエア
ー注入ノズルを使って加圧空気を流体導入管に供給して
いた。この際、偏平長尺シート状の流体用密封袋素材を
必要な長さだけ、鋏などで切断し、流体導入管の一方の
開口部を手で押さえ込むか、あるいはヒートシール等の
接着手段により閉塞し、流体導入管の他方の開口部から
前記エアー注入ノズルを使って加圧空気を注入してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来手段によ
ると、予め所望の長さに流体用密封袋素材を切断し、か
つ、流体導入管の一方の開口部を事前に密封するための
手数を要し、作業性が低いものとなっていた。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、簡便かつ能率的に流体注入を行うこと
ができる流体用密封袋への流体充填装置を提供すること
を主たる目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、本第1発明は、偏平長尺シート状の流体用密封袋素
材を巻回した素材ロールを回転自在に軸支する素材支持
部と、素材ロールから導出した流体用密封袋素材の前記
流体導入管部分を遊転自在な一対のローラで挟持する流
体止め機構とを装備し、前記流体導入管の開口端部に挿
入する先細り状のノズルから加圧流体を流体導入管内に
噴出供給するように構成してあるものである。
【0007】また、本第2発明は、上記第1発明の構成
において、前記ノズルの基端側には、前記流体導入管の
内周長よりもやや大きい外周長の径大部を形成してある
ものである。
【0008】また、本第3発明は、上記第1発明の構成
に加えて、流体用密封袋をその長手方向に沿って切断す
る切断機構とを装備したものである。
【0009】また、本第4発明は、上記第1発明の構成
に加えて、流体用密封袋素材の導出長を検出して表示す
る検尺計を装備したものである。
【0010】
【作用】本発明の作用は次の通りである。本第1発明の
構成によると、素材支持部に軸支した素材ロールから繰
り出した偏平シート状の流体用密封袋素材の流体導入管
部分を流体止め機構をなす一対のローラ間に挿通挟持さ
せて、流体用密封袋素材をローラ間から所望の長さだけ
引出すことで、その所望の長さ部位において流体導入管
部分を挟持閉塞することができ、引出した流体用密封袋
素材の先端において流体導入管の開口端にノズルを差し
込んで加圧流体を流体導入管部分に噴出供給し、ローラ
で挟持された箇所より引出し側の各流体用密封袋に逆止
弁を介して注入することができる。注入が終わると、流
体注入がなされた最終の流体用密封袋の上手部位で流体
用密封袋素材をその幅方向(流体用密封袋の長手方向)
に切断して、所望の長さの緩衝用包装材を形成すること
ができ、その後、再び流体用密封袋素材を引出して上記
操作を繰り返すことで、所望の長さの緩衝用包装材を順
次得ることができる。
【0011】この際、前記ノズルの基端側に、前記流体
導入管の内周長よりもやや大きい外周長の径大部を形成
すると(第2発明)、流体導入管の開口端にノズルを差
し込むことによって流体導入管とノズル径大部が密着
し、ノズル差し込み部位からの流体の漏れ出しが阻止さ
れる。
【0012】また、本第3発明の構成によると、流体注
入処理の後、流体止め機構をなす一対のローラより素材
送り出し側箇所を、鋏などを用いることなく直線状に流
体用密封袋素材を切断し、直ちに所望の長さの緩衝用包
装材を得ることができる。
【0013】また、本第4発明の構成によると、流体用
密封袋素材の手動引出しに伴って、その導出長さが自動
的に表示され、導出長さを直ちに認識できる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は、実施例装置の側面図、また、図2はそ
の平面図である。この実施例装置は、図6に示した1連
形の流体用密封袋を処理の対象としている。この装置
は、左右一対のフレーム板1の間に素材支持部2と、流
体止め機構3と、切断機構4とを装備してなり、これに
後述する流体供給用のノズル5を組み合わせて使用する
ように構成されている。
【0015】前記素材支持部2は、偏平長尺シート状の
流体用密封袋素材Wを巻回した素材ロール6を、左右の
フレーム板1に備えたブラケット7に亘って回転自在に
水平軸支するように構成されており、導出した流体用密
封袋素材Wが左右のフレーム板1間に水平に架設したガ
イドローラ8で案内されて前記流体止め機構3に導かれ
るようになっている。
【0016】流体止め機構3は、一方のフレーム板1に
遊転自在に軸支した下部ローラ9と、その上部に接触す
るよう配備された上部ローラ10とからなる。上部ロー
ラ10は、前記ガイドローラ8の軸心Pを中心に上下揺
動可能に配備した揺動アーム11の遊端に遊転自在に軸
支されている。そして、前記揺動アーム11が下端をフ
レーム板1に張り調節可能に一端を連結したバネ12に
よって下方付勢されており、もって、下部ローラ9とこ
れに弾性圧接される上部ローラ10との間に、流体用密
封袋素材Wの流体導入管Wc部分が弾性的に挟持閉塞さ
れるようになっている。
【0017】なお、揺動アーム11の下方には、レバー
13によって回動操作される偏心カム14がフレーム板
1に軸支されていて、この偏心カム14を回動すること
で、揺動アーム11をバネ12に抗して上方揺動させて
ローラ間隔を開放することができるように構成されてお
り、最初に流体用密封袋素材Wをローラ間に挿通セット
する際に使用する。
【0018】前記切断機構4は、前記下部ローラ9と上
部ローラ10との挟持経路の延長面に位置して左右フレ
ーム板1間に水平に架設された切断テーブル15と、そ
の上方において、上下動および水平移動可能に配備され
た切断刃16とから構成されている。切断テーブル15
には、下降してきた切断刃16の挿通および水平動を許
すスリット17が切断刃16の移動方向に沿って形成さ
れている。
【0019】前記切断刃16は、スライドブラケット1
8にガイドロッド19を介して昇降可能に支持されたホ
ルダー20に、その刃先が下向きとなるように取り付け
られており、ガイドロッド19に装備したバネ21によ
ってホルダー20が後退上昇付勢されている。そして、
スライドブラケット18は、左右フレーム板1間に水平
に架設された一対のガイド軸22に沿って左右移動可能
に支持され、ホルダー20に立設したハンドル23を押
し下げるとともに、左右に移動操作することで、切断テ
ーブル15上に置かれた流体用密封袋素材Wをその横幅
方向(流体用密封袋長手方向)に切断できるように構成
されている。
【0020】また、図2に示すように、前記フレーム板
1の外面には、前記下部ローラ9の支軸9aの回転に基
づいて流体用密封袋素材Wの導出長さを機械的に検出し
てデジタル表示する検尺計24が設置されており、空気
注入を行い切断した後、リセットボタン24aを押して
次の定量引出しに備えることができるように構成されて
いる。
【0021】実施例に係る流体充填装置の本体構成は以
上のようであり、流体止め機構3をなす下部ローラ9と
上部ローラ10との間に挿通して所望長さ引出した後、
図4および図5に示すように、流体用密封袋素材Wの流
体導入管Wcの開口端に、先細り状に構成されたピスト
ル型のノズル5を挿入して、このノズル5から噴出した
加圧空気を各流体用密封袋Waに逆止弁Wbを介して注
入してゆく。
【0022】ここで用いられるノズル5は、図外のコン
プレッサー等の加圧空気源に配管接続されており、その
途中に設けた圧力調整弁25によって注入圧力を任意に
設定できるようになっている。また、このノズル5の基
端側には、流体導入管Wcの内周長よりもやや大きい外
周長の径大部5aを設けるとともに、径大部5aの外周
面にローレット加工を施して滑り止め面に形成してあ
り、この径大部5aを流体導入管Wcに圧入密着させる
ことでノズル挿入部位からの空気漏れ出しが阻止されて
いる。
【0023】なお、本発明は流体導入管Wcの両側に流
体用密封袋Wa群を並列形成した2連形の流体用密封袋
素材Wを対象に構成することもできる。また、前記切断
機構としては、円板刃を左右に走行させる形態のもの
や、熱線カッタを上下させる形態のもの、等を任意に設
定して使用できる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、流体止め機構で流体導入管を
挟持閉塞した状態を維持して素材ロールから所望量づつ
流体用密封袋素材を引出すことができるので、手で流体
導入管を押さえたり、ヒートシールして閉塞するような
手間なく直ちに流体導入管の開口端にノズルを挿入して
流体注入を行うことができ、流体充填作業を高能率で順
次行うことができるようになった。
【0025】また、流体用密封袋素材を流体止め機構の
ローラ間で挟持保持した安定した姿勢でノズル挿入およ
び流体供給を行うことができるので、所望長さの流体用
密封袋素材を切り取って処理を行う場合に比較して取扱
が容易で作業性を高めることができるものである。
【0026】また、請求項2に記載の発明によれば、流
体導入管の開口端にノズルを密着状態で挿入でき、ノズ
ル周囲の流体導入管部分を手で押さえるような手間なく
流体を漏れなく容易に供給でき、作業能率を高める上で
有効である。
【0027】また、請求項3に記載の発明によれば、流
体充填処理の後、直ちに流体用密封袋素材を切断して次
の処理に移ることができ、作業能率を一層効果的に高め
ることができる。
【0028】また、請求項4に記載の発明によれば、流
体用密封袋素材の引出し量を正しく把握できるので、メ
ージャーなどで逐一検尺する手間なく所望長さの流体用
密封袋を得ることが容易であり、同寸法の流体用密封袋
を多数得る場合などに特に有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る流体用密封袋への流体充填装置の
側面図である。
【図2】実施例装置の平面図である。
【図3】切断機構の正面図である。
【図4】流体充填状態の要部斜視図である。
【図5】流体充填状態の要部平面図である。
【図6】緩衝用包装材の一部を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 素材支持部 3 流体止め機構 4 切断機構 5 ノズル 5a 径大部 6 素材ロール 9 ローラ(下部) 10 ローラ(上部) 24 検尺計 W 流体用密封袋素材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体導入管の流体導入方向に沿った少な
    くとも一方側に、並列状態で一体的に連設され、それぞ
    れに内装された逆止弁を介してのみ前記流体導入管に連
    通している各流体用密封袋への流体充填装置であって、 偏平長尺シート状の流体用密封袋素材を巻回した素材ロ
    ールを回転自在に軸支する素材支持部と、素材ロールか
    ら導出した流体用密封袋素材の前記流体導入管部分を遊
    転自在な一対のローラで挟持する流体止め機構とを装備
    し、前記流体導入管の開口端部に挿入する先細り状のノ
    ズルから加圧流体を流体導入管内に噴出供給するように
    構成したことを特徴とする流体用密封袋への流体充填装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ノズルの基端側には、前記流体導入
    管の内周長よりもやや大きい外周長の径大部を形成して
    ある請求項1記載の流体用密封袋への流体充填装置。
  3. 【請求項3】 流体導入管の流体導入方向に沿った少な
    くとも一方側に、並列状態で一体的に連設され、それぞ
    れに内装された逆止弁を介してのみ前記流体導入管に連
    通している各流体用密封袋への流体充填装置であって、 偏平長尺シート状の流体用密封袋素材を巻回した素材ロ
    ールを回転自在に軸支する素材支持部と、素材ロールか
    ら導出した流体用密封袋素材の前記流体導入管部分を遊
    転自在な一対のローラで挟持する流体止め機構と、流体
    用密封袋をその長手方向に沿って切断する切断機構とを
    装備し、前記流体導入管の開口端部に挿入する先細り状
    のノズルから加圧流体を流体導入管内に噴出供給するよ
    うに構成したことを特徴とする流体用密封袋への流体充
    填装置。
  4. 【請求項4】 流体導入管の流体導入方向に沿った少な
    くとも一方側に、並列状態で一体的に連設され、それぞ
    れに内装された逆止弁を介してのみ前記流体導入管に連
    通している各流体用密封袋への流体充填装置であって、 偏平長尺シート状の流体用密封袋素材を巻回した素材ロ
    ールを回転自在に軸支する素材支持部と、素材ロールか
    ら導出した流体用密封袋素材の前記流体導入管部分を遊
    転自在な一対のローラで挟持する流体止め機構と、流体
    用密封袋素材の導出長を検出して表示する検尺計とを装
    備し、前記流体導入管の開口端部に挿入する先細り状の
    ノズルにから加圧流体を流体導入管内に噴出供給するよ
    うに構成したことを特徴とする流体用密封袋への流体充
    填装置。
JP4275355A 1992-09-17 1992-09-17 流体用密封袋への流体充填装置 Pending JPH06100036A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015180544A (ja) * 2009-04-06 2015-10-15 シールド・エアー・コーポレイション(ユーエス) 可膨張式構造物を膨張させ、密封する機械、および可膨張式構造物を膨張させる方法
KR20230067978A (ko) * 2021-11-10 2023-05-17 손명식 패키징 시스템

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