JP2855344B2 - 製袋充填包装装置 - Google Patents

製袋充填包装装置

Info

Publication number
JP2855344B2
JP2855344B2 JP1202240A JP20224089A JP2855344B2 JP 2855344 B2 JP2855344 B2 JP 2855344B2 JP 1202240 A JP1202240 A JP 1202240A JP 20224089 A JP20224089 A JP 20224089A JP 2855344 B2 JP2855344 B2 JP 2855344B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag
valve
web
filling
band
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1202240A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0369409A (ja
Inventor
清 世古
久国 下高
健嗣 大矢
継雄 兼岡
昌之 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujimori Kogyo Co Ltd
Subaru Corp
Original Assignee
Fujimori Kogyo Co Ltd
Fuji Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujimori Kogyo Co Ltd, Fuji Jukogyo KK filed Critical Fujimori Kogyo Co Ltd
Priority to JP1202240A priority Critical patent/JP2855344B2/ja
Publication of JPH0369409A publication Critical patent/JPH0369409A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2855344B2 publication Critical patent/JP2855344B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Containers And Plastic Fillers For Packaging (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、例えばコーヒ豆等の如く、保存中にガス
を発生する内容物を充填した包装体に、内部で発生した
ガスを外部に逃散させるガス抜き用弁を貼付ける装置を
備える製袋充填包装装置に関するものである。
従来技術 チョコレートやキャンディー等のいわゆる「ばら物」
や、その他粉状物等を筒状袋体に密封包装する装置とし
て、縦型製袋充填包装装置が知られている。この包装装
置は、製袋用円筒体に配設した製袋器(フォーマ)によ
り筒状に形成され、垂直下方に給送されるフィルム等の
包装資材を、その長手方向端縁部の重合面に縦シールを
施し、得られた筒状袋体中に前記円筒体を介して各種
「ばら物」や粉状物等を充填すると共に、前記筒状袋体
の被充填物を挟む前後に夫々横シール・切断を施すこと
により、縦ピロー包装体が連続的に製造される。
ここで、焙焼したコーヒー豆等の如く保存中に微量の
ガスを発生させる充填物を密封包装すると、コーヒー豆
から発生したガスにより包装体が膨張して破裂する問題
がある。そこで、包装体に孔や切り込みを形成し、この
孔の切り込みを形成した箇所にガス抜き用弁を貼付け、
包装体の内圧が高まった際にガスを外部に逃散させるこ
とが行なわれている。
前述したガス抜き用弁の貼付装置としては、予め一端
を閉塞した包装体を用意し、この包装体に切り込みを形
成した後、該包装体の切り込み箇所にガス抜き用弁を貼
付ける装置が提案されている。しかし、この場合は前段
階として一端を閉塞し包装体を別途製造する工程が必要
となって、工程数が多くなると共に、包装製品を連続的
に製造し得ない問題があった。
前記問題を解決するものとして、特開昭57−22040号
に係る発明「包装材料に弁を取りつけるための装置」が
存在する。この装置は、包装袋に孔をあける穿孔工具
と、弁を包装袋に貼付ける押圧プランジャとを備えた弁
取りつけ装置を、包装装置のマンドレルに対向して配設
してある。従って、筒状袋体の成形とガス抜き用弁の貼
付けとを、一連の工程として行なうことができる。
発明が解決しようとする課題 前記装置では、穿孔工具と押圧プランジャとが、ベー
スプレートに旋回可能に配設した支持体に共通的に配設
されている。そして、支持体を所要角度旋回させて穿孔
工具を前記マンドレルに対向位置させることにより、該
マンドレルの外側に位置する包装袋に孔をあける。次い
で、支持体を逆方向に所要角度旋回させて、前記押圧プ
ランジャをマンドレルに対向位置させることにより、該
プランジャに保持されている弁を包装袋の穿孔位置に貼
付けるように構成されている。
すなわち、筒状袋体に孔を穿設する作業と、筒状袋体
にガス抜き用弁を貼付ける作業とが、同一箇所において
行なわれる。このため、両作業を行なう間、筒状袋体の
給送を停止させなければならなず、停止時間が長くなっ
て製造効率の低下を招来する問題が指摘される。
発明の目的 本発明は、前述したガス抜き用弁の貼付装置を備える
製袋充填包装装置に内在している前記欠点に鑑み、これ
を好適に解決するべく提案されたものであって、筒状袋
体に切り込みを形成する作業と、筒状袋体にガス抜き用
弁を貼付ける作業とを同時に行なって、製造効率を向上
させ得る手段を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 前記課題を克服し、所期の目的を達成するため本発明
は、原反ロールから繰出されたウェブを製袋用円筒体に
配設した製袋器により筒状に形成し、得られた筒状袋体
を送出し手段により下方へ間欠的に送出す製袋充填包装
装置において、 前記原反ロールから繰出されたウェブが製袋用円筒体
に給送されるまでの経路中に配設され、適宜のタイミン
グで作動されて前記ウェブの所定箇所に直線状の切り込
みを形成する切り込み装置と、 多数のガス抜き用弁を所定間隔で剥離可能に貼着した
長尺な帯体が巻回され、水平な軸に回転自在に装着され
たロール体と、 前記製袋用円筒体に近接して配設され、前記ロール体
から水平姿勢で引出された帯体を、案内ローラを介して
垂直姿勢に姿勢変更した状態で製袋用円筒体に向けて所
定ピッチで間欠的に引出す引出し機構と、 前記帯体の引出し経路の上方に配設され、該帯体に貼
着されているガス抜き用弁の所定量の液状シール剤を充
填する充填装置と、 前記垂直姿勢の帯体から液状シール剤を充填したガス
抜き用弁を一枚づつ剥離する剥離手段と、 前記製袋用円筒体に対して剥離手段での弁剥離位置を
挟んで配設され、前記帯体から剥離されて弁剥離位置に
臨むガス抜き用弁を垂直姿勢のまま吸着手段を介して保
持すると共に、このガス抜き用弁を前記製袋用円筒体の
外周に臨む筒状袋体の切り込み形成箇所に貼着する貼着
装置とから構成したことを特徴とする。
実施例 次に、本発明に係る製袋充填包装装置につき、好適な
実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明す
る。
(縦型製袋充填包装装置の概略構成について) 第1図は縦型製袋充填包装装置の要部を示す概略構成
図であって、該装置本体10の背面側(図面において右
側)には、所定間隔離間して配設したフレーム22,22の
間に、ウェブ11を所要直径巻回した2基の原反ロール1
2,12(1基は次の繰出しを待機する予備)が回転自在に
装着されている。この原反ロール12から繰出された帯状
のウェブ11は、適所に配設した複数の案内ローラ13を経
由して、後述する製袋用円筒体15に供給される。このウ
ェブ11の繰出しは、ウェブ11の供給経路中に配設した一
対の繰出しローラ14,14の間に該ウェブ11を挟圧し、前
記ローラ14,14を駆動回転させることによりウェブ11を
所定寸法長づつ繰出すよう構成されている。
また装置本体10の前面側に垂直配置した物品シュート
を兼ねる製袋用円筒体15の両外側には、送出し手段とし
ての送出装置16が配設され、この送出装置16は間欠駆動
を行なって、前記ウェブ11を製袋しつつ所定ピッチだけ
下方へ間欠給送するよう構成されている。なお送出装置
16としては、製袋用円筒体15の両外側に対称的に配設し
た上下一対のプーリ間に張架した無端ベルトの型式が好
適に使用される。
前記原反ロール12から繰出されたウェブ11は、前記製
袋用円筒体15の上部外周に設置したフォーマ17(製袋
器)を移行する際に、同フォーマ17により両側縁が折込
まれつつ案内され、製袋用円筒体15の外周に沿って筒状
に成形される。次いでこの筒状ウェブ11は、製袋用円筒
体15の外周に沿って下方へ所定ピッチ(包装体分の長さ
単位)で給送される過程において、ウェブ11両側の縦方
向に重なり合う両端縁部に、製袋用円筒体15の外周に配
置したセンターシール装置18により縦シールが施され
て、筒状袋体19として成形された後、更に前記送出装置
16により製袋用円筒体15外周を下方に送出される。ま
た、製袋用円筒体15の下方には、筒状袋体19の移送方向
と直交する方向に近接離間移動するエンドシール装置20
が配設され、該シール装置20により縦シールの施された
筒状袋体19に横シール・切断が施される。
更に、前記製袋用円筒体15の上方に配設した充填物供
給装置(図示せず)からコーヒ豆等の充填物が筒状袋体
19中に落下供給され、所定長の移送後に該袋体19の送り
が間欠的に停止されてエンドシール装置20により横シー
ル・切断が施されることによって、充填物の充填された
最終製品としての包装体21が得られる。
(切り込み装置について) 前記原反ロール12から繰出されて原反ロール12の上方
に臨むウェブ11は、前記案内ローラ13,13に案内されて
水平に供給されている。このウェブ11が水平に供給され
る部位の下方には、該ウェブ11の所要箇所に切り込みを
形成する切り込み装置23が配設されている。第1図およ
び第2図に示す如く、前記フレーム22,22に、ウェブ11
の繰出し方向に所定間隔離間して一対の横材24,24が架
設され、この横材24,24間に縦材25が摺動自在に配設さ
れている。縦材25は、一端に配設したノブ26を操作する
ことにより、横材24,24に対して位置調節を行なった
り、位置決めを行ない得るよう構成されている。
前記縦材25には、取付体27が摺動自在に配設され、こ
の取付体27は側部に配設したレバー28の操作により、縦
材25の任意の位置に位置決めされる。また取付体27の上
面には、第2図に示す如く、前記案内ローラ13と平行な
支持部材29が配設され、この支持部材29の下面にエアシ
リンダ30が取付体27に隣設して配設されている。なお、
エアシリンダ30のピストンロッド30aは、支持部材29の
上方に突出すると共に、その先端に複数(実施例では3
本)のナイフ31が、ウェブ11の繰出し方向と交差する方
向に所定間隔離間して配設されている。該ナイフ31の先
端はウェブ11の下方に臨んでおり、前記エアシリンダ30
を作動させてピストンロッド30aを延出させることによ
り、ウェブ11に3本の切り込みが形成される。
前記支持部材29の一方の端部は、一方のフレーム22に
近接する位置まで延在し、この端部(ウェブ11に干渉し
ない位置)の上面に、前記ウェブ11を挟んで上下に対向
する一対の補助板32,32が、前記ナイフ31の配設位置ま
で平行に延在するよう配設されている。この補助板32,3
2におけるナイフ31の上方に臨む位置には、第2図に示
す如く、ナイフ31の挿通を許容する穴32a,32aが穿設さ
れている。すなわち、補助板32,32は、ナイフ31により
ウェブ11に切り込みを形成するに際し、該ウェブ11がナ
イフ31の押圧により移動するのを規制して切り込みを確
実に形成するべく機能する。
(ガス抜き用弁の引出し機構および案内構造について) 前記製袋用円筒体15が配設された装置本体10の前面右
側には、第6図に示す如く、上下方向に延在する一対の
ガイドロッド33,33が平行に配設され、このガイドロッ
ド33,33に移動体34が摺動自在に配設されている。両ガ
イドロッド33,33の間に、装置本体10に回転自在に軸支
されたねじ軸35が配設され、このねじ軸35は移動体34に
配設したナット36に螺挿されている。従って、ねじ軸35
を所定方向に回転させれば、該ねじ軸35とナット36との
協働作用下に、移動体34はガイドロッド33,33に沿って
昇降する。
前記ねじ軸35を回転させる手段としては、ハンドルを
介して手動で行なったり、またモータ等の駆動手段によ
り行なう構成が、仕様に応じて適宜採用される。なお駆
動手段を使用する場合は、包装装置のフイルムカットピ
ッチの変更に応じて、前記移動体34を包装装置の所定位
置に自動的に移動させることが可能となり、好適であ
る。
前記移動体34には、図示形状の基板37が水平に張出し
て配設され、この基板37に帯体41の引出し機構38,液状
シール剤の充填装置49およびガス抜き用弁40の貼着装置
63が配設されている。基板37の前方に延在する第1基部
37aの下方に臨む位置には、第3図に示す如く、装置本
体10に突設した保持板39が臨み、この保持板39に突設し
た水平な軸39a(前記製袋用円筒体15の延在方向と交差
する方向に突出する)に、多数のガス抜き用弁40を所定
間隔で剥離可能に貼着した長尺な帯体41を所定直径巻回
したロール体42が立った姿勢で回転自在に装着されてい
る。なお、帯体41は、ガス抜き用弁40を貼着した面を、
表面側にしてロール体42に巻回されている。
前記ガス抜き用弁40としては、略中央部に透孔を有す
る基盤フィルムに、この透孔を覆う弁フィルムを配設す
ると共に、前記透孔よりガスを外部に逃散させる間隙を
前記両フィルム間に形成するように前記フィルムの縁部
を固着し、前記間隙をガス通気路として構成したものが
好適に使用される。また、前記帯体41には、ガス抜き用
弁40の透孔と対応する位置に通孔41aが穿設され、この
通孔41aは、後述する如く、ガス抜き用弁40のガス通気
路に液状シール剤を充填する際に機能する。なお、ガス
抜き用弁40の貼着面は、ラベルシートのような接着剤層
または接着テープの如き接着剤で構成され、該弁40はこ
の接着剤層によって帯体41に剥離可能に貼着されると共
に、前記筒状袋体19に貼着される。
前記基盤37の第1基部37aの側部には、前記保持板39
に配設した軸39aと平行な軸に第1案内ローラ43が回転
自在に支持され、この第1案内ローラ43に前記ロール体
42から引出した帯体41が巻掛けられる。また、第1基部
37aの前記移動体34に近接する部位に、垂直な軸が立設
され、この軸に第2案内ローラ44が回転自在に支持さ
れ、第1案内ローラ43から第2案内ローラ44に案内され
る帯体41は、その引出し状態が水平から垂直な状態に変
更される。なお、前記ロール体42から引出された帯体41
は、保持板39に配設したテンション付与部材45を介して
所要のテンションが付与されると共に、表裏が反転した
状態で、第1案内ローラ43に供給される。すなわち、第
1案内ローラ43を通過する帯体41は、ガス抜き用弁40が
裏側に位置し(第7図(a)参照)、また、第2案内ロ
ーラ44を通過する際には、ガス抜き用弁40が表側(装置
本体10を指向する側)に位置する。
前記第1基部37aには、第4図に示す如く、巻取体46
が回転自在に配設されると共に、該巻取体46に近接して
一対の引出ローラ47,47が配設され、両引出しローラ47,
47および巻取体46は、基板37の下面に配設したモータ48
により間欠駆動されるよう構成されている。従って、前
記ロール体42から引出した帯体41を、第1案内ローラ4
3,第2案内ローラ44,ヒーター60(後述)を経由した
後、両引出しローラ47,47の間に挟持させると共に、先
端を巻取体46に取付けた状態で、前記モータ48を駆動さ
せれば、両引出しローラ47,47の挟圧作用下に帯体41は
所定ピッチづつ間欠的に引出される。
なお、帯体41の給送経路には、該帯体41の通孔41aを
検知するべく機能する光電センサ等の検知手段(図示せ
ず)が配設されている。そして、該検知手段の通孔検出
信号に基づいて前記モータ48の駆動制御がなされ、帯体
41を、該帯体41に貼着されて隣接するガス抜き用弁40,4
0の間隔分づつ間欠的に引出すよう設定されている。
(液状シール剤の充填装置について) 前記基板37の第1基部37aの先端上面に、液状シール
剤の充填装置49が配設され、前記ロール体42から引出さ
れた帯体41に貼着した各ガス抜き用弁40に、液状シール
剤を定量充填するよう構成されている。この液状シール
剤としては、シリコンオイルが好適に使用される。
前記第1基部37aの上面には、第5図および第6図に
示す如く、エアシリンダ50が立設され、そのピストンロ
ッド50aの先端には、前記製袋用円筒体15から離間する
方向に延出して前記第1案内ローラ43の上方に臨むブラ
ケット51が配設されている。このブラケット51の突出部
には、液状シール剤を貯留した充填器52が垂直に配設さ
れ、この充填器52を下端部に、前記第1案内ローラ43を
指向する吐出針53が取付けられている。
前記エアシリンダ50の上面に、ブラケット51の延出方
向と同一方向に突出する支持板54が配設され、この支持
板54にガイドロッド55が突設されている。このガイドロ
ッド55は、前記ブラケット51に穿設した長孔51aに挿通
され、該ブラケット51を平行な状態で昇降させるべく機
能する。また、前記エアシリンダ50の昇降ストローク
は、ピストンロッド50aを下降させた際に、充填器52の
吐出針53が、第1案内ローラ43に巻掛けられている帯体
41の通孔41aに所定長さだけ刺し込まれるよう設定され
ている(第7図(b)参照)。なお、前記第1案内ロー
ラ43の中央に円周方向の溝43aが形成され、前記充填器5
2の吐出針53を帯体41の通孔41a(ガス抜き用弁40の透
孔)に刺し込んだ際に、ガス抜き用弁40が損傷するのを
防止するよう構成してある。
ここで、充填器52の吐出針53が帯体41の通孔41aに刺
し込まれた状態で、帯体41が移動すると、吐出針53が曲
がったり折れる畏れがある。そこで、前記エアシリンダ
50のピストンロッド50aが上昇した状態(第7図(a)
に示す状態)を検知するセンサを設け、このセンサの検
知状態に基づいて前記帯体41の引出し機構38を制御する
ことが推奨される。
前記充填器52の上端には、図示しないエア供給源に連
結された供給管56が連結されており、この供給管56を介
して充填器52に所定量のエアを供給することにより、吐
出針53から一定量の液状シール剤が吐出される。なお、
充填器52に貯留された液状シール剤の量と、一回に吐出
される量とは予め判明しているので、前記エアシリンダ
50の作動により働くカウンターを設け、該カウンターが
設定値に達した際に、前記液状シール剤の補充を知らせ
るようにすることができる。
前記ブラケット51の装置本体10を指向する側、すなわ
ち充填器52よりも帯体41の引出し方向下流側に、第7図
(a)を示す如く、支持体57を介してエア吹き出し管58
が配設されている。このエア吹き出し管58は、前記充填
器52に対して、帯体41の給送方向に該帯体41に貼着した
ガス抜き用弁40の1ピッチ分だけ離間して位置してい
る。なおエア吹き出し管58の下端部(エア吹き出し口)
は、前記第1案内ローラ43の上部に臨んでいる。また、
エア吹き出し管58の上端に、図示しないエア供給源に連
結した供給管59が連結され、所要のタイミングでエアが
吹き出されるよう設定されている。更にエア吹き出し管
58の下端部は、前記エアシリンダ50を作動させてピスト
ンロッド50aを下降した際に、第7図(b)に示す如
く、第1案内ローラ43に巻掛けられている帯体41の通孔
41aの上方に臨むよう位置決めされている。
すなわち、前記エアシリンダ50を作動させて充填器52
を下降した際に、該充填器52と一体的に下降するエア吹
き出し管58から、液状シール剤が充填されたガス抜き用
弁40の透孔(帯体41の通孔41a)にエアを吹き付けるこ
とにより、透孔部に滞留している液状シール剤を拡散さ
せることができる。
(ガス抜き用弁の剥離手段について) 第4図および第6図に示す如く、前記基板37における
製袋用円筒体15方向に延在する第2基部37bの上面に
は、前記帯体41の案内とガス抜き用弁40を余熱して貼着
面の粘着性を高める機能とを兼ねるヒーター60が配設さ
れている。このヒーター60の前面(製袋用円筒体15を指
向する側)には、後述する貼着装置63の押圧部材66に近
接する位置まで延在する剥離手段としての板体61が配設
され、ヒーター60に沿って案内された帯体41は、板体61
の開放端部で折り返えされた後、前記引出しローラ47,4
7に案内される。また、第2基部37bに、ヒーター60から
突出する板体61と対向して延在するガイド板62が配設さ
れ、前記帯体41はガイド板62と板体61とにより挟持され
つつ移動する。
前記引出しローラ47,47を間欠駆動して帯体41を所定
ピッチで間欠移動させると、帯体41が板体61の先端で折
り返えされた際に、該帯体41に貼着されているガス抜き
用弁40は、第8図に示す如く、ガイド板62と板体61とに
より挟持された状態で垂直姿勢のまま剥離されつつ、後
述する貼着装置63に供給される。なお、帯体41から剥離
されて貼着装置63の押圧部材66に保持されたガス抜き用
弁40の貼着面は、前記製袋用円筒体15側を指向する。
(ガス抜き用弁の貼着装置について) 前記基板37における第2基部37bの先端には、前記帯
体41から剥離したガス抜き用弁40を、前記製袋用円筒体
15の外周に供給された筒状袋体19の所要箇所に貼付ける
貼着装置63が配設されている。この貼着装置63は、ガス
抜き用弁40を吸着保持する吸着手段64と、弁40を製袋用
円筒体15に押圧するエアシリンダ65とから基本的に構成
されている。
すなわち、前記第2基部37bの先端には、エアシリン
ダ65が前記製袋用円筒体15の背面側に臨むように配設さ
れ、このエアシリンダ65のピストンロッド65aは製袋用
円筒体15を指向している。該ピストンロッド65aの先端
には、第4図に示す如く、製袋用円筒体15に対して前記
板体61で帯体41からガス抜き用弁41が剥離される弁剥離
位置を挟んで押圧部材66が配設され、この押圧部材66が
エアシリンダ65の作動により、製袋用円筒体15に対して
近接離間移動される。また、押圧部材66における前記ガ
イド板62および板体61により案内されるガス抜き用弁40
の進行方向に対応する位置に、緩衝材67が取付けられて
いる。
前記押圧部材66および緩衝材67の略中央部に、前面側
に開放する吸込孔68が穿設され、この吸込孔68と対応す
る押圧部材66の背面側には、吸着手段64が配設されてい
る。従って、前記帯体41から剥離されたガス抜き用弁40
が、緩衝材67の前面に垂直姿勢で臨むと、吸着手段64の
吸着作用によりガス抜き用弁40は緩衝材67の前面に吸着
保持される。このとき、前述した如く、ガス抜き用弁40
の貼着面は前面側、すなわち製袋用円筒体15を指向して
いるので、前記エアシリンダ65を作動させてピストンロ
ッド65aを延在すれば、ガス抜き用弁40は製袋用円筒体1
5の外周に供給されている筒状袋体19に貼付けられる。
実施例の作用 次に、このように構成した実施例に係る製袋充填包装
装置の作用につき説明する。先ず、前記原反ロール12か
ら引出したウェブ11を間欠的に繰出し得る状態にセット
すると共に、前記ロール体42から引出した帯体41を間欠
的に引出し得る状態にセットする。
このようにした状態で縦型製袋充填包装装置10を始動
させると、前記繰出しローラ14,14が間欠駆動され、前
記原反ロール12からウェブ11が所定ピッチだけ間欠的に
繰出される。ウェブ11が所定ピッチだけ移動して停止し
たタイミングで、該ウェブ11の経路中に配設した切り込
み装置23のエアシリンダ30が作動され、ピストンロッド
30aの先端に配設したナイフ31でウェブ11の所定位置に
切り込みが形成される。なお、ウェブ11の切り込み箇所
は、切り込み装置23を前後および左右に移動させること
により調節することができる。
このように、ウェブ11の間欠給送が停止される都度、
所定箇所に切り込みが形成されたウェブ11は、前記フォ
ーマ17により筒状に形成されて前記製袋用円筒体15の下
端に垂下する。このとき、切り込み箇所は、装置本体10
側(貼着装置63を指向する側)に臨んでいる。
また、前記ウェブ11の繰出しと同期して前記帯体41の
引出し機構38における引出しローラ47,47が間欠駆動さ
れ、前記ロール体42から帯体41が所定ピッチだけ引出さ
れる。該帯体41が引出されて停止したタイミングで、液
状シール剤の充填装置49のエアシリンダ50が作動され、
第7図(b)に示す如く、前記充填器52を下降させて、
吐出針53を帯体41の通孔41aを介してガス抜き用弁50の
透孔中に刺し込む。このとき、充填器52に所定量のエア
を供給し、該充填器52に貯留した液状シール剤を、吐出
針53を介して弁50のガス通気路に所定量だけ充填する。
なお、第1案内ローラ43の周面に溝43aが形成されてい
るので、吐出針53をガス抜き用弁50の透孔に刺し込んだ
際に、該ガス抜き用弁40が損傷するのを防止し得る。
ここで、前記吐出針53から吐出された液状シール剤
は、ガス抜き用弁40の透孔部分に滞留して、ガス通気路
の全体に行き渡るのに時間が掛かる。そこで、液状シー
ル剤が充填された後、1ピッチ移送されたガス抜き用弁
40の透孔に対応する帯体41の通孔41aに向けて、前記充
填器52の下流側に配設したエア吹き出し管58からエアを
吹き付けることにより、液状シール剤はガス通気路の全
体に短時間で行き渡る。
そして、第7図(a)に示す如く、充填器52が上昇し
たタイミングで、帯体41の間欠的な引出しがなされる。
すなわち、帯体41の間欠給送が停止する都度、液状シー
ル剤の充填とガス抜き用弁40へのエアの吹き付けとが行
なわれる。
液状シール剤を充填したガス抜き用弁40が貼着された
帯体41は、第1案内ローラ43から第2案内ローラ44に案
内される過程で移送状態が水平姿勢から垂直姿勢に90°
変更され、ガス抜き用弁40は装置本体10を指向する側に
位置する。この状態で移送された帯体41は、前記基板37
に配設したヒータ60により加温された後、前記ガイド板
62および板体61の間に供給される。そして、板体61の先
端で折り返えされた帯体41が移動すると、第8図に示す
如く、ガス抜き用弁40は帯体41から剥離されて、前記貼
着装置63の押圧部材66の前面側(弁剥離位置)に垂直姿
勢のまま押し出される。このとき、押圧部材66に配設し
た吸着手段64の吸引作用によりガス抜き用弁40は、押圧
部材66の前面側に吸着保持される。
次いで、前記エアシリンダ65を、ピストンロッド65a
を延出するよう作動させると、押圧部材66の前面側に保
持したガス抜き用弁40は、前記製袋用円筒体15の外周に
供給されている筒状袋体19に貼着されるに到る。このと
き、筒状袋体19の貼着装置63を指向する面には、前記切
り込み装置23で形成された切り込みが位置するよう設定
されているので、この切り込みがガス抜き用弁40で閉塞
される。
そして、前記製袋用円筒体15の外側に配設した送出装
置16により筒状袋体19を所定ピッチだけ間欠移動させる
と、ガス抜き用弁40が貼着された筒状袋体19の長手方向
端縁部の重合面に、前記センターシール装置18により縦
シールが施される。また、前記製袋用円筒体15の下方に
位置する筒状袋体19には、前記エンドシール装置20によ
り横シールが施されると共に、図示しない充填物供給源
から所定量の充填物が供給される。そして、所定量の充
填物が充填された筒状袋体19が間欠移送され、エンドシ
ール装置20による横シールおよび切断がなされて、ガス
抜き用弁40が貼着された包装袋21が得られる。
発明の効果 以上説明した如く、本発明に係る製袋充填包装装置に
よれば、ウェブに切り込みを形成する箇所と、筒状袋体
にガス抜き用弁を貼着する箇所とを離間させたことによ
り、両作業を同時に行なうことができる。すなわち、間
欠移動するウェブの停止時間を短縮することができ、包
装体の製造効率を向上させ得る。また、ガス抜き用弁を
貼着した帯体が巻回されたロール体を水平な軸に回転自
在に装着して該ロール体を立てた姿勢としたことで、そ
の設置スペースを小さくし得る効果を奏する。なお、ロ
ール体の設置スペースを小さくすることで、ガス抜き用
弁を貼付ける装置の全体をコンパクト化することが可能
となり、製袋充填包装装置における製袋用円筒体の側部
にある通常は利用されていない空所に、ガス抜き用弁を
貼付ける装置を収めることができ、包装装置の大型化を
抑制し得る効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の好適は実施例に係る縦型製袋充填包装
装置の概略構成を帯体の引出し機構,液状シール剤の充
填装置および貼着装置を取外した状態で示す縦断側面
図、第2図は第1図に示す切り込み装置を示す要部縦断
背面図、第3図は帯体の引出し機構および液状シール剤
の充填装置の配設部位を示す側面図、第4図は第3図の
平面図、第5図は第3図の正面図、第6図は第3図に示
す部分の概略構成を示す斜視図、第7図は液状シール剤
の充填装置の作動状態を示す概略斜視図であって、第7
図(a)はガス抜き用弁に液状シール剤を充填する前の
状態を示し、第7図(b)はガス抜き用弁に液状シール
剤を充填する状態を示す。第8図は貼着装置により筒状
袋体にガス抜き用弁を貼着する状態を示す説明図であ
る。 11……ウェブ、12……原反ロール 15……製袋用円筒体、16……送出装置(送出し手段) 17……フォーマ(製袋器)、19……筒状袋体 23……切り込み装置、38……引出し機構 39a……軸、40……ガス抜き用弁 41……帯体、42……ロール体 43……第1案内ローラ、44……第2案内ローラ 49……充填装置、61……板体 63……貼着装置、64……吸着手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大矢 健嗣 愛知県名古屋市西区中小田井4丁目380 番地 株式会社フジキカイ名古屋工場内 (72)発明者 兼岡 継雄 東京都中央区日本橋馬喰町1丁目4番16 号 藤森工業株式会社内 (72)発明者 後藤 昌之 東京都中央区日本橋馬喰町1丁目4番16 号 藤森工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−22040(JP,A) 特開 昭59−152131(JP,A) 特開 平1−258944(JP,A) 特開 昭63−31745(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 9/10 B31B 1/90 B31B 1/84

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原反ロール(12)から繰出されたウェブ
    (11)を製袋用円筒体(15)に配設した製袋器(17)に
    より筒状に形成し、得られた筒状袋体(19)を送出し手
    段(16)により下方へ間欠的に送出す製袋充填包装装置
    において、 前記原反ロール(12)から繰出されたウェブ(11)が製
    袋用円筒体(15)に給送されるまでの経路中に配設さ
    れ、適宜のタイミングで作動されて前記ウェブ(11)の
    所定箇所に直線状の切り込みを形成する切り込み装置
    (23)と、 多数のガス抜き用弁(40)を所定間隔で剥離可能に貼着
    した長尺な帯体(41)が巻回され、水平な軸(39a)に
    回転自在に装着されたロール体(42)と、 前記製袋用円筒体(15)に近接して配設され、前記ロー
    ル体(42)から水平姿勢で引出された帯体(41)を、案
    内ローラ(43,44)を介して垂直姿勢に姿勢変更した状
    態で製袋用円筒体(15)に向けて所定ピッチで間欠的に
    引出す引出し機構(38)と、 前記帯体(41)の引出し経路の上方に配設され、該帯体
    (41)に貼着されているガス抜き用弁(40)の所定量の
    液状シール剤を充填する充填装置(49)と、 前記垂直姿勢の帯体(41)から液状シール剤を充填した
    ガス抜き用弁(40)を一枚づつ剥離する剥離手段(61)
    と、 前記製袋用円筒体(15)に対して剥離手段(61)での弁
    剥離位置を挟んで配設され、前記帯体(41)から剥離さ
    れて弁剥離位置に臨むガス抜き用弁(40)を垂直姿勢の
    まま吸着手段(64)を介して保持すると共に、このガス
    抜き用弁(40)を前記製袋用円筒体(15)の外周に臨む
    筒状袋体(19)の切り込み形成箇所に貼着する貼着装置
    (63)とから構成した ことを特徴とする製袋充填包装装置。
JP1202240A 1989-08-02 1989-08-02 製袋充填包装装置 Expired - Fee Related JP2855344B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1202240A JP2855344B2 (ja) 1989-08-02 1989-08-02 製袋充填包装装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1202240A JP2855344B2 (ja) 1989-08-02 1989-08-02 製袋充填包装装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0369409A JPH0369409A (ja) 1991-03-25
JP2855344B2 true JP2855344B2 (ja) 1999-02-10

Family

ID=16454276

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1202240A Expired - Fee Related JP2855344B2 (ja) 1989-08-02 1989-08-02 製袋充填包装装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2855344B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2626703B2 (ja) * 1994-03-29 1997-07-02 株式会社柏原製袋 ガス発生物質の連続包装方法
JP4743572B2 (ja) * 2001-07-13 2011-08-10 株式会社東京自働機械製作所 縦形製袋充填包装機

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3025118A1 (de) * 1980-07-03 1982-01-28 Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart Vorrichtung zum anbringen von ventilen an packmitteln
JPS59152131A (ja) * 1983-02-14 1984-08-30 ユニチカ株式会社 口栓付きフイルム包装物の製造装置
DE3526602A1 (de) * 1985-07-25 1987-01-29 Bosch Gmbh Robert Verfahren zum herstellen eines verpackungsbehaelters mit einem rberdruckventil
JPH01258944A (ja) * 1988-04-09 1989-10-16 Taiyo Shokai:Kk フィルター付き袋の製造方法及びその装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0369409A (ja) 1991-03-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3061984A (en) Packaging machine and method
JP4083237B2 (ja) 空気入りクッション形成機械
US4598529A (en) Method and apparatus for forming, filling and sealing flexible plastic bags
US5983594A (en) Adhesively resealable package, method and apparatus
JP3093764B2 (ja) 連続ウェブに担持された可撓性プラスチック袋を充填する装置
EP0257892A2 (en) Package with freshness keeping agent sack
US2919990A (en) Method of continuously producing packaged units
US4377061A (en) Horizontal packaging apparatus
US6094895A (en) Method and apparatus for the packaging of articles within flexible material bags
CA2323202C (en) Method and apparatus for manufacturing a fluid pouch comprising a dip strip
JP2855344B2 (ja) 製袋充填包装装置
EP1488915B1 (en) Method and apparatus for making a pre-padded food bag
CA1078726A (en) Horizontal packaging apparatus
JPH086729Y2 (ja) ガス抜き用弁の液状シール剤供給装置
JP2004306969A (ja) 袋敷設装置
IE48821B1 (en) Method and apparatus for packaging commodities
US3968926A (en) Tearstrip package
JP3060994U (ja) 自動包装機用製袋ガイド装置
US7674491B2 (en) Method for evacuating air from flexible packages
JP2668315B2 (ja) 包装方法および装置
JP4524825B2 (ja) 貼着装置
US3505778A (en) Method of and apparatus for providing a spout-like discharge for a sealed package
JPH06156436A (ja) 製袋包装充填機のバンディング装置
KR840002017B1 (ko) 압축 가능한 상품의 압축진공 포장장치
JPH06171606A (ja) フィルム包装方法及びその装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees