JPH059929A - 構築物用保護壁 - Google Patents

構築物用保護壁

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JPH059929A
JPH059929A JP18414491A JP18414491A JPH059929A JP H059929 A JPH059929 A JP H059929A JP 18414491 A JP18414491 A JP 18414491A JP 18414491 A JP18414491 A JP 18414491A JP H059929 A JPH059929 A JP H059929A
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孝義 森川
Takeshi Ishizawa
毅 石澤
Manzo Ozawa
満三 小澤
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OZAWA CONCRETE KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の矢板材を並設した矢板壁2の表面側
に、景観パネル13を並設して景観パネル壁3を簡単に
構成する様にしたことを目的とする。 【構成】 ガイド部12を設けた矢板材6、9を並列し
て矢板壁2を形成し、この矢板壁2の表面に、左右一対
の保持材17を有する取付け枠材15を設けた景観パネ
ル13を配置し、各保持材17を矢板材6の両ガイド部
12に装着して景観パネル壁3を構築する様にした構成
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湾岸部分、河岸部分な
どに構築する構築物用保護壁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知の様に、海の湾岸部分や河川の河岸
部分には、矢板を並列状に打設した保護壁を長さ方向に
構築している。前記した保護壁は、縦長な矢板を並列し
て水中にまで深く打ち込み、下端を水底にまで突入させ
るとともに、左右に隣り合う矢板の側端部を連結し、矢
板と岸との間に間詰めコンクリートを充填するととも
に、上端を現場打ちコンクリートなどで処理して構成し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、矢板はほとん
どが鋼鉄製であるから長期間が経過すると表面が腐食し
て極めて体裁が悪くなり、湾岸や河岸の景観や美観を損
なうことになる。また、矢板が縦方向に長尺な場合、打
設にする時にどうしても反り、歪み、前倒れや横向き等
の傾きが発生するので矢板壁そのものが体裁悪くなる。
そこで、矢板壁の表面に景観パネルを取付けて体裁を損
なわないようにした提案もあるが、前記したように矢板
は打設することによって反りや歪が発生するため、景観
パネルを体裁よく面一状となって並列するように設置す
ることが極めて困難である。したがって、施工作業が著
しく簡単で、しかも矢板の打設状態が多少歪んでいたり
反っていても表面の景観パネルが整然として体裁が良い
湾岸、河岸の保護壁が要請されている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
欠点を解消し、また従来からの要望に対処するために提
案されたもので、矢板壁と、前記した矢板壁の表面側に
配設した景観パネル壁とを有し、前記した矢板壁は、縦
長な矢板材を横方向に複数本並設してなり、矢板材の全
部若しくは一部に縦方向のガイド部を左右に設け、ま
た、前記した景観パネル壁は複数の縦長な景観パネルを
横方向に並設してなり、各景観パネルの後面には、左右
に縦方向の保持材を対向状に設けた取付け枠材を設け、
前記した景観パネルの取付け枠材を矢板材のガイド部に
装着して矢板壁の前側に垂直な景観パネル壁を構成する
様にしたことを特徴とするのである。
【0005】
【作用】本発明は上記した構成であるから、湾岸や河岸
に矢板壁を構築したら、上記した矢板壁の各矢板材の表
面に景観パネルをあてがい、矢板材のガイド部に景観パ
ネルの取付け枠体の保持材を装着することにより、景観
パネルを並列状にして景観パネル壁を構成することがで
きる。
【0006】
【実施例】以下に本発明を図面の実施例に基づいて詳細
に説明する。本発明の構築物用保護壁1は、岸側に設け
る矢板壁2と、前記した矢板壁2の表面側に配設して水
側に位置する景観パネル壁3とを有する。
【0007】図1から図4の本発明の第1実施例におい
て、矢板壁2は、長尺な平坦面状の第1の表面部4の左
右の側縁部に第1の側面部5を後方に向けて設けた縦方
向に長尺で後面側が開放する横断面が浅いU字状の第1
の矢板材6と、長尺な平坦面状の第2の表面部7の左右
の側縁部に第2の側面部8を前方に向けて設けた縦方向
に長尺で前面側が開放する横断面が浅いU字状の第2の
矢板材9とを交互に配設し、前記した第1の側面部5の
先端部に設けた第1の係止部10と、前記した第2の側
面部8の先端部に設けた第2の係止部11とを係合し、
各第1の矢板材6、第2の矢板材9を水底に深く打ち込
んで構成するのである。この場合、第1の矢板材6は水
側に、第2の矢板材9は岸側に位置させて交互に配置す
るので、矢板壁2は全体として横断面が緩い蛇行状とな
っている。
【0008】前記した第1の矢板材6の第1の表面部4
の表面の左右の側縁部には、第1の矢板材6の長さ方向
に沿ってガイド部12を設ける。前記したガイド部12
は金属製の四角棒状で、第1の表面部4の表面左右に予
め溶接等により固定すればよい。
【0009】前記した景観パネル壁3は、縦方向に長尺
な景観パネル13を並列状に設置して構成するもので、
各景観パネル13は普通の又は軽量で発泡したコンクリ
ート板、樹脂板、金属板、若しくはこれらの積層板材
で、第1の矢板材6、第2の矢板材9と同様に縦方向に
長尺で、図面の実施例では横幅は第1の矢板材6と第2
の矢板材9との横幅を加えた長さである。しかし、景観
パネル13の横幅を第1の矢板材6と第2の矢板材9と
の横幅を加えた長さの2倍、3倍等整数倍としてもよ
い。そして、景観パネル13の内部には、必要に応じて
縦鉄筋、横鉄筋等からなる補強筋14を埋設状に設けて
もよい。
【0010】前記した各景観パネル13の後面には取付
け枠材15を設ける。前記した取付け枠材15は、景観
パネル13の後面から突出するように植設した左右一対
で上下に複数本が並列状となっている支持ロッド16…
と、縦方向に位置が一致する各支持ロッド16に一連に
支持する左右一対の縦長な保持材17とを有し、左右一
対の保持材17は、第1の矢板材6の左右のガイド部1
2と略同一間隔に位置する。そして、前記した両保持材
17は、縦に長尺なアングル材18と、前記したアング
ル材18に適宜間隔で上下方向に設けて、アングル材1
8の内部をコ字状に設定する複数本のストッパー材19
とからなり、アングル材18のコ字状の開口部は向かい
合っている。
【0011】そして、左右の保持材17は景観パネル1
3の後面に近付いたり離れるように移動可能であるが、
保持材17が移動する具体的構成は、各支持ロッド16
の先端部分に雄ネジ部20を形成するとともに、アング
ル材18の一片に支持ロッド16に対応するように小孔
を開設し、各保持材17を縦列の支持ロッド16に沿わ
せてアングル材18の各小孔を雄ネジ部20に挿通し、
雄ネジ部20に螺着した前後一対のナット21を締着し
て保持材17を固定するのである。したがって、各支持
ロッド16のナット21の螺着位置を調節すれば、保持
材17の前後位置を自由に調整することができる。尚、
前記した取付け枠材15の横方向に並ぶ左右の支持ロッ
ド16間に補強横材22を架設してもよい。
【0012】本発明の第1実施例の保護壁1は前記した
矢板壁2と景観パネル壁3とからなるので、現実に湾岸
部分や河岸部分に沿って保護壁1を構築するには、第1
の矢板材6と第2の矢板材9とを交互に縦方向に配設し
て水底の深くに打ち込み、矢板壁2を予め構成する。
【0013】そして、構築された矢板壁2の並列する第
1の矢板材6、第2の矢板材9は、岸等の法面が面一状
ではないから連続した歪み、傾き等が発生するので、特
に各第1の矢板材6の前倒れ状態、横傾斜状態、間隔の
変化等をある程度の精度で予め測定する。
【0014】そして、測定された個々の第1の矢板材6
の傾斜状態等に対応するように景観パネル13の取付け
枠材15に設けた左右の保持材17の状態を位置調節す
るのであるが、保持材17の状態の調節は支持ロッド1
6と前後のナット21とにより行なう。即ち、測定の結
果において、第1の矢板材6が垂直方向に対して横に多
少傾斜状態となっている場合には、測定結果に対応する
ように縦方向に並ぶ各支持ロッド16を多少曲げて景観
パネル13に対する左右の保持材17を第1の矢板材6
の傾斜状態に一致させ、この状態において第1の矢板材
6の左右のガイド部12に両保持材17を装着すると、
第1の矢板材6が傾斜していても景観パネル13は垂直
状態に保持される。また、測定の結果で第1の矢板材6
が、上端が多少前方に傾斜している前倒れ状態になって
いる場合には、縦方向に並ぶ各支持ロッド16のナット
21の前後位置を調節して景観パネル13に対する両保
持材17を第1の矢板材6の前倒れの傾斜角度に一致さ
せ、この状態において第1の矢板材6の左右に両保持材
17を装着すると、第1の矢板材6が前倒れになってい
ても景観パネル13が垂直状態に保持される。更に、第
1の矢板材6がわずかに歪んでいたり反っている場合
に、第1の矢板材6のガイド部12の寸法と取付け枠材
15の保持材17の内部寸法との許容範囲程度であれば
そのままでよいが、前記した許容範囲以外であれば、支
持ロッド16とナット21とを使用して景観パネル13
に対する左右の保持材17を歪みや反りに一致するよう
にすればよい。また、第1の矢板材6又は第2の矢板材
9の一側部と他側部との前後位置が異なり、平面から見
て表面部の位置が多少傾いていたとしても、景観パネル
13の一方の保持材17の位置を雄螺子部20とナット
21とにより調整すると、景観パネル13を矢板材の傾
きに関係なく垂直にすることができる。
【0015】前記したようにして各景観パネル13の後
面の取付け枠材15の左右の保持材17を、測定された
各第1の矢板材6の状態に対応するように位置や状態を
調整したら、景観パネル13をクレーン等で吊持して上
昇し、その後、先に施工された矢板壁2の第1の矢板材
6の両ガイド部12に各保持材17が装着するように次
第に下降して落し込む。このようにして各第1の矢板材
6の前面側に各景観パネル13を装着すると、予め保持
材17の位置や状態が調整されているので、横方向に並
列する景観パネル13の表面が垂直状となって面一とな
り、隣り合う景観パネル13の表面の位置が直線状に揃
って体裁のよいものとなり、また各景観パネル13は垂
直に直立して傾斜状となることがない。
【0016】そして、必要であれば矢板壁2と景観パネ
ル壁3との対向する間隔の内部にスぺーサーやコンクリ
ートを充填し、景観パネル壁3の強度を高める様にして
もよい。また、構築した保護壁1の上端にコンクリート
を現場打ちして体裁のよい上端部23を形成することも
できる。また、隣り合う景観パネル13の連結部分にモ
ルタルやコンクリートを充填したり、耐水性の接着材で
閉塞することにより、矢板壁2と景観パネル壁3との間
隔内部に充填したコンクリート等を保護することがで
き、特に長期間の使用に充分に耐えることができる。
【0017】図5、図6は本発明の第2実施例を示すも
ので、前記した第1実施例と異なる構成は、景観パネル
13の裏面に設けた取付け枠体15の左右に縦方向に設
けた保持材17を、固定状にした点にある。具体的に
は、取付け枠体15の支持ロッド16の先端に雄ネジ部
20を設けないで、縦方向に長尺なアングル材18と、
適宜間隔のストッパー材19とを溶接等により一体に設
けて保持材17を形成した構成で、その他の構成は前記
した第1実施例と同一であるから、同一の符号を付して
説明を省略する。
【0018】本発明の上記した第2実施例であれば、第
1の矢板材6及び第2の矢板材9を並列して矢板壁2を
構成した後に、第1の矢板材6の表面側に景観パネル1
3を配置し、取付け枠体15の左右の保持材17をガイ
ド部12に上から装着するだけで、景観パネル13を並
列して景観パネル壁3を構成することができる。しか
し、保持材17の位置を変化することができないので、
各景観パネル13の状態を大きく変更できないが、各支
持ロッド16を構築現場で屈曲することにより、景観パ
ネル13の配置状態を多少変えることができる。
【0019】図7、図8は本発明の第3実施例を示すも
ので、前記した第1実施例、第2実施例とは矢板材の構
成が全く異なる。即ち、矢板材101として縦方向に長
尺な円筒状の鋼管矢板で、上記した矢板材101の前面
側の左右には縦方向のガイド部102を設けるととも
に、左右の側面に第1の連結材103、第2の連結材1
04を設けた構成である。上記した連結材103、10
4は矢板材101より4分の1程度小径な円筒管材で、
第1の連結材103は前面側に第1の切込溝部105を
縦方向の全長に有し、第2の連結材104は後面側に第
2の切込溝部106を縦方向の全長に有する。
【0020】そして、景観パネル13の取付け枠体15
は上下方向に適宜の間隔で植設した左右の支持ロッド1
6群からなり、縦列の支持ロッド16の先端に前記した
第2実施例と同一構成の保持材17を設けた構成であ
る。
【0021】したがって、矢板壁2は図7で示す様に各
矢板材101を並列状に配置し、隣り合う矢板材101
の第1の連結材103と第2の連結材104とを、第1
の切込溝部105と第2の切込溝部106とを嵌合する
ことにより連結して構築することができ、このように構
成された矢板壁2の表面側には景観パネル13を配置し
て取付け枠体15の左右の保持材17を各矢板材101
のガイド部102に装着することにより、景観パネル壁
3を構築することができる。尚、上記した第3実施例に
おいて、取付け枠体15の保持材17を第1実施例の様
に位置を調整できる様にすることもできる。上記した図
7、図8の第3実施例において、説明していない符号は
前記した第1実施例、第2実施例と同一符号であるか
ら、説明を省略する。
【0022】図9は本発明の第4実施例を示すもので、
前記した各実施例とは矢板材201の構成が全く異な
る。即ち、矢板材201としては第1の板状部分20
2、第2の板状部分203、及び両板状部分の中央部を
連結するリブ部分204とを有する縦方向に長尺な横断
面H字状で、第1の板状部分202の両端に外方に開放
する爪部205を設けた片爪構造の矢板材である。上記
した矢板材201では、第2の板状部分203の両側縁
がガイド部206を構成し、このガイド部206により
矢板壁の表面側に景観パネル13を取り付けることがで
きる。尚、上記した本発明の第4実施例では景観パネル
13の構成は前記した各実施例とほとんど変わらない
が、取付け枠材15の左右の保持材17を第1実施例の
様に前後位置を調整できる様にしてもよいし、又は第2
実施例、第3実施例と同様に固定状にしてもよい。
【0023】上記した本発明の第4実施例によれば、矢
板材201の第1の板状部分202を岸側に、第2の板
状部分203を水側にし、隣り合う矢板材201の第1
の板状部分202の爪部205を係合しながら連結して
設置することにより矢板壁2を構成することができ、ま
た各矢板材201の表面側に配置した景観パネル13の
保持材17を第2の板状部分203の左右の側縁のガイ
ド部206に上から装着すると、景観パネル13を矢板
壁2の表面に並設することができ、景観パネル壁3を構
成することができる。尚、上記した図9の本発明の第4
実施例においても、説明していない符号は前記した各実
施例の同一符号と同一の構成であるから、説明を省略す
る。
【0024】図10は景観パネル13の他の例を示すも
ので、景観パネル13の左右の側面部に長さ方向の縦溝
部13’を形成した構成である。景観パネル13が上記
した構成であれば、景観パネル13を横方向に並設して
景観パネル壁3を構成した場合、両景観パネル13の縦
溝部13’が突き合わされて縦方向の空部が形成する。
したがって、この空部にゴム質、柔軟性ある合成樹脂、
硬質合成樹脂等で成形したチューブ材、パイプ材等の閉
塞材13”を嵌装し、隣り合う景観パネルの連結部分を
閉塞すると、河川の水や海の海水が景観パネルの連結部
分を介して矢板壁と景観パネル壁との間隔内に流入した
り浸透しないので、上記した間隔内に充填したコンクリ
ートが変質することがない。また、矢板壁と景観パネル
壁との間隔内に充填したコンクリートにより閉塞材1
3”は空部内において水側に押圧されるので、止水効果
がさらに高くなる。
【0025】以上本発明を図面の実施例に基づいて詳細
に説明したが、本発明は前記した実施例に限定されるも
のではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない
限りどの様にでも実施することができる。
【0026】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、矢板壁
と、前記した矢板壁の表面側に配設した景観パネル壁と
を有し、前記した矢板壁は、縦長な矢板材を横方向に複
数本並設してなり、矢板材の全部若しくは一部に縦方向
のガイド部を左右に設け、また、前記した景観パネル壁
は複数の縦長な景観パネルを横方向に並設してなり、各
景観パネルの後面には左右に縦方向の保持材を対向状に
設けた取付け枠材を設け、前記した景観パネルの取付け
枠材を矢板材のガイド部に装着して矢板壁の前側に垂直
な景観パネル壁を構成する様にしたことを特徴とする。
【0027】したがって、湾岸や河岸に矢板壁を構成
し、この矢板壁の表面側に景観パネル壁を簡単に構築す
ることができる。そして、湾岸や河岸の状態により矢板
壁の各矢板が多少傾斜したり前倒れ状態に施工されたと
しても、その状態をあらかじめ測定することにより表面
側に構成する景観パネル壁が傾斜したり倒れるようなこ
とがなく、極めて体裁の良いパネル壁を構築することが
できる。また、矢板壁を構築した後に各矢板の傾斜状態
等を測定するだけで特別の技術や熟練を必要とすること
なく簡単に景観パネル壁を構成することができ、特に長
尺な湾岸や河川であっても簡単に、短期間で構築作業す
ることができるので、実用的価値の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す壁面体の一部の概略
横断平面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す壁面体の概略縦断側
面図である。
【図3】要部の一部欠截平面図である。
【図4】一部を分解した状態の斜視図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す一部を断面とした平
面図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す一部の概略横断平面
図である。
【図7】本発明の第3実施例を示す一部を断面とした平
面図である。
【図8】本発明の第3実施例を示す壁面体の概略縦断面
図である。
【図9】本発明の第4実施例を示す一部を断面とした平
面図である。
【図10】景観パネルの他の実施例を示す一部の横断平
面図である。
【符号の説明】
1 保護壁 2 矢板壁 3 景観パネル壁 4 第1の表面部 5 第1の側面部 6 第1の矢板材 7 第2の表面部 8 第2の側面部 9 第2の矢板材 10 第1の係止部 11 第2の係止部 12 ガイド部 13 景観パネル 14 補強筋 15 取付け枠材 16 支持ロッド 17 保持材 18 アングル材 19 ストッパー材 20 雄ネジ部 21 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石澤 毅 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 川 崎製鉄株式会社東京本社内 (72)発明者 小澤 満三 東京都杉並区上高井戸1丁目7番16号 小 沢コンクリート工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矢板壁と、前記した矢板壁の表面側に配
    設した景観パネル壁とを有し、 前記した矢板壁は、縦長な矢板材を横方向に複数本並設
    してなり、矢板材の全部若しくは一部に縦方向のガイド
    部を左右に設け、 また、前記した景観パネル壁は複数の縦長な景観パネル
    を横方向に並設してなり、各景観パネルの後面には、左
    右に縦方向の保持材を対向状に設けた取付け枠材を設
    け、 前記した景観パネルの取付け枠材を矢板材のガイド部に
    装着して矢板壁の前側に垂直な景観パネル壁を構成する
    様にしたことを特徴とする構築物用保護壁。
  2. 【請求項2】 矢板壁の矢板材は、縦長で第1の表面部
    の左右の側縁部に第1の側面部を後方に向けて一体に形
    成するとともに、上記した第1の表面部の左右の側縁部
    にガイド部を縦方向に設けた第1の矢板材と、縦長で第
    2の表面部の左右の側縁部に第2の側面部を前方に向け
    て一体に形成した第2の矢板材とからなり、 前記した第1の矢板材と第2の矢板材とを交互に配置
    し、第1の矢板材の第1の側面部の先端部と第2の矢板
    材の第2の側面部の先端部とを係合して矢板壁を構成し
    てなる請求項1に記載の構築物用保護壁。
  3. 【請求項3】 景観パネルの取付け枠材に設けた保持材
    は前後の位置を変化させることができ、 前記した景観パネルの取付け枠材を矢板材のガイド部に
    装着して保持材の位置を前後方向に調整することによ
    り、各矢板材の状態に関係なく景観パネルを並設するこ
    とにより垂直な景観パネル壁を構成する様にしたことを
    特徴とする請求項1又は2に記載の構築物用保護壁。
  4. 【請求項4】 矢板壁と景観パネル壁との間にはコンク
    リートを充填して硬化させてなる請求項1又は2に記載
    の構築物用保護壁。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017089144A (ja) * 2015-11-05 2017-05-25 株式会社琉球技研 鋼矢板による護岸構造体

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