JPH059887A - 製紙機のためのドライヤー部分 - Google Patents

製紙機のためのドライヤー部分

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JPH059887A
JPH059887A JP3320886A JP32088691A JPH059887A JP H059887 A JPH059887 A JP H059887A JP 3320886 A JP3320886 A JP 3320886A JP 32088691 A JP32088691 A JP 32088691A JP H059887 A JPH059887 A JP H059887A
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JP
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dryer
strip
guide roller
belt
dry
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Application number
JP3320886A
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English (en)
Inventor
Hans-Joachim Fissmann
ハンス ヨーキム フイツスマン
Johann Preisetanz
ヨハン プライセタンツ
Karl Dr Steiner
スタイナー カール ドクター.
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JM Voith GmbH
Original Assignee
JM Voith GmbH
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Publication date
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Publication of JPH059887A publication Critical patent/JPH059887A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21GCALENDERS; ACCESSORIES FOR PAPER-MAKING MACHINES
    • D21G9/00Other accessories for paper-making machines
    • D21G9/0063Devices for threading a web tail through a paper-making machine
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F5/00Dryer section of machines for making continuous webs of paper
    • D21F5/02Drying on cylinders
    • D21F5/04Drying on cylinders on two or more drying cylinders
    • D21F5/042Drying on cylinders on two or more drying cylinders in combination with suction or blowing devices
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21FPAPER-MAKING MACHINES; METHODS OF PRODUCING PAPER THEREON
    • D21F7/00Other details of machines for making continuous webs of paper
    • D21F7/04Paper-break control devices

Landscapes

  • Paper (AREA)
  • Replacement Of Web Rolls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 紙の破損とローラーのからみを防止すると同
時に、トップカッターが簡単にセットできるドライヤ部
分を提供すること。 【構成】 ドライヤ部分に第1ドライヤ群を形成する複
数の加熱式ドライシリンダ (11-14)と第2ドライヤ群を
形成する複数の加熱式ドライシリンダ(15-18) が含ま
れ、また吸引ガイドローラー (21-28)を備え、第1ドラ
イヤ群には第1支持ベルト(10)が、第2ドライヤ群には
第2支持ベルト(20)が備え、帯状繊維材料(9)がドライ
シリンダと、支持ベルトが吸引ガイドローラーと直接接
触するよう帯状繊維材料が支持ベルトとともにドライシ
リンダと吸引ガイドローラーとを交互に経由して流れ、
2つのドライヤ群の間に、第1支持ベルト(10)から第2
支持ベルト(20)へ帯状繊維材料を送達する分離部(送達
部)及び帯状繊維材料の自由軌道を形成するよう移動可
能なガイドローラー(19)が配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特許請求項1の導入部
で述べるような製紙機のためのドライヤ部分に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】いわゆる1フィルタ式ドライヤ群から構
成されるドライヤ部分については、以下の文献によって
明示されている。
【0003】1. 雑誌 "Wochenblatt fur Papierfabrik
ation"(製紙週報)、1988年第22号、6ページ、 2. WO 90/01580、 3. WO 90/02225、 4. G 90 01 209。
【0004】これらの文献には、ドライヤ部分の少なく
とも大部分でドライシリンダが少なくともほぼ水平か、
またはほぼ垂直な列に配列できることが述べられてい
る。また、このようなドライヤ部分は複数のドライヤ群
に分割でき、各ドライヤ群には複数の加熱可能なシリン
ダと複数の方向転換ローラー、および乾燥させる帯状の
紙をドライシリンダに押しつけるための支持ベルトが1
本含まれていることが明示されている。
【0005】引用文献4によれば、ドライヤ部分の連続
するドライヤ群は、最初のドライヤ群で帯状紙の一方の
面がその群のドライシリンダの表面と接触し、続いて第
2のドライヤ群で帯状紙の他方の面が接触するように構
成する。これに対し、引用文献3によるドライヤ部分の
場合には、帯状紙の常に一方の同じ面が両方またはすべ
てのドライヤ群の各シリンダ表面と接触する。本発明の
目的の達成に当たっては、上記の両方の場合について考
慮する。
【0006】引用文献2および3に従えば、ドライヤ部
分の末端にはトップ(先端部)カッターを備えなければ
ならない。帯状紙が切りくず除去装置の中を通る限り、
このトップカッターによって帯状紙から細長い先端部を
切り離すことができ、その先端部を後に続く処理ステー
ション(くせ取り装置や艶出し装置、またはサイズ・プ
レスなど)へ帯状紙を巻き込む場合に利用する。先端部
を切断する場合には、通常は帯状紙とともに流れる支持
ベルトから帯状紙を離して自由にする必要があるため、
ローラーを特殊に配置することによってこのようなトッ
プカッターのために帯状紙の自由な軌道を形成する。
【0007】引用文献2では、このような帯状紙の自由
軌道を最後から2番目と最後のドライヤ群との分離部分
に、すなわち帯状紙がまだ完全に乾ききっていない箇所
に形成する。これだと先端部を切断する場合に帯状紙が
破損する危険が生じる。他方、必要な場合には、先端部
を切断するときに(2つのドライヤ群の差動速度を変え
ることによって)帯状紙の張度が調節できる。
【0008】引用文献3では、帯状紙の自由軌道を最後
のドライヤ群の内部、望ましくは最後の2つのドライシ
リンダの間に、すなわち帯状紙が完全に乾燥し、先端部
を切断する場合にも破損がほとんど生じない箇所に形成
する。最後の2つのドライシリンダの間には、支持ベル
トと直接接触する方向転換ローラーを1つ配置する。さ
らに、この方向転換ローラーの下にペーパーガイドロー
ラーを配置する。帯状紙は支持ベルトを離れ、方向転換
ローラーからペーパーガイドローラーを経て再び方向転
換ローラーへ戻り、自由軌道を2つ形成する。これらの
2つの自由軌道の一方に前述したトップカッターを配置
する。このような配置の場合には、帯状紙の破損または
その他の動作不良が生じると帯状紙がペーパーガイドロ
ーラーにからみつく危険がある。また、トップカッター
に必要な帯状紙の自由軌道は1つだけであるにも関わら
ず、自由軌道が2つ形成されるという欠点もある。これ
だと自由軌道上に常に存在する帯状紙破損の危険が不必
要に上昇する。
【0009】引用文献3に明示されるドライヤ部分の場
合には、2つの連続するドライヤ群の間の引き継ぎまた
は分離に関する説明はなく、全く問題にされていない。
これに関しては、トップカッターが取り付けられるよう
な帯状紙の自由軌道の形成が問題にされている。この場
合には、2つの連続するドライシリンダに帯状紙と帯状
フェルトの両方を巻き付け、とくに帯状紙が該当するド
ライシリンダの表面と外側を走るフェルトとの間をサン
ドイッチ状に流れるようにする。2つのドライシリンダ
の間には、ガイドローラーを2つ配置する。また、この
場合には、ドライシリンダに近い方のガイドローラーに
はフェルト(支持ベルト)だけを巻き付けるのに対し、
ドライシリンダから遠い方のガイドローラーには帯状紙
だけを巻き付ける。こうすることによって両ガイドロー
ラーの間にトップカッターで切断可能な自由軌道が形成
される。しかし、このような自由軌道は常に存在し、機
械が高速で作動する場合に生じる危険、とくにふらつき
と破損の危険に常にさらされる。
【0010】まだ予備公開前のドイツ特許出願 P 40 12
246 には、一列に並んだドライヤ群を含むドライヤ部
分について述べられている。この場合にも、1つのドラ
イヤ群内の連続する2つのドライシリンダの間にガイド
ローラーを2つ備え付ける。さらに、この2つのガイド
ローラーの間に中間ガイドローラーを取り付ける。この
中間ガイドローラーには、下部ガイドローラーと上部ガ
イドローラーの間に帯状紙の自由軌道が形成されるよう
(同文献の図3を参照)支持ベルトのみを巻き付ける。
トップカッターはこのようにして形成した自由軌道に取
り付ける。
【0011】このような実施例には、引用文献3と比較
して、自由軌道が2つではなく1つしか形成されないと
いう長所がある。しかし、引用文献3の場合と同様、こ
のような自由軌道は常に、すなわち機械が高速で作動す
る場合にも存在する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、帯状
紙の自由軌道によって生じる危険、とくに紙の破損とロ
ーラーのからみを防止すると同時に、トップカッターが
必要に応じて常にすばやく簡単にセットできることを特
徴とする、特許請求項1の導入部に述べるようなドライ
ヤ部分を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】引用文献4によるドライ
ヤ部分からさらに進んで、本発明では上記の課題を特許
請求項1の特徴部に示す特徴によって解決する。
【0014】
【実施例】以下では、添付の図面に従って本発明につい
て詳しく説明する。
【0015】図1は、連続制御する複数のドライヤ群を
備え、1つのドライヤ群から次のドライヤ群へ移行する
場合に帯状紙の向きが変わるドライヤ部分について示し
たものであり、図2は、帯状紙の向きを変えない場合の
2つの連続するドライヤ群の間の移行部について示した
ものであり、図 3 - 8 は、帯状紙の向きを常に変える
場合の2つの連続するドライヤ群の間の移行部の実施例
について示した図である。
【0016】図1に示したドライヤ部分は製紙機の一部
である。乾燥させる帯状紙9(点線で部分的に図示)
は、図中のドライヤ部分を左から右へ流れる。最初のド
ライヤ群には、上方に位置する加熱式のドライシリンダ
11 - 14が4つと、吸引ガイドローラーとして形成さ
れ、下方に位置するベルトガイドローラー 21 - 24 が
4つ含まれている。帯状紙9はペーパーガイドローラー
8によって圧縮部分7から最初のエンドレス支持ベルト
10 へ移送するが、この支持ベルトはドライフィルタと
して形成するのが望ましい。支持ベルトはまずガイドロ
ーラー 19b の上を流れるが、場合によってはこれを吸
引ローラーとしても構わない。帯状紙9は支持ベルト 1
0 とともにドライヤ群の中を蛇行する、すなわち、ドラ
イシリンダ11 - 14 のうちの1つと吸引ガイドローラー
21 - 24 のうちの1つの上を交互に流れていく。支持ベ
ルト 10 は、最後の吸引ガイドローラー24 から複数の
通常のベルトガイドローラー 19 および 19aを経由して
最初のベルトガイドローラー 19b へ戻る。各ドライシ
リンダ 11 - 14 からベルトが離れていく箇所のシリン
ダ表面とそれに隣接する吸引ガイドローラーの表面との
間隔 A は非常に狭くする(30 - 100 mm)。こうするこ
とによって帯状紙がシリンダ表面に付着し続けるのでは
なく、支持ベルト 10 に直接付着して先へ進むようにす
る。このために吸引ガイドローラーの吸引部 21´が機
能する。各吸引ガイドローラーには、従来通りの固定式
内部吸引ボックスを備え付けても、US-PS 4,202,113 に
従った外部吸引ボックスを備え付けても構わない。FR-O
S 2628518 に述べられているような軌道安定装置は不要
である。
【0017】2番目のドライヤ群には、下方に位置する
ドライシリンダ 15- 18 が4つと、上方に位置する吸引
ガイドローラー 24a、25 - 28 が5つ含まれる。このド
ライヤ群の中を第2の支持ベルト 20 が流れ、最後の吸
引ガイドローラーから複数の通常のベルトガイドローラ
ー 29、29a、および 29b を経由して最初の吸引ガイド
ローラー 24a へ戻る。前述の吸引ガイドローラー 24a
は、ここでは自由軌道が生じないよう帯状紙を第1支持
ベルト 10 から第2支持ベルト 20 へ直接移送する受け
取りローラーとして形成する。帯状紙は、これと同様
に、第2ドライヤ群の末端、すなわち最後の吸引ガイド
ローラー 28 から次の受け取りローラー28aを通じて次
のドライヤ群へと移送する。この場合にも帯状紙の自由
軌道は生じないようにする。3番目のドライヤ群に関し
ては、2つのドライシリンダ 31および 32、支持ベルト
30、吸引ガイドローラー 41 および 42、ならびにベル
トガイドローラー 39 のみを図示する。最初のドライヤ
群においては、帯状紙9の「第一面」(この実施例では
下面)がドライシリンダ 11 - 14 と接触する。これに
対し、2番目のドライヤ群においては、帯状紙9の「第
二面」がドライシリンダ 15 -18 と接触する。3番目の
ドライヤ群では再び帯状紙の下面がシリンダ 31、32 と
接触する。
【0018】第1ドライヤ群の最後の吸引ガイドローラ
ー 24 より走行方向に向かって後ろに配置するベルトガ
イドローラー 19 は、ほぼ水平な方向へ移動できるよう
にする。このローラーに関しては、図中に3つの異なる
位置を示す。すなわち、実線で示した通常の位置の場合
には、支持ベルト 10 がローラー 24 からローラー 19
へ直線軌道を描き、受け取りローラー 24 の表面に対す
る接線を形成する。従って、この場合には第2支持ベル
ト 20 と第1支持ベルト 10 が1つの「点」でしか接触
しない。直線と1つの点によって図示してあるのは、ベ
ルトガイドローラー 19 が取り得る別の位置である。こ
の位置の場合には、第2支持ベルト 20と第1支持ベル
ト 10 が受け取り吸引ローラーの表面の一部にわたって
接触する。この表面の一部は、約 10゜の巻き掛け中心
角 a に相当する。この巻き掛け中心角 a は、ベルトガ
イドローラー 19 の移動によって 0゜から約 20゜まで
調節可能である。こうすることによって機械運転者は必
要に応じて巻きかけ中心角を調節することができる。例
えば、機械運転者は紙の種類および/または作業速度、
および/またはベルト 10 とベルト 20 の間で設定しな
ければならない差動速度に応じて巻きかけ中心角 a を
決定する。こうすることによって、たとえ高速で作業中
であっても、第1ドライヤ群から第2ドライヤ群への帯
状紙の移送が非常に安全に行われる、すなわち、破損の
危険が防止できる。また、いわゆるロープガイドがなく
ても、巻き込み端(帯状紙の先端の細長い部分)の巻き
込みが自動的にできる。
【0019】前述の巻き掛け中心角 a の大きさに関係
なく、2つの支持ベルト 10 および20 の(受け取りロ
ーラー 24a へ向かう軌道の)間には、収束角 b をもつ
くさび形のすき間が常に形成される。この収束角 b の
大きさは、場所の広さに応じて約 2゜から30゜の範囲内
で自由に設定可能である。
【0020】第2支持ベルト 20 のベルトガイドローラ
ー 29b から受け取りローラー 24aまでの間が帯状紙の
移送を妨げる空気境界層を伴う場合には、受け取りロー
ラー24a の吸引部 34 を延長するか、そこへ別の吸引部
を追加するのが目的にかなっている。図中では、受け取
りローラー 24a に第2支持ベルト 20 が接触している
部分がこの吸引部に相当する。
【0021】場合によっては、一方のドライヤ群を作動
させつつ、他方のドライヤ群を停止させることも必要で
ある。このような場合には、受け取りローラー24a のと
ころで2本のベルト 10 と 20 の間に一時的に間隔を設
けることが目的にかなっている。このためには、ベルト
ガイドローラー 19 を直線と二重点で図示したさらに別
の位置へ移動させればよい。
【0022】通常通り、各ドライシリンダ表面の自由な
部分にはスクレーパ 40 を配置する。また、吸引ガイド
ローラー 22 - 27 および 41 のいくつかには換気ボッ
クス38を備え付ける。各換気ボックスには、図示してい
ないが、湿った空気を除去する吸引室が含まれている。
各換気ボックスは隣接する吸引ガイドローラーの胴回り
の約 1/4、また、とくに支持ベルト 10、20、または 30
によって覆われる部分の後ろ半分を包み込む。従っ
て、最初の2つのドライヤ群においては、各吸引ガイド
ローラー 21 - 27 は、2つの隣接するドライシリンダ
に関して非対称に配置する。各吸引ガイドローラー、例
えば 21 は、2つの隣接するドライシリンダ11 および
12、すなわち「ペーパー送達シリンダ」11 および「ペ
ーパー受け取りシリンダ」12 と合わせて、一組の「ロ
ーラー・セット」と考えても構わない。すでに述べた通
り、ペーパー送達シリンダと吸引ガイドローラーの間の
間隔A は非常に狭くする。これに対し、吸引ガイドロー
ラーとペーパー受け取りシリンダの間の間隔 B は基本
的にもっと広くし、具体的には間隔 A の約 2 - 10倍と
する。このように吸引ガイドローラーを非対称に配置す
ることによっていくつかの利点が得られる。第1に、ス
クレーパ 40 のとなりに比較的体積の大きい換気ボック
ス 38 を収容するための場所が得られ、これらの間に換
気に必要な間隔が確保できる上に、換気ボックスとペー
パー受け取りシリンダの間に必要な間隔をも確保でき
る。第2に、吸引ガイドローラーとペーパー受け取りシ
リンダの間に、帯状紙から水蒸気を逃がすための空間が
得られる。このことは、換気ボックスの有無に関わら
ず、すべての吸引ガイドローラーに当てはまる。
【0023】帯状紙9が例えば第2ドライヤ群の末端な
どである程度の乾燥度に達すると、それまでと比較して
シリンダ表面に張り付きにくくなる。従って、例えば第
3ドライヤ群以降は、各シリンダのペーパー送達面とそ
れに続く吸引ガイドローラーとの間隔をそれまでより広
くしても構わない。この場合には、図中の 31、32、お
よび 41 から明らかな通り、吸引ガイドローラーを隣接
するドライシリンダに関して対称に配置することができ
る。
【0024】図示したドライヤ部分では、すべてのドラ
イシリンダが水平方向に列を形成している。しかし、本
発明は実用新案 G 89 06 273 と同様、シリンダが垂直
方向の列を形成するドライヤ部分にも応用できる。
【0025】本発明においては、ガイドローラー 19 ま
たは 29 が移動可能である点が非常に重要である。こう
することによって2つのドライヤ群の分離が可能とな
り、また、帯状紙の自由軌道が形成できる。この自由軌
道の部分には、本発明に従ってトップカッターが配置で
きる(図示せず)。
【0026】以下では図2について詳しく説明する。第
1ドライヤ群の最後のドライシリンダ1にはフェルトベ
ルト2を巻き付ける。これに続くドライヤ群の最初のド
ライシリンダ3にはドライフィルタ4を巻き付ける。ド
ライフィルタ2はさらにフェルトガイドローラー5に巻
き付け、ドライフィルタ4は - 進行方向からみて -ド
ライシリンダ3の前でガイドローラー6、7、および8
に巻き付ける。ガイドローラー7は矢印の方向に、破線
で示した位置まで移動できる。ガイドローラー7が移動
すると、ドライフィルタ4も破線で示した軌道を描く。
図から明らかな通り、重要な部分としてスクレーパ 9a
および 9b を2つと、矢印の方向へ移動可能なトップカ
ッター 10 を1つ備え付ける。部品 11、12、および 13
は、任意に使用する送達補助部品である。しかし、こ
れらの部品は通常、とくにローラー8が吸引ローラーで
ある場合には不要である。いずれにせよ、吸引ローラー
を用いる方が望ましい。
【0027】帯状紙の流れは図示していないが、専門家
にとっては容易に理解できる。帯状紙は、まず、ドライ
フィルタ2とドライシリンダ1の表面の間に挟み込まれ
る。ドライシリンダ1の表面からドライフィルタ2が離
れた後、帯状紙は外側がむき出しのままドライシリンダ
1の表面を流れる。帯状紙は、ドライフィルタが移動式
ガイドローラー7を離れるとすぐ、そのドライフィルタ
とドライシリンダ1の表面にはさまれてごく短い距離を
流れる。ドライフィルタ4は帯状紙を受け取って下方へ
流れ、ガイドローラー8を経由し、上に重なって位置す
る帯状紙とともに上方へ流れる。この間、すなわちガイ
ドローラー8に巻き付く前、巻き付いている間、および
巻き付いた後は、帯状紙はドライフィルタの外側に位置
する。続いてドライフィルタと帯状紙はドライシリンダ
3の表面部分に達し、ここで帯状紙が再びドライシリン
ダ3の表面とドライフィルタ4の間に挟み込まれる。
【0028】ドライフィルタ・ガイドローラー7が破線
で示した位置へ移動すると、それに従ってドライフィル
タ4も破線位置まで移動し、帯状紙の自由軌道が形成さ
れる。こうすることによってトップカッターをその作動
位置へセットできる。
【0029】場合によっては、移動式ガイドローラー7
とともに移動できる軌道安定装置を備え付けても構わな
い。このような軌道安定装置は、該当するドライシリン
ダまたは吸引ローラーから離れた後のドライフェルトの
ローラー間部分へ帯状紙を押しつける働きをする。
【0030】図3および4は、それぞれ同じ対象物、す
なわち第1ドライヤ群の最後のドライシリンダ 10 と第
2ドライヤ群の最初のドライシリンダ11 について示し
たものである。また、図から明らかな通り、ドライシリ
ンダ 10 にはドライフィルタ20 が、ドライシリンダ 11
にはドライフィルタ 40 が巻き付いている。図中に破
線で示してあるのがこの2本のドライフィルタであり、
実線で示してあるのが帯状紙である。ここで最も重要な
部分はガイドローラー 70 である。このガイドローラー
は、図3に示す位置から図4に示す位置へ移動すること
ができる。ガイドローラー 70 が図3に示すような位置
にある場合には、送達箇所が閉じた状態となる。従って
帯状紙の自由軌道はどこにも形成されない。右から左へ
見た場合の帯状紙の流れは以下の通りである。帯状紙
は、まず、ドライシリンダ 10 の表面とドライフィルタ
20 の間に挟み込まれる。続いてドライフィルタ 20 が
離れた後、帯状紙は外側がむき出しになった状態でドラ
イシリンダ 10 の表面を流れる。これはその後、上から
降りてきたドライフィルタに短い間覆われる。帯状紙は
ドライフィルタ 40 とともに移動式のガイドローラー 7
0 へ達する。ドライフィルタ 40 とその上に位置する帯
状紙は、そこで帯状紙が外側になるようにガイドローラ
ー 70 に巻き付く。帯状紙 30 もドライフィルタ 40 も
最終的にはドライシリンダ 11 へ達するが、帯状紙 30
はドライフィルタ 40 に覆われてドライシリンダ 11 に
巻き付く。
【0031】ガイドローラー 70 を図4に示す位置へ移
動すると、ドライシリンダ 10 の表面を離れる箇所から
ガイドローラー 70 に達するまで、帯状紙 30 が自由に
延びる自由軌道が形成される。トップカッターはこの部
分に取り付けできる。場所的要件から、ここへは高圧水
流切断装置(ウォータージェットカッター)90 を用い
るのが非常に望ましい。その構造は以下の通りである。
すなわち、実際の切断ノズルと付属ホルダは、帯状紙の
進行方向を横切るレール上を移動する。帯状紙を切断し
た後は、新しく別の帯状紙が供給される。このためには
待機位置にある水流切断装置を帯状紙を横切る方向へ先
端部に必要な幅だけ移動させる。水流弁を自動的に開く
ことによって連続切断を開始する。水流とその水流によ
って生じる屑は帯状紙の反対側で受けとめ、製紙機の横
へ流し出す。
【0032】切断した帯状紙先端部をガイド板と送風装
置を用いて先へ送り込んだら、幅の狭い先端部が帯状紙
の全幅と等しくなるまで水流切断装置を横へ移動する。
水流切断装置はこの後、元の待機位置へ戻す。同時に、
移動式ガイドローラー 70 を図3に示す位置まで戻し、
帯状紙の自由軌道がなくなるようにする。ガイドローラ
ー 70 は、この場合にも吸引ローラーとして形成するの
が望ましい。
【0033】図5および6に示す実施例も2つのドライ
シリンダ 10 および 11 を備えているが、帯状紙は左か
ら右へ流れ、シリンダ 10からガイドローラー 60、70
を経由してドライシリンダ 11 へ到達する。また、この
ほかにもガイドローラー 71と 72 を備えている。この
ような配置の場合にはガイドローラー 70 と 71 が移動
式であり、具体的には帯状紙が閉じた状態で送達される
図5の位置から帯状紙の自由軌道が形成される図6の位
置へ移動できる。この場合にも、自由軌道の箇所へは高
圧水流切断装置を備え付ける。図5には、機械を横切る
方向へ延びるガイドレール 91 および 92 のみを示す。
実際の切断装置とそれに付属する水流受け止め装置は、
図6を参照すれば明きらかである。
【0034】図7および8は、2つのさらに別の実施例
について示したものである。これらの実施例は、帯状紙
の自由軌道を一時的に形成する場合にガイドローラー、
すなわち吸引ローラー 70 を1つしか移動せず、他のガ
イドローラーはすべて固定式とする点で、図5および6
に示した実施例とは本質的に異なる。
【0035】なお、図7および8の実施例の場合にも、
自由軌道を形成する2つのガイドローラーは吸引ローラ
ーとするのが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】連続制御する複数のドライヤ群を備え、1つの
ドライヤ群から次のドライヤ群へ移行する場合に帯状紙
の向きが変わるドライヤ部分について示したものであ
る。
【図2】帯状紙の向きを変えない場合の2つの連続する
ドライヤ群の間の移行部について示したものである。
【図3】帯状紙の向きを常に変える場合の2つの連続す
るドライヤ群の間の移行部の実施例について示した図で
ある。
【図4】帯状紙の向きを常に変える場合の2つの連続す
るドライヤ群の間の移行部の実施例について示した図で
ある。
【図5】帯状紙の向きを常に変える場合の2つの連続す
るドライヤ群の間の移行部の実施例について示した図で
ある。
【図6】帯状紙の向きを常に変える場合の2つの連続す
るドライヤ群の間の移行部の実施例について示した図で
ある。
【図7】帯状紙の向きを常に変える場合の2つの連続す
るドライヤ群の間の移行部の実施例について示した図で
ある。
【図8】帯状紙の向きを常に変える場合の2つの連続す
るドライヤ群の間の移行部の実施例について示した図で
ある。
【符号の説明】
9 帯状繊維材料、 10 第1支持ベルト、 11,12,13,14,15,16,17,18 加
熱式ドライシリンダ、 19 ガイドローラー、 20 第2支持ベルト、 21,22,23,24,25,26,27,28 吸
引ガイドローラー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 プライセタンツ ヨハン ドイツ D−7920 ハイデンハイム テツ クエステイーアール. 34 (72)発明者 ドクター. スタイナー カール ドイツ D−7922 ハーブレグテインゲン リチヤード ウオーグナー ウエツグ 8

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状の繊維材料、とくに帯状の紙を製造
    するための機械のドライヤ部分において、 (a) ドライヤ部分に第1ドライヤ群を形成する複数の
    加熱式ドライシリンダ (11-14) と第2ドライヤ群を形
    成する複数の加熱式ドライシリンダ (15-18)が含まれ、
    またとくに各ドライシリンダが吸引ガイドローラー (21
    -28) を少なくとも1つ備えており、 (b) 第1ドライヤ群には第1支持ベルト (10) が、第
    2ドライヤ群には第2支持ベルト (20) が備えてあり、
    とくに帯状繊維材料 (9) がドライシリンダと、また、
    支持ベルトが吸引ガイドローラーと直接接触するよう各
    ドライヤ群の中を帯状繊維材料が支持ベルトとともにド
    ライシリンダと吸引ガイドローラーとを交互に経由して
    流れ、 (c) 2つのドライヤ群の間に、第1支持ベルト (10)
    から第2支持ベルト(20)へ帯状繊維材料を送達する分離
    部(送達部)が形成され、 (d) 送達部付近の両支持ベルトの一方に、送達部を開
    き、帯状繊維材料の自由軌道を形成するよう移動可能な
    ガイドローラー (19) が少なくとも1つ配置されている
    ことを特徴として有し、さらに、 (e) 上記の自由軌道に帯状繊維材料の巻き込みに利用
    する先端部を形成するためのトップカッターが配置され
    ていることを特徴とするドライヤ部分。
  2. 【請求項2】 第1ドライヤ群においては帯状繊維材料
    の第一面が、また、第2ドライヤ群においてはその第二
    面が該当するシリンダの表面と接触することを特徴とす
    る、請求項1記載のドライヤ部分。
  3. 【請求項3】 2つのドライヤ群において、それぞれ帯
    状繊維材料の1つの同じ面がシリンダ表面と接触するこ
    とを特徴とする、請求項1記載のドライヤ部分。
  4. 【請求項4】 移動式のガイドローラーに、そのガイド
    ローラーとともに移動可能な軌道安定装置が備えてある
    ことを特徴とする、請求項 1 − 3 に記載のドライヤ部
    分。
JP3320886A 1990-11-30 1991-11-08 製紙機のためのドライヤー部分 Pending JPH059887A (ja)

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