JPH059832A - 高速整経機 - Google Patents
高速整経機Info
- Publication number
- JPH059832A JPH059832A JP16181291A JP16181291A JPH059832A JP H059832 A JPH059832 A JP H059832A JP 16181291 A JP16181291 A JP 16181291A JP 16181291 A JP16181291 A JP 16181291A JP H059832 A JPH059832 A JP H059832A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bracket
- warping
- ball screw
- speed
- reciprocated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Warping, Beaming, Or Leasing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 整経筬部Aに対して、ボールネジ3の正逆回
転にて往復動するブラケット5を連結して往復作動でき
るようにし、ボールネジ3の正逆回転はブラケット5の
往復動距離を制御する左右のタッチセンサおよび正逆転
クラッチによるものからなり、高速整経できるようにし
てある。 【効果】 正逆回転による往復動にて高速整経が可能と
なり、高速安定性能が高いこと。
転にて往復動するブラケット5を連結して往復作動でき
るようにし、ボールネジ3の正逆回転はブラケット5の
往復動距離を制御する左右のタッチセンサおよび正逆転
クラッチによるものからなり、高速整経できるようにし
てある。 【効果】 正逆回転による往復動にて高速整経が可能と
なり、高速安定性能が高いこと。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は整経機用編成糸をビーム
に整経するための高速整経機に関する。
に整経するための高速整経機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来における整経機は、回転するカムに
有したカム溝部に先端ベアリング付きのバーを係合させ
ておき、カムの回転によりバーを介して糸に対して等速
の往復動を与えていた。しかし等速往復運動を付与させ
るカムの溝は一部で急激な負荷を受けている。そのため
溝部分の摩耗が激しく、損傷することが多い。しかもバ
ー先端のベアリングの径よりもカム溝の幅を少し広目に
とらねばならず、衝撃も加わり易く、騒音もひどく、低
速運動しかできず、整経効果が低い。
有したカム溝部に先端ベアリング付きのバーを係合させ
ておき、カムの回転によりバーを介して糸に対して等速
の往復動を与えていた。しかし等速往復運動を付与させ
るカムの溝は一部で急激な負荷を受けている。そのため
溝部分の摩耗が激しく、損傷することが多い。しかもバ
ー先端のベアリングの径よりもカム溝の幅を少し広目に
とらねばならず、衝撃も加わり易く、騒音もひどく、低
速運動しかできず、整経効果が低い。
【0003】そこで、本発明においては、従来とは全く
異なるシステムで等速往復運動を付与し、しかも低騒音
で高速運転を可能にできる整経機を得ることを目的とし
ている。
異なるシステムで等速往復運動を付与し、しかも低騒音
で高速運転を可能にできる整経機を得ることを目的とし
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成し、上記
課題を解決できる本発明は、整経用筬部を整経幅に応じ
て往復動させる整経機において、以下の機構を有するこ
とを特徴とする高速整経機である。 (1)整経用筬部に、往復動を与えるよう連結されたブ
ラケット (2)ブラケットに往復動を与えるように装備したボー
ルネジ (3)ボールネジに正逆回転を与える正逆転クラッチ (4)正逆転クラッチと連結していてブラケットの往復
動距離を制御する左右のタッチセンサ
課題を解決できる本発明は、整経用筬部を整経幅に応じ
て往復動させる整経機において、以下の機構を有するこ
とを特徴とする高速整経機である。 (1)整経用筬部に、往復動を与えるよう連結されたブ
ラケット (2)ブラケットに往復動を与えるように装備したボー
ルネジ (3)ボールネジに正逆回転を与える正逆転クラッチ (4)正逆転クラッチと連結していてブラケットの往復
動距離を制御する左右のタッチセンサ
【0005】
【作用】上記構成による高速整経機は、整経用筬部に対
してブラケットにて往復動させるには、正逆転クラッチ
にてボールネジに回転を付与し、ボールネジにてブラケ
ットが仮に右方向へ作動すると、ブラケット一部が右側
のタッチセンサに接触する迄右方向へ移動し、タッチセ
ンサと接触すると、正逆転クラッチが先の作動とは逆転
し、その作動がボールネジに伝達されてボールネジはブ
ラケットを今度は左方向へと作動し、ブラケット一部が
左側センサに接触する迄移動する。そして左側のタッチ
センサと接触すると、正逆転クラッチで原状の作動に戻
せるようになっている。これらの作動にてブラケットを
往復動させ、整経用筬部に対してブラケットを往復動さ
せて、糸を整経幅分でビームに整経作用させることがで
きる。そして左右のタッチセンサ間の距離を調整させれ
ば整経幅を調整できる。
してブラケットにて往復動させるには、正逆転クラッチ
にてボールネジに回転を付与し、ボールネジにてブラケ
ットが仮に右方向へ作動すると、ブラケット一部が右側
のタッチセンサに接触する迄右方向へ移動し、タッチセ
ンサと接触すると、正逆転クラッチが先の作動とは逆転
し、その作動がボールネジに伝達されてボールネジはブ
ラケットを今度は左方向へと作動し、ブラケット一部が
左側センサに接触する迄移動する。そして左側のタッチ
センサと接触すると、正逆転クラッチで原状の作動に戻
せるようになっている。これらの作動にてブラケットを
往復動させ、整経用筬部に対してブラケットを往復動さ
せて、糸を整経幅分でビームに整経作用させることがで
きる。そして左右のタッチセンサ間の距離を調整させれ
ば整経幅を調整できる。
【0006】
【実施例】次いで、本発明の実施例を図によりながら以
下に説明する。図1は平面図を示していて、整経筬部A
に対して往復動させるための高速整経機の概要を示して
いる。図において、1は減速機でモータ(図示せず)か
らの回転を減速させて正逆転クラッチ2を連動させてい
る。3は正逆転クラッチ2からタイミングベルト4を介
して正逆の回転を連動しているボールネジ、5はボール
ネジ3の回転により往復動できるブラケットであって、
ブラケット5にはその一部としてバー51を介してベア
リング50が具備されている。このブラケット5にはレ
バー6が整経筬部Aに対して連結されていて、整経筬部
Aを往復動させるようになっている。7,7′はボール
ネジ3に対するピロブロック、8,8′はブラケット5
の一部であるベアリング50の往復動を感知させるタッ
チセンサで、ブラケット5の往復動を制御できるよう信
号を正逆転クラッチ2へ連結している。正逆転クラッチ
2の回転方向を瞬時に切替え得るようになっている。
9,9′は走行安全のためのリミットスイッチを示す。
タッチセンサ8,8′およびリミットスイッチ9,9′
を有する取付台10,10′は支持シャフト11に嵌挿
保持されていると共に、左ネジ軸12と右ネジ軸12′
にてそれぞれ移動調整できるようになっているもので、
図1では他の部品で隠れて図示されていないので、図2
の部分図のごとく左右ネジ軸12,12′は中間支承ブ
ロック13で支承されていて、ハンドル14からベベル
ホックス15を介して左右ネジ軸12,12′に右回転
か左回転を作動させることによりタッチセンサ間隔を広
げたり、狭めたりしてブラケット5の往復動距離(0〜
200mm)を制御できることになる。
下に説明する。図1は平面図を示していて、整経筬部A
に対して往復動させるための高速整経機の概要を示して
いる。図において、1は減速機でモータ(図示せず)か
らの回転を減速させて正逆転クラッチ2を連動させてい
る。3は正逆転クラッチ2からタイミングベルト4を介
して正逆の回転を連動しているボールネジ、5はボール
ネジ3の回転により往復動できるブラケットであって、
ブラケット5にはその一部としてバー51を介してベア
リング50が具備されている。このブラケット5にはレ
バー6が整経筬部Aに対して連結されていて、整経筬部
Aを往復動させるようになっている。7,7′はボール
ネジ3に対するピロブロック、8,8′はブラケット5
の一部であるベアリング50の往復動を感知させるタッ
チセンサで、ブラケット5の往復動を制御できるよう信
号を正逆転クラッチ2へ連結している。正逆転クラッチ
2の回転方向を瞬時に切替え得るようになっている。
9,9′は走行安全のためのリミットスイッチを示す。
タッチセンサ8,8′およびリミットスイッチ9,9′
を有する取付台10,10′は支持シャフト11に嵌挿
保持されていると共に、左ネジ軸12と右ネジ軸12′
にてそれぞれ移動調整できるようになっているもので、
図1では他の部品で隠れて図示されていないので、図2
の部分図のごとく左右ネジ軸12,12′は中間支承ブ
ロック13で支承されていて、ハンドル14からベベル
ホックス15を介して左右ネジ軸12,12′に右回転
か左回転を作動させることによりタッチセンサ間隔を広
げたり、狭めたりしてブラケット5の往復動距離(0〜
200mm)を制御できることになる。
【0007】タッチセンサ8,8′とベアリング50が
接触するようになっているのは、接触面が一部的になら
ないようにしてタッチを確実にすることと、センサへの
負荷が少なくなるようにしてあるためである。図3は、
糸Yの流れの概要を示しており、糸Yはクリールスタン
ド側Cから整経筬部Aを経て、ビーム側Bへと整経され
るものである。
接触するようになっているのは、接触面が一部的になら
ないようにしてタッチを確実にすることと、センサへの
負荷が少なくなるようにしてあるためである。図3は、
糸Yの流れの概要を示しており、糸Yはクリールスタン
ド側Cから整経筬部Aを経て、ビーム側Bへと整経され
るものである。
【0008】なお、実施上、整経筬部Aのプレートaの
左右の往復動は、プラスチックローラR上を滑るように
してあり、従来のシャフト上を滑るものに比べ摩擦を少
なく、高速作動に適するような配慮もしてある。さら
に、実施装置では図示していないが、始動時に糸を傷め
ないためにも、ゆっくり回転して徐々にスピードアップ
が可能なように、ビーム回転と、整経筬部の往復動とを
別個のインバータ使用されたモータから駆動されるよう
にしてある。
左右の往復動は、プラスチックローラR上を滑るように
してあり、従来のシャフト上を滑るものに比べ摩擦を少
なく、高速作動に適するような配慮もしてある。さら
に、実施装置では図示していないが、始動時に糸を傷め
ないためにも、ゆっくり回転して徐々にスピードアップ
が可能なように、ビーム回転と、整経筬部の往復動とを
別個のインバータ使用されたモータから駆動されるよう
にしてある。
【0009】以上のごとく、本発明装置は、左右のタッ
チセンサ8,8′と、正逆転クラッチ2とをユニットと
して連係作動するようにしてボールネジ3へ伝達し、ブ
ラケット5の往復動を制御しているものであり、作用の
項で述べたような作動を以て糸を整経できることにな
る。
チセンサ8,8′と、正逆転クラッチ2とをユニットと
して連係作動するようにしてボールネジ3へ伝達し、ブ
ラケット5の往復動を制御しているものであり、作用の
項で述べたような作動を以て糸を整経できることにな
る。
【0010】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、整経筬
部に対する往復動となる左右の動きを左右のタッチセン
サや正逆転クラッチにてボールネジを作動させ、ボール
ネジ上でブラケットを往復動させ、整経筬部へ伝達する
一連の装置としたことにより、従来に比べはるかに高速
整経が可能となり、しかも装置の操業音を低くでき、高
速安定性が高いことと、整経幅の調整に対しても左右の
タッチセンサ間隔にて選択が容易となる効果がある。
部に対する往復動となる左右の動きを左右のタッチセン
サや正逆転クラッチにてボールネジを作動させ、ボール
ネジ上でブラケットを往復動させ、整経筬部へ伝達する
一連の装置としたことにより、従来に比べはるかに高速
整経が可能となり、しかも装置の操業音を低くでき、高
速安定性が高いことと、整経幅の調整に対しても左右の
タッチセンサ間隔にて選択が容易となる効果がある。
【図1】本発明を示す概要平面図である。
【図2】タッチセンサ部分の概要図である。
【図3】糸の流れの概要を示す側面図である。
A 整経筬部 a プレート 2 正逆転クラッチ 3 ボールネジ 5 ブラケット 6 レバー 8,8′ 左右のタッチセンサ Y 糸
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】整経用筬部を整経幅に応じて往復動させる
整経機において、以下の機構を有することを特徴とする
高速整経機。 (1)整経用筬部に、往復動を与えるよう連結されたブ
ラケット (2)ブラケットに往復動を与えるように装備したボー
ルネジ (3)ボールネジに正逆回転を与える正逆転クラッチ (4)正逆転クラッチと連結していてブラケットの往復
動距離を制御する左右のタッチセンサ
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16181291A JPH059832A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | 高速整経機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16181291A JPH059832A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | 高速整経機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH059832A true JPH059832A (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=15742384
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16181291A Pending JPH059832A (ja) | 1991-07-02 | 1991-07-02 | 高速整経機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH059832A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102199822A (zh) * | 2011-05-26 | 2011-09-28 | 常州市第八纺织机械有限公司 | 双经轴整经机 |
CN103215721A (zh) * | 2013-04-26 | 2013-07-24 | 鲁泰纺织股份有限公司 | 多经轴同时整经的方法 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01223207A (ja) * | 1988-03-02 | 1989-09-06 | Niigata Iseki Seisakusho:Kk | 除雪機に於ける投雪シューター駆動機構 |
JPH027228B2 (ja) * | 1980-07-04 | 1990-02-16 | Hitachi Ltd | |
JPH02217664A (ja) * | 1989-02-18 | 1990-08-30 | Kubota Ltd | 正逆転切換え装置 |
-
1991
- 1991-07-02 JP JP16181291A patent/JPH059832A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH027228B2 (ja) * | 1980-07-04 | 1990-02-16 | Hitachi Ltd | |
JPH01223207A (ja) * | 1988-03-02 | 1989-09-06 | Niigata Iseki Seisakusho:Kk | 除雪機に於ける投雪シューター駆動機構 |
JPH02217664A (ja) * | 1989-02-18 | 1990-08-30 | Kubota Ltd | 正逆転切換え装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102199822A (zh) * | 2011-05-26 | 2011-09-28 | 常州市第八纺织机械有限公司 | 双经轴整经机 |
CN103215721A (zh) * | 2013-04-26 | 2013-07-24 | 鲁泰纺织股份有限公司 | 多经轴同时整经的方法 |
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