JPH0598105A - 含塩素樹脂組成物 - Google Patents
含塩素樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH0598105A JPH0598105A JP32943191A JP32943191A JPH0598105A JP H0598105 A JPH0598105 A JP H0598105A JP 32943191 A JP32943191 A JP 32943191A JP 32943191 A JP32943191 A JP 32943191A JP H0598105 A JPH0598105 A JP H0598105A
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- Japan
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- zinc
- chlorine
- containing resin
- resin composition
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 カドミウムや鉛なし配合で、既存のカドミウ
ム／バリウム／亜リン酸エステルや鉛配合以上の性能、
特に着色防止能、低温耐熱性の良好な、しかも吐出（ブ
ルーム、ブリード）性のない含塩素樹脂成型品を得る。 【構成】 含塩素樹脂１００重量部当たり、Ａ．亜鉛化
合物０．０１〜２重量部及びＢ．ｍ−（ベンゾイルアセ
チル）安息香酸０．０１〜１重量部及びＣ．一般式
（Ｉ）で表されるハイドロタルサイト類の少なくとも一
種を添加してなる。
ム／バリウム／亜リン酸エステルや鉛配合以上の性能、
特に着色防止能、低温耐熱性の良好な、しかも吐出（ブ
ルーム、ブリード）性のない含塩素樹脂成型品を得る。 【構成】 含塩素樹脂１００重量部当たり、Ａ．亜鉛化
合物０．０１〜２重量部及びＢ．ｍ−（ベンゾイルアセ
チル）安息香酸０．０１〜１重量部及びＣ．一般式
（Ｉ）で表されるハイドロタルサイト類の少なくとも一
種を添加してなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、熱劣化に対して安定化
した含塩素樹脂組成物に関する。さらに詳しくは、加工
中の熱による着色を防止し、しかも成型品の使用中の吐
出（ブルーム、ブリード）を防止した含塩素樹脂組成物
に関する。
した含塩素樹脂組成物に関する。さらに詳しくは、加工
中の熱による着色を防止し、しかも成型品の使用中の吐
出（ブルーム、ブリード）を防止した含塩素樹脂組成物
に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に含塩素樹脂は加工中に熱により、
着色劣化を起こす。特にカドミウムや鉛なし配合の着色
を防止するために、バリウム／亜鉛／亜リン酸エステル
や、カルシウム／亜鉛／亜リン酸エステル等の安定剤
に、ジベンゾイルメタンやステアリルベンゾイルメタン
等のβ−ジケトン化合物を併用することや、ハイドロタ
ルサイト類とβ−ジケトン化合物を併用することが提案
されている。しかし、ジベンゾイルメタンやステアリル
ベンゾイルメタンを配合した場合、経時的に吐出（ブル
ーム、ブリード）が出たり、印刷性を阻害したり、ウエ
ルダー接着性を阻害する等の欠点がある。
着色劣化を起こす。特にカドミウムや鉛なし配合の着色
を防止するために、バリウム／亜鉛／亜リン酸エステル
や、カルシウム／亜鉛／亜リン酸エステル等の安定剤
に、ジベンゾイルメタンやステアリルベンゾイルメタン
等のβ−ジケトン化合物を併用することや、ハイドロタ
ルサイト類とβ−ジケトン化合物を併用することが提案
されている。しかし、ジベンゾイルメタンやステアリル
ベンゾイルメタンを配合した場合、経時的に吐出（ブル
ーム、ブリード）が出たり、印刷性を阻害したり、ウエ
ルダー接着性を阻害する等の欠点がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】カドミウムや鉛なし配
合でカドミウム／バリウム配合や鉛配合並以上の熱安定
性で、着色も防止し、しかも経時的な吐出（ブルーム、
ブリード）を防止した含塩素樹脂組成物を提供すること
である。
合でカドミウム／バリウム配合や鉛配合並以上の熱安定
性で、着色も防止し、しかも経時的な吐出（ブルーム、
ブリード）を防止した含塩素樹脂組成物を提供すること
である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、カドミ
ウムや鉛なし配合で耐熱性、耐候性の非常に優れたしか
も、経時的に吐出（ブルーム、ブリード）のない含塩素
樹脂組成物を提供することにある。そのために、含塩素
樹脂１００重量部当たり、Ａ．亜鉛化合物０．０１〜２
重量部及び、Ｂ．ｍ−（ベンゾイルアセチル）安息香酸
０．０１〜１重量部及び、Ｃ．一般式（Ｉ）で表される
ハイドロタルサイト類の少なくとも一種を添加すること
により目的が達成される。
ウムや鉛なし配合で耐熱性、耐候性の非常に優れたしか
も、経時的に吐出（ブルーム、ブリード）のない含塩素
樹脂組成物を提供することにある。そのために、含塩素
樹脂１００重量部当たり、Ａ．亜鉛化合物０．０１〜２
重量部及び、Ｂ．ｍ−（ベンゾイルアセチル）安息香酸
０．０１〜１重量部及び、Ｃ．一般式（Ｉ）で表される
ハイドロタルサイト類の少なくとも一種を添加すること
により目的が達成される。
【０００５】
【化１】
【０００６】本発明に使用されるＡ．の亜鉛化合物の代
表例としては、酸化亜鉛、炭酸亜鉛、Ｃ１〜Ｃ２２の脂
肪族及び／又は、芳香族カルボン酸亜鉛又は、一般式
表例としては、酸化亜鉛、炭酸亜鉛、Ｃ１〜Ｃ２２の脂
肪族及び／又は、芳香族カルボン酸亜鉛又は、一般式
【０００７】
【化２】
【０００８】で表される亜鉛化合物である。これらの亜
鉛化合物はそれぞれ単独、あるいは２種類以上を併用し
て用いられる。
鉛化合物はそれぞれ単独、あるいは２種類以上を併用し
て用いられる。
【０００９】また、本発明に使用されるＣ．のハイドロ
タルサイトの代表例としては、協和化学（株）製ＤＴＡ
−４Ａ、アルカマイザー１、アルカマイザー２、アルカ
マイザー５、アルカマイザー５−２０等である。
タルサイトの代表例としては、協和化学（株）製ＤＴＡ
−４Ａ、アルカマイザー１、アルカマイザー２、アルカ
マイザー５、アルカマイザー５−２０等である。
【００１０】本発明の組成物には、その他更に必要に応
じて、カルシウム化合物、バリウム化合物、多価アルコ
ール系安定化助剤、亜リン酸エステル系安定化助剤、着
色防止剤、可塑剤、滑剤、顔料、充填剤、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、光安定剤、帯電防止剤、加工助剤等を添
加することができる。以下実施例により、本発明を更に
詳述する。
じて、カルシウム化合物、バリウム化合物、多価アルコ
ール系安定化助剤、亜リン酸エステル系安定化助剤、着
色防止剤、可塑剤、滑剤、顔料、充填剤、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、光安定剤、帯電防止剤、加工助剤等を添
加することができる。以下実施例により、本発明を更に
詳述する。
【００１１】
実施例１〜３及び比較例１〜３ 下記配合 ＰＶＣ（平均重合度＝１１００） １００ 部 ＤＯＰ ３５ 部 エポキシ化大豆油 ２ 部 ステアリン酸亜鉛 ０．２部 ジフェニルデシルホスファイト ０．５部 その他添加剤 表１−１
【００１２】
【表１】
【００１３】実施例４比較例４〜７ 下記配合 ＰＶＣ（平均重合度＝１３００） １００ 部 ＤＯＰ ４０ 部 ポリエステル系可塑剤 ４０ 部 オクチル酸亜鉛 ０．２部 ジフェニルオクチルホスファイト ０．５部 その他添加剤 表２−１
【００１４】
【表２】
【００１５】実施例５比較例８〜９ 下記配合 ＰＶＣ（平均重合度＝８００） １００ 部 ジペンタエリスリトールアジピン酸エステル ０．５部 ステアリン酸亜鉛 １．５部 ステアリン酸バリウム ０．３部 ＰＥ−ｗａｘ ０．５部 Ｖｉｏｓｏｒｂ−５５０ ０．１部 スミライザーＢＰ−７６ ０．２部 その他添加剤 表３−１
【００１６】
【表３】
【００１７】
【発明の効果】カドミウムや鉛なし配合で、既存のカド
ミウム／バリウム／亜リン酸エステルや鉛配合以上の性
能、特に着色防止能、低温耐熱性の良好な、しかも経時
的に吐出（ブルーム、ブリード）性のない含塩素樹脂組
成物が開発出来た。この組成物を使ったフイルムやシー
ト等の成型品は、既存成型品より数段優れた性能の製品
が得られる。
ミウム／バリウム／亜リン酸エステルや鉛配合以上の性
能、特に着色防止能、低温耐熱性の良好な、しかも経時
的に吐出（ブルーム、ブリード）性のない含塩素樹脂組
成物が開発出来た。この組成物を使ったフイルムやシー
ト等の成型品は、既存成型品より数段優れた性能の製品
が得られる。
Claims (2)
- 【請求項１】 含塩素樹脂１００重量部当たり、Ａ．亜
鉛化合物０．０１〜２重量部及びＢ．ｍ−（ベンゾイル
アセチル）安息香酸０．０１〜１重量部及びＣ．一般式
（Ｉ）で表されるハイドロタルサイト類の少なくとも一
種を添加してなる含塩素樹脂組成物。 【化１】 - 【請求項２】 Ａ．の亜鉛化合物が酸化亜鉛、炭酸亜
鉛、塩基性炭酸亜鉛、脂肪族および／または芳香族カル
ボン酸亜鉛、または一般式 【化２】 で表される亜鉛化合物の１種類以上である上記「請求項
１」に記載の含塩素樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32943191A JPH0598105A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 含塩素樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32943191A JPH0598105A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 含塩素樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0598105A true JPH0598105A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=18221312
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32943191A Pending JPH0598105A (ja) | 1991-10-11 | 1991-10-11 | 含塩素樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0598105A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007204525A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Adeka Corp | 塩化ビニル系樹脂用液状安定剤脂組成物及び該液状安定剤組成物を含有してなるプラスチゾル組成物 |
-
1991
- 1991-10-11 JP JP32943191A patent/JPH0598105A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007204525A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Adeka Corp | 塩化ビニル系樹脂用液状安定剤脂組成物及び該液状安定剤組成物を含有してなるプラスチゾル組成物 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20001010 |