JPH0597876A - リン脂質およびその中間体の製造法 - Google Patents

リン脂質およびその中間体の製造法

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JPH0597876A
JPH0597876A JP26214291A JP26214291A JPH0597876A JP H0597876 A JPH0597876 A JP H0597876A JP 26214291 A JP26214291 A JP 26214291A JP 26214291 A JP26214291 A JP 26214291A JP H0597876 A JPH0597876 A JP H0597876A
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JP
Japan
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phytanyl
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reacted
benzylglycerol
glycerol
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JP26214291A
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English (en)
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Fumiko Kii
史子 紀伊
Hideki Fukuda
秀樹 福田
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 リン脂質である1,2-ジ- O- フィタニル- グ
リセロ- ホスホリピド類似体を高収率でえる工業化に適
した製造法を提供する。 【構成】 (a) フィトールを接触水素添加反応により還
元する工程、(b) ハロゲン化またはトシル化する工程、
(c) 3-ベンジルグリセロールを反応させる工程、(d) 水
素化分解する工程、(e)2-ブロモエチルホスホロ2塩化
物と反応させ工程および(f)アンモニアまたはアミン類
を反応させる工程からなる一般式(I): (式中、R、R、Rはそれぞれ水素原子または炭
素数1〜10のアルキル基を示す)で示される1,2- ジ-
O- フィタニル- グリセロ- ホスホリピド類の製造
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医薬・化粧品・食品分野
などに応用可能な一般式(I) :
【0002】
【化6】
【0003】(式中、R1 、R2 、R3 はそれぞれ水素
原子もしくは低級アルキル基を表わす)で示されるR-
またはS- 立体異性形態またはラセミ形態のリン脂質、
1,2-ジ- O- フィタニル- グリセロ- ホスホリピド類の
製造法に関する。
【0004】
【従来の技術】疎水性基と親水性基を同一分子内に有す
る両親媒性化合物であるリン脂質は広く天然に分布し、
多種多様の物質、たとえば、主としてホスファチジルコ
リン、ホスファチジン酸、ホスファチジルエタノールア
ミンなどが知られている。これらリン脂質は天然の界面
活性剤として広く使用されており、また、それらによっ
て形成されるリポソームに薬品や酵素などを封入して、
ドラックキャリアーとして応用する試みが種々なされて
いる。現在、天然より単離されたり、もしくは合成によ
り得られる一般式(VI):
【0005】
【化7】
【0006】(式中、R4 、R5 は直鎖あるいは分岐鎖
のアルキルまたはアルケニル基、R6 、R7 、R8 はそ
れぞれ水素もしくは炭素数1〜10の低級アルキル基を表
わす)で示されるような二鎖のアシル基を疎水基とする
通常のリン脂質に代表される天然型リン脂質が一般に検
討されている。しかし、これらリン脂質を利用して作っ
たリポソームは保存安定性が悪くこわれやすいため、使
用できる温度、イオン濃度、pHなどの範囲が非常に限定
されており、物質保持能も悪いという問題点がある。
【0007】近年、極限環境下に生息する古細菌の細胞
膜が非常に安定であり、その膜脂質として、普通のリン
脂質のアシル基の代りにフィタニル基がエーテル結合し
たリン脂質で構成されていることが見出された。この特
異なリン脂質、すなわち、一般式(I) で示される1,2-ジ
- O- フィタニル- グリセロ- ホスホリピド類似体を原
料として作成したリポソームは安定性が高く、耐熱性、
耐塩性などの点で非常に優れているという報告(山内
ら、′90春 日本化学会年会要旨集 2 D9 42)が最近な
されており、このリポソームの医薬、化粧品、食品分野
への応用が期待されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのリン脂質1,
2-ジ- O- フィタニル- グリセロ- ホスホリピド類は天
然に存在する範囲が非常に限られているため、天然物の
抽出によりえることは極めて困難である。一方、従来の
同リン脂質の化学合成法では、収率がかなり低くなり、
また、複雑な反応を用いるために工業化を企てる上で大
きな障害となっていた。
【0009】したがって、本発明の目的は、前記一般式
(I) で示されるリン脂質の、高収率でしかも容易な、大
量合成・工業化に適した製造法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は(a) フィトール
を接触水素添加反応により還元し、化学式(II):
【0011】
【化8】
【0012】で示されるジヒドロフィトールとする工
程、(b) ジヒドロフィトールをハロゲン化またはトシル
化する工程、(c) ハロゲン化またはトシル化したジヒド
ロフィトールと3-ベンジルグリセロールを反応させ、化
学式(III) :
【0013】
【化9】
【0014】で示される1,2-ジ- O- フィタニル-3-ベ
ンジルグリセロールとする工程、(d) 1,2-ジ- O- フィ
タニル-3- ベンジルグリセロールを水素化分解し、化学
式(IV):
【0015】
【化10】
【0016】で示される1,2-ジ- O- フィタニル-3-グ
リセロールを製造する工程、(e) 1,2-ジ- O- フィタニ
ル-3- グリセロールを2-プロモエチルホスホロ2塩化物
と反応させ、化学式(V) :
【0017】
【化11】
【0018】で示される1,2-ジ- O- フィタニル-3-(2
-ブロモエチル)ホスホグリセロールとする工程および
(f)1,2- ジ- O- フィタニル-3- (2-ブロモエチル)ホ
スホグリセロールとアンモニアまたはアミン類を反応さ
せ、一般式(I):
【0019】
【化12】
【0020】(式中、R1 、R2 、R3 はそれぞれ水素
原子または炭素数1〜10のアルキル基を示す)で示され
る1,2-ジ- O- フィタニル- グリセロ- ホスホリピド類
似体とする工程からなる前記一般式(I) で示される1,2-
ジ- O- フィタニル- グリセロ- ホスホリピド類の製造
法に関する。
【0021】
【実施例】本発明では一般式(I) で示されるリン脂質を
製造するにあたり、入手の容易なイソプロピリデングリ
セロールおよびフィトールを出発原料とする。ここで、
イソプロピリデングリセロールは不斉炭素を有し、光学
異性体が存在するが、いずれも市販されていて入手可能
なR- またはS- 立体異性形態もしくは、ラセミ形態の
イソプロピリデングリセロールを出発原料とすることに
より、それぞれ対応するR- またはS- 立体異性形態も
しくは、ラセミ形態の一般式(I) で示されるリン脂質を
優先的に製造することができる。
【0022】まずR- またはS- 立体異性形態もしく
は、ラセミ形態のイソプロピリデングリセロール(VII)
を公知の方法(ケイ・ヤマウチら、ジャーナル オブ
ケミカル ソサイエティ パーキン トランザクション
(K.Yamauchi et al.,J.Chem.Soc.Perkin Trans.) 765頁
(1986)参照)により、たとえば臭化ベンジルなどと反応
させて水素基が保護されたイソプロピリデングリセロー
ルベンジルエーテル(VIII)へと変換し、次に酸などによ
って加水分解し、ベンジルグリセロール(IX)とする(ル
ートI)。
【0023】
【化13】
【0024】一方、古細菌細胞膜脂質の特徴の一つ、疎
水基部分であるフィタニル基の基剤は、フィトールを原
料として誘導される。フィトールの二重結合の還元は、
接触水素添加反応により行なわれる。還元触媒としては
ニッケル系、パラジウム系、白金系などが、溶媒として
はエタノール、メタノールなどが使用できるが、とくに
ラネーニッケルを用いることにより、副反応や分解など
が起こることもなく、定量的にジヒドロフィトール(I
I):
【0025】
【化14】
【0026】をうることができるので、きわめて好都合
である。この反応は室温・常圧下で容易に進行するが、
必要により加温・加圧してもよい。触媒量はラネーニッ
ケルの活性度にもよるが、市販の活性化ラネーニッケル
を用いた場合はフィトールに対して10重量%以上が適当
である。反応時間は触媒量および触媒の活性度などに依
存するが、たいてい10〜12時間も反応させれば充分であ
る。反応の終結はガスクロマトグラフィーなどにより確
認できる。反応はほぼ定量的に進むためえられたジヒド
ロフィトールは精製せずそのまま次の反応に用いること
が可能であるが、できればシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーにより精製するのが好ましい。
【0027】ジヒドロフィトール(II)のハロゲン化には
種々のハロゲン化物、たとえばハロゲン化水素、ハロゲ
ン化水素酸、ハロゲン化リンの使用が可能であり、具体
的には臭化水素、塩化水素、臭化水素酸、塩酸、臭化リ
ンなどがあげられる。ジヒドロフィトール(II)は過剰量
のハロゲン化物、たとえば過剰量の臭化水素酸と反応さ
せると、フィタニルブロマイド(X) :
【0028】
【化15】
【0029】へと誘導される。これらの反応は触媒量の
濃硫酸の存在下、約2〜5時間加熱還流して行なうこと
が好ましい。また、ジヒドロフィトール(II)を1〜1.5
当量の塩化p-トルエンスルホン酸と、クロロホルム、ジ
クロロメタンまたは塩化メチレンなどの溶媒中、0℃か
ら室温で5〜24時間程度反応させ、フィタニルトシレイ
ト(XI):
【0030】
【化16】
【0031】へと誘導してもよい。この反応は塩基存在
下、たとえばトリエチルアミンなどの存在下で行なうこ
とが好ましい。
【0032】以上の方法を用いれば、フィタニルブロマ
イド(X) または、フィタニルトシレイト(XI)を90%以上
ときわめて高収率でえることができ、またそのスケール
アップも容易である。
【0033】前記のベンジルグリセロール(IX)を、これ
に対して2〜5当量の金属ナトリウムまたは水素化ナト
リウムと、無水溶媒中、たとえば、ジチメルスルホキシ
ド(DMSO)、ジメチルホルムアミド(DMF )、ジメトキ
シエタン(DME )、テトラヒドロフラン(THF )などの
溶媒中、室温で約20分〜1時間反応させアルコキシドと
したのちに、上述のたとえばフィタニルブロマイド(X)
などのハロゲン化フィタニルまたはフィタニルトシレイ
ト(XI)と加熱下に2〜6時間縮合反応させ、1,2-ジ- O
- フィタニル-3- ベンジル- グリセロール(III) :
【0034】
【化17】
【0035】とする。ここで、このフィタニルブロマイ
ド(X) またはフィタニルトシレイト(XI)との反応の前
に、アルコキシド生成の際に用いた溶媒を除去しておけ
ば、溶媒の沸点にかかわらず縮合反応における反応温度
を高めることができる。このばあいの反応温度は100 〜
160 ℃が好ましい。薄膜クロマトグラフィー(TLC )な
どにより、反応の進行程度を調べ、必要ならさらに塩基
とフィタニルブロマイド(X) または、フィタニルトシレ
イト(XI)を加えて同様の操作を繰り返すことにより、1,
2-ジ- O- フィタニル-3- ベンジル- グリセロール(II
I) の収量を高めることができる。
【0036】1,2-ジ- O- フィタニル-3- ベンジル- グ
リセロール(III) をえるもう一つの方法として、ベンジ
ルグリセロール(IX)とフィタニルブロマイド(X) または
フィタニルトシレイト(XI)を塩基の存在下に直接、前述
の溶媒中で反応させてもよい。この際塩基としては、ナ
トリウムアミド、炭酸カリウム、トリエチルアミン、水
酸化ナトリウム、酸化バリウム、水素化ナトリウムなど
を用いることができる。このばあいの反応温度は室温〜
120 ℃が好ましく、反応時間は約1〜5時間である。
【0037】これらの反応においてベンジルグリセロー
ルに対するハロゲン化フィタニルまたはフィタニルトシ
レイトの使用量は、2〜4当量、好ましくは2.5 〜3当
量である。
【0038】次に、1,2-ジ- O- フィタニル-3- ベンジ
ル- グリセロール(III) をパラジウム系またはニッケル
系の触媒、とくにパラジウム/炭素またはラネーニッケ
ルなどの触媒の存在下、室温・常圧、または若干の加温
・加圧下すなわち約30〜60℃、約1〜3気圧で約30分〜
12時間水素化分解することにより、1,2-ジ- O- フィタ
ニル-3- グリセロール(IV):
【0039】
【化18】
【0040】を77%以上と従来にない高収率でえること
ができる。触媒量は用いる触媒の種類により適当に決め
ればよいが、たとえば、5%のパラジウム/炭素を用い
るばあいは1,2-ジ- O- フィタニル-3-ベンジルグリセ
ロール(III) に対して20〜25重量%を用いれば、反応は
1〜2時間で終了する。反応溶媒としてはエタノール、
メタノールなどが用いられるが、溶媒量に対し0.1 %〜
2.5 %、とくに0.5 %〜1%の塩酸または過塩素酸を反
応溶媒中に添加するのが好ましい。また、酢酸もしくは
酢酸とエタノールの混合物を反応溶媒としてもよい。
【0041】公知の方法(エイチ・エイブル(H.Eibl)
ら,ケミストリー アンド フィジクス オブ リピッ
ズ(Chemistry and Physics of Lipids),1頁(1978)参
照)により合成される2-ブロモエチルホスホロ2塩化物
(XII) :
【0042】
【化19】
【0043】をこの1,2-ジ- O- フィタニル-3- グリセ
ロール(IV)と加熱下、好ましくは100〜140 ℃で40分か
ら1時間30分反応させリン酸エステル化したのち、水を
加えて室温で10〜24時間加水分解し、リン脂質前駆体1,
2-ジ- O- フィタニル-3- (2-ブロモエチル)- ホスホ
グリセロール(V) :
【0044】
【化20】
【0045】とする。なお、この反応における2-ブロモ
エチルホスホロ2塩化物(XII) は、1,2-ジ- O- フィタ
ニル-3- グリセロール(IV)に対して過剰量使用する。
【0046】この1,2-ジ- O- フィタニル-3- (2-ブロ
モエチル)- ホスホグリセロール(V) をトリエチルアミ
ン、ジメチルアミン、メチルアミンなどのアミン類また
は、アンモニアのうちのいずれかと反応させることによ
り、それぞれ対応するリン脂質1,2-ジ- O- フィタニル
- グリセロ- ホスホリピド類似体(一般式(I) )をえる
ことができる。
【0047】ここで、反応させるアミン、またはアンモ
ニアを選択することにより、えられるリン脂質の極性基
部分の構造、すなわち置換基R1 、R2 、R3 を自由に
決定できる。R1 、R2 、R3 は水素または炭素数1か
ら10の低級アルキル基がよいが、なかでも、炭素数1か
ら2のものがとくに好ましい。たとえば、トリメチルア
ミンと反応させれば1,2-ジ- O- フィタニル- グリセロ
- ホスホコリン(一般式(I) においてR1 =R2 =R3
=CH3 )を、メチルアミンと反応させれば1,2-ジ- O
- フィタニル- グリセロ-N- メチル- ホスホエタノール
アミン(一般式(I) においてR1 =R2 =H、R3 =C
3 )を、ジメチルアミンと反応させれば1,2-ジ- O-
フィタニル- グリセロ-N,N- ジメチル- ホスホエタノー
ルアミン(一般式 (I) においてR1 =H、R2 =R3
=CH3 )を、エチルアミンと反応させれば1,2-ジ- O
- フィタニル- グリセロ-N- エチル- ホスホエタノール
アミン(一般式(I) においてR1 =R2 =H、R3 =C
3CH2 )を、アンモニアと反応させれば1,2-ジ- O-
フィタニル- グリセロ- ホスホエタノールアミン(一
般式 (I) においてR1 =R2 =R3 =H)をえること
ができる。反応は通常反応させたいアミンまたはアンモ
ニアを大過剰含む極性溶媒(たとえば水、アセトニトリ
ル、DMF など)中に、室温または若干の加温条件下、す
なわち約30〜60℃で1,2-ジ- O- フィタニル-3- (2-ブ
ロモエチル)- ホスホグリセロール(V) を加えて約30〜
60時間撹拌することにより行なわれる。
【0048】えられたリン脂質はシリカゲルカラムクロ
マトグラフィーなどにより精製したのち必要であればゲ
ルカラムクロマトグラフィーを用いてさらに精製し、よ
り純粋なリン脂質とすることができる。
【0049】また、えられた1,2-ジ- O- フィタニル-
グリセロ- ホスホリピド類似体を、ホスホリパーゼなど
の酵素による加水分解、もしくは塩基交換反応を用い
て、さらに様々なリン脂質およびその誘導体(たとえ
ば、ホスファチジン酸、ホスファチジルセリン、ホスフ
ァチジルイノシトールなど)へと変換することも可能で
ある。
【0050】以下、実施例にもとづいて本発明を具体的
に説明するが、本発明はこれに限定されるものではな
い。なお、分析値の表示はつぎのように略記する。沸
点:bp.、薄膜クロマトグラフィー:Rf、赤外吸収スペ
クトル:IR、プロトン核磁気共鳴スペクトル: 1H-NMR
13C- 核磁気共鳴スペクトル:13C-NMR 。
【0051】合成例1 イソプロピリデングリセロール
ベンジルエーテル 窒素雰囲気下で60%水素化ナトリウム11.035g (275.9mm
ol) を、乾燥テトラヒドロフラン(THF )150ml に懸濁
させ、そこへ撹拌しながらイソプロピリデングリセロー
ル21.364g (161.7mmol) を少しづつ滴下した。室温で15
分間撹拌反応後、臭化ベンジル27ml (227.0mmol)を加え
15時間加熱還流した。反応混合物を冷却し、それに水を
加えてベンゼンで3回抽出し、有機層を飽和食塩水で洗
浄、続いて硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下に留
去した。残留物を減圧蒸留し、イソプロピリデングリセ
ロールベンジルエーテル33.021g (92%)をえた。
【0052】bp. :140 ℃/9mmHg IR(neat):2984,2930,2860,1453,1370,1254,1212,1096,
1054,737,698cm-1 1 H-NMR(90MHz CDCl3 ) :1.36(3H),1.41(3H),3.47-4.4
8(5H),4.53(2H),7.25-7.50(5H) 合成例2 ベンジルグリセロール イソプロピリデングリセロールベンジルエーテル25.042
g (112.7mmol) をエタノール180ml と水20mlの混合溶媒
に溶かし、そこへ濃塩酸6mlを加えて一晩撹拌し加水分
解した。反応混合物を炭酸水素ナトリウムで中和後、ク
ロロホルムで抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を
減圧下に留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(ヘキサン:エーテル=1:4→エーテル)で
精製し、ベンジルグリセロールを白色固体として18.913
g (92.1%)えた。
【0053】Rf:0.31(エーテル) IR(neat):3388,2930,2860,1455,1365,1255,1100,1070,
1030,740,700cm-1 1 H-NMR(90MHz CDCl3 ) :2.50(2H),3.38-3.98(5H),4.4
8(2H),7.31(5H), 実施例1 ジヒドロフィトール ラネーニッケル(FLUKA 社(レディー フォー ユーズ
(ready for use) ,フルカ社(FLUKA Chemie.AG) (スイ
ス)製)約3.5gをエタノール100ml に懸濁させ、そこへ
フィトール25.085g(84.59mmol)を加え、水素雰囲気下、
室温・常圧で10時間撹拌し水素添加した。セライト545
(商品名、マンビル セールス社(Manville Sales Cor
p.)(米国)製)を用いて反応混合物より触媒をろ別
し、ろ液を減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=5:1)で
精製し、ジヒドロフィトール25.121g (99.5%)をえ
た。
【0054】IR(neat):3342,2952,2924,2866,1462,137
8,1057,760cm-1 1 H-NMR(90MHz CDCl3 ) :0.70-0.80(15H),1.08-1.63(2
4H),3.55(2H) 実施例2 フィタニルブロマイド ジヒドロフィトール4.684g (15.69mmol)に47%臭化水素
酸60mlおよび濃硫酸0.1ml を加え、4時間加熱還流し
た。反応混合物を冷却し、炭酸水素ナトリウムを加え、
ヘキサンで3回抽出した。有機層を飽和炭酸水素ナトリ
ウム水溶液、続いて飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウ
ムで乾燥後、溶媒を減圧下に留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン)で精製し、フ
ィタニルブロマイド5.103g(90%)をえた。
【0055】Rf:0.74(ヘキサン) IR(neat):2954,2924,2864,1463,1378cm-1 1 H-NMR(90MHz CDCl3 ) :0.84-0.92(15H),1.23-1.96(2
4H),3.45(2H) 実施例3 フィタニルトシレイト 窒素雰囲気下で、ジヒドロフィトール2.031g(6.803mmo
l) を乾燥塩化メチレン25mlに溶かし、そこへ0℃でト
リエチルアミン2ml、塩化p-トルエンスルホン酸1.5g
(7.868mmol)を加え、0℃で3時間、続いて室温で4時
間撹拌し反応させた。反応混合物に水を加えクロロホル
ムで3回抽出し、有機層を水で洗浄後硫酸ナトリウムで
乾燥し、溶媒を減圧下に留去した。残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=20:
1)で精製し、フィタニルトシレイト3.053g(99%)を
えた。
【0056】Rf:0.39(ヘキサン:酢酸エチル=20:
1) IR(neat):2952,2924,1463,1379,1367,1189,1177,946,8
14,663,656cm-1 1 H-NMR(90MHz CDCl3 ) :0.82-0.89(15H),1.11-1.76(2
4H),2.47(3H),4.07(2H),7.26-7.99(4H) 実施例4 1,2-ジ- O- フィタニル-3- ベンジル- グリ
セロール(その1) 窒素雰囲気下で60%水素化ナトリウム4.397g (109.9mmo
l)を、乾燥THF 85mlに懸濁させ、そこへ撹拌しながらベ
ンジルグリセロール3.629g (20.14mmol)を少しずつ5分
間かけて加えた。室温で25分間撹拌反応後、常圧下にTH
F を留去した後にフィタニルブロマイド17.711g(49.00m
mol)を加え145 ℃で4時間反応させた。これを冷却し再
びTHF 25ml、60%水素化ナトリウム1.134g(28.5mmol)を
加え、室温で15分間撹拌反応、常圧下にTHF を留去した
のちにフィタニルブロマイド3.159g(8.74mmol)を加え14
5 ℃で1.5 時間さらに反応させた。反応混合物を冷却
し、それにまずエタノール、次に水を加え塩化アンモニ
ウムで中和してクロロホルムで3回抽出し、有機層を飽
和食塩水で洗浄、続いて硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒
を減圧下に留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=40:1→20:1)
で精製し、1,2-ジ- O- フィタニル-3- ベンジルグリセ
ロール8.364g(57%)をえた。
【0057】IR(neat):2952,2924,2862,1462,1377,136
6,1114,697cm-1 1 H-NMR(400MHz CDCl3 ) :0.836-0.874(30H),0.969-
1.364(44H),1.441-1.690(4H),3.442-3.634(9H),4.525(2
H),7.168-7.365(5H)13 C-NMR(400MHz CDCl3 ) :14.1,19.7,19.8,20.2,22.
6,22.7,24.4,24.5,24.6,24.8,28.0,29.7,29.8,29.9,31.
6,32.5,32.6,32.7,32.8,33.0,36.7,36.8,36.9,37.0,37.
1,37.2,37.3,37.4,37.5,37.7,37.9,39.4,68.8,68.9,70.
0,70.4,70.8,70.9,72.9,73.4,76.6,77.2,78.0,125.9,12
7.4,127.5,127.7,127.8,128.3,128.4,138.4,138.7 実施例5 1,2-ジ- O- フィタニル-3- ベンジル- グリ
セロール(その2) 窒素雰囲気下で60%水素化ナトリウム467mg(11.68mmol)
を、乾燥THF 20mlに懸濁させ、そこへ撹拌しながらベン
ジルグリセロール413mg(2.266mmol)を少しずつ5分間加
えた。室温で30分間撹拌反応後、常圧下にTHF を留去し
た後にフィタニルトシレイト2.311g(5.105mmol) を加え
150 ℃で4時間反応させた。反応混合物を冷却し、それ
にまずエタノール、次に水を加え塩化アンモニウムで中
和してクロロホルムで3回抽出し、有機層を水で洗浄、
続いて硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下に留去し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキ
サン:酢酸エチル=20:1)で精製し、1,2-ジ- O- フ
ィタニル-3- ベンジルグリセロール1.306g(79%)をえ
た。
【0058】実施例6 1,2-ジ- O- フィタニル-3- グ
リセロール パラジウム/炭素触媒(アルドリッチ社(Aldrich Chemi
calCompany,Inc.) (米国)製)493gをエタノール60ml
に懸濁させ、そこへ1,2-ジ- O- フィタニル-3- ベンジ
ルグリセロール7.322g(10.04mmol) をエタノールに溶か
して加え、濃塩酸を0.3ml 添加し水素雰囲気下、室温・
常圧で4時間撹拌し水素添加した。セライト545 を用い
て反応混合物より触媒をろ別し、ろ液を減圧下濃縮し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキ
サン:酢酸エチル=5:1→2:1)で精製し、1,2-ジ
- O- フィタニル-3- グリセロール 4.909g(77%)を
えた。
【0059】Rf:0.25,0.39 (ヘキサン:酢酸エチル=
5:1) IR(neat):3354,2952,2924,2864,1462,1377,1367,1117,
1054cm-1 1 H-NMR(400MHz CDCl3 ) :0.837-0.903(30H),1.048-
1.383(44H),1.475-1.634(4H),3.425-3.741(9H) 合成例3 2-ブロモエチルホスホロ2塩化物 オキシ塩化リン50ml(536.4mmol) をトリクロロエチレン
20mlに溶かし、撹拌しながら0℃で2-ブロモエタノール
43.701g(349.7mmol)を加えた。反応溶液に窒素を通じな
がら(12.5ml/min)0℃で30分、続いて室温で15時間撹
拌し反応させた。反応混合物にトルエン25mlを加え、溶
媒を減圧下に留去し、残留物を減圧蒸留して2-ブロモエ
チルホスホロ2塩化物52.516g(62.1%)をえた。
【0060】bp. :79℃/4mmHg IR(neat):1306,1071,1016,758cm-1 1 H-NMR(90MHz CDCl3 ) :3.61(2H),4.53(1H),4.64(1H) 実施例7 1,2-ジ- O- フィタニル-3- (2-ブロモエチ
ル)- ホスホ- グリセロール 1,2-ジ- O- フィタニル- グリセロール4.909g(7.516mm
ol) に2-ブロモエチルホスホロ2塩化物19.515g(80.70m
mol)を加え、封管中125 ℃で50分間反応させたのちに水
を加えて室温で一晩撹拌した。反応混合物を静置して油
状部分と水層部分とを分離し、水層をクロロホルムで3
回抽出した。このクロロホルム層と先ほどの油状部分と
を合わせ、溶媒を減圧下に留去した。残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノー
ル:濃アンモニア水=165 :35:1→65:35:1)で精
製し、1,2-ジ- O- フィタニル-3- (2-ブロモエチル)
- ホスホ- グリセロール4.759g(75.5%)をえた。
【0061】 1H-NMR(400MHz CDCl3 : CD3 OD=2:1) :
0.851-0.903(30H),1.063-1.385(44H),1.502-1.637(4H),
3.486- 3.585(6H),3.629-3.673(3H),3.902-3.941(2H),
4.121-4.172(2H) 実施例8 1,2-ジ- O- フィタニル- グリセロ- ホスホ
コリン 1,2-ジ- O- フィタニル-3- (2-ブロモエチル)- ホス
ホ- グリセロール4.577g(5.455mmol) に30%トリメチル
アミン水溶液100ml を加えて50℃で52時間撹拌し反応さ
せた。反応混合物に塩化アンモニウムおよびクロロホル
ムを加え、二層に分離するまでメタノールを加えたの
ち、クロロホルムで3回抽出し、有機層を減圧下に留去
した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ク
ロロホルム:メタノール:濃アンモニア水=67:25:8
→17:25:8)で精製し、さらにゲルカラムクロマトグ
ラフィー(カラム:セファデックス(Sephadex) LH-20
(ファルマシア社(Farmacia Inc.) (米国)製)クロロ
ホルム:メタノール=2:1)で精製して1,2-ジ- O-
フィタニル- グリセロ- ホスホコリン3.885g(87%)を
えた。
【0062】IR(KBr) :2955,2927,2869,1465,1228,122
8,1088,971cm-1 1 H-NMR(400MHz CDCl3 : CD3 OD=2:1) :0.846-0.890
(30H),1.087-1.377(44H),1.516-1.549(4H),3.219(9H),
3.361-3.394(2H),3.492-3.500(2H),3.595(3H),3.641(2
H),3.901-3.915(2H),4.300(2H)13 C-NMR(400MHz CDCl3 ) :19.73,19.82,22.61,22.71,
24.43,24.52,24.84,28.00,29.83,29.92,30.03,32.83,3
6.85,36.94,37.33,37.49,38.06,38.24,39.39,54.24,64.
94,66.37,68.75,68.95,70.10,71.03,77.56,78.25 有機元素分析 C48100 6 ・3H2 O 理論値 C66.90 H12.25 N1.61% 測定値 66.30 13.09 1.98%
【0063】
【発明の効果】本発明の製造法によれば、古細菌脂質モ
デルのリン脂質1,2-ジ- O- フィタニル- グリセロ- ホ
スホリピド類似体(一般式(I) )をきわめて高収率でえ
ることができる。また、本発明の製造法において反応の
スケールを大きくしても収率の低下はみられなかったこ
とより、本発明により、リン脂質1,2-ジ- O- フィタニ
ル- グリセロ- ホスホリピド類似体(一般式(I) )の大
量合成および工業化生産が可能である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年1月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】実施例6 1,2-ジ- O- フィタニル- グリ
セロール パラジウム/炭素触媒(アルドリッチ社(Aldrich Chemi
calCompany,Inc.) (米国)製)1.493gをエタノール60m
lに懸濁させ、そこへ1,2-ジ- O- フィタニル-3- ベン
ジルグリセロール7.322g(10.04mmol) をエタノールに溶
かして加え、濃塩酸を0.3ml 添加し水素雰囲気下、室温
・常圧で4時間撹拌し水素添加した。セライト545 を用
いて反応混合物より触媒をろ別し、ろ液を減圧下濃縮し
た。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキ
サン:酢酸エチル=5:1→2:1)で精製し、1,2-ジ
- O- フィタニル- グリセロール 4.909g(77%)をえ
た。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】IR(KBr) :2955,2927,2869,1465,1228,122
8,1088,971cm-1 1 H-NMR(400MHz CDCl3 : CD3 OD=2:1) :0.846-0.890
(30H),1.087-1.377(44H),1.516-1.549(4H),3.219(9H),
3.361-3.394(2H),3.492-3.500(2H),3.595(3H),3.641(2
H),3.901-3.915(2H),4.300(2H)13 C-NMR(400MHz CDCl3 ) :19.73,19.82,22.61,22.71,
24.43,24.52,24.84,28.00,29.83,29.92,30.03,32.83,3
6.85,36.94,37.33,37.49,38.06,38.24,39.39,54.24,64.
94,66.37,68.75,68.95,70.10,71.03,77.56,78.25 有機元素分析 C48100 6 NP・3H2 O 理論値 C 66.09 H12.25 N1.61% 測定値 66.30 13.09 1.98%

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) フィトールを接触水素添加反応によ
    り還元し、化学式(II): 【化1】 で示されるジヒドロフィトールとする工程、 (b) ジヒドロフィトールをハロゲン化またはトシル化す
    る工程、 (c) ハロゲン化またはトシル化したジヒドロフィトール
    と3-ベンジルグリセロールを反応させ、化学式(III) : 【化2】 で示される1,2-ジ- O- フィタニル-3- ベンジルグリセ
    ロールとする工程、 (d) 1,2-ジ- O- フィタニル-3- ベンジルグリセロール
    を水素化分解し、化学式(IV): 【化3】 で示される1,2-ジ- O- フィタニル-3- グリセロールを
    製造する工程、 (e) 1,2-ジ- O- フィタニル-3- グリセロールを2-ブロ
    モエチルホスホロ2塩化物と反応させ、化学式(V) : 【化4】 で示される1,2-ジ- O- フィタニル-3- (2-ブロモエチ
    ル)ホスホグリセロールとする工程および (f)1,2- ジ- O- フィタニル-3- (2-ブロモエチル)ホ
    スホグリセロールとアンモニアまたはアミン類を反応さ
    せ、一般式(I) : 【化5】 (式中、R1 、R2 、R3 はそれぞれ水素原子または炭
    素数1〜10のアルキル基を示す)で示される1,2-ジ- O
    - フィタニル- グリセロ- ホスホリピド類似体とする工
    程からなる前記一般式(I) で示される1,2-ジ- O- フィ
    タニル- グリセロ- ホスホリピド類の製造法。
  2. 【請求項2】 フィトールを接触水素添加反応により還
    元することを特徴とするジヒドロフィトールの製造法。
  3. 【請求項3】 1,2-ジ- O- フィタニル-3- ベンジルグ
    リセロールを水素化分解することを特徴とする1,2-ジ-
    O- フィタニル-3- グリセロールの製造法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103408588A (zh) * 2013-06-20 2013-11-27 吉民 一种(r)-1,2-二硬脂酰基磷脂酰胆碱的制备方法

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